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JP2004308302A - 防護柵の支柱 - Google Patents

防護柵の支柱 Download PDF

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JP2004308302A
JP2004308302A JP2003105047A JP2003105047A JP2004308302A JP 2004308302 A JP2004308302 A JP 2004308302A JP 2003105047 A JP2003105047 A JP 2003105047A JP 2003105047 A JP2003105047 A JP 2003105047A JP 2004308302 A JP2004308302 A JP 2004308302A
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JP
Japan
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elastic body
buried
fence
pillar
foundation concrete
Prior art date
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Ceased
Application number
JP2003105047A
Other languages
English (en)
Inventor
Katashige Nakada
賢従 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Parts Center Ltd
Original Assignee
Nihon Parts Center Ltd
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Publication date
Application filed by Nihon Parts Center Ltd filed Critical Nihon Parts Center Ltd
Priority to JP2003105047A priority Critical patent/JP2004308302A/ja
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Abstract

【課題】防護柵の落石等を受け止める時の衝撃に応じられる、新規な支柱の構造を提案せんとする。
【解決手段】基礎コンクリート6に埋設して固定植立する支柱3であって、柵2が衝撃を受け止める面側に位置する支柱3の衝突側面7A、及び衝撃側面の背面側となる非衝突側面7Bに、基礎コンクリート6との間の上下にわたって弾性体8A、8Bを介在して埋設固定したことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、落石、土砂、雪、波等(以下、単に「落石」という)を防護する柵の支柱に関するものであり、詳しくは、落石等を受け止めた時に発生する支柱への衝撃を吸収できる支柱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
落石等の防護柵は、落石等を受け止めた時の衝撃に耐えられるように強度の点で工夫がなされている。
そして、近年では柵の柔軟性を高める方がエネルギー吸収能力の高いことに着目し、支柱を強化し、特殊な金網や金具を用いる提案もされている。
【0003】
又、支柱に関して、物理的な強化と共に、実用新案登録第2560885号のように、ゴム様弾性体を介して傾動可能に支柱を植立したものがあり、具体的には鋼製のカップ内に充填したゴム弾性体内に支柱を埋設した構成が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
落石等を受け止めた時の衝撃に耐える防護柵において、重要な構成部材の一つは支柱である。
そこで、本発明は防護柵の落石等を受け止める時の衝撃に応じられる、新規な支柱の構造を提案せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明防護柵は、基礎コンクリートに埋設して固定植立する支柱であって、柵が衝撃を受け止める面側に位置する支柱の衝突側面、及び衝撃側面の背面側となる非衝突側面に、基礎コンクリートとの間の上下にわたって弾性体を介在して埋設固定したことを特徴とするものである。
【0006】
支柱への衝撃は、主に落石等の進行方向の前面と成る面と、その背面となる面における支柱の固定部分である埋設した基礎コンクリート部分と地上部分との境目に大きな衝撃を受ける。これは支柱の埋設固定部分が強固であることが一因であるため、支柱を傾動させると共に衝撃を弾性体で緩和吸収することにより、支柱の折曲を防止するものである。
そこで、衝撃を受ける方向に傾動すると共に、衝撃を吸収するのに必要な面にのみ弾性体を介在させたものである。
【0007】
請求項2の発明は、衝突側面の弾性体は下方へ行くほど肉厚であり、非衝突側面の弾性体は上方へ行くほど肉厚としたものである。
固定部分である基礎コンクリート内でも衝撃を受ける大きさが異なるため、その大小に応じて弾性体の肉厚を変え、弾性体を効率良く配設したものである。
【0008】
請求項3の発明は、埋設する基礎コンクリートとの上端部と下端部に弾性体を介在させたものである。
衝撃の吸収に最少限度の必要な部位である基礎コンクリートに埋設した支柱の上下部にのみ弾性体を配設したものである。
【0009】
請求項4の発明は、基礎コンクリートに埋設して固定植立する支柱であって、基礎コンクリートとの上端部と下端部の周囲に弾性体を巻着したことを特徴とするものである。
落石等を直接受け止める支柱間の柵面より離れた柵面を支持する支柱や、連続した面一柵面となる両端又は両端近くに位置する支柱は、衝撃を受けた面の支柱の前後傾動に引っ張られて、その左右横方向にも力を受けるため、その左右横方向への傾動も可能とし、かつ衝撃を吸収するため弾性体を周囲に配設したものである。
【0010】
請求項5の発明は、基礎コンクリートに埋設して固定植立する支柱であって、柵が衝撃を受け止める面に対して左右の面に位置する側面に、基礎コンクリートとの間の上下にわたって弾性体を介在させて埋設固定したものである。
請求項4と同様な目的で、一連の柵で端部又は端部近くに配置する専用の支柱として有効である。
【0011】
請求項6の発明は、支柱の設置時に、一連の柵の中央側に位置する中央側面の弾性体は上方へ行くほど肉厚で、端側に位置する端部側面の弾性体は下方へ行くほど肉厚としたものであり、又請求項7の発明は、埋設する基礎コンクリートとの上端部と下端部に弾性体を介在させたものである。
請求項5の発明における、衝撃を受ける部位の大きさによって弾性体の肉厚を変えたり、最少限度必要な部位に弾性体を配設したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の請求項1の発明の一実施の形態を示す支柱の側面図であり、傾斜地1に沿って柵2が張設してあり、柵2は適宜間隔で立設した支柱3…間に、例えばロープや金網等を張設して傾斜地1から落下する土石4を受け止め、道路側5等へ転入するのを防止している。
【0013】
支柱3は下部3Aを基礎コンクリート6に埋設して植立固定してあり、かつ下部3Aの傾斜地1に対面する衝突側面7Aと、その背面側となる非衝突側面7Bに弾性体8A、8Bが、埋設される下部3Aの上・下に亘って基礎コンクリート6との間に介在して埋設されている。
【0014】
弾性体8A、8Bは各種ゴムを用いることができ、例えば車輌用のタイヤをリサイクルしたものでもよい。
弾性体8A、8Bの厚みは、落下する土石の予想圧力や支柱3の強度等によって設定することとなる。
又、支柱3は角形鋼管、丸鋼管或いはH形鋼等適宜選択でき、特定形状に限定されるものではない。
【0015】
図2は、請求項2の発明の一実施の形態を示す側面図であり、H形鋼の支柱3の衝突側面7Aの弾性体9Aの厚みが下方へ行くほど肉厚とし、非衝突側面7Bの弾性体9Bでは上方へ行くほど肉厚となっているものである。
【0016】
図3は、請求項3の発明の一実施の形態を示す支柱3の側面図であり、支柱3はH形鋼を用い、下部3Aの基礎コンクリート6に埋まる部分の衝突側面7Aと非衝突側面7Bの上・下端部に弾性体10A、10Bを当着したものであって、この状態で基礎コンクリート内に埋設して植設固定するものである。
弾性体8A、8Bは、支柱3に対して必要により接着剤で積極的に接着してもよい。
【0017】
図4は、請求項4の発明の一実施の形態を示す斜視図である。
丸鋼管を用いた支柱3は、基礎コンクリートに埋設する下部3Aの上・下端部にリング状の弾性体11を巻着したものである。巻着は弾性体11の弾性を利用しても、積極的に接着剤を用いて接着してもよい。
【0018】
図5は、請求項5の発明の一実施の形態を示す斜視図であり、角形鋼管を用いた支柱3を設置した時に、衝突側面7A及び非衝突側面7Bに対して、左右の面に位置する側面7C、7Dに弾性体12A、12Bを基礎コンクリートに埋設される下部3Aの上下にわたって、当着又は介在させて基礎コンクリート内に植設固定するものである。
【0019】
図6は、請求項6の発明の一実施の形態を示す正面図であり、図5における左右の面に位置する側面7C、7Dに当着又は介在させる弾性体13A、13Bが、一方は上方へ行くほど肉厚に、他方は下方へ行くほど肉厚としたものである。
H形鋼管を用いた支柱3の設置位置によって、中央側及び端部側を選択して植設固定するものである。
【0020】
図7は、請求項7の発明の一実施の形態を示す正面図であり、図5における側面7C、7Dの上・下端部に弾性体14A、14Bを当着又は介在させて基礎コンクリート内に植設固定するものである。
【0021】
【発明の効果】
以上のように、本発明は落石等が支柱に及ぼす衝撃を、支柱を傾動させて緩和させると共に弾性体により吸収するため、支柱の受けるダメージを小さく抑える効果を有するものである。
【0022】
そして、弾性体は衝撃を吸収するのに必要な面及び上下範囲を選択し、又各面の上・下部位の衝撃の大小に応じて弾性体の肉厚を選択し、更に支柱の柵全体における立設位置に応じて、必要最少限の弾性体を当着又は介在して基礎コンクリート内に埋設できる効果を有する。
【0023】
その結果、支柱自体は勿論、他の部材の軽量化、スリム化を達成し、耐用年数の長期化、維持修繕費の低減を図ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】本発明の他の実施の形態を示す側面図である。
【図3】本発明の支柱の一実施の形態を示す側面図である。
【図4】本発明の支柱の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図5】本発明の支柱の他の実施の形態を示す斜視図である。
【図6】本発明の支柱の他の実施の形態を示す正面図である。
【図7】本発明の支柱の他の実施の形態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 傾斜地
2 柵
3 支柱
3A 支柱の下部
4 土石
5 道路側
6 基礎コンクリート
7A 衝突側面
7B 非衝突側面
7C、7D 側面
8A、8B、9A、9B、10A、10B、11、12A、12B、13A、13B、14A、14B 弾性体

Claims (7)

  1. 基礎コンクリートに埋設して固定植立する支柱であって、柵が衝撃を受け止める面側に位置する支柱の衝突側面、及び衝撃側面の背面側となる非衝突側面に、基礎コンクリートとの間の上下にわたって弾性体を介在して埋設固定したことを特徴とする防護柵の支柱。
  2. 衝突側面の弾性体は下方へ行くほど肉厚であり、非衝突側面の弾性体は上方へ行くほど肉厚である請求項1記載の防護柵の支柱。
  3. 埋設する基礎コンクリートとの上端部と下端部に弾性体を介在させた請求項1記載の防護柵の支柱。
  4. 基礎コンクリートに埋設して固定植立する支柱であって、基礎コンクリートとの上端部と下端部の周囲に弾性体を巻着したことを特徴とする防護柵の支柱。
  5. 基礎コンクリートに埋設して固定植立する支柱であって、柵が衝撃を受け止める面に対して左右の面に位置する側面に、基礎コンクリートとの間の上下にわたって弾性体を介在させて埋設固定したことを特徴とする防護柵の支柱。
  6. 支柱の設置時に、一連の柵の中央側に位置する中央側面の弾性体は上方へ行くほど肉厚で、端側に位置する端部側面の弾性体は下方へ行くほど肉厚とした請求項5記載の防護柵の支柱。
  7. 埋設する基礎コンクリートとの上端部と下端部に弾性体を介在させた請求項5記載の防護柵の支柱。
JP2003105047A 2003-04-09 2003-04-09 防護柵の支柱 Ceased JP2004308302A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013002090A (ja) * 2011-06-14 2013-01-07 Raiteku:Kk 防護柵とその施工方法
KR101778299B1 (ko) * 2010-12-14 2017-09-14 주식회사 포스코 희생부재를 구비한 교량의 방호울타리 연결장치

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