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JP2004318945A - 情報表示 - Google Patents

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JP2004318945A
JP2004318945A JP2003108905A JP2003108905A JP2004318945A JP 2004318945 A JP2004318945 A JP 2004318945A JP 2003108905 A JP2003108905 A JP 2003108905A JP 2003108905 A JP2003108905 A JP 2003108905A JP 2004318945 A JP2004318945 A JP 2004318945A
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light
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fluorescent
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JP2003108905A
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English (en)
Inventor
Takahiro Ishioroshi
高洋 石下
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Fujifilm Holdings Corp
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】励起光である紫外線を照射するとき以外は、その存在が視認不可能であるためワークの体裁を損なわず、また、デザイン上の制約を招くことがないとともに、必要なときには紫外線を照射することにより発光する蛍光によって、背景とのコントラストが大きいため容易かつ明確に確認可能な情報表示を提供する。
【解決手段】可視光に対して透明で、かつ紫外線の照射を受けて蛍光を発光する蛍光インクで形成された情報表示層と、当該情報表示層の下層に形成された、蛍光を吸収しにくい下地層とから構成される情報表示部からなる情報表示。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、情報表示に関し、特に、ワークに記録する情報表示に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、磁気テープカートリッジ、磁気テープカセット、熱転写印字用のインクリボンカートリッジ、CD−R、DVD−R等の記録媒体の樹脂製ケースなどには、通常、生産管理、商品の識別等のための各種の情報が、印刷等により記録されている。例えば、製造年月日、製造ロット番号等の各種のデータが記録されている。
【0003】
これらの情報表示は、通常、数字、文字、記号等の組み合わせ、また、バーコード、2次元コード等の符号を印刷することにより、ワークに記録されている(特許文献1、2等参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−373479号公報
【特許文献2】
特開2002−367336号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ワークの色彩と印刷塗料の色彩が類似している場合には、印刷された情報表示を明確に認識できないという問題があった。特に、情報表示は後に機械や人が読み取る必要があるため、ある程度明度差がはっきりとしている必要があるのに対し、ワークの色彩は、商品種別の識別目的やブランドとしての差別化目的として多様な色彩が要望されるため、ワークの色彩に応じて、明度差がつくような塗料の色彩を適宜選択して使用しなければならない煩雑さがあった。さらに、商品の外観において明度差の大きい塗料の色彩が不自然に目立つという問題もあった。例えば、黒いワークに対し、情報表示を白い塗料で印刷した場合には、黒いワークに白い塗料が不自然に目立つことになっていた。そのため、商品の体裁を損ねたり、さらにはワークのデザイン上の制約を招いたりすることがある。
【0006】
そこで、この問題を解決するため、図5に示すように、ワークWの表面に、可視光に対して透明な蛍光インクで情報表示層50を印刷することが考えられる。これにより、励起光である紫外線を照射するとき以外は、情報表示の存在が視認不可能であるためワークWの体裁を損なわず、また、デザイン上の制約を招くことがないとともに、必要なときには紫外線を照射することにより発光する蛍光によって、情報表示が確認できることが期待される。しかし、図5に示すように、ワークWによって蛍光Bが吸収される場合には、背景と情報表示とのコントラストが小さくなり、情報表示の確認が困難になることがある。
【0007】
本発明は、前記の問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、励起光である紫外線を照射するとき以外は、その存在が視認不可能であるためワークの体裁を損なわず、また、デザイン上の制約を招くことがないとともに、必要なときには紫外線を照射することにより発光する蛍光によって、背景とのコントラストが大きいため容易かつ明確に確認可能な情報表示を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するために、本発明は、ワーク表面に設けた情報表示部からなる情報表示であって、前記情報表示部が、可視光に対して透明で、かつ紫外線の照射を受けて蛍光を発光する蛍光インクで形成された情報表示層と、当該情報表示層の下層に形成された、前記蛍光を吸収しにくい下地層とから構成されていることを特徴とする情報表示を提供する。
【0009】
この情報表示では、励起光である紫外線を照射するとき以外は、存在が視認不可能であるためワークの体裁を損なわず、また、デザイン上の制約を招くことがないとともに、紫外線の照射を受けた場合には、蛍光インクから発光する蛍光が、下地層に吸収されずに反射されて、ワーク前面に出てくる。そして、蛍光による情報表示と背景とのコントラストが大きくなるため読み取りが容易かつ明確になる。
【0010】
本発明において、「蛍光を吸収しにくい」とは、蛍光を反射しない、または蛍光の反射率が高いことを言い、例えば、蛍光の反射率が60%以上、好ましくは80%以上であることを言う。
この下地層としては、下記の層が挙げられる。
(1)白または半透明の層
(2)金属色の鏡面または蛍光のみを反射する層
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施形態においては、ワークの1例として、ビデオテープカセットを例に取り上げて説明する。
【0012】
図1は、ビデオテープカセットの斜視図であり、図2は、ビデオテープカセットの2次元コード表示の拡大正面図である。これらの図1および図2は、説明のため、紫外線の照射を受けて蛍光インクが発光している状態を示す。
【0013】
図1に示すように、ビデオテープカセットWには、生産管理用にラベル貼り付け部Lの一部に小さく、蛍光インクによって情報表示である2次元コード10が表示された情報表示部11を有する。なお、この2次元コードは、蛍光インクで記録されているため、励起紫外線が照射されていない状態では、不可視であり、紫外線の照射を受けて発光する蛍光によって初めて確認可能となる。
【0014】
情報表示部11の部分を拡大して図2に見るように、2次元コード10は、情報表示部11の中に、紫外線の照射を受けて発光する蛍光インクによって記録されている。この情報表示部11において、2次元コード10は、図3(図2におけるZ−Z線模式断面図)に示すように、ワークWのラベル貼り付け部Lの上に下地層12が、さらにその上に表面層13(情報表示層)が形成され、表面層13の一部が溝状に欠けていることにより構成されている。
【0015】
なお、2次元コードとは、X,Yの2次元に情報が並んでいる情報コードであって、コードが有する情報を光学的に機械で読み取れるようにしたものである。この2次元コード10は、ビデオテープカセットWに情報表示として蛍光インクによって記録されており、ビデオテープカセットWの製造工程内において、逐次、紫外線を照射して発光する蛍光により、そのコードを読み取り、生産管理に使用される。この2次元コード10としては、例えば、CPコード、データコード、ベリコード、QRコード、PDF417、カルラコード、マキシコードなどが挙げられる。
【0016】
この情報表示部11において、表面層13は、可視光に対して透明で、かつ紫外線の照射を受けて蛍光を発光する蛍光インクで形成されている。
【0017】
この表面層13の形成に用いられる蛍光インクは、可視光に対して透明で、かつ紫外線の照射を受けて蛍光を発光するものであれば、特に制限されない。この蛍光インクの具体例として、発光中心としての希土類元素に低分子配位子を配位させた蛍光錯体等の無機蛍光物質または有機蛍光物質を溶媒に溶解または分散させたもの(例えば、特開平8−239607号公報、特開平6−57191号公報、特開平7−195820号公報、特開平9−67531号公報、特開平9−78012号公報、特開平9‐174996号公報、特開平9−188835号公報、特開平9−241551号公報、特開平9−227817号公報、特開平9‐249834号公報、特開平10−183037号公報、特開平10−251584号公報、特開平11−39419号公報、特開平11−86032号公報、特開平11−279474号公報、特表平11−510213号公報、特開平11−334214号公報、特開2001‐246861号公報、特開2003‐248857号公報、特開2003‐26968号公報、特開2003−1944号公報、特公昭54−22336号公報に記載されたものの中で、可視光に対して透明なもの)などが挙げられる。
【0018】
無機蛍光物質の具体例として、YS、ZnSiO、Ca(POCl等に代表される金属酸化物、ZnS、SrS、CaS等に代表される硫化物に、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb等の希土類金属のイオンやAg、Al、Mn、Sb等の金属のイオンを賦活剤または共賦活剤として組み合わせたものが挙げられる。
【0019】
有機蛍光物質としては、例えば、スチルベン、4,4’−ジアミノスチルベン、ビフェニル、複素5員環(トリアゾール、オキサゾール、イミダゾールなど)、複素6員環(クマリン、ナフタルイミド、s−トリアジンなど)の誘導体などの蛍光増白剤(メーカー名;例えば昭和化学社、昭和化工社、日曹社、化薬社、三井社、住友社、大東社、チバ社、バイエル社など)などが挙げられる。また、用途に応じて、可視光領域に吸収を持たず、かつ紫外線により励起されて青色や緑色、黄緑色、黄色など、赤色以外の可視光を発光する有機蛍光色素を用いることができる。たとえば、クマリン系、スチルベン系、トリアジン系、イミダゾール系、チアゾール系、オキサゾール系、ピラゾロン系、ベンゾオキサジン系などの各種蛍光増白剤、テルビウム、ツリウムなどの希土類元素を発光中心とし、これにπ電子を多数有する配位子を対イオンとした金属錯体が挙げられる。市販品としては、リーデルデハーエン社製の「ルミルックスCD301」、「同CD302」、「同CD304」、「同CD770」、「同CD729」、三井化学(株)製の「EB−501」、「EG−302」、「EG−307」、チバガイギー社製の「チノパールSK−B」などを挙げることができる。
【0020】
これらの蛍光物質は、励起紫外線の波長、蛍光の色、ワークの材質、表面性状、読み取り装置等によって、適宜選択できる。例えば、蛍光物質として、ユーロピウムを含む蛍光インクは、615±20nmの赤色の蛍光を発光する。このため、記録された情報表示は、紫外線による励起によって上記長波長側の可視光を発光するため、下地の色に影響されることが少なく、シリコンフォトダイオードなどにより高感度で検出することができる。また、蛍光物質としてネオジウムを用いた蛍光インクは、赤外光で励起されて赤外光域で発光し、専用の検出器によってのみ検出できる。これら可視発光および赤外発光の印刷物は、どちらも、通常は不可視であるため、様々な用途に応用することができる。
【0021】
また、溶媒としては、水、また、多価アルコール類、ピロリドン類、グリコールエーテル類などの水溶性溶媒などが挙げられる。
【0022】
さらに、蛍光インクは、必要に応じて、任意成分として種々の添加剤を適宜選択して用いることができる。例えば、発光強度向上剤、反応性希釈剤、乾燥促進剤、界面活性剤、表面調整剤、消泡剤、ドット調整剤、粘着付与剤、粘性調整剤、架橋剤、防黴剤、防腐剤、保湿剤、防錆剤、帯電防止剤、pH調節剤、潤滑剤、紫外線吸収剤、消泡剤、酸化防止剤、電荷調整剤、安定剤などの公知の各種の添加剤を配合したものを用いることができる。インクジェット印刷によって情報表示を形成する場合は、印字安定性、インクジェットノズルからの蛍光インクの吐出性等を考慮して、粘度、表面張力等を適宜調整して用いることができる。
【0023】
蛍光インクは、上記の各成分を、ボールミル、遠心ミル、遊星ボールミルなどの容器駆動媒体ミル、サンドミルなどの高速回転ミル、攪拌槽型ミルなどの媒体攪拌ミルなどを使用して、あるいはディスパーなどの簡単な分散機を使用して、混合分散させることにより、調製できる。また、ホットスタンプ箔に含有させる場合には、蛍光物質をホットスタンプ箔の材料と共に混練した後、箔に形成することにより調製することができる。
【0024】
また、情報表示部11において、下地層12は、表面層13の下層に、蛍光を吸収しにくい材料で形成される。この下地層12は、蛍光を吸収しにくい材料で形成されているものであれば、いずれの材料から形成されていてもよく、特に制限されない。例えば、下記の層が好ましい。ここで、「蛍光を吸収しにくい」とは、蛍光を反射しない、または蛍光の反射率が高いことを言い、例えば、蛍光の反射率が60%以上、好ましくは80%以上であることを言う。
この下地層としては、下記の層が挙げられる。
(1)白または半透明の層
(2)金属色の鏡面または蛍光のみを反射する層
【0025】
また、この下地層12の形成する方法は、特に制限されず、いずれの方法にしたがって形成してもよい。例えば、後記の2次元コード10の形成方法と同様の方法にしたがって形成してもよい。
【0026】
この2次元コード10に紫外線を照射すると、図3に示すように、照射した紫外線とは異なる波長の蛍光13が発光する。これにより、2次元コード10を明確に確認することができる。このとき、蛍光13は、矢印Aで示すように、下地層12に吸収されずに、ワークの前面に出てくる。これにより、蛍光による2次元コード10と背景とのコントラストが大きくなるため2次元コード10の読み取りが容易かつ明確になる。また、紫外線の照射を受けていないときには、蛍光インクが発光しないため2次元コード10が不可視となる。
【0027】
また、この2次元コード10の読み取りに際しては、前記蛍光インクの励起光として照射される紫外線をカットするUV(紫外線)フィルタを用いて読み取ることが望ましい。これにより、ワーク表面からの反射紫外線をカットして、蛍光のみを読み取ることが可能となり、反射紫外線およびワークに施された色彩に影響されずに安定して情報表示のみを読み取ることができるため、有効である。用いられるUVカットフィルタは、特に制限されず、励起光として用いられる紫外線の波長等に応じて、適宜選択される。また、物理的フィルタを用いずに、読み取ったデジタル画像上で紫外線成分をカットしたり、蛍光の波長成分のみを計算機上でフィルタリングしてもよい。
【0028】
また、2次元コード10は、ワークの所定部に下地層12と表面層13からな情報表示部10を形成できる方法であれば、いかなる方法によって記録されていてもよく、特に制限されない。例えば、ホットスタンプ法、インクジェット印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、感熱転写印刷、スクリーン印刷、凸版印刷などのあらゆる印刷方式で記録できる。これらの方法の中でも、例えば、ワークの表面に下地層12を形成した後、下記の方法によって2次元コード10を形成する方法が挙げられる。
(1)蛍光インクを含むホットスタンプ箔で予め2次元コードを形成した後、このホットスタンプ箔を下地層12の上に貼り付ける方法
(2)蛍光インクを含むホットスタンプ箔を下地層12の上に貼り付けた後、2次元コード10のパターンを残して、他のホットスタンプ箔を除去して、2次元コード10を形成する方法
(3)インクジェット印刷、パッド印刷等により下地層12の上に蛍光インクを直接塗布して2次元コード10を形成する方法。
【0029】
ここで、インクジェット印刷とは、蛍光インクを1つまたは複数のノズルより吐出して被印刷物の上に印刷層を形成する印刷方法である。また、パッド印刷とは、文字や図形を凹状に彫り込んだ版下にインクを流し込み、それをパッドに写し取り、さらにこのパッドをワーク表面に押し付けることでインクを被印刷物に転写する。その後、熱処理や紫外線照射処理等によってインクを硬化させる印刷方法である。
【0030】
以下、ビデオテープカセットWのラベル貼り付け部L(図1参照)に2次元コード10を含む情報表示部11を印刷により記録する実施形態を説明する。
図4は、2次元コード10の記録方法の工程例を示す図である。
図4(a)に示すように、ワークのラベル貼り付け部Lに対し、下地層12をホットスタンプにより塗布する。同様にして、図4(b)に示すように、下地層12の上に、ホットスタンプにより表面層13を形成する。
【0031】
この下地層12および表面層13を形成する方法は、ホットスタンプに限らず、パッド印刷、スクリーン印刷、インクジェット方式等、公知の印刷方法を適用することができる。特に、本発明の実施のためには、下地層は緻密な印刷で形成する必要はなく、広く従来の印刷方法を使用することができる。また、表面層13を形成する塗料の材質もレーザにより除去することができるものであれば、蛍光インクを含む一般的な塗料を使用することができ、特に制限されるものではない。但し、下地層12は、その他の層に比べて除去されにくい塗料とすれば、レーザの照射量の制御をラフにすることができ、印刷の不良も出にくい。例えば、塗料に添加物を入れるとか、レーザ光が吸収されにくい明るい色彩を使用するとか、膜厚を比較的厚めにする等の手法が利用できる。
【0032】
また、前記の工程で、塗料を塗布する場合、下地層12と表面層13を別工程にして塗布したが、ホットスタンプの熱転写フィルムに予め表面層13と下地層12を重ねて塗布しておき、ワークへは2層を同時に転写することもできる。
【0033】
さらに、下地層12と表面層13は必ずしも同じ範囲を塗布する必要はなく、どちらかが広く塗布されていても良い。例えば、下地層12が表面層13からはみ出ないように、表面層13を広くして、下地層12にかぶさるように塗布することもできる。
【0034】
次に図4(c)に示すように、表面層13の塗布の後、公知のレーザマーキングと同様にしてレーザ14を照射して、表面層13の一部を蒸発させて除去する。このとき、下地層12も完全に除去されるようなことがないように、レーザ14の照射量を適宜調整する。レーザ14により所定の情報表示のパターンが形成されたのが図1から図3に示す情報表示である2次元コード10となる。
【0035】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は前記実施の形態には限定されない。
例えば、前記実施形態では、ワークとして、ビデオテープカセットの場合を示したが、コンピュータデータ記録用カセット、録音用テープカセット、熱転写印字用のインクリボンカートリッジ、CD−R、DVD−R等の記録媒体等、磁気テープのケース類はもちろんのこと、材質も樹脂に限らず、金属部品や、打刻が困難なセラミック部品等にも一般的に適用することができる。
【0036】
以上のとおり、ワークの所定個所に形成された情報表示は、励起用紫外線の照射を受けて蛍光を発光し、視認できるようになる。このとき、励起光源については情報表示の視認性が良好であれば特に制限は無いが、比較的多く使われている波長254nmの光源やブラックライトを適用することが好ましく、また、蛍光物質によっては波長405nm付近のパープリッシュブルーを励起光に適用してもよい。
【0037】
【発明の効果】
本発明の情報表示によれば、励起光である紫外線を照射するとき以外は、その存在が視認不可能であるためワークの体裁を損なわず、また、デザイン上の制約を招くことがないとともに、必要なときには紫外線を照射することにより発光する蛍光によって、背景とのコントラストが大きいため容易かつ明確に確認ができる。また、情報表示を可視光に対して透明な蛍光インクで形成するため、商品種別の識別目的やブランドとしての差別化、あるいは意匠デザイン等の目的で多様な色をワークに施すことが可能となるため、有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ビデオテープカセットの斜視図である。
【図2】ビデオテープカセットの2次元コードの拡大正面図である。
【図3】図2におけるZ−Z線断面模式図である。
【図4】本発明の情報表示の記録方法における情報表示の印刷例を順を追って説明する図であり、(a)は下地層の形成工程、(b)は表面層の形成工程、(c)はレーザ照射による2次元コードの形成工程を示す。
【図5】ワークWの表面に情報表示層50を直接形成する場合を説明する図である。
【符号の説明】
W ビデオテープカセット
L ラベル貼り付け部
10 2次元コード(情報表示)
11 情報表示部
12 下地層
13 表面層
14 レーザ光

Claims (1)

  1. ワーク表面に設けた情報表示部からなる情報表示であって、前記情報表示部が、可視光に対して透明で、かつ紫外線の照射を受けて蛍光を発光する蛍光インクで形成された情報表示層と、当該情報表示層の下層に形成された、前記蛍光を吸収しにくい下地層とから構成されていることを特徴とする情報表示。
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