JP2004312513A - 入場管理システムおよびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて入場した人物とその関係者を特定することができ、この関係者に対してその人物が入場した旨を案内できるようにする。
【解決手段】管理サーバ1は、入場時に入口カメラ3によって撮影された人物画像と来訪画像データベース、社員画像データベース内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定する他に、必要に応じて応接予約データベース、来訪履歴データベース、通知先データベースを参照することによって当該人物対応の関係者を特定し、この関係者に対して入場した旨を案内する。
【選択図】 図1
【解決手段】管理サーバ1は、入場時に入口カメラ3によって撮影された人物画像と来訪画像データベース、社員画像データベース内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定する他に、必要に応じて応接予約データベース、来訪履歴データベース、通知先データベースを参照することによって当該人物対応の関係者を特定し、この関係者に対して入場した旨を案内する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムおよびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムとしては、例えば、一般家庭において来訪者を撮影した撮影画像を解析することによって親世帯への来訪か子世帯への来訪かを認識し、その認識結果に基づいて親世帯用のインターホンあるいは子世帯用のインターホンに接続するようにした複数世帯対応のインターホンシステムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−352400号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般家庭への来訪者としては、親戚、友人、外交員等、様々な人が来訪するが、上述したインターホンシステムにおいては、来訪者を撮影した撮影画像に基づいて親世帯への来訪か子世帯への来訪かを認識することができたとしても、誰宛の来訪かまでも認識するものではなく、また、親世帯と子世帯に共通する来訪者に対しては適切に対応することができないという問題が残っていた。
ところで、会社への来訪者(例えば、出入業者等)は、受付手続きを行ってその係員に今回の訪問相手(社内担当者)を伝えて呼び出してもらうが、受付を介しての呼び出しの為、例えば、受付が混雑している場合には、担当者を即座に呼び出すことができず、来訪者を長時間待たせてしまうことがあった。また、社内担当者にあっては、受付から呼び出を受けた時点で来訪者が来たことを初めて知ることができる為、呼び出を受けてから打合せ準備を開始したのでは、その準備の時間、来訪者を待たせてしまう。
一方、来訪者(出入業者等)は、その業務の関係から今回の訪問相手以外にも会社内に複数の他の関係者が存在している場合が多く、他の用事で来訪している来訪者とその来訪ついでに面会したり、書類を手渡したい時があっても、この関係者にあっては、出入業者が来訪していることを知り得ず、その機会を逃してしまうことが多く、日を改めての再来訪や書類の別途郵送等、二重、三重の手間をかけるという問題があった。
【0005】
この発明の課題は、入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて入場した人物とその関係者を特定することができ、この関係者に対してその人物が入場した旨を案内できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(第1の発明)は、構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムであって、予め登録されている登録人物毎に、その人物を撮影した人物画像を記憶管理すると共に、この登録人物に関係を持つ関係者を記憶管理する人物情報記憶手段と、入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定すると共に、この人物に対応付けられている前記関係者を特定する特定手段と、この特定手段によって特定された人物が入場した旨を当該人物対応の関係者に対して案内する為の情報を出力する案内出力手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項8記載の発明)。
【0007】
したがって、請求項1、8の発明は、入場時にその人物を撮影した人物画像と各登録人物画像とを比較することによって入場した人物とその関係者を特定し、この人物対応の関係者に対して入場した旨を案内するようにしたから、登録人物が入場した時点でそのことを関係者に知らせることができ、素早い対応が可能となる。例えば、会社において、出入業者等の来訪者が入場した場合、今回の担当者にあっては、来訪者が入場してから応接室等の打合せ場所へ出向くまでの時間を利用してその打合せ準備を行うことができ、また、ある社員に対して緊急な用事がある他の社員にあっては、その社員の出社と同時に出勤状況を即座に知ることができる等、極めて実用効果の高いものとなる。このことは、会社に限らず、一般家庭等においても同様である。
【0008】
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記特定手段は、来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって来訪者を特定すると共に、この来訪者に対応付けられている関係者を特定し、前記案内出力手段は、前記特定された来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知する(請求項2記載の発明)。
したがって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知するようにしたから、他の関係者にあっては、他の用事で来訪している来訪者に対してその来訪ついでに面会したり、書類を手渡すことができ、また、今回の訪問相手先との面会が終了するまでの時間を利用して打合せ準備を十分行うことができる等、業務全体の円滑化、合理化を促進することが可能となる。このことは、一般家庭において、例えば、共通する友人や知人の来訪に対しても効果的なものとなる。
【0009】
来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて来訪者を特定した場合に、前記案内出力手段は、今回の訪問相手先との間で事前予約がなければ、過去の来訪状況が蓄積されている来訪履歴情報を参照し、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知する(請求項3記載の発明)。したがって、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、今回の訪問相手先との間で事前予約がなくても、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知するようにしたから、例えば、会社への出入業者等のようにその訪問相手先が固定しているような場合には、訪問毎に事前予約を行う必要がなくなり、手続きを大幅に簡素化することができる。
【0010】
来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて来訪者を特定した場合に、この来訪者の今回の訪問相手先がその来訪者に対する関係者として前記人物情報記憶手段内に登録されているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって関係者として登録されていないことが判別された場合に、今回の訪問相手先を当該来訪者対応の関係者として前記人物情報記憶手段内に追加登録する登録手段とを設ける(請求項4記載の発明)。
したがって、請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、来訪者の今回の訪問相手先がその関係者として登録されていない場合には、この訪問相手先を関係者として登録するようにしたから、人為的な作業が不要となり、余計な手間や負担をかけずに関係者登録が可能となる。
【0011】
前記特定手段は、来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって来訪者を特定する他、その来訪時の入場時刻と訪問予約の予定時刻とを比較することによってその訪問予約先の関係者を特定する(請求項5記載の発明)。
したがって、請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、例えば、同一の来訪者が同じ日に何回も訪問し、その度に訪問相手先が異なるような場合でも、訪問毎にその予約相手先を適切に特定することが可能となる。
【0012】
前記案内出力手段は、少なくとも前記関係者がネットワークを介して閲覧可能な案内ページ上に入場者に関する情報を掲載記録する(請求項6記載の発明)。
したがって、請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、例えば、全社員や部署単位で閲覧可能な掲示板的な案内ページ上に入場者に関する情報を掲載記録することによって、関係者毎に通知を個別に行う必要がなくなり、また、その関係者が一時不在であっても、他の人がその旨をその関係者に知らせることもできる。
【0013】
前記特定手段は、退場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって退場した人物を特定し、前記案内出力手段は、前記特定手段によって特定された退場人物対応の関係者に対して退場した旨を案内する(請求項7記載の発明)。
したがって、請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、登録人物の入場時における案内の他に、その人物の退場時の案内も合わせて行うようにしたから、その関係者にあっては、この退場案内を受け取るまでの間は、その人物が構内に居ることを確認することができるようになり、例えば、来訪者の退場時刻から帰社時刻を予測して電話連絡等を行うことも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態における入退場管理システムの全体構成を示したブロック図である。
この入退場管理システムは、会社構内に構築され、インターネット技術を利用してデータ通信を行う構内通信システムであり、入退場管理システムサーバ(以下、管理サーバと称する)1を中核として、会社構内への入場者(社員/出入業者等の来訪者)を撮影した撮影画像(人物画像)に基づいて入場者管理および退場者管理を行うようにしたもので、この管理サーバ1には、有線網・無線網の社内LAN(構内通信網)2を介して入口カメラ3、入場センサ4、出口カメラ5、退場センサ6、受付端末7、社内担当者端末8、社内Webページサーバ9が接続されているシステム環境となっている。
【0015】
管理サーバ1は、入場時にその入場者を撮影した人物画像と予め登録されている各登録人物画像とを比較することによって入場者(社員/出入業者等の来訪者)を特定し、この入場者が来訪者であれば、この来訪者との間で業務上の関係を持つ各関係者を特定し、この来訪者対応の各関係者に対して来訪案内を行うようにしている。ここで、入場者が社員の場合には、社員が出勤した旨を出社一覧ページ(全社員が閲覧可能なWebページ)上に掲載記録することによって出勤案内を行うようにしている。なお、入場者が社員の場合、入場者に対する関係者とは、他の全社員であり、出勤案内は全社員に対して行われる。
【0016】
入場者が来訪者であれば、管理サーバ1は、この来訪者の今回の訪問相手先(社内担当者) に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者(他の社内担当者)に対しても来訪案内を通知するようにしている。なお、他の関係者とは、過去にその来訪者と面会したことがある社内担当者である。更に、管理サーバ1は、来訪者に関する入場案内を来訪者一覧社内ページ(全社員が閲覧可能なWebページ)上に掲載するようにしている。
他方、管理サーバ1は、社員あるいは来訪者の退場時においても、入場時と基本的には同様の退場案内を行うようにしている。
【0017】
入口カメラ3、出口カメラ5は、構内の入口/出口付近に設置されたもので、撮像素子としてのCCDエリアセンサを利用して、被写体像をデジタル画像に変換する高画質のビデオカメラあるいはスチルカメラであり、入場者/退場者をその正面方向から顔を中心して撮影する。この入口カメラ3あるいは出口カメラ5によって撮影された人物画像は、管理サーバ1へ送信される。なお、入場センサ4、退場センサ6は、例えば、赤外線の遮光を検知する遮光型センサであり、入場者/退場者の通過を検知した際に、この検知信号を管理サーバ1へ与える。
【0018】
受付端末7は、受付窓口に設置されている情報処理端末であり、管理サーバ1は、入場者が来訪者の場合には、来訪者が入場した旨を受付端末7に対して通知するようにしている。
社内担当者端末8は、全社員が所持しているPDA等の携帯情報端末であり、管理サーバ1は、来訪者の入場時に、今回の訪問相手先と他の関係者を特定して来訪案内を通知する。なお、上述のように来訪者対応の各関係者とは、来訪者が今回面会する訪問相手先である担当者と、この来訪者との間で業務上の関係を持つ他の関係者(今回の訪問相手先以外の担当者)を含むことを意味している。
【0019】
社内Webページサーバ9は、上述した出社一覧ページや来訪者一覧社内ページ等、各種の業務用Webページを管理するWebサーバであり、受付端末7や社内担当者端末8からのアクセスによって任意のWebページを何時でも自由に閲覧可能となっている。
なお、この実施形態においては、例えば、TCP/IP通信プロトコルを利用したHTTPプロトコル等によって、各サーバ1、9と各端末7、端末8との間でデジタル化(パケット化)されたデータの送受信を行うようにしており、また、各端末7、8には、Webブラウザ機能が備えられている。
【0020】
図2および図3は、管理サーバ1側に設けられている各種のデータベース(DB)のレコード内容を示した図である。すなわち、図2(A)は、来訪画像データベース11、(B)は、社員画像データベース12、(C)は、出退勤データベース13のレコード内容を示している。また、図3(A)は、応接予約データベース14、(B)は、来訪履歴データベース15、(C)は、通知先データベース16のレコード内容を示している。
来訪画像データベース11は、予め登録されている出入業者等の登録人物(来訪者)毎に、その人物に関する情報を記憶管理するもので、登録人物の「人物名」、所属する「会社名」、登録人物の顔を中心として撮影した「人物画像」とを有している。管理サーバ1は、入退場時において入口カメラ3、出口カメラ5によって撮影された人物の「人物画像」と、来訪画像データベース11内の各「人物画像」とを比較することによって入退場した来訪者を特定するようにしている。
【0021】
社員画像データベース12は、社員毎に、「社員No」、「人物画像」を記憶管理するもので、「社員No」は社員に割り当てられた社員固有の識別情報であり、また、「人物画像」は、社員の顔を中心として撮影した社員画像である。管理サーバ1は、入退場時において入口カメラ3、出口カメラ5によって撮影された人物の「人物画像」と、社員画像データベース12内の各「人物画像」とを比較することによって入退場した社員を特定するようにしている。
出退勤データベース13は、社員の出退勤状況を記憶管理するもので、社員毎に、「社員No」、「日付」、「出社時刻」、「退社時刻」の各項目を有し、管理サーバ1は、社員の入退場を特定する毎に、その時の現在日時を「日付」、「出社時刻」、「退社時刻」として出退勤データベース13に記録するようにしている。
【0022】
応接予約データベース14は、来訪予約毎に、来訪予約に関する予約レコードを記憶管理するもので、各レコードは、来訪者の訪問相手先である「社内担当者名」と「通知先アドレス」の他、来訪予約の「日時」と「応接室」、更には、「来訪者名」とその「会社名」の各項目を有している。なお、「通知先アドレス」は、担当者が所持している社内担当者端末8を呼び出す為の端末固有の通信アドレスである(以下、同様)。管理サーバ1は、来訪者が入場する毎に、この応接予約データベース14を検索し、事前予約が有る来訪者であるか否かをチェックし、事前予約があれば、その予約レコードに基づいて社内担当者を特定し、この担当者宛に予約客が来訪した旨の来訪通知を行うようにしている。
【0023】
来訪履歴データベース15は、来訪者毎に、現時点までに来訪したことがある来訪状況を示す履歴レコードを記憶保持するもので、各レコードは、「来訪日時」、「来訪者名」、「会社名」、「社内担当者名」、「通知先アドレス」の各項目を有している。管理サーバ1は、来訪毎に、その来訪状況を示す履歴レコードを生成して追加登録する。また、管理サーバ1は、来訪者の入場時に、応接予約データベース14を検索した結果、今回の訪問相手先との間で事前予約がなければ、来訪履歴データベース15をアクセスしてその来訪者の過去の訪問相手先(社内担当者)を特定して来訪案内を通知するようにしている。
【0024】
通知先データベース16は、来訪者毎にその「人物名」および「会社名」に対応して複数の「通知先」を記憶可能な構成となっている。ここで、「通知先」とは、来訪者に対して業務上、何らかの関係がある関係者(社内担当者)であり、来訪者と過去に面会したことがある担当者は、以下、この来訪者に対して関係者となり、この各関係者が所持している社内担当者端末8を呼び出す為の通信アドレスが「通知先」として登録されている。管理サーバ1は、来訪者の入場時に、通知先データベース16を検索した結果、この来訪者に対応する関係者(通知先)が登録されていれば、各関係者宛に来訪通知を行うようにしている。
【0025】
図4は、管理サーバ1の基本的構成要素を示したブロック図である。
CPU101は、記憶装置102内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこの管理サーバ1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装置102は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有し、磁気的、光学的、半導体メモリ等やその駆動系によって構成されている。この記録装置102はハードディスク等の固定的なメモリの他、CD−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能な構成であってもよい。この記憶装置102内のプログラムやデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティックRAM)103にロードされたり、RAM103内のデータが記憶装置2にセーブされる。なお、RAM103は、プログラム実行領域と作業領域とを有している。一方、CPU101にはその入出力周辺デバイスである通信装置104、入力装置105、表示装置106がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU101はそれらの動作を制御する。
【0026】
次に、この実施形態における入退場管理システムを構成する管理サーバ1の動作概念を図5〜図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0027】
図5〜図8は、管理サーバ1の全体動作を示したフローチャートであり、電源投入に伴って実行開始される。
先ず、管理サーバ1は、入場センサ4、退場センサ6からの検知信号に基づいて入場者の有無をチェックしたり (ステップS1)、退場者の有無をチェックしている(ステップS31)。ここで、入場者が検知された場合には、入口カメラ3に対して撮影指示を与え、それに応答して送信されて来た撮影画像(入場者の人物画像)を取得する (ステップS2)。そして、この入場者画像と社員画像データベース12内の各「人物画像」とを比較することによって(ステップS3)、該当画像の有無をチェックする(ステップS4)。この場合、人物画像の中から特徴部分を抽出して特徴比較を行うが、その際、撮影画像の顔の向き、大きさにを補正した後、顔の輪郭、目、口、鼻、額等の形、位置、大きさ、髪型、メガネの有無と種類等を個別に比較する他、それらを総合比較することによって画像比較を行う(以下、同様)。
【0028】
この結果、両者の特徴が一致すれば、社員が入場(出勤)したものと判断し(ステップS4でYES)、該当する「人物画像」対応の「社員No」を社員画像データベース12から読み出して社員の特定を行う(ステップS5)。そして、この「社員No」に基づいて出退勤データベース13を検索し、該当レコード内に現在日時を出社日時として記録する他に(ステップS6)、社内Webページサーバ9をアクセスして出社一覧ページ上にその「社員名」と「出社日時」を記録する(ステップS7)。この出社一覧ページは、受付端末7、社内担当者端末8から何時でも自由にアクセス可能であり、全ての社員は、このページを閲覧することによって誰が出勤しているのかを知ることができる。
【0029】
一方、入場者が社員でなければ(ステップS4でNO)、入場者の人物画像と来訪画像データベース11内の各「人物画像」とを比較することによって(ステップS8)、該当画像の有無をチェックする(ステップS9)。この画像比較の結果、両者の特徴が一致すれば、来訪者が入場したものと判断し(ステップS9でYES)、該当する「人物画像」対応の「人物名」を来訪画像データベース11から読み出して来訪者の特定を行う(ステップS10)。
【0030】
次に、図6のステップS11に移り、この来訪者の「人物名」と現在日時(入場日時)に基づいて応接予約データベース14を検索する。この場合、入場日時に該当する「予約日時」を持った予約レコードの有無をチェックし、該当レコードが有れば、この予約レコード内の「来訪者名」と来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」とが一致するか否かをチェックする。言換えれば、今回の来訪者は、その予約日時に来訪した人物か否かをチェックし、事前予約の来訪者であれば、当該予約レコードから「社内担当者名」、「通知先アドレス」を読み出して社内担当者を特定する(ステップS12)。そして、この「通知先アドレス」対応の社内担当者端末8を呼び出して来訪通知を行う(ステップS13)。この場合、管理サーバ1は、予約客が来訪した旨を案内する他に、その来訪者の名前と会社名を案内する表示・音声メッセージを社内担当者端末8へ送信出力する(以下、同様)。次に、受付端末7に対して当該予約レコードの内容と共に来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物画像」を送信して、予約客の来訪を通知する(ステップS14)。
【0031】
また、入場者が事前予約の来訪者でなければ(ステップS11でNO)、来訪履歴データベース15を検索し、この来訪者に対応付けられている来訪履歴の有無をチェックし(ステップS15)、該当する履歴レコードが存在していれば、過去の来訪履歴から今回の社内担当者を特定する(ステップS16)。この場合、来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」に基づいて来訪履歴データベース15を検索するが、その際、来訪者に対応して複数の履歴レコードが存在していれば、最近の訪問相手先あるいは面会回数の多い相手先を今回の社内担当者(訪問相手先)として特定する。そして、この社内担当者宛に来訪通知を行う(ステップS17)。
このように入場者が来訪の場合には、今回の訪問相手先である社内担当者宛に来訪通知を行う。その後、ステップS18に移り、「来訪日時」、「来訪者名」、「会社名」、「社内担当者名」等を含む新規レコードを生成して来訪履歴データベース15内に追加登録することによって今回の来訪履歴を記録する。
【0032】
次に、「来訪者名」に基づいて通知先データベース16を検索し、来訪者に対して業務上の関係を持つ他の担当者(今回の訪問相手先以外である他の関係者)の存在有無をチェックする(ステップS19)。この結果、他の関係者が存在していれば、該当レコード内から全ての関係者の「通知先アドレス」を読み出して全通知先を特定し(ステップS20)、各社内担当者(関係者)宛に来訪通知を行う(ステップS21)。更に、社内Webページサーバ9をアクセスして来訪者一覧社内ページ上にその「来訪者名」と「会社名」等を記録する(ステップS22)。そして、今回の訪問相手先である担当者が通知先データベース16に関係者として登録されているか否かをチェックし(ステップS23)、未登録であれば、この担当者に関する情報を「通知先」として通知先データベース16に追加登録する(ステップS24)。その後、図5のステップS1に戻って入退場待ちとなる。
【0033】
図9は、来訪者一覧社内ページの内容を示した図である。
この来訪者一覧社内ページには、表形式の一覧ページであり、来訪者毎に、「入場日時」、「会社名」、「来訪者名」、「社内担当者名」、「退場」の各項目を有し、誰が何時入場し、誰に面会しいるのかを案内するものである。なお、「退場」は、来訪者が社内に滞在しているのか、退場したのかを示し、退場した時合には、その該当欄に「丸印」が付加される。この来訪者一覧社内ページは、受付端末7、社内担当者端末8から何時でも自由にアクセス可能であり、全ての社員は、このページを閲覧することによって誰が来訪し、誰に面会しいるのかを知ることができる。
【0034】
一方、事前予約が無く、しかも、過去の来訪履歴にも無い来訪者の場合には(ステップS11およびS15でNO)、初めて来訪した場合であるから、図7のステップS25に移り、来訪者名や社内担当者等をその来訪者から問い合わせるべき旨の指示を受付端末7に対して行う。これによって受付端末7からの応答内容を受信した場合には、その受信内容(来訪者名、社内担当者等)を取得し(ステップS26)、この社内担当者宛に来訪通知を行う(ステップS27)。そして、「来訪日時」、「来訪者名」、「会社名」、「社内担当者名」等を含む新規レコードを生成して来訪履歴データベース15内に追加登録する他に(ステップS28)、来訪者の「人物画像」、「来訪者名」、「会社名」を来訪画像データベース11内に追加登録し(ステップS29)、更に、通知先データベース16への追加登録を行う(ステップS30)。その後、図5のステップS1に戻って入退場待ちとなる。
【0035】
他方、社員あるいは来訪者が退場した場合には(図5のステップS31)、出口カメラ5によって撮影された退場者の人物画像を取得し(ステップS32)、この退場者画像と社員画像データベース12内の各「人物画像」とを比較することによって(図8のステップS33)、該当画像の有無をチェックする(ステップS34)。この結果、この画像比較の結果、両者の特徴が一致すれば、社員が退場(退社)したものと判断し(ステップS34でYES)、該当する「人物画像」対応の「社員No」を社員画像データベース12から読み出して社員の特定を行う(ステップS35)。そして、この「社員No」に基づいて出退勤データベース13を検索し、該当レコード内に現在日時を退社日時として記録する他に(ステップS36)、社内Webページサーバ9をアクセスして出社一覧ページ上の該当位置に退社記録を行う(ステップS37)。
【0036】
また、退場者が社員ではなければ(ステップS34でNO)、この退場者の人物画像と来訪画像データベース11内の各「人物画像」とを比較することによって該当者を検索する (ステップS38)。そして、該当する「人物画像」対応の「人物名」を来訪画像データベース11から読み出して、退場した来訪者の特定を行う(ステップS39)。そして、社内Webページサーバ9をアクセスして、来訪者一覧社内ページ上の該当位置の「退場」に丸印を付加することによって退場記録を行う(ステップS40)。
【0037】
次に、来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」に基づいて来訪履歴データベース15を検索して、この来訪者名に該当する社内担当者を特定し(ステップS41)、この社内担当者宛に退場通知を行う(ステップS42)。更に、来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」に基づいて通知先データベース16を検索して、この来訪者名に該当する全ての通知先(関係者)を特定し (ステップS43)、各関係者宛に退場通知を行う(ステップS44)。この場合、管理サーバ1は、来訪者が退場した旨を案内する他に、その退場者の名前と会社名を案内する表示・音声メッセージを各社内担当者端末8に送信出力する。その後、図5のステップS1に戻って入退場待ちとなる。
【0038】
以上のように、この実施形態において管理サーバ1は、入場時に入口カメラ3によって撮影された人物画像と来訪画像データベース11、社員画像データベース12内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定する他に、必要に応じて応接予約データベース14、来訪履歴データベース15、通知先データベース16を参照することによって当該人物対応の関係者を特定し、この関係者に対して入場した旨を案内するようにしたから、登録人物が入場した時点でそのことを関係者に知らせることができ、素早い対応が可能となる。例えば、出入業者等の来訪者が入場した場合、今回の担当者にあっては、来訪者が入場してから応接室等の打合せ場所へ出向くまでの時間を利用してその打合せ準備を行うことができ、また、ある社員に対して緊急な用事がある他の社員にあっては、その社員の出社と同時に出勤状況を即座に知ることができる等、極めて実用効果の高いものとなる。
【0039】
この場合、管理サーバ1は、来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知するようにしたから、他の関係者にあっては、他の用事で来訪している来訪者に対してその来訪ついでに面会したり、書類を手渡すことができ、また、今回の訪問相手との面会が終了するまでの時間を利用して打合せ準備を十分行うことができる等、業務全体の円滑化、合理化を促進することが可能となる。
【0040】
また、管理サーバ1は、今回の訪問相手先との間で事前予約がなくても、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知するようにしたから、出入業者等のようにその訪問相手先が固定しているような場合には、来訪毎に事前予約を行う必要がなくなり、手続きを大幅に簡素化することができる。
また、来訪者の今回の訪問相手先がその関係者として通知先データベース16内に登録されていない場合には、この訪問相手先を関係者として通知先データベース16内に追加登録するようにしたから、人為的な作業が不要となり、余計な手間や負担をかけずに関係者登録が可能となる。
【0041】
管理サーバ1は、来訪時の入場日時と訪問予約の予定日時とを比較することによってその訪問予約先の担当者を特定するようにしたから、同一の来訪者が同じ日に何回も訪問し、その度に訪問相手先が異なるような場合でも、来訪毎にその予約相手先を適切に特定することが可能となる。
また、全社員が閲覧可能な来訪者一覧社内ページ上に来訪者に関する情報を掲載記録するようにしたから、関係者毎に来訪通知を個別に行う必要がなくなり、また、その関係者が一時不在であっても、他の人がその旨を知らせることもできる。同様に、社員の入場時に出社一覧ページ上に出勤状況を掲載記録するようにしたから、社員の出勤状況を即座に知ることができる。
【0042】
他方、管理サーバ1は、退場時にその人物を撮影した人物画像と各登録人物画像とを比較することによって退場した人物を特定し、この退場人物対応の関係者に対して退場した旨を案内するようにしたから、入場した時の案内の他に、退場の時の案内も行うことができ、その関係者にあっては、この退場案内を受け取るまでの間は、その人物が構内に居ることを確認することができるようになり、来訪者の退場時刻から帰社時刻を予測して電話連絡等を行うことも可能となる。
【0043】
なお、上述した実施形態において来訪者一覧社内ページおよび出社一覧ページは、社内Webページサーバ9をアクセスすることによって全社員が閲覧可能としたが、例えば、同一部署内にその閲覧を限定するようにしてもよい。
また、来訪者対応の各関係者に来訪通知を行う際に、今回の訪問相手先との面会が終了する予定時刻を求めて、他の関係者宛に案内通知するようにしてもよい。
【0044】
また、上述した実施形態においては、会社構内に構築した入退場管理システムに適用した場合を例示したが、一般家庭等に構築したものであってもよい。
例えば、インターフォンシステムに適用した場合には、入場した人物者は、家族か親戚かその他の人物かを特定したり、誰宛の来訪かを特定して来訪案内を通知するようにしてもよい。
【0045】
上述した実施形態においては、入場センサ4、退場センサ6を設けたが、出入口が共通の場合には、これらを兼用するようにしてもよい。入口カメラ3や出口カメラ5の撮影画像を解析することによって入退場を認識するようにすれば、入場センサ4、退場センサ6は不要となる。
また、上述した実施形態においては、入場者、退場者の顔画像を撮影し、その撮影画像から特徴を抽出して画像比較を行うようにしたが、顔画像の特徴抽出の他、補助的な要素として、撮影画像を解析して性別、身長、太り具合等を検出するようにすれば、より確実な人物特定が可能となる。
【0046】
また、上述した管理サーバ1は、スタンド・アローン・タイプに限らず、その各構成要素が2以上の筐体に物理的に分離され、通信回線やケーブル等の有線伝送路あるいは電波、マイクロウエーブ、赤外線等の無線伝送路を介してデータを送受信する分散型システムを構成するものであってもよい。
【0047】
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、予め登録されている登録人物毎に、その人物を撮影した人物画像を記憶管理すると共に、この登録人物に関係を持つ関係者を記憶管理する機能と、入場時にその人物を撮影した人物画像と前記各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定すると共に、この人物に対応付けられている前記関係者を特定する機能と、特定された人物が入場した旨を当該人物対応の関係者に対して案内する為の情報を出力する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
この発明(請求項1記載の発明)によれば、入場時にその人物を撮影した人物画像と各登録人物画像とを比較することによって入場した人物とその関係者を特定し、この人物対応の関係者に対して入場した旨を案内するようにしたから、登録人物が入場した時点でそのことを関係者に知らせることができ、素早い対応が可能となる。例えば、会社において、出入業者等の来訪者が入場した場合、今回の担当者にあっては、来訪者が入場してから応接室等の打合せ場所へ出向くまでの時間を利用してその打合せ準備を行うことができ、また、ある社員に対して緊急な用事がある他の社員にあっては、その社員の出社と同時に出勤状況を即座に知ることができる等、極めて実用効果の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】入退場管理システムの全体構成を示したブロック図。
【図2】管理サーバ1側に設けられている各種のデータベースのレコード内容を示し、(A)は、来訪画像データベース11、(B)は、社員画像データベース12、(C)は、出退勤データベース13のレコード内容を示した図。
【図3】管理サーバ1側に設けられている各種のデータベースのレコード内容を示し、(A)は、応接予約データベース14、(B)は、来訪履歴データベース15、(C)は、通知先データベース16のレコード内容を示した図。
【図4】管理サーバ1の基本的構成要素を示したブロック図。
【図5】電源投入に伴って実行開始される管理サーバ1の全体動作を示したフローチャート。
【図6】図5に続く、管理サーバ1の動作を示したフローチャート。
【図7】図6に続く、管理サーバ1の全体動作を示したフローチャート。
【図8】図5に続く、管理サーバ1の全体動作を示したフローチャート。
【図9】来訪者一覧社内ページの内容を示した図。
【符号の説明】
1 管理サーバ
2 社内LAN
3 入口カメラ
4 入場センサ
5 出口カメラ
6 退場センサ
8 社内担当者端末
9 社内Webページサーバ
11 来訪画像データベース
12 社員画像データベース
13 出退勤データベース
14 応接予約データベース
15 来訪履歴データベース
16 通知先データベース
101 CPU
102 記憶装置
104 通信装置
【発明の属する技術分野】
この発明は、構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムおよびプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムとしては、例えば、一般家庭において来訪者を撮影した撮影画像を解析することによって親世帯への来訪か子世帯への来訪かを認識し、その認識結果に基づいて親世帯用のインターホンあるいは子世帯用のインターホンに接続するようにした複数世帯対応のインターホンシステムが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−352400号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、一般家庭への来訪者としては、親戚、友人、外交員等、様々な人が来訪するが、上述したインターホンシステムにおいては、来訪者を撮影した撮影画像に基づいて親世帯への来訪か子世帯への来訪かを認識することができたとしても、誰宛の来訪かまでも認識するものではなく、また、親世帯と子世帯に共通する来訪者に対しては適切に対応することができないという問題が残っていた。
ところで、会社への来訪者(例えば、出入業者等)は、受付手続きを行ってその係員に今回の訪問相手(社内担当者)を伝えて呼び出してもらうが、受付を介しての呼び出しの為、例えば、受付が混雑している場合には、担当者を即座に呼び出すことができず、来訪者を長時間待たせてしまうことがあった。また、社内担当者にあっては、受付から呼び出を受けた時点で来訪者が来たことを初めて知ることができる為、呼び出を受けてから打合せ準備を開始したのでは、その準備の時間、来訪者を待たせてしまう。
一方、来訪者(出入業者等)は、その業務の関係から今回の訪問相手以外にも会社内に複数の他の関係者が存在している場合が多く、他の用事で来訪している来訪者とその来訪ついでに面会したり、書類を手渡したい時があっても、この関係者にあっては、出入業者が来訪していることを知り得ず、その機会を逃してしまうことが多く、日を改めての再来訪や書類の別途郵送等、二重、三重の手間をかけるという問題があった。
【0005】
この発明の課題は、入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて入場した人物とその関係者を特定することができ、この関係者に対してその人物が入場した旨を案内できるようにすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明(第1の発明)は、構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムであって、予め登録されている登録人物毎に、その人物を撮影した人物画像を記憶管理すると共に、この登録人物に関係を持つ関係者を記憶管理する人物情報記憶手段と、入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定すると共に、この人物に対応付けられている前記関係者を特定する特定手段と、この特定手段によって特定された人物が入場した旨を当該人物対応の関係者に対して案内する為の情報を出力する案内出力手段とを具備するものである。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項8記載の発明)。
【0007】
したがって、請求項1、8の発明は、入場時にその人物を撮影した人物画像と各登録人物画像とを比較することによって入場した人物とその関係者を特定し、この人物対応の関係者に対して入場した旨を案内するようにしたから、登録人物が入場した時点でそのことを関係者に知らせることができ、素早い対応が可能となる。例えば、会社において、出入業者等の来訪者が入場した場合、今回の担当者にあっては、来訪者が入場してから応接室等の打合せ場所へ出向くまでの時間を利用してその打合せ準備を行うことができ、また、ある社員に対して緊急な用事がある他の社員にあっては、その社員の出社と同時に出勤状況を即座に知ることができる等、極めて実用効果の高いものとなる。このことは、会社に限らず、一般家庭等においても同様である。
【0008】
なお、請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記特定手段は、来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって来訪者を特定すると共に、この来訪者に対応付けられている関係者を特定し、前記案内出力手段は、前記特定された来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知する(請求項2記載の発明)。
したがって、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知するようにしたから、他の関係者にあっては、他の用事で来訪している来訪者に対してその来訪ついでに面会したり、書類を手渡すことができ、また、今回の訪問相手先との面会が終了するまでの時間を利用して打合せ準備を十分行うことができる等、業務全体の円滑化、合理化を促進することが可能となる。このことは、一般家庭において、例えば、共通する友人や知人の来訪に対しても効果的なものとなる。
【0009】
来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて来訪者を特定した場合に、前記案内出力手段は、今回の訪問相手先との間で事前予約がなければ、過去の来訪状況が蓄積されている来訪履歴情報を参照し、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知する(請求項3記載の発明)。したがって、請求項3記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、今回の訪問相手先との間で事前予約がなくても、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知するようにしたから、例えば、会社への出入業者等のようにその訪問相手先が固定しているような場合には、訪問毎に事前予約を行う必要がなくなり、手続きを大幅に簡素化することができる。
【0010】
来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて来訪者を特定した場合に、この来訪者の今回の訪問相手先がその来訪者に対する関係者として前記人物情報記憶手段内に登録されているか否かを判別する判別手段と、この判別手段によって関係者として登録されていないことが判別された場合に、今回の訪問相手先を当該来訪者対応の関係者として前記人物情報記憶手段内に追加登録する登録手段とを設ける(請求項4記載の発明)。
したがって、請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、来訪者の今回の訪問相手先がその関係者として登録されていない場合には、この訪問相手先を関係者として登録するようにしたから、人為的な作業が不要となり、余計な手間や負担をかけずに関係者登録が可能となる。
【0011】
前記特定手段は、来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって来訪者を特定する他、その来訪時の入場時刻と訪問予約の予定時刻とを比較することによってその訪問予約先の関係者を特定する(請求項5記載の発明)。
したがって、請求項5記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、例えば、同一の来訪者が同じ日に何回も訪問し、その度に訪問相手先が異なるような場合でも、訪問毎にその予約相手先を適切に特定することが可能となる。
【0012】
前記案内出力手段は、少なくとも前記関係者がネットワークを介して閲覧可能な案内ページ上に入場者に関する情報を掲載記録する(請求項6記載の発明)。
したがって、請求項6記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、例えば、全社員や部署単位で閲覧可能な掲示板的な案内ページ上に入場者に関する情報を掲載記録することによって、関係者毎に通知を個別に行う必要がなくなり、また、その関係者が一時不在であっても、他の人がその旨をその関係者に知らせることもできる。
【0013】
前記特定手段は、退場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって退場した人物を特定し、前記案内出力手段は、前記特定手段によって特定された退場人物対応の関係者に対して退場した旨を案内する(請求項7記載の発明)。
したがって、請求項7記載の発明によれば、請求項1記載の発明と同様の効果を有する他に、登録人物の入場時における案内の他に、その人物の退場時の案内も合わせて行うようにしたから、その関係者にあっては、この退場案内を受け取るまでの間は、その人物が構内に居ることを確認することができるようになり、例えば、来訪者の退場時刻から帰社時刻を予測して電話連絡等を行うことも可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図9を参照してこの発明の一実施形態を説明する。
図1は、この実施形態における入退場管理システムの全体構成を示したブロック図である。
この入退場管理システムは、会社構内に構築され、インターネット技術を利用してデータ通信を行う構内通信システムであり、入退場管理システムサーバ(以下、管理サーバと称する)1を中核として、会社構内への入場者(社員/出入業者等の来訪者)を撮影した撮影画像(人物画像)に基づいて入場者管理および退場者管理を行うようにしたもので、この管理サーバ1には、有線網・無線網の社内LAN(構内通信網)2を介して入口カメラ3、入場センサ4、出口カメラ5、退場センサ6、受付端末7、社内担当者端末8、社内Webページサーバ9が接続されているシステム環境となっている。
【0015】
管理サーバ1は、入場時にその入場者を撮影した人物画像と予め登録されている各登録人物画像とを比較することによって入場者(社員/出入業者等の来訪者)を特定し、この入場者が来訪者であれば、この来訪者との間で業務上の関係を持つ各関係者を特定し、この来訪者対応の各関係者に対して来訪案内を行うようにしている。ここで、入場者が社員の場合には、社員が出勤した旨を出社一覧ページ(全社員が閲覧可能なWebページ)上に掲載記録することによって出勤案内を行うようにしている。なお、入場者が社員の場合、入場者に対する関係者とは、他の全社員であり、出勤案内は全社員に対して行われる。
【0016】
入場者が来訪者であれば、管理サーバ1は、この来訪者の今回の訪問相手先(社内担当者) に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者(他の社内担当者)に対しても来訪案内を通知するようにしている。なお、他の関係者とは、過去にその来訪者と面会したことがある社内担当者である。更に、管理サーバ1は、来訪者に関する入場案内を来訪者一覧社内ページ(全社員が閲覧可能なWebページ)上に掲載するようにしている。
他方、管理サーバ1は、社員あるいは来訪者の退場時においても、入場時と基本的には同様の退場案内を行うようにしている。
【0017】
入口カメラ3、出口カメラ5は、構内の入口/出口付近に設置されたもので、撮像素子としてのCCDエリアセンサを利用して、被写体像をデジタル画像に変換する高画質のビデオカメラあるいはスチルカメラであり、入場者/退場者をその正面方向から顔を中心して撮影する。この入口カメラ3あるいは出口カメラ5によって撮影された人物画像は、管理サーバ1へ送信される。なお、入場センサ4、退場センサ6は、例えば、赤外線の遮光を検知する遮光型センサであり、入場者/退場者の通過を検知した際に、この検知信号を管理サーバ1へ与える。
【0018】
受付端末7は、受付窓口に設置されている情報処理端末であり、管理サーバ1は、入場者が来訪者の場合には、来訪者が入場した旨を受付端末7に対して通知するようにしている。
社内担当者端末8は、全社員が所持しているPDA等の携帯情報端末であり、管理サーバ1は、来訪者の入場時に、今回の訪問相手先と他の関係者を特定して来訪案内を通知する。なお、上述のように来訪者対応の各関係者とは、来訪者が今回面会する訪問相手先である担当者と、この来訪者との間で業務上の関係を持つ他の関係者(今回の訪問相手先以外の担当者)を含むことを意味している。
【0019】
社内Webページサーバ9は、上述した出社一覧ページや来訪者一覧社内ページ等、各種の業務用Webページを管理するWebサーバであり、受付端末7や社内担当者端末8からのアクセスによって任意のWebページを何時でも自由に閲覧可能となっている。
なお、この実施形態においては、例えば、TCP/IP通信プロトコルを利用したHTTPプロトコル等によって、各サーバ1、9と各端末7、端末8との間でデジタル化(パケット化)されたデータの送受信を行うようにしており、また、各端末7、8には、Webブラウザ機能が備えられている。
【0020】
図2および図3は、管理サーバ1側に設けられている各種のデータベース(DB)のレコード内容を示した図である。すなわち、図2(A)は、来訪画像データベース11、(B)は、社員画像データベース12、(C)は、出退勤データベース13のレコード内容を示している。また、図3(A)は、応接予約データベース14、(B)は、来訪履歴データベース15、(C)は、通知先データベース16のレコード内容を示している。
来訪画像データベース11は、予め登録されている出入業者等の登録人物(来訪者)毎に、その人物に関する情報を記憶管理するもので、登録人物の「人物名」、所属する「会社名」、登録人物の顔を中心として撮影した「人物画像」とを有している。管理サーバ1は、入退場時において入口カメラ3、出口カメラ5によって撮影された人物の「人物画像」と、来訪画像データベース11内の各「人物画像」とを比較することによって入退場した来訪者を特定するようにしている。
【0021】
社員画像データベース12は、社員毎に、「社員No」、「人物画像」を記憶管理するもので、「社員No」は社員に割り当てられた社員固有の識別情報であり、また、「人物画像」は、社員の顔を中心として撮影した社員画像である。管理サーバ1は、入退場時において入口カメラ3、出口カメラ5によって撮影された人物の「人物画像」と、社員画像データベース12内の各「人物画像」とを比較することによって入退場した社員を特定するようにしている。
出退勤データベース13は、社員の出退勤状況を記憶管理するもので、社員毎に、「社員No」、「日付」、「出社時刻」、「退社時刻」の各項目を有し、管理サーバ1は、社員の入退場を特定する毎に、その時の現在日時を「日付」、「出社時刻」、「退社時刻」として出退勤データベース13に記録するようにしている。
【0022】
応接予約データベース14は、来訪予約毎に、来訪予約に関する予約レコードを記憶管理するもので、各レコードは、来訪者の訪問相手先である「社内担当者名」と「通知先アドレス」の他、来訪予約の「日時」と「応接室」、更には、「来訪者名」とその「会社名」の各項目を有している。なお、「通知先アドレス」は、担当者が所持している社内担当者端末8を呼び出す為の端末固有の通信アドレスである(以下、同様)。管理サーバ1は、来訪者が入場する毎に、この応接予約データベース14を検索し、事前予約が有る来訪者であるか否かをチェックし、事前予約があれば、その予約レコードに基づいて社内担当者を特定し、この担当者宛に予約客が来訪した旨の来訪通知を行うようにしている。
【0023】
来訪履歴データベース15は、来訪者毎に、現時点までに来訪したことがある来訪状況を示す履歴レコードを記憶保持するもので、各レコードは、「来訪日時」、「来訪者名」、「会社名」、「社内担当者名」、「通知先アドレス」の各項目を有している。管理サーバ1は、来訪毎に、その来訪状況を示す履歴レコードを生成して追加登録する。また、管理サーバ1は、来訪者の入場時に、応接予約データベース14を検索した結果、今回の訪問相手先との間で事前予約がなければ、来訪履歴データベース15をアクセスしてその来訪者の過去の訪問相手先(社内担当者)を特定して来訪案内を通知するようにしている。
【0024】
通知先データベース16は、来訪者毎にその「人物名」および「会社名」に対応して複数の「通知先」を記憶可能な構成となっている。ここで、「通知先」とは、来訪者に対して業務上、何らかの関係がある関係者(社内担当者)であり、来訪者と過去に面会したことがある担当者は、以下、この来訪者に対して関係者となり、この各関係者が所持している社内担当者端末8を呼び出す為の通信アドレスが「通知先」として登録されている。管理サーバ1は、来訪者の入場時に、通知先データベース16を検索した結果、この来訪者に対応する関係者(通知先)が登録されていれば、各関係者宛に来訪通知を行うようにしている。
【0025】
図4は、管理サーバ1の基本的構成要素を示したブロック図である。
CPU101は、記憶装置102内のオペレーティングシステムや各種アプリケーションソフトにしたがってこの管理サーバ1の全体動作を制御する中央演算処理装置である。記憶装置102は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを有し、磁気的、光学的、半導体メモリ等やその駆動系によって構成されている。この記録装置102はハードディスク等の固定的なメモリの他、CD−ROM、DVD等の着脱自在な記憶媒体を装着可能な構成であってもよい。この記憶装置102内のプログラムやデータは、必要に応じてRAM(例えば、スタティックRAM)103にロードされたり、RAM103内のデータが記憶装置2にセーブされる。なお、RAM103は、プログラム実行領域と作業領域とを有している。一方、CPU101にはその入出力周辺デバイスである通信装置104、入力装置105、表示装置106がバスラインを介して接続されており、入出力プログラムにしたがってCPU101はそれらの動作を制御する。
【0026】
次に、この実施形態における入退場管理システムを構成する管理サーバ1の動作概念を図5〜図8に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作を逐次実行する。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードにしたがった動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施形態特有の動作を実行することもできる。
【0027】
図5〜図8は、管理サーバ1の全体動作を示したフローチャートであり、電源投入に伴って実行開始される。
先ず、管理サーバ1は、入場センサ4、退場センサ6からの検知信号に基づいて入場者の有無をチェックしたり (ステップS1)、退場者の有無をチェックしている(ステップS31)。ここで、入場者が検知された場合には、入口カメラ3に対して撮影指示を与え、それに応答して送信されて来た撮影画像(入場者の人物画像)を取得する (ステップS2)。そして、この入場者画像と社員画像データベース12内の各「人物画像」とを比較することによって(ステップS3)、該当画像の有無をチェックする(ステップS4)。この場合、人物画像の中から特徴部分を抽出して特徴比較を行うが、その際、撮影画像の顔の向き、大きさにを補正した後、顔の輪郭、目、口、鼻、額等の形、位置、大きさ、髪型、メガネの有無と種類等を個別に比較する他、それらを総合比較することによって画像比較を行う(以下、同様)。
【0028】
この結果、両者の特徴が一致すれば、社員が入場(出勤)したものと判断し(ステップS4でYES)、該当する「人物画像」対応の「社員No」を社員画像データベース12から読み出して社員の特定を行う(ステップS5)。そして、この「社員No」に基づいて出退勤データベース13を検索し、該当レコード内に現在日時を出社日時として記録する他に(ステップS6)、社内Webページサーバ9をアクセスして出社一覧ページ上にその「社員名」と「出社日時」を記録する(ステップS7)。この出社一覧ページは、受付端末7、社内担当者端末8から何時でも自由にアクセス可能であり、全ての社員は、このページを閲覧することによって誰が出勤しているのかを知ることができる。
【0029】
一方、入場者が社員でなければ(ステップS4でNO)、入場者の人物画像と来訪画像データベース11内の各「人物画像」とを比較することによって(ステップS8)、該当画像の有無をチェックする(ステップS9)。この画像比較の結果、両者の特徴が一致すれば、来訪者が入場したものと判断し(ステップS9でYES)、該当する「人物画像」対応の「人物名」を来訪画像データベース11から読み出して来訪者の特定を行う(ステップS10)。
【0030】
次に、図6のステップS11に移り、この来訪者の「人物名」と現在日時(入場日時)に基づいて応接予約データベース14を検索する。この場合、入場日時に該当する「予約日時」を持った予約レコードの有無をチェックし、該当レコードが有れば、この予約レコード内の「来訪者名」と来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」とが一致するか否かをチェックする。言換えれば、今回の来訪者は、その予約日時に来訪した人物か否かをチェックし、事前予約の来訪者であれば、当該予約レコードから「社内担当者名」、「通知先アドレス」を読み出して社内担当者を特定する(ステップS12)。そして、この「通知先アドレス」対応の社内担当者端末8を呼び出して来訪通知を行う(ステップS13)。この場合、管理サーバ1は、予約客が来訪した旨を案内する他に、その来訪者の名前と会社名を案内する表示・音声メッセージを社内担当者端末8へ送信出力する(以下、同様)。次に、受付端末7に対して当該予約レコードの内容と共に来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物画像」を送信して、予約客の来訪を通知する(ステップS14)。
【0031】
また、入場者が事前予約の来訪者でなければ(ステップS11でNO)、来訪履歴データベース15を検索し、この来訪者に対応付けられている来訪履歴の有無をチェックし(ステップS15)、該当する履歴レコードが存在していれば、過去の来訪履歴から今回の社内担当者を特定する(ステップS16)。この場合、来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」に基づいて来訪履歴データベース15を検索するが、その際、来訪者に対応して複数の履歴レコードが存在していれば、最近の訪問相手先あるいは面会回数の多い相手先を今回の社内担当者(訪問相手先)として特定する。そして、この社内担当者宛に来訪通知を行う(ステップS17)。
このように入場者が来訪の場合には、今回の訪問相手先である社内担当者宛に来訪通知を行う。その後、ステップS18に移り、「来訪日時」、「来訪者名」、「会社名」、「社内担当者名」等を含む新規レコードを生成して来訪履歴データベース15内に追加登録することによって今回の来訪履歴を記録する。
【0032】
次に、「来訪者名」に基づいて通知先データベース16を検索し、来訪者に対して業務上の関係を持つ他の担当者(今回の訪問相手先以外である他の関係者)の存在有無をチェックする(ステップS19)。この結果、他の関係者が存在していれば、該当レコード内から全ての関係者の「通知先アドレス」を読み出して全通知先を特定し(ステップS20)、各社内担当者(関係者)宛に来訪通知を行う(ステップS21)。更に、社内Webページサーバ9をアクセスして来訪者一覧社内ページ上にその「来訪者名」と「会社名」等を記録する(ステップS22)。そして、今回の訪問相手先である担当者が通知先データベース16に関係者として登録されているか否かをチェックし(ステップS23)、未登録であれば、この担当者に関する情報を「通知先」として通知先データベース16に追加登録する(ステップS24)。その後、図5のステップS1に戻って入退場待ちとなる。
【0033】
図9は、来訪者一覧社内ページの内容を示した図である。
この来訪者一覧社内ページには、表形式の一覧ページであり、来訪者毎に、「入場日時」、「会社名」、「来訪者名」、「社内担当者名」、「退場」の各項目を有し、誰が何時入場し、誰に面会しいるのかを案内するものである。なお、「退場」は、来訪者が社内に滞在しているのか、退場したのかを示し、退場した時合には、その該当欄に「丸印」が付加される。この来訪者一覧社内ページは、受付端末7、社内担当者端末8から何時でも自由にアクセス可能であり、全ての社員は、このページを閲覧することによって誰が来訪し、誰に面会しいるのかを知ることができる。
【0034】
一方、事前予約が無く、しかも、過去の来訪履歴にも無い来訪者の場合には(ステップS11およびS15でNO)、初めて来訪した場合であるから、図7のステップS25に移り、来訪者名や社内担当者等をその来訪者から問い合わせるべき旨の指示を受付端末7に対して行う。これによって受付端末7からの応答内容を受信した場合には、その受信内容(来訪者名、社内担当者等)を取得し(ステップS26)、この社内担当者宛に来訪通知を行う(ステップS27)。そして、「来訪日時」、「来訪者名」、「会社名」、「社内担当者名」等を含む新規レコードを生成して来訪履歴データベース15内に追加登録する他に(ステップS28)、来訪者の「人物画像」、「来訪者名」、「会社名」を来訪画像データベース11内に追加登録し(ステップS29)、更に、通知先データベース16への追加登録を行う(ステップS30)。その後、図5のステップS1に戻って入退場待ちとなる。
【0035】
他方、社員あるいは来訪者が退場した場合には(図5のステップS31)、出口カメラ5によって撮影された退場者の人物画像を取得し(ステップS32)、この退場者画像と社員画像データベース12内の各「人物画像」とを比較することによって(図8のステップS33)、該当画像の有無をチェックする(ステップS34)。この結果、この画像比較の結果、両者の特徴が一致すれば、社員が退場(退社)したものと判断し(ステップS34でYES)、該当する「人物画像」対応の「社員No」を社員画像データベース12から読み出して社員の特定を行う(ステップS35)。そして、この「社員No」に基づいて出退勤データベース13を検索し、該当レコード内に現在日時を退社日時として記録する他に(ステップS36)、社内Webページサーバ9をアクセスして出社一覧ページ上の該当位置に退社記録を行う(ステップS37)。
【0036】
また、退場者が社員ではなければ(ステップS34でNO)、この退場者の人物画像と来訪画像データベース11内の各「人物画像」とを比較することによって該当者を検索する (ステップS38)。そして、該当する「人物画像」対応の「人物名」を来訪画像データベース11から読み出して、退場した来訪者の特定を行う(ステップS39)。そして、社内Webページサーバ9をアクセスして、来訪者一覧社内ページ上の該当位置の「退場」に丸印を付加することによって退場記録を行う(ステップS40)。
【0037】
次に、来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」に基づいて来訪履歴データベース15を検索して、この来訪者名に該当する社内担当者を特定し(ステップS41)、この社内担当者宛に退場通知を行う(ステップS42)。更に、来訪画像データベース11から読み出した来訪者の「人物名」に基づいて通知先データベース16を検索して、この来訪者名に該当する全ての通知先(関係者)を特定し (ステップS43)、各関係者宛に退場通知を行う(ステップS44)。この場合、管理サーバ1は、来訪者が退場した旨を案内する他に、その退場者の名前と会社名を案内する表示・音声メッセージを各社内担当者端末8に送信出力する。その後、図5のステップS1に戻って入退場待ちとなる。
【0038】
以上のように、この実施形態において管理サーバ1は、入場時に入口カメラ3によって撮影された人物画像と来訪画像データベース11、社員画像データベース12内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定する他に、必要に応じて応接予約データベース14、来訪履歴データベース15、通知先データベース16を参照することによって当該人物対応の関係者を特定し、この関係者に対して入場した旨を案内するようにしたから、登録人物が入場した時点でそのことを関係者に知らせることができ、素早い対応が可能となる。例えば、出入業者等の来訪者が入場した場合、今回の担当者にあっては、来訪者が入場してから応接室等の打合せ場所へ出向くまでの時間を利用してその打合せ準備を行うことができ、また、ある社員に対して緊急な用事がある他の社員にあっては、その社員の出社と同時に出勤状況を即座に知ることができる等、極めて実用効果の高いものとなる。
【0039】
この場合、管理サーバ1は、来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知するようにしたから、他の関係者にあっては、他の用事で来訪している来訪者に対してその来訪ついでに面会したり、書類を手渡すことができ、また、今回の訪問相手との面会が終了するまでの時間を利用して打合せ準備を十分行うことができる等、業務全体の円滑化、合理化を促進することが可能となる。
【0040】
また、管理サーバ1は、今回の訪問相手先との間で事前予約がなくても、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知するようにしたから、出入業者等のようにその訪問相手先が固定しているような場合には、来訪毎に事前予約を行う必要がなくなり、手続きを大幅に簡素化することができる。
また、来訪者の今回の訪問相手先がその関係者として通知先データベース16内に登録されていない場合には、この訪問相手先を関係者として通知先データベース16内に追加登録するようにしたから、人為的な作業が不要となり、余計な手間や負担をかけずに関係者登録が可能となる。
【0041】
管理サーバ1は、来訪時の入場日時と訪問予約の予定日時とを比較することによってその訪問予約先の担当者を特定するようにしたから、同一の来訪者が同じ日に何回も訪問し、その度に訪問相手先が異なるような場合でも、来訪毎にその予約相手先を適切に特定することが可能となる。
また、全社員が閲覧可能な来訪者一覧社内ページ上に来訪者に関する情報を掲載記録するようにしたから、関係者毎に来訪通知を個別に行う必要がなくなり、また、その関係者が一時不在であっても、他の人がその旨を知らせることもできる。同様に、社員の入場時に出社一覧ページ上に出勤状況を掲載記録するようにしたから、社員の出勤状況を即座に知ることができる。
【0042】
他方、管理サーバ1は、退場時にその人物を撮影した人物画像と各登録人物画像とを比較することによって退場した人物を特定し、この退場人物対応の関係者に対して退場した旨を案内するようにしたから、入場した時の案内の他に、退場の時の案内も行うことができ、その関係者にあっては、この退場案内を受け取るまでの間は、その人物が構内に居ることを確認することができるようになり、来訪者の退場時刻から帰社時刻を予測して電話連絡等を行うことも可能となる。
【0043】
なお、上述した実施形態において来訪者一覧社内ページおよび出社一覧ページは、社内Webページサーバ9をアクセスすることによって全社員が閲覧可能としたが、例えば、同一部署内にその閲覧を限定するようにしてもよい。
また、来訪者対応の各関係者に来訪通知を行う際に、今回の訪問相手先との面会が終了する予定時刻を求めて、他の関係者宛に案内通知するようにしてもよい。
【0044】
また、上述した実施形態においては、会社構内に構築した入退場管理システムに適用した場合を例示したが、一般家庭等に構築したものであってもよい。
例えば、インターフォンシステムに適用した場合には、入場した人物者は、家族か親戚かその他の人物かを特定したり、誰宛の来訪かを特定して来訪案内を通知するようにしてもよい。
【0045】
上述した実施形態においては、入場センサ4、退場センサ6を設けたが、出入口が共通の場合には、これらを兼用するようにしてもよい。入口カメラ3や出口カメラ5の撮影画像を解析することによって入退場を認識するようにすれば、入場センサ4、退場センサ6は不要となる。
また、上述した実施形態においては、入場者、退場者の顔画像を撮影し、その撮影画像から特徴を抽出して画像比較を行うようにしたが、顔画像の特徴抽出の他、補助的な要素として、撮影画像を解析して性別、身長、太り具合等を検出するようにすれば、より確実な人物特定が可能となる。
【0046】
また、上述した管理サーバ1は、スタンド・アローン・タイプに限らず、その各構成要素が2以上の筐体に物理的に分離され、通信回線やケーブル等の有線伝送路あるいは電波、マイクロウエーブ、赤外線等の無線伝送路を介してデータを送受信する分散型システムを構成するものであってもよい。
【0047】
一方、コンピュータに対して、上述した各手段を実行させるためのプログラムコードをそれぞれ記録した記録媒体(例えば、CD−ROM、フロッピィデスク、RAMカード等)を提供するようにしてもよい。
すなわち、コンピュータが読み取り可能なプログラムコードを有する記録媒体であって、予め登録されている登録人物毎に、その人物を撮影した人物画像を記憶管理すると共に、この登録人物に関係を持つ関係者を記憶管理する機能と、入場時にその人物を撮影した人物画像と前記各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定すると共に、この人物に対応付けられている前記関係者を特定する機能と、特定された人物が入場した旨を当該人物対応の関係者に対して案内する為の情報を出力する機能とを実現させるためのプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体を提供するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】
この発明(請求項1記載の発明)によれば、入場時にその人物を撮影した人物画像と各登録人物画像とを比較することによって入場した人物とその関係者を特定し、この人物対応の関係者に対して入場した旨を案内するようにしたから、登録人物が入場した時点でそのことを関係者に知らせることができ、素早い対応が可能となる。例えば、会社において、出入業者等の来訪者が入場した場合、今回の担当者にあっては、来訪者が入場してから応接室等の打合せ場所へ出向くまでの時間を利用してその打合せ準備を行うことができ、また、ある社員に対して緊急な用事がある他の社員にあっては、その社員の出社と同時に出勤状況を即座に知ることができる等、極めて実用効果の高いものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】入退場管理システムの全体構成を示したブロック図。
【図2】管理サーバ1側に設けられている各種のデータベースのレコード内容を示し、(A)は、来訪画像データベース11、(B)は、社員画像データベース12、(C)は、出退勤データベース13のレコード内容を示した図。
【図3】管理サーバ1側に設けられている各種のデータベースのレコード内容を示し、(A)は、応接予約データベース14、(B)は、来訪履歴データベース15、(C)は、通知先データベース16のレコード内容を示した図。
【図4】管理サーバ1の基本的構成要素を示したブロック図。
【図5】電源投入に伴って実行開始される管理サーバ1の全体動作を示したフローチャート。
【図6】図5に続く、管理サーバ1の動作を示したフローチャート。
【図7】図6に続く、管理サーバ1の全体動作を示したフローチャート。
【図8】図5に続く、管理サーバ1の全体動作を示したフローチャート。
【図9】来訪者一覧社内ページの内容を示した図。
【符号の説明】
1 管理サーバ
2 社内LAN
3 入口カメラ
4 入場センサ
5 出口カメラ
6 退場センサ
8 社内担当者端末
9 社内Webページサーバ
11 来訪画像データベース
12 社員画像データベース
13 出退勤データベース
14 応接予約データベース
15 来訪履歴データベース
16 通知先データベース
101 CPU
102 記憶装置
104 通信装置
Claims (8)
- 構内への入場者を撮影した撮影画像に基づいて入場管理を行う入場管理システムであって、
予め登録されている登録人物毎に、その人物を撮影した人物画像を記憶管理すると共に、この登録人物に関係を持つ関係者を記憶管理する人物情報記憶手段と、
入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定すると共に、この人物に対応付けられている前記関係者を特定する特定手段と、
この特定手段によって特定された人物が入場した旨を当該人物対応の関係者に対して案内する為の情報を出力する案内出力手段と、
を具備したことを特徴とする入場管理システム。 - 前記特定手段は、来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって来訪者を特定すると共に、この来訪者に対応付けられている関係者を特定し、
前記案内出力手段は、前記特定された来訪者の今回の訪問相手先に対して来訪案内を通知する他に、この相手先以外の他の関係者に対しても来訪案内を通知する、
ようにしたことをを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて来訪者を特定した場合に、前記案内出力手段は、今回の訪問相手先との間で事前予約がなければ、過去の来訪状況が蓄積されている来訪履歴情報を参照し、その来訪者が過去に面会したことがある相手先を特定して来訪案内を通知する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像に基づいて来訪者を特定した場合に、この来訪者の今回の訪問相手先がその来訪者に対する関係者として前記人物情報記憶手段内に登録されているか否かを判別する判別手段と、
この判別手段によって関係者として登録されていないことが判別された場合に、今回の訪問相手先を当該来訪者対応の関係者として前記人物情報記憶手段内に追加登録する登録手段と、
を設けたことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 前記特定手段は、来訪者の入場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって来訪者を特定する他、その来訪時の入場時刻と訪問予約の予定時刻とを比較することによってその訪問予約先の関係者を特定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 前記案内出力手段は、少なくとも前記関係者がネットワークを介して閲覧可能な案内ページ上に入場者に関する情報を掲載記録する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - 前記特定手段は、退場時にその人物を撮影した人物画像と前記人物情報記憶手段内の各登録人物画像とを比較することによって退場した人物を特定し、
前記案内出力手段は、前記特定手段によって特定された退場人物対応の関係者に対して退場した旨を案内する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の入場管理システム。 - コンピュータに対して、
予め登録されている登録人物毎に、その人物を撮影した人物画像を記憶管理すると共に、この登録人物に関係を持つ関係者を記憶管理する機能と、
入場時にその人物を撮影した人物画像と前記各登録人物画像とを比較することによって入場した人物を特定すると共に、この人物に対応付けられている前記関係者を特定する機能と、
特定された人物が入場した旨を当該人物対応の関係者に対して案内する為の情報を出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
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- 2003-04-09 JP JP2003105122A patent/JP2004312513A/ja active Pending
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