JP2004275992A - 容器洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】多数の容器が嵌合された状態の積み重ね容器を自動的に能率よく洗浄することができる容器洗浄装置を提供することである。
【解決手段】間歇回転される回転ドラム1の一対の側板2a、2b間に複数の容器受け部4を周方向に等間隔に設ける。容器受け部4が回転ドラム1の一側部で停止する停止位置を供給ステーションS1 とし、回転ドラム1の上方で停止する位置を洗浄ステーションS2 とし、供給ステーションS1 で容器受け部4が停止する毎に供給コンベヤ40から容器受け部4内に積み重ね容器Aを供給する。回転ドラム1の間歇回転によって積み重ね容器Aを洗浄ステーションS2 に搬送し、その洗浄ステーションS2 に設けられた複数のエア噴射ノズル14を回転ドラム1の軸方向に移動させ、エア噴射ノズル14から噴射する高圧エアを積み重ね容器Aに衝突させて容器aを洗浄する。洗浄後の積み重ね容器Aを回転ドラム1の他側部において容器受け部4から自然排出させる。
【選択図】 図1
【解決手段】間歇回転される回転ドラム1の一対の側板2a、2b間に複数の容器受け部4を周方向に等間隔に設ける。容器受け部4が回転ドラム1の一側部で停止する停止位置を供給ステーションS1 とし、回転ドラム1の上方で停止する位置を洗浄ステーションS2 とし、供給ステーションS1 で容器受け部4が停止する毎に供給コンベヤ40から容器受け部4内に積み重ね容器Aを供給する。回転ドラム1の間歇回転によって積み重ね容器Aを洗浄ステーションS2 に搬送し、その洗浄ステーションS2 に設けられた複数のエア噴射ノズル14を回転ドラム1の軸方向に移動させ、エア噴射ノズル14から噴射する高圧エアを積み重ね容器Aに衝突させて容器aを洗浄する。洗浄後の積み重ね容器Aを回転ドラム1の他側部において容器受け部4から自然排出させる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラスチック製容器の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品や食材のパッケージにプラスチック製の容器が多く用いられている。このプラスチック製の容器の形成には、普通、熱可塑性樹脂から成るシート素材を真空成形したのち、縁切り打抜きを行う製造方法が採用されている。そして、製造後のプラスチック容器は数十枚重ね合わされた状態で袋詰めされて出荷される。
【0003】
上記のようなプラスチック製容器は、縁切り打抜き時にプラスチック粉や破片が発生するおそれがあり、そのプラスチック粉や破片が容器内に付着し、あるいは容器内部に残ると食品や食材に混入して衛生上問題が生じるため、製造後、積み重ねた状態で洗浄することが行われている。その洗浄に際して、高圧エアの吹き付けによる洗浄方法が一般的に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、積み重ね容器の洗浄に際し、従来は、エア洗浄装置に対する積み重ね容器のセットと、洗浄後の取り出しを人手によって行うようにしているため、手間がかかり、洗浄効率が低いという問題があった。
【0005】
この発明の課題は、積み重ね容器を自動的に効率よく洗浄することができる容器洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、一対の側板を有し、その側板間に複数の容器受け部が周方向に等間隔に形成され、その容器受け部の形成ピッチを回転角として一方向に間歇回転される回転ドラムと、前記容器受け部が回転ドラムの一側部で停止する位置を供給ステーションとし、回転ドラムの上側で停止する位置を洗浄ステーションとし、前記供給ステーションで停止する容器受け部内に多数の容器が嵌合された積み重ね容器を供給する供給コンベヤと、前記洗浄ステーションで停止する容器受け部内の積み重ね容器に向けて高圧エアを噴射する複数のエア噴射ノズルと、その複数のエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に往復動させる移動手段とから成り、前記容器受け部の底部に通風孔を設けた構成を採用したのである。
【0007】
上記の構成から成る容器洗浄装置においては、回転ドラムを一方向に間歇回転し、回転ドラムが停止する毎に供給コンベヤから供給ステーションで停止する容器受け部内に積み重ね容器を供給する。そして、その積み重ね容器が洗浄ステーションまで搬送されると、エア噴射ノズルから積み重ね容器に向けて高圧エアを噴射させると共に、そのエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に移動させて各容器を洗浄し、洗浄後における回転ドラムの間歇回転により、回転ドラムの他側部まで搬送して洗浄後の積み重ね容器を容器受け部の傾斜壁面に沿って滑り落下させることにより排出させる。
【0008】
このように、この発明に係る容器洗浄装置においては、積み重ね容器の供給、洗浄および洗浄後の排出を自動的に能率よく行うことができる。
【0009】
この発明に係る容器洗浄装置において、前記回転ドラムの回転中心部に、洗浄ステーションで停止する容器受け部の底部に吸引力を付与する集塵ダクトを設けることにより、高圧エアの衝突によって容器から吹き飛ばされたプラスチック粉等の異物を集塵ダクト内に回収することができ、異物の周囲への飛散を防止することができる。
【0010】
また、前記複数の容器受け部のそれぞれ内部にプッシャを組込み、そのプッシャを回転ドラムの軸方向に位置調整する位置調整装置と、調整位置において容器の深さにほぼ対応する距離だけ回転ドラムの軸方向に往復動させる往復動装置とを設けることによって、積み重ね容器の洗浄後にプッシャを積み重ね容器に向けて移動させることにより、そのプッシャで容器を積み重ね方向に押圧することができるため、洗浄時に容器が分離しても嵌合状態に戻すことができ、容器を積み重ね状態で容器受け部から排出させることができる。
【0011】
このため、後工程で積み重ね容器を袋に詰め込む袋詰め作業の自動化を可能とすることができる。
【0012】
さらに、容器受け部の断面形状をV形とすると、容器のサイズが異なる積み重ね容器や容器の形状が異なる積み重ね容器でも容器受け部で安定よく支持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この発明に係る容器洗浄装置は、回転ドラム1と、その回転ドラム1に多数の容器aが嵌合された積み重ね容器Aを送り込む供給コンベヤ40を有している。
【0014】
図1および図2に示すように、回転ドラム1は一対の側板2a、2bを両側に有し、その一対の側板2a、2b間は放射状に配置された仕切板3によって周方向に等間隔に仕切られ、隣接する仕切板3間に容器受け部4が設けられている。
【0015】
一対の側板2a、2bのうち、一方の側板2aにはドラム軸5が設けられ、そのドラム軸5がフレーム6に取付けられた軸受7によって回転自在に支持されている。他方の側板2bは環状板から成り、その他方の側板2bが前記フレーム6に支持された複数のローラ8によって回転自在に支持されている。
【0016】
ドラム軸5は、図示省略した回転駆動装置により前記容器受け部4の形成ピッチを回転角として図1の矢印方向に間歇回転される。
【0017】
図3および図4に示すように、容器受け部4は断面形状がV形とされ、各容器受け部4の回転方向前側の前壁9および回転方向後側の後壁10は、板体11と平行に配置された複数のバー12とで形成され、隣接するバー12間に通風孔13が設けられている。
【0018】
ここで、容器受け部4が回転ドラム1の一側部で停止する位置が供給ステーションS1 とされ、回転ドラム1の上側で停止する位置が洗浄ステーションS2 とされている。また、回転ドラム1の他側部で停止する位置が排出ステーションS3 とされている。容器受け部4が供給ステーションS1 で停止するとき、容器受け部4の後壁10は水平又は回転ドラム1の中心側端に向けて下り勾配をもって傾斜する傾斜状とされる。
【0019】
供給ステーションS1 の一側には前記供給コンベヤ40の排出端が臨み、その排出端から供給ステーションS1 で停止する容器受け部4に積み重ね容器Aが送り込まれる。
【0020】
容器受け部4に支持された積み重ね容器Aは回転ドラム1の回転によって洗浄ステーションS2 に搬送されると共に、その洗浄ステーションS2 から排出ステーションS3 に搬送される。
【0021】
排出ステーションS3 で停止する容器受け部4の前壁9は外径側端に向けて下り勾配をもって傾斜する傾斜状とされる。このため、積み重ね容器Aはその傾斜状の前壁9に沿って滑り落下し、容器受け部4から自然排出される。
【0022】
洗浄ステーションS2 には、その洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4内の積み重ね容器Aに向けて高圧エアを噴射する複数のエア噴射ノズル14が回転ドラム1の周方向に間隔をおいて設けられている。
【0023】
図1に示すように、複数のエア噴射ノズル14のそれぞれはロッド15の下端部に傾き調整自在に支持され、各ロッド15は回転ドラム1上に張り出すアーム16によって軸方向に移動自在に支持されていると共に、ロッド15の配列方向に移動自在に支持されている。
【0024】
アーム16の一方の端部は移動手段としてのロッドレスシリンダ17のキャリッジ18に固定され、そのロッドレスシリンダ17の作動によって複数のエア噴射ノズル14が回転ドラム1の軸方向に往復動される。
【0025】
図3および図4に示すように、回転ドラム1の中心軸上には集塵ダクト19が設けられている。集塵ダクト19はフレーム6に支持され、上側には吸引口20が設けられている。その吸引口20は集塵ダクト19内の排気によって吸引力が付与され、その吸引力は洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4の通風孔13を介して容器受け部4の底部に作用するようになっている。
【0026】
各容器受け部4の内部には板状のプッシャ21が設けられている。プッシャ21は容器受け部4のバー12にスライド自在に支持されて回転ドラム1の軸方向に移動可能とされている。
【0027】
各プッシャ21には回転ドラム1の半径方向に向くローラ軸22が支持され、そのローラ軸22の端部にローラ23が回転自在に支持されている。
【0028】
ローラ23のそれぞれは、周方向の一部が切り離された位置調整板24の背部の環状溝25および位置調整板24の切り離し部間に配置された可動板26の背部の案内溝27に沿って回転ドラム1の周方向に移動可能とされている。
【0029】
位置調整板24の両端には集塵ダクト19の上面に沿って移動可能なスライド板28が連結されている。スライド板28上には洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4内のプッシャ21を容器aの深さにほぼ対応する寸法を移動距離として往復動させる往復動装置29が支持されている。往復動装置29はガイドロッド30を有するシリンダ31から成り、そのシリンダ31およびガイドロッド30を可動板26に連結し、上記シリンダ31によって可動板26を往復動させ、その往復動を案内溝27に嵌合するローラ23を介してプッシャ21に伝えるようにしている。
【0030】
図2および図3に示すように、位置調整板24は回転ドラム1の中心軸に平行する2本のガイドロッド32に沿って回転ドラム1の軸方向に移動可能とされている。この位置調整板24は位置調整装置33によって回転ドラム1の軸方向に移動され、その移動時に可動板26も共に移動し、上記位置調整板24および可動板26の移動によってプッシャ21は回転ドラム1の軸方向に位置調整される。
【0031】
位置調整装置33は位置調整板24を移動自在に支持する2本のガイドロッド32間にねじ棒34を設け、そのねじ棒34を定位置にて回転自在に支持し、上記ねじ棒34にねじ係合するナット部材35を位置調整板24に取付け、上記ねじ棒34の回転によって位置調整板24を回転ドラム1の軸方向に移動させるようにしている。
【0032】
実施の形態で示す容器洗浄装置は上記の構造から成り、容器aの洗浄に際しては、回転ドラム1の一方の側板2aとプッシャ21間の間隔が積み重ね容器Aの長さより少し大きい寸法となるようにプッシャ21を位置調整する。
【0033】
プッシャ21の位置調整に際しては、位置調整装置33のねじ棒34を回転させて位置調整板24および可動板26を回転ドラム1の軸方向に移動させ、環状溝25および案内溝27に挿入されたローラ23を介してプッシャ21を回転ドラム1の軸方向に移動させる。
【0034】
プッシャ21の位置調整後、回転ドラム1を図1の矢印方向に間歇回転させ、回転ドラム1が停止する毎に供給コンベヤ40から供給ステーションS1 で停止する容器受け部4に積み重ね容器Aを供給する。
【0035】
容器受け部4に供給された積み重ね容器Aは回転ドラム1の回転によって洗浄ステーションS2 に搬送される。
【0036】
洗浄ステーションS2 に積み重ね容器Aが送られて回転ドラム1が停止すると、往復動装置29のシリンダ31が作動し、プッシャ21を後退動させる。
【0037】
プッシャ21の後退動によって、そのプッシャ21と積み重ね容器Aとの間に容器aの深さにほぼ対応する間隔が形成され、上記プッシャ21が停止すると、ロッドレスシリンダ17が作動して複数のエア噴射ノズル14を回転ドラム1の一方の側板2aからプッシャ21に向けて移動させる。
【0038】
このとき、各エア噴射ノズル14から積み重ね容器Aに向けて高圧エアが噴射され、その高圧によって積み重ね容器Aの全体が図5(I)に示すように、プッシャ21に当接する位置まで移動し、積み重ね容器Aの一端の容器aと一方の側板2a間に間隔があき、容器a内に吹き込まれる高圧エアによって容器aの内面に付着するプラスチック粉や容器a内に入り込んでいる破片等の異物が吹き飛ばされ、容器aが洗浄される。
【0039】
エア噴射ノズル14が移動して、そのエア噴射ノズル14から流出する高圧エアが洗浄後の容器aとこれに続く容器a間に向けて噴射されると、洗浄後の容器aはエア噴射圧によって図5(II)に示すように、一方の側板2aに当接する位置まで移動し、その移動時に容器aの外表面も洗浄される。
【0040】
また、高圧エアは次の容器aの内部にも吹き込まれ、その高圧エアによって次の容器aの内面も洗浄される。
【0041】
エア噴射ノズル14のプッシャ21に向けての移動によって積み重ね容器Aは一方の側板2a側の容器aから順に洗浄されると共に、洗浄後に積み重ね容器Aから分離されて、洗浄後の容器aに順次嵌合される。最後端の容器aはプッシャ21に当接した状態で内面および外表面の洗浄が行われ、その外表面の洗浄時、噴射エアの乱れ等によって洗浄後の容器a側に移動する場合もあるが、洗浄後の容器aに嵌合する位置まで移動することは殆どない。
【0042】
積み重ね容器Aの洗浄時、集塵ダクト19の吸引口20には吸引力が付与され、その吸引力は洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4の底部に作用し、その吸引力によって容器aから分離した異物は吸引口20から集塵ダクト19内に回収される。このため、異物の周囲への飛散が防止され、作業環境が悪化されるという不都合の発生はない。
【0043】
エア噴射ノズル14がプッシャ21の位置まで移動して停止すると、ロッドレスシリンダ17の作動によってエア噴射ノズル14は待機位置まで後退動される。
【0044】
なお、エア噴射ノズル14の後退時、高圧エアの噴射を停止させるようにしてもよく、高圧エアを噴射させた状態で後退動させるようにしてもよい。
【0045】
高圧エアを噴射させた状態でエア噴射ノズル14を後退動させると、積み重ね容器Aの各容器aは再度洗浄されるときに、洗浄後の容器aは次々と嵌合状態とされ、最後の容器aは不完全な嵌合状態とされる。
【0046】
エア噴射ノズル14が待機位置に戻されて停止すると、往復動装置29のシリンダ31が作動してプッシャ21を一方の側板2aに向けて移動させる。そのプッシャ21の移動により洗浄後の容器aは押圧され、その押圧によって全ての容器aは嵌合状態とされ、元の積み重ね状態とされる。
【0047】
プッシャ21が元の位置まで戻されて停止すると、回転ドラム1は間歇回転され、供給ステーションS1 で停止する容器受け部4内の積み重ね容器Aが洗浄ステーションS2 に搬送されると共に、洗浄ステーションS2 の容器受け部4は排出ステーションS3 に移動する。
【0048】
排出ステーションS3 に容器受け部4が移動すると、その容器受け部4の回転方向前側の前壁9は傾斜状態とされるため、容器受け部4内の洗浄後の積み重ね容器Aは前壁9の傾斜に沿って滑り落下し、あるいは容器Aが円形の場合は転がり移動して容器受け部4から排出される。
【0049】
このとき、積み重ね容器Aは積み重ね状態を維持しているため、後工程での袋詰め作業の際に、積み重ね作業をやり直しする必要がなくなり、袋詰め作業の自動化を可能とすることができる。
【0050】
実施の形態では、容器受け部4内にプッシャ21を設け、そのプッシャ21と回転ドラム1の一方の側板2a間に積み重ね容器Aを供給するようにしたが、プッシャ21を省略し、一対の側板2a、2b間の間隔を積み重ね容器Aの長さに一つの容器aの深さ寸法を加えた寸法として、その一対の側板2a、2b間に形成された容器受け部4内に積み重ね容器Aを供給して洗浄作業を行うようにしてもよい。
【0051】
実施の形態で示すように、容器受け部4内にプッシャ21を設け、そのプッシャ21を回転ドラム1の軸方向に位置調整させる位置調整装置33を設けると共に、調整位置において容器aの深さにほぼ対応する寸法だけプッシャ21を往復動させる往復動装置29を設けると、長さ寸法が異なる積み重ね容器Aを洗浄することができる。
【0052】
また、実施の状態で示すように、容器受け部4の断面形状をV形とすると、丸形の容器aから成る積み重ね容器Aは前後壁9、10で支持されると共に、角形の容器aから成る積み重ね容器Aは一つのコーナ部を挟む2面が前後壁9、10で支持されるため、容器aの形状やサイズが異なる積み重ね容器Aでも容器受け部4で安定よく支持することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、複数の容器受け部が形成された回転ドラムを間歇回転させ、容器受け部が供給ステーションの位置に移動して停止する毎に供給コンベヤから容器受け部に積み重ね容器を供給し、その積み重ね容器が洗浄ステーションの位置まで搬送されて停止する毎に複数のエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に往復動させ、そのエア噴射ノズルから噴射される高圧エアを積み重ね容器に衝突させるようにしたので、容器を自動的に能率よく洗浄することができる。
【0054】
また、回転ドラムの中心部に設けた集塵ダクトによって洗浄ステーションで停止する容器受け部の底部に吸引力を付与するようにしたので、高圧エアとの衝突によって容器から吹き飛ばされた異物を集塵ダクト内に回収することができ、上記異物の周囲への飛散による作業環境の悪化を防止することができる。
【0055】
さらに、容器受け部内に設けたプッシャを洗浄開始に先だって後退動させ、容器洗浄後に前進させて容器を押圧するようにしたので、洗浄後の容器を積み重ね状態に保持させることができ、後工程での袋詰め作業の自動化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る容器洗浄装置の実施の形態を示す一部切欠正面図
【図2】図1の縦断側面図
【図3】図1の一部分を拡大して示す断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】(I)、(II)は積み重ね容器の洗浄状態を示す平面図
【符号の説明】
1 回転ドラム
2a、2b 側板
4 容器受け部
13 通風孔
14 エア噴射ノズル
17 ロッドレスシリンダ(移動手段)
19 集塵ダクト
21 プッシャ
29 往復動装置
40 供給コンベヤ
S1 供給ステーション
S2 洗浄ステーション
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラスチック製容器の洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
食品や食材のパッケージにプラスチック製の容器が多く用いられている。このプラスチック製の容器の形成には、普通、熱可塑性樹脂から成るシート素材を真空成形したのち、縁切り打抜きを行う製造方法が採用されている。そして、製造後のプラスチック容器は数十枚重ね合わされた状態で袋詰めされて出荷される。
【0003】
上記のようなプラスチック製容器は、縁切り打抜き時にプラスチック粉や破片が発生するおそれがあり、そのプラスチック粉や破片が容器内に付着し、あるいは容器内部に残ると食品や食材に混入して衛生上問題が生じるため、製造後、積み重ねた状態で洗浄することが行われている。その洗浄に際して、高圧エアの吹き付けによる洗浄方法が一般的に採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、積み重ね容器の洗浄に際し、従来は、エア洗浄装置に対する積み重ね容器のセットと、洗浄後の取り出しを人手によって行うようにしているため、手間がかかり、洗浄効率が低いという問題があった。
【0005】
この発明の課題は、積み重ね容器を自動的に効率よく洗浄することができる容器洗浄装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、この発明においては、一対の側板を有し、その側板間に複数の容器受け部が周方向に等間隔に形成され、その容器受け部の形成ピッチを回転角として一方向に間歇回転される回転ドラムと、前記容器受け部が回転ドラムの一側部で停止する位置を供給ステーションとし、回転ドラムの上側で停止する位置を洗浄ステーションとし、前記供給ステーションで停止する容器受け部内に多数の容器が嵌合された積み重ね容器を供給する供給コンベヤと、前記洗浄ステーションで停止する容器受け部内の積み重ね容器に向けて高圧エアを噴射する複数のエア噴射ノズルと、その複数のエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に往復動させる移動手段とから成り、前記容器受け部の底部に通風孔を設けた構成を採用したのである。
【0007】
上記の構成から成る容器洗浄装置においては、回転ドラムを一方向に間歇回転し、回転ドラムが停止する毎に供給コンベヤから供給ステーションで停止する容器受け部内に積み重ね容器を供給する。そして、その積み重ね容器が洗浄ステーションまで搬送されると、エア噴射ノズルから積み重ね容器に向けて高圧エアを噴射させると共に、そのエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に移動させて各容器を洗浄し、洗浄後における回転ドラムの間歇回転により、回転ドラムの他側部まで搬送して洗浄後の積み重ね容器を容器受け部の傾斜壁面に沿って滑り落下させることにより排出させる。
【0008】
このように、この発明に係る容器洗浄装置においては、積み重ね容器の供給、洗浄および洗浄後の排出を自動的に能率よく行うことができる。
【0009】
この発明に係る容器洗浄装置において、前記回転ドラムの回転中心部に、洗浄ステーションで停止する容器受け部の底部に吸引力を付与する集塵ダクトを設けることにより、高圧エアの衝突によって容器から吹き飛ばされたプラスチック粉等の異物を集塵ダクト内に回収することができ、異物の周囲への飛散を防止することができる。
【0010】
また、前記複数の容器受け部のそれぞれ内部にプッシャを組込み、そのプッシャを回転ドラムの軸方向に位置調整する位置調整装置と、調整位置において容器の深さにほぼ対応する距離だけ回転ドラムの軸方向に往復動させる往復動装置とを設けることによって、積み重ね容器の洗浄後にプッシャを積み重ね容器に向けて移動させることにより、そのプッシャで容器を積み重ね方向に押圧することができるため、洗浄時に容器が分離しても嵌合状態に戻すことができ、容器を積み重ね状態で容器受け部から排出させることができる。
【0011】
このため、後工程で積み重ね容器を袋に詰め込む袋詰め作業の自動化を可能とすることができる。
【0012】
さらに、容器受け部の断面形状をV形とすると、容器のサイズが異なる積み重ね容器や容器の形状が異なる積み重ね容器でも容器受け部で安定よく支持することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、この発明に係る容器洗浄装置は、回転ドラム1と、その回転ドラム1に多数の容器aが嵌合された積み重ね容器Aを送り込む供給コンベヤ40を有している。
【0014】
図1および図2に示すように、回転ドラム1は一対の側板2a、2bを両側に有し、その一対の側板2a、2b間は放射状に配置された仕切板3によって周方向に等間隔に仕切られ、隣接する仕切板3間に容器受け部4が設けられている。
【0015】
一対の側板2a、2bのうち、一方の側板2aにはドラム軸5が設けられ、そのドラム軸5がフレーム6に取付けられた軸受7によって回転自在に支持されている。他方の側板2bは環状板から成り、その他方の側板2bが前記フレーム6に支持された複数のローラ8によって回転自在に支持されている。
【0016】
ドラム軸5は、図示省略した回転駆動装置により前記容器受け部4の形成ピッチを回転角として図1の矢印方向に間歇回転される。
【0017】
図3および図4に示すように、容器受け部4は断面形状がV形とされ、各容器受け部4の回転方向前側の前壁9および回転方向後側の後壁10は、板体11と平行に配置された複数のバー12とで形成され、隣接するバー12間に通風孔13が設けられている。
【0018】
ここで、容器受け部4が回転ドラム1の一側部で停止する位置が供給ステーションS1 とされ、回転ドラム1の上側で停止する位置が洗浄ステーションS2 とされている。また、回転ドラム1の他側部で停止する位置が排出ステーションS3 とされている。容器受け部4が供給ステーションS1 で停止するとき、容器受け部4の後壁10は水平又は回転ドラム1の中心側端に向けて下り勾配をもって傾斜する傾斜状とされる。
【0019】
供給ステーションS1 の一側には前記供給コンベヤ40の排出端が臨み、その排出端から供給ステーションS1 で停止する容器受け部4に積み重ね容器Aが送り込まれる。
【0020】
容器受け部4に支持された積み重ね容器Aは回転ドラム1の回転によって洗浄ステーションS2 に搬送されると共に、その洗浄ステーションS2 から排出ステーションS3 に搬送される。
【0021】
排出ステーションS3 で停止する容器受け部4の前壁9は外径側端に向けて下り勾配をもって傾斜する傾斜状とされる。このため、積み重ね容器Aはその傾斜状の前壁9に沿って滑り落下し、容器受け部4から自然排出される。
【0022】
洗浄ステーションS2 には、その洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4内の積み重ね容器Aに向けて高圧エアを噴射する複数のエア噴射ノズル14が回転ドラム1の周方向に間隔をおいて設けられている。
【0023】
図1に示すように、複数のエア噴射ノズル14のそれぞれはロッド15の下端部に傾き調整自在に支持され、各ロッド15は回転ドラム1上に張り出すアーム16によって軸方向に移動自在に支持されていると共に、ロッド15の配列方向に移動自在に支持されている。
【0024】
アーム16の一方の端部は移動手段としてのロッドレスシリンダ17のキャリッジ18に固定され、そのロッドレスシリンダ17の作動によって複数のエア噴射ノズル14が回転ドラム1の軸方向に往復動される。
【0025】
図3および図4に示すように、回転ドラム1の中心軸上には集塵ダクト19が設けられている。集塵ダクト19はフレーム6に支持され、上側には吸引口20が設けられている。その吸引口20は集塵ダクト19内の排気によって吸引力が付与され、その吸引力は洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4の通風孔13を介して容器受け部4の底部に作用するようになっている。
【0026】
各容器受け部4の内部には板状のプッシャ21が設けられている。プッシャ21は容器受け部4のバー12にスライド自在に支持されて回転ドラム1の軸方向に移動可能とされている。
【0027】
各プッシャ21には回転ドラム1の半径方向に向くローラ軸22が支持され、そのローラ軸22の端部にローラ23が回転自在に支持されている。
【0028】
ローラ23のそれぞれは、周方向の一部が切り離された位置調整板24の背部の環状溝25および位置調整板24の切り離し部間に配置された可動板26の背部の案内溝27に沿って回転ドラム1の周方向に移動可能とされている。
【0029】
位置調整板24の両端には集塵ダクト19の上面に沿って移動可能なスライド板28が連結されている。スライド板28上には洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4内のプッシャ21を容器aの深さにほぼ対応する寸法を移動距離として往復動させる往復動装置29が支持されている。往復動装置29はガイドロッド30を有するシリンダ31から成り、そのシリンダ31およびガイドロッド30を可動板26に連結し、上記シリンダ31によって可動板26を往復動させ、その往復動を案内溝27に嵌合するローラ23を介してプッシャ21に伝えるようにしている。
【0030】
図2および図3に示すように、位置調整板24は回転ドラム1の中心軸に平行する2本のガイドロッド32に沿って回転ドラム1の軸方向に移動可能とされている。この位置調整板24は位置調整装置33によって回転ドラム1の軸方向に移動され、その移動時に可動板26も共に移動し、上記位置調整板24および可動板26の移動によってプッシャ21は回転ドラム1の軸方向に位置調整される。
【0031】
位置調整装置33は位置調整板24を移動自在に支持する2本のガイドロッド32間にねじ棒34を設け、そのねじ棒34を定位置にて回転自在に支持し、上記ねじ棒34にねじ係合するナット部材35を位置調整板24に取付け、上記ねじ棒34の回転によって位置調整板24を回転ドラム1の軸方向に移動させるようにしている。
【0032】
実施の形態で示す容器洗浄装置は上記の構造から成り、容器aの洗浄に際しては、回転ドラム1の一方の側板2aとプッシャ21間の間隔が積み重ね容器Aの長さより少し大きい寸法となるようにプッシャ21を位置調整する。
【0033】
プッシャ21の位置調整に際しては、位置調整装置33のねじ棒34を回転させて位置調整板24および可動板26を回転ドラム1の軸方向に移動させ、環状溝25および案内溝27に挿入されたローラ23を介してプッシャ21を回転ドラム1の軸方向に移動させる。
【0034】
プッシャ21の位置調整後、回転ドラム1を図1の矢印方向に間歇回転させ、回転ドラム1が停止する毎に供給コンベヤ40から供給ステーションS1 で停止する容器受け部4に積み重ね容器Aを供給する。
【0035】
容器受け部4に供給された積み重ね容器Aは回転ドラム1の回転によって洗浄ステーションS2 に搬送される。
【0036】
洗浄ステーションS2 に積み重ね容器Aが送られて回転ドラム1が停止すると、往復動装置29のシリンダ31が作動し、プッシャ21を後退動させる。
【0037】
プッシャ21の後退動によって、そのプッシャ21と積み重ね容器Aとの間に容器aの深さにほぼ対応する間隔が形成され、上記プッシャ21が停止すると、ロッドレスシリンダ17が作動して複数のエア噴射ノズル14を回転ドラム1の一方の側板2aからプッシャ21に向けて移動させる。
【0038】
このとき、各エア噴射ノズル14から積み重ね容器Aに向けて高圧エアが噴射され、その高圧によって積み重ね容器Aの全体が図5(I)に示すように、プッシャ21に当接する位置まで移動し、積み重ね容器Aの一端の容器aと一方の側板2a間に間隔があき、容器a内に吹き込まれる高圧エアによって容器aの内面に付着するプラスチック粉や容器a内に入り込んでいる破片等の異物が吹き飛ばされ、容器aが洗浄される。
【0039】
エア噴射ノズル14が移動して、そのエア噴射ノズル14から流出する高圧エアが洗浄後の容器aとこれに続く容器a間に向けて噴射されると、洗浄後の容器aはエア噴射圧によって図5(II)に示すように、一方の側板2aに当接する位置まで移動し、その移動時に容器aの外表面も洗浄される。
【0040】
また、高圧エアは次の容器aの内部にも吹き込まれ、その高圧エアによって次の容器aの内面も洗浄される。
【0041】
エア噴射ノズル14のプッシャ21に向けての移動によって積み重ね容器Aは一方の側板2a側の容器aから順に洗浄されると共に、洗浄後に積み重ね容器Aから分離されて、洗浄後の容器aに順次嵌合される。最後端の容器aはプッシャ21に当接した状態で内面および外表面の洗浄が行われ、その外表面の洗浄時、噴射エアの乱れ等によって洗浄後の容器a側に移動する場合もあるが、洗浄後の容器aに嵌合する位置まで移動することは殆どない。
【0042】
積み重ね容器Aの洗浄時、集塵ダクト19の吸引口20には吸引力が付与され、その吸引力は洗浄ステーションS2 で停止する容器受け部4の底部に作用し、その吸引力によって容器aから分離した異物は吸引口20から集塵ダクト19内に回収される。このため、異物の周囲への飛散が防止され、作業環境が悪化されるという不都合の発生はない。
【0043】
エア噴射ノズル14がプッシャ21の位置まで移動して停止すると、ロッドレスシリンダ17の作動によってエア噴射ノズル14は待機位置まで後退動される。
【0044】
なお、エア噴射ノズル14の後退時、高圧エアの噴射を停止させるようにしてもよく、高圧エアを噴射させた状態で後退動させるようにしてもよい。
【0045】
高圧エアを噴射させた状態でエア噴射ノズル14を後退動させると、積み重ね容器Aの各容器aは再度洗浄されるときに、洗浄後の容器aは次々と嵌合状態とされ、最後の容器aは不完全な嵌合状態とされる。
【0046】
エア噴射ノズル14が待機位置に戻されて停止すると、往復動装置29のシリンダ31が作動してプッシャ21を一方の側板2aに向けて移動させる。そのプッシャ21の移動により洗浄後の容器aは押圧され、その押圧によって全ての容器aは嵌合状態とされ、元の積み重ね状態とされる。
【0047】
プッシャ21が元の位置まで戻されて停止すると、回転ドラム1は間歇回転され、供給ステーションS1 で停止する容器受け部4内の積み重ね容器Aが洗浄ステーションS2 に搬送されると共に、洗浄ステーションS2 の容器受け部4は排出ステーションS3 に移動する。
【0048】
排出ステーションS3 に容器受け部4が移動すると、その容器受け部4の回転方向前側の前壁9は傾斜状態とされるため、容器受け部4内の洗浄後の積み重ね容器Aは前壁9の傾斜に沿って滑り落下し、あるいは容器Aが円形の場合は転がり移動して容器受け部4から排出される。
【0049】
このとき、積み重ね容器Aは積み重ね状態を維持しているため、後工程での袋詰め作業の際に、積み重ね作業をやり直しする必要がなくなり、袋詰め作業の自動化を可能とすることができる。
【0050】
実施の形態では、容器受け部4内にプッシャ21を設け、そのプッシャ21と回転ドラム1の一方の側板2a間に積み重ね容器Aを供給するようにしたが、プッシャ21を省略し、一対の側板2a、2b間の間隔を積み重ね容器Aの長さに一つの容器aの深さ寸法を加えた寸法として、その一対の側板2a、2b間に形成された容器受け部4内に積み重ね容器Aを供給して洗浄作業を行うようにしてもよい。
【0051】
実施の形態で示すように、容器受け部4内にプッシャ21を設け、そのプッシャ21を回転ドラム1の軸方向に位置調整させる位置調整装置33を設けると共に、調整位置において容器aの深さにほぼ対応する寸法だけプッシャ21を往復動させる往復動装置29を設けると、長さ寸法が異なる積み重ね容器Aを洗浄することができる。
【0052】
また、実施の状態で示すように、容器受け部4の断面形状をV形とすると、丸形の容器aから成る積み重ね容器Aは前後壁9、10で支持されると共に、角形の容器aから成る積み重ね容器Aは一つのコーナ部を挟む2面が前後壁9、10で支持されるため、容器aの形状やサイズが異なる積み重ね容器Aでも容器受け部4で安定よく支持することができる。
【0053】
【発明の効果】
以上のように、この発明においては、複数の容器受け部が形成された回転ドラムを間歇回転させ、容器受け部が供給ステーションの位置に移動して停止する毎に供給コンベヤから容器受け部に積み重ね容器を供給し、その積み重ね容器が洗浄ステーションの位置まで搬送されて停止する毎に複数のエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に往復動させ、そのエア噴射ノズルから噴射される高圧エアを積み重ね容器に衝突させるようにしたので、容器を自動的に能率よく洗浄することができる。
【0054】
また、回転ドラムの中心部に設けた集塵ダクトによって洗浄ステーションで停止する容器受け部の底部に吸引力を付与するようにしたので、高圧エアとの衝突によって容器から吹き飛ばされた異物を集塵ダクト内に回収することができ、上記異物の周囲への飛散による作業環境の悪化を防止することができる。
【0055】
さらに、容器受け部内に設けたプッシャを洗浄開始に先だって後退動させ、容器洗浄後に前進させて容器を押圧するようにしたので、洗浄後の容器を積み重ね状態に保持させることができ、後工程での袋詰め作業の自動化を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る容器洗浄装置の実施の形態を示す一部切欠正面図
【図2】図1の縦断側面図
【図3】図1の一部分を拡大して示す断面図
【図4】図3のIV−IV線に沿った断面図
【図5】(I)、(II)は積み重ね容器の洗浄状態を示す平面図
【符号の説明】
1 回転ドラム
2a、2b 側板
4 容器受け部
13 通風孔
14 エア噴射ノズル
17 ロッドレスシリンダ(移動手段)
19 集塵ダクト
21 プッシャ
29 往復動装置
40 供給コンベヤ
S1 供給ステーション
S2 洗浄ステーション
Claims (4)
- 一対の側板を有し、その側板間に複数の容器受け部が周方向に等間隔に形成され、その容器受け部の形成ピッチを回転角として一方向に間歇回転される回転ドラムと、前記容器受け部が回転ドラムの一側部で停止する位置を供給ステーションとし、回転ドラムの上側で停止する位置を洗浄ステーションとし、前記供給ステーションで停止する容器受け部内に多数の容器が嵌合された積み重ね容器を供給する供給コンベヤと、前記洗浄ステーションで停止する容器受け部内の積み重ね容器に向けて高圧エアを噴射する複数のエア噴射ノズルと、その複数のエア噴射ノズルを回転ドラムの軸方向に往復動させる移動手段とから成り、前記容器受け部の底部に通風孔を設けた容器洗浄装置。
- 前記回転ドラムの回転中心部に、洗浄ステーションで停止する容器受け部の底部に吸引力を付与する集塵ダクトを設けた請求項1に記載の容器洗浄装置。
- 前記複数の容器受け部のそれぞれ内部にプッシャを組込み、そのプッシャを回転ドラムの軸方向に位置調整する位置調整装置と、調整位置において容器の深さにほぼ対応する距離だけ回転ドラムの軸方向に往復動させる往復動装置とを設けた請求項1又は2に記載の容器洗浄装置。
- 前記容器受け部の断面形状をV形とした請求項1乃至3のいずれかに記載の容器の洗浄装置。
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- 2003-03-19 JP JP2003075056A patent/JP2004275992A/ja active Pending
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