JP2004320858A - スイッチング電源装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】出力電圧の一時的な急上昇を抑えるインバータ停止動作による出力電圧の一時的な低下を防止して出力を安定化させる。
【解決手段】スイッチング電源装置の起動回路7に、アクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12の起動電圧以上のツェナーダイオードZ1で決まる第11電圧を供給する第1電圧供給回路と、昇圧チョークコイル5及び絶縁トランス11の各補助巻線L5,L3の出力を整流した電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12の停止電圧以上のツェナーダイオードZ2で決まる第2電圧を供給する第2電圧供給回路と、電源投入直後に第1電圧供給回路の第1電圧をアクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12に供給して起動させ、起動後は第2電圧供給回路の第2電圧を整流回路10,13からの電圧と共にアクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12に供給して動作させる切替回路とを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】スイッチング電源装置の起動回路7に、アクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12の起動電圧以上のツェナーダイオードZ1で決まる第11電圧を供給する第1電圧供給回路と、昇圧チョークコイル5及び絶縁トランス11の各補助巻線L5,L3の出力を整流した電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12の停止電圧以上のツェナーダイオードZ2で決まる第2電圧を供給する第2電圧供給回路と、電源投入直後に第1電圧供給回路の第1電圧をアクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12に供給して起動させ、起動後は第2電圧供給回路の第2電圧を整流回路10,13からの電圧と共にアクティブフィルタ制御回路6およびコンバータ制御回路12に供給して動作させる切替回路とを設ける。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、力率改善用のアクティブフィルタに続いてDC/DCコンバータを配置したスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスイッチング電源装置としては例えば図3に示すものがある。
【0003】
図3において、スイッチング電源装置は、入力端子1a,1bから商用交流電圧として例えばAC100Vを入力してダイオードブリッジ2で全波整流した後、力率改善用のアクティブフィルタ3に入力し、続いてアクティブフィルタ3の出力電圧をDC/DCコンバータ4に入力し、出力端子15a,15bから負荷に供給する電圧を安定化している。
【0004】
アクティブフィルタ3は、インバータ素子TR1、主巻線L4と補助巻線L5を備えた昇圧チョークコイル5、アクティブフィルタ制御回路6、ダイオードD2とコンデンサC3を備えた整流回路、起動回路7及び制御電源用の整流回路10を備えている。
【0005】
即ちアクティブフィルタ3は、インバータ素子TR1をスイッチングし、これにより流れるスイッチング電流の平均電流波形が全波整流された交流電圧波形と同相となるように制御し、力率を1とすることでスイッチングノイズの外部への放射を抑制してノイズレベルを下げている。
【0006】
DC/DCコンバータ4は、インバータ素子TR2、1次巻線L1、2次巻線L2、補助巻線L3を備えた絶縁トランス11、コンバータ制御回路12、制御電源用の整流回路13、出力用の整流回路14を備えている。コンバータ制御回路12は、整流回路14からの出力電圧が所定電圧となるようにインバータ素子TR2をスイッチング制御する。
【0007】
このような図3の従来回路ににあっては、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12は起動時に起動回路7から電力を受けて起動し、アクティブフィルタ3が起動すると起動回路7は停止する。即ち、起動回路7はMOS−FET8,トランジスタ9,抵抗R1,R2及び起動電圧を設定するツェナーダイオードZ1で構成される。
【0008】
電源投入時はアクティブフイルタ制御回路6が停止していることでトランジスタ9がオフであり、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧で決まる起動電圧をアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12に送って起動させる。
【0009】
起動後は、アクティブフィルタ制御回路6がトランジスタ9をオンし、MOS−FET8がカットオフされ、起動電圧の供給は停止される。起動後の動作状態では、インバータ素子TR1の動作による補助巻線L5の電圧に基づく整流回路10の整流電力及びコンバータ素子TR2の動作による補助巻線L3の電圧による整流回路13からの整流電力がアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12に供給され、それぞれの制御動作が行われる。
【0010】
図4は別の従来回路であり、アクティブフィルタ制御回路6とコンバータ制御回路12に対する動作電圧の供給を別々に行っている。即ち、起動回路7及び整流回路13からの電力はアクティブフィルタ制御回路6にのみ供給され、またコンバータ制御回路12には起動回路抵抗R7とコンデンサC2により起動電圧が供給され、更に整流回路13からの電力が供給されている。それ以外は図3と同じになる。
【0011】
アクティブフィルタ制御回路6は、起動時に起動回路7から電力を受け起動し、アクティブフィルタ動作後に起動回路7は停止し、その後は補助巻線L5の出力を整流回路10で整流した電力の供給を受ける。一方、コンバータ制御回路12は、起動回路抵抗R7から電力を受けて起動し、起動後は補助巻線L3の出力を整流回路13で平滑した電力の供給を受ける。
【0012】
図5は別の従来回路であり、2つの起動回路7a,7bにより起動電圧が異なるドロッパー回路を構成している。起動回路7aはMOS−FET8a,トランジスタ9,抵抗R1,R2及び起動電圧Vi1を設定するツェナーダイオードZ1で構成される。起動回路7bはMOS−FET8b,抵抗R3,R4及び起動電圧Vi2を設定するツェナーダイオードZ2で構成される。ここで起動電圧Vi1,Vi2は、
Vi1>Vi2
に設定されている。また、アクティブフィルタ制御回路6とコンバータ制御回路12の動作電力の供給ラインには起動回路抵抗R7とコンデンサC2が接続されており、これ以外の点は図3と同じになる。
【0013】
図5のアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12は、起動時に高い起動電圧Vi1の起動回路7aから電力を受け起動し、アクティブフィルタ動作後は、起動回路7aはトランジスタ9のオンによるMOS−FET8aのカットオフで停止し、その後は、アクティブフィルタ3の補助巻線L5と、DC/DCコンバータ4の補助巻線l3の出力を整流回路10,13で整流した電力の供給を受ける。また、負荷急変時はインバータが停止して補助巻線L3,L5よりの電力の供給が停止するときには、低い起動電圧Vi2の起動回路7bより電力の供給を受ける。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスイッチング電源装置の回路では次のような問題がある。
【0015】
図3のような従来回路では、負荷の急激な変化等により出力電圧が上昇すると、その際、コンバータ制御回路12は出力電圧を下げるように動作し、インバータ素子TR2はスイッチングを停止してしまう。その結果、アクティブフィルタ3の動作もほぼ停止状態となり、補助巻線L3、L5からの電力を受けることができなくなり、コンデンサC1の電圧が下がり、アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4の両方の制御回路6,12は停止してしまう。
【0016】
そしてアクティブフィルタ3が停止した時点で、再び起動回路7から電力を受け、両方の制御回路6,12が起動電圧に達したときに制御動作を開始する。このため負荷の急変により停止状態となった後に起動電圧に達するまでの間、出力電圧が一時的に低下してしまう問題がある。
【0017】
また、図4のような従来回路では、負荷の急変で出力電圧が上昇したり、また、電源を複数台並列接続した場合の出力設定電圧のバラツキにより、設定電圧が低い方の電源装置にあっては、インバータ素子TR2を停止するように制御する。
【0018】
その際に、DC/DCコンバータ4の制御回路12は、補助巻線L3からの電力の供給を受けることが出来なくなり、起動回路抵抗R7からのみの電力供給となり、その間にコンデンサC2の電圧は下がり、制御回路12の停止電圧以下になって停止してしまう。
【0019】
コンバータ制御回路12が停止すると再びコンデンサC2の電圧は上昇し始め、コンバータ制御回路12の起動電圧に達したときに動作を開始する。その間、出力電圧は制御されないため、一時的に低下してしまうこととなる。
【0020】
このような現象を防止するためには、従来は、起動回路抵抗R7からの電力供給量を多くするか、もしくは、専用の補助電源を必要とするが、それらの回路は、定常状態にも損失が発生してしまい、発熱や効率低下の問題がある。
【0021】
更に、図5のような従来回路では、インバータが停止している期間でも、起動回路7bより電力の供給を受けることができるが、異なった起動電圧を出力するドロッパー回路が複数回路必要となり、部品点数が増加し、コストアップになってしまう問題がある。
【0022】
本発明は、出力の負荷急変等による出力電圧の一時的な上昇を抑える動作に伴う出力電圧の一時的な低下を防止して出力を安定化させるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、昇圧チョークコイル、インバータ素子及びアクティブフィルタ制御回路を備えた力率改善用のアクティブフィルタと、アクティブフィルタに続いて接続され、絶縁トランス、インバータ素子及びコンバータ制御回路を備えたDC/DCコンバータと、電源投入時にアクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路に起動電圧を供給して起動させる起動回路と、起動後に昇圧チョークコイルの補助巻線の出力を整流した電力及びトランスの補助巻線の出力を整流した電力をアクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路に供給して動作させる整流回路とを備えたスイッチング電源装置を対象とする。
【0024】
このようなスイッチング電源装置につき本発明は、その起動回路に、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の起動電圧以上の第1電圧を供給する第1電圧供給回路と、昇圧チョークコイル及び絶縁トランスの各補助巻線の出力を整流した電圧及び絶縁トランスの補助巻線の電圧を整流した電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧を供給する第2電圧供給回路と、電源投入直後に第1電圧供給回路の第1電圧をアクティブフィルタ制御回路およびDC/DCコンバータ制御回路に供給して起動させ、起動後は第2電圧供給回路の第2電圧を前記整流回路からの電圧と共にアクティブフィルタ制御回路およびDC/DCコンバータ制御回路に供給して動作させる切替回路と設けたことを特徴とする。
【0025】
このような本発明のスイッチング電源装置に設けた起動回路によれば、負荷急変などによる出力電圧の上昇を抑え込むためにDC/DCコンバータ及びアクティブフィルタのインバータが停止状態となって絶縁トランス及び昇圧チョークコイルの補助巻線からの電力供給が停止しても、第2電圧供給回路から補助巻線の整流電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧が供給されて制御回路の動作は停止せず、これによって出力電圧の一時的な低下を防いで安定化させる。
【0026】
また起動回路は、電源投入による起動時と起動後とで出力電圧を切替える回路構成であり、出力電圧の異なる複数のドロッパー回路を必要とせず、少ない部品で回路が構成され、回路損失も少ない。
【0027】
更に、アクティブフィルタ制御回路の起動電圧に対しコンバータ制御回路の起動電圧が高い場合、電力供給ラインに対するアクティブフィルタ制御回路の接続点とコンバータ制御回路の接続点との間に逆流阻止用ダイオードを挿入接続すると共に、コンバータ制御回路側の電力供給ラインにアクティブフィルタの出力ラインを起動回路抵抗を介して接続する。
【0028】
この場合にも出力電圧の急激な上昇を抑えるインバータ停止動作に対し第2電圧供給回路から補助巻線の整流電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧が供給供給されて制御回路の動作は停止せず、これによって出力電圧の一時的な低下を防いで安定化する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるスイッチング電源装置の実施形態を示した回路図である。図1において、本発明のスイッチング電源装置は、力率改善用のアクティブフィルタ3と出力電圧を安定化させるためのDC/DCコンバータ4を備えている。アクティブフィルタ3に対しては入力端子1a,1bより商用交流電圧例えばAC100Vが入力され、ダイオードブリッジ2で全波整流した後にアクティブフィルタ3に入力している。
【0030】
アクティブフィルタ3は、MOS−FETなどを用いたインバータ素子TR1、主巻線L4と補助巻線L5を備えた昇圧チョークコイル5、アクティブフィルタ制御回路6、ダイオードD2とコンデンサC3で構成される整流回路を備えている。
【0031】
このアクティブフィルタ3は、アクティブフィルタ制御回路6によるインバータ素子TR1のスイッチングにより、昇圧チョークコイル5から流れるスイッチング電流の平均電流波形をダイオードブリッジ2で全波整流された交流電圧波形と同相になるように制御し、これによって力率を1とすることで、スイッチングノイズの外部への放射を抑制する。
【0032】
DC/DCコンバータ4は、MOS−FETなどを用いたインバータ素子TR2、1次巻線L1、2次巻線L2、補助巻線L3を備えた絶縁トランス11、コンバータ制御回路12、制御電源用の整流回路13、出力用の整流回路14を備え、出力端子15a,15bから負荷に出力電圧の安定化された電力を供給するようにしている。
【0033】
このDC/DCコンバータ4は、コンバータ制御回路12によるインバータ素子TR2のスイッチング制御により、絶縁トランス11による1次巻線L1から2次巻線L2に対する電力エネルギーの伝達割合を制御し、出力端子15a,15bから負荷に供給する電圧が負荷電流の如何に関わらず所定値に安定するように制御する。
【0034】
アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12は、電力供給ライン16による電力供給を受けて制御動作を行う。この電力供給ライン16に対する電力供給は、アクティブフィルタ3の入力段に設けた起動回路7、及びアクティブフィルタ3の補助巻線L5に設けた整流回路10、更にDC/DCコンバータ4の補助巻線L3に設けた整流回路13から行われる。
【0035】
起動回路7は、MOS−FET8、トランジスタ9、ツェナーダイオードZ1,Z2、抵抗R1,R2で構成される。
【0036】
この起動回路7はツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1に基づいて、アクティブフィルタ制御回路6の起動電圧Vi1及びコンバータ制御回路12における起動電圧Vi2以上の第1電圧V1を供給する第1電圧供給回路を構成している。
【0037】
また起動回路7には、整流回路10の整流電圧Vr1及び整流回路13の整流電圧Vr2以下で且つアクティブフィルタ制御回路6の停止電圧Vs1及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs2以上の第2電圧V2を供給する第2電圧供給回路を備えている。
【0038】
更に起動回路7には、電源投入時に第1電圧供給回路の第1電圧V1を電力供給ライン16に供給し、起動後は第2電圧供給回路の第2電圧V2を電源供給ライン16に供給するトランジスタ9により動作する切替回路を備えている。
【0039】
より具体的には、電源投入直後に切替回路を構成するトランジスタ9はアクティブフィルタ制御回路6からの出力がないことからオフとなっている。これによってツェナーダイオードZ1、抵抗R1,R2及びMOS−FET8からなる第1電圧供給回路が有効となり、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1で決まる第1電圧V1を電力供給ライン16に出力して、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12を起動させる。
【0040】
アクティブフィルタ制御回路6が起動するとトランジスタ9がオンし、これによって起動回路7のツェナーダイオードZ2、抵抗R1,R2及びMOS−FET8からなる第2電圧供給回路が有効となり、ツェナーダイオードZ2のツェナー電圧Vz2で決まる第2電圧V2が電力供給ライン16に出力される。
【0041】
この状態にあっては、アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4のインバータ動作が行われているため、補助巻線L5,L3の整流回路10,13の整流出力も電源出力ライン16に同時に供給され、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作が継続される。
【0042】
なお、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12に対する電力供給ライン16にはコンデンサC1が接続され、電源バックアップを行っている。また、アクティブフィルタ3の入力に設けたコンデンサC0はノイズカット用のフィルタコンデンサである。
【0043】
次に図1の実施形態の動作を説明する。入力端子1a,1bに対するAC入力となる電源投入が行われると、起動回路7は、このときトランジスタ9がオフであることから、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1で決まる第1電圧V1、即ちアクティブフィルタ制御回路6の起動電圧Vi1及びコンバータ制御回路12の起動電圧Vi2より大きい電圧となる起動用の第1電圧V1を電力供給ライン16に出力し、これによってアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12が起動し、インバータ素子TR1,TR2のスイッチングによるインバータ動作が開始される。
【0044】
アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4が起動すると、補助巻線L5,L3の出力が得られ、整流回路10,13より整流された電力が電力供給ライン16に供給され、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作が継続される
またアクティブフィルタ制御回路6が起動することで起動回路7のトランジスタ9がオンし、これによってツェナー電圧が低い方のツェナーダイオードZ2が有効となり、起動回路7からは整流回路10,13の整流電圧Vr1,Vr2以下でアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs1,Vs2以上の第2電圧V2が、整流電圧Vr1,Vr2と共に電力供給ライン16に出力される。
【0045】
このようなアクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4が起動した後の動作状態で、例えば負荷の急変によりDC/DCコンバータ4からの出力電圧が一時的に急上昇したとすると、この出力電圧の急上昇を抑えるためにコンバータ制御回路12はインバータ素子TR2をスイッチングオフ状態として出力電圧の上昇を抑え込む。
【0046】
このため、DC/DCコンバータ4におけるインバータ動作が停止し、補助巻線L3の出力がなくなることで整流回路13の整流電圧Vr2も0ボルトとなる。同時にアクティブフィルタ制御回路6もインバータ素子TR1をほぼスイッチングオフ状態に制御し、これによって補助巻線L5の出力がなくなることで整流回路9の整流電圧Vr1も0ボルトとなる。
【0047】
しかしながら、DC/DCコンバータ4及びアクティブフィルタ3のインバータ動作が停止して補助巻線L3,L5に基づく整流電力が得られなくなっても、この状態で起動回路7はトランジスタ9のオンによるツェナーダイオードZ2のツェナー電圧に基づいた第2電圧V2を電力供給ライン16に出力している。
【0048】
この第2電圧V2はアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs1,Vs2以上の電圧であることから、インバータ動作の停止に伴い補助巻線L3,L5の整流電力が断たれても、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作が停止することはない。
【0049】
このため、一時的に急上昇した出力電圧がインバータの停止動作に伴って所定の出力電圧に抑え込まれると、コンバータ制御回路12は出力電圧を所定値に安定化するようにインバータ素子TR2のスイッチング動作を再開し、これに伴ってアクティブフィルタ制御回路6もインバータ素子TR1のスイッチング動作を行う。
【0050】
したがって、出力電圧の一時的な急上昇によりDC/DCコンバータ4及びアクティブフィルタ3におけるインバータ動作が停止しても、上昇した出力電圧が所定電圧に下がると、その後、出力電圧の落ち込みを生ずることなく、所定電圧に安定させるインバータ制御ができ、出力電圧の低下は起きない。
【0051】
また、このための起動回路7の構成は、出力電圧の一次的な急上昇に対する出力低下を防ぐために図5の従来回路で2つの起動回路7a,7bを設けた場合に比べ1つの起動回路で済み、部品点数が少なく、回路構成も簡単であり、損失を少なくすることもできる。
【0052】
なお、図1の実施形態にあっては、アクティブフィルタ3の補助巻線L5から整流電圧Vr1を出力する整流回路10とDC/DCコンバータ4の補助巻線L3の出力から整流電圧Vr2を出力する整流回路13については、それぞれの整流電圧Vr1,Vr2は実質的に同一の電圧である。
【0053】
図2は本発明の他の実施形態を示した回路図であり、アクティブフィルタ制御回路6の起動電圧Vi1に対しコンバータ制御回路12の起動電圧Vi2が高い場合の実施形態である。
【0054】
図2において、アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4の構成は基本的に図1の実施形態と同じであり、起動回路7についても同じである。これに対しアクティブフィルタ制御回路6の起動電圧に対しコンバータ制御回路12の起動電圧が高いことに対応し、電力供給ライン16におけるアクティブフィルタ制御回路6の接続点とコンバータ制御回路12の接続点との間に逆流阻止用のダイオードD1を挿入接続する。
【0055】
更にアクティブフィルタ3の出力となるダイオードD2とコンデンサC3を備えた整流回路の出力を、起動回路抵抗7を介して電力供給ライン16におけるダイオードD1の右側のコンバータ制御回路12側に接続している。
【0056】
この図2の実施形態の動作は、AC入力が行われる電源投入時の起動動作として、アクティブフィルタ制御回路6は起動回路7のトランジスタ9がオフであることから、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1に基づく第1電圧V1を起動電圧として受けて動作する。
【0057】
これに対しコンバータ制御回路12は、アクティブフィルタ制御回路6の起動によりアクティブフィルタ3のインバータ動作が行われ、これによるアクティブフィルタ3の昇圧出力が起動回路抵抗R7を介してコンバータ制御回路12に加えられており、コンバータ制御回路12の起動電圧Vi2以上となったとき起動し、DC/DCコンバータ4のインバータ動作による出力電圧の安定化制御が行われる。
【0058】
アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4が起動した後は、起動回路7のトランジスタ9がオンし、ツェナー電圧Vz2で決まる第2電圧V2が電力供給ライン16に供給された状態となり、同時にインバータ動作による補助巻線L5,L3の整流回路10,13による整流出力が電力供給ライン16に対し行われる。
【0059】
この場合、電力供給ライン16はダイオードD1の挿入接続でアクティブフィルタ制御回路6側とコンバータ制御回路12側に分離されており、整流回路10の整流電圧Vr1に対し整流回路13の整流電圧Vr2が高い場合には、整流回路10はアクティブフィルタ制御回路6に整流電力を供給し、整流回路13はコンバータ制御回路12に整流電力を供給する個別の電力供給状態となる。
【0060】
更にアクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4の動作中に出力電圧が負荷の急変などにより一時的に上昇すると、コンバータ制御回路12がインバータ素子TR2をスイッチングオフとして出力電圧の上昇を抑え込むインバータ停止動作を行い、同時にアクティブフィルタ制御回路6もインバータ素子TR1をスイッチングオフ状態としてインバータ停止動作を行う。
【0061】
これによって補助巻線L3,L5の出力による整流回路13,10の整流電力が断たれるが、このとき起動回路7はトランジスタ9のオンにより、ツェナーダイオードZ2により決まる第2電圧、即ちアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs1,Vs2より高い電圧の電力供給を行っている。
【0062】
このため出力電圧を抑え込むためにインバータ動作が停止しても、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作は停止せず、出力電圧が所定電圧に下がってくると、所定電圧を維持するためのインバータ動作が再開され、出力電圧が一時的に落ち込むことはない。
【0063】
なお本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。
【0064】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、出力の負荷急変などにより出力電圧が一時的に急上昇した場合、この出力電圧の上昇を抑えるためにDC/DCコンバータ及びアクティブフィルタにおいてインバータ停止状態となる制御が行われ、インバータ停止によりアクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路に対する動作電力の供給が断たれても、起動回路による各制御回路の停止電圧以上の電圧となる電力供給により、アクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路のそれぞれが制御動作を継続することができ、出力電圧の一時的な急上昇に伴うインバータ停止状態となる制御を行っても、その後の出力電圧の低下を防ぐことができる。
【0065】
また、アクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路の起動と出力電圧の一時的な急上昇時の動作を維持するための起動回路を、起動電圧(第1電圧)とインバータ停止時の動作電圧(第2電圧)を切替出力する回路構成とすることで、起動用とインバータ停止時の制御維持用の別々の起動回路を設けた場合に比べ少ない部品点数で回路構成ができ、また回路構成が簡単であることから損失そのものも少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示した回路図
【図2】本発明の他の実施形態を示した回路図
【図3】従来回路を示した回路図
【図4】従来回路の他の例を示した回路図
【図5】従来回路の他の例を示した回路図
【符号の説明】
1a,1b:入力端子
2:ダイオードブリッジ
3:アクティブフィルタ
4:DC/DCコンバータ
5:昇圧チョークコイル
6:アクティブフィルタ制御回路
7:起動回路
8:MOS−FET
9:トランジスタ
10,13,14:整流回路
11:絶縁トランス
12:コンバータ制御回路
15a,15b:出力端子
16:電力供給ライン
TR1,TR2:インバータ素子
L1:1次巻線
L2:2次巻線
L3,L5:補助巻線
L4:主巻線
Z1,Z2:ツェナーダイオード
C0〜C3:コンデンサ
R1〜R4:抵抗
R7:起動回路抵抗
【発明の属する技術分野】
本発明は、力率改善用のアクティブフィルタに続いてDC/DCコンバータを配置したスイッチング電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスイッチング電源装置としては例えば図3に示すものがある。
【0003】
図3において、スイッチング電源装置は、入力端子1a,1bから商用交流電圧として例えばAC100Vを入力してダイオードブリッジ2で全波整流した後、力率改善用のアクティブフィルタ3に入力し、続いてアクティブフィルタ3の出力電圧をDC/DCコンバータ4に入力し、出力端子15a,15bから負荷に供給する電圧を安定化している。
【0004】
アクティブフィルタ3は、インバータ素子TR1、主巻線L4と補助巻線L5を備えた昇圧チョークコイル5、アクティブフィルタ制御回路6、ダイオードD2とコンデンサC3を備えた整流回路、起動回路7及び制御電源用の整流回路10を備えている。
【0005】
即ちアクティブフィルタ3は、インバータ素子TR1をスイッチングし、これにより流れるスイッチング電流の平均電流波形が全波整流された交流電圧波形と同相となるように制御し、力率を1とすることでスイッチングノイズの外部への放射を抑制してノイズレベルを下げている。
【0006】
DC/DCコンバータ4は、インバータ素子TR2、1次巻線L1、2次巻線L2、補助巻線L3を備えた絶縁トランス11、コンバータ制御回路12、制御電源用の整流回路13、出力用の整流回路14を備えている。コンバータ制御回路12は、整流回路14からの出力電圧が所定電圧となるようにインバータ素子TR2をスイッチング制御する。
【0007】
このような図3の従来回路ににあっては、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12は起動時に起動回路7から電力を受けて起動し、アクティブフィルタ3が起動すると起動回路7は停止する。即ち、起動回路7はMOS−FET8,トランジスタ9,抵抗R1,R2及び起動電圧を設定するツェナーダイオードZ1で構成される。
【0008】
電源投入時はアクティブフイルタ制御回路6が停止していることでトランジスタ9がオフであり、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧で決まる起動電圧をアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12に送って起動させる。
【0009】
起動後は、アクティブフィルタ制御回路6がトランジスタ9をオンし、MOS−FET8がカットオフされ、起動電圧の供給は停止される。起動後の動作状態では、インバータ素子TR1の動作による補助巻線L5の電圧に基づく整流回路10の整流電力及びコンバータ素子TR2の動作による補助巻線L3の電圧による整流回路13からの整流電力がアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12に供給され、それぞれの制御動作が行われる。
【0010】
図4は別の従来回路であり、アクティブフィルタ制御回路6とコンバータ制御回路12に対する動作電圧の供給を別々に行っている。即ち、起動回路7及び整流回路13からの電力はアクティブフィルタ制御回路6にのみ供給され、またコンバータ制御回路12には起動回路抵抗R7とコンデンサC2により起動電圧が供給され、更に整流回路13からの電力が供給されている。それ以外は図3と同じになる。
【0011】
アクティブフィルタ制御回路6は、起動時に起動回路7から電力を受け起動し、アクティブフィルタ動作後に起動回路7は停止し、その後は補助巻線L5の出力を整流回路10で整流した電力の供給を受ける。一方、コンバータ制御回路12は、起動回路抵抗R7から電力を受けて起動し、起動後は補助巻線L3の出力を整流回路13で平滑した電力の供給を受ける。
【0012】
図5は別の従来回路であり、2つの起動回路7a,7bにより起動電圧が異なるドロッパー回路を構成している。起動回路7aはMOS−FET8a,トランジスタ9,抵抗R1,R2及び起動電圧Vi1を設定するツェナーダイオードZ1で構成される。起動回路7bはMOS−FET8b,抵抗R3,R4及び起動電圧Vi2を設定するツェナーダイオードZ2で構成される。ここで起動電圧Vi1,Vi2は、
Vi1>Vi2
に設定されている。また、アクティブフィルタ制御回路6とコンバータ制御回路12の動作電力の供給ラインには起動回路抵抗R7とコンデンサC2が接続されており、これ以外の点は図3と同じになる。
【0013】
図5のアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12は、起動時に高い起動電圧Vi1の起動回路7aから電力を受け起動し、アクティブフィルタ動作後は、起動回路7aはトランジスタ9のオンによるMOS−FET8aのカットオフで停止し、その後は、アクティブフィルタ3の補助巻線L5と、DC/DCコンバータ4の補助巻線l3の出力を整流回路10,13で整流した電力の供給を受ける。また、負荷急変時はインバータが停止して補助巻線L3,L5よりの電力の供給が停止するときには、低い起動電圧Vi2の起動回路7bより電力の供給を受ける。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のスイッチング電源装置の回路では次のような問題がある。
【0015】
図3のような従来回路では、負荷の急激な変化等により出力電圧が上昇すると、その際、コンバータ制御回路12は出力電圧を下げるように動作し、インバータ素子TR2はスイッチングを停止してしまう。その結果、アクティブフィルタ3の動作もほぼ停止状態となり、補助巻線L3、L5からの電力を受けることができなくなり、コンデンサC1の電圧が下がり、アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4の両方の制御回路6,12は停止してしまう。
【0016】
そしてアクティブフィルタ3が停止した時点で、再び起動回路7から電力を受け、両方の制御回路6,12が起動電圧に達したときに制御動作を開始する。このため負荷の急変により停止状態となった後に起動電圧に達するまでの間、出力電圧が一時的に低下してしまう問題がある。
【0017】
また、図4のような従来回路では、負荷の急変で出力電圧が上昇したり、また、電源を複数台並列接続した場合の出力設定電圧のバラツキにより、設定電圧が低い方の電源装置にあっては、インバータ素子TR2を停止するように制御する。
【0018】
その際に、DC/DCコンバータ4の制御回路12は、補助巻線L3からの電力の供給を受けることが出来なくなり、起動回路抵抗R7からのみの電力供給となり、その間にコンデンサC2の電圧は下がり、制御回路12の停止電圧以下になって停止してしまう。
【0019】
コンバータ制御回路12が停止すると再びコンデンサC2の電圧は上昇し始め、コンバータ制御回路12の起動電圧に達したときに動作を開始する。その間、出力電圧は制御されないため、一時的に低下してしまうこととなる。
【0020】
このような現象を防止するためには、従来は、起動回路抵抗R7からの電力供給量を多くするか、もしくは、専用の補助電源を必要とするが、それらの回路は、定常状態にも損失が発生してしまい、発熱や効率低下の問題がある。
【0021】
更に、図5のような従来回路では、インバータが停止している期間でも、起動回路7bより電力の供給を受けることができるが、異なった起動電圧を出力するドロッパー回路が複数回路必要となり、部品点数が増加し、コストアップになってしまう問題がある。
【0022】
本発明は、出力の負荷急変等による出力電圧の一時的な上昇を抑える動作に伴う出力電圧の一時的な低下を防止して出力を安定化させるスイッチング電源装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、昇圧チョークコイル、インバータ素子及びアクティブフィルタ制御回路を備えた力率改善用のアクティブフィルタと、アクティブフィルタに続いて接続され、絶縁トランス、インバータ素子及びコンバータ制御回路を備えたDC/DCコンバータと、電源投入時にアクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路に起動電圧を供給して起動させる起動回路と、起動後に昇圧チョークコイルの補助巻線の出力を整流した電力及びトランスの補助巻線の出力を整流した電力をアクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路に供給して動作させる整流回路とを備えたスイッチング電源装置を対象とする。
【0024】
このようなスイッチング電源装置につき本発明は、その起動回路に、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の起動電圧以上の第1電圧を供給する第1電圧供給回路と、昇圧チョークコイル及び絶縁トランスの各補助巻線の出力を整流した電圧及び絶縁トランスの補助巻線の電圧を整流した電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧を供給する第2電圧供給回路と、電源投入直後に第1電圧供給回路の第1電圧をアクティブフィルタ制御回路およびDC/DCコンバータ制御回路に供給して起動させ、起動後は第2電圧供給回路の第2電圧を前記整流回路からの電圧と共にアクティブフィルタ制御回路およびDC/DCコンバータ制御回路に供給して動作させる切替回路と設けたことを特徴とする。
【0025】
このような本発明のスイッチング電源装置に設けた起動回路によれば、負荷急変などによる出力電圧の上昇を抑え込むためにDC/DCコンバータ及びアクティブフィルタのインバータが停止状態となって絶縁トランス及び昇圧チョークコイルの補助巻線からの電力供給が停止しても、第2電圧供給回路から補助巻線の整流電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧が供給されて制御回路の動作は停止せず、これによって出力電圧の一時的な低下を防いで安定化させる。
【0026】
また起動回路は、電源投入による起動時と起動後とで出力電圧を切替える回路構成であり、出力電圧の異なる複数のドロッパー回路を必要とせず、少ない部品で回路が構成され、回路損失も少ない。
【0027】
更に、アクティブフィルタ制御回路の起動電圧に対しコンバータ制御回路の起動電圧が高い場合、電力供給ラインに対するアクティブフィルタ制御回路の接続点とコンバータ制御回路の接続点との間に逆流阻止用ダイオードを挿入接続すると共に、コンバータ制御回路側の電力供給ラインにアクティブフィルタの出力ラインを起動回路抵抗を介して接続する。
【0028】
この場合にも出力電圧の急激な上昇を抑えるインバータ停止動作に対し第2電圧供給回路から補助巻線の整流電圧以下で、アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧が供給供給されて制御回路の動作は停止せず、これによって出力電圧の一時的な低下を防いで安定化する。
【0029】
【発明の実施の形態】
図1は本発明によるスイッチング電源装置の実施形態を示した回路図である。図1において、本発明のスイッチング電源装置は、力率改善用のアクティブフィルタ3と出力電圧を安定化させるためのDC/DCコンバータ4を備えている。アクティブフィルタ3に対しては入力端子1a,1bより商用交流電圧例えばAC100Vが入力され、ダイオードブリッジ2で全波整流した後にアクティブフィルタ3に入力している。
【0030】
アクティブフィルタ3は、MOS−FETなどを用いたインバータ素子TR1、主巻線L4と補助巻線L5を備えた昇圧チョークコイル5、アクティブフィルタ制御回路6、ダイオードD2とコンデンサC3で構成される整流回路を備えている。
【0031】
このアクティブフィルタ3は、アクティブフィルタ制御回路6によるインバータ素子TR1のスイッチングにより、昇圧チョークコイル5から流れるスイッチング電流の平均電流波形をダイオードブリッジ2で全波整流された交流電圧波形と同相になるように制御し、これによって力率を1とすることで、スイッチングノイズの外部への放射を抑制する。
【0032】
DC/DCコンバータ4は、MOS−FETなどを用いたインバータ素子TR2、1次巻線L1、2次巻線L2、補助巻線L3を備えた絶縁トランス11、コンバータ制御回路12、制御電源用の整流回路13、出力用の整流回路14を備え、出力端子15a,15bから負荷に出力電圧の安定化された電力を供給するようにしている。
【0033】
このDC/DCコンバータ4は、コンバータ制御回路12によるインバータ素子TR2のスイッチング制御により、絶縁トランス11による1次巻線L1から2次巻線L2に対する電力エネルギーの伝達割合を制御し、出力端子15a,15bから負荷に供給する電圧が負荷電流の如何に関わらず所定値に安定するように制御する。
【0034】
アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12は、電力供給ライン16による電力供給を受けて制御動作を行う。この電力供給ライン16に対する電力供給は、アクティブフィルタ3の入力段に設けた起動回路7、及びアクティブフィルタ3の補助巻線L5に設けた整流回路10、更にDC/DCコンバータ4の補助巻線L3に設けた整流回路13から行われる。
【0035】
起動回路7は、MOS−FET8、トランジスタ9、ツェナーダイオードZ1,Z2、抵抗R1,R2で構成される。
【0036】
この起動回路7はツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1に基づいて、アクティブフィルタ制御回路6の起動電圧Vi1及びコンバータ制御回路12における起動電圧Vi2以上の第1電圧V1を供給する第1電圧供給回路を構成している。
【0037】
また起動回路7には、整流回路10の整流電圧Vr1及び整流回路13の整流電圧Vr2以下で且つアクティブフィルタ制御回路6の停止電圧Vs1及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs2以上の第2電圧V2を供給する第2電圧供給回路を備えている。
【0038】
更に起動回路7には、電源投入時に第1電圧供給回路の第1電圧V1を電力供給ライン16に供給し、起動後は第2電圧供給回路の第2電圧V2を電源供給ライン16に供給するトランジスタ9により動作する切替回路を備えている。
【0039】
より具体的には、電源投入直後に切替回路を構成するトランジスタ9はアクティブフィルタ制御回路6からの出力がないことからオフとなっている。これによってツェナーダイオードZ1、抵抗R1,R2及びMOS−FET8からなる第1電圧供給回路が有効となり、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1で決まる第1電圧V1を電力供給ライン16に出力して、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12を起動させる。
【0040】
アクティブフィルタ制御回路6が起動するとトランジスタ9がオンし、これによって起動回路7のツェナーダイオードZ2、抵抗R1,R2及びMOS−FET8からなる第2電圧供給回路が有効となり、ツェナーダイオードZ2のツェナー電圧Vz2で決まる第2電圧V2が電力供給ライン16に出力される。
【0041】
この状態にあっては、アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4のインバータ動作が行われているため、補助巻線L5,L3の整流回路10,13の整流出力も電源出力ライン16に同時に供給され、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作が継続される。
【0042】
なお、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12に対する電力供給ライン16にはコンデンサC1が接続され、電源バックアップを行っている。また、アクティブフィルタ3の入力に設けたコンデンサC0はノイズカット用のフィルタコンデンサである。
【0043】
次に図1の実施形態の動作を説明する。入力端子1a,1bに対するAC入力となる電源投入が行われると、起動回路7は、このときトランジスタ9がオフであることから、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1で決まる第1電圧V1、即ちアクティブフィルタ制御回路6の起動電圧Vi1及びコンバータ制御回路12の起動電圧Vi2より大きい電圧となる起動用の第1電圧V1を電力供給ライン16に出力し、これによってアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12が起動し、インバータ素子TR1,TR2のスイッチングによるインバータ動作が開始される。
【0044】
アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4が起動すると、補助巻線L5,L3の出力が得られ、整流回路10,13より整流された電力が電力供給ライン16に供給され、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作が継続される
またアクティブフィルタ制御回路6が起動することで起動回路7のトランジスタ9がオンし、これによってツェナー電圧が低い方のツェナーダイオードZ2が有効となり、起動回路7からは整流回路10,13の整流電圧Vr1,Vr2以下でアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs1,Vs2以上の第2電圧V2が、整流電圧Vr1,Vr2と共に電力供給ライン16に出力される。
【0045】
このようなアクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4が起動した後の動作状態で、例えば負荷の急変によりDC/DCコンバータ4からの出力電圧が一時的に急上昇したとすると、この出力電圧の急上昇を抑えるためにコンバータ制御回路12はインバータ素子TR2をスイッチングオフ状態として出力電圧の上昇を抑え込む。
【0046】
このため、DC/DCコンバータ4におけるインバータ動作が停止し、補助巻線L3の出力がなくなることで整流回路13の整流電圧Vr2も0ボルトとなる。同時にアクティブフィルタ制御回路6もインバータ素子TR1をほぼスイッチングオフ状態に制御し、これによって補助巻線L5の出力がなくなることで整流回路9の整流電圧Vr1も0ボルトとなる。
【0047】
しかしながら、DC/DCコンバータ4及びアクティブフィルタ3のインバータ動作が停止して補助巻線L3,L5に基づく整流電力が得られなくなっても、この状態で起動回路7はトランジスタ9のオンによるツェナーダイオードZ2のツェナー電圧に基づいた第2電圧V2を電力供給ライン16に出力している。
【0048】
この第2電圧V2はアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs1,Vs2以上の電圧であることから、インバータ動作の停止に伴い補助巻線L3,L5の整流電力が断たれても、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作が停止することはない。
【0049】
このため、一時的に急上昇した出力電圧がインバータの停止動作に伴って所定の出力電圧に抑え込まれると、コンバータ制御回路12は出力電圧を所定値に安定化するようにインバータ素子TR2のスイッチング動作を再開し、これに伴ってアクティブフィルタ制御回路6もインバータ素子TR1のスイッチング動作を行う。
【0050】
したがって、出力電圧の一時的な急上昇によりDC/DCコンバータ4及びアクティブフィルタ3におけるインバータ動作が停止しても、上昇した出力電圧が所定電圧に下がると、その後、出力電圧の落ち込みを生ずることなく、所定電圧に安定させるインバータ制御ができ、出力電圧の低下は起きない。
【0051】
また、このための起動回路7の構成は、出力電圧の一次的な急上昇に対する出力低下を防ぐために図5の従来回路で2つの起動回路7a,7bを設けた場合に比べ1つの起動回路で済み、部品点数が少なく、回路構成も簡単であり、損失を少なくすることもできる。
【0052】
なお、図1の実施形態にあっては、アクティブフィルタ3の補助巻線L5から整流電圧Vr1を出力する整流回路10とDC/DCコンバータ4の補助巻線L3の出力から整流電圧Vr2を出力する整流回路13については、それぞれの整流電圧Vr1,Vr2は実質的に同一の電圧である。
【0053】
図2は本発明の他の実施形態を示した回路図であり、アクティブフィルタ制御回路6の起動電圧Vi1に対しコンバータ制御回路12の起動電圧Vi2が高い場合の実施形態である。
【0054】
図2において、アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4の構成は基本的に図1の実施形態と同じであり、起動回路7についても同じである。これに対しアクティブフィルタ制御回路6の起動電圧に対しコンバータ制御回路12の起動電圧が高いことに対応し、電力供給ライン16におけるアクティブフィルタ制御回路6の接続点とコンバータ制御回路12の接続点との間に逆流阻止用のダイオードD1を挿入接続する。
【0055】
更にアクティブフィルタ3の出力となるダイオードD2とコンデンサC3を備えた整流回路の出力を、起動回路抵抗7を介して電力供給ライン16におけるダイオードD1の右側のコンバータ制御回路12側に接続している。
【0056】
この図2の実施形態の動作は、AC入力が行われる電源投入時の起動動作として、アクティブフィルタ制御回路6は起動回路7のトランジスタ9がオフであることから、ツェナーダイオードZ1のツェナー電圧Vz1に基づく第1電圧V1を起動電圧として受けて動作する。
【0057】
これに対しコンバータ制御回路12は、アクティブフィルタ制御回路6の起動によりアクティブフィルタ3のインバータ動作が行われ、これによるアクティブフィルタ3の昇圧出力が起動回路抵抗R7を介してコンバータ制御回路12に加えられており、コンバータ制御回路12の起動電圧Vi2以上となったとき起動し、DC/DCコンバータ4のインバータ動作による出力電圧の安定化制御が行われる。
【0058】
アクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4が起動した後は、起動回路7のトランジスタ9がオンし、ツェナー電圧Vz2で決まる第2電圧V2が電力供給ライン16に供給された状態となり、同時にインバータ動作による補助巻線L5,L3の整流回路10,13による整流出力が電力供給ライン16に対し行われる。
【0059】
この場合、電力供給ライン16はダイオードD1の挿入接続でアクティブフィルタ制御回路6側とコンバータ制御回路12側に分離されており、整流回路10の整流電圧Vr1に対し整流回路13の整流電圧Vr2が高い場合には、整流回路10はアクティブフィルタ制御回路6に整流電力を供給し、整流回路13はコンバータ制御回路12に整流電力を供給する個別の電力供給状態となる。
【0060】
更にアクティブフィルタ3及びDC/DCコンバータ4の動作中に出力電圧が負荷の急変などにより一時的に上昇すると、コンバータ制御回路12がインバータ素子TR2をスイッチングオフとして出力電圧の上昇を抑え込むインバータ停止動作を行い、同時にアクティブフィルタ制御回路6もインバータ素子TR1をスイッチングオフ状態としてインバータ停止動作を行う。
【0061】
これによって補助巻線L3,L5の出力による整流回路13,10の整流電力が断たれるが、このとき起動回路7はトランジスタ9のオンにより、ツェナーダイオードZ2により決まる第2電圧、即ちアクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の停止電圧Vs1,Vs2より高い電圧の電力供給を行っている。
【0062】
このため出力電圧を抑え込むためにインバータ動作が停止しても、アクティブフィルタ制御回路6及びコンバータ制御回路12の制御動作は停止せず、出力電圧が所定電圧に下がってくると、所定電圧を維持するためのインバータ動作が再開され、出力電圧が一時的に落ち込むことはない。
【0063】
なお本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含む。
【0064】
【発明の効果】
以上説明してきたように本発明によれば、出力の負荷急変などにより出力電圧が一時的に急上昇した場合、この出力電圧の上昇を抑えるためにDC/DCコンバータ及びアクティブフィルタにおいてインバータ停止状態となる制御が行われ、インバータ停止によりアクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路に対する動作電力の供給が断たれても、起動回路による各制御回路の停止電圧以上の電圧となる電力供給により、アクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路のそれぞれが制御動作を継続することができ、出力電圧の一時的な急上昇に伴うインバータ停止状態となる制御を行っても、その後の出力電圧の低下を防ぐことができる。
【0065】
また、アクティブフィルタ制御回路及びコンバータ制御回路の起動と出力電圧の一時的な急上昇時の動作を維持するための起動回路を、起動電圧(第1電圧)とインバータ停止時の動作電圧(第2電圧)を切替出力する回路構成とすることで、起動用とインバータ停止時の制御維持用の別々の起動回路を設けた場合に比べ少ない部品点数で回路構成ができ、また回路構成が簡単であることから損失そのものも少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示した回路図
【図2】本発明の他の実施形態を示した回路図
【図3】従来回路を示した回路図
【図4】従来回路の他の例を示した回路図
【図5】従来回路の他の例を示した回路図
【符号の説明】
1a,1b:入力端子
2:ダイオードブリッジ
3:アクティブフィルタ
4:DC/DCコンバータ
5:昇圧チョークコイル
6:アクティブフィルタ制御回路
7:起動回路
8:MOS−FET
9:トランジスタ
10,13,14:整流回路
11:絶縁トランス
12:コンバータ制御回路
15a,15b:出力端子
16:電力供給ライン
TR1,TR2:インバータ素子
L1:1次巻線
L2:2次巻線
L3,L5:補助巻線
L4:主巻線
Z1,Z2:ツェナーダイオード
C0〜C3:コンデンサ
R1〜R4:抵抗
R7:起動回路抵抗
Claims (2)
- 昇圧チョークコイル、インバータ素子及びアクティブフィルタ制御回路を備えた力率改善用のアクティブフィルタと、
前記アクティブフィルタに続いて接続され、絶縁トランス、インバータ素子及びコンバータ制御回路を備えたDC/DCコンバータと、
電源投入時に前記アクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路に起動電圧を供給して起動させる起動回路と、
起動後に前記昇圧チョークコイルの補助巻線の出力を整流した電力及び前記トランスの補助巻線の出力を整流した電力を前記アクティブフィルタ制御回路とコンバータ制御回路に供給して動作させる整流回路と、
を備えたスイッチング電源装置に於いて、
前記起動回路に、
前記アクテイブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の起動電圧以上の第1電圧を供給する第1電圧供給回路と、
前記昇圧チョークコイルの補助巻線の出力を整流した電圧及び前記絶縁トランスの補助巻線の電圧を整流した電圧以下で、前記アクティブフィルタ制御回路およびコンバータ制御回路の停止電圧以上の第2電圧を供給する第2電圧供給回路と、
電源投入直後に前記第1電圧供給回路の第1電圧を前記アクティブフィルタ制御回路およびDC/DCコンバータ制御回路に供給して起動させ、起動後は前記第2電圧供給回路の第2電圧を前記整流回路からの電圧と共に前記アクティブフィルタ制御回路およびDC/DCコンバータ制御回路に供給して動作させる切替回路と、
設けたことを特徴とするスイッチング電源装置。 - 請求項1記載のスイッチング電源装置に於いて、前記アクティブフィルタ制御回路の起動電圧に対し前記コンバータ制御回路の起動電圧が高い場合、電力供給ラインに対する前記アクティブフィルタ制御回路の接続点とコンバータ制御回路の接続点との間に逆流阻止用ダイオードを挿入接続すると共に、前記コンバータ制御回路側の電力供給ラインに前記アクティブフィルタの出力ラインを起動回路抵抗を介して接続したことを特徴とするスイッチング電源装置。
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