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JP2004326054A - 光コネクタ清掃工具、清掃テープ、光コネクタ清掃方法、光部品清掃工具 - Google Patents

光コネクタ清掃工具、清掃テープ、光コネクタ清掃方法、光部品清掃工具 Download PDF

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JP2004326054A
JP2004326054A JP2003143557A JP2003143557A JP2004326054A JP 2004326054 A JP2004326054 A JP 2004326054A JP 2003143557 A JP2003143557 A JP 2003143557A JP 2003143557 A JP2003143557 A JP 2003143557A JP 2004326054 A JP2004326054 A JP 2004326054A
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cleaning tape
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Abstract

【課題】光コネクタをコネクタハウジングに挿入した状態で、当該光コネクタの接合端面を容易かつ確実に清掃することができる光コネクタ清掃工具、清掃テープ、清掃方法の提供。
【解決手段】2本の凹形成形部202aによって区切られた3本の接触清掃部が長手方向全長にわたって延在されている構成の清掃テープ202を用い、隣り合う接触清掃部の間の溝にMTフェルール61のガイドピン65を収容することで、清掃ヘッド23Aによって清掃テープ202をガイドピン付きのMTフェルールの接合端面に確実に接触させることができる光コネクタ清掃工具。これにより、ガイドピンの間に位置する領域のみならず、その外側の領域も同時に清掃できる清掃方法。
【選択図】 図16

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光コネクタ等の光部品の接合端面(端面)の清掃に適用できる光コネクタ清掃工具、清掃テープ、光コネクタ清掃方法、光部品清掃工具に関する。
【0002】
【従来の技術】
周知のように、アダプタやレセプタクルなどのコネクタハウジング内での光コネクタ同士の接続は、各光コネクタの接合端面に臨む光ファイバの端面同士を突き合わせ接合することで実現される。
コネクタハウジングに光コネクタを挿入して突き合わせ接続する際、光コネクタの接合端面にゴミや埃、油分などの汚れが付着していると、着脱時の損傷や、伝送損失の増大などの原因になるため、突き合わせ接続に先立って、接合端面を清掃する必要がある。
【0003】
この種の用途に用いられるクリーナーとして、図30に示すように、清掃用のテープ102が露出される開口部116を先端に有した突出部分110を備え、この突出部分110を光コネクタアダプタ170(光アダプタ)内の空間(コネクタ収容穴172)に挿入することにより、前記テープ102が前記光コネクタアダプタ170に収容された光コネクタプラグ160(光プラグ)のフェルール161の接合端面161aと向かい合って当接するように配置され、テープ102の前進送りにより前記光プラグ160の接合端面161aを拭き取り清掃するようにしたものが提案されている。このクリーナー101では、光プラグ160の接合端面161aを拭き取り清掃するテープ102が、ピボット111に枢着されたヘッド部112の先端面112a(当接面)上を通るように設けられており、ピボット111を中心とした枢着回転によりヘッド部112の向きが可変となり、フェルール161の接合端面161aを種々の角度で受け入れることができるようになっている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特許第3350850号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、光コネクタのフェルールとしては、例えば、MT形光コネクタフェルール(例えば、JIS C 5981に制定されるもの等。MT:Mechanically Transferable)などのように、接合端面に突出部材が突出されているものが存在するが、このようなフェルールの場合は、突出部材が邪魔になって、接合端面の清掃残しの原因になるといった問題があった。前述のMT形光コネクタフェルールの場合は、周知のように、突き合わせ接続時の位置決め用のガイドピンが接合端面に2本突出された構成であり、2本のガイドピンの間に位置する領域(以下、中央領域とも言う)の清掃がしにくい。清掃残しがあると、除去残しのゴミ等が光コネクタの突き合わせ接続の際に挟み込まれて、光軸の微小なズレによる損失増大などの原因になるなどの問題がある。
【0006】
ところで、MT形光コネクタフェルールの接合端面を清掃する技術としては、従来、2本のガイドピンの間に位置する中央領域を清掃するものが殆どであるが、本発明者の鋭意検討によって、接合端面の内、中央領域の外側に位置する部分(以下、外側領域とも言う)のゴミなどの存在も、突き合わせ接続時の光特性に与える影響が大きいことが判ってきた。また、清掃残しは、2本のガイドピンの根元(即ち、ガイドピンの接合端面からの突出基端)付近に清掃残しが発生しやすいが、特に、ガイドピンの根元付近に堆積するゴミの内、接合端面の外側領域の側に位置するものは、突き合わせ接続時の光特性に与える影響が大きいと考えられる。しかしながら、外側領域を効果的に効率良く清掃する技術はこれまで適当なものが少なく、また、例えば、前述の図30に例示したようなクリーナーなどの清掃工具を用いて、中央領域を清掃した後、外側領域の清掃を別途行うとなると、清掃に手間が掛かる上、外側領域の清掃によって、外側領域のゴミ等が中央領域に押し出される可能性もあり、清掃の手間の割りに充分な効果が得られなくおそれもある。
【0007】
本発明は、前記課題に鑑みてなされたもので、
(1)光コネクタの接合端面に突出部材が存在する場合であっても、接合端面の清掃を効果的に行うことができる
(2)突出部材の根元(接合端面からの突出基端部)付近も効率良く清掃できる(3)2本のガイドピンが接合端面から突出されている構成の光コネクタについて、接合端面の内、2本のガイドピンの間に位置する領域以外をも、効果的に清掃できる
(4)2本のガイドピンの間に位置する領域(中央領域)と、その外側の領域とを同時に効率良く清掃できる
光コネクタ清掃工具、清掃テープ、光コネクタ清掃方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明は、コネクタハウジング内の光コネクタの接合端面を、清掃テープの送り移動により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、工具本体と、この工具本体から突出して設けられ、前記コネクタハウジングに挿入可能に形成されている挿入部とを備え、前記挿入部には、先端に前記接合端面に対する当接面積を確保するための当接面を有し、前記清掃テープの前記工具本体から該挿入部に引き出された部分が前記当接面に沿って巻き回されるようになっているヘッド部が設けられており、前記清掃テープは、前記ヘッド部によって前記光コネクタの接合端面に対して押し当てられる接触清掃部が、前記光コネクタの接合端面から突出された突出部材を逃げる突出部材逃げ部を介して、複数、横並びに配置されて、該清掃テープの長手方向に沿って並行に延在されている構成になっていることを特徴とする光コネクタ清掃工具を提供する。
この光コネクタ清掃工具では、前記挿入部が前記コネクタハウジングに挿入された際に前記ヘッド部と前記接合端面から突出する突出部材との干渉を避けるための凹部が、前記ヘッド部の当接面から凹陥して設けられており、前記挿入部には、前記清掃テープの、前記ヘッド部の当接面に沿って送り移動される部分を、前記突出部材逃げ部が前記凹部に対応する位置決め機構が設けられている構成も採用可能である。
【0009】
また、本発明では、位置決め用のガイドピンが接合端面の互いに離間された2箇所から突出されている光コネクタについて、前記接合端面の内、ガイドピンの間に位置する部分である中央領域と、ガイドピンを介して中央領域の外側に位置する外側領域とに押し当てた清掃テープを送り移動することで、前記中央領域と前記外側領域とを清掃することを特徴とする光コネクタ清掃方法を提供する。
【0010】
また、本発明は、光コネクタの接合端面に押し当てて、送り移動することにより前記接合端面を清掃する清掃テープであって、前記光コネクタの接合端面に対して押し当てられる接触清掃部が、前記光コネクタの接合端面から突出された突出部材を逃げる突出部材逃げ部を介して、複数、横並びに配置されて、該清掃テープの長手方向に沿って並行に延在された構成になっていることを特徴とする清掃テープを提供する。
【0011】
この清掃テープとしては、
・前記突出部材逃げ部が、隣り合う接触清掃部の間に確保されたスリットであるもの、
・前記突出部材逃げ部が、接触清掃部同士を連結するようにして形成された易破壊部であり、前記易破壊部に前記突出部材を突き通すことによって、前記光コネクタの接合端面に対して接触清掃部を押し当てることができ、さらに、前記光コネクタの接合端面に対する清掃テープの送り移動を、前記易破壊部に突き通されている前記突出部材が易破壊部を破壊して接触清掃部間を分離しつつ行えるようになっているもの、
・前記突出部材逃げ部として、前記突出部材を収容可能な突出部材収容溝を内側に形成する凹形成形部が、清掃テープの長手方向に沿って連続して形成されているもの
等を採用することができる。なお、突出部材逃げ部は、清掃テープを構成する接触清掃部と同じ部材によって形成されたもの(この場合は、清掃テープを構成する全ての接触清掃部と突出部材逃げ部とが、同一の部材によって形成されている)であっても良いが、接触清掃部とは別の材質によって形成されたもの、例えば、突出部材の突き通しや、清掃テープ長手方向に沿った破壊を容易にするために、接触清掃部よりも強度が弱いフィルム等の材料によって形成したもの(易破壊部)などであっても良い。接触清掃部と同じ部材によって形成された易破壊部としては、例えば、接触清掃部を構成するものと同じ部材が薄肉に形成された部分(細い溝の形成によって切断されやすくしたもの等も含む)、ミシン目などの小孔が高密度に形成された領域(但し、この領域は、清掃テープの長手方向に沿って延在形成されるものである)、清掃テープの長手方向に沿って延びるスリット状の溝が、接触清掃部間を連結する連結部を介して、清掃テープの長手方向に連設された領域などであり、接触清掃部よりも強度が弱く(突出部材の突き通しや、清掃テープの長手方向に沿った破壊が容易)形成した領域である。
【0012】
さらに、このような清掃テープは、本発明に係る光コネクタ清掃工具や光コネクタ清掃方法に適用される清掃テープとして採用することで、清掃効率の向上を実現できる。
前述した清掃テープであれば、突出部材逃げ部への突出部材の突き通し、収容等によって、清掃テープの複数の接触清掃部をそれぞれ接合端面に押し当てることを容易に実現できる。また、突出部材逃げ部に、前記突出部材を突き通したり、収容する構成であれば、突出部材の対向する両側に接触清掃部を配置することができ、これにより、清掃テープの送り移動によって、突出部材の対向する両側を同時に清掃できる。特に、突出部材逃げ部に前記突出部材を突き通す構成では、突き通しによって、突出部材逃げ部の両側の接触清掃部を突出部材に接触させることも、容易に実現でき、突出部材に付着しているゴミ等も簡単に除去できる。しかも、突出部材の接合端面からの突出基端部(根元)付近にも接触清掃部を接触させることが容易になり、効率良く清掃できる。
【0013】
また、清掃テープは、それぞれに接触清掃部を有する複数本とし、複数の供給リールから供給するようにすることができる。さらに、前記複数の供給リールが、別々に回転可能になっているものとすることができる。この場合、清掃テープの送り量を互いに異なるものとすることができるので、テープの太さや強さなどにより伸び量が異なっていても、複数のテープの間で張力のばらつきを抑制し、テープを安定して送り移動させることができる。
【0014】
また、光コネクタ清掃工具は、清掃テープの逆送りを阻止する逆送り阻止機構を備えることが好ましい。この場合、清掃テープを所定の方向に安定して送り移動させることができる。
また、光コネクタ清掃工具は、清掃テープのたるみを防止するたるみ防止機構を備えることが好ましい。前記たるみ防止機構としては、清掃テープの巻取リールの逆回転を防止する機構と、供給リールの回転に回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構とから構成することができる。
なお、たるみ防止機構を備えた光コネクタ清掃工具は、接触清掃部が複数本のものに限定されず、1本の場合でもよい。
本発明の光コネクタ清掃工具は、光部品清掃工具として、各種光部品の端面の清掃にも用いることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態に基づいて、本発明を詳しく説明する。
図1〜11は、本発明の光コネクタ清掃工具(以下、単に「清掃工具」という)の一実施の形態を示す図である。
なお、図6は図4の示す状態と対応する斜視図であり、図7は図5の示す状態と対応する斜視図である。
【0016】
本実施の形態の清掃工具1が適用される光コネクタプラグ60(以下、単に光プラグという場合がある)および光コネクタアダプタ70(コネクタハウジング。以下、単に光アダプタという場合がある)は、ここでは図10,図11に示すように、JIS C 5982等に規定されるMPO形光コネクタ(MPO:Multifiber Push On)である。
光プラグ60は、JIS C 5981等に規定されるMT形光コネクタフェルール61(MT:Mechanically Transferable。以下、単にフェルールという)をプラスチック製でスリーブ状のハウジング62の先端部に収容した構成の光コネクタプラグであり、全体が外観扁平な断面形状に形成されている。
以下の説明では、この光プラグ60およびフェルール61の扁平形状の短辺側に対応する方向(図10の上下方向)を厚さ方向、長辺側に対応する方向を幅方向(図10の左右方向)ということがある。また、光プラグ60およびフェルール61の厚さ方向および幅方向に対応して、この光プラグ60と接続される光アダプタ70ならびに該光アダプタ70に挿入される清掃工具1の挿入部20についても同様に、厚さ方向および幅方向ということがある。
【0017】
図10に示すように、フェルール61の接合端面61aには、所定の個数(ここでは4個)の光ファイバ穴61bが配列されるように開口している。光ファイバ63は、ここでは4心の光ファイバテープ心線であり、その先端部の樹脂被覆を除去してなる光ファイバ63a(裸光ファイバ)を、フェルール61の光ファイバ穴61b(微細孔)に挿通することにより、他の光コネクタと突き合わせ接続可能に成端されるとともに、光プラグ60の内部を貫通して光プラグ60の後端から引き出されている。光プラグ60の後端から引き出された光ファイバ63は、ハウジング62の接続方向後端側(図11の左側)に設けられたブーツ64に収納されることにより、光プラグ60の後端付近での急激な曲げ等が防止されている。
なお、光ファイバ63としては、当該光プラグで成端するのに適したものであれば特に限定はなく、例えば単心または多心の光ファイバ心線、この光ファイバ心線をチューブに収納した光ファイバコードなどが採用可能である。
【0018】
フェルール61の接合端面61aにおいて、光ファイバ穴61bの幅方向外側の両側には、ガイドピン穴61cが設けられている。フェルール61同士は、ガイドピン穴61cに挿入されて接合端面61aから突出するように設けられる突出部材65(ガイドピン)を介して、周知のガイドピン嵌合方式の位置決め機構によって高精度に位置決めして、光ファイバ63aの端面同士を突き合わせ接合して接続されるようになっている。そしてこれにより、各フェルール61に成端されている光ファイバ63同士が光接続されるようになっている。
【0019】
光アダプタ70は、両側にコネクタ挿入口71を有するスリーブ状に形成されており、該コネクタ挿入口71から光プラグ60を挿入することにより、光アダプタ70の内部に形成され、前記コネクタ挿入口71と連通されたコネクタ収容穴72に収容することができるようになっている。
光プラグ60は、光アダプタ70のコネクタ挿入口71から挿入されると、挿入方向からずれた方向への変位を規制されつつ、コネクタ収容穴72に収容される。2個の光プラグ60を光アダプタ70に挿入すると、該光アダプタ70内でフェルール61同士が突き合わされ、これにより、各フェルール61に成端されている光ファイバ63同士が光接続されるようになっている。
【0020】
特に図示しないが、周知のMPO形コネクタと同様に、光アダプタ70の内壁70aに沿い、コネクタ挿入口71に向かって延出形成され、その先端に係合爪を有する弾性係合片が設けられている。また、光プラグ60のハウジング62の幅方向両側の側面には、光アダプタ70の前記弾性係合片の係合爪と係合可能な係合凹所が設けられている。
さらに、ハウジング62の外周には、前記係合爪と係合凹所とを係合したときに、前記弾性係合片を外側から押さえ、前記係合凹所との係合の離脱を防止するためのカップリング68が装着されている。
【0021】
光プラグ60は、コネクタ挿入口71から光アダプタ70に挿入されると、前記係合凹所と係合爪との係合などにより、挿入方向からずれた方向への変位を規制されつつ、コネクタ収容穴72に収容される。
両方の光プラグ60を光アダプタ70に挿入した状態では、光アダプタ70内でフェルール61に固定保持された光ファイバ63aの端面同士が突き合わされ、これにより、各フェルール61に成端されている光ファイバ63同士が光接続されるようになっている。
【0022】
上記光プラグ60の接合端面61aの清掃に適用できる清掃工具1は、図1〜図3に図示するように、内部に清掃部材2が収容された概略ケース状の工具本体10と、この工具本体10から突出して設けられ、光アダプタ70のコネクタ収容穴72に挿入可能に形成された挿入部20とを備えている。
【0023】
図1(b)に示すように、ここでは工具本体10は、プラスチック等からなる第1および第2のケース半体11,12による二つ割り構造になっている。ケース半体11,12は、特に図示しないが、例えば、第1のケース半体11の内側に突出して形成された嵌合ピンと、第2のケース半体12の内側に突設されたボスに設けられた嵌合穴とを嵌合させることにより、一体化できるように構成されている。なお、このような工具本体10の構成は一例に過ぎず、本発明を特に限定することを意図するものではない。
【0024】
清掃部材2はここではテープであり、このテープ2としては、特に限定されるものではなく、公知の適当な清浄布(不織布や織布)をテープ状に加工したものを採用することができる。例えば、ポリエステルやナイロンなどの極細の繊維からなるものなどが例示される。
【0025】
図2,図3に示すように、工具本体10内の収納空間35には、テープ2を送り移動するテープ送り機構が設けられている。
このテープ送り機構3は、テープ2を巻装した供給リール30と、使用後のテープ2を巻き取って回収する巻取リール31と、テープ2を操作する操作ダイヤル34を備えている。
【0026】
第1のケース半体11の内側(収納空間35に臨んだ側)の面には、供給リール30が回転可能に装着された供給リール支持軸32と、巻取リール31が回転可能に装着された巻取リール支持軸33が、第2のケース半体12側に突出して設けられている。
供給リール30と巻取リール31との間では、テープ2は、ピン状のテープガイド36に沿って、収納空間35内に張り回されている。そして、その途中で、挿入部20内に収容された後述のヘッド部23に巻き掛けられている。
【0027】
巻取リール支持軸33の外周には、巻取リール31と同心となるように、操作ダイヤル34が装着されている。
この操作ダイヤル34は、第1のケース半体11の側面に設けられた窓11aから、一部、工具本体10の外に露出されている。
操作ダイヤル34の半径は、巻取リール31の半径より大きくなっている。その結果、テープ2が巻取リール31に巻き取られる長さは、操作ダイヤル34の操作量(該操作ダイヤル34の外周に沿った変位量)より、上記半径比の分だけ小さくなる。このため、テープ2の微小な送り量が容易に達成される。
【0028】
テープ送り機構3は、操作ダイヤル34を手指などで操作して所定の方向に回転させることにより駆動できるようになっている。すなわち、操作ダイヤル34の回転により、巻取リール31が回転してテープ2を巻き取るとともに、供給リール30から未使用のテープ2が繰り出されるようになっている。上記窓11aは、工具本体10の側面に開口しているので、操作ダイヤル34は、清掃工具1を片手で持ったときでも、清掃工具1を持った側の手の指で容易に操作できる。
【0029】
さらにこの清掃工具1は、図1,図2に示すように、工具本体10から突出して設けられ、光アダプタ70に挿入可能に形成されている挿入部20を備えている。挿入部20は、光アダプタ70に挿入することにより、該挿入部20の先端に開口された開口部26に臨んで配置された清掃部材2(テープ)の当接部2aを、光プラグ60の接合端面61aに対して位置決めして当接させることができるようになっている。
すなわち、工具本体10は、挿入部20に向かって先細り形状となっており、挿入部20は細径部分19の先端(図1(a)の左側)に形成されている。
後述するように、テープ2の当接部2aは、ヘッド部23の当接面24上に位置する部分であり、当接部2aは、テープ2の送り移動によりテープ2の長手方向に沿って交替してゆく。
【0030】
図2に示すように、細径部分19の内部には、この細径部分19の補強のための突壁19aが設けられている。この突壁19aによれば、供給リール30からヘッド部23に向かう、清浄であるべき清掃テープ2b(2)の経路と、ヘッド部23から巻取リール31に向かう、拭き取り清掃により汚染された清掃テープ2c(2)の経路とが仕切られるので、清掃テープ2の汚れの移行が抑制される効果も奏される。
【0031】
挿入部20には、工具本体10側に段差15が設けられている。この段差15は、挿入部20を光アダプタ70のコネクタ収容穴72に挿入したときに、該段差15が光アダプタ70のコネクタ挿入口71の周縁部71aに当接することにより、挿入部20のコネクタ収容穴72への進入深さが深くなりすぎるのを防ぐためのものである。
【0032】
ここでは、図9に示すように、挿入部20は、工具本体10と同じく二つ割り構造となっていて、それぞれのケース半体11,12と一体に形成された挿入部半体20a,20bを、ケース半体11,12の一体化に伴って一体化することにより形成されるようになっている。
挿入部20の外面の幅方向両側には、当該挿入部20を光アダプタ70に挿入した際に、該光アダプタ70の弾性係合片の係合爪(上述)と係合可能に形成された係合凹所21が形成されている。係合凹所21の前縁部21a(挿入部20先端に近い側、図6における左側の縁部)は斜面となっており、該係合凹所21に光アダプタ70の係合爪が係合された状態で、挿入部20を離脱方向(図6における左下向き)に引き抜いたときに、係合爪は前記前縁部21aを乗り越えて比較的小さな力で係合凹所21から離脱されるようになっている。
【0033】
挿入部20内には、テープ2をフェルール61の接合端面61aに当接させるためのテープ当接機構4が設けられている。このテープ当接機構4は、清掃工具1の挿入部20を光アダプタ70に挿入した状態で、接合端面61aに向かい合って配置される当接面24を有するヘッド部23と、このヘッド部23の当接面24を傾動させて、当接面24がテープ2の挿入方向に対する向きを変えられるようにするヘッド傾動機構40とからなる。
【0034】
図4〜図8に示すように、当接面24は、ヘッド部23の挿入方向の側(図4,図5の左側)に設けられている。図8に示すように、当接面24は略四角形状であり、ヘッド部23は、光アダプタ70に挿入された際に、接合端面61aから突出する突出部材(ガイドピン)65が挿通され、ガイドピン65との干渉を避けるための凹部として、挿入部20の幅方向両側にガイドピン挿通穴22,22が形成されている。
ここでは、当接面24は、挿入部20の開口部26の端縁26aより奥側(図4,図5の右側)に位置している。しかし、清掃すべき光コネクタの形状等の条件によって、当接面24を、開口部26の端縁26aより挿入方向の側(図4,図5の左側)に突出させてもよい。
【0035】
図8に示すように、ヘッド部23は、テープの送り方向の上流側(図8の下部)および下流側(上部)には、当接面24を介して対向するように、テープ2をガイドするガイド溝25A,25B,25Cが設けられている。これらガイド溝25A,25B,25Cは、本発明に係るテープ位置決め機構として機能するものである。但し、テープ位置決め機構としては、これに限定されず、例えば、ガイド用の誘導壁など、様々な構成が採用可能である。また、テープ位置決め機構としては、挿入部に設けられていれば良く、挿入部における設置位置に限定は無く、必ずしもヘッド部に設けられている必要は無い。
ここでは、テープ2(清掃テープ)は、図13に示すように、一本のテープ状の清掃布の長手方向両端を除く長手方向全長にわたって、2本並行にスリットS1、S2が形成されており、この2本スリットS1,S2によって区切られた合計3本の接触清掃部2A、2B、2Cが形成されたものである。スリットは、突出部材逃げ部として機能する。3本の接触清掃部2A、2B、2Cは、テープ挿入部20の幅方向(図8の左右方向)の中央部に配置されたもの2Aと、挿入部20の幅方向の両側部に配置されたもの2B,2Cとからなる。
【0036】
ガイド溝25A,25B,25Cは、それぞれの接触清掃部2A,2B,2Cに対応して、3対設けられている。ガイド溝25A,25B,25Cの幅は、接触清掃部2A,2B,2Cの幅に合うようになっている。接触清掃部2A,2B,2Cは、上側のガイド溝25A,25B,25Cと当接面24と下側のガイド溝25A,25B,25Cとにより、ヘッド部23に巻き掛けられるようになっている。
【0037】
図8に示すように、当接面24において、ガイドピン挿通穴22,22は、ガイド溝25A,25B,25Cによって案内される接触清掃部2A,2B,2Cの間に開口するように配置されている。これにより、ガイドピン65は、接触清掃部2A,2B,2Cの干渉を避け、接触清掃部2A,2B,2Cの間を通ってガイドピン挿通穴22,22に挿入することができる。
【0038】
図4〜図7に示すように、ヘッド傾動機構40は、一端がヘッド部23の当接面24と反対側の裏面27に、厚みが薄くされた弾性変形部42,42により連結され、互いに平行に、ほぼ挿入部20の挿入および離脱の方向(図4,図5の左右)に延在して配置されて、この延在方向に変位可能とされた一対のスライド部41a,41bと、このスライド部41a,41bのヘッド部23と反対側の他端を、弾性変形部43,43を介して連結する連結部44と、前記スライド部41a,41bがその前記延在方向にスライドして変位するように案内するガイド45とを有している。
【0039】
さらに、連結部44が前記挿入部20の挿入方向とその反対方向である離脱方向との両方向への移動を規制する移動規制部(ストッパー)46と、スライド部41a,41bを挿入部20の厚さ方向(図4,図5の上下方向)に橋絡する橋絡部48とを有している。橋絡部48もスライド部41a,41bの変位に対して弾性変形可能である(弾性変形部)。
スライド部41a,41bは、ヘッド部23の当接面24の上端縁24aと下端縁24bとに対応して、ヘッド部23の裏面27の上側および下側(図4,図5の上下)にそれぞれ連結されている。
【0040】
ヘッド部23と一対のスライド部41a,41bと連結部44とは、四角枠状の部品47(ヘッド複合体)を構成している。
より具体的には、ヘッド部23と、スライド部41a,41bと、連結部44と、弾性変形部42,42,43,43と、橋絡部48とは、プラスチック等により一体に成形されたヘッド複合体47となっている。
ヘッド複合体47は、ガイド45とストッパー46とを、スライド部41a,41bの間の空間49とストッパー挿通穴44aとに挿通することにより、挿入部20内に保持されている。
【0041】
ガイド45は、略四角形の断面形状を有し、前記一対のスライド部41a,41bの間に、前記挿入部20の幅方向に配置された内壁28から、該挿入部20の幅方向(図4,図5の紙面に垂直な方向)に突設されている。
ストッパー46は、略丸形の断面形状を有し、前記挿入部20の幅方向に配置された内壁28から突設されている。連結部44には、弾性変形部43,43と連結された部分の間に、ストッパー挿通穴44aが形成されている。ストッパー46は、ストッパー挿通穴44aに挿通されている。
連結部44は、ストッパー46により、挿入部20の挿入方向および離脱方向に変位を規制されており、いずれの方向にも実質的にほとんど変位しないようになっている。
【0042】
ヘッド傾動機構40は、ヘッド部23よりも供給リール30側にあるテープ2(2b)と、ヘッド部23よりも巻取リール31側であるテープ2(2c)との間に配置されている。これにより、テープ2の送り運動を阻害することなく、ヘッド部23を安定に傾動させることができる。
なお、連結部44のテープ2に近接する箇所(連結部44の上下面であり、図4,図5における上下)には、テープ2との干渉を避けるための凹部50が形成されている。凹部50は、ガイド溝25A,25B,25Cに対応してこれらガイド溝の後方(挿入部20の離脱方向。図6,図7の右上への方向)に、3箇所(50A,50B,50C)設けられている。
【0043】
ヘッド複合体47は弾性変形部42,42,43,43および橋絡部48の弾性により変形可能であり、ヘッド部23の当接面24に対する押し込み力に対して、該ヘッド部23の当接面24の傾動を許容するように構成されている。すなわち、ヘッド部23の当接面24に対して、上端縁24aの側と下端縁24bとの側とに不均等な押し込み力が作用することにより、スライド部41a,41bが、挿入部20の挿入および離脱の方向に変位して、当接面24が傾動しうるようになっている。
【0044】
なお、ヘッド複合体47は、テープ2が送り方向に送られたときに、テープ2とヘッド部23との間に作用する摩擦力程度では、清掃に悪影響を与えるほどには当接面24の向きが変わらないようになっている。当接面24の傾動を許容する押し込み力の閾値は、弾性変形部42,42,43,43の弾性変形のしやすさ、橋絡部48の有無などにより調整可能である。すなわち、橋絡部48は必須のものではない。
なお、特に図示しないが、挿入部20の先端には、開口部26に臨むヘッド部23およびテープ2を保護するためのキャップやカバーなどを取り付けて、清掃工具1を使用しないときに上記テープ2等を保護できるようにしてもよいことは勿論である。
【0045】
この清掃工具1の使用方法の一例を説明する。
清掃工具1の挿入部20を光アダプタ70のコネクタ挿入口71から挿入すると、挿入部20は、外面が光アダプタ70の内壁70aにより位置決めされながらコネクタ収容穴72に進入する。段差15がコネクタ挿入口71の周縁部71aにぶつかるところまで挿入部20を押し込むことにより、清掃部材2は、光プラグ60の接合端面61aの適切な位置(ここでは、光ファイバ穴61bとその周辺)に位置決めされて当接させられる。
光プラグ60の接合端面61aにガイドピン65が突出していた場合でも、ガイドピン65は、ヘッド部23に設けられたガイドピン挿通穴22に収容されるので、挿入部20は、ガイドピン65と干渉することなく、コネクタ収容穴72に収容することができる。
【0046】
操作ダイヤル34を所定量回転させると、巻取リール31の回転と連動してテープ2が運動し、このテープ2により接合端面61aが拭き取り清掃されるので、接合端面61aに付着しているゴミや埃、油分などの汚れが、テープ2により確実に拭き取られる。
拭き取られた汚れは、テープ2に付着して巻取リール31に巻き取られる方向に移動するので、使用後のテープ2はもはや挿入部20の開口部26から露出されることはなく、汚れが接合端面61aに再び付着するおそれがない。
従って、接合端面61aを極めて清浄に清掃することができる。
清掃後、清掃工具1を挿入したときと反対の方向(離脱方向)に引くことにより、挿入部20を容易に引き抜くことができる。
【0047】
本実施の形態の清掃工具1によれば、ヘッド部23に巻き回されたテープ2がガイド溝25A〜25Cにより案内されているので、幅方向へのずれが抑制される。このため、接合端面61aはテープ2に均等な当接力にて当接することができ、また、テープ2を円滑に送ることができる。従って、接合端面61aに汚れが残らないように清掃を確実に行うことができる。
また、図4,図5に示すように、テープ2の接触清掃部2A,2B,2Cがガイド溝25A,25B,25C内に配置されることにより、ヘッド部23が傾動して向きを変えたときでも、ヘッド部23の傾動方向にある挿入部20の内壁29a,29b(図4,図5における上下の内壁)にテープ2が接触することはない。
【0048】
ヘッド部23は、その当接面24が光プラグ60の接合端面61aと当接したときの押し込み力に対して傾動しうるようになっているので、図4に示すように接合端面61aが直角研磨されたフェルール61が当接された場合においても、図5に示すように接合端面61aが斜め研磨されたフェルール61が当接された場合においても、当接面24の向きを接合端面61aの向きと合わせ、当接面24上のテープ2を、より均等かつ確実に接合端面61aに当接させることができる。
なお、図5において、フェルール61の前面の一部が、接合端面61aと異なる角度に向くように形成されている(ここでは直角研磨部61d)場合、この直角研磨部61dにテープ2が当接していないが、ここはフェルール61の接合端面61aではないから、特に問題とならない。
【0049】
しかも、ヘッド傾動機構40は、当接面24がその傾動方向にある上下方向(図4,図5の上下方向)に実質的に変位しないようになっているので、光プラグ60の接合端面61aとヘッド部23の当接面24との中心位置がずれて接合端面61aにテープ2がよく接触しなかったり、接合端面61aがテープ2に当接する当接力が不均等になったりすることが抑制され、接合端面61aの汚れをより確実に除去することができる。
挿入部20は清掃中も光アダプタ70のコネクタ収容穴72に位置決めされるので、位置ずれすることなく、テープ2により均等な押圧力で接合端面61aを拭き取り清掃することができる。また、挿入部20を、ごく軽い力で、光アダプタ70内に支持することができ、作業性がよい。
【0050】
次に、本発明に適用可能な清掃テープの他の例について説明する。
図14に示す清掃テープ201は、一本のテープ状の清掃布201aの長手方向全長にわたって、2本並行にスリットS11、S12が形成されており、この2本スリットS11,S12によって区切られた合計3本の接触清掃部201A、201B、201Cが形成され、さらに、清掃布201aに積層するようにして接合、一体化された連結用フィルム201bによって、3本の接触清掃部201A、201B、201Cが一体化されたものである。隣り合う接触清掃部の間は、連結用フィルム201bのみによって連結されている。連結用フィルム201bとしては、例えば、合成樹脂フィルム等であるが、但し、フェルール61から突出されているガイドピン65に押し当てられることで簡単に破壊されて、ガイドピン65を突き通すことができるようになっており、接触清掃部201A、201B、201Cに比べて破壊強度が弱い。この連結用フィルム201bの内、隣り合う接触清掃部の間に位置する部分、つまり、スリットS11、S12内に露出するところに位置する部分は、突出部材逃げ部や易破壊部として機能する。
【0051】
3本の接触清掃部201A、201B、201Cは、テープ挿入部20の幅方向(図8の左右方向)の中央部に配置されるもの201Aと、挿入部20の幅方向の両側部に配置されるもの201B,201Cとして、機能させることができる。
なお、連結用フィルムは、図14に例示したように、3本の接触清掃部201A、201B、201Cの全体にわたって貼り合わせた構成に限定されず、スリットS11、S12のところにのみ存在して、隣り合う接触清掃部間を連結する機能を果たすものであっても良い。
また、スリットS11、S12は、ガイドピンの径より狭くても良く、この場合には、易破壊部としての連結用フィルムに突き通したガイドピンに、両側から接触清掃部が接触するようになり、ガイドピン自体も清掃できる。ガイドピンの接合端面からの突出基端部付近もガイドピンの周方向全周にわたって満遍なく効果的に清掃できる。
【0052】
図15に示す清掃テープ202は、一本のテープ状の清掃布の長手方向全長にわたって、該清掃布の幅方向2箇所に凹形に成形された凹形成形部202aが互いに並行して形成されており、この凹形成形部202aによって区切られた合計3本の接触清掃部202A,202B,202Cを有するものである。この凹形成形部202aは、突出部材を収容可能な突出部材収容溝202bを内側に形成するものであり、突出部材逃げ部として機能する。凹形成形部202a及び突出部材収容溝202bは、清掃テープ202の長手方向に沿って連続して形成されている。
【0053】
図16は、清掃テープ202が適用されるヘッド部23Aの一例を示すものである。このヘッド部23Aは、清掃テープ202の長手方向に沿って連続して形成されている凹形成形部202aを収容して、ガイドするための成形部ガイド溝24dが、当接面24を横切るように配置される清掃テープ202の延在方向に沿って当接面24を横切るように形成されている点が、前述の図9等を参照して説明したヘッド部23と異なり、清掃テープ202の送り移動が安定する。他の構成は、ヘッド部23と同様であるが、成形部ガイド溝24dによって送り移動の安定性が確保されるので、ガイド溝25A、25B、25Cの形成を省略できる。この構成では、突出部材収容溝202b内にガイドピンが収容されたまま、テープを送り移動するため、ガイドピンの外面全体を効率良く確実に清掃できる。つまり、前記フェルール61の接合端面61aの内、2本のガイドピン65の間に位置する部分である中央領域E1と、ガイドピン65を介して中央領域E1の外側に位置する外側領域E2とに押し当てた清掃テープ202を送り移動することで、前記中央領域と前記外側領域とを同時に効率良く清掃できる。
【0054】
次に、本発明の第2の実施の形態の清掃工具の例を説明する。
図17は、本実施の形態に用いられる巻取リールの一例を示す(a)正面図、(b)片側断面図である。図18は、図17に示す巻取リールの切欠斜視図である。
図19は、供給リールの一例を示す(a)正面図、(b)斜視図である。図20は、図19に示す供給リールを供給リール支持軸に装着した状態を示す部分断面図である。図21は、ダイヤルの一例を示す(a)正面図、(b)片側断面図である。
図22は、第1のケース半体の一例を示す正面図であり、図23は、図22に示す第1のケース半体の斜視図である。
図24は、第2のケース半体の一例を示す正面図であり、図25は、図24に示す第2のケース半体の斜視図である。
図26は本実施の形態の光コネクタ清掃工具の外観を示す(a)正面図、(b)斜視図である。
図27,図28は本実施の形態の光コネクタ清掃工具の内部を示す断面図である。
図29(a)〜(d)は、回転量報知機構の動作を説明する図である。
【0055】
図26〜28に示すように、本実施の形態の清掃工具301は、挿入部320に向かって先細り形状となった工具本体310と、工具本体310の細径部分319の先端(図27の左側)に形成された挿入部320とを備え、概略、上述した第1の実施の形態の清掃工具1と同様に構成されている。
図27に示すように、細径部分319の内部には、この細径部分319の補強のための突壁319aが設けられている。そして、この突壁319aにより、供給リール340A〜340Cからヘッド部323に向かう、清浄であるべき清掃テープ302A〜302Cの上流側の部分302b(以下「上流部」という)の経路と、ヘッド部323から巻取リール350に向かう、拭き取り清掃により汚染された清掃テープ302A〜302Cの下流側の部分302c(以下「下流部」という)の経路とが仕切られている。
【0056】
図28に示すように、清掃テープ302A,302B,302Cとしては、図10に示す光コネクタの接合端面61aの内、ガイドピン穴61cの間に位置する部分である中央領域E1を清掃するものと、ガイドピン穴61cを介して中央領域E1の外側に位置する外側領域E2,E2を清掃するものとの合わせて、互いに分離した3本が用いられる。それぞれのテープ302A,302B,302Cは、特に限定されるものではなく、公知の適当な清浄布(不織布や織布)をテープ状に加工したものを採用することができる。例えば、ポリエステルやナイロンなどの極細の繊維からなるものなどが例示される。また、構造も、幅が概略一定である一般的なものである。
テープ302A,302B,302Cの幅は、清掃すべき領域の幅に合わせられている。ここでは、中央領域E1を清掃するテープ302Aの幅は、外側領域E2を清掃するテープ302B,302Cの幅よりも広いものとなっている。
3本のテープ302A,302B,302Cは、それぞれが接触清掃部として機能する。突出部材逃げ部は、テープ302Aとテープ302Bとの間ならびにテープ302Aとテープ302Cとの間の隙間305となっている。
ヘッド部323を含むテープ当接機構(図示せず)としては上記の構成を用いることができる。
【0057】
工具本体310は、プラスチック等からなる第1および第2のケース半体311,312による二つ割り構造になっている。ケース半体311,312は、嵌合ピン313と嵌合穴314との嵌合により一体化できるように構成されている。
工具本体310内の収納空間335には、テープ302A〜302Cを送り移動するテープ送り機構303が設けられている。このテープ送り機構303は、テープ302A〜302Cを巻装した供給リール340A〜340Cと、使用後のテープ302A〜302Cを巻き取って回収する巻取リール350と、テープ302A〜302Cを操作する操作ダイヤル360を備えている。
【0058】
第2のケース半体312の内側(収納空間335に臨んだ側)の面には、供給リール340A〜340Cが回転可能に装着される供給リール支持軸332と、巻取リール350が回転可能に装着される巻取リール支持軸333が、第1のケース半体311側に突出して設けられている。
第1のケース半体311には、第2のケース半体312側の供給リール支持軸332および巻取リール支持軸333と向かい合わせの位置に、透孔337,338が形成されている。つまり、これらの透孔337,338に供給リール支持軸332および巻取リール支持軸333の先端部を嵌入することにより、供給リール支持軸332および巻取リール支持軸333が、第1のケース半体311と第2のケース半体312との間を橋絡し、供給リール340A〜340Cおよび巻取リール350を脱落なく保持することができるようになっている。
供給リール支持軸332の外周には、該供給リール支持軸332の軸線方向に延びるラチェット溝332aが周設されている。このラチェット溝332aは略半円状の断面を有しており、供給リール340A〜340Cのラチェットアーム344の突条345(後述)と係合できるようになっている。
【0059】
図27に示すように、供給リール340A〜340Cと巻取リール350との間では、テープ302A〜302Cは、ピン状のテープガイド336に沿って、収納空間335内に張り回され、途中で、挿入部320に収容されたヘッド部323(図26(b)参照)に巻き掛けられている。ヘッド部323は、挿入部320の工具本体310からの突出先端に開口された開口部326に臨んで配置されている。
図22〜25に示すように、上記テープガイド336は、第2のケース半体312から突設されたピンであり、該ピンの先端部は、第1のケース半体311の側面に形成された嵌合穴336aに嵌合されている。
【0060】
巻取リール支持軸333の外周には、巻取リール350と同心となるように、操作ダイヤル360が装着されている。この操作ダイヤル360は、巻取リール支持軸333に貫装されるハブ部361と、外周にローレット面を有するリム部363と、これらハブ部361およびリム部363を連結する複数のスポーク部362とが、プラスチックなどから一体に成形されたものである。リム部363には、歯車364が一体に形成されている。また、スポーク部362の一つには、先端に係止爪366を有するラチェットアーム365が配設されている。ラチェットアーム365は、弾性的に変形可能である。
操作ダイヤル360は、一部が、工具本体310の側面に設けられた窓310aから、一部、工具本体310の外に露出されており、手指等で所定の順送り方向(図27の時計回り方向)に操作することによって回転できるようになっている。テープ送り機構303は、操作ダイヤル360の回転により駆動される。
【0061】
供給リール支持軸332および巻取リール支持軸333の根元には、段部316,317が形成されている。供給リール支持軸332側の段部316の外周面には、多数のラチェット歯316aが周設されている。操作ダイヤル360は、ラチェットアーム365の係止爪366がラチェット歯316aと係合し、操作ダイヤル360の逆回転を阻止できるように取り付けられている。つまり、ラチェット歯316aとラチェットアーム365とは、テープ302A〜302Cの逆送りを阻止する逆送り阻止機構306として機能する(巻取リールの逆回転を防止する逆回転防止機構)。この場合、テープ302A〜302Cを所定の方向に安定して送り移動させ、テープ302A〜302Cのたるみを抑制することができる。
【0062】
図28に示すように、供給リール340A,340B,340Cは、テープ302A,302B,302Cの本数と同数(ここでは3個)設けられ、これらが供給リール支持軸332に横並びに支持されている。
図19に、テープ302Aが巻き付けられる供給リール340Aの一例を示す。この供給リール340Aは、中空円筒状の巻芯部341と、該巻芯部341の両端に形成された側板部342,342とが、プラスチックなどから一体に成形されたものである。供給リール340Aは、1個で1本のテープ302Aが巻き付けられるようになっている。2枚の側板部342,342同士の間隔は、そこに巻き付けられるテープ302Aの幅に合わせて設定されている。
なお、テープ302B,302Cが巻き付けられる供給リール340B,340Cは、2枚の側板部342,342同士の間隔がテープ302B,302Cの幅に合わせて狭くなっていることを除き、図19の供給リール340Aと同様であるので、具体的構成の図示を省略する。
【0063】
図20に示すように、供給リール340A〜340Cの巻芯部341の内面には、ラチェットアーム344が形成されている。ラチェットアーム344の先端には、供給リール340A〜340Cの半径方向の中心側に向かって、略半円筒状の突条345が形成されている。巻芯部341の内面は、ラチェットアーム344を収容するように凹部346が形成されている。ラチェットアーム344は、弾性変形により、突条345を供給リール340A〜340Cの半径方向に揺動させることができるようになっている。
ラチェットアーム344の突条345は、供給リール340A〜340Cを供給リール支持軸332に支持させたとき、ラチェット溝332aに係合するようになっている。供給リール340A〜340Cが回転する際には、ラチェットアーム344の弾性変形により、突条345がラチェット溝332aとの係合と離脱を繰り返すことになるので、供給リール340Aの回転に対して回転抵抗が付与される。テープ302A〜302Cの送り移動に一定の引張り力が必要となり、供給リール340A〜340Cの滑りが抑制される。つまり、供給リール340A〜340Cのラチェットアーム344と、供給リール支持軸332の突条345とが、供給リール340A〜340Cの回転に回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構308として機能する。
テープ302A〜302Cの送り移動を許容する前記一定の引張り力としては、テープ送り機構303の引張りによるテープの伸びが清掃に悪影響を及ぼさない程度であり、かつ、例えば清掃工具301を振ったり持ち運んだりなどした程度では、テープが送られないようなものとされる。
【0064】
図17,図18に示すように、巻取リール350は、中空円筒状の巻芯部351と、巻芯部351の両端に形成された側板部352,353と、両側板部352,353の間に形成された仕切板部354,354とを備え、プラスチックなどから一体に成形されたものである。側板部352,353および仕切板部354,354は、巻芯部351と同心の略円盤状になっている。仕切板部354,354は、両側板部352,353の間を3つに仕切っており、仕切られたそれぞれの空間にテープ302A〜302Cが巻き取られるようになっている。
一方の側板部352の側部には、歯車355が一体に形成されている。この歯車355は、操作ダイヤル360の歯車364と噛み合っている。これら歯車355,364は、操作ダイヤル360の回転操作による駆動力を巻取リール350に伝達して、テープ2を巻き取らせるための駆動力伝達機構339として機能するものである。
【0065】
さらに、本実施の形態の清掃工具301は、テープ302A〜302Cの送り量を報知する送り量報知機構307を備えている。ここでは、送り量報知機構307は、詳しく後述するが、環状壁部370の乗上げ突起372と、巻取リール350のハンマー部357とで構成されている。
【0066】
図22に示すように、第1のケース半体311の内面には、巻取リール支持軸333が嵌入される透孔338を取り囲んで、環状壁部370が形成されている。環状壁部370の外周には、該環状壁部370の周に沿って等間隔に複数(図22では6箇所)の乗上げ突起372が形成されている。
乗上げ突起372は、図22,図29に示す正面視で、環状壁部370の外周面371に対して鋭角をなす傾斜面372aを有する。傾斜面372aは、乗上げ突起372において、巻取リール350の回転方向(図29における反時計回り方法)に対向する側に設けられている。
【0067】
図17に示すように、ハンマー部357は、巻取リール350の他方の側板部353の外周面353a上に設けられており、該側板部353の外周に沿って延在するアーム部357aと、該アーム部357aの先端に形成された打槌部357bとを有する。他方の側板部353の外周面353aには、打槌部357bに対向して凹陥された凹溝部356が形成されている。ハンマー部357に何らの加重が加わらない状態では、打槌部357bの打撃面357cは、側板部353の外周面353aよりも内側である凹溝部356内に位置している。
【0068】
巻取リール350を巻取リール支持軸333に装着し、巻取リール支持軸333の先端部を透孔338に嵌入させた状態では、図29(a)に示すように、アーム部357aは側板部353の外周面353aからやや外方に振れており、打槌部357bの打撃面357cが環状壁部370の外周面371に当接するようになっている。
巻取リール350が回転すると、図29(b),(c)に示すように、打槌部357bが傾斜面372aに沿って頂部372bまで乗り上がり、さらに、図29(d)に示すように、乗り上げ突起372の支持を失って、ハンマー部357は、自身の弾発力により打槌部357bを環状壁部370の外周面371に向けて振り下ろし、上記打槌部357bの打撃面357cが上記外周面371に衝突する結果、打音が生じる。このように、テープ302A〜302Cの送り量が一定量に達するごとに生じる打音により、作業者にテープ2の送り量を報知することができる。
なお、1回の打音に相当するテープ302A〜302Cの送り量は、光コネクタの1回の清掃に要する送り量とすることができる。また、複数回の打音が、光コネクタの清掃1回に相当する送り量となるようにすることもできる。光コネクタの汚れ具合に応じて、光コネクタの清掃1回に相当する打音の回数を適宜変えて作業することも差し支えない。
【0069】
本実施の形態の清掃工具301を用いた光コネクタの清掃方法は、上述したとおりである。
以上説明したように、本実施の形態の清掃工具301によれば、複数本の清掃テープ302A,302B,302Cが、複数の供給リール340A,340B,340Cから供給されるようになっているので、各清掃テープ2の送り量を互いに異なるものとすることができる。従って、テープの太さや強さなどにより伸び量が異なっていても、複数のテープ302A,302B,302Cの張力を均等に維持することができ、テープ302A,302B,302Cを安定して送り移動させることができる。
複数本のテープ302A,302B,302Cが、1個の巻取リール350により巻き取られるようになっているので、テープ送り機構303をテープ302A,302B,302Cごとに設ける必要がなく、構成を簡単にすることができるとともに、複数本のテープ302A,302B,302Cを一括して容易に操作することができる。
【0070】
テープ302A,302B,302Cの送り量を報知する送り量報知機構307を備えているので、清掃に必要なだけテープ302A,302B,302Cを送り操作することが容易になり、確実な清掃を行えると共に、テープ2の無駄な使用を抑制することができる。
テープ302A,302B,302Cの逆送りを阻止する逆送り阻止機構306と、供給リール340A〜340Cの回転に回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構308とから構成されるたるみ防止機構によれば、テープ302A〜302Cが複数本の場合でも、テープ302A〜302Cを所定の方向に安定して送り移動させ、テープ送り量の変動などを抑制することができる。従って、テープのたるみが防止され、一定の清掃条件を維持して、確実に拭き取り清掃を行うことができる。
テープ302A〜302Cのたるみが防止されることにより、該テープ302A〜302Cの送り量や、接合端面61aに対する押圧力等の変動が抑制される。従って、光コネクタの接合端面61aをより確実に清掃することができる。
【0071】
以上、本発明を好適な実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明はこの実施の形態のみに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、ストッパーは連結部に形成されたストッパー挿通穴に挿通されることは必須ではない。図12にヘッド傾動機構40の改変例を示すように、連結部44の前後(連結部44における挿入部20の挿入方向および離脱方向に位置するところ。図12の左および右)を挟むように、挿入部20の幅方向に配置された内壁28から突設されたストッパー46a,46bを配置することによっても、挿入部20の挿入方向および離脱方向への変位を規制することができる。なお、ここでは、連結部44には、ストッパー46a,46bと滑らかに接触させるため、受け部44b,44bが設けられているが、これは本実施の形態において必須のものではない。
【0072】
ヘッド傾動機構は、ヘッド部の裏面に連結されてこれを付勢するバネなどの弾性体により、ヘッド部の当接面の対向する両端縁が前記挿入部の挿入および離脱の方向に対して異なる変位量にて変位しうるように前記ヘッド部を保持した構成も可能である。このような構成によっても、前記弾性体の弾性変形により、ヘッド部の傾動を許容するようにすることができる。
【0073】
挿入部は、突出方向の複数箇所に、互いに異なるコネクタハウジングへの挿入によってコネクタハウジング内で位置決めされる単位挿入部が形成されており、挿入部の各単位挿入部は、挿入部の突出方向の位置が相対的に後ろ側に位置する単位挿入部を収容することができる全てのコネクタハウジングに、挿入可能であるように形成されているものとすることができる。このような清掃工具によれば、それぞれの単位挿入部により、挿入部を互いに異なるコネクタハウジングに対して位置決めされるように挿入することができ、1つの清掃工具を用いて、コネクタハウジングの異なる複数の種類やサイズなどに対応して、このコネクタハウジング内の光コネクタの接合端面の清掃を行うことができる。
【0074】
また、挿入部は、工具本体に対して複数種類の挿入部が交換可能なものとして構成することもできる。これにより、工具本体を変更することなく、挿入部の変更のみによって、コネクタハウジングの種類やサイズなどに対応して、このコネクタハウジング内の光コネクタの接合端面の清掃を行うことができる。
【0075】
テープを送り移動する駆動機構は、手動により駆動されるものに限定されず、モータやバネなどの動力により駆動されるようにしたものでもよい。また、手動と動力による駆動とを、併用したり、必要に応じて切り換えられるようにしてもよい。
【0076】
上記実施の形態の清掃工具においては、挿入部は、該挿入部先端に形成された開口部を除いて、清掃部材をすっかり覆うようになっていたが、必ずしも、これに限定されない。挿入部をコネクタハウジングに挿入するに、清掃部材がコネクタハウジングの内壁などに接触して汚染されるのを防げるのであれば、形状や構造は特に限定されず、必ずしもスリーブ状である必要はない。
【0077】
供給リールに回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構としては、供給リールの巻芯部と供給リール支持軸との間に回転抵抗を付与する機構に限定されない。例えば、供給リールの外周部に対して回転抵抗を付与することもできる。また、供給リール支持軸が供給リールと連動して回転するものであれば、供給リール支持軸に対して回転抵抗を付与する構成とすることもできる。回転抵抗を付与する方法としては、ラチェットアームの弾性力に限定されるものではなく、接触面を粗くして得られる接触摩擦や、グリースなどの粘性体による粘性抵抗などによることも可能である。
また、常時、あるいは少なくともテープの巻取りを停止したときに、供給リールの回転送り方向と反対の方向に、テープの巻き取りの障害とならない程度の強さの回転力を供給リールに与える機能を有していてもよい。
【0078】
本発明の清掃テープの他の構成例としては、例えば、図13に示すテープ2の改変として、スリットS1、S2の一端が清掃布の一端まで切り通されており、スリットS1、S2の他端でのみ、つながった清掃テープの構成も採用可能である。このようなテープは、図28等に示すように、巻取リールが1個であり、供給リールが複数個である清掃工具に使用することができる。接触清掃部が分離された側の端をそれぞれ異なる複数の供給リールに巻いてヘッド部に供給することにより、各清掃テープの送り量を互いに異なるものとして、テープのたるみ等を抑制することができる。
【0079】
上記実施の形態の清掃工具は、光ファイバアレイや基板型光導波路(Planar Lightwave Circuit)などの光部品について用いられる光部品清掃工具として、光導波路(光ファイバでありうる)の端面が配置された光部品の端面の清掃に用いることもできる。光ファイバアレイとしては、光ファイバが、基板に形成された1本または並設された複数のV溝等の位置決め溝に保持され、前記位置決め溝は、該基板の少なくとも一端まで延在しており、前記基板の一端に前記光ファイバの端面が配置されることにより、端面とされたものなどが挙げられる。基板型光導波路を有した光部品も種々の構成が知られている。本発明の光部品清掃工具によれば、光部品の端面がハウジングなどの凹所に配置されている場合でも、光ファイバの端面ならびに基板等の端面を、ヘッドに巻き掛けられた清掃テープにより清掃することができる。
【0080】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、以下のような優れた効果が得られる。
(a)光コネクタの接合端面に突出部材が存在する場合であっても、接合端面の清掃を効果的に行うことができる。
(b)突出部材の根元(接合端面からの突出基端部)付近も効率良く清掃できる。
(c)2本のガイドピンが接合端面から突出されている構成の光コネクタについて、接合端面の内、2本のガイドピンの間に位置する領域以外をも、効果的に清掃できる。
(d)2本のガイドピンの間に位置する領域(中央領域)と、その外側の領域とを同時に効率良く清掃できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る光コネクタ清掃工具の外観を示す(a)正面図および(b)斜視図である。
【図2】図1に示す光コネクタ清掃工具の内部を示す断面図である。
【図3】図1に示す光コネクタ清掃工具の内部を示す断面図である。
【図4】図1に示す光コネクタ清掃工具の挿入部をコネクタハウジングに挿入した状態の一例を示す断面図である。
【図5】図1に示す光コネクタ清掃工具の挿入部をコネクタハウジングに挿入した状態の他の例を示す断面図である。
【図6】図1に示す光コネクタ清掃工具のテープ当接機構のとりうる状態の他の例を示す半断面斜視図である。
【図7】図1に示す光コネクタ清掃工具のテープ当接機構のとりうる状態の他の例を示す半断面斜視図である。
【図8】図1に示す光コネクタ清掃工具の挿入部を示す正面図である。
【図9】図1に示す光コネクタ清掃工具の挿入部の部分拡大斜視図である。
【図10】光コネクタプラグのフェルールの一例を示す正面図である。
【図11】図1に示す光コネクタ清掃工具の挿入部が、光コネクタが収納されたコネクタハウジングのコネクタ挿入穴に挿入される状態を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の改変例に係る光コネクタ清掃工具の挿入部の内部を示す断面図である。
【図13】清掃テープの一例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図14】清掃テープの他の例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図15】清掃テープの他の例を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図16】図15の清掃テープを適用するヘッド部の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は平断面図である。
【図17】本発明の第2の実施の形態の清掃工具に係る巻取リールの一例を示す(a)正面図、(b)片側断面図である。
【図18】図17に示す巻取リールの切欠斜視図である。
【図19】本発明の第2の実施の形態の清掃工具に係る供給リールの一例を示す(a)正面図、(b)斜視図である。
【図20】図19に示す供給リールを供給リール支持軸に装着した状態を示す部分断面図である。
【図21】本発明の第2の実施の形態の清掃工具に係るダイヤルの一例を示す(a)正面図、(b)片側断面図である。
【図22】本発明の第2の実施の形態の清掃工具に係る第1のケース半体の一例を示す正面図である。
【図23】図22に示す第1のケース半体の斜視図である。
【図24】本発明の第2の実施の形態の清掃工具に係る第2のケース半体の一例を示す正面図である。
【図25】図24に示す第2のケース半体の斜視図である。
【図26】本発明の第2の実施の形態の光コネクタ清掃工具の外観を示す(a)正面図、(b)斜視図である。
【図27】本発明の第2の実施の形態の光コネクタ清掃工具の内部を示す断面図である。
【図28】本発明の第2の実施の形態の光コネクタ清掃工具の内部を示す断面図である。
【図29】(a)〜(d)は、本発明の第2の実施の形態の清掃工具に係る送り量報知機構の動作を説明する図である。
【図30】従来のクリーナーをコネクタハウジングに挿入した状態の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,301…光コネクタ清掃工具(清掃工具)、2,201,202,302A〜302C…清掃テープ、2A〜2C,201A〜201C,202A〜202C…接触清掃部、10,310…工具本体、20,320…挿入部、22…凹部(ガイドピン挿通穴)、23,23A…ヘッド部、24…当接面、25A〜25C…ガイド溝、40…ヘッド傾動機構、60…光コネクタ(光プラグ)、61a…接合端面、65…突出部材(ガイドピン)、70…コネクタハウジング(光アダプタ)、201b…易破壊部(連結用テープ)、202a…凹形成形部、202b…突出部材収容溝、305…テープ同士の隙間(突出部材逃げ部)、306…逆送り阻止機構(逆回転防止機構)、308…回転抵抗付与機構、340A〜340C…供給リール、350…巻取リール、E1…接合端面の中央領域、E2…接合端面の外側領域、S1,S2…スリット(突出部材逃げ部)。

Claims (14)

  1. コネクタハウジング(70)内の光コネクタ(60)の接合端面(61a)を、清掃テープ(2,201,202,302A〜302C)の送り移動により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、
    工具本体(10,310)と、この工具本体から突出して設けられ、前記コネクタハウジングに挿入可能に形成されている挿入部(20,320)とを備え、前記挿入部には、先端に前記接合端面に対する当接面積を確保するための当接面(24)を有し、前記清掃テープの前記工具本体から該挿入部に引き出された部分が前記当接面に沿って巻き回されるようになっているヘッド部(23,23A)が設けられており、
    前記清掃テープは、前記ヘッド部によって前記光コネクタの接合端面に対して押し当てられる接触清掃部(2A〜2C,201A〜201C,202A〜202C)が、前記光コネクタの接合端面から突出された突出部材(65)を逃げる突出部材逃げ部(S1,S2,201b,202a,305)を介して、複数、横並びに配置されて、該清掃テープの長手方向に沿って並行に延在されている構成になっていることを特徴とする光コネクタ清掃工具(1,301)。
  2. 前記挿入部が前記コネクタハウジングに挿入された際に前記ヘッド部と前記接合端面から突出する突出部材との干渉を避けるための凹部(22)が、前記ヘッド部の当接面から凹陥して設けられており、
    前記挿入部には、前記清掃テープの、前記ヘッド部の当接面に沿って送り移動される部分を、前記突出部材逃げ部が前記凹部に対応するように位置決めするテープ位置決め機構(25A、25B、25C)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の光コネクタ清掃工具。
  3. 光コネクタ(60)の接合端面(61a)に押し当てて、送り移動することにより前記接合端面を清掃する清掃テープであって、
    前記光コネクタの接合端面に対して押し当てられる接触清掃部(2A,2B,2C)が、前記光コネクタの接合端面から突出された突出部材(65)を逃げる突出部材逃げ部(S1,S2,201b,202a,305)を介して、複数、横並びに配置されて、該清掃テープの長手方向に沿って並行に延在された構成になっていることを特徴とする清掃テープ(202)。
  4. 前記突出部材逃げ部が、隣り合う接触清掃部の間に確保されたスリット(S1,S2)であることを特徴とする請求項3記載の清掃テープ(2)。
  5. 前記突出部材逃げ部が、接触清掃部同士を連結するようにして形成された易破壊部(201b)であり、前記易破壊部に前記突出部材を突き通すことによって、前記光コネクタの接合端面に対して接触清掃部を押し当てることができ、さらに、前記光コネクタの接合端面に対する清掃テープの送り移動を、前記易破壊部に突き通されている前記突出部材が易破壊部を破壊して接触清掃部間を分離しつつ行えるようになっていることを特徴とする請求項3記載の清掃テープ(201)。
  6. 前記突出部材逃げ部として、前記突出部材を収容可能な突出部材収容溝(202b)を内側に形成する凹形成形部(202a)が、清掃テープの長手方向に沿って連続して形成されていることを特徴とする請求項3記載の清掃テープ。
  7. 清掃テープとして、請求項4〜6のいずれかに記載の清掃テープを採用したことを特徴とする請求項1又は2記載の光コネクタ清掃工具。
  8. 位置決め用のガイドピンが接合端面の互いに離間された2箇所から突出されている光コネクタについて、前記接合端面の内、ガイドピンの間に位置する部分である中央領域(E1)と、ガイドピンを介して中央領域の外側に位置する外側領域(E2)とに押し当てた清掃テープを送り移動することで、前記中央領域と前記外側領域とを清掃することを特徴とする光コネクタ清掃方法。
  9. 清掃テープとして、請求項3〜6のいずれかに記載の清掃テープを採用することを特徴とする請求項8記載の光コネクタ清掃方法。
  10. 前記清掃テープが複数本あり、複数の供給リール(340A,340B,340C)から供給されるようになっていることを特徴とする請求項1又は2に記載の光コネクタ清掃工具。
  11. 前記複数の供給リールが、別々に回転可能になっていることを特徴とする請求項10に記載の光コネクタ清掃工具。
  12. 清掃テープの逆送りを阻止する逆送り阻止機構として、清掃テープを巻き取る巻取リール(350)の逆回転を防止する逆回転防止機構(306)を備えるとともに、前記逆回転防止機構と、供給リールの回転に回転抵抗を付与する回転抵抗付与機構とから、清掃テープのたるみを防止するたるみ防止機構構成されていることを特徴とする請求項1,2,7,10,11に記載の光コネクタ清掃工具。
  13. コネクタハウジング(70)内の光コネクタ(60)の接合端面(61a)を、清掃テープ(2,201,202,302A〜302C)の送り移動により拭き取り清掃する光コネクタ清掃工具であって、
    工具本体(10,310)と、この工具本体から突出して設けられ、前記コネクタハウジングに挿入可能に形成されている挿入部(20,320)とを備え、前記挿入部には、先端に前記接合端面に対する当接面積を確保するための当接面(24)を有し、前記清掃テープの前記工具本体から該挿入部に引き出された部分が前記当接面に沿って巻き回されるようになっているヘッド部(23,23A)が設けられており、
    かつ、清掃テープのたるみを防止するたるみ防止機構を備えることを特徴とする光コネクタ清掃工具。
  14. 光部品(60)の端面(61a)を、清掃テープ(2,201,202,302A〜302C)の送り移動により拭き取り清掃する光部品清掃工具であって、
    工具本体(10,310)と、この工具本体から突出して設けられた挿入部(20,320)とを備え、
    前記挿入部には、先端に前記光部品の端面に対する当接面積を確保するための当接面(24)を有し、前記清掃テープの前記工具本体から該挿入部に引き出された部分が前記当接面に沿って巻き回されるようになっているヘッド部(23,23A)が設けられており、
    かつ、清掃テープのたるみを防止するたるみ防止機構を備えることを特徴とする光部品清掃工具。
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