JP2004295561A - データを管理するためのデータ管理プログラム、装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】文書管理プログラムは、MFPから画像データとその画像データの読取処理に関連するスキャン設定情報とを受信するステップ(S11)と、受信した画像データとスキャン設定情報とを対応させて記憶するステップ(S14)とを文書管理装置に実行させる。画像データとスキャン設定情報とが関連付けられて記憶されるので、スキャン設定情報に基づき画像データを検索することができる。
【選択図】 図5
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、データを管理するためのデータ管理プログラム、装置および方法に関し、特に、画像読取装置で読取られた画像データを管理するためのデータ管理プログラム、装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のデータを一元的に管理するデータ管理プログラムが知られている。このようなデータ管理プログラムにおいては、所望のデータを抽出するために、検索のキーとなる特徴的なキーワードをそのデータに関連付けて記憶することがなされている。このようなキーワードは、データを登録する際または登録した後にユーザが登録する。このキーワードの登録は、ユーザの判断によるものであり、ユーザの負担が大きなものであった。
【0003】
このキーワードの登録を自動で行なう技術が、特開2002−183165号公報(特許文献1)に記載されている。この特許文献1では、複写機能、ファクシミリ機能、画像データ読取機能の少なくとも1つの機能と、文書を格納するファイルシステムと物理的に接続され、読取った文書をファイルシステムに送信する機能とを備えたデジタル復号機において、文書の複写実行時、ファクシミリ送信のための画像読取実行時、または画像読取実行時のいずれかの場合に、読取られた各頁の画像から文字を抽出する文字抽出機能と、抽出された文字を解析し、キーワードを抽出するキーワード抽出機能と、抽出されたキーワードを表示するキーワード表示機能と、表示されたキーワードからユーザがキーワードを選択できるキーワード選択機能とを備え、選択されたキーワードを読取られた文書の付加情報として文書通信機能によってファイルシステムに送信するデジタル復号機が記載されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2002−183165号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に記載のデジタル復号機では、キーワードの抽出には、読取られた画像から文字を抽出するためにOCR(Optical Character Reader)が用いられるため、文字の抽出に時間がかかり、その間ユーザが待たされるといった問題がある。また、抽出される文字は読取られた読取の対象となる画像中に含まれる文字に限定されるため、抽出されるキーワードが検索に適したものであるか否かを判断することができない。このため、適切なキーワードが得られるとは限らない。さらに、抽出されるキーワードの数が多くなることも考えられ、読取られた画像と全く関係のないキーワードが付されることもあり得る。
【0006】
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもので、この発明の目的の1つは、画像読取装置でスキャンされた画像データを容易に抽出することが可能なデータ管理プログラム、データ管理装置およびデータ管理方法を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するためにこの発明のある局面によれば、データ管理プログラムは、画像読取装置から画像データと該画像データの読取処理に関連する関連情報とを受信するステップと、受信した画像と関連情報とを対応させて記憶するステップとをコンピュータに実行させる。
【0008】
この発明に従えば、データ管理プログラムはコンピュータにより実行され、画像読取装置から画像データとその画像データの読取処理に関連する関連情報とが受信されると、受信した画像データと関連情報とを対応させて記憶する。関連情報は、画像読取装置により画像が読取られる条件を含む。関連情報は、ユーザが画像読取装置を操作して設定した情報であるため、読取った画像データとその関連情報とを記憶している。したがって、関連情報を手がかりとして読取った画像データを特定することができる。その結果、画像読取装置で読取られた画像データを容易に抽出することが可能なデータ管理プログラムを提供することができる。
【0009】
好ましくは、記憶された画像データを縮小して表示するステップと、縮小して表示された画像データが指示されると、指示された画像データに対応して記憶されている関連情報を表示するステップとをさらに含む。
【0010】
この発明に従えば、記憶された画像データが縮小して表示され、縮小して表示された画像データが指示されると、指示された画像データに対応して記憶されている関連情報が表示される。このため、画像データの関連情報を容易に格納することができる。
【0011】
好ましくは、検索条件の入力を受付けるステップと、入力された検索条件を満たす関連情報を記憶手段から抽出するステップと、抽出された関連情報に対応して記憶されている画像データを縮小して表示するステップとをさらに含む。
【0012】
この発明に従えば、入力された検索条件を満たす関連情報が抽出され、抽出された関連情報に対応して記憶されている画像データが縮小して表示される。このため、関連情報をキーに画像データを抽出することができるので、記憶した画像データの中から所望の画像データを容易に特定することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返さない。
【0014】
図1は、本発明の実施の形態の1つにおける文書管理システムの全体概要を示す図である。図1を参照して、文書管理システム100は、ネットワーク130にそれぞれ接続されたマルチファンクションプロダクト(MFP)110と、文書管理装置120とを含む。MFP110は、原稿を読取るためのスキャナ、画像データに基づいて紙などの記録媒体に画像を形成するための画像形成装置、ファクシミリを含み、画像読取機能、複写機能、ファクシミリ送受信機能を備えている。なお、本実施の形態においてはMFP110を例に説明するが、MFPに代えて、少なくとも画像を読取る機能を有するスキャナであればよい。
【0015】
MFP110は、原稿を読取るためのスキャン部115と、スキャン部115で原稿を読取るための条件を設定するためのスキャン設定部111と、操作画面を表示するための表示部113と、スキャン部115で原稿を読取って得られる画像データおよびスキャン設定部111で設定されたスキャン条件を示すスキャン設定情報を記憶するための記憶部114と、画像データに所定の画像処理を実行するための画像処理部112と、MFPを文書管理装置120と接続するための通信部116とを含む。
【0016】
スキャン部115は、CCD(Charge Coupled Device)等の光電変換素子を含み、原稿を光学的に読取って、画像データとしての電子データを出力する。スキャン部115から出力される画像データは、記憶部114に出力される。
【0017】
スキャン設定部111は、MFP110のユーザによる操作の入力を受付けるためのタッチパネルまたはキーボード等の入力装置である。表示部113は、液晶表示装置またはプラズマディスプレイパネルである。スキャン設定部111に、透明な部材からなるタッチパネルを用いる場合には、表示部113上にスキャン設定部111を重ねて設置することで、表示部113に表示されたボタンの指示を検出することができる。これにより、あらゆる操作の入力が可能となる。
【0018】
スキャン設定部111と表示部113とを組合せて用いることにより、スキャン部115で画像を読取るための条件および画像処理部112で実行する処理の指定からなるスキャン設定情報が入力される。
【0019】
画像処理部112は、スキャン部115で読取られた画像データに対して、所定の画像処理を実行する。この画像処理としては、たとえば、画像中の背景を除去する背景除去処理、原稿が傾いて読取られた場合の画像データにおいて原稿の傾きを補正するための傾き補正処理である。
【0020】
記憶部114は、ランダムアクセスメモリ(RAM)等の揮発性メモリであり、スキャン部115で読取られた画像データおよびスキャン設定部111で設定されたスキャン設定情報が記憶される。また、記憶部114に記憶される画像データは、画像処理部112で画像処理が施された画像データを含む。
【0021】
通信部116は、MFP110を文書管理装置120と接続するための通信インターフェイスである。MFP110と文書管理装置120とは、シリアルインターフェイスまたはパラレルインターフェイスを用いて直接接続されてもよく、ネットワーク130を介して接続されてもよい。通信部116は、MFP110と文書管理装置120との接続形態に応じたインターフェイスが用いられる。
【0022】
ネットワーク130としては、ローカルエリアネットワーク(LAN)、インターネットまたは一般公衆回線等を用いることができ、有線または無線を問わない。
【0023】
文書管理装置120は、ユーザの操作を受入れるための操作部123と、文書管理装置120をMFP110と接続するための通信部129と、通信部129で受信された画像データ等を記憶するための記憶部127と、記憶部127に記憶された画像データ等を管理するための文書管理部121と、文書管理部121の指示に基づき所定の情報を表示するための表示部125とを含む。
【0024】
通信部129は、文書管理装置120をMFP110とネットワーク130を介して接続するためのインターフェイスであり、通信部116と同様の機能を有する。
【0025】
記憶部127は、ハードディスクドライブ等の不揮発性メモリであり、通信部129で受信された画像データおよびスキャン設定情報を記憶するための文書データベースを備えている。
【0026】
文書管理部121は、記憶部127が備える文書データベースを管理する。また、操作部123により入力されるユーザの操作に基づいて、文書データベースへアクセスして、文書データの検索、追加、変更、削除等の一般的なデータベースに対する操作を実行する。また、文書データベースから読出された文書データ等の情報を表示部125に出力し、表示部125で表示させる。
【0027】
表示部125は、陰極線管(CRT)、液晶表示装置またはプラズマディスプレイパネル等の表示装置である。
【0028】
本実施の形態における文書管理システム100においては、ユーザがMFP110を操作して、原稿をスキャン部115で読取る。この際、スキャン設定部111を操作することにより、スキャン部115で原稿を読取る条件および画像処理部112で画像データを処理する画像処理の指定が入力される。スキャン設定部111で入力されるスキャン条件および指定された画像処理は、スキャン設定情報として記憶部114に記憶される。そして、スキャン部115でスキャン設定情報に基づいて原稿が読取られると、スキャン部115から出力される画像データが記憶部114に記憶される。そして、スキャン設定情報と画像データとが通信部116から文書管理装置120へ送信される。
【0029】
文書管理装置120では、通信部129で、MFP110からスキャン設定情報と画像データとが受信されると、記憶部127に受信した画像データとスキャン設定情報とを関連付けて記憶する。この際、画像データとスキャン設定情報とは、文書管理部121により管理される文書データベースに登録される。
【0030】
図2は、本実施の形態における文書管理装置120のハード構成を示すブロック図である。図2を参照して、文書管理装置120は、それぞれバス150に接続されたCPU(Central Processing Unit)131と、オペレーティングシステムに送られたプログラムなどを記憶したROM(Read Only Memory)132と、実行されるプログラムをロードするための、およびプログラム実行中のデータを記憶するためのRAM(Random Access Memory)133と、文書データベースを不揮発的に記憶するためのハードディスク134と、文書管理装置120をネットワーク130に接続するための通信部129と、マウス137、キーボード138、表示部125と、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)ドライブ135とを含む。CD−ROMドライブ135には、CD−ROM141が装着される。
【0031】
このように、文書管理装置120は、一般的なパーソナルコンピュータで構成される。パーソナルコンピュータ自体の動作は周知であるので、ここではその詳細な説明は繰返さない。
【0032】
図1に示した、操作部123は、マウス137またはキーボード138に相当する。文書管理部121は、文書管理プログラムがCPU131で実行されることにより、CPU131に形成される。記憶部127は、ハードディスク134に相当する。
【0033】
文書管理プログラムがCPU131で実行されると、ハードディスク134に記憶された文書データベースを管理する処理が実行される。一般的にこうした文書管理プログラムは、CD−ROM141などの記録媒体に格納されて流通し、CD−ROMドライブ135などにより記録媒体から読取られてハードディスク134に一旦格納される。さらにハードディスク134からRAM133に読出されてCPU131により実行される。
【0034】
なお、記録媒体としては、CD−ROM141、ハードディスク134に限られず、フレキシブルディスク、カセットテープ、光ディスク(MO(Magnetic Optical Disc)/MD(Mini Disc)/DVD(Digital Versatile Disc))、ICカード(メモリカードを含む)、光カード、マスクROM、EPROM、EEPROM、フラッシュROMなどの半導体メモリ等の固定的にプログラムを担持する媒体でもよい。
【0035】
ここでいうプログラムとは、CPU131により直接実行可能なプログラムだけでなく、ソースプログラム形式のプログラム、圧縮表示されたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
【0036】
図3は、本実施の形態におけるMFP110で表示されるスキャン設定画面の一例を示す図である。このスキャン設定画面は、表示部113に表示される画面である。図3(A)は、スキャン部115で原稿を読取る際の解像度を設定するための画面を示す。図に示すように、「100dpi」、「300dpi」および「600dpi」の指示ボタンが表示される。MFP110のユーザは、スキャン設定部111を用いて、いずれかの指示ボタンを指示することにより、解像度が設定される。
【0037】
図3(B)は、画像処理部112で実行する処理を指示するための画面である。本実施の形態においては、画像処理部112で実行する処理を、背景除去処理、および傾き補正処理とした。この図3(B)に示すスキャン設定画面においては、背景除去および傾き補正のいずれかまたは双方の処理を指定することが可能である。「背景除去」の文字表示の左側に配置されたラジオボタンまたは「傾き補正」の文字表示の左側に配置されたチェックボックスを、スキャン設定部111を用いて指示することにより、一方または双方の処理を指定することが可能である。
【0038】
図3(C)は、スキャン部115で原稿を読取る際の画像データの濃さ(明度)を指定するための画面である。図にハッチングで示す矩形領域は、指定ボタンであり、この指定ボタンをスキャン設定部111を操作して「濃い」の文字が表示された側に移動させることにより、読取られた画像の濃度を濃くするスキャン条件が設定され、逆に、「薄い」の文字が表示された側に移動させることにより、読取られた画像データの濃度を薄くするスキャン条件が設定される。
【0039】
図3(D)は、スキャン設定情報を文書管理装置120に送信するか否かを設定するためのスキャン設定画面である。「送信する」の文字が表示されたボタンと、「送信しない」の文字が表示されたボタンとを含み、スキャン設定部111でいずれかが指定される。「送信する」の文字が表示されたボタンが指定されると、スキャン部115により原稿が読取られた場合には、その読取られた画像データとスキャン設定情報とが通信部116から文書管理装置120に送信する個とを示すフラグが設定される。
【0040】
図3に示した4つのスキャン設定画面の遷移は、各スキャン設定画面の上方に表示された頁切換部をスキャン設定部111を操作して指示することによりなされる。頁切換部は、「解像度」、「画像処理」、「誤差」および「送信」の4つの領域を含み、たとえば、「画像処理」の文字が付された頁切換部を指示することにより、図3(B)に示す画像処理を指定するためのスキャン設定画面に表示が切換えられる。
【0041】
図4は、本実施の形態におけるMFP110で実行されるスキャン処理の流れを示すフローチャートである。図4を参照して、MFP110には、まず、画像をスキャンする前の段階において、スキャン部115で原稿をスキャンするための条件およびスキャンにより得られる画像データに対して実行される画像処理を指定するためのスキャン設定が実行される(ステップS01)。このスキャン設定は、上述したスキャン設定画面を表示部113に出力し、スキャン設置部111を用いたユーザの操作に基づいて設定されるものである。スキャン設定処理が終了した時点では、上述したように、スキャン部115で原稿をスキャンする際のスキャン条件として、解像度および濃さが設定される。また、画像処理部112でスキャンされた画像データに対して実行される画像処理が指定される。さらに、設定されたスキャン設定情報を文書管理装置120に送信するか否かが設定される。スキャン設定情報は、「解像度」、「濃さ」および画像データに対して実行される「画像処理」を含む。
【0042】
そして次のステップS02では、スキャン設定処理により設定されたスキャン設定情報を文書管理装置120に送信するか否かが判断される。この判断は、スキャン設定部111で図3(D)に示したスキャン設定画面に基づいて設定されたフラグにより判断される。スキャン設定情報を送信するとされた場合にはS03に進み、そうでない場合にはS03をスキップしてS04に進む。
【0043】
ステップS03では、スキャン設定情報が生成される。これは、スキャン設定部111で設定されたスキャン設定情報を有効にする処理である。具体的には、スキャン設定情報が、記憶部114の所定の領域に記憶される。スキャン設定情報は、図3(A)のスキャン設定画面で設定された解像度と、図3(B)で設定された画像処理の種類と、図3(C)で設定されたスキャン時の濃さが含まれる。
【0044】
ステップS04では、スキャン部115によりスキャン処理が実行される。この際、スキャン設定部111で設定されたスキャン設定情報に基づいてスキャン動作が実行される。すなわち、スキャン設定部111で設定された解像度および濃さに従って原稿のスキャンが実行されることになる。
【0045】
ステップS05では、読取られて得られた画像データが、記憶部114に記憶される。この際、画像データは、ファイル名が付されて記憶される。ファイル名は、MFP110で、スキャン時の日時情報を用いて自動設定される。また、ユーザによるスキャン設定部111の操作により、入力された情報をファイル名としてもよい。また、ファイル名は、画像データであることを示すための拡張子、たとえば「jpg]が付される。これにより、後述する文書管理部121において、受信されたデータが画像データであることを判別可能となる。
【0046】
そして、画像処理部112により、スキャン設定部111で設定された画像処理を記憶部114に記憶された画像データに対して実行する。画像処理された画像データは、再び記憶部114に記憶される。
【0047】
その後、通信部116により、記憶部114に記憶された画像データが通信部116から文書管理装置120に送信される(ステップS06)。
【0048】
さらに、ステップS07においては、記憶部114にスキャン設定情報が記憶されているか否かが判断される。記憶されている場合にはステップS08に進み、そうでない場合にはステップS08をスキップして処理を終了する。ステップS03では、スキャン設定情報を送信すると設定された場合にのみ、スキャン設定情報が記憶部114の所定の領域に記憶された。したがって、記憶部114の所定の領域にスキャン設定情報が記憶されているか否かに基づき、スキャン設定情報の有無が判断される。記憶されている場合にはありと判断され、記憶されていない場合にはなしと判断される。ステップS08では、記憶部114に記憶されているスキャン設定情報を通信部116を介して文書管理装置120に送信する。
【0049】
ステップS06における画像データの送信、およびステップS08におけるスキャン設定情報の送信は、電子メールまたはファイル転送に一般的に用いられるプロトコルで送信される。また、画像データおよびスキャン設定情報を送信可能であれば、たとえば、MFP110と文書管理装置120との間で専用に定められたプロトコルを用いることができる。
【0050】
図5は、本実施の形態における文書管理装置で実行される文書登録処理の流れを示すフローチャートである。図5を参照して、文書管理装置120では、通信部129において画像データが受信されたか否かが判断される(ステップS11)。受信された場合にはステップS12へ進み、そうでない場合にはステップS12をスキップしてステップS13に進む。ステップS12では、受信された画像データを記憶部127に格納する。この際、文書管理部121により画像データは文書データベースに登録される。
【0051】
そしてステップS13では、通信部129によりMFP110よりスキャン設定情報が受信されたか否かが判断される。スキャン設定情報が受信された場合にはステップS14に進み、そうでない場合にはステップS14をスキップして処理を終了する。ステップS14では、受信されたスキャン設定情報をステップS12で記憶された画像データと関連付けて記憶部127に格納される。この関連付けは、文書管理部121によりなされ、文書データベースにステップS12で登録された画像データとの関連付けがなされて文書データベースにスキャン設定情報が登録されることになる。
【0052】
図6は、文書管理装置に記憶されるスキャン設定情報の一例を示す図である。図6を参照して、スキャン設定情報は、ファイル名、解像度、濃さおよび画像処理の項目からなる。ファイル名の項目は、記憶部127に記憶されているスキャン設定情報のファイル名を示す。このファイル名は、MFP110により決定され、先にMFP110が送信した画像データに付された名前と拡張子以外の部分が同じである。この拡張子は、そのファイルがスキャン設定情報であることを示すための記号であり、ここでは、「ppp」としている。したがって、ファイル名の拡張子を除く部分、ここでは「010315」は、画像データに付されたファイル名の拡張子を除く部分と同じである。画像データのファイル名とスキャン設定情報のファイル名とで、拡張子を除く部分を同じとすることで、スキャン設定情報と画像データとを関連付けることができる。
【0053】
解像度の項目、濃さの項目、画像処理の項目のデータは、通信部129において受信されたスキャン設定情報に含まれる情報である。また、画像処理の項目は、ここでは裏地除去の1つだけを含むスキャン設定情報としているが、画像処理の項目は、実行された画像処理が複数ある場合には、その実行された画像処理の数だけになる。
【0054】
なお、スキャン設定情報は、解像度、濃さ、画像処理に限られず、他の項目を含めるようにしてもよいし、これより少ない項目とするようにしてもよい。
【0055】
図7は、本実施の形態における文書管理装置120で実行される検索処理の流れを示すフローチャートである。図7を参照して、検索処理は、スキャン設定情報をキーとして条件が入力される(ステップS21)。この条件入力は、ユーザによる操作部123の操作により入力される。ここで入力される条件は、スキャン設定情報をキーとしたものである。すなわち、解像度、濃さ、画像処理の各項目の値を単独または組合せて条件を設定することができる。
【0056】
次のステップS22では、記憶部127に記憶されている文書データベースの中から、ステップS21で入力された条件を満たすスキャン設定情報に関連して記憶されている画像データを抽出する。たとえば、ステップS21で入力された条件が、解像度が300dpiである場合には、解像度が300dpiのスキャン設定情報のすべてが抽出され、その抽出されたスキャン設定情報に関連付けて記憶されている画像データのすべてが抽出されることになる。
【0057】
したがって、ここで抽出される画像データは、解像度が300dpiの条件でスキャンされて得られた画像データである。
【0058】
ステップS23では、ステップS22で抽出された画像データを縮小して表示部125に表示する。画像データを縮小した表示形態をサムネイルという。
【0059】
ステップS24では、ユーザによるマウス137を用いた操作により、表示部125に表示されたサムネイルのいずれかが指定されたか否かが判断される。この判断は、文書管理部121によりなされ、マウスがクリックされた時点で表示部125に表示されているマウスポインタの位置に表示されているサムネイルがあるか否かにより判断される。指定された場合にはステップS25に進み、そうでない場合にはステップS25をスキップして処理を終了する。
【0060】
ステップS25では、指定されたサムネイルに対応する画像データにおいて、その画像データに関連するスキャン設定情報が、サムネイルの横に表示されるポップアップウインドウ内に表示される。
【0061】
図8は、本実施の形態における文書管理装置の表示部に表示される検索条件設定画面の一例を示す図である。図8を参照して、検索条件設定画面には、解像度、濃度および画像処理をそれぞれ指定するための入力領域が設けられている。すなわち、検索条件は、解像度、濃度、画像処理それぞれを単独に設定するようにしてもよいし、それらの2つ以上を組合せて設定するようにしてもよい。図8に示す検索条件設定画面では、解像度が「600」dpiで、濃度が「2」レベルで、画像処理に「裏地除去」の処理が検索条件として設定されている。この検索条件に該当するスキャン設定情報すべてが、記憶部17が備える文書データベースから抽出されることになる。そして、その抽出されたスキャン設定情報に関連付けて文書データベースに登録されている画像データが抽出される。
【0062】
検索条件設定画面には、右下方に「OK」および「キャンセル」の文字が付された2つのボタンが表示されている。検索条件設定画面において、「OK」のボタンがマウスで指示されると、その画面で入力された検索条件が受付けられ、検索処理が開始される。
【0063】
図9は、本実施の形態における文書管理装置で画像データを表示するための画面の一例を示す図である。図9(A)を参照して、表示画面には4つのサムネイルが表示されている。これは、図8で入力された検索条件に基づき抽出された画像データが4つであることを示している。このように、抽出された画像データをサムネイルで表示することにより、抽出された画像データが縮小して表示されるので、複数の画像データの内容を一画面で確認することができ、所望の画像データを容易に見つけ出すことができる。
【0064】
図9(B)は、表示画面の別の例を示し、スキャン設定情報を表示する例を示す。図を参照して、サムネイルにマウスポインタ161が合せられると、そのサムネイルに相当する画像データに関連付けられているスキャン設定情報が抽出される。そして、そのサムネイルの一部に重なる領域162に抽出されたスキャン設定情報が表示される。これにより、マウスポインタ161をサムネイルに合せるだけで、そのサムネイルに相当する画像データに関連するスキャン設定情報が表示されるので、その画像データをMFP110でスキャンした条件を容易に確認することができる。
【0065】
なお、本実施の形態においては、スキャン設定情報を解像度、濃さ、画像処理の内容としたが、その画像データがスキャンされたMFP110の名称を含めるようにしてもよい。これにより、文書管理装置120に複数のMFPが接続されるような場合には、いずれのMFPでスキャンした画像データであるのかを判別することができる。
【0066】
また、本実施の形態における文書管理システム100によれば、1つの原稿をMFP110でスキャン条件を異ならせて読取り、読取った複数の画像データ間で異なるファイル名を付けて文書管理装置120に登録しておけば、表示部125に同じ原稿を異なるスキャン条件で読取って得られる複数の画像データを並べて表示することも可能である。このようにすることで、読取結果を1つの画面で一度に確認することができ、最適なスキャン条件で設定された画像データを効率的に取得することも可能である。
【0067】
以上説明したように本実施の形態における文書管理システムによれば、ユーザは、MFP110で原稿をスキャンした条件に基づき画像データを抽出することができるので、記憶部127に記憶された文書データベースに登録された画像データの中から所望の画像データを容易に抽出することができる。
【0068】
また、画像データを縮小したサムネイルで表示し、表示されたサムネイルにマウスポインタを合せるだけでその画像データのスキャン設定情報が表示される。このため、その画像データがスキャンされた条件を容易に確認することができる。
【0069】
さらに、検索条件としてその画像データのMFP110でスキャンされた条件を検索条件と指定することができるので、ユーザがその画像データをスキャンした状況を思い出せば、容易にその画像データを抽出することができる。
【0070】
また、画像データに関連して記憶されるスキャン設定情報は、その画像データを読取った条件なので客観的に定まる情報である。このため、すべての画像データに客観的に定まる検索キーを関連付けることができる。
【0071】
(1) 本発明におけるデータ管理プログラムは、画像読取装置で読取られた画像データと読取り時の条件に関するデータとを取得するステップと、
取得した画像データと条件データとを対応付けてデータベースに登録するステップと、
登録された条件データを検索対象とした検索処理を受付けるステップとをコンピュータに実行させる。
【0072】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1つにおける文書管理システムの全体概要を示す図である。
【図2】本実施の形態における文書管理装置のハード構成を示すブロック図である。
【図3】本実施の形態におけるMFPで表示されるスキャン設定画面の一例を示す図である。
【図4】本実施の形態におけるMFPで実行されるスキャン処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本実施の形態における文書管理装置で実行される文書登録処理の流れを示すフローチャートである。
【図6】本実施の形態における文書管理装置に記憶されるスキャン設定情報の一例を示す図である。
【図7】本実施の形態における文書管理装置で実行される検索処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本実施の形態における文書管理装置で表示される検索条件設定画面の一例を示す図である。
【図9】本実施の形態における文書管理装置で画像データを表示するための画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
100 文書管理システム、111 スキャン設置部、112 画像処理部、113 表示部、114 記憶部、115 スキャン部、116 通信部、120 文書管理装置、121 文書管理部、123 操作部、125 表示部、127 記憶部、129 通信部、130 ネットワーク、134 ハードディスク、135 ドライブ、137 マウス、138 キーボード、150 バス。
Claims (5)
- 画像読取装置から画像データと該画像データの読取処理に関連する関連情報とを受信するステップと、
前記受信した画像と関連情報とを対応させて記憶するステップとをコンピュータに実行させる、データ管理プログラム。 - 前記記憶された画像データを縮小して表示するステップと、前記縮小して表示された画像データが指示されると、前記指示された画像データに対応して記憶されている関連情報を表示するステップとをさらに含む、請求項1に記載のデータ管理プログラム。
- 検索条件の入力を受付けるステップと、
前記入力された検索条件を満たす関連情報を前記記憶手段から抽出するステップと、
前記抽出された関連情報に対応して記憶されている画像データを縮小して表示するステップとをさらに含む、請求項1に画像データ管理プログラム。 - 画像読取装置から画像データと該画像データの読取処理に関連する関連情報とを受信する受信手段と、
前記受信した画像データと関連情報とを対応させて記憶する記憶手段とを備えた、データ管理装置。 - 画像読取装置から画像データと該画像データの読取処理に関連する関連情報とを受信するステップと、
前記受信した画像データと関連情報とを対応させて記憶するステップとをコンピュータに実行させる、データ管理方法。
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---|---|---|---|
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2003
- 2003-03-27 JP JP2003087944A patent/JP2004295561A/ja active Pending
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