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JP2004297060A - 発光ダイオード素子とその製造方法 - Google Patents

発光ダイオード素子とその製造方法 Download PDF

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圭一 松沢
Junichi Yamazaki
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Abstract

【課題】 窓層を従来よりも高温のプロセスで形成し、電気伝導度の改善された窓層とするが、高温プロセスによる変化がないようにその構造を変える事により、従来は出力強度の低下が著しかった黄緑色の波長帯域で、輝度の大きい発光ダイオード素子を実現する。
【解決手段】 AlGaInPの活性層を持ったダブルへテロ型発光ダイオードで、陽極側クラッド層を、0.5μm以上の厚さに成長したアンドープAlInP層と、それと窓層との中間のエネルギーバンドギャップをもちp型ドーピングを行った中間層で構成する。また、上記の窓層は、GaP層を730°以上の温度で成長し、その成長速度を毎時7.8μm以上、そのドーパントを亜鉛とする。また、陰極側クラッド層に、0.1μm厚以上のアンドープAlInP層をつける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば黄緑色の波長帯域で輝度の大きい、AlGaInPからなる活性層を有する発光ダイオード(LED)素子とその製造方法に関するものである。
発光ダイオードは、表示用を中心に種々のものに使われている。よく知られている様に、その発光波長の短い順に、InGaN、AlGaInP、GaAlAs、あるいは、GaInAsPを用いたLEDなどがある。また、その輝度は、年々改善され、最近では、照明や液晶表示装置のバックライトに使われるに至っているが、さらに改善するための研究が行なわれている。
発光効率のよいLEDとしては、特許文献1あるいは特許文献2に記載されたもので、図5あるいは図6に示すダブルへテロ(DH)接合を持った構造のLEDが知られている。このLEDの特長は、電子とホールを再結合させて発光させるための活性層を挟んで、活性層のなかに電子やホールを閉じこめるためのとじ込め層を配置した構造を持つことである。この閉じ込め層は、活性層よりもバンドギャップが大きくその発光を吸収しないクラッド層として機能する。
上記の構造のLEDの発光波長は、活性層の組成で決まることはよく知られている。例えば、図7のダブルへテロ(DH)接合を持った構造のAlGaInPを活性層に用いたLEDでは、その組成が、(AlxGa1-x0.5In0.5Pと表わされるとき、活性層のバンドギャップエネルギー(Eg)は、0≦x≦0.6の範囲では、Eg=1.91+0.61x (eV)とxの値によって変化する。従ってLEDの発光波長は、650nmから545nmまで、活性層のバンドギャップエネルギー、すなわち活性層の組成によって変化する。また、このxの増加に伴なって、LEDの出力光が短波長となり、その強度がかなり低下することが知られている。
この出力光の強度の低下の原因は、次の点にあることが明らかにされている。つまり、短波長で発光させるために、活性層のバンドギャップを大きくする必用があるので、このために、ガリウム(Ga)の組成比を減少させた活性層とする。しかし、この組成比の減少により、活性層と閉じ込め層とのバンドギャップ差が減少する。この結果、ホールが活性層に注入される際のポテンシャル障壁がより大きくなり、ホールの注入効率が低下する。また、活性層に閉じ込められた電子に対するクラッド層の障壁が低下し、電子の閉じ込めが低下する。その結果、電子とホールとの再結合が減少し、発光出力が低下してしまう。
このため、クラッド層をAlInPとして、ホールの注入効率と、電子の閉じ込め効果を改善したLEDが、非特許文献1に報告されている。
また、活性層に接するpクラッド層の一部を、0.005から0.2μm程度の厚さでアンドープ層とするLEDが特許文献3に開示されている。
このアンドープ層については、本発明でも類似の構造を持つが、本質的な理由で、さらに厚いアンドープ層が必用である点において、上記の開示とは相違している。
また、p−GaPの窓層とp−AlGaInP層との間、あるいは、p−AlGaInPクラッド層とAlGaInP活性層との間に、バンド不連続により発生するノッチを抑制するために、それらの層の中間のバンドギャップを持った層を新たに挿入して、順方向に流れる電流に対する抵抗値を低減する構成が、特許文献4に開示されている。
また、クラッド層の構造に着目したもので、図8に示す様に、活性層と、この活性層の一方の側に配置されたn型クラッド層と、前記活性層の他方の側に配置されたp型クラッド層とを備えた半導体発光素子において、前記n型クラッド層が前記活性層に隣接するn型の第1のクラッド層とこの第1のクラッド層に隣接するn型の第2のクラッド層とを有し、前記第1のクラッド層は前記第2のクラッド層よりも低いキャリア濃度を有し且つ前記第2のクラッド層よりは薄いが量子力学的トンネル効果が生じる厚さよりは厚い厚さを有し、価電子帯に形成される前記活性層と前記第2のクラッド層の間の電位障壁の高さが価電子帯に形成される前記活性層と前記第1のクラッド層の間の電位障壁の高さよりも高く設定され、前記第1及び第2のクラッド層はAIGaInPから成り、前記第1のクラッド層のAlGaに対するInの割合が前記第2のクラッド層のAlGaに対するInの割合よりも低く設定されていることを特徴とする半導体発光素子が、特許文献5に開示されている。
また、図9に示す様に、AlGaInP系化合物半導体からなるn型クラッド層と、そのn型クラッド層よりバンドギャップエネルギーが小さい組成のAlGaInP系化合物半導体からなる活性層と、その活性層よりバンドギャップエネルギーが大きい組成のp型AlGaInP系化合物半導体からなるクラッド層と、GaPからなるp型ウィンドウ層とを積層した積層体に電極が設けられた発光素子で、さらに、上記のp型クラッド層と上記のp型ウィンドウ層との間に上記のp型クラッド層より小さいバンドギャップエネルギーを持った材料による介在層が設けられたものが、特許文献6に開示されている。
また、図10に示す様に、ダブルへテロ接合構造のLEDにおいて、p型不純物がノンドープの活性層に拡散して発光効率を低下させることがなく、高特性が得られる様にするために、半導体基板上にn型クラッド層、活性層およびp型クラッド層からなるダブルへテロ接合の発光層を有する発光ダイオードの製法であって、前記p型クラッド層の前記活性層側の一部を実質的にノンドープ層にして各半導体層を順次積層する、という発光ダイオードの製法が、特許文献7に開示されている。
また、AlGaInPにGaPの窓層をつけた構造のLEDが、特許文献1に開示されている。このGaPの窓層をAlGaInPの上に積層して、図11のLEDを製造する際に、800℃以上の高温で成長させて結晶欠陥を抑制する製造方法が、非特許文献2に記載されている。
一般に、p−AlGaInP、あるいは、p−AlInPの電気伝導率は非常に小さいことが知られている。この対策として、また、発光部分の面積を広げて電流が局所的に集中せず拡散されるようにするために、窓層(あるいは電流拡散層)が使われる。しかし、この窓層の抵抗値が大きいときには、LEDに定格の電流を流すために必要な電圧が大きくなるので、その窓層にはなるべく小さい抵抗率の物質を用いることが望ましい。
米国特許第5008718号明細書 特開平3−270186号公報 特開平8−321633号公報 特許第3233569号公報 特許第3024484号公報 特開2000−312030号公報 特開平8-293623号公報
G.B.Stringfellow et al. "High Brightness Light Emitting Diode", pp. 108, pp. 162, and, pp.168, 1996. J. Lin, et al., J. Crys. Growth, 142, pp. 15-20, 1994.
上記の窓層(あるいは電流拡散層)の比抵抗を小さくするために、窓層の結晶性を高めることが有効である。しかし、この部分の結晶性を高めるために、窓層の成長温度を高温にすると、素子全体を高温プロセスにさらすことになり、窓層以外の部分で不都合が発生し、出力強度の大きい発光ダイオード素子を実現することができない。
この発明は上記に鑑み提案されたもので、窓層を従来よりも高温のプロセスで形成し、電気伝導度の改善された窓層とするが、高温プロセスによりおこる変化がないようにその構造を変える事により、従来は出力強度の低下が著しかった黄緑色の波長帯域で、輝度の大きい発光ダイオード素子を実現するものである。
上記目的を達成するための本発明の第1の特徴は、AlGaInPの活性層と、活性層を中間に挟むそれぞれこの活性層よりも大きなエネルギーバンドギャップを持った陽極側クラッド層、陰極側クラッド層および陽極側クラッド層上に形成される活性層よりもエネルギーバンドギャップが大きい窓層とを備えた発光ダイオード素子であって、陽極側クラッド層は、1)活性層に接する0.5μm以上の厚さに成長したアンドープAlInP層と、2)このアンドープAlInP層のエネルギーバンドギャップと窓層のそれとの中間のエネルギーバンドギャップを持ち、且つ、窓層に接するP型のドーピングを行った中間層とを含むことである。
また、本発明の第2の特徴は、AlGaInPの活性層と、活性層を中間に挟むそれぞれこの活性層よりも大きなエネルギーバンドギャップを持った陽極側クラッド層、陰極側クラッド層および陽極側クラッド層上に形成される活性層よりもエネルギーバンドギャップが大きい窓層とを備えた発光ダイオードであって、前記の窓層は、GaP層を730℃以上の温度で成長したものであり、その成長速度は毎時7.8μm以上であり、そのドーパントは、亜鉛であることである。
また、本発明の第3の特徴は、第2の特徴に加えて、陽極側クラッド層は、1)活性層に接する0.5μm以上の厚さに成長したアンドープAlInP層と、2)このアンドープAlInP層のエネルギーバンドギャップと窓層のそれとの中間のエネルギーバンドギャップを持ち、且つ、窓層に接するP型のドーピングを行った中間層とを含むことである。
また、本発明の第4の特徴は、AlGaInPの活性層と、活性層を中間に挟むそれぞれこの活性層よりも大きなエネルギーバンドギャップを持った陽極側クラッド層、陰極側クラッド層および陽極側クラッド層上に形成される活性層よりもエネルギーバンドギャップが大きい窓層とを備えた発光ダイオード素子であって、 陰極側クラッド層は、活性層に接する0.1μm厚以上のアンドープAlInP層を含むことである。
また、本発明の第5の特徴は、第4の特徴に加えて、陰極側クラッド層が前記のアンドープAlInP層に陰極側で接するn型クラッド層を含み、このn型クラッド層のドーパントは、シリコンであることである。
また、本発明の第6の特徴は、発光ダイオード素子の製造方法であって、砒化ガリウム(GaAs)基板上に、1)バッファ層を堆積する工程と、2)上記のバッファ層の上に反射層をとして、n型の反射層をつける工程と、3)上記の反射層の上には、シリコンをドープしたn型クラッド層を堆積する工程と、4)上記のn型クラッド層の上には、アンドープAlInP層をつける工程と、5)前記のアンドープAlInP層の上には、AlGaInPの活性層を設ける工程と、6)前記の活性層の上に、アンドープAlInP層を設ける工程と、7)前記のアンドープAlInP層の上に、p型中間層を設ける工程と、8)前記のp型の中間層の上に、窓層として、亜鉛をドープしたp型のGaP層を730℃以上の温度で、毎時7.8μm以上の成長速度で成長する工程と、を、含むことである。
以下にこの発明の実施の形態を図に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の望ましい実施形態の一例を示す模式図である。図1の構成は、砒化ガリウム(GaAs)基板10上に、減圧MOCVD成長法で成膜したものである。用いた基板10は、シリコン(Si)をドープした砒化ガリウム(GaAs)基板(15°オフ)である。この基板に、トリメチルガリウム(Ga(CH33)、トリメチルインジウム(In(CH33)、トリメチルアルミニウム(Al(CH33)、ジメチル亜鉛(Zn(CH32)、ジシラン(Si26)、アルシン(AsH3)、フォスフィン(PH3)を用いて、表1の様に成膜する。なお、AlGaInP層、AlInP層は、GaAs基板に格子整合するように成膜するのが好ましい。
Figure 2004297060
従って、本発明の製造プロセス例の概略は以下の通りである。
1)GaAs基板10上にバッファ層9として、シリコンをドープしたn型GaAs層を0.5μm堆積し、
2)反射層8(DBR:Distributed Bragg Reflector)として、n型のSi−Al0.5Ga0.5As/Al0.9Ga0.1As積層膜をつける。この反射層を設けない場合は、出力光が減少する。
3)反射層8の上には、n型クラッド層7としてシリコンをドープしたAlInP層をつける。
4)n型クラッド層7の上には、アンドープのクラッド層7としてアンドープAlInP層6を設ける。この層の厚みは、0.1μm以上あることが望ましい。また、この層を設けない場合は、出力光が減少する。なお、上記のn型クラッド層7とアンドープのAlInP層6が陰極側クラッド層を構成する。
5)アンドープAlInP層6の上には、アンドープのAlGaInPからなる活性層5を設ける。この活性層は、上記のアンドープAlInP層6と、下記のアンドープAlInP層4とに挟まれた構造により、発光に有利なダブルへテロ(DH)構造となっている。
6)活性層5の上には、アンドープのクラッド層としてアンドープAlInP層4を設ける。この厚みは、0.5μm以上あることが望ましい。
7)アンドープAlInP層4の上には、亜鉛(Zn)をドープした(Al0.6Ga0.4)InPからなるp型の中間層3を設ける。この(Al0.6Ga0.4)InPは、GaPとAlInPとの間のバンドギャップをもつので、窓層2とアンドープAlInP層4との間に不連続性の小さいバンドギャップが2つあることになり、ひとつのバンドギャップの不連続性とした場合よりも、不連続なバンドギャップにより生じる抵抗値が抑制される。また、このp型の中間層3の組成は、(Al0.6Ga0.4)InPに限る必然はなく、表2に示す様に、(Al0.7Ga0.3)InPであっても出力光は得られる。中間層に(Al0.6Ga0.4)InPあるいは(Al0.7Ga0.3)InPを用いる場合は、AlInPを用いる場合に比べて、いずれの場合も順方向電圧(Vf)は半分程度になり、輝度は2倍程度になっている。表2の結果を導く際のデータの分布については、図2(a)、(b)に示す。特に、(Al0.6Ga0.4)InPを用いた場合は、(Al0.7Ga0.3)InPを用いた場合に比較して、Vfは0.15V小さく、輝度は、8.5%大きいため好ましい。なお、アンドープAlInP層4とp型中間層3が陽極側クラッド層を構成する。
Figure 2004297060
8)p型中間層3の上には、亜鉛をドープしたp型のGaPからなる窓層2を設ける。この層は、5μm以上あることが望ましい。この層を成長させるには、730℃で以上の温度で行なうことが望ましい。また、膜成長時に亜鉛のドーピングを行なうが、ドーパントの密度を高くするためには、より高速に成長させることが望ましい。以下に示す様に、毎時7.8μm以上で成長させることにより、輝度は70%改善された。
9)窓層2の表面にp−電極1、GaAs基板10の裏面にn−電極11を形成する。
また、陰極側クラッド層の構成に対するVfと輝度の依存性について説明する。表3は、陰極側クラッド層のアンドープAlInP層の厚さを変えた場合のVfと輝度を示している。この表から分かる様に、アンドープAlInP層なしの場合に比べて、0.1μmないし0.2μmのアンドープAlInP層がある場合、そのVfは0.2V程度低下し、輝度はほぼ2倍になる。また、アンドープAlInP層が0.2μmのときには、0.1μmの場合に比べて、輝度は6%改善されている。表3の結果を導く際のデータの分布については、図3(a)、(b)に示す。
Figure 2004297060
また、窓層の成長条件に対するVfと輝度の依存性について説明する。表4は、窓層の成長温度を変えた場合のVfと輝度を示している。この表から分かる様に、窓層を700℃で毎時2.8μmの速さで成長させた場合に比べて、700℃で毎時7.8μmの速さで成長させた場合は、Vfも輝度も殆ど同じであるが、730℃で毎時7.8μmの速さで成長させた場合は、Vfは0.16V程度低下し、輝度は88%増加している。この場合は、陰極側アンドープAlInP層は0.2μmであるが、表3の値から、この違いによる寄与は6%であるから、これを差し引いても、輝度は80%以上改善されたことが分かる。表4の結果を導く際のデータの分布については、図4(a)、(b)に示す。
Figure 2004297060
この発明は上記した構成からなるので、以下に説明するような効果を奏することができる。
本発明のAlGaInPの活性層をもったダブルヘテロ型の発光ダイオード素子では、上記のように、陽極側クラッド層が、1)活性層に接する0.5μm以上の厚さに成長したアンドープAlInP層と、2)このアンドープAlInP層のエネルギーバンドギャップと窓層のそれとの中間のエネルギーバンドギャップを持ち、且つ、窓層に接するp型ドーピングを行った中間層とを含む様にしたので、Vfは半分程度になり、輝度は2倍程度にすることができる。
また、高温で窓層を成長させることによって結晶性を改善し、同時に、ドーピングしながら、これを高速に成長させることによって、Vfを0.16V程度低下させ、輝度は80%以上改善することができる。
また、陰極側クラッド層活性層側にアンドープ層を設けることによって、Vfを0.2V程度低下させ、輝度をほぼ2倍にすることができる。
また、陰極側半導体層のドーパントをシリコンとすることによって、プロセス温度を上昇させることにより引き起こされる問題が抑制され、発生していない。
本発明の実施の形態の一例を示す模式図。 本発明LEDの中間層組成依存性を示す図。 本発明LEDの陰極側アンドープAlInP層厚依存性を示す図。 本発明LEDの窓層成長条件依存性を示す図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。 従来の発光ダイオードの断面を示す模式図。
符号の説明
1 p−電極
2 窓層
3 p型中間層
4 アンドープAlInP層
5 活性層
6 アンドープAlInP層
7 n型クラッド層
8 反射層
9 バッファ層
10 基板
11 n−電極

Claims (6)

  1. AlGaInPの活性層と、活性層を中間に挟むそれぞれこの活性層よりも大きなエネルギーバンドギャップを持った陽極側クラッド層、陰極側クラッド層および陽極側クラッド層上に形成される活性層よりもエネルギーバンドギャップが大きい窓層とを備えた発光ダイオード素子であって、
    陽極側クラッド層は、1)活性層に接する0.5μm以上の厚さに成長したアンドープAlInP層と、2)このアンドープAlInP層のエネルギーバンドギャップと窓層のそれとの中間のエネルギーバンドギャップを持ち、且つ、窓層に接するP型のドーピングを行った中間層とを含むことを特長とする発光ダイオード素子。
  2. AlGaInPの活性層と、活性層を中間に挟むそれぞれこの活性層よりも大きなエネルギーバンドギャップを持った陽極側クラッド層、陰極側クラッド層および陽極側クラッド層上に形成される活性層よりもエネルギーバンドギャップが大きい窓層とを備えた発光ダイオードであって、
    前記の窓層は、GaP層を730℃以上の温度で成長したものであり、その成長速度は毎時7.8μm以上であり、そのドーパントは、亜鉛であることを特長とする発光ダイオード素子。
  3. 陽極側クラッド層は、1)活性層に接する0.5μm以上の厚さに成長したアンドープAlInP層と、2)このアンドープAlInP層のエネルギーバンドギャップと窓層のそれとの中間のエネルギーバンドギャップを持ち、且つ、窓層に接するP型のドーピングを行った中間層とを含むことを特長とする請求項2に記載の発光ダイオード素子。
  4. AlGaInPの活性層と、活性層を中間に挟むそれぞれこの活性層よりも大きなエネルギーバンドギャップを持った陽極側クラッド層、陰極側クラッド層および陽極側クラッド層上に形成される活性層よりもエネルギーバンドギャップが大きい窓層とを備えた発光ダイオード素子であって、 陰極側クラッド層は、活性層に接する0.1μm厚以上のアンドープAlInP層を含むことを特長とする発光ダイオード素子。
  5. 陰極側クラッド層が前記のアンドープAlInP層に陰極側で接するn型クラッド層を含み、このn型クラッド層のドーパントは、シリコンであることを特長とする請求項4に記載の発光ダイオード素子。
  6. 発光ダイオード素子の製造方法であって、
    砒化ガリウム(GaAs)基板上に、
    1)バッファ層を堆積する工程と、
    2)上記のバッファ層の上に反射層として、n型の反射層をつける工程と、
    3)上記の反射層の上には、シリコンをドープしたn型クラッド層を堆積する工程と、
    4)上記のn型クラッド層の上には、アンドープAlInP層をつける工程と、
    5)前記のアンドープAlInP層の上には、AlGaInPの活性層を設ける工程と、
    6)前記の活性層の上に、アンドープAlInP層を設ける工程と、
    7)前記のアンドープAlInP層の上に、p型中間層を設ける工程と、
    8)前記のp型の中間層の上に、窓層として、亜鉛をドープしたp型のGaP層を730℃以上の温度で、毎時7.8μm以上の成長速度で成長する工程と、
    を、含むことを特徴とする発光ダイオード素子の製造方法。
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