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JP2004325300A - 輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体 - Google Patents

輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体 Download PDF

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JP2004325300A JP2003121517A JP2003121517A JP2004325300A JP 2004325300 A JP2004325300 A JP 2004325300A JP 2003121517 A JP2003121517 A JP 2003121517A JP 2003121517 A JP2003121517 A JP 2003121517A JP 2004325300 A JP2004325300 A JP 2004325300A
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Abstract

【課題】輝尽性蛍光体層に故障が生じることがなく、輝尽性蛍光体シートの周囲の空隙部の幅が狭く、封止部が安定している輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体の提供。
【解決手段】輝尽性蛍光体シートを輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で輝尽性蛍光体シートの周囲をヒートシーラを用い封止する輝尽性蛍光体シートの封止方法において、該ヒートシーラは輝尽性蛍光体シートの支持体側の封止フィルムを押接可能なヒータを有する剛性部材と、輝尽性蛍光体層側の封止フィルムを押接可能な弾性部材とを有し、該弾性部材は輝尽性蛍光体シートの周囲の端部を押圧する部分の角部に5〜15のRが設けられていることを特徴とする輝尽性蛍光体シートの封止方法。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線画像のような放射線画像は病気診断用などに多く用いられている。このX線画像を得るために被写体を通過したX線を輝尽性蛍光体(蛍光スクリーン)に照射し、これにより生じた可視光を通常の写真をとるときと同じように銀塩を使用したフィルムに照射して現像した、いわゆる放射線写真が利用されている。しかし、近年、銀塩を塗布したフィルムを使用しないで輝尽性蛍光体から直接画像を取り出す方法が工夫されるようになった。
【0003】
画像を取り出す方法としては、被写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体に吸収させた後、光又は熱エネルギー等で輝尽性蛍光体を励起することにより、輝尽性蛍光体が蓄積している放射線エネルギーを蛍光として放射し、この蛍光を検出し画像化する方法が挙げられる。具体的には、例えば米国特許3,859,527号及び特開昭55−12144号等などに可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した輝尽性蛍光体シートを使用した放射線画像変換方法が記載されている。
【0004】
これらの方法は、輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当てて被写体各部の放射線透過密度に対応する放射線エネルギーを蓄積させて、その後に輝尽性蛍光体層を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で時系列的に励起することにより、該輝尽性蛍光体層中に蓄積されている放射線エネルギーを輝尽発光として放出させ、この光の強弱による信号をたとえば光電変換し、電気信号を得て、この信号を感光フィルムなどの記録材料、CRTなどの表示装置上に可視像として再生するものである。
【0005】
この放射線像記録再生方法によれば、従来の放射線写真フィルムと増感紙との組合せを用いる放射線写真法による場合に比較して、はるかに少ない被曝線量で情報量の豊富な放射線画像を得ることができるという利点がある。
【0006】
このような輝尽性蛍光体は、放射線を照射した後、励起光を照射すると輝尽発光を示す輝尽性蛍光体であるが、実用上では、波長が400〜900nmの範囲にある励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が一般的に利用される。
【0007】
近年診断性向上のため、画質向上が市場で要望されてきており、画像処理機器側でも階調操作により明暗差をより強調する場合があり、今まで見えなかった画像が見える様になってきた。これに伴い今までは故障とならなかった僅かな欠点も強調される様になり故障品となってしまう場合が増加してきた。又、輝尽性蛍光体シートも画質向上のため用途に応じた製品が開発されており、例えばマンモ用の輝尽性蛍光体シートの場合は封止フィルムはより薄手となり剛性が無くなっている。
【0008】
輝尽性蛍光体シートとしては、可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層を塗設した塗設タイプが、取り扱い易く、作り易く、性能が安定していることから多く使用されている。輝尽性蛍光体は湿度により分解しやすく、画像の劣化が起こりやすい欠点を有しているため、輝尽性蛍光体シートを防湿性の高いフィルムで封止し、湿度による画像劣化を防止することが一般的に採られている。
【0009】
本発明では輝尽性蛍光体シートを封止するのに使用する防湿性の高いフィルムを封止フィルムといい、封止フィルムで封止された輝尽性蛍光体シートを封止体と言う。実際の使用に際しては、この封止体を所定の大きさの平板状のトレーに接着部材により固定した状態(一般的に、輝尽性蛍光体パネルと言われている)でカセッテに収納されて撮影装置に装填されいる。このため、封止体の周囲の封止部分を最小限にすることが輝尽性蛍光体シートの有効画像領域を増やす点で望まれている。
【0010】
輝尽性蛍光体シートの封止方法としては、例えば、可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で前記輝尽性蛍光体シートの周囲を、輝尽性蛍光体シートの支持体側の封止フィルムを押接可能なヒータを有する剛性部材と、輝尽性蛍光体層側の封止フィルムを押接可能な弾性部材とを有するヒートシーラを用い封止する方法が知られている(例えば、特許文献1を参照。)。
【0011】
しかしながら、特許文献1に記載の封止方法で封止フィルムにより輝尽性蛍光体シートを封止した場合、次の様な欠点を有している。
【0012】
1)輝尽性蛍光体層にヒートシーラの弾性部材による押し跡がついてしまう場合がある。又、押し跡がつくのを避けるためヒートシーラの押圧を弱くした場合は、輝尽性蛍光体シートの周囲の封止が不安定になる場合があり、防湿性が劣化し保管状態によっては輝尽性蛍光体シートの寿命が短くなってしまう危険がある。
【0013】
2)輝尽性蛍光体シートに厚さがあるため封止フィルムと段差が生じ、弾性部材により輝尽性蛍光体シートの周囲を抑えることが出来なくなり、輝尽性蛍光体シートの周囲の空隙部が大きくなり、封止の面積が少なくなるため防湿性が不安定になる。
【0014】
3)輝尽性蛍光体シートの周囲の封止に幅を取るため、所定の大きさの平板状のトレーにトレーからはみ出さない様に固定するとき、輝尽性蛍光体シートの有効画像領域が少なくなってしまう。
【0015】
このため、封止体を作製するにあたり、1)輝尽性蛍光体層にヒートシーラによる押し跡がつかないようにし、2)所定の大きさの平板状のトレーに封止体を固定するとき有効画像領域が広くなるように、封止部を狭くし、3)輝尽性蛍光体シートの保存性を良くするため、周囲の封止を安定にし、4)輝尽性蛍光体シートの周囲の封止を行うために慎重に時間を掛けて封止する作業を行う必要があり、これに伴い、作業効率が低下し、生産効率が上がらない原因の一つになっている。
【0016】
このため、輝尽性蛍光体層に故障を生じることがなく、輝尽性蛍光体シートの周囲の空隙部の幅が狭く、封止部が安定している輝尽性蛍光体シートの封止方法の開発が望まれている。
【0017】
【特許文献1】
特開平11−223890号公報
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記状況に鑑みなされたもので、その目的は、輝尽性蛍光体層に故障が生じることがなく、輝尽性蛍光体シートの周囲の空隙部の幅が狭く、封止部が安定している輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の構成により達成された。
【0020】
1)可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で前記輝尽性蛍光体シートの周囲をヒートシーラを用い封止する輝尽性蛍光体シートの封止方法において、該ヒートシーラは輝尽性蛍光体シートの支持体側の封止フィルムを押接可能なヒータを有する剛性部材と、輝尽性蛍光体層側の封止フィルムを押接可能な弾性部材とを有し、該弾性部材は輝尽性蛍光体シートの周囲の端部を押圧する部分の角部に5〜15のRが設けられていることを特徴とする輝尽性蛍光体シートの封止方法。
【0021】
2)可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で該封止フィルムの周囲をヒートシーラを用い一次封止をする工程と、前記輝尽性蛍光体シートの支持体側の該封止フィルムを押接可能なヒータを有する剛性部材と、輝尽性蛍光体層側の封止フィルムを押接可能で、輝尽性蛍光体シートの周囲の端部を押圧する部分の角部に5〜15のRが設けられている弾性部材とを有するヒートシーラを用い輝尽性蛍光体シートの周囲を二次封止する工程と、該二次封止した箇所を所定の寸法に断裁する工程とを経て封止することを特徴とする輝尽性蛍光体シートの封止方法。
【0022】
3)前記弾性部材は、JIS K 6253に準じて測定したゴム硬度が3〜15度のシリコン製の発泡ゴムであることを特徴とする1)又は2)に記載の輝尽性蛍光体シートの封止方法。
【0023】
4)前記弾性部材は、押圧力5〜10N/cmで封止フィルムを押圧することを特徴とする1)〜3)の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体シートの封止方法。
【0024】
5)前記輝尽性蛍光体シートの周囲は、0.2〜1.0mmの幅の空隙部を有することを特徴とする1)〜4)の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体シートの封止方法。
【0025】
6)可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で前記輝尽性蛍光体シートの周囲を封止した封止体において、前記輝尽性蛍光体シートの周囲に幅が0.2〜1.0mmの空隙部を有することを特徴とする封止体。
【0026】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図1〜図6を参照して説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0027】
図1は輝尽性蛍光体パネルの概略斜視図である。図中、1は輝尽性蛍光体パネルを示す。輝尽性蛍光体パネル1は、封止体2と、封止体2を固定する平板状のトレー3とを有している。封止体2は、可撓性の支持体201b上に形成した輝尽性蛍光体層201aとを有する輝尽性蛍光体シート201と、輝尽性蛍光体層201a側を封止する封止フィルム202aと、可撓性の支持体201b側を封止する封止フィルム202bとを有する封止フィルム202とを有している。203a〜203dは封止フィルム202により輝尽性蛍光体シート201を封止する際の封止部を示す。
【0028】
図2は図1のA−A′に沿った拡大概略断面図である。図中、204は輝尽性蛍光体シート201を封止フィルム202により封止する時に、輝尽性蛍光体シート201の周囲と封止フィルム202a、202bとの間に生じる空隙部を示す。他の符号は図1と同義である。
【0029】
空隙部204の幅を狭くすることで、所定の面積の平板状のトレー3に封止体2を固定するとき、空隙部204の幅を狭くした分封止体2は面積が小さくなるためトレー3にゆとりが出来る。このゆとりの分だけ輝尽性蛍光体シート201を広くすることが出来るため、有効画像領域を広く取ることが可能となる。但し、他の項目として、封止部を狭く安定にすることが挙げられる。
【0030】
Eは空隙部204の幅を示し、幅Eは0.2〜1.0mmが好ましい。0.2mm未満の場合は設備の機構が複雑になり、設備のコストが高くなる場合がある。1.0mmを越した場合は、所定の面積の平板状のトレーにはみ出さない様に固定するために、封止幅を狭くすることから、使用する封止フィルムの種類によっては防湿性が不足し輝尽性蛍光体シートの性能が低下する場合がある。
【0031】
Fは封止部203bの幅を示し、幅Fは1.0〜2.0mmが好ましい。1.0mm未満の場合は、使用する封止フィルムの種類によっては防湿性が不足し輝尽性蛍光体シートの性能が低下する場合がある。2.0mmを越した場合は、所定の面積の平板状のトレーにはみ出さない様に固定するために、封止フィルムの種類によっては封止部をトレーに固定することが困難となる場合がある。その他の各封止部203a、203c(図1を参照)、203dは封止部203bと同じ幅である。
【0032】
図3は図2のPで示される部分の拡大概略断面図である。
図中、202a1は封止フィルム202aのシーラント層を示し、202a2は防湿層を示す。202b1は封止フィルム202bのシーラント層を示し、202b2は防湿層を示す。封止フィルム202a、202bはシーラント層と防湿層とを有する積層材料となっている。更に防湿層は多層構成の材料となっている。封止フィルム202aと封止フィルム202bとは互いにシーラント層を内側にして輝尽性蛍光体シートを挟持し、熱により互いのシーラント層を溶着することで封止がされている。
【0033】
封止フィルムの厚さは40〜80μmが好ましい。40μm未満の場合は、封止フィルムの層構成の種類によっては、防湿性が不足したり、溶着強度が不足する場合がある。80μmを越えた場合は、封止フィルムの種類によっては、輝尽性蛍光体シートの性能が得られなくなる場合がある。
【0034】
封止フィルム202bの厚さは40〜150μmが好ましい。40μm未満の場合は、封止フィルムの層構成の種類によっては、防湿性が不足したり、溶着強度が不足する場合がある。150μmを越えた場合は、封止フィルムの層構成の種類によっては、過剰性能になりコストが上がる場合がある。尚、封止フィルムの詳細は後述する。
【0035】
図4は2枚の封止フィルムで挟持された輝尽性蛍光体シートを封止する状態を示す概略断面図である。図4の(a)は輝尽性蛍光体層側にRを有する弾性部材を用いて封止する状態を示す概略断面図である。図4の(b)は輝尽性蛍光体層側にRを有しない弾性部材を用いて封止する状態を示す概略断面図である。
【0036】
図中、4は本発明に係る弾性部材を示す。弾性部材4は輝尽性蛍光体シート201の輝尽性蛍光体層201a側の封止フィルム202aを押接するヒートシーラ(不図示)の押接部に取り付けられている。6は輝尽性蛍光体層側にRを有しない従来型の弾性部材を示す。弾性部材6は弾性部材4と同様に輝尽性蛍光体シート201の輝尽性蛍光体層201a側の封止フィルム202aを押接するヒートシーラ(不図示)の押接部に取り付けられている。
【0037】
弾性部材4は、JIS K 6253に準じて測定したゴム硬度が3〜15度を有していることが好ましく、例えばシリコン製の発泡ゴムが挙げられる。ゴム硬度が3度未満の場合は、弾性部材の種類によっては、押圧時に弾性部材としての押圧機能がなくなり、空隙部が広くなる場合がある。15度を越えた場合は、弾性部材の種類によっては、輝尽性蛍光体シートの厚みにより発生する封止フィルムとの段差をつぶしきれず空隙部が広くなる場合がある。
【0038】
5は輝尽性蛍光体シート201の支持体201b側の封止フィルムを押接可能なヒータ501を有するヒートシーラ(不図示)の剛性部材を示す。201cは輝尽性蛍光体シート201の端面を示す。
【0039】
図4に示す様に、輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持された状態の輝尽性蛍光体シートの端部をヒートシーラ(不図示)の剛性部材上に置き、弾性部材を降ろして(図中の矢印方向)2枚の封止フィルムを圧接することで輝尽性蛍光体シートの周囲が封止される。封止は輝尽性蛍光体シートの各辺毎に行っても良いし、4辺を同時に行ってもかまわない。使用するヒートシーラの種類により適宜選択することが可能である。2枚の封止フィルムを圧接するときの押圧力は5〜10N/cmであることが好ましい。押圧力が5N/cmN未満の場合は、空隙部が広くなり防湿性を確保するための封止幅が狭くなり、封止フィルムの種類によっては防湿性が不足し、輝尽性蛍光体シートの性能が低下する場合がある。10N/cmを越えた場合は、弾性部材の種類によつては輝尽性蛍光体層に押し跡が付く場合がある。
【0040】
弾性部材4は、輝尽性蛍光体シート201の輝尽性蛍光体層201aを押圧する側の角部401には5〜15のRが設けられている。Rが5未満の場合は、輝尽性蛍光体層に弾性部材の角部の押圧時の押し跡が付くため好ましくない。Rが15を越えた場合は、輝尽性蛍光体シートの厚みにより発生する封止フィルムとの段差をつぶしきれず空隙部が広くなり、封止部が狭くなり防湿性を確保することが困難となるため好ましくない。
【0041】
弾性部材6は、輝尽性蛍光体シート201の輝尽性蛍光体層201aに圧接する側の角部601にはRが設けられていない。他の符号は図2と同義である。
【0042】
図4の(b)に示す輝尽性蛍光体層201a側にRを有しない弾性部材を用いた場合は以下に示す状態の封止となる。1)輝尽性蛍光体層201aに弾性部材を圧接したとき、角部に荷重が集中することで、輝尽性蛍光体層201aに押し跡が付き故障となる。2)輝尽性蛍光体層201aに弾性部材を圧接したとき、弾性部材が輝尽性蛍光体シート201の端面201cへの圧接がされないため空隙部204が広くなってしまう。3)空隙部204が広くなってしまうことで、輝尽性蛍光体シート201の周囲の封止フィルムを圧接する面積が減るため封止が不安定となる。
【0043】
図4の(a)に示される様に、弾性部材の輝尽性蛍光体シート201の輝尽性蛍光体層201aを押圧する側の角部にRを設けることで以下に示す効果が得られる。1)輝尽性蛍光体層201aが弾性部材により押圧するとき、角部に荷重が集中することなく分散するため、輝尽性蛍光体層201aに押し跡がつかない。
【0044】
2)輝尽性蛍光体層201aが弾性部材により押圧するとき、弾性部材が輝尽性蛍光体シート201の端面201cに沿って圧接するため空隙部204を狭くすることが可能となる。
【0045】
3)輝尽性蛍光体層201aが弾性部材により押圧するとき、輝尽性蛍光体シート201の周囲の封止フィルムにも弾性部材が圧接するため封止が安定して行われる。
【0046】
上述の様に、図4の(a)に示される本発明に係る弾性部材は、輝尽性蛍光体層と接する側にRを有しない従来型の弾性部材に比べて優れていることを示している。
【0047】
次に本発明の輝尽性蛍光体シートの封止方法により封止体を作製するまでを図5、図6で説明する。
【0048】
図5は封止体を作製するまでを示す概略工程図である。
S1は、輝尽性蛍光体シート201を輝尽性蛍光体シート201より大きな2枚の封止フィルム2で挟持した状態を示す。使用する封止フィルムの大きさは、輝尽性蛍光体シート201の大きさに対して10〜30%であることが好ましい。封止フィルムは袋状であっても、2枚のシート状であってもかまわない。
【0049】
S2は、減圧条件下で封止フィルム2の周囲をヒートシーラを用い一次封止をした状態を示す。205a〜205dは一次封止された封止部を示す。一次封止を行う時に使用するヒートシーラは、封止する箇所が輝尽性蛍光体シート201より離れているため、ヒートシーラは図4に示す弾性部材を有していなくてもかまわない。勿論、図4に示す弾性部材を有するヒートシーラを使用することも可能である。一次封止を行う時の減圧条件は、100〜10,000Paが好ましい。一次封止は4辺を同時に行っても良いし、一辺毎に行っても良い。使用するヒートシーラの機種に合わせて適宜選択することが可能である。
【0050】
S3は、一次封止を行った後、輝尽性蛍光体シート201の周囲をヒートシーラを用い二次封止をした状態を示す。206a〜206dは二次封止された封止部を示す。二次封止を行う時に使用するヒートシーラは、図3に示す弾性部材を有するヒートシーラである。二次封止は4辺を同時に行っても良いし、一辺毎に行っても良い。使用するヒートシーラの機種に合わせて適宜選択することが可能である。この段階で輝尽性蛍光体シート201の周囲は図4に示すような状態で封止が成されている。
【0051】
S4は、二次封止を行った後、二次封止された封止部206a〜206dに沿って化粧断裁を行い得られた最終形態の封止体を示す。
【0052】
図6は封止体を他の方法で作製するまでを示す概略工程図である。
S1は、輝尽性蛍光体シート201を輝尽性蛍光体シート201より大きな2枚の封止フィルム2で挟持した状態を示す。使用する封止フィルムの大きさは、輝尽性蛍光体シート201の大きさに対して10〜30%であることが好ましい。封止フィルムは袋状であっても、2枚のシート状であってもかまわない。
【0053】
S2は、減圧条件下で輝尽性蛍光体シート201の周囲をヒートシーラを用い封止をした状態を示す。207a〜207dは封止された封止部を示す。封止を行う時に使用するヒートシーラは、図4に示す弾性部材を有するヒートシーラである。封止は4辺を同時に行っても良いし、一辺毎に行っても良い。使用するヒートシーラの機種に合わせて適宜選択することが可能である。この段階で輝尽性蛍光体シート201の周囲は図4に示すような状態で封止が成されている。
【0054】
S3は、二次封止を行った後、二次封止された封止部206a〜206dに沿って化粧断裁を行い得られた最終形態の封止体を示す。
【0055】
図5、図6に示した方法で得られた封止体は、実際の使用に際しては、封止体を所定の大きさのトレーに貼着して輝尽性蛍光体パネルとしカセッテに収納されて撮影装置に装填され用いられている。
【0056】
輝尽性蛍光体シートを封止するために輝尽性蛍光体層側に使用する封止フィルムとしては、輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層を湿度から保護するため、及び輝尽性蛍光体層から被写体の画像を取り出すために、特開平6−95302号に記載されている如き、無機物蒸着層を少なくとも一層含んだ透明な積層材料が防湿性の面からより好ましく用いられる。又支持体側に使用する封止フィルムと接触するシーラント層は熱溶融性の樹脂フィルムを積層する必要がある。
【0057】
これら無機物蒸着膜としては薄膜ハンドブックp879〜p901(日本学術振興会)、真空技術ハンドブックp502〜p509、p612、p810(日刊工業新聞社)、真空ハンドブック増訂版p132〜p134(ULVAC 日本真空技術K.K)に記載されている如き無機膜があげられる。例えば、Cr、Si(x=1、y=1.5〜2.0)、Ta、ZrN、SiC、TiC、PSG、Si、単結晶Si、アモルファスSi、W、AI等が用いられる。
【0058】
無機物蒸着層を設ける基材として使用する熱可塑性樹脂フィルムとしてはエチレンテトラフルオロエチル共重合体(ETFE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、延伸ポリプロピレン(0PP)、ポリスチレン(PS)、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、延伸ナイロン(ONy)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリカーボネート(PC)、ポリイミド、ポリエーテルスチレン(PES)など一般の包装用フィルムに使用されているフィルム材料を使用することが出来る。
【0059】
無機物蒸着フィルムシートを介して積層する熱可塑性樹脂フィルムとしては一般の包装材料として使用されている高分子フィルム(例えば機能性包装材料の新展開株式会社東レリサーチセンター記載の高分子フィルム)である低密度ポリエチレン(LDPE)、HDPE、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、中密度ポリエチレン、未延伸ポリプロピレン(CPP)、OPP、ONy、PET、セロハン、ポリビニルアルコール(PVA)、延伸ビニロン(OV)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVOH)、塩化ビニリデン(PVDC)等が使用できる。
【0060】
又、これら熱可塑性樹脂フィルムは、必要に応じて異種フィルムと共押し出しで作った多層フィルム、延伸角度を変えて張り合わせて作った多層フィルム等も当然使用出来る。更に必要とする物性を得るために使用するフィルムの密度、分子量分布を組み合わせて作る事も当然可能である。
【0061】
最内層の熱可塑性樹脂フィルムとしては、LDPE、LLDPE及びメタロセン触媒を使用して製造したLDPE、LLDPE、また、これらフィルムとHDPEフィルムの混合使用したフィルムを使用することが好ましい。
【0062】
支持体面側に使用するの封止フィルムは防湿性を高めることから、上述の無機物蒸層に代えてアルミニウム箔を使用した他は同じである不透明な積層フィルムを用いることが好ましい。
【0063】
上記積層フィルムの製造方法としては、無機物を蒸着したフィルム及びアルミニウム箔をラミネートしたフィルムを介して他のフィルムを積層させる方法としては一般的に知られている各種の方法が用いられ、例えばウェットラミネート法、ドライラミネート法、ホットメルトラミネート法、押出しラミネート法、熱ラミネート法を利用して作る事が可能である。
【0064】
トレーに使用する材質としては例えばアルミニウム(Al)、アルミニウム合金が挙げられる。アルミニウム合金としては、例えばAl−Mg系合金、Al−マグネシウム(Mg)−ケイ素(Si)系合金、Al−銅(Cu)系合金、Al−Si系合金及びAl−亜鉛(Zn)−Mg系合金等が挙げられる。
【0065】
本発明に係わる輝尽性蛍光体シートに使用する可撓性の支持体としては、セルロースアセテートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスティックフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コート紙、若しくはアート紙のような印刷用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、ベルギー特許第784,615号明細書に記載されているようなポリサッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグメント紙、ポリビニールアルコールでサイジングした紙等の加工紙等が挙げられる。これらの中でも、加工し易さ、取り扱い性からプラスティックフィルムが好ましい可撓性の支持体として挙げられる。
【0066】
また、これら可撓性の支持体の厚さは、用いる可撓性の支持体の材質等によって異なるが、一般的には80〜1000μmであり、取り扱い上の点から、更に好ましくは80〜500μmである。これらの支持体の表面は滑面であってもよいし、マット面としてもよい。
【0067】
輝尽性蛍光体層としては、バインダーと輝尽性蛍光体粒子とから構成されている。輝尽性蛍光体層を形成している「輝尽性蛍光体」とは、最初の光または高エネルギー放射線が照射された後に、光的、熱的、機械的、科学的または電気的等の刺激(輝尽励起)により、最初の光または高エネルギー放射線の照射量に対応した輝尽発光を示す輝尽性蛍光体をいう。実用的な面からは、光刺激(輝尽励起)により輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好ましく、波長が500nm以上、1μm以下の輝尽励起光によって輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好ましい。
【0068】
輝尽性蛍光体層を構成する輝尽性蛍光体の具体例としては、例えば特開昭55−12145号、同55−160078号、同56−74175号、同56−116777号、同57−23673号、同57−23675号、同58−206678号、同59−27289号、同59−27980号、同59−56479号、同59−56480号等に記載の希土類元素賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体;特開昭59−75200号、同60−84381号、同60−106752号、同60−166379号、同60−221483号、同60−228592号、同60−228593号、同61−23679号、同61−120882号、同61−120883号、同61−120885号、同61−235486号、同61−235487号等に記載の2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属弗化ハロゲン化物系蛍光体;特開昭55−12144号に記載の希土類元素賦活オキシハライド蛍光体;特開昭58−69281号に記載のセリウム賦活3価金属オキシハライド蛍光体;特開昭60−70484号に記載のビスマス賦活アルカリ金属ハロゲン化物蛍光体;特開昭60−141783号、同60−157100号に記載の2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロ燐酸塩蛍光体;特開昭60−157099号に記載の2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属ハロほう酸塩蛍光体;特開昭60−217354号に記載の2価のユーロピウム賦活アルカリ土類金属水素化ハロゲン化物蛍光体;特開昭61−21173号、同61−21182号に記載のセリウム賦活希土類複合ハロゲン化物蛍光体;特開昭61−40390号に記載のセリウム賦活希土類ハロ燐酸塩蛍光体;特開昭60−78151号に記載の2価のユーロピウム賦活ハロゲン化セリウム・ルビジウム蛍光体;特開昭60−78151号に記載の2価のユーロピウム賦活複合ハロゲン化物蛍光体等が挙げられる。
【0069】
以下に、本発明の効果を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0070】
【実施例】
以下の方法に従って封止体を作製した。
【0071】
(輝尽性蛍光体シートの準備)
コニカ(株)製 Regiusプレート−3Sに使用している輝尽性蛍光体シートを使用した。
【0072】
(封止フィルムの準備)
輝尽性蛍光体層側に使用する封止フィルムシートとして、PET12μm/アルミナ蒸着PET12μm/CPP30μmの多層構成のフィルムを、可撓性支持体側に使用する封止フィルムシートとしてPET100μm/Al箔9μm/CPP30μmの多層構成のフィルムを準備した。準備した封止フィルムは、輝尽性蛍光体シートに対して20%の大きさとした。
【0073】
(弾性部材の準備)
表1に示す様に、図4の(a)に示す弾性部材の輝尽性蛍光層を押圧する側の角部のRが異なる弾性部材を準備し1−1〜1−7とした。尚、使用した弾性部材はゴム硬度5度のシリコン製の発泡ゴムを使用した。ゴム硬度はJIS K 6253に準じて島津製作所(株)製ゴム硬度計にて測定した値である。
【0074】
【表1】
Figure 2004325300
【0075】
(封止体の作製)
図5に示す方法により封止体の作製を行った。準備した2枚の封止フィルムのCPP層側を重ね合わせ、三方をヒートシーラで封止し袋状にして使用した。この袋の中央に輝尽性蛍光体シートを置き、袋状にした封止フィルムの開放口を、4500Paの減圧下で、温度150℃、1.0秒でヒートシーラによる一次封止を行った。この後、輝尽性蛍光体シートの周囲を表1に示す各弾性部材1−1〜1−7を取り付けたヒートシーラにより温度150℃、1.0秒で二次封止を行った後、二次封止を行った封止部の周囲を化粧断裁し封止体を作製し試料101〜107とした。二次封止を行う時の押圧力は8N/cmであった。
【0076】
(評価)
作製した各試料101〜107をトレーに貼着し、カセッテに装填し、コニカ(株)製 Regius170に装着し、全面露光を行い封止時の押し跡の有無を目視にて確認した。又、押し跡の有無を目視にて確認した後、空隙部の長さをルーペ(×10倍スケール付き)により測定した。押し跡の有無及び空隙部の長さの測定結果を表2に示す。尚、空隙部の長さの測定は、封止フィルム越しに輝尽性蛍光体シートの端部から封止が始まるまでの長さをルーペ(×10倍スケール付き)により読みとった。
【0077】
【表2】
Figure 2004325300
【0078】
試料No.101は空隙部の長さは短く良好であるが、押し跡が輝尽性蛍光体層に付くため実用化は困難と判断した。試料No.106は輝尽性蛍光体層への押し跡は無く良好であるが、空隙部の長さが長くなるため実用化は困難と判断した。試料No.107は輝尽性蛍光体層への押し跡もあり、又空隙部の長さが長くなるため実用化は困難と判断した。以上の結果より、本発明の有効性が確認された。
【0079】
【発明の効果】
輝尽性蛍光体層に故障が生じることがなく、輝尽性蛍光体シートの周囲の空隙部の幅が狭く、封止部が安定している輝尽性蛍光体シートの封止方法及び封止体を提供することが出来、輝尽性蛍光体シートを安心して使用することが可能となり、且つ作業効率が上がり、生産効率も上げることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】輝尽性蛍光体パネルの概略斜視図である。
【図2】図1のA−A′に沿った拡大概略断面図である。
【図3】図2のPで示される部分の拡大概略断面図である。
【図4】2枚の封止フィルムで挟持された輝尽性蛍光体シートを封止する状態を示す概略断面図である。
【図5】封止体を作製するまでを示す概略工程図である。
【図6】封止体を他の方法で作製するまでを示す概略工程図である。
【符号の説明】
1 輝尽性蛍光体パネル
2 封止体
201 輝尽性蛍光体シート
201a 輝尽性蛍光体層
201b 支持体
201 輝尽性蛍光体シート
202、202a、202b 封止フィルム
203a〜203d、205a〜205d、206a〜206d、207a〜207d 封止部
204 空隙部
3 トレー
4、6 弾性部材
401、601 角部
5 剛性部材

Claims (6)

  1. 可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で前記輝尽性蛍光体シートの周囲をヒートシーラを用い封止する輝尽性蛍光体シートの封止方法において、該ヒートシーラは輝尽性蛍光体シートの支持体側の封止フィルムを押接可能なヒータを有する剛性部材と、輝尽性蛍光体層側の封止フィルムを押接可能な弾性部材とを有し、該弾性部材は輝尽性蛍光体シートの周囲の端部を押圧する部分の角部に5〜15のRが設けられていることを特徴とする輝尽性蛍光体シートの封止方法。
  2. 可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で該封止フィルムの周囲をヒートシーラを用い一次封止をする工程と、前記輝尽性蛍光体シートの支持体側の該封止フィルムを押接可能なヒータを有する剛性部材と、輝尽性蛍光体層側の封止フィルムを押接可能で、輝尽性蛍光体シートの周囲の端部を押圧する部分の角部に5〜15のRが設けられている弾性部材とを有するヒートシーラを用い輝尽性蛍光体シートの周囲を二次封止する工程と、該二次封止した箇所を所定の寸法に断裁する工程とを経て封止することを特徴とする輝尽性蛍光体シートの封止方法。
  3. 前記弾性部材は、JIS K 6253に準じて測定したゴム硬度が3〜15度のシリコン製の発泡ゴムであることを特徴とする請求項1又は2に記載の輝尽性蛍光体シートの封止方法。
  4. 前記弾性部材は、押圧力5〜10N/cmで封止フィルムを押圧することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体シートの封止方法。
  5. 前記輝尽性蛍光体シートの周囲は、0.2〜1.0mmの幅の空隙部を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体シートの封止方法。
  6. 可撓性の支持体上に輝尽性蛍光体層が形成された輝尽性蛍光体シートを、該輝尽性蛍光体シートより大きな2枚の封止フィルムで挟持し、減圧条件下で前記輝尽性蛍光体シートの周囲を封止した封止体において、前記輝尽性蛍光体シートの周囲に幅が0.2〜1.0mmの空隙部を有することを特徴とする封止体。
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