JP2004276181A - パラレルリンクステージ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】一般的なパーソナルコンピュータを使用しながら、パラレルリンクステージの速度ムラや振動の発生を抑制する。
【解決手段】パラレルリンクステージ2と、その動作を制御する制御部3とを備え、制御部3が、所定の制御間隔ごとのエンドエフェクタ部5の位置や角度を示す指令値を生成する軌道指令生成部17と、生成された指令値に基づいてアクチュエータ9の移動量を算出する逆運動学演算部18と、算出された移動量に基づいてアクチュエータ9に加える制御信号を算出するサーボ部16とを備えるとともに、逆運動学演算部18とサーボ部16との間に、逆運動学演算部18において算出された複数回分の移動量を格納し、所定の制御周期毎に逐次サーボ部16に出力するバッファ部15が設けられているパラレルリンクステージ装置1を提供する。
【選択図】 図1
【解決手段】パラレルリンクステージ2と、その動作を制御する制御部3とを備え、制御部3が、所定の制御間隔ごとのエンドエフェクタ部5の位置や角度を示す指令値を生成する軌道指令生成部17と、生成された指令値に基づいてアクチュエータ9の移動量を算出する逆運動学演算部18と、算出された移動量に基づいてアクチュエータ9に加える制御信号を算出するサーボ部16とを備えるとともに、逆運動学演算部18とサーボ部16との間に、逆運動学演算部18において算出された複数回分の移動量を格納し、所定の制御周期毎に逐次サーボ部16に出力するバッファ部15が設けられているパラレルリンクステージ装置1を提供する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、パラレルリンク機構を用いた精密ステージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、並進3自由度と回転3自由度、計6自由度の相対運動が可能なパラレルリンク機構を用いた精密ステージが知られている。この精密ステージ100は、図3に示されるように、全体の基台となるベース部100aと、試料など作業対象物を搭載するエンドエフェクタ部100bと、駆動源となる超音波モータ100cと、該超音波モータ100cによって移動するスライダ部100dと、該スライダ部100dの移動量を検出する光学スケール100gと、前記スライダ部100dと前記エンドエフェクタ部100bとの間を機械的に接続する可動リンク部100eと、前記エンドエフェクタ部100bと前記可動リンク部100eとの間、および、前記可動リンク部100eと前記スライダ部100dとの間を回転方向の自由度を保って接続する軸受け部100fとから構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記精密ステージ100において、前記ベース部100aおよび前記エンドエフェクタ部100bを除く他の部材は、目的とする自由度数に応じて複数個により構成されている。例えば、特許文献1においては6自由度の精密ステージが開示され、これらの部材は6個ずつ備えられている。
【0004】
また、前記精密ステージ100には、前記エンドエフェクタ部100bの移動経路、移動速度および目的位置を生成する軌道指令生成部101と、前記エンドエフェクタ部100bの位置から前記各スライダ部100dの移動位置および移動速度を算出する逆運動学演算部102と、該逆運動学演算部102の演算結果を指令値として前記各超音波モータ100cの駆動制御をするサーボ部103とが接続されている。
昨今のパーソナルコンピュータの高性能化および低価格化に伴い、前記軌道指令生成部101、逆運動学演算部102は、パーソナルコンピュータにおいて行うことが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−98257号公報(図3,段落0022等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この場合には、パーソナルコンピュータにおいて、演算処理自体は高性能に行うことができるものの、パーソナルコンピュータのオペレーションシステムの処理内容が多岐にわたることから、ミリ秒オーダの正確な時間周期で演算結果をサーボ部103に出力することが困難である。その結果、ステージ部100の動作に速度ムラや不要な振動が発生すると言う不都合が考えられる。
【0007】
リアルタイム性の保証された特殊なオペレーションシステムの採用や、演算機能の一部をNC機能を持ったハードウェアに実施させる方法も考えられるが、精密ステージシステム全体のコストを増大させることになるという問題がある。
【0008】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、一般的なパーソナルコンピュータを使用しながら、速度ムラや振動の発生を抑制したパラレルリンクステージを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、ベース部と、該ベース部に対して間隔をあけて配置されるエンドエフェクタ部と、これらベース部とエンドエフェクタ部との間に配置された少なくとも3組のリンク部とを備えるパラレルリンクステージと、該パラレルリンクステージの動作を制御する制御部とを備え、前記各リンク部が、前記エンドエフェクタ部に揺動可能に連結された可動リンクと、該可動リンクに揺動可能に連結され、前記ベース部に固定されたアクチュエータを備える駆動リンクとからなり、前記制御部が、所定の制御間隔ごとの前記エンドエフェクタ部の位置や角度を示す指令値を生成する軌道指令生成部と、該軌道司令生成部により生成された指令値に基づいて、各駆動リンクのアクチュエータの移動量を算出する逆運動学演算部と、算出された移動量に基づいてアクチュエータに加える制御信号を算出するサーボ部とを備えるとともに、前記逆運動学演算部と前記サーボ部との間に、逆運動学演算部において算出された複数回分の移動量を格納し、所定の制御周期毎に逐次サーボ部に出力するバッファ部が設けられているパラレルリンクステージ装置を提供する。
【0010】
この発明によれば、軌道指令生成部の作動により生成された所定の制御間隔ごとのエンドエフェクタ部の位置や角度を示す指令値に基づいて、逆運動学演算部の作動により各駆動リンクのアクチュエータの移動量が算出される。算出された移動量は一旦バッファ部に蓄えられた後にサーボ部へ出力される。サーボ部は移動量を入力されると、該移動量に基づいて各アクチュエータに加える制御信号を算出し、これをアクチュエータに入力することにより駆動リンクが変位させられる。駆動リンクには可動リンクが揺動可能に連結され、可動リンクはエンドエフェクタ部に揺動可能に連結されているので、駆動リンクおよび可動リンクからなるリンク部は、アクチュエータの移動量に応じてエンドエフェクタ部を指令値によって示された位置や角度に一致させるように変位することになる。
【0011】
この場合において、バッファ部には複数回分の移動量が蓄えられ、所定の制御周期毎に逐次出力されるので、制御部の軌道指令生成部および逆運動学演算部は、アクチュエータの動作時には制御周期毎に演算を行う必要がない。その結果、制御部としてパーソナルコンピュータを用いても、サーボ部をミリ秒オーダの正確な制御周期で制御することが可能となり、エンドエフェクタ部の動作に速度ムラや不要な振動が発生することを防止することが可能となる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパラレルリンクステージ装置において、前記軌道指令生成部および前記逆運動学演算部が、パーソナルコンピュータにより構成されているパラレルリンクステージ装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態に係るパラレルリンクステージ装置について、図1を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1は、図1に示されるように、パラレルリンクステージ2とこれを制御する制御部3とから構成されている。
【0014】
パラレルリンクステージ2は、外部構造物に固定されるベース部4と、該ベース部4に対して間隔をあけて配置されるエンドエフェクタ部5と、これらベース部4とエンドエフェクタ部5との間に配置された6組のリンク部6とを備えている。
前記ベース部4およびエンドエフェクタ部5は、例えば、円板状に形成されている。ベース部4は、例えば、外部構造物に固定されることにより水平状態に維持されるようになっている。また、エンドエフェクタ部5には、作業対象物を搭載した状態に保持する治具(図示略)が設けられている。
【0015】
前記各リンク部6は、ベース部4に取り付けられる駆動リンク7と、エンドエフェクタ部5に取り付けられる可動リンク8とを連結することにより構成されている。
前記駆動リンク7は、例えば、超音波リニアモータからなるアクチュエータ9と、該アクチュエータ9により直線移動させられるスライダ10と、該スライダ10の変位量を検出可能な光学スケール11とを備えている。アクチュエータ9は、水平状態のベース部4に、所定の傾斜角度、例えば、0°〜45°の角度をなして固定されている。
【0016】
前記可動リンク8は、一定長さを有する棒状部材であって、その両端にはボールジョイントからなる上部ジョイント12および下部ジョイント13が取り付けられており、一端の上部ジョイント12はエンドエフェクタ部5の下面に取り付けられ、他端の下部ジョイント13は、前記駆動リンク7のスライダ10に取り付けられている。
また、前記光学スケール11は、前記アクチュエータ9の本体に固定され、スライダ10のストローク変化を検出して、制御部3に送るようになっている。
【0017】
前記制御部3は、パーソナルコンピュータ14と、該パーソナルコンピュータ14に接続されたバッファボックス15と、該バッファボックス15に接続されたモータコントローラ/ドライバ16(サーボ部)とを備えている。
前記パーソナルコンピュータ14は、軌道指令生成部17と逆運動学演算部18とを備えている。軌道指令生成部17は、所定の制御間隔ごとのエンドエフェクタ部5の位置や角度を示す指令値を生成するようになっている。また、前記逆運動学演算部18は、前記軌道指令生成部17により生成された指令値に基づいて、各駆動リンク7のアクチュエータ9におけるスライダ10の移動量を算出するようになっている。
【0018】
前記バッファボックス15は、逆運動学演算部18により算出されたスライダ10の移動量を格納するメモリ(図示略)を備え、所定の制御間隔をあけた複数のエンドエフェクタ部5の位置や角度を達成するためのスライダ10の移動量を複数回分格納するようになっている。そして、格納されているスライダ10の移動量のうち、最も古いデータをモータコントローラ/ドライバ16に出力するようになっている。
【0019】
前記モータコントローラ/ドライバ16は、前記バッファボックス15から入力されたスライダ10の移動量と、前記光学スケール11から入力されたストローク変化とに基づいて、アクチュエータ9を作動させるようになっている。これらパーソナルコンピュータ14、バッファボックス15およびモータコントローラ/ドライバ16は高速通信手段19によって接続されている。高速通信手段19は、パラレルリンクステージ2の制御周期に対して十分に短い時間でデータ通信を行うことができる通信手段である。
【0020】
このように構成された本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1を用いて、作業対象物の位置および姿勢を所望の位置および姿勢に変化させる場合には、パーソナルコンピュータ14の作動により、作業対象物を搭載しているエンドエフェクタ部5の位置および角度の指令値を生成する。パーソナルコンピュータ14においては、内部の軌道指令生成部17が作動され、指令値が、所定の制御間隔、例えば、数ミリ秒ごとに複数生成される。
【0021】
次いで、生成された指令値に基づいて、パーソナルコンピュータ14内の逆運動学演算部18が作動され、各指令値に対応する各駆動リンク7のスライダ10の移動量が算出される。算出された各スライダ10の移動量は、複数の指令値ごとに対応づけてバッファボックス15内に格納される。そして、所定数の移動量がバッファボックス15内に格納された状態で、バッファボックス15からモータコントローラ/ドライバ16へ、古いデータから順に、前記制御間隔ごとに出力される。
【0022】
モータコントローラ/ドライバ16では、各スライダ10の移動量に応じたアクチュエータ9の制御信号が生成され、アクチュエータ9に供給されるとともに、光学スケール11からの検出信号が、スライダ10の移動量に一致するように調整される。アクチュエータ9は、供給された制御信号に応じてスライダ10を移動させる。スライダ10には、可動リンク8の一端に設けられた下部ジョイント13が取り付けられているので、可動リンク8が変位させられる。また可動リンク8の他端には上部リンク12を介してエンドエフェクタ部5が取り付けられているので、可動リンク8の変位によりエンドエフェクタ部5が移動させられ、エンドエフェクタ部5上の作業対象物の位置および姿勢が変化させられる。
【0023】
このように、本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1によれば、パーソナルコンピュータ14における演算結果がそのままモータコントローラ/ドライバ16へ入力されるのではなく、一端バッファボックス15に蓄えられた後に、あらかじめ定められた所定の制御間隔ごとにモータコントローラ/ドライバ16へ出力される。したがって、パーソナルコンピュータ14内では、厳密に制御間隔ごとに演算を終了して結果を出力する必要がない。すなわち、パーソナルコンピュータ14は比較的短いミリ秒オーダーの正確な周期で作動する必要がなく、特殊なオペレーティングシステムやハードウェア化を行うことなく、市販の一般的なパーソナルコンピュータで済むことになる。そして、本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1によれば、このような一般的なパーソナルコンピュータ14を用いても、エンドエフェクタ部5に搭載された作業対象物の変位の際における速度ムラや振動を防止することができるという効果がある。
【0024】
次に、上述した第1の実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1を備えた組立調整装置20について、図2を参照して説明する。
この組立調整装置20は、全体制御を行う全体制御コンピュータ21と、上記パラレルリンクステージ装置1と、全体制御コンピュータ21によって制御されるロボットコントローラ22と、該ロボットコントローラ22により制御されるロボット23とを備えている。
【0025】
前記全体制御コンピュータ21は、パーソナルコンピュータであって、前記パラレルリンクステージ装置1の制御部3を構成するパーソナルコンピュータ14と高速通信手段24により接続されている。
前記ロボット23は、前記パラレルリンクステージ2のエンドエフェクタ部5に搭載する作業対象物を把持するハンド25や、作業対象物の位置や姿勢を検出するカメラ26等を空間的に移動させる装置であり、全体制御コンピュータ21からの指令を受けたロボットコントローラ22の作動により、作動させられるようになっている。図中、符号27は作業対象物である複数の部品を配置しておく部品パレットを示している。
【0026】
このように構成された組立調整装置20の作用について以下に説明する。
まず、全体制御コンピュータ21からの指示を受けたロボットコントローラ22が、ロボット23を作動させて、部品パレット27から目的の部品を取り出す位置にハンド25およびカメラ26を配置する。ハンド25およびカメラ26が所定の位置に配置されると、カメラ26が作動させられ、部品パレット27上の作業対象物が撮像される。撮像された画像データは全体制御コンピュータ21に送られ、そこで画像処理によって作業対象物の位置や姿勢が認識される。全体制御コンピュータ21は、認識された作業対象物の位置や姿勢に基づいて該作業対象物を把持し得る位置および姿勢にハンド25を配置するようロボットコントローラ22に指示を送る。ロボットコントローラ22は全体制御コンピュータ21から送られた指示に基づいてロボット23を作動させた後、ハンド25を作動させて作業対象物を把持する。
【0027】
把持された作業対象物は、ロボットコントローラ22によるロボット23の作動により、パラレルリンクステージ2のエンドエフェクタ部5上に搬送され、エンドエフェクタ部5に搭載される。そして、図示しない治具の作動により作業対象物がエンドエフェクタ部5上に固定される。
その後、パラレルリンクステージ装置1の作動により、パラレルリンクステージ2が作業対象物を組立に適した適正な位置および姿勢となるように変位させられる。
【0028】
この場合において、バッファボックス15に格納されている複数の演算結果を適正な制御間隔ごとにパラレルリンクステージ2に出力するので、パラレルリンクステージ2は不要な振動のないスムーズな移動動作を達成することができる。したがって、治具に保持された作業対象物の振動による予期せぬ位置ずれが発生することを未然に防止することができる。その結果、次にハンド25によって把持した部品を、エンドエフェクタ部5上の作業対象物に干渉させずに、無理なく組み付けることができる。
【0029】
なお、上記実施形態においては、パラレルリンクステージ装置1の制御部3とは別個に全体制御コンピュータ21を設けることとしたが、これに代えて、全体制御コンピュータ21にパラレルリンクステージ装置1の制御部3を含めることにしてもよい。これにより、より安価な組立調整装置20を提供することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るパラレルリンクステージ装置によれば、パラレルリンクステージの速度ムラや不要な振動を抑制して、スムーズに作動させることができる。特に、パラレルリンクステージを部品の組立に使用する場合には、組み立てる相手部品との干渉を生ずることなく、適正に組み立てることができる。また、特殊な制御装置を使用することなく、一般的なパーソナルコンピュータの使用を可能にして、製品コストを低減することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るパラレルリンクステージ装置を示すブロック図である。
【図2】図1のパラレルリンクステージ装置を利用した組立調整装置の一例を示すブロック図である。
【図3】従来のパラレルリンクステージ装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パラレルリンクステージ装置
2 パラレルリンクステージ
3 制御部
4 ベース部
5 エンドエフェクタ部
6 リンク部
7 駆動リンク
8 可動リンク
9 アクチュエータ
15 バッファボックス(バッファ部)
16 モータコントローラ/ドライバ(サーボ部)
17 軌道指令生成部
18 逆運動学演算部
【発明の属する技術分野】
この発明は、パラレルリンク機構を用いた精密ステージに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、並進3自由度と回転3自由度、計6自由度の相対運動が可能なパラレルリンク機構を用いた精密ステージが知られている。この精密ステージ100は、図3に示されるように、全体の基台となるベース部100aと、試料など作業対象物を搭載するエンドエフェクタ部100bと、駆動源となる超音波モータ100cと、該超音波モータ100cによって移動するスライダ部100dと、該スライダ部100dの移動量を検出する光学スケール100gと、前記スライダ部100dと前記エンドエフェクタ部100bとの間を機械的に接続する可動リンク部100eと、前記エンドエフェクタ部100bと前記可動リンク部100eとの間、および、前記可動リンク部100eと前記スライダ部100dとの間を回転方向の自由度を保って接続する軸受け部100fとから構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
前記精密ステージ100において、前記ベース部100aおよび前記エンドエフェクタ部100bを除く他の部材は、目的とする自由度数に応じて複数個により構成されている。例えば、特許文献1においては6自由度の精密ステージが開示され、これらの部材は6個ずつ備えられている。
【0004】
また、前記精密ステージ100には、前記エンドエフェクタ部100bの移動経路、移動速度および目的位置を生成する軌道指令生成部101と、前記エンドエフェクタ部100bの位置から前記各スライダ部100dの移動位置および移動速度を算出する逆運動学演算部102と、該逆運動学演算部102の演算結果を指令値として前記各超音波モータ100cの駆動制御をするサーボ部103とが接続されている。
昨今のパーソナルコンピュータの高性能化および低価格化に伴い、前記軌道指令生成部101、逆運動学演算部102は、パーソナルコンピュータにおいて行うことが考えられる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−98257号公報(図3,段落0022等)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この場合には、パーソナルコンピュータにおいて、演算処理自体は高性能に行うことができるものの、パーソナルコンピュータのオペレーションシステムの処理内容が多岐にわたることから、ミリ秒オーダの正確な時間周期で演算結果をサーボ部103に出力することが困難である。その結果、ステージ部100の動作に速度ムラや不要な振動が発生すると言う不都合が考えられる。
【0007】
リアルタイム性の保証された特殊なオペレーションシステムの採用や、演算機能の一部をNC機能を持ったハードウェアに実施させる方法も考えられるが、精密ステージシステム全体のコストを増大させることになるという問題がある。
【0008】
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、一般的なパーソナルコンピュータを使用しながら、速度ムラや振動の発生を抑制したパラレルリンクステージを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明は、以下の手段を提供する。
請求項1に係る発明は、ベース部と、該ベース部に対して間隔をあけて配置されるエンドエフェクタ部と、これらベース部とエンドエフェクタ部との間に配置された少なくとも3組のリンク部とを備えるパラレルリンクステージと、該パラレルリンクステージの動作を制御する制御部とを備え、前記各リンク部が、前記エンドエフェクタ部に揺動可能に連結された可動リンクと、該可動リンクに揺動可能に連結され、前記ベース部に固定されたアクチュエータを備える駆動リンクとからなり、前記制御部が、所定の制御間隔ごとの前記エンドエフェクタ部の位置や角度を示す指令値を生成する軌道指令生成部と、該軌道司令生成部により生成された指令値に基づいて、各駆動リンクのアクチュエータの移動量を算出する逆運動学演算部と、算出された移動量に基づいてアクチュエータに加える制御信号を算出するサーボ部とを備えるとともに、前記逆運動学演算部と前記サーボ部との間に、逆運動学演算部において算出された複数回分の移動量を格納し、所定の制御周期毎に逐次サーボ部に出力するバッファ部が設けられているパラレルリンクステージ装置を提供する。
【0010】
この発明によれば、軌道指令生成部の作動により生成された所定の制御間隔ごとのエンドエフェクタ部の位置や角度を示す指令値に基づいて、逆運動学演算部の作動により各駆動リンクのアクチュエータの移動量が算出される。算出された移動量は一旦バッファ部に蓄えられた後にサーボ部へ出力される。サーボ部は移動量を入力されると、該移動量に基づいて各アクチュエータに加える制御信号を算出し、これをアクチュエータに入力することにより駆動リンクが変位させられる。駆動リンクには可動リンクが揺動可能に連結され、可動リンクはエンドエフェクタ部に揺動可能に連結されているので、駆動リンクおよび可動リンクからなるリンク部は、アクチュエータの移動量に応じてエンドエフェクタ部を指令値によって示された位置や角度に一致させるように変位することになる。
【0011】
この場合において、バッファ部には複数回分の移動量が蓄えられ、所定の制御周期毎に逐次出力されるので、制御部の軌道指令生成部および逆運動学演算部は、アクチュエータの動作時には制御周期毎に演算を行う必要がない。その結果、制御部としてパーソナルコンピュータを用いても、サーボ部をミリ秒オーダの正確な制御周期で制御することが可能となり、エンドエフェクタ部の動作に速度ムラや不要な振動が発生することを防止することが可能となる。
【0012】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のパラレルリンクステージ装置において、前記軌道指令生成部および前記逆運動学演算部が、パーソナルコンピュータにより構成されているパラレルリンクステージ装置を提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態に係るパラレルリンクステージ装置について、図1を参照して以下に説明する。
本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1は、図1に示されるように、パラレルリンクステージ2とこれを制御する制御部3とから構成されている。
【0014】
パラレルリンクステージ2は、外部構造物に固定されるベース部4と、該ベース部4に対して間隔をあけて配置されるエンドエフェクタ部5と、これらベース部4とエンドエフェクタ部5との間に配置された6組のリンク部6とを備えている。
前記ベース部4およびエンドエフェクタ部5は、例えば、円板状に形成されている。ベース部4は、例えば、外部構造物に固定されることにより水平状態に維持されるようになっている。また、エンドエフェクタ部5には、作業対象物を搭載した状態に保持する治具(図示略)が設けられている。
【0015】
前記各リンク部6は、ベース部4に取り付けられる駆動リンク7と、エンドエフェクタ部5に取り付けられる可動リンク8とを連結することにより構成されている。
前記駆動リンク7は、例えば、超音波リニアモータからなるアクチュエータ9と、該アクチュエータ9により直線移動させられるスライダ10と、該スライダ10の変位量を検出可能な光学スケール11とを備えている。アクチュエータ9は、水平状態のベース部4に、所定の傾斜角度、例えば、0°〜45°の角度をなして固定されている。
【0016】
前記可動リンク8は、一定長さを有する棒状部材であって、その両端にはボールジョイントからなる上部ジョイント12および下部ジョイント13が取り付けられており、一端の上部ジョイント12はエンドエフェクタ部5の下面に取り付けられ、他端の下部ジョイント13は、前記駆動リンク7のスライダ10に取り付けられている。
また、前記光学スケール11は、前記アクチュエータ9の本体に固定され、スライダ10のストローク変化を検出して、制御部3に送るようになっている。
【0017】
前記制御部3は、パーソナルコンピュータ14と、該パーソナルコンピュータ14に接続されたバッファボックス15と、該バッファボックス15に接続されたモータコントローラ/ドライバ16(サーボ部)とを備えている。
前記パーソナルコンピュータ14は、軌道指令生成部17と逆運動学演算部18とを備えている。軌道指令生成部17は、所定の制御間隔ごとのエンドエフェクタ部5の位置や角度を示す指令値を生成するようになっている。また、前記逆運動学演算部18は、前記軌道指令生成部17により生成された指令値に基づいて、各駆動リンク7のアクチュエータ9におけるスライダ10の移動量を算出するようになっている。
【0018】
前記バッファボックス15は、逆運動学演算部18により算出されたスライダ10の移動量を格納するメモリ(図示略)を備え、所定の制御間隔をあけた複数のエンドエフェクタ部5の位置や角度を達成するためのスライダ10の移動量を複数回分格納するようになっている。そして、格納されているスライダ10の移動量のうち、最も古いデータをモータコントローラ/ドライバ16に出力するようになっている。
【0019】
前記モータコントローラ/ドライバ16は、前記バッファボックス15から入力されたスライダ10の移動量と、前記光学スケール11から入力されたストローク変化とに基づいて、アクチュエータ9を作動させるようになっている。これらパーソナルコンピュータ14、バッファボックス15およびモータコントローラ/ドライバ16は高速通信手段19によって接続されている。高速通信手段19は、パラレルリンクステージ2の制御周期に対して十分に短い時間でデータ通信を行うことができる通信手段である。
【0020】
このように構成された本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1の作用について以下に説明する。
本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1を用いて、作業対象物の位置および姿勢を所望の位置および姿勢に変化させる場合には、パーソナルコンピュータ14の作動により、作業対象物を搭載しているエンドエフェクタ部5の位置および角度の指令値を生成する。パーソナルコンピュータ14においては、内部の軌道指令生成部17が作動され、指令値が、所定の制御間隔、例えば、数ミリ秒ごとに複数生成される。
【0021】
次いで、生成された指令値に基づいて、パーソナルコンピュータ14内の逆運動学演算部18が作動され、各指令値に対応する各駆動リンク7のスライダ10の移動量が算出される。算出された各スライダ10の移動量は、複数の指令値ごとに対応づけてバッファボックス15内に格納される。そして、所定数の移動量がバッファボックス15内に格納された状態で、バッファボックス15からモータコントローラ/ドライバ16へ、古いデータから順に、前記制御間隔ごとに出力される。
【0022】
モータコントローラ/ドライバ16では、各スライダ10の移動量に応じたアクチュエータ9の制御信号が生成され、アクチュエータ9に供給されるとともに、光学スケール11からの検出信号が、スライダ10の移動量に一致するように調整される。アクチュエータ9は、供給された制御信号に応じてスライダ10を移動させる。スライダ10には、可動リンク8の一端に設けられた下部ジョイント13が取り付けられているので、可動リンク8が変位させられる。また可動リンク8の他端には上部リンク12を介してエンドエフェクタ部5が取り付けられているので、可動リンク8の変位によりエンドエフェクタ部5が移動させられ、エンドエフェクタ部5上の作業対象物の位置および姿勢が変化させられる。
【0023】
このように、本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1によれば、パーソナルコンピュータ14における演算結果がそのままモータコントローラ/ドライバ16へ入力されるのではなく、一端バッファボックス15に蓄えられた後に、あらかじめ定められた所定の制御間隔ごとにモータコントローラ/ドライバ16へ出力される。したがって、パーソナルコンピュータ14内では、厳密に制御間隔ごとに演算を終了して結果を出力する必要がない。すなわち、パーソナルコンピュータ14は比較的短いミリ秒オーダーの正確な周期で作動する必要がなく、特殊なオペレーティングシステムやハードウェア化を行うことなく、市販の一般的なパーソナルコンピュータで済むことになる。そして、本実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1によれば、このような一般的なパーソナルコンピュータ14を用いても、エンドエフェクタ部5に搭載された作業対象物の変位の際における速度ムラや振動を防止することができるという効果がある。
【0024】
次に、上述した第1の実施形態に係るパラレルリンクステージ装置1を備えた組立調整装置20について、図2を参照して説明する。
この組立調整装置20は、全体制御を行う全体制御コンピュータ21と、上記パラレルリンクステージ装置1と、全体制御コンピュータ21によって制御されるロボットコントローラ22と、該ロボットコントローラ22により制御されるロボット23とを備えている。
【0025】
前記全体制御コンピュータ21は、パーソナルコンピュータであって、前記パラレルリンクステージ装置1の制御部3を構成するパーソナルコンピュータ14と高速通信手段24により接続されている。
前記ロボット23は、前記パラレルリンクステージ2のエンドエフェクタ部5に搭載する作業対象物を把持するハンド25や、作業対象物の位置や姿勢を検出するカメラ26等を空間的に移動させる装置であり、全体制御コンピュータ21からの指令を受けたロボットコントローラ22の作動により、作動させられるようになっている。図中、符号27は作業対象物である複数の部品を配置しておく部品パレットを示している。
【0026】
このように構成された組立調整装置20の作用について以下に説明する。
まず、全体制御コンピュータ21からの指示を受けたロボットコントローラ22が、ロボット23を作動させて、部品パレット27から目的の部品を取り出す位置にハンド25およびカメラ26を配置する。ハンド25およびカメラ26が所定の位置に配置されると、カメラ26が作動させられ、部品パレット27上の作業対象物が撮像される。撮像された画像データは全体制御コンピュータ21に送られ、そこで画像処理によって作業対象物の位置や姿勢が認識される。全体制御コンピュータ21は、認識された作業対象物の位置や姿勢に基づいて該作業対象物を把持し得る位置および姿勢にハンド25を配置するようロボットコントローラ22に指示を送る。ロボットコントローラ22は全体制御コンピュータ21から送られた指示に基づいてロボット23を作動させた後、ハンド25を作動させて作業対象物を把持する。
【0027】
把持された作業対象物は、ロボットコントローラ22によるロボット23の作動により、パラレルリンクステージ2のエンドエフェクタ部5上に搬送され、エンドエフェクタ部5に搭載される。そして、図示しない治具の作動により作業対象物がエンドエフェクタ部5上に固定される。
その後、パラレルリンクステージ装置1の作動により、パラレルリンクステージ2が作業対象物を組立に適した適正な位置および姿勢となるように変位させられる。
【0028】
この場合において、バッファボックス15に格納されている複数の演算結果を適正な制御間隔ごとにパラレルリンクステージ2に出力するので、パラレルリンクステージ2は不要な振動のないスムーズな移動動作を達成することができる。したがって、治具に保持された作業対象物の振動による予期せぬ位置ずれが発生することを未然に防止することができる。その結果、次にハンド25によって把持した部品を、エンドエフェクタ部5上の作業対象物に干渉させずに、無理なく組み付けることができる。
【0029】
なお、上記実施形態においては、パラレルリンクステージ装置1の制御部3とは別個に全体制御コンピュータ21を設けることとしたが、これに代えて、全体制御コンピュータ21にパラレルリンクステージ装置1の制御部3を含めることにしてもよい。これにより、より安価な組立調整装置20を提供することができる。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明に係るパラレルリンクステージ装置によれば、パラレルリンクステージの速度ムラや不要な振動を抑制して、スムーズに作動させることができる。特に、パラレルリンクステージを部品の組立に使用する場合には、組み立てる相手部品との干渉を生ずることなく、適正に組み立てることができる。また、特殊な制御装置を使用することなく、一般的なパーソナルコンピュータの使用を可能にして、製品コストを低減することができるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るパラレルリンクステージ装置を示すブロック図である。
【図2】図1のパラレルリンクステージ装置を利用した組立調整装置の一例を示すブロック図である。
【図3】従来のパラレルリンクステージ装置を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 パラレルリンクステージ装置
2 パラレルリンクステージ
3 制御部
4 ベース部
5 エンドエフェクタ部
6 リンク部
7 駆動リンク
8 可動リンク
9 アクチュエータ
15 バッファボックス(バッファ部)
16 モータコントローラ/ドライバ(サーボ部)
17 軌道指令生成部
18 逆運動学演算部
Claims (2)
- ベース部と、該ベース部に対して間隔をあけて配置されるエンドエフェクタ部と、これらベース部とエンドエフェクタ部との間に配置された少なくとも3組のリンク部とを備えるパラレルリンクステージと、該パラレルリンクステージの動作を制御する制御部とを備え、
前記各リンク部が、前記エンドエフェクタ部に揺動可能に連結された可動リンクと、該可動リンクに揺動可能に連結され、前記ベース部に固定されたアクチュエータを備える駆動リンクとからなり、
前記制御部が、所定の制御間隔ごとの前記エンドエフェクタ部の位置や角度を示す指令値を生成する軌道指令生成部と、該軌道司令生成部により生成された指令値に基づいて、各駆動リンクのアクチュエータの移動量を算出する逆運動学演算部と、算出された移動量に基づいてアクチュエータに加える制御信号を算出するサーボ部とを備えるとともに、
前記逆運動学演算部と前記サーボ部との間に、逆運動学演算部において算出された複数回分の移動量を格納し、所定の制御周期毎に逐次サーボ部に出力するバッファ部が設けられているパラレルリンクステージ装置。 - 前記軌道指令生成部および前記逆運動学演算部が、パーソナルコンピュータにより構成されている請求項1に記載のパラレルリンクステージ装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003072235A JP2004276181A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | パラレルリンクステージ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003072235A JP2004276181A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | パラレルリンクステージ装置 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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JP2003072235A Withdrawn JP2004276181A (ja) | 2003-03-17 | 2003-03-17 | パラレルリンクステージ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2004276181A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008129994A (ja) * | 2006-11-24 | 2008-06-05 | Mitsubishi Electric Corp | 数値制御システム |
JP2010003955A (ja) * | 2008-06-23 | 2010-01-07 | Japan Aviation Electronics Industry Ltd | 固体表面の加工装置 |
-
2003
- 2003-03-17 JP JP2003072235A patent/JP2004276181A/ja not_active Withdrawn
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