JP2004314492A - 射出成形機等の型締装置及びコアバック方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】固定金型3を有する固定盤1に、タイバー5を介して移動金型4を有する移動盤2を設け、この移動盤を型開閉用サーボモータ27によって移動させるとともに、移動盤の移動を所定位置において係止するための型締用ハーフナット33を設け、さらに、タイバーに設けたピストン部を嵌挿してタイバーを進退させる油圧型締シリンダ11を設けた型締装置において、固定盤にタイバーを介して移動盤を移動させるボールねじ19及びこのボールねじを駆動するハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータ17を設け、射出成形工程のコアバック時に、前記サーボモータを駆動して前記ボールねじによって移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、射出成形用金型に溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形機等の型締装置及びコアバック方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
射出成形用金型に溶融樹脂を射出して成形品を成形する射出成形機等の型締装置は、固定金型を取付けた固定盤と、この固定盤にタイバーを介して移動金型を取付け、固定金型に対して進退自在な移動盤とを備えている。
【0003】
固定盤にはタイバーを進退させる油圧型締シリンダ及びタイバーを軸方向に進退させるタイバースライド用サーボモータを備えている。また、移動盤は、型開閉用サーボモータによってタイバー上において進退され、移動盤は所定位置において型締用ハーフナットによってタイバーに係止される。そして、射出プレス工程で、前記油圧型締シリンダを駆動して固定金型と移動金型とをプレスするようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、固定金型を取付けた固定盤と、この固定盤にタイバーを介して移動金型を取付け、前記固定金型に対して進退自在な移動盤と、この移動盤に突出して設けられた嵌挿部を有する型締ラムと、この型締ラムの嵌挿部を進退自在に嵌挿する油圧型締シリンダとを備え、射出プレス工程で、油圧型締シリンダに圧油し、型締ラムを介して移動盤を移動することにより、固定金型と移動金型とをプレスするようになっている(例えば、特許文献2参照。)。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−296739号公報
【0006】
【特許文献2】
特開平6−182838号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1及び2は、タイバースライド用サーボモータによってタイバーを進退させ、型締用ハーフナットとタイバーのねじ部との位相合わせを行い、型締用ハーフナットとタイバーのねじ部とが噛み合った後に、油圧型締シリンダを駆動して固定金型と移動金型とをプレスするようにしている。
【0008】
また、固定金型と移動金型とによって形成されたキャビティに射出成形機から発泡材を含む溶融樹脂を射出して充填した後、発泡材の発泡の進行に伴って移動金型を固定金型から後退させ、キャビティを拡張するコアバック動作を行う。
【0009】
従来、このコアバック動作を油圧型締シリンダの油圧制御によって行っているため、その位置精度にバラツキができ、成形品の寸法精度にバラツキができるという問題がある。
【0010】
そこで、移動盤にボールねじ及びこのボールねじを駆動するサーボモータを追加装備し、これによってコアバック動作を行う装置もある。しかし、この場合、金型を交換するたびにその装置を付け替えるか、金型ごとにボールねじ及びこのボールねじを駆動するサーボモータを設けているため、コストアップの原因となっている。
【0011】
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、ボールねじ及びこれを駆動するサーボモータを追加装備することなく、コアバック動作を行うことができ、コストダウン及び位置精度を向上できる射出成形機等の型締装置及びコアバック方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この発明は、前述した目的を達成するために、請求項1は、固定金型を取付けた固定盤と、この固定盤にタイバーを介して移動金型を取付け、前記固定金型に対して進退自在な移動盤と、この移動盤を前記タイバー上において進退させる型開閉用サーボモータと、前記移動盤の移動を所定位置において係止するための型締用ハーフナットと、前記タイバーに設けたピストン部を嵌挿してタイバーを進退させる油圧型締シリンダとからなる射出成形機等の型締装置において、前記固定盤に前記タイバーを介して前記移動盤を移動させる送りねじ及びこの送りねじを駆動するハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを設け、射出成形工程のコアバック時に、前記ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して前記送りねじによって前記移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする。
【0013】
請求項2は、固定金型を取付けた固定盤と、この固定盤にタイバーを介して移動金型を取付け、前記固定金型に対して進退自在な移動盤と、この移動盤を前記タイバー上において進退させる型開閉用サーボモータと、前記移動盤の移動を所定位置において係止するための型締用ハーフナットと、前記移動盤に突出して設けられた嵌挿部を有する型締ラムと、この型締ラムの嵌挿部を進退自在に嵌挿する油圧型締シリンダとからなる射出成形機等の型締装置において、前記油圧型締シリンダに前記型締ラムを介して前記移動盤を移動させる送りねじ及びこの送りねじを駆動するハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを設け、射出成形工程のコアバック時に、前記ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して前記送りねじによって前記移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする。
【0014】
請求項3は、請求項1または2記載の射出成形機等の型締装置を用いて前記移動金型をコアバックする方法において、射出成形機の射出ノズルから発泡材を含む溶融樹脂を射出して前記固定金型と移動金型とによって形成されたキャビティに充填した後、前記ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して前記送りねじによって前記移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする。
【0015】
前記構成によれば、射出成形機の射出ノズルから発泡材を含む溶融樹脂を射出して固定金型と移動金型とによって形成されたキャビティに充填されると、キャビティ内で溶融樹脂が発泡する。この溶融樹脂の発泡の進行に伴ってハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して送りねじによって移動盤を介して移動金型をコアバックすると、キャビティが成形品の寸法まで拡張し、拡張したキャビティに溶融樹脂が充填される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0017】
図1は第1の実施形態を示し、図1は射出成形機の型締装置の縦断側面図である。図中、1は固定盤であり、2は移動盤である。固定盤1には固定金型3が取付けられ、移動盤2には固定金型3に対して対向する移動金型4が取付けられている。固定盤1には複数本のタイバー5が突出して設けられ、これらタイバー5上を移動盤2が進退自在に移動するようになっている。
【0018】
固定金型3には射出成形機(図示しない)の射出ノズル6と接合するノズルタッチ面7が設けられ、このノズルタッチ面7は樹脂通路8を介して固定金型3と移動金型4との間に設けられたキャビティ9と連通している。また、固定盤1には射出ノズル6が進退可能に開口する開口部10が設けられている。
【0019】
前記固定盤1のタイバー5との結合部には油圧型締シリンダ11が設けられている。この油圧型締シリンダ11にはタイバー5の基端部に一体に設けられたピストン部12が嵌挿され、油圧型締シリンダ11の内部はピストン部12を挟んで型締め側室13aと型開き側室13bとに区画されている。
【0020】
さらに、ピストン部12の基端部は油圧型締シリンダ11の仕切り壁14を貫通して位置決めボックス15内に突出している。位置決めボックス15にはハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータ(以下、第1のサーボモータという)17が取付けられている。また、位置決めボックス15の背面にはピストン部12と同軸的に軸受18が設けられ、この軸受18には送りねじとしてのボールねじ19のねじ軸20が回転自在に支持されている。ねじ軸20の基端部は位置決めボックス15の背面から突出しており、この突出部には従動プーリ21が嵌着されている。
【0021】
前記サーボモータ17には駆動プーリ22が設けられ、この駆動プーリ22と従動プーリ21との間にはタイミングベルト23が掛け渡され、ボールねじ19のねじ軸20が回転するようになっている。ねじ軸20の先端部にはねじ部24が設けられ、このねじ部24はピストン部12の軸心部に嵌着されたナット部25と螺合している。従って、ボールねじ19によってねじ軸20の回転運動がナット部25を介して直線運動に変換されるようになっている。
【0022】
また、固定盤1にはブラケット26を介して複数の型開閉用サーボモータ(以下、第2のサーボモータという)27が設けられている。このサーボモータ27の回転軸28にはねじ部29が設けられている。ねじ部29にはナット部30が螺合され、このナット部30は前記移動盤2に固定され、ボールねじとしての送りねじ31が構成されている。従って、第2のサーボモータ27の駆動によってねじ部29が回転することにより、ナット部30を介して移動盤2が固定盤1に対して進退し、固定金型3に対して移動金型4が型開閉するようになっている。
【0023】
前記タイバー5は移動盤2を貫通して突出しており、このタイバー5の外周面にはねじ山または環状溝からなる係合溝5aが設けられている。さらに、移動盤2の背面側には開閉シリンダ32によって開閉し、タイバー5の係合溝5aと係脱する型締用ハーフナット33が設けられている。
【0024】
次に、前述のように構成された射出成形機の型締装置の作用について説明する。固定金型3と移動金型4の取付け及び型厚調整作業時は開閉シリンダ32によって型締用ハーフナット33とタイバー5の係合溝5aとは噛み合い関係は解除されている。
【0025】
次に、第2のサーボモータ27の駆動によって型閉じ動作を行う。この場合、型閉め限で、開閉シリンダ32によって型締用ハーフナット33が閉じ、タイバー5の係合溝5aと噛み合ってタイバー5に対して移動盤2が係合状態となる。
【0026】
このとき、型締用ハーフナット33とタイバー5の係合溝5aとが適正に噛み合えば良いが、双方のピッチのずれ等によって噛み合わない場合、第1のサーボモータ17が駆動する。すなわち、第1のサーボモータ17の駆動によってボールねじ19がピストン部12を介してタイバー5を前進微動させ、型締用ハーフナット33とタイバー5の係合溝5aとが適正に噛み合った位置で、第1のサーボモータ17を停止させる。
【0027】
このとき、タイバー5の位置を位置検出手段(図示しない)によって読み取って記憶させる。その後の成形運転において、移動盤2による金型の前進限では、タイバー5が常にこの位置にあるように、第1のサーボモータ17が制御される。このようにして、型厚調整作業が完了する。
【0028】
前述したように、型締用ハーフナット33の噛み合い位置調整を行った後、第2のサーボモータ27を駆動して移動盤2を前進させ、その前進限近傍の任意の位置に到達してから第1のサーボモータ17を駆動してボールねじ19によってタイバー5を後退(図中右方向)を開始し、第2のサーボモータ27と第1のサーボモータ17の速度を制御してその相対速度を同期させる(すなわち、相対速度が0となるようにする。)。そして、移動盤2とタイバー5の前進速度が同期し、特定位置においての相対速度が0のときに、型締用ハーフナット33を閉じてタイバー5の係合溝5aと噛み合わせる。
【0029】
このようにして型締用ハーフナット33の噛み合い位置調整を行った後、型締動作を含む射出成形工程に入る。まず、第2のサーボモータ27が駆動して移動盤2を前進移動させ、移動盤2が型閉め限近傍の任意の位置に到達すると、前以て記憶した位置より左方向に位置していたタイバー5を第1のサーボモータ17の駆動により、後退(図中右方向)を開始し、それぞれ各サーボモータ17,27の速度を制御して移動盤2とタイバー5との相対速度を演算して同期させる(すなわち、相対速度が0となるようにする。)。
【0030】
そして、予め定めた位置で、移動盤2とタイバー5の右方向移動速度が同期したら、型締用ハーフナット33とタイバー5の係合溝5aの噛み合いを検出する。噛み合いが適正な位置にあるならば、相対速度が0になるように速度制御を保持したまま、型締用ハーフナット33を閉じてタイバー5の係合溝5aとを噛み合わせる。噛み合いが完了し、移動盤2が型閉め限に達すると、タイバー5の位置を位置検出器(図示しない)により読み取り、前述した型厚調整時に記憶したタイバー5の位置と比較する。比較結果が一致していれば、型締・射出プレス動作に入る。
【0031】
固定金型3と移動金型4とが型締された後、射出成形機の射出ノズル6から発泡材を含む溶融樹脂を射出すると、溶融樹脂は樹脂通路8を介してキャビティ9に充填される。キャビティ9に充填された発泡材を含む溶融樹脂はキャビティ9内で発泡するため、発泡の進行に伴って第1のサーボモータ17が駆動し、ボールねじ19によってタイバー5を前進(図中左方向)させ、移動盤2を介して移動金型4が固定金型3に対してコアバック動作する。
【0032】
従って、キャビティ9は拡張され、拡張されたキャビティ9内で発泡材を含む溶融樹脂が発泡し、移動金型4が所定量コアバックした後、第1のサーボモータ17が停止する。そして、保圧及び冷却工程を経て成形品が成形される。
【0033】
成形品の成形後、型開工程に入り、油圧型締シリンダ11の型開き側室13bの圧油を導入する一方、第2のサーボモータ27が駆動し、ボールねじ31によって移動盤2を前進(図中左方向)させると、固定金型3と移動金型4とが型開きし、成形品を取り出すことができる。また、型開き中に型締用ハーフナット33とタイバー5の係合溝5aとの噛み合いを解除する。同時に、第1のサーボモータ17を逆転駆動してタイバー5を左方向に移動させ、射出成形の1サイクル動作を完了する。
【0034】
第1の実施形態によれば、射出成形工程のコアバック動作時に第1のサーボモータとボールねじによって駆動することにより、成形時の位置精度が向上する。また、ハーフナット位置決め用サーボモータをコアバック動作に兼用することにより、移動金型や移動盤にサーボモータを追加する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0035】
図2は第2の実施形態を示し、第1の実施形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略する。複数本のタイバー5に支持された移動盤2の背面側には油圧型締シリンダ40が設けられている。この油圧型締シリンダ40には移動盤2の背面側に開口する油圧室41が設けられ、この油圧室41には型締ラム42が進退自在に嵌挿されている。この型締ラム42の先端部は移動盤2に連結されている。
【0036】
油圧型締シリンダ40には油圧室41と直列的に段付き貫通穴43が設けられ、この貫通穴43にはボールねじとしての送りねじ44を構成するねじ軸45が進退自在に挿入されている。そして、ねじ軸45の一端部にはフランジ部45aが設けられ、このフランジ部45aは型締ラム42に連結されている。ねじ軸45の他端部には油圧型締シリンダ40の後方へ突出しており、突出部にはねじ部46が形成されている。このねじ部46にはボールねじ44を構成するナット部47が螺合され、このナット部47には従動プーリ48が一体的に嵌着されている。
【0037】
油圧型締シリンダ40にはブラケット49によってハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータ(以下、第1のサーボモータという)50が設けられている。この第1のサーボモータ50には駆動プーリ51が設けられ、この駆動プーリ51と従動プーリ48との間にはタイミングベルト52が掛け渡されている。
従って、第1のサーボモータ50の駆動によって送りねじ44のナット部47が回転し、このナット部47の回転が直線運動に変換されてねじ軸45が軸方向に進退移動するようになっている。
【0038】
次に、前述のように構成された射出成形機の型締装置の作用について説明する。第1の実施形態と同様の作用によって固定金型3と移動金型4とが図2に示すように型締された後、射出成形機の射出ノズル6から発泡材を含む溶融樹脂を射出すると、溶融樹脂は樹脂通路8を介してキャビティ9に充填される。キャビティ9に充填された発泡材を含む溶融樹脂はキャビティ9内で発泡するため、発泡の進行に伴って第1のサーボモータ50が駆動し、ボールねじ44によって型締ラム42を図中左方向に移動させると、移動盤2を介して移動金型4が固定金型3に対してコアバック動作する。
【0039】
従って、キャビティ9は拡張され、拡張されたキャビティ9内で発泡材を含む溶融樹脂が発泡し、移動金型4が所定量コアバックした後、第1のサーボモータ50が停止する。そして、保圧及び冷却工程を経て成形品が成形される。
【0040】
成形品の成形後、第2のサーボモータ27が駆動し、ボールねじ31によって移動盤2を図中左方向に移動させると、固定金型3と移動金型4とが型開きし、成形品を取り出すことができる。また、型開き中に型締用ハーフナット33とタイバー5の係合溝5aとの噛み合いを解除する。同時に、第1のサーボモータ50を逆転駆動して型締ラム42を左方向に移動させ、射出成形の1サイクル動作を完了する。
【0041】
第2の実施形態によれば、射出成形工程のコアバック動作時に第1のサーボモータとボールねじによって駆動することにより、成形時の位置精度が向上する。
また、ハーフナット位置決め用サーボモータをコアバック動作に兼用することにより、移動金型や移動盤にサーボモータを追加する必要がなく、コストダウンを図ることができる。
【0042】
また、第1と第2の実施形態において、第1のサーボモータとボールねじとの動力伝達に、プーリとベルトを使用したが、歯車によって動力伝達させてもよく、またボールねじに限定されず、回転運動を直線運動に変換するものであれば、ねじまたは遊星ローラねじ等の送りねじ機構であってもよい。
【0043】
なお、射出成形機の型締装置について説明したが、例えば、ダイカストマシーンやプレス機等においても同様に適用できる。
【0044】
なお、この発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組合わせてもよい。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ボールねじ及びこれを駆動するサーボモータを追加装備することなく、コアバック動作を行うことができ、コストダウン及び位置精度を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す射出成形機の型締装置の縦断側面図。
【図2】この発明の第2の実施形態を示す射出成形機の型締装置の縦断側面図。
【符号の説明】
1…固定盤、2…移動盤、3…固定金型、4…移動金型、5…タイバー、11…油圧型締シリンダ、17…第1のサーボモータ(ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータ)、19…ボールねじ(送りねじ)、27…第2のサーボモータ(型開閉用サーボモータ)、33…型締用ハーフナット、40…油圧型締用シリンダ、44…ボールねじ(送りねじ)、50…第1のサーボモータ(ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータ)
Claims (3)
- 固定金型を取付けた固定盤と、この固定盤にタイバーを介して移動金型を取付け、前記固定金型に対して進退自在な移動盤と、この移動盤を前記タイバー上において進退させる型開閉用サーボモータと、前記移動盤の移動を所定位置において係止するための型締用ハーフナットと、前記タイバーに設けたピストン部を嵌挿してタイバーを進退させる油圧型締シリンダとからなる射出成形機等の型締装置において、
前記固定盤に前記タイバーを介して前記移動盤を移動させる送りねじ及びこの送りねじを駆動するハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを設け、射出成形工程のコアバック時に、前記ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して前記送りねじによって前記移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする射出成形機等の型締装置。 - 固定金型を取付けた固定盤と、この固定盤にタイバーを介して移動金型を取付け、前記固定金型に対して進退自在な移動盤と、この移動盤を前記タイバー上において進退させる型開閉用サーボモータと、前記移動盤の移動を所定位置において係止するための型締用ハーフナットと、前記移動盤に突出して設けられた嵌挿部を有する型締ラムと、この型締ラムの嵌挿部を進退自在に嵌挿する油圧型締シリンダとからなる射出成形機等の型締装置において、
前記油圧型締シリンダに前記型締ラムを介して前記移動盤を移動させる送りねじ及びこの送りねじを駆動するハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを設け、射出成形工程のコアバック時に、前記ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して前記送りねじによって前記移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする射出成形機等の型締装置。 - 請求項1または2記載の射出成形機等の型締装置を用いて前記移動金型をコアバックする方法において、
射出成形機の射出ノズルから発泡材を含む溶融樹脂を射出して前記固定金型と移動金型とによって形成されたキャビティに充填した後、
前記ハーフナット位置決め兼コアバック用サーボモータを駆動して前記送りねじによって前記移動盤を介して移動金型をコアバックすることを特徴とする射出成形機等の型締装置のコアバック方法。
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