JP2004279964A - 液晶表示素子及び画像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】放熱効果の最適化を図り、冷却効率を向上させる。
【解決手段】光源9と、空間光変調素子となる液晶表示素子24,27,30と、光源から発せられた光によって上記液晶表示素子24,27,30を照明する照明光学系と、液晶表示素子の像を結像する結像光学系とを備え、液晶パネル1を保持する遮光枠5を、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成する。即ち、熱伝導性が最も良好であると考えられる金属材料(Al等)を用いてその材料に含まれる不純物を極力少なくした材料で遮光枠5を形成するものであり、形成する際に必要な条件を満たすために、必要最低限の不純物を含有させ、熱伝導性と機械的強度、量産安定性を高いレベルで両立させる。
【選択図】 図1
【解決手段】光源9と、空間光変調素子となる液晶表示素子24,27,30と、光源から発せられた光によって上記液晶表示素子24,27,30を照明する照明光学系と、液晶表示素子の像を結像する結像光学系とを備え、液晶パネル1を保持する遮光枠5を、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成する。即ち、熱伝導性が最も良好であると考えられる金属材料(Al等)を用いてその材料に含まれる不純物を極力少なくした材料で遮光枠5を形成するものであり、形成する際に必要な条件を満たすために、必要最低限の不純物を含有させ、熱伝導性と機械的強度、量産安定性を高いレベルで両立させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置において空間光変調素子として使用される液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示素子を空間光変調素子として用いて構成された画像表示装置が提案されている。このような画像表示装置においては、表示画像の高輝度化及び装置構成の小型化について著しい進歩が遂げられているが、このような進歩の背景には、液晶表示素子の冷却実装技術の改善がある。
【0003】
すなわち、液晶表示素子の温度上昇は、光学特性の著しい低下や短寿命化、液晶駆動用回路の誤作動の要因となるため、画像表示装置における表示画像の高輝度化及び装置構成の小型化のためには、液晶表示素子の冷却化対策を講じる必要がある。これは、画像表示装置に限らず、液晶表示素子を使用する全ての装置についていえることである。
【0004】
従来、液晶プロジェクターなどに用いられる液晶パネルは外枠の材質は高分子(PC、PPS)やアルミニウム、マグネシウムというのが一般的である。近年は、外枠にヒートシンク効果を求めるようになったため、アルミニウムなどの金属材を使用することが主流になってきている。しかし、その材料にはSiなどの不純物が含まれており、アルミニウム本来が持つ熱伝導性を低下させている。
【0005】
また、画像表示装置において、液晶表示素子の光束入射側及び光束出射側に設置される偏光板についても、同様に、冷却化対策を講じる必要がある。
【0006】
従来の偏光板は、ヨウ素系、または、染料系材料からなるフィルムとして構成されており、耐熱性が極めて低く、高温を発する液晶表示素子に近接させて配置することは困難である。そのため、この偏光板は、高熱伝導性ガラス(サファイア等)に貼付けた状態で、液晶表示素子から離して設置されている。
【0007】
しかし、このようなヨウ素系、または、染料系材料からなるフィルムとして構成された偏光板は、高熱伝導性ガラスへ貼付けて使用したとしても、画像表示装置による表示画像のいっそうの高輝度化を図ろうとする場合においては、充分な耐熱性を有するものとはいえなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−258203号公報
【特許文献2】
特開平11−295683号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような液晶表示素子においては、近年、遮光枠を金属材料で形成することにより放熱性を高めたものが実用化されている。遮光枠は、液晶表示素子の有効表示領域外へ入射する光を遮断するものである。
【0010】
このような液晶表示素子においては、液晶封入基板と金属枠とは、接着剤で固定されている。そのため、高温下や低温下の環境においては、ガラスと金属との線膨張係数の違いから、遮光枠の熱膨張により液晶封入基板に対して応力が伝わり、表示ムラが発生する虞れがある。
【0011】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、放熱効果の最適化が図られ、冷却効率が向上された液晶表示素子を提供し、また、このような液晶表示素子を用いて構成された画像表示装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示素子は、液晶封入基板を保持する遮光枠を有し、この遮光枠は、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明は、熱伝導性が最も良好であると考えられる金属材料(Al等)を用いてその材料に含まれる不純物を極力少なくした材料で遮光枠を形成するものであり、形成する際に必要な条件を満たすために、必要最低限の不純物を含有させ、熱伝導性と機械的強度、量産安定性を高いレベルで両立させるものである。
【0014】
そして、本発明に係る画像表示装置は、光源と、空間光変調素子となる液晶表示素子と、光源から発せられた光によって上記液晶表示素子を照明する照明光学系と、液晶表示素子の像を結像する結像光学系とを備え、液晶表示素子は、液晶封入基板を保持する遮光枠を有し、この遮光枠は、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0016】
本発明に係る液晶表示素子の遮光枠の材料は、その熱伝導性を最大限に発揮するため、極力、不純物を取り除いた材料を用いる。ダイキャスト部品は成型後の機械加工や機械的強度を維持するためにある程度の他物質を混合して使用しなければならず、純アルミ(含有率99.99%以上)は実用的ではないことが知られている。
【0017】
この液晶表示素子の遮光枠に使用した材料は、この機械的性能を実用的な範囲で満たし、熱伝導性と両立させる事が可能なものである。具体的にはアルミニウムの含有比率が85%〜95%で、好ましくは90%〜93%の材料である。
【0018】
また、金属の場合、ダイカスト成型の加工精度上、現在以上の高精度化は難しく、冷却効果に大きく影響する液晶パネルと外枠との接触面積を増やす事は困難になってきている。本技術は外枠の材料としてグラファイトに代表されるカーボンファイバーを含んだ高分子材料を使用することで高熱伝導率と高精度化を現状よりも高いレベルで最適化し、さらに液晶パネルとの熱膨張係数を一致させる事で組立公差を小さくし、液晶パネルと外枠との接触面積を増やす事を可能とした。
【0019】
カーボンファイバーの混合比は100%の場合が最も冷却効果が高いが形状成型が困難でかつ、もろい為、実際には20%〜80%(好ましくは40%〜60%)程度である。
【0020】
すなわち、本発明に係る液晶表示素子は、図1に示すように、一対の透明な液晶封入基板からなる液晶パネル1を有して構成される。この液晶パネル1は、液晶封入基板間に液晶を封入するとともに、これら液晶封入基板の対向面部の一方にITO(対向電極)及び配向膜、他方に配向膜及び透明電極(TFT基板)がそれぞれ形成されて構成されている。
【0021】
この液晶パネル1の光束入射側には、図2に示すように、無機偏光板2が、液晶封入基板に対して一体的に貼付けられている。この無機偏光板2は、いわゆる「ワイヤグリッド」であり、反射型偏光板とも呼ばれているものである。この無機偏光板2は、充分な耐熱性を備えており、高温を発する液晶封入基板と一体化しても、その特性が影響を受けることがない。
【0022】
また、この無機偏光板2は、板厚が充分に厚くなっており、入射側カバーガラスとしての役割を果たすようになっている。すなわち、従来の液晶表示素子においては、液晶パネルにカバーガラスが貼付けられ、このカバーガラスから離れた位置に偏光板が設けられていたが、本発明に係る液晶表示素子においては、従来のカバーガラスに代えて、無機偏光板2が貼付けられている。
【0023】
無機偏光板2の板厚は、0.7mm以上が望ましい。0.7mm以上にすることで、従来のカバーガラスとしての効果、いわゆる、粉塵のデフォーカス効果を同時に期待することが可能であるとともに、カバーガラスを無くすことによるコストメリットも期待できる。
【0024】
無機偏光板2の液晶パネル1への貼付け(接着)方法としては、入射側の液晶封入基板の表面に、樹脂を用いて接着するようにする。この樹脂としては、UV(紫外線)硬化型接着剤やシリコーン系接着剤等が挙げられる。
【0025】
無機偏光板2の材質は、貼りあわせる相手側の液晶封入基板と同じ材質、若しくは、線膨張係数が±1.0×10−6/K以内である材質が望ましい。無機偏光板2と液晶封入基板との材質が異なる場合、若しくは、線膨張係数がより大きい値を持つ材質の場合には、温度上昇による基板内応力が発生する可能性があり、その結果、画質の色ムラ等の不良が生じるためである。
【0026】
そして、液晶パネル1の光束出射側には、出射側カバーガラス3が貼付けられている。この出射側カバーガラス3は、無機偏光板2と同様に、出射側の液晶封入基板の表面に、樹脂を用いて接着されている。
【0027】
そして、この液晶表示素子においては、無機偏光板2の少なくとも一方の主面に、液晶表示素子の有効表示領域と同寸法、もしくは、有効表示領域よりも大きい開口部を有する遮光領域パターン4が形成されている。この遮光領域パターン4をなす遮光膜は、アルミニウムやクロム等の金属材料からなり、遮光膜として十分な機能を果たすことを可能とするため、50nm以上の膜厚を有して形成されている。
【0028】
そして、この液晶表示素子は、図1に示すように、液晶パネル1を収納する遮光枠5を有している。この遮光枠5は、カーボンファイバー(CF)を含んだ高分子材料、または、アルミニウム濃度が85%以上のダイカスト材料から形成されている。この遮光枠5は、液晶パネル1の外周縁部分及び液晶パネル1の光束出射側の有効表示領域の外(周囲部)を覆う形状に構成されている。さらに、液晶パネル1の光束入射側には、液晶表示素子の有効表示領域の外(周囲)を覆う見切り板6が配置されている。この見切り板6は、金属等の材料によって形成され、遮光枠5に取り付けられている。
【0029】
なお、この遮光枠5は、アルミニウム濃度が85%以上のダイカスト材料から形成されている場合には、さらに、表面にアルマイト処理をしてもよい。
【0030】
また、この遮光枠5は、カーボンファイバー(CF)を含んだ高分子材料から形成されている場合には、粉体カーボンを含んでいることとしてもよい。粉体カーボンを含有させることにより、放熱の方向性をなくすことができる。
【0031】
遮光枠5には、四隅部分に、固定用貫通孔7が設けられている。これら固定用貫通孔7は、画像表示装置内などにおいて、この液晶表示素子をネジ等によって支持するためのものである。
【0032】
この固定用貫通孔7内には、図3に示すように、柔軟性のあるパイプ状の緩衝部材8が配置されている。この緩衝部材8をなす材料としては、柔軟性のある材料として、ゴム等が望ましいが、遮光枠5よりも線膨張係数の低い材料であれば、プラスチック材料などでもよい。この緩衝部材8が設けられていることによって、遮光枠5の熱膨張による寸法変化が吸収され、高温下(低温下)での熱応力が緩和される。
【0033】
本発明に係る液晶表示素子は、上述のような構成を有することにより、図4に示すように、画像表示装置に用いた場合に、この液晶表示素子の周囲のスペースを、約5%乃至10%小型化することが可能である。また、従来の画像表示装置においては、入射側偏光板と液晶パネルとに別々に送風して冷却していたが、本発明に係る液晶表示素子においては、液晶パネル1と無機偏光板2とが一体化されているため、図5に示すように、一つのファンでこれら液晶パネル1及び無機偏光板2に同時に送風することができ、画像表示装置における熱設計が簡易化され、ファンの削減、ファンノイズの低減が実現される。
【0034】
また、従来の液晶表示素子において有効表示領域外の入射光(若しくは出射光)を遮光するために用いていたステンレス板等の部品は、この液晶表示素子では不要であり、このような遮光板の役割は、無機偏光板2に付加されている。この液晶表示素子では、ステンレス板等の部品を無くすことができるので、部品点数の削減による製造プロセスの簡易化、コストダウンが実現される。
【0035】
上述のような液晶表示素子を用いた画像表示装置は、図6に示すように、この液晶表示素子を空間光変調素子として用い、光源9によってこの液晶表示素子を照明するように構成されている。
【0036】
すなわち、この画像表示装置において、光源9から発せられた光は、凹面反射鏡10に反射されて、略平行光束となされる。凹面反射鏡10に反射された光源9からの光束は、防熱フィルタ(赤外線カットフィルタ)11及び第1のフライアイレンズアレイ12を経て、ミラー13を介して、さらに第2のフライアイレンズアレイ14を経ることにより照度分布を均一化される。この光は、P−S変換素子15によって偏光方向を揃えられ、リレーレンズ16を経て、第1のダイクロイックミラー17において色分離される。第1のダイクロイックミラー17は、特定の色成分の光のみを透過させ、他の色成分の光を反射する。この実施の形態においては、第1のダイクロイックミラー17においては、緑色(G)及び青色(B)成分が透過し、赤色(R)成分が反射される。
【0037】
第1のダイクロイックミラー25を透過した緑色(G)及び青色(B)成分光は、さらに、第2のダイクロイックミラー18において色分離される。この第2のダイクロイックミラー18は、この実施の形態においては、青色(B)成分を透過させ、緑色(G)成分を反射する。
【0038】
第2のダイクロイックミラー18を透過した青色(B)成分光は、リレーレンズ19、ミラー20、リレーレンズ21、ミラー22を経て、フィールドレンズ23及び青色用液晶表示素子24を透過し、クロスダイクロイックプリズム25に入射する。
【0039】
また、第2のダイクロイックミラー18により反射された緑色(G)成分光は、フィールドレンズ26及緑色用液晶表示素子27を透過し、クロスダイクロイックプリズム25に入射する。
【0040】
一方、第1のダイクロイックミラー17により反射された赤色(R)成分光は、ミラー28を経て、フィールドレンズ29及び赤色用液晶表示素子30を透過し、クロスダイクロイックプリズム25に入射する。
【0041】
なお、各液晶表示素子24,27,30とクロスダイクロイックプリズム25との間には、図4に示すように、出射側偏光板32が、出射側カバーガラス3から離間して配置されている。
【0042】
このようにしてクロスダイクロイックプリズム25に入射した青色(B)成分光、緑色(G)成分光及び赤色(R)成分光は、このクロスダイクロイックプリズム25において合成されて、結像レンズとなる投射レンズ31に入射する。そして、結像レンズ31は、図示しないスクリーン上に、画像表示を行う。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、熱伝導性が最も良好であると考えられる金属材料(Al等)を用いてその材料に含まれる不純物を極力少なくした材料で遮光枠を形成するものであり、形成する際に必要な条件を満たすために、必要最低限の不純物を含有させ、熱伝導性と機械的強度、量産安定性を高いレベルで両立させるものである。
【0044】
すなわち、アルミ純度85%以上のものにて温度評価を実施した結果、材質がアルミダイキャスト材(ADC12)の同形状の外枠品に対してガラス基板表面温度で5%ほどの低下が確認された。
【0045】
この冷却効果により、本発明に係る画像表示装置においては、以下の改善が可能となる。すなわち、冷却ファンの能力を低減できるので、静粛性が向上し、消費電力が低減し、また、措置構成の小型化が可能となる。ガラス基板の表面温度の低減により、長寿命化が可能となり、画質が改善される。さらに、導風効率が向上する為、ガラス基板にゴミが付着しにくくなる。ガラス基板の放熱性が向上するので、高輝度にしても寿命が短縮されず、基板の小型化が可能となり周辺部品も小型化され、小型、低コスト化が可能となる。
【0046】
すなわち、本発明は、放熱効果の最適化が図られ、冷却効率が向上された液晶表示素子を提供することができ、また、このような液晶表示素子を用いて構成された画像表示装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示素子の構成を示す分解斜視図である。
【図2】上記液晶表示素子の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】上記液晶表示素子の構成を示す正面図である。
【図4】上記液晶表示素子を用いて構成された画像表示装置の要部の構成を示す平面図である。
【図5】上記画像表示装置において液晶表示素子を冷却するための構成を示す側面図である。
【図6】上記画像表示装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル、2 無機偏光板、3 出射側カバーガラス、4 遮光領域パターン、5 遮光枠
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示装置において空間光変調素子として使用される液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示素子を空間光変調素子として用いて構成された画像表示装置が提案されている。このような画像表示装置においては、表示画像の高輝度化及び装置構成の小型化について著しい進歩が遂げられているが、このような進歩の背景には、液晶表示素子の冷却実装技術の改善がある。
【0003】
すなわち、液晶表示素子の温度上昇は、光学特性の著しい低下や短寿命化、液晶駆動用回路の誤作動の要因となるため、画像表示装置における表示画像の高輝度化及び装置構成の小型化のためには、液晶表示素子の冷却化対策を講じる必要がある。これは、画像表示装置に限らず、液晶表示素子を使用する全ての装置についていえることである。
【0004】
従来、液晶プロジェクターなどに用いられる液晶パネルは外枠の材質は高分子(PC、PPS)やアルミニウム、マグネシウムというのが一般的である。近年は、外枠にヒートシンク効果を求めるようになったため、アルミニウムなどの金属材を使用することが主流になってきている。しかし、その材料にはSiなどの不純物が含まれており、アルミニウム本来が持つ熱伝導性を低下させている。
【0005】
また、画像表示装置において、液晶表示素子の光束入射側及び光束出射側に設置される偏光板についても、同様に、冷却化対策を講じる必要がある。
【0006】
従来の偏光板は、ヨウ素系、または、染料系材料からなるフィルムとして構成されており、耐熱性が極めて低く、高温を発する液晶表示素子に近接させて配置することは困難である。そのため、この偏光板は、高熱伝導性ガラス(サファイア等)に貼付けた状態で、液晶表示素子から離して設置されている。
【0007】
しかし、このようなヨウ素系、または、染料系材料からなるフィルムとして構成された偏光板は、高熱伝導性ガラスへ貼付けて使用したとしても、画像表示装置による表示画像のいっそうの高輝度化を図ろうとする場合においては、充分な耐熱性を有するものとはいえなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開平9−258203号公報
【特許文献2】
特開平11−295683号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述のような液晶表示素子においては、近年、遮光枠を金属材料で形成することにより放熱性を高めたものが実用化されている。遮光枠は、液晶表示素子の有効表示領域外へ入射する光を遮断するものである。
【0010】
このような液晶表示素子においては、液晶封入基板と金属枠とは、接着剤で固定されている。そのため、高温下や低温下の環境においては、ガラスと金属との線膨張係数の違いから、遮光枠の熱膨張により液晶封入基板に対して応力が伝わり、表示ムラが発生する虞れがある。
【0011】
そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提案されるものであって、放熱効果の最適化が図られ、冷却効率が向上された液晶表示素子を提供し、また、このような液晶表示素子を用いて構成された画像表示装置を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため、本発明に係る液晶表示素子は、液晶封入基板を保持する遮光枠を有し、この遮光枠は、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明は、熱伝導性が最も良好であると考えられる金属材料(Al等)を用いてその材料に含まれる不純物を極力少なくした材料で遮光枠を形成するものであり、形成する際に必要な条件を満たすために、必要最低限の不純物を含有させ、熱伝導性と機械的強度、量産安定性を高いレベルで両立させるものである。
【0014】
そして、本発明に係る画像表示装置は、光源と、空間光変調素子となる液晶表示素子と、光源から発せられた光によって上記液晶表示素子を照明する照明光学系と、液晶表示素子の像を結像する結像光学系とを備え、液晶表示素子は、液晶封入基板を保持する遮光枠を有し、この遮光枠は、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成されていることを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
【0016】
本発明に係る液晶表示素子の遮光枠の材料は、その熱伝導性を最大限に発揮するため、極力、不純物を取り除いた材料を用いる。ダイキャスト部品は成型後の機械加工や機械的強度を維持するためにある程度の他物質を混合して使用しなければならず、純アルミ(含有率99.99%以上)は実用的ではないことが知られている。
【0017】
この液晶表示素子の遮光枠に使用した材料は、この機械的性能を実用的な範囲で満たし、熱伝導性と両立させる事が可能なものである。具体的にはアルミニウムの含有比率が85%〜95%で、好ましくは90%〜93%の材料である。
【0018】
また、金属の場合、ダイカスト成型の加工精度上、現在以上の高精度化は難しく、冷却効果に大きく影響する液晶パネルと外枠との接触面積を増やす事は困難になってきている。本技術は外枠の材料としてグラファイトに代表されるカーボンファイバーを含んだ高分子材料を使用することで高熱伝導率と高精度化を現状よりも高いレベルで最適化し、さらに液晶パネルとの熱膨張係数を一致させる事で組立公差を小さくし、液晶パネルと外枠との接触面積を増やす事を可能とした。
【0019】
カーボンファイバーの混合比は100%の場合が最も冷却効果が高いが形状成型が困難でかつ、もろい為、実際には20%〜80%(好ましくは40%〜60%)程度である。
【0020】
すなわち、本発明に係る液晶表示素子は、図1に示すように、一対の透明な液晶封入基板からなる液晶パネル1を有して構成される。この液晶パネル1は、液晶封入基板間に液晶を封入するとともに、これら液晶封入基板の対向面部の一方にITO(対向電極)及び配向膜、他方に配向膜及び透明電極(TFT基板)がそれぞれ形成されて構成されている。
【0021】
この液晶パネル1の光束入射側には、図2に示すように、無機偏光板2が、液晶封入基板に対して一体的に貼付けられている。この無機偏光板2は、いわゆる「ワイヤグリッド」であり、反射型偏光板とも呼ばれているものである。この無機偏光板2は、充分な耐熱性を備えており、高温を発する液晶封入基板と一体化しても、その特性が影響を受けることがない。
【0022】
また、この無機偏光板2は、板厚が充分に厚くなっており、入射側カバーガラスとしての役割を果たすようになっている。すなわち、従来の液晶表示素子においては、液晶パネルにカバーガラスが貼付けられ、このカバーガラスから離れた位置に偏光板が設けられていたが、本発明に係る液晶表示素子においては、従来のカバーガラスに代えて、無機偏光板2が貼付けられている。
【0023】
無機偏光板2の板厚は、0.7mm以上が望ましい。0.7mm以上にすることで、従来のカバーガラスとしての効果、いわゆる、粉塵のデフォーカス効果を同時に期待することが可能であるとともに、カバーガラスを無くすことによるコストメリットも期待できる。
【0024】
無機偏光板2の液晶パネル1への貼付け(接着)方法としては、入射側の液晶封入基板の表面に、樹脂を用いて接着するようにする。この樹脂としては、UV(紫外線)硬化型接着剤やシリコーン系接着剤等が挙げられる。
【0025】
無機偏光板2の材質は、貼りあわせる相手側の液晶封入基板と同じ材質、若しくは、線膨張係数が±1.0×10−6/K以内である材質が望ましい。無機偏光板2と液晶封入基板との材質が異なる場合、若しくは、線膨張係数がより大きい値を持つ材質の場合には、温度上昇による基板内応力が発生する可能性があり、その結果、画質の色ムラ等の不良が生じるためである。
【0026】
そして、液晶パネル1の光束出射側には、出射側カバーガラス3が貼付けられている。この出射側カバーガラス3は、無機偏光板2と同様に、出射側の液晶封入基板の表面に、樹脂を用いて接着されている。
【0027】
そして、この液晶表示素子においては、無機偏光板2の少なくとも一方の主面に、液晶表示素子の有効表示領域と同寸法、もしくは、有効表示領域よりも大きい開口部を有する遮光領域パターン4が形成されている。この遮光領域パターン4をなす遮光膜は、アルミニウムやクロム等の金属材料からなり、遮光膜として十分な機能を果たすことを可能とするため、50nm以上の膜厚を有して形成されている。
【0028】
そして、この液晶表示素子は、図1に示すように、液晶パネル1を収納する遮光枠5を有している。この遮光枠5は、カーボンファイバー(CF)を含んだ高分子材料、または、アルミニウム濃度が85%以上のダイカスト材料から形成されている。この遮光枠5は、液晶パネル1の外周縁部分及び液晶パネル1の光束出射側の有効表示領域の外(周囲部)を覆う形状に構成されている。さらに、液晶パネル1の光束入射側には、液晶表示素子の有効表示領域の外(周囲)を覆う見切り板6が配置されている。この見切り板6は、金属等の材料によって形成され、遮光枠5に取り付けられている。
【0029】
なお、この遮光枠5は、アルミニウム濃度が85%以上のダイカスト材料から形成されている場合には、さらに、表面にアルマイト処理をしてもよい。
【0030】
また、この遮光枠5は、カーボンファイバー(CF)を含んだ高分子材料から形成されている場合には、粉体カーボンを含んでいることとしてもよい。粉体カーボンを含有させることにより、放熱の方向性をなくすことができる。
【0031】
遮光枠5には、四隅部分に、固定用貫通孔7が設けられている。これら固定用貫通孔7は、画像表示装置内などにおいて、この液晶表示素子をネジ等によって支持するためのものである。
【0032】
この固定用貫通孔7内には、図3に示すように、柔軟性のあるパイプ状の緩衝部材8が配置されている。この緩衝部材8をなす材料としては、柔軟性のある材料として、ゴム等が望ましいが、遮光枠5よりも線膨張係数の低い材料であれば、プラスチック材料などでもよい。この緩衝部材8が設けられていることによって、遮光枠5の熱膨張による寸法変化が吸収され、高温下(低温下)での熱応力が緩和される。
【0033】
本発明に係る液晶表示素子は、上述のような構成を有することにより、図4に示すように、画像表示装置に用いた場合に、この液晶表示素子の周囲のスペースを、約5%乃至10%小型化することが可能である。また、従来の画像表示装置においては、入射側偏光板と液晶パネルとに別々に送風して冷却していたが、本発明に係る液晶表示素子においては、液晶パネル1と無機偏光板2とが一体化されているため、図5に示すように、一つのファンでこれら液晶パネル1及び無機偏光板2に同時に送風することができ、画像表示装置における熱設計が簡易化され、ファンの削減、ファンノイズの低減が実現される。
【0034】
また、従来の液晶表示素子において有効表示領域外の入射光(若しくは出射光)を遮光するために用いていたステンレス板等の部品は、この液晶表示素子では不要であり、このような遮光板の役割は、無機偏光板2に付加されている。この液晶表示素子では、ステンレス板等の部品を無くすことができるので、部品点数の削減による製造プロセスの簡易化、コストダウンが実現される。
【0035】
上述のような液晶表示素子を用いた画像表示装置は、図6に示すように、この液晶表示素子を空間光変調素子として用い、光源9によってこの液晶表示素子を照明するように構成されている。
【0036】
すなわち、この画像表示装置において、光源9から発せられた光は、凹面反射鏡10に反射されて、略平行光束となされる。凹面反射鏡10に反射された光源9からの光束は、防熱フィルタ(赤外線カットフィルタ)11及び第1のフライアイレンズアレイ12を経て、ミラー13を介して、さらに第2のフライアイレンズアレイ14を経ることにより照度分布を均一化される。この光は、P−S変換素子15によって偏光方向を揃えられ、リレーレンズ16を経て、第1のダイクロイックミラー17において色分離される。第1のダイクロイックミラー17は、特定の色成分の光のみを透過させ、他の色成分の光を反射する。この実施の形態においては、第1のダイクロイックミラー17においては、緑色(G)及び青色(B)成分が透過し、赤色(R)成分が反射される。
【0037】
第1のダイクロイックミラー25を透過した緑色(G)及び青色(B)成分光は、さらに、第2のダイクロイックミラー18において色分離される。この第2のダイクロイックミラー18は、この実施の形態においては、青色(B)成分を透過させ、緑色(G)成分を反射する。
【0038】
第2のダイクロイックミラー18を透過した青色(B)成分光は、リレーレンズ19、ミラー20、リレーレンズ21、ミラー22を経て、フィールドレンズ23及び青色用液晶表示素子24を透過し、クロスダイクロイックプリズム25に入射する。
【0039】
また、第2のダイクロイックミラー18により反射された緑色(G)成分光は、フィールドレンズ26及緑色用液晶表示素子27を透過し、クロスダイクロイックプリズム25に入射する。
【0040】
一方、第1のダイクロイックミラー17により反射された赤色(R)成分光は、ミラー28を経て、フィールドレンズ29及び赤色用液晶表示素子30を透過し、クロスダイクロイックプリズム25に入射する。
【0041】
なお、各液晶表示素子24,27,30とクロスダイクロイックプリズム25との間には、図4に示すように、出射側偏光板32が、出射側カバーガラス3から離間して配置されている。
【0042】
このようにしてクロスダイクロイックプリズム25に入射した青色(B)成分光、緑色(G)成分光及び赤色(R)成分光は、このクロスダイクロイックプリズム25において合成されて、結像レンズとなる投射レンズ31に入射する。そして、結像レンズ31は、図示しないスクリーン上に、画像表示を行う。
【0043】
【発明の効果】
本発明は、熱伝導性が最も良好であると考えられる金属材料(Al等)を用いてその材料に含まれる不純物を極力少なくした材料で遮光枠を形成するものであり、形成する際に必要な条件を満たすために、必要最低限の不純物を含有させ、熱伝導性と機械的強度、量産安定性を高いレベルで両立させるものである。
【0044】
すなわち、アルミ純度85%以上のものにて温度評価を実施した結果、材質がアルミダイキャスト材(ADC12)の同形状の外枠品に対してガラス基板表面温度で5%ほどの低下が確認された。
【0045】
この冷却効果により、本発明に係る画像表示装置においては、以下の改善が可能となる。すなわち、冷却ファンの能力を低減できるので、静粛性が向上し、消費電力が低減し、また、措置構成の小型化が可能となる。ガラス基板の表面温度の低減により、長寿命化が可能となり、画質が改善される。さらに、導風効率が向上する為、ガラス基板にゴミが付着しにくくなる。ガラス基板の放熱性が向上するので、高輝度にしても寿命が短縮されず、基板の小型化が可能となり周辺部品も小型化され、小型、低コスト化が可能となる。
【0046】
すなわち、本発明は、放熱効果の最適化が図られ、冷却効率が向上された液晶表示素子を提供することができ、また、このような液晶表示素子を用いて構成された画像表示装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る液晶表示素子の構成を示す分解斜視図である。
【図2】上記液晶表示素子の要部の構成を示す分解斜視図である。
【図3】上記液晶表示素子の構成を示す正面図である。
【図4】上記液晶表示素子を用いて構成された画像表示装置の要部の構成を示す平面図である。
【図5】上記画像表示装置において液晶表示素子を冷却するための構成を示す側面図である。
【図6】上記画像表示装置の構成を示す平面図である。
【符号の説明】
1 液晶パネル、2 無機偏光板、3 出射側カバーガラス、4 遮光領域パターン、5 遮光枠
Claims (6)
- 液晶封入基板を保持する遮光枠を有し、
上記遮光枠は、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成されていること
を特徴とする液晶表示素子。 - 上記遮光枠をなす材料は、熱伝導率が120W/m・K以上であること
を特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 上記遮光枠は、表面にアルマイト処理が施されていること
を特徴とする請求項1記載の液晶表示素子。 - 光源と、
空間光変調素子となる液晶表示素子と、
上記光源から発せられた光によって上記液晶表示素子を照明する照明光学系と、
上記液晶表示素子の像を結像する結像光学系と
を備え、
上記液晶表示素子は、液晶封入基板を保持する遮光枠を有し、
上記遮光枠は、アルミニウムの含有率が85%以上の材料により形成されていること
を特徴とする画像表示装置。 - 上記遮光枠をなす材料は、熱伝導率が120W/m・K以上であること
を特徴とする請求項4記載の画像表示装置。 - 上記遮光枠は、表面にアルマイト処理が施されていること
を特徴とする請求項4記載の画像表示装置。
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JP2003074324A JP2004279964A (ja) | 2003-03-18 | 2003-03-18 | 液晶表示素子及び画像表示装置 |
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Cited By (4)
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JP2006139160A (ja) * | 2004-11-15 | 2006-06-01 | Hitachi Displays Ltd | 光学素子及びそれを用いた表示装置 |
US7630132B2 (en) | 2005-05-23 | 2009-12-08 | Ricoh Company, Ltd. | Polarization control device |
JP2012047880A (ja) * | 2010-08-25 | 2012-03-08 | Sanyo Electric Co Ltd | ワイヤグリッド型無機偏光板の取付構造及びこれを用いた投写型映像表示装置 |
JP2016012003A (ja) * | 2014-06-27 | 2016-01-21 | キヤノン株式会社 | 投写型表示装置および画像表示システム |
-
2003
- 2003-03-18 JP JP2003074324A patent/JP2004279964A/ja active Pending
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