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JP2004306861A - 自動変速機のセレクトアシスト装置 - Google Patents

自動変速機のセレクトアシスト装置 Download PDF

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JP2004306861A
JP2004306861A JP2003105528A JP2003105528A JP2004306861A JP 2004306861 A JP2004306861 A JP 2004306861A JP 2003105528 A JP2003105528 A JP 2003105528A JP 2003105528 A JP2003105528 A JP 2003105528A JP 2004306861 A JP2004306861 A JP 2004306861A
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Japan
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select
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select lever
torque
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JP2003105528A
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Wataru Shimizu
渉 清水
Nobuaki Tsuchiya
信明 土屋
Yuzo Shimamura
雄三 島村
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Marelli Corp
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Calsonic Kansei Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors , actuators or related electrical control means  therefor
    • F16H2061/323Electric motors , actuators or related electrical control means  therefor for power assistance, i.e. servos with follow up action

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  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)

Abstract

【課題】セレクトレバーに誤操作防止構造を追加することなく、セレクトレバーの誤操作による影響が大きな、高車速時の誤操作を防止できる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供する。
【解決手段】自動変速機8のセレクトレバー2への入力トルクを検出するトルクセンサ12と、セレクトレバー2のストローク角度を検出するポテンショメータ13と、運転者の操作力を補助するアシストトルクをセレクトレバーに出力する電動モータ7と、入力トルクとストローク角度に基づいてアシストトルクを制御するコントロールユニット14と、車速センサ23とを備え、DまたはRレンジ位置にあるセレクトレバー2への入力トルクが検出されたとき、車速Vが予め設定された第1設定車速Vよりも大きい場合には、入力トルクと反対方向にアシストトルクを出力させ、ワーニングランプ24を点灯させる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行中のセレクトレバーの誤操作によるレンジ切り換えを防止する自動変速機のセレクトアシスト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、マニュアル・トランスミッションを備えた車両において、変速レバーのシフトストローク位置とシフト操作力とに応じてシフトアシスト用の電動モータを制御するシフトアシスト装置が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで、この従来技術を自動変速機のセレクトレバーに適用し、ストローク位置と操作力とに応じてアシストを行う場合、運転者の誤操作にもアシスト力は作用するため、予期せぬレンジ切り換えが行われることがある。そして、この誤操作による影響(例えば、変速ショック等)は、高車速であるほど大きくなる。
【0004】
そこで、セレクトレバーの誤操作を防止する技術としては、ソレノイドのプランジャを駆動しプランジャの先端に設けた金具をセレクトレバーの軌道上に進退させる構造のものが知られている(例えば、特許文献2参照)。
【0005】
すなわち、ソレノイドは車速により制御され、車速が予め設定された一定車速よりも大きいとき、ソレノイドを駆動して金具をセレクトレバーの軌道上に進出させ、セレクトレバーの移動を規制することにより、解除ボタンを押した状態でもセレクトレバーの誤操作を防止できる。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−13634号公報
【特許文献2】
実開平7−29355号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術にあっては、セレクトレバーの移動規制を行うソレノイドや制御回路等が必要となるため、装置の複雑化、コストアップを招くという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題に着目してなされたものであって、その目的とするところは、セレクトレバーに誤操作防止構造を追加することなく、セレクトレバーの誤操作による影響が大きな、高車速時の誤操作を防止できる自動変速機のセレクトアシスト装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するため、本発明請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置では、自動変速機のレンジ切り換え装置と連結されたセレクトレバーへの入力トルクを検出する入力トルク検出手段と、前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、運転者の操作力を補助するアシストトルクをセレクトレバーに出力するアシストアクチュエータと、前記セレクトレバーへの入力トルクとセレクトレバーの操作位置とに基づいてアシストトルクを制御するアシストトルク制御手段と、を備えた自動変速機のセレクトアシスト装置であって、自車の車速を検出する車速検出手段を設け、前記アシストトルク制御手段に、車速が高速のときには、車速が低速のときと比較して、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御する誤操作防止制御部を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記誤操作防止制御部は、アシストトルクの出力を停止させることを特徴とする。
【0011】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記誤操作防止制御部は、車速が予め設定された設定車速以上のとき、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御することを特徴とする。
なお、「設定車速」とは、この車速以上でレンジ切り換えが行われたとき、故障のおそれのある車速をいう。
【0012】
請求項4に記載の発明では、請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、前記誤操作防止制御部は、DまたはRレンジ位置にあるセレクトレバーへの入力トルクが検出されたとき、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御することを特徴とする。
【0013】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明では、アシストトルク制御手段は、通常のセレクト操作においては、セレクトレバーへの入力トルクとセレクトレバーの操作位置とに基づいてアシストトルクを制御し、運転者のセレクトレバー操作力をアシストするため、運転者は小さな操作力でセレクト操作を行うことができる。
【0014】
一方、アシストトルク制御手段は、車速が高速のときは、車速が低速のときと比較して、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御する誤操作防止制御部を備えている。
【0015】
よって、車速が高速のときは、セレクトレバーの必要操作力が大きくなり、セレクトレバーが誤操作されにくくなるため、セレクトレバーに誤操作防止機構を設けた従来技術と比較して、装置の複雑化、コストアップを伴うことなく、高速走行時におけるセレクトレバー誤操作を防止できる。
【0016】
請求項2に記載の発明では、誤操作防止制御部は、高速走行時、アシストトルクの出力を停止させるため、セレクトレバーがより操作しづらくなり、セレクトレバーの誤操作をより確実に防止できる。
【0017】
請求項3に記載の発明では、誤操作防止制御部は、車速が故障のおそれのある車速以上となったとき、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御するため、セレクトレバーの誤操作による故障の発生を防止できる。
【0018】
請求項4に記載の発明では、Dレンジで走行中にNレンジがセレクトされ、高速走行中にエンジンブレーキが効かなくなるのを防止できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を適用した自動変速装置の構成を示す側面図、図2は自動変速装置の背面図である。
【0020】
コントロール部1は運転者により操作されるセレクトレバー2を有し、例えば、運転席脇のセンタクラスタ3の上部に設置されている。セレクトレバー2は、下端の支点軸4を中心として車両の前後方向に操作するよう設定されている。このセレクトレバー2の長さは100mm程度に設定され、従来の一般的なセレクトレバーよりも250mm程度短く設計されている。
【0021】
セレクトレバー2の支点軸4には、この支点軸4と一体で上下方向に回動する制御レバー5の上端部が固定されている。また、支点軸4には、セクタギヤ6が固定され、このセクタギヤ6には、運転者の操作力を補助する電動モータ(アシストアクチュエータ)7が連結されている。
【0022】
制御レバー5の下端部には、前方の自動変速機8に設けられたディテント機構9(図3参照)の制御アーム10の上端部と、ロッド状のリンケージ11とを介して連結されている。なお、ディテント機構9については後述する。
【0023】
セレクトレバー2の支点軸4には、支点軸4への入力トルクを検出するトルクセンサ(入力トルク検出手段)12と、セレクトレバー2のストローク角度を検出するポテンショメータ(操作位置検出手段)13とが連結されている。
【0024】
トルクセンサ12は、支点軸4に設けられた一対の回転部12aと、その間のねじれトルクを検出する検出部12bとから構成されている。トルクセンサ12はセレクトレバー2の支点軸4に設けられているため、実際にセレクトレバー2に入力される運転者の操作力を検出することができる。トルクセンサ12の出力電圧は、入力トルク信号としてコントロールユニット(アシストトルク制御手段)14へ出力される。
【0025】
また、ポテンショメータ13は、セレクトレバー2がPレンジ最端部に位置しているときを0度として、セレクトレバー2を操作したときのストローク角度を随時検出する。ポテンショメータ13の出力電圧は、ストローク角度信号としてコントロールユニット14に出力される。
【0026】
コントロールユニット14には、入力トルク信号と、ストローク角度信号と、ECU22を介して車速センサ(車速検出手段)23からの車速信号が入力される。そして、コントロールユニット14は、検出されたセレクトレバー2のストローク角度と、予め設定された目標アシストトルクマップ(図4参照)とに基づいて、電動モータ7が出力するアシストトルクの目標値である目標アシストトルクを演算する。そして、実際の入力トルクに応じて目標アシストトルクを補正し、補正した目標アシストトルクに基づいて、電動モータ7の出力するアシストトルクの出力デューティ比をPWM(パルス幅変調)方式により制御する。
【0027】
また、コントロールユニット14は、車速信号と入力トルクとに基づいて、セレクトレバー2が誤操作されていると判断した場合には、誤操作によるレンジ切り換えを防止する制御を行うとともに、ワーニング出力信号を出力し、図外のインストルメントパネルに設けられたワーニングランプ(警告手段)24を点灯させる。
【0028】
次に、ディテント機構9の構造について説明する。
図3は、自動変速機のディテント機構9の構造を示す斜視図である。
制御アーム10の下端部には回転シャフト15が設けられ、この回転シャフト15にディテントプレート16が支持されている。このディテントプレート16の上端には、カム山16aの間に4つのレンジ(P・R・N・D)に対応した谷部16bが形成されている。そして、この谷部16bにバネ板17の先端に形成されたディテントピン18を係合させ、選択されたレンジ位置を保持している。
【0029】
すなわち、セレクトレバー2を前後に操作することにより、その操作力がリンケージ11を介してディテントプレート16に伝達され、このディテントプレート16が前後に移動することにより、ディテントピン18がカム山16aを乗り越えて隣のレンジに対応した谷部16bへ係合し、係合したレンジ位置がバネ板17の弾力性により保持される。
【0030】
ディテントプレート16には、パーキングポール19の一端が回動自在に連結されている。このパーキングポール19は、セレクトレバー2をPレンジに移動させたとき、カム状プレート20を介してパーキングギヤ21の回転を阻止し、図外の駆動輪をロックするものである。これにより、勾配路上にPレンジで車両を駐車したとき、勾配に応じて駆動輪をロックするように車重負荷が加わり、パーキングポール19を咬む力として作用する。
【0031】
次に、作用を説明する。
[目標アシストトルクマップ]
図4は、P→Rレンジ方向における目標アシストトルクマップである。この目標アシストトルクマップには、セレクトレバー2のストローク角度に応じた目標アシストトルクTmotが設定されている。この目標アシストトルクTmotは、機械的負荷力Fmisによる軸トルクから理想操作力Ftによる軸トルクを減ずることにより求められる。すなわち、この目標アシストトルクTmotを目標値として電動モータ7のアシストトルクを制御することにより、セレクト時に良好な操作力となる運転者の理想操作力Ftによる軸トルクが得られる。
【0032】
機械的負荷力Fmisは、上述した自動変速機8のディテント機構9で発生する負荷力に、リンケージ11の摩擦力、電動モータ7のイナーシャ等を合成したものであり、電動モータ7によるトルクアシストが無い状態でレンジ切り換えを行うには、この機械的負荷力Fmisによる軸トルク以上の操作力が必要となる。
【0033】
なお、D→Nレンジ方向へのセレクト時には、機械的負荷力Fmisによる軸トルクは上述したP→Rレンジ方向における機械的負荷力とは異なる特性となるため、その特性に応じて目標アシストトルクマップも別途設定する。よって、セレクトレバー2のアシスト制御においては、セレクトレバー2の操作方向を検出し、操作方向に応じた目標アシストトルクマップを用いてアシストトルクの制御を行う必要がある。
【0034】
セレクトレバー2の操作方向を検出する方法(操作方向検出手段に相当)としては、トルクセンサ12の正負出力状態からの判定、ポテンショメータ13の取得最新値と前回取得値との増減差分による判定、または、目標アシストトルクマップ上の各レンジ停止位置の中央値に対するポテンショメータ13の大小判定等で行うことができる。
【0035】
また、この目標アシストトルクマップは、セレクトレバー2の操作速度に応じて予め複数設定されている。セレクトレバー2の操作速度は、ストローク角度の変化率等から推定することができる。
【0036】
[セレクトレバーの誤操作防止制御処理]
図5は、コントロールユニット14で実行されるセレクトレバー誤操作防止制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0037】
ステップS101では、車速センサ23の車速信号から車速Vを読み込む。
【0038】
ステップS102では、トルクセンサ12の入力トルク信号から入力トルクを読み込む。
【0039】
ステップS103では、入力トルクがゼロよりも大きいかどうかを判断する。入力トルクがゼロよりも大きい場合には、ステップS104へ進み、入力トルクがゼロである場合には、本制御を終了する。
【0040】
ステップS104では、ポテンショメータ13のストローク角度信号から、セレクトレバー2がDまたはRレンジ位置にあるかどうかを判断する。セレクトレバー2がDまたはRレンジ位置にある場合には、図6のステップS111へ進み、それ以外の場合にはステップS105へ進む。
【0041】
ステップS105では、後述する通常の操作力アシスト制御を実行して本制御を終了する。
【0042】
図6は、DまたはRレンジにおけるセレクトレバー誤操作防止制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0043】
ステップS111では、車速Vが予め設定された第1設定車速Vよりも大きいかどうかを判断する。車速Vが第1設定車速Vよりも大きい場合にはステップS115へ進み、車速Vが第1設定車速V以下である場合にはステップS112へ進む。なお、第1設定車速Vとは、この車速のときにセレクトレバー2が誤操作された場合に、故障のおそれのある車速をいう。
【0044】
ステップS112では、車速Vが予め設定された第2設定車速V(0<V<V)よりも大きいかどうかを判断する。車速Vが第2設定車速Vよりも大きい場合にはステップS114へ進み、車速Vが第2設定車速V以下である場合にはステップS113へ進む。なお、第2設定車速Vとは、この車速のときにセレクトレバー2が誤操作された場合に、故障のおそれはないが、大きな変速ショック等、車両挙動が急激に変化するおそれのある車速をいう。
【0045】
ステップS113では、後述する通常の操作力アシスト制御を実行して本制御を終了する。
【0046】
ステップS114では、電動モータ7の出力を停止させ、ワーニング出力信号を出力してワーニングランプ24を点灯させ、本制御を終了する(誤操作防止制御部に相当)。
【0047】
ステップS115では、アシストトルクをR→Nレンジ方向へ発生するように電動モータ7を制御し、ワーニング出力信号を出力してワーニングランプ24を点灯させ、本制御を終了する(誤操作防止制御部に相当)。
【0048】
[セレクトレバーアシスト制御処理]
図7は、図5のステップS105および図6のステップS113で実行されるセレクトレバーアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。
【0049】
ステップS201では、ポテンショメータ13のストローク角度信号からセレクトレバー2のストローク角度を読み込む。
【0050】
ステップS202では、トルクセンサ12の入力トルク信号から入力トルクを読み込む。
【0051】
ステップS203では、トルクセンサ12の入力トルク信号の正負出力状態から、セレクトレバー2の操作方向を演算する。
【0052】
ステップS204では、ストローク角度と前回読み込んだストローク角度の変化率から、セレクトレバー2の操作速度を演算する。
【0053】
ステップS205では、セレクトレバー2の操作方向と操作速度に応じた目標アシストトルクマップを読み込む。
【0054】
ステップS206では、読み込んだ目標アシストトルクマップとストローク角度から目標アシストトルクを設定する。
【0055】
ステップS207では、実際の入力トルクと目標アシストトルクとを比較し、差分が所定値以上であるとき、目標アシストトルクを補正する。
【0056】
ステップS208では、補正した目標アシストトルクとなるように電動モータ7を駆動して本制御を終了する。
【0057】
[セレクトレバーの誤操作防止制御作用]
(DレンジからNレンジへの誤操作防止)
運転者がセレクトレバー2をDレンジ位置からNレンジ方向へ誤操作したとき、車速Vが第1設定車速Vよりも大きい場合には、図5のフローチャートにおいて、ステップS101→ステップS102→ステップS103→ステップS104へと進み、続いて、図6のフローチャートにおいて、ステップS111→ステップS115へと進む流れとなる。
【0058】
すなわち、ステップS103により入力トルクがゼロ以上であると判断され、ステップS104によりセレクトレバー2がDレンジ位置にあると判断される。
続いて、図6のステップS111により車速Vが第1設定車速Vよりも大きいと判断され、ステップS115により、N→Dレンジ方向、すなわち、セレクトレバー2の動きを妨げる方向に電動モータ7のアシストトルクが出力される。このとき、ワーニングランプ24が点灯し、運転者に誤操作の警告がなされる。
【0059】
また、車速Vが第2設定車速Vよりも大きく、第1設定車速V以下である場合には、図6のフローチャートにおいて、ステップS111→ステップS112→ステップS114へと進む流れとなる。
【0060】
すなわち、ステップS111により車速Vが第1設定車速V以下であると判断され、ステップS112により車速Vが第2設定車速Vよりも大きいと判断され、ステップS114により電動モータ7によるアシストトルクの出力が停止し、ワーニングランプ24が点灯する。
【0061】
次に、効果を説明する。
本実施の形態の自動変速機のセレクトアシスト装置にあっては、次に列挙する効果を得ることができる。
【0062】
(1) DレンジまたはRレンジで走行中にセレクトレバー2が誤操作されたとき、車速Vが第1設定車速Vよりも大きい場合には、セレクトレバー2の動きを妨げる方向に電動モータ7のアシストトルクを出力することにより、運転者の操作力によるレンジ切り換えを不能とし、誤操作を確実に防止して故障の発生等を回避できる。
【0063】
(2) DレンジまたはRレンジで走行中にセレクトレバー2が誤操作されたとき、車速Vが第2設定車速Vよりも大きく、第1設定車速V以下である場合には、電動モータ7によるアシストトルクの出力を停止することにより、電動モータ7の電力消費量を抑えつつ、運転者に減速等の注意を喚起でき、車両挙動の急変動を伴う誤操作を防止できる。このとき、アシストトルクの出力停止によりセレクトレバー2が重くなるが、危険回避等で運転者がどうしてもレンジ切り換えを行わなければならない場合は、切り換え可能である。
【0064】
(3) セレクトレバー2が誤操作されたとき、車速Vが第2設定車速Vよりも大きいとき、ワーニングランプ24を点灯させて運転者に警告を行うため、運転者の注意を喚起して誤操作をよるレンジ切り換えを確実に防止できる。
【0065】
(その他の実施の形態)
以上、本発明の実施の形態を説明してきたが、本発明の具体的な構成は本実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても、本発明に含まれる。
【0066】
例えば、車速Vが第1設定車速Vよりも大きい場合には、アシストトルクの出力を停止させ、車速Vが第2設定車速Vよりも大きく、第1設定車速V以下である場合には、アシストトルクの出力を弱める構成としてもよい。
【0067】
また、警告手段としては、ワーニングランプ24の点灯に加え、運転者に誤操作の警告、減速を要求する文字を表示する構成としてもよく、警告音や音声等による警告を行ってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を適用した自動変速装置の構成を示す側面図である。
【図2】本発明の自動変速機のセレクトアシスト装置を適用した自動変速装置の構成を示す背面図である。
【図3】自動変速機のディテント機構の構造を示す斜視図である。
【図4】P→Rレンジ方向における目標アシストトルクマップである。
【図5】コントロールユニットで実行されるセレクトレバー誤操作防止制御処置の流れを示すフローチャートである。
【図6】コントロールユニットで実行されるDまたはRレンジにおけるセレクトレバー誤操作防止制御処置の流れを示すフローチャートである。
【図7】コントロールユニットで実行されるセレクトレバーアシスト制御処理の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 コントロール部
2 セレクトレバー
3 センタクラスタ
4 支点軸
5 制御レバー
6 セクタギヤ
7 電動モータ
8 自動変速機
9 ディテント機構
10 制御アーム
11 リンケージ
12 トルクセンサ
12a 回転部
12b 検出部
13 ポテンショメータ
14 コントロールユニット
15 回転シャフト
16 ディテントプレート
16a カム山
16b 谷部
17 バネ板
18 ディテントピン
19 パーキングポール
20 カム状プレート
21 パーキングギヤ
22 ECU
23 車速センサ
24 ワーニングランプ

Claims (4)

  1. 自動変速機のレンジ切り換え装置と連結されたセレクトレバーへの入力トルクを検出する入力トルク検出手段と、
    前記セレクトレバーの操作位置を検出する操作位置検出手段と、
    運転者の操作力を補助するアシストトルクをセレクトレバーに出力するアシストアクチュエータと、
    前記セレクトレバーへの入力トルクとセレクトレバーの操作位置とに基づいてアシストトルクを制御するアシストトルク制御手段と、を備えた自動変速機のセレクトアシスト装置であって、
    自車の車速を検出する車速検出手段を設け、
    前記アシストトルク制御手段に、車速が高速のときには、車速が低速のときと比較して、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御する誤操作防止制御部を設けたことを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  2. 請求項1に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記誤操作防止制御部は、アシストトルクの出力を停止させることを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記誤操作防止制御部は、車速が予め設定された設定車速以上のとき、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御することを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の自動変速機のセレクトアシスト装置において、
    前記誤操作防止制御部は、Dレンジ位置またはRレンジ位置にあるセレクトレバーへの入力トルクが検出されたとき、運転者の操作力が重くなるようにアシストトルクを制御することを特徴とする自動変速機のセレクトアシスト装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7389176B2 (en) * 2006-06-08 2008-06-17 Nissan Motor Co., Ltd. Engine output control apparatus of power train

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