JP2004316839A - 液圧駆動装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】例えば2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプを用いて液圧駆動装置の構造の簡素化及び小型化をはかる。
【解決手段】2フロータイプのピストンポンプ10の各吐出ポートから独立して吐出される作動油を導く第一、第二吐出通路31,41と、この第一、第二吐出通路31,41を通ってタンク50に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞り35,45と、この第一、第二絞り35,45より上流側であって第一、第二吐出通路31,41に介在した低圧選択弁(低圧選択手段)52と、この低圧選択弁52によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプ10の押しのけ容積を増大させるレギュレータ51とを備え、各アクチュエータに必要な作動油の供給量に応じてピストンポンプ10の吐出量を制御する構成とした。
【選択図】 図1
【解決手段】2フロータイプのピストンポンプ10の各吐出ポートから独立して吐出される作動油を導く第一、第二吐出通路31,41と、この第一、第二吐出通路31,41を通ってタンク50に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞り35,45と、この第一、第二絞り35,45より上流側であって第一、第二吐出通路31,41に介在した低圧選択弁(低圧選択手段)52と、この低圧選択弁52によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプ10の押しのけ容積を増大させるレギュレータ51とを備え、各アクチュエータに必要な作動油の供給量に応じてピストンポンプ10の吐出量を制御する構成とした。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建設機械等において複数の液圧アクチュエータを複合駆動する液圧駆動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば油圧ショベルの液圧駆動装置として、エンジンによって駆動される第一、第二ピストンポンプと、第一、第二ピストンポンプから第一、第二吐出通路に吐出されドレン側に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、第一、第二絞りの上流側圧力(ポンプ吐出圧力)に応動して第一、第二ピストンポンプの押しのけ容積を制御する第一、第二レギュレータを備えたものがある。第一、第二吐出通路に左右の走行モータに作動油を分配するモータ用コントロールバルブや他のアクチュエータ用コントロールバルブがそれぞれ設けられている。
【0003】
この場合、第一、第二ピストンポンプの吐出圧力が第一、第二レギュレータによって独立して制御されるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれないようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−132977号公報
【特許文献2】
特開2001−115495号公報
【特許文献3】
特開平8−105403号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の液圧駆動装置にあっては、2台のピストンポンプを備えるため、構造が複雑化し、この小型が難しいという問題点があった。
【0006】
なお、この対策として2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプを用いてポンプ台数を減らすことが考えられる。しかし、この場合、2つの吐出ポートから吐出される圧力をそれぞれ制御することが難しく、無駄に吐出される作動油量が増えるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば2フロータイプのピストンポンプを用いて液圧駆動装置の構造簡素化及び小型化をはかることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の吐出ポートを持つ可変容量型ピストンポンプと、このピストンポンプの各吐出ポートから独立して吐出される作動液を導く第一、第二吐出通路と、この第一、第二吐出通路によって導かれる作動液を各アクチュエータにそれぞれ分配する各コントロールバルブと、第一、第二吐出通路を通ってドレン側に戻される作動液の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、この第一、第二絞りの上流側であって第一、第二吐出通路に介在した低圧選択手段と、この低圧選択手段によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプの押しのけ容積を増大させるレギュレータとを備えたことを特徴とするものとした。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、第一、第二吐出通路に左右走行モータ用コントロールバルブをそれぞれ介装し、この左右走行モータ用コントロールバルブを介して分配される作動液を車両の左右走行モータに供給する構成としたことを特徴とするものとした。
【0010】
第3の発明は、第2の発明において、ギヤポンプから吐出される作動液を導く第三吐出通路と、この第三吐出通路に介装される旋回用コントロールバルブとを備え、この旋回用コントロールバルブを介して分配される作動液を旋回台を駆動する旋回モータに供給する構成としたことを特徴とするものとした。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、例えば2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプを用いることによってポンプ台数を減らし、構造の簡素化及び小型化がはかれる。
【0012】
レギュレータは第一、第二吐出通路のうち各アクチュエータに分配される作動液量が多い方の圧力が低下するのに応じてピストンポンプの押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれる。こうしてレギュレータは各アクチュエータに導かれる作動液圧が維持される範囲でピストンポンプの押しのけ容積を小さくし、エネルギロスが抑えられる。また、ポンプ吐出量が最大になる運転時も、単一のピストンポンプを用いてエンジン出力を有効に利用してポンプ吐出量を馬力制御することが可能となる。
【0013】
第2の発明によると、左右の走行モータは第一、第二吐出通路によって作動液が独立して導かれるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれない。
【0014】
第3の発明によると、旋回モータはギヤポンプから吐出される作動液によって安定した作動が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1に示すように、油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプ10と、このピストンポンプ10の各吐出ポートから独立して吐出される作動油(作動液)を導く第一、第二吐出通路31,41と、この第一、第二吐出通路31,41によって導かれる作動油を各アクチュエータに分配するコントロールバルブ32,33,34,42,43,44とを備える。
【0017】
第一吐出通路31には左走行モータ用コントロールバルブ32、ブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34が介装される。第二吐出通路41には右走行モータ用コントロールバルブ42、ブーム用コントロールバルブ43、旋回用コントロールバルブ44が介装される。
【0018】
左右走行モータ用コントロールバルブ32,42は、左右の走行モータに対する作動油の供給量を調節する。ブーム用コントロールバルブ33,43は、ブームシリンダに対する作動油の供給量を調節する。アーム用コントロールバルブ34は、アームシリンダに対する作動油の供給量を調節する。旋回用コントロールバルブ44は、旋回台を駆動する旋回モータに対する作動油の供給量を調節する。各コントロールバルブ32,33,34,42,43,44の作動はオペレータによって操作され、油圧ショベルの走行、地面の掘削や土砂の搬送作業が行われる。
【0019】
図2に示すように、回転斜板式のピストンポンプ10は、ケーシング1とポートブロック2とにより形成される内部空間にシリンダブロック3および斜板4が収装される。
【0020】
シリンダブロック3はシャフト5を介して回転駆動される。シャフト5は、その一端がポートブロック2にベアリング12を介して支持され、その途中がケーシング1にベアリング11を介して支持される。シャフト5はケーシング1から外部へ突出されるその一端に図示しないエンジンから回転が伝達される。
【0021】
シリンダブロック3には偶数本のシリンダ6がその回転軸と平行に、かつその回転軸を中心とする略同一円周上に一定の間隔を持って並んで配置される。
【0022】
各シリンダ6にはピストン8がそれぞれ挿入され、両者の間に容積室7が画成される。各ピストン8の一端側はシリンダブロック3から突出され、斜板4に接するシュー9を介して支持される。シリンダブロック3が回転すると、各ピストン8は斜板4との間で往復動し、シリンダ6の容積室7を拡縮させる。
【0023】
シリンダブロック3の端面には各容積室7に連通するシリンダポート13,14が開口する。シリンダポート13,14は、中心軸を中心として異なった半径上に交互に配置される。
【0024】
ケーシング1とポートブロック2の間にはシリンダブロック3の端面を摺接させるバルブプレート20が介装される。バルブプレート20には吸込ポートと吐出ポート22,23がそれぞれ開口し、シリンダブロック3の回転に伴って各シリンダポート13,14が連通することによって各容積室7に対する作動油の吸込と吐出が制御される。各吐出ポート22,23は第一、第二吐出通路31,41に連通している。なお、図1におれるバルブプレート20位置は便宜上実際のの取り付け位置より90°ずらしている。
【0025】
シリンダブロック3の1回転につき、各ピストン8がシリンダ6を1往復動する。シリンダ6の容積室7が拡張する吸込行程では、作動油をバルブプレート20の吸込ポートからシリンダポート13,14を通して容積室7に吸い込む。シリンダ6の容積室7が収縮する吐出行程では、作動油を容積室7からシリンダポート13,14からバルブプレート20の各吐出ポート22,23を通して第一、第二吐出通路31,41へと吐出する。これにより、第一、第二吐出通路31,41では互いに独立した作動油の流れが生じ、作動油の流量や圧力を個別に設定できる。
【0026】
斜板4とケーシング1の間にはスプリング15が介装され、斜板4はスプリング15によってその傾転角度を最大とする方向に付勢される。
【0027】
斜板4とケーシング1の間にはスプリング15に抗して斜板4を動かす油圧シリンダ16が介装される。油圧シリンダ16はケーシング1に形成されたシリンダ17と、このシリンダ17に摺動可能に挿入されるピストン18とを備え、両者の間に画成される油室19には作動油圧がレギュレータ51を介して導かれる。油圧シリンダ16は作動油圧が上昇するのにしたがってピストン18がシリンダ17から突出して斜板4の傾転角度を減少させ、シャフト5の1回転当たりのポンプ押しのけ容積が減少する。
【0028】
各アクチュエータに必要な作動油の供給量に応じてピストンポンプ10の吐出量を制御するため、この油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、第一、第二吐出通路31,41を通ってタンク50に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞り35,45と、この第一、第二絞り35,45より上流側圧力(ポンプ吐出圧力)のうち低い方を選択する低圧選択弁(低圧選択手段)52と、この低圧選択弁52によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプ10の押しのけ容積を増大させるレギュレータ51とを備える。
【0029】
低圧選択弁52はポジションa,b,cを備え、第一、第二絞り35,45より上流側圧力の関係に応じてレギュレータ51に対する第一、第二吐出通路31,41の連通を次のように切換える。
【0030】
各コントロールバルブ32,33,34,42,43,44が全て中立位置にあって全てのアクチュエータの作動が停止した運転状態では、低圧選択弁52はポジションcに切換わり、第一、第二絞り35,45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0031】
第一絞り35の上流側圧力が第二絞り45の上流側圧力より所定値以上の差を持って低い場合、低圧選択弁52はバネの付勢力に抗してポジションaに切換わり、この低い第一絞り35の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0032】
第二絞り45の上流側圧力が第一絞り35の上流側圧力より所定値以上の差を持って低い場合、低圧選択弁52はバネの付勢力に抗してポジションbに切換わり、この低い第二絞り45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0033】
第一絞り35の上流側圧力と第二絞り45の上流側圧力の差が所定値より低い場合、低圧選択弁52はバネの付勢力によってポジションcに保持され、第一、第二絞り35,45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0034】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0035】
油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプ10を用いることにより、2台のピストンポンプを備える従来装置に比べて構造の簡素化及び小型化がはかれる。
【0036】
2フロータイプのピストンポンプ10は第一、第二吐出通路31,41に略等しい量の作動油を独立して吐出する。第一、第二吐出通路31,41によって導かれる作動油はコントロールバルブ32,33,34,42,43,44を介して各アクチュエータに分配され、余剰作動油が第一、第二絞り35,45を介してタンク50に戻される。左右の走行モータは第一、第二吐出通路31,41によって作動油が独立して導かれるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれない。
【0037】
コントロールバルブ32,33,34,42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量が増える程、第一、第二絞り35,45を通って戻される余剰作動油が減り、第一、第二絞り35,45の上流側圧力が低下する。
【0038】
コントロールバルブ32,33,34を介して各アクチュエータに分配される作動油量が、コントロールバルブ42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量と略等しい場合、低圧選択弁52がポジションcに保持され、第一、第二絞り35,45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。これにより、コントロールバルブ32,33,34,42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量が増える程、レギュレータ51はピストンポンプ10の押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路31,41に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれ、各アクチュエータに導かれる作動油圧が維持される。これにより、全てのアクチュエータの作動が停止した運転状態では、ピストンポンプ10から吐出される作動油の全量が第一、第二絞り35,45を通してタンク50に戻され、第一、第二絞り35,45の上流側圧力が上昇し、レギュレータ51がピストンポンプ10の押しのけ容積を小さくし、無駄に吐出される作動油量が減り、エネルギロスが抑えられる。
【0039】
コントロールバルブ32,33,34を介して各アクチュエータに分配される作動油量が、コントロールバルブ42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量より多い場合、低圧選択弁52がポジションaに切換わり、比較的低い第一絞り35の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0040】
逆に、コントロールバルブ42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量が、コントロールバルブ32,33,34を介して各アクチュエータに分配される作動油量より多い場合、低圧選択弁52がポジションbに切換わり、比較的低い第二絞り45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0041】
これにより、レギュレータ51は第一、第二吐出通路31,41のうち各アクチュエータに分配される作動油量が多い方の圧力が低下するのに応じてピストンポンプ10の押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路31,41に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれる。こうしてレギュレータ51は各アクチュエータに導かれる作動油圧が維持される範囲でピストンポンプ10の押しのけ容積を小さくし、エネルギロスが抑えられる。また、ポンプ吐出量が最大になる運転時も、単一のピストンポンプ10を用いてエンジン出力を有効に利用してポンプ吐出量を馬力制御することが可能となる。
【0042】
次に図3に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0043】
油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2フロータイプのピストンポンプ10に加えてエンジンによって駆動されるギヤポンプ55を備え、このギヤポンプ55から吐出される作動油を導く第三吐出通路56を備える。
【0044】
第一吐出通路31には前記実施の形態と同様に左走行モータ用コントロールバルブ32、ブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34が介装される。第二吐出通路41には右走行モータ用コントロールバルブ42、ブーム用コントロールバルブ43が介装される。第三吐出通路56には、旋回用コントロールバルブ44、ドーザ用コントロールバルブ46が介装される。
【0045】
旋回用コントロールバルブ44は、旋回台を駆動する旋回モータに対する作動油の供給量を調節する。このドーザ用コントロールバルブ46はドーザを駆動する油圧シリンダに対する作動油の供給量を調節する。
【0046】
この場合、旋回モータ及びドーザを駆動する油圧シリンダはギヤポンプ55から吐出される作動油によって安定した作動が得られる。
【0047】
なお、低圧選択手段は、低圧選択弁52に限らず、第一、第二絞り35,45より上流側圧力を検出するセンサ等によって構成し、コントローラによって電磁式レギュレータを介してピストンポンプ10の押しのけ容積を制御するようにしても良い。
【0048】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す液圧駆動装置の油圧回路図。
【図2】同じくピストンポンプの断面図。
【図3】他の実施の形態を示す液圧駆動装置の油圧回路図。
【符号の説明】
10 ピストンポンプ
31 第一吐出通路
32 左走行モータ用コントロールバルブ
33 ブーム用コントロールバルブ
34 アーム用コントロールバルブ
35 第一絞り
41 第二吐出通路
42 右走行モータ用コントロールバルブ
43 ブーム用コントロールバルブ
44 旋回用コントロールバルブ
45 第二絞り
46 ドーザ用コントロールバルブ
52 低圧選択弁
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば建設機械等において複数の液圧アクチュエータを複合駆動する液圧駆動装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば油圧ショベルの液圧駆動装置として、エンジンによって駆動される第一、第二ピストンポンプと、第一、第二ピストンポンプから第一、第二吐出通路に吐出されドレン側に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、第一、第二絞りの上流側圧力(ポンプ吐出圧力)に応動して第一、第二ピストンポンプの押しのけ容積を制御する第一、第二レギュレータを備えたものがある。第一、第二吐出通路に左右の走行モータに作動油を分配するモータ用コントロールバルブや他のアクチュエータ用コントロールバルブがそれぞれ設けられている。
【0003】
この場合、第一、第二ピストンポンプの吐出圧力が第一、第二レギュレータによって独立して制御されるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれないようになっている(特許文献1参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開平5−132977号公報
【特許文献2】
特開2001−115495号公報
【特許文献3】
特開平8−105403号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の液圧駆動装置にあっては、2台のピストンポンプを備えるため、構造が複雑化し、この小型が難しいという問題点があった。
【0006】
なお、この対策として2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプを用いてポンプ台数を減らすことが考えられる。しかし、この場合、2つの吐出ポートから吐出される圧力をそれぞれ制御することが難しく、無駄に吐出される作動油量が増えるという問題点があった。
【0007】
本発明は上記の問題点に鑑みてなされたものであり、例えば2フロータイプのピストンポンプを用いて液圧駆動装置の構造簡素化及び小型化をはかることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、複数の吐出ポートを持つ可変容量型ピストンポンプと、このピストンポンプの各吐出ポートから独立して吐出される作動液を導く第一、第二吐出通路と、この第一、第二吐出通路によって導かれる作動液を各アクチュエータにそれぞれ分配する各コントロールバルブと、第一、第二吐出通路を通ってドレン側に戻される作動液の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、この第一、第二絞りの上流側であって第一、第二吐出通路に介在した低圧選択手段と、この低圧選択手段によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプの押しのけ容積を増大させるレギュレータとを備えたことを特徴とするものとした。
【0009】
第2の発明は、第1の発明において、第一、第二吐出通路に左右走行モータ用コントロールバルブをそれぞれ介装し、この左右走行モータ用コントロールバルブを介して分配される作動液を車両の左右走行モータに供給する構成としたことを特徴とするものとした。
【0010】
第3の発明は、第2の発明において、ギヤポンプから吐出される作動液を導く第三吐出通路と、この第三吐出通路に介装される旋回用コントロールバルブとを備え、この旋回用コントロールバルブを介して分配される作動液を旋回台を駆動する旋回モータに供給する構成としたことを特徴とするものとした。
【0011】
【発明の作用および効果】
第1の発明によると、例えば2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプを用いることによってポンプ台数を減らし、構造の簡素化及び小型化がはかれる。
【0012】
レギュレータは第一、第二吐出通路のうち各アクチュエータに分配される作動液量が多い方の圧力が低下するのに応じてピストンポンプの押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれる。こうしてレギュレータは各アクチュエータに導かれる作動液圧が維持される範囲でピストンポンプの押しのけ容積を小さくし、エネルギロスが抑えられる。また、ポンプ吐出量が最大になる運転時も、単一のピストンポンプを用いてエンジン出力を有効に利用してポンプ吐出量を馬力制御することが可能となる。
【0013】
第2の発明によると、左右の走行モータは第一、第二吐出通路によって作動液が独立して導かれるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれない。
【0014】
第3の発明によると、旋回モータはギヤポンプから吐出される作動液によって安定した作動が得られる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0016】
図1に示すように、油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプ10と、このピストンポンプ10の各吐出ポートから独立して吐出される作動油(作動液)を導く第一、第二吐出通路31,41と、この第一、第二吐出通路31,41によって導かれる作動油を各アクチュエータに分配するコントロールバルブ32,33,34,42,43,44とを備える。
【0017】
第一吐出通路31には左走行モータ用コントロールバルブ32、ブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34が介装される。第二吐出通路41には右走行モータ用コントロールバルブ42、ブーム用コントロールバルブ43、旋回用コントロールバルブ44が介装される。
【0018】
左右走行モータ用コントロールバルブ32,42は、左右の走行モータに対する作動油の供給量を調節する。ブーム用コントロールバルブ33,43は、ブームシリンダに対する作動油の供給量を調節する。アーム用コントロールバルブ34は、アームシリンダに対する作動油の供給量を調節する。旋回用コントロールバルブ44は、旋回台を駆動する旋回モータに対する作動油の供給量を調節する。各コントロールバルブ32,33,34,42,43,44の作動はオペレータによって操作され、油圧ショベルの走行、地面の掘削や土砂の搬送作業が行われる。
【0019】
図2に示すように、回転斜板式のピストンポンプ10は、ケーシング1とポートブロック2とにより形成される内部空間にシリンダブロック3および斜板4が収装される。
【0020】
シリンダブロック3はシャフト5を介して回転駆動される。シャフト5は、その一端がポートブロック2にベアリング12を介して支持され、その途中がケーシング1にベアリング11を介して支持される。シャフト5はケーシング1から外部へ突出されるその一端に図示しないエンジンから回転が伝達される。
【0021】
シリンダブロック3には偶数本のシリンダ6がその回転軸と平行に、かつその回転軸を中心とする略同一円周上に一定の間隔を持って並んで配置される。
【0022】
各シリンダ6にはピストン8がそれぞれ挿入され、両者の間に容積室7が画成される。各ピストン8の一端側はシリンダブロック3から突出され、斜板4に接するシュー9を介して支持される。シリンダブロック3が回転すると、各ピストン8は斜板4との間で往復動し、シリンダ6の容積室7を拡縮させる。
【0023】
シリンダブロック3の端面には各容積室7に連通するシリンダポート13,14が開口する。シリンダポート13,14は、中心軸を中心として異なった半径上に交互に配置される。
【0024】
ケーシング1とポートブロック2の間にはシリンダブロック3の端面を摺接させるバルブプレート20が介装される。バルブプレート20には吸込ポートと吐出ポート22,23がそれぞれ開口し、シリンダブロック3の回転に伴って各シリンダポート13,14が連通することによって各容積室7に対する作動油の吸込と吐出が制御される。各吐出ポート22,23は第一、第二吐出通路31,41に連通している。なお、図1におれるバルブプレート20位置は便宜上実際のの取り付け位置より90°ずらしている。
【0025】
シリンダブロック3の1回転につき、各ピストン8がシリンダ6を1往復動する。シリンダ6の容積室7が拡張する吸込行程では、作動油をバルブプレート20の吸込ポートからシリンダポート13,14を通して容積室7に吸い込む。シリンダ6の容積室7が収縮する吐出行程では、作動油を容積室7からシリンダポート13,14からバルブプレート20の各吐出ポート22,23を通して第一、第二吐出通路31,41へと吐出する。これにより、第一、第二吐出通路31,41では互いに独立した作動油の流れが生じ、作動油の流量や圧力を個別に設定できる。
【0026】
斜板4とケーシング1の間にはスプリング15が介装され、斜板4はスプリング15によってその傾転角度を最大とする方向に付勢される。
【0027】
斜板4とケーシング1の間にはスプリング15に抗して斜板4を動かす油圧シリンダ16が介装される。油圧シリンダ16はケーシング1に形成されたシリンダ17と、このシリンダ17に摺動可能に挿入されるピストン18とを備え、両者の間に画成される油室19には作動油圧がレギュレータ51を介して導かれる。油圧シリンダ16は作動油圧が上昇するのにしたがってピストン18がシリンダ17から突出して斜板4の傾転角度を減少させ、シャフト5の1回転当たりのポンプ押しのけ容積が減少する。
【0028】
各アクチュエータに必要な作動油の供給量に応じてピストンポンプ10の吐出量を制御するため、この油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、第一、第二吐出通路31,41を通ってタンク50に戻される作動油の流れに抵抗を付与する第一、第二絞り35,45と、この第一、第二絞り35,45より上流側圧力(ポンプ吐出圧力)のうち低い方を選択する低圧選択弁(低圧選択手段)52と、この低圧選択弁52によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプ10の押しのけ容積を増大させるレギュレータ51とを備える。
【0029】
低圧選択弁52はポジションa,b,cを備え、第一、第二絞り35,45より上流側圧力の関係に応じてレギュレータ51に対する第一、第二吐出通路31,41の連通を次のように切換える。
【0030】
各コントロールバルブ32,33,34,42,43,44が全て中立位置にあって全てのアクチュエータの作動が停止した運転状態では、低圧選択弁52はポジションcに切換わり、第一、第二絞り35,45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0031】
第一絞り35の上流側圧力が第二絞り45の上流側圧力より所定値以上の差を持って低い場合、低圧選択弁52はバネの付勢力に抗してポジションaに切換わり、この低い第一絞り35の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0032】
第二絞り45の上流側圧力が第一絞り35の上流側圧力より所定値以上の差を持って低い場合、低圧選択弁52はバネの付勢力に抗してポジションbに切換わり、この低い第二絞り45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0033】
第一絞り35の上流側圧力と第二絞り45の上流側圧力の差が所定値より低い場合、低圧選択弁52はバネの付勢力によってポジションcに保持され、第一、第二絞り35,45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0034】
以上のように構成されて、次に作用について説明する。
【0035】
油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2つの吐出ポートを持つ2フロータイプのピストンポンプ10を用いることにより、2台のピストンポンプを備える従来装置に比べて構造の簡素化及び小型化がはかれる。
【0036】
2フロータイプのピストンポンプ10は第一、第二吐出通路31,41に略等しい量の作動油を独立して吐出する。第一、第二吐出通路31,41によって導かれる作動油はコントロールバルブ32,33,34,42,43,44を介して各アクチュエータに分配され、余剰作動油が第一、第二絞り35,45を介してタンク50に戻される。左右の走行モータは第一、第二吐出通路31,41によって作動油が独立して導かれるため、左右の走行モータ間の負荷変動によって走行安定性が損なわれない。
【0037】
コントロールバルブ32,33,34,42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量が増える程、第一、第二絞り35,45を通って戻される余剰作動油が減り、第一、第二絞り35,45の上流側圧力が低下する。
【0038】
コントロールバルブ32,33,34を介して各アクチュエータに分配される作動油量が、コントロールバルブ42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量と略等しい場合、低圧選択弁52がポジションcに保持され、第一、第二絞り35,45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。これにより、コントロールバルブ32,33,34,42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量が増える程、レギュレータ51はピストンポンプ10の押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路31,41に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれ、各アクチュエータに導かれる作動油圧が維持される。これにより、全てのアクチュエータの作動が停止した運転状態では、ピストンポンプ10から吐出される作動油の全量が第一、第二絞り35,45を通してタンク50に戻され、第一、第二絞り35,45の上流側圧力が上昇し、レギュレータ51がピストンポンプ10の押しのけ容積を小さくし、無駄に吐出される作動油量が減り、エネルギロスが抑えられる。
【0039】
コントロールバルブ32,33,34を介して各アクチュエータに分配される作動油量が、コントロールバルブ42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量より多い場合、低圧選択弁52がポジションaに切換わり、比較的低い第一絞り35の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0040】
逆に、コントロールバルブ42,43,44を介して各アクチュエータに分配される作動油量が、コントロールバルブ32,33,34を介して各アクチュエータに分配される作動油量より多い場合、低圧選択弁52がポジションbに切換わり、比較的低い第二絞り45の上流側圧力がレギュレータ51に導かれる。
【0041】
これにより、レギュレータ51は第一、第二吐出通路31,41のうち各アクチュエータに分配される作動油量が多い方の圧力が低下するのに応じてピストンポンプ10の押しのけ容積を増やし、第一、第二吐出通路31,41に導かれるポンプ吐出圧力が所定値に保たれる。こうしてレギュレータ51は各アクチュエータに導かれる作動油圧が維持される範囲でピストンポンプ10の押しのけ容積を小さくし、エネルギロスが抑えられる。また、ポンプ吐出量が最大になる運転時も、単一のピストンポンプ10を用いてエンジン出力を有効に利用してポンプ吐出量を馬力制御することが可能となる。
【0042】
次に図3に示す他の実施の形態を説明する。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を付す。
【0043】
油圧ショベルに搭載される液圧駆動装置は、2フロータイプのピストンポンプ10に加えてエンジンによって駆動されるギヤポンプ55を備え、このギヤポンプ55から吐出される作動油を導く第三吐出通路56を備える。
【0044】
第一吐出通路31には前記実施の形態と同様に左走行モータ用コントロールバルブ32、ブーム用コントロールバルブ33、アーム用コントロールバルブ34が介装される。第二吐出通路41には右走行モータ用コントロールバルブ42、ブーム用コントロールバルブ43が介装される。第三吐出通路56には、旋回用コントロールバルブ44、ドーザ用コントロールバルブ46が介装される。
【0045】
旋回用コントロールバルブ44は、旋回台を駆動する旋回モータに対する作動油の供給量を調節する。このドーザ用コントロールバルブ46はドーザを駆動する油圧シリンダに対する作動油の供給量を調節する。
【0046】
この場合、旋回モータ及びドーザを駆動する油圧シリンダはギヤポンプ55から吐出される作動油によって安定した作動が得られる。
【0047】
なお、低圧選択手段は、低圧選択弁52に限らず、第一、第二絞り35,45より上流側圧力を検出するセンサ等によって構成し、コントローラによって電磁式レギュレータを介してピストンポンプ10の押しのけ容積を制御するようにしても良い。
【0048】
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す液圧駆動装置の油圧回路図。
【図2】同じくピストンポンプの断面図。
【図3】他の実施の形態を示す液圧駆動装置の油圧回路図。
【符号の説明】
10 ピストンポンプ
31 第一吐出通路
32 左走行モータ用コントロールバルブ
33 ブーム用コントロールバルブ
34 アーム用コントロールバルブ
35 第一絞り
41 第二吐出通路
42 右走行モータ用コントロールバルブ
43 ブーム用コントロールバルブ
44 旋回用コントロールバルブ
45 第二絞り
46 ドーザ用コントロールバルブ
52 低圧選択弁
Claims (3)
- 複数の吐出ポートを持つ可変容量型ピストンポンプと、このピストンポンプの各吐出ポートから独立して吐出される作動液を導く第一、第二吐出通路と、この第一、第二吐出通路によって導かれる作動液を各アクチュエータにそれぞれ分配する各コントロールバルブと、第一、第二吐出通路を通ってドレン側に戻される作動液の流れに抵抗を付与する第一、第二絞りと、この第一、第二絞りの上流側であって第一、第二吐出通路に介在した低圧選択手段と、この低圧選択手段によって選択された圧力が低下するのに応動してピストンポンプの押しのけ容積を増大させるレギュレータとを備えたことを特徴とする液圧駆動装置。
- 前記第一、第二吐出通路に左右走行モータ用コントロールバルブをそれぞれ介装し、この左右走行モータ用コントロールバルブを介して分配される作動液を車両の左右走行モータに供給する構成としたことを特徴とする請求項1に記載の液圧駆動装置。
- ギヤポンプから吐出される作動液を導く第三吐出通路と、この第三吐出通路に介装される旋回用コントロールバルブとを備え、この旋回用コントロールバルブを介して分配される作動液を旋回台を駆動する旋回モータに供給する構成としたことを特徴とする請求項2に記載の液圧駆動装置。
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