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JP2004274608A - 通信機器 - Google Patents

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JP2004274608A
JP2004274608A JP2003065473A JP2003065473A JP2004274608A JP 2004274608 A JP2004274608 A JP 2004274608A JP 2003065473 A JP2003065473 A JP 2003065473A JP 2003065473 A JP2003065473 A JP 2003065473A JP 2004274608 A JP2004274608 A JP 2004274608A
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Hiromi Kawamoto
博海 川本
Jun Sasaki
潤 佐々木
Toshiji Hanaoka
利治 花岡
Shigeki Takahashi
成樹 高橋
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Sharp Corp
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Abstract

【課題】複数のIEEE1394バスを他のプロトコルのネットワークを介して接続する際に、IEEE1394のブリッジを用いないネットワーク接続を行うことにより、IEEE1394ブリッジに対応していないIEEE1394機器同士をネットワーク接続することが可能な通信機器を提供する。
【解決手段】第1のIEEE1394バス上の通信機器において、第2のIEEE1394バス上の機器をノードとしてエミュレートし、第2のIEEE1394バス上の通信機器において、第1のIEEE1394バス上の機器をノードとしてエミュレートすることを可能にする通信機器。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、IEEE1394(Institute of Electrical and Electronic Engineers 1394、以下、単に1394とする)規格による機器に接続される通信機器、及びこのような通信機器同士を接続して構成されるネットワークに関するものである。
【0002】
特に、1以上の1394機器及び通信機器をバス型に接続した第1の1394バスと、1以上の1394機器及び通信機器をバス型に接続した第2の1394バスとがあり、上記通信機器同士がネットワークにより接続されているシステムにおいて、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信することを可能とする通信機器に関するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来、1394規格は、コンピュータと周辺機器とを接続し高速通信を実現する次世代SCSI規格として提案されているものであり、最大で63台の周辺機器をデイジーチェーン接続又はツリー接続することができ、100Mbps、200Mbps及び400Mbpsの3種類の転送速度が規格化されている。また、コンピュータ動作中においても周辺機器を抜き差しすることができ(ホットプラグ)、接続ケーブルによる電源の供給もできるといった特徴を有している。
【0004】
さらに、近年では、1394規格を利用してAV機器間をネットワーク接続したり、家電を相互にネットワーク接続したりといった利用方法も提案されており、既に、BSデジタルチューナ、DVHSデッキ、デジタルビデオカメラ等では、1394接続インターフェイスとして外部出力端子(DV端子等)を備えた様々な1394対応商品が発売されている。
【0005】
一方で、1394バスを広帯域無線上に実現しよという試みもされており、Wireless1394、1394over802.11などの無線通信プロトコルを用いることにより、無線上で1394バスを構築することが可能となっている。また、現在、ブリッジなどを介することにより、有線の1394バスと無線の1394バスとをネットワークとして接続するための方式が論じられている。
【0006】
例えば、特許文献1に開示されている通信ノード及び通信端末では、無線端末を有線の1394バス上の1つの通信機器のサブユニットとしてエミュレートするとともに、このサブユニットの制御に連動して無線端末を制御することにより、有線の1394バス上から無線端末と通信することを可能にしている。
【特許文献1】
特開2000−156683号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、1394バス間に1394バス以外のネットワークが存在する場合などには、必ず、1394のブリッジを設置することが必要となるが、このとき、ブリッジ対応していない1394機器からは、異なるプロトコルのネットワークを間に挟んだ1394バス上の1394機器を操作することができない。
【0008】
この場合、特許文献1に示すような方法を用いれば、遠隔側の1394機器のうち1つを操作することは可能であると考えられる。しかしながら、既存の機器では、ノードに対してBSデジタルチューナ、DVHSデッキなどの機器の内部構成を想定し、ノード又はサブユニットに対してAV/C(Audio / Video Compatibility)コマンド等を送信することにより制御を行っているため、通常、コマンド体系が異なると操作が行えなくなる。
ここで、AV/Cとは、1394上に搭載されるプロトコルのひとつで、主に1394対応のオーディオヴィジュアル機器を扱うための規格である。
【0009】
また、上記の方法では、本来、ユニットとサブユニットの構成で存在していた機器の機能を1つのサブユニットにエミュレートするために、必然的にユニット又はサブユニットに対して従来のAV/Cコマンドとは異なるコマンドを送信する必要があり、既存の機器と同じようには制御できないことになる。
【0010】
特に、無線ネットワーク等を通じて接続された遠隔の通信機器を近隣の1394バス上の通信機器のサブユニットとしてエミュレートする場合には、前記無線ネットワーク等と接続可能な機器としか通信できないことになる。
【0011】
本発明は、このような実情に鑑み、1以上の1394機器及び通信機器をバス型に接続した第1の1394バスと、1以上の1394機器及び通信機器をバス型に接続した第2の1394バスとからなり、上記通信機器同士が無線ネットワーク等により接続されているシステムにおいて、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信することを可能とする通信機器を提供しようとするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記解決課題に鑑みて鋭意研究の結果、本発明者は、第1の1394バス上の通信機器において、第2の1394バス上の機器をノードとしてエミュレートし、第2の1394バス上の通信機器において、第1の1394バス上の機器をノードとしてエミュレートすることにより、第1の1394バス上の1394機器及び第2の1394バス上の1394機器が互いに上記ネットワーク上のノードとして通信することを可能にできることに想到した。
【0013】
すなわち、本発明は、IEEE1394バスにより1以上のIEEE1394機器に接続される通信機器であって、他の通信機器とネットワークを通じて通信を行う通信手段と、前記1以上のIEEE1394機器の情報を記憶する内部機器情報記憶手段と、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器の情報を記憶する外部機器情報記憶手段と、前記1以上のIEEE1394機器の情報を前記他の通信機器に送信し、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器の情報を前記他の通信機器から受信する機器情報送受信手段と、を備えている通信機器を提供するものである。
【0014】
また、本発明の通信機器は、前記IEEE1394バス上において前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器をエミュレートすることを特徴とする。
これにより、前記1以上のIEEE1394機器は前記IEEE1394バスを通じて本発明の通信機器にアクセスすることにより、IEEE1394以外のプロトコルを用いた前記ネットワークを通じて接続された遠方のIEEE1394バス上のIEEE1394機器と擬似的に通信することが可能となる。
【0015】
本発明通信機器は、さらに、1以上の1394PHYチップを備えており、該1394PHYチップに対して、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器をエミュレートするエミュレートノードを割り当てることを特徴とする。
【0016】
ここで1394PHYとは、IEEE1394バスにおいて、リピート、ケーブルの状態認識、バスの初期化、アービトレーションなどIEEE1394の物理層の処理を行う基本機能を備えた既存の1394PHYチップであるものとする。
【0017】
本発明の通信機器では、前記1以上のIEEE1394機器及び前記エミュレートノードのそれぞれに対して、前記IEEE1394バス上のノードIDを割り当てていることを特徴とする。
【0018】
これにより、前記エミュレートノードに対しても、前記IEEE1394バス上に実際に接続されている前記1以上のIEEE1394機器と同様に、前記IEEE1394バス上のノードとしてアクセスすることが可能となる。
【0019】
また、本発明の通信機器において、前記内部機器情報記憶手段は、前記1以上のIEEE1394機器のそれぞれについて、機器固有の識別情報と前記IEEE1394バス上で割り当てられているノードIDとを関連付けて記憶しており、前記外部機器情報記憶手段は、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器のそれぞれについて、機器固有の識別情報と前記IEEE1394バス上で割り当てられているノードIDとを関連付けて記憶していることを特徴とする。
【0020】
これにより、各IEEE1394機器にアクセスする際に、同一のIEEE1394バス上でしか有効でないノードIDと、機器固有の識別情報であるGUIDとの両方を使い分ければ、IEEE1394以外のプロトコルによるネットワーク接続を挟んでも、アクセス元及びアクセス先のIEEE1394機器の識別ができることになる。
【0021】
また、本発明の通信機器において、前記機器固有の識別情報は1394機器のGUIDを含んでいることを特徴とする。1394機器のGUIDは、世界中で重複しないよう一元管理されたIDであるから、各1394機器固有の識別情報として用いることができる。
【0022】
本発明の通信機器は、さらに、前記内部機器情報記憶手段を参照して前記1以上のIEEE1394機器に割り当てられているノードIDをGUIDに変換し、前記外部機器情報記憶手段を参照して前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器のGUIDを前記IEEE1394バス上で割り当てられているノードIDに変換するプロトコル変換手段を備えており、前記1以上のIEEE1394機器が前記エミュレートノードに対して送信した通信データを、前記エミュレートノードがエミュレートしているIEEE1394機器のGUIDを宛先とする通信データに変換し、前記他の通信機器に送信することが可能であり、前記他の通信機器から前記1以上のIEEE1394機器のGUIDを宛先とする通信データを受信すると、前記GUIDをノードIDに変換し、該ノードIDを割り当てられたIEEE1394機器に前記通信データを送信することが可能であることを特徴とする。
【0023】
前記IEEE1394バス上でのデータ送受信には前記IEEE1394バス上のノードIDを利用し、前記IEEE1394バスを超えて他のプロトコルによるネットワークを通じたデータ送受信には前記ノードIDと一意に関連付けられたGUIDを利用することにより、IEEE1394以外のプロトコルによるネットワーク接続を挟んで接続されているIEEE1394機器間でのデータ送受信が可能となる。
【0024】
本発明の通信機器は、さらに、前記IEEE1394バスにおいてバスリセットが発生すると、前記他の通信機器に対して機器構成変更通知を送信する手段を備えていることを特徴とする。
これにより、本発明の通信機器は、前記IEEE1394バス上の機器構成に関する最新の情報を、前記他の通信機器に通知することができる。
【0025】
本発明の通信機器は、さらに、前記1以上のIEEE1394機器と前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器とが接続されているかどうかを記憶する機器記憶装置を備えており、接続されている場合にのみ、前記1以上のIEEE1394機器及び前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器間での通信データの送受信を許可することを特徴とする。
【0026】
これにより、前記IEEE1394バス上の機器構成を実際に変化させることなく、前記1以上のIEEE1394機器と前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器と間の接続/接続を管理することが可能となる。
【0027】
さらに、本発明は、1以上のIEEE1394機器と請求項1から10のいずれか1項に記載の通信機器とを含む第1のIEEE1394バスと、1以上のIEEE1394機器と請求項1から10のいずれか1項に記載の通信機器とを含む第2のIEEE1394バスとを含んでおり、前記第1のIEEE1394バスの通信機器と前記第2のIEEE1394バスの通信機器とがネットワークを通じて通信可能であることを特徴とするシステムを提供するものである。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態にかかる通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を概略的に示す図である。
図1に示すネットワークは、1394機器1(100)及び通信機器A(101)を1394規格によりバス型に接続した第1の1394バス(105)と、1394機器2(103)、1394機器3(104)及び通信機器B(102)を1394規格によりバス型に接続した第2の1394バス(106)とから構成されている。
【0029】
また、通信機器A(101)と通信機器B(102)とはネットワーク(107)により接続されており、全体として、第1の1394バス(105)及び第2の1394バス(106)を含んだ1394機器のネットワークを構成している。尚、本実施形態では、ネットワーク(107)には、Wireless1394、1394over802.11などの無線通信プロトコルによる無線通信システムを用いるものとするが、本発明の通信機器はこれに限定されるものではない。
【0030】
ところで、図1に示すような1394バスでは、接続機器の増減、バスリセット発生時などに、コンフィグレーションプロセスが起動され、バスの初期化、ツリーの識別、自己認識などを行い、各機器にはノードIDを割り当てるようになっている。これらの処理は、通常、各1394機器に内蔵されている1394PHYチップが行うようになっており、それぞれの1394PHYチップに対して1つのノードIDが割り当てられている。
【0031】
また、各1394機器には、ノードIDとは別に、工場出荷時に世界中で一意に定められる64ビットのGUID(Global Unique ID)が割り当てられており、このGUIDは、通常、ConfigROMに格納されている。ConfigROMは1つのノードに必ず1つは存在するようになっている。
【0032】
本実施形態においては、1394機器1(100)、1394機器2(103)及び1394機器3(104)は、それぞれ1つのConfigROMを備えており、それぞれがGUIDを格納している。
【0033】
また、一方で、1394機器1(100)には第1の1394バス(105)におけるノードIDを割り当てており、1394機器2(103)及び1394機器3(104)には、第2の1394バス(106)におけるノードIDをそれぞれ割り当てている。
【0034】
今、図1に示すように、1394機器1(100)は、GUIDが0x11111111であり、第1の1394バス(105)におけるノードIDとして0を割り当てているものとする(以下、ノードIDの0の機器をノード0と省略する、ノードIDが1、2の機器も同様にノード1、ノード2と省略する)。
【0035】
また、1394機器2(103)については、GUIDが0x22222222であり、第2の1394バス(106)においてノード1を割り当てており、1394機器3(104)については、GUIDが0x33333333であり、第2の1394バス(106)においてノード2を割り当てているものとする。
【0036】
さらに、通信機器A(101)には、第2の1394バス(106)上の各1394機器をエミュレートするためのノードとして、ノード1及びノード2の2つを割り当てているものとする。同様に、通信機器B(102)についても、第1の1394バス(105)上の1394機器をエミュレートするためのノードとして、ノード0を割り当てているものとする。
【0037】
尚、1394バスではノードIDは可変であり、バスリセット、機器の増減などが起こるたびに、各機器に対してノードIDが再割り当てされる可能性があるが、ここでは上記の各1394機器が上記のノードIDに割り当てられた時点での状態を示している。ノードIDの再割り当てにより、ノードIDが上記と異なるものになったときには、それぞれのノードIDを置き換えて考えればよい。
【0038】
図2は、通信機器A(101)及び通信機器B(102)それぞれの内部構成を概略的に示す図である。図2において、通信機器A(101)は2つのエミュレートノードを含んでおり、通信機器B(102)は1つのエミュレートノードを含んでいる。本実施形態では、それぞれのエミュレートノードについて管理テーブルを割り当てており、バスリセットや機器の増減による初期化が起こったときには、これらのエミュレートノードが、それぞれリピータとして動作することになる。
【0039】
図2において、通信機器A(101)のエミュレートノードのうち、ノード1のエミュレートノードは1394機器2(103)をエミュレートするものであり、ノード2のエミュレートノードは1394機器3(104)エミュレートするものとする。同様に、通信機器B(102)のノード0のエミュレートノードは1394機器1(100)をエミュレートするものとする。
【0040】
図3は、図1に示す通信機器A(101)の内部構成を詳細に示す機能ブロック図である。以下、図3を参照しながら、通信機器A(101)の各ブロックの機能について説明する。
【0041】
無線I/F(301)及び無線I/F(301)に接続されている無線I/F処理部(302)は、無線伝送におけるネゴシエーション等を行う物理層レベルの基本機能を備えており、無線I/F(301)を通じて無線伝送のプロトコルに従ったパケットを送受信する機能を備えている。
【0042】
機器情報送受信部(303)は、通信機器A(101)が属する1394バス上の1394機器の構成情報をネットワーク上の他の通信機器に送信するとともに、ネットワーク上の他の通信機器が属する1394バス上の1394機器の構成情報を受信する機能を備えている。
【0043】
機器情報送受信部(303)は、ネットワーク上の他の通信機器から1394機器の構成情報の要求を受信すると、その要求に応じたデータを内部機器情報記憶部(309)から取得し、無線I/F(301)及び無線I/F処理部(302)を通じて他の通信機器に送信することができる。また、ネットワーク上の他の通信機器に対して、当該他の通信機器の属する1394バス上の1394機器の構成情報を要求し、この要求に対する応答として受信したデータを外部機器情報記憶部(308)に記憶させることができる。例えば、ネットワーク上の他の通信機器に接続されている1394バス上の機器構成に変化が生じた際には、変化の通知を受信して外部機器情報記憶部(308)のデータをアップデートすることができる。
【0044】
プロトコル変換部(304)は、無線I/F(301)及び無線I/F処理部(302)を通じて受信したAsyncパケットと同等のパケットを包括する無線パケットを、1394バス(105)上で伝送可能なAsyncパケットに変換した後、1394I/F処理部(305)に送信する機能を備えている。このとき、受信した無線パケットでは送信元及び送信先がGUIDにより示されているので、プロトコル変換部(304)は、外部機器情報記憶部(308)及び内部機器情報記憶部(309)に含まれる管理テーブルを参照して、上記のGUIDによる送信元及び送信先をノードIDによる送信元及び送信先に変換することができる。
【0045】
プロトコル変換部(304)は、また、1394バス(105)から1394I/F処理部(305)を通じて、ネットワーク上の他の通信機器に接続されている1394バスに属する1394機器に送信されるパケットを受信すると、このパケットはノードIDにより示された送信元及び送信先を含んでいるので、上記同様に、外部機器情報記憶部(308)及び内部機器情報記憶部(309)に含まれる管理テーブルを参照して、上記のノードIDによる送信元及び送信先をGUIDによる送信元及び送信先に変換したパケットを1394I/F処理部(302)に送信する。
【0046】
1394I/F処理部(305)は、プロトコル変換部(304)からAsyncパケットを受信すると、Asyncパケットの送信元に応じて1394PHYチップ(306)及び1394PHYチップ(307)のいずれかに送信する機能を備えている。また、1394I/F処理部(305)は、1394バス(105)から1394PHYチップ(306)又は1394PHYチップ(307)を通じてAsyncパケットを受信すると、外部機器情報部(308)の管理テーブルを参照し、ここで得られた情報に基づいてAsyncパケットを処理可能なときには、当該処理を行った後Asyncパケットの送信元に応答パケットを送信する。上記において処理できないAsyncパケットは、プロトコル変換部(304)に送信する。
【0047】
また、1394I/F処理部(305)は、外部機器情報部(308)の管理テーブルを参照するときに、管理テーブル内のエミュレートフラグ(後述する)が無効である場合には、1394PHYチップ(306)及び1394PHYチップ(307)をリピータとして動作するように制御する機能を備えている。
【0048】
1394PHYチップ(306)及び1394PHYチップ(307)は、従来の1394PHYチップの機能を全て備えており、リピート、ケーブルの状態認識、バスの初期化、アービトレーション等を行うことができるものとする。また、1つの1394PHYチップに対して1つのノードを確保するように機能する。
【0049】
尚、本実施形態の通信機器内においては、ネットワークを通じて接続される他の通信機器が属する1394バスに接続され得る1394機器の最大個数より多い数の1394PHYチップを備えるようにするものとする。すなわち、図3に示すように、通信機器A(101)では、無線ネットワークを通じて接続される通信機器B(102)が属する第2の1394バス(106)に接続され得る1394機器の最大個数が2個であるとして、2個の1394PHYチップ(306)及び1394PHYチップ(307)を備えることとしている。
【0050】
外部機器情報記憶部(308)は、無線ネットワークを通じて接続された第2の1394バス(106)上の各1394機器の構成に関する情報を記憶する機能を備えている。図3において、外部機器情報記憶部(308)は2つの管理テーブルを含んでおり、それぞれの管理テーブルにおいて、第2の1394バス(106)上の各1394機器についてのConfigROM等の機器情報を記憶しているものとする。
【0051】
尚、図3では、外部機器情報記憶部(308)は2つの管理テーブルを含んでいるが、本実施形態において、外部機器情報記憶部(308)は、無線ネットワークを通じて接続される他の通信機器が属する1394バス上において接続可能な1394機器の最大個数より多い数の管理テーブルを備えるようにするものとする。
【0052】
内部機器情報記憶部(309)は、通信機器A(101)が接続されている第1の1394バス(105)上の各1394機器の構成に関する情報を記憶する機能を備えている。図3において、内部機器情報記憶部(309)は1つの管理テーブルを含んでおり、管理テーブルには、第1の1394バス(105)上の1394機器についてのConfigROM等の機器情報を記憶しているものとする。
【0053】
尚、図3では、内部情報記憶部(309)は1つの管理テーブルのみを含んでいるが、本実施形態において、内部情報記憶部(309)は、通信機器A(101)が直接接続されている第1の1394バス(105)上に接続され得る1394機器の最大個数より多い数の管理テーブルを備えているようにするものとする。
【0054】
図4は、図3に示した通信機器A(101)の外部機器情報記憶部(308)及び内部機器情報記憶部(309)に含まれる管理テーブルに格納される情報の構成例を示す図である。
図4において、管理テーブルは、エミュレートフラグと、ノードIDと、GUIDと、複数のレジスタアドレス及びレジスタ値の格納領域とを含んでいる。
エミュレートフラグは、各管理テーブルにおいて現在エミュレートしている1394機器の有無を示すものである。
【0055】
ノードIDは、現在エミュレートしている1394機器に割り当てているノードIDを示すものである。ここで、外部機器情報記憶部(308)の管理テーブルにおけるノードIDには、通信機器A(101)の1394PHYチップ(306)及び1394PHYチップ(307)に割り当てられているノードIDを用いるものとし、内部機器情報記憶部(309)の管理テーブルにおけるノードIDには、通信機器A(101)と1394バスで接続されている1394機器に割り当てられているノードIDを用いるものとする。
GUIDは、現在エミュレートしている1394機器のGUIDを示すものである。
【0056】
本実施形態においては、レジスタアドレス及びレジスタ値の格納領域には、ConfigROMのレジスタアドレス(0xFFFFF000400〜)及びレジスタ値を格納しているものとする。
【0057】
本実施形態において、外部機器情報記憶部(308)及び内部機器情報記憶部(309)に含まれる管理テーブルに格納する内容は上記に限られるわけではなく、他にも1394レジスタ空間のデータ等を格納することが可能である。
【0058】
図5は、図1に示す通信機器B(102)の内部構成を詳細に示す機能ブロック図である。図5において、通信機器B(102)は、無線I/F(501)、無線I/F処理部(502)、機器情報送受信部(503)、プロトコル変換部(504)、1394I/F処理部(505)、1394PHYチップ(506)、外部機器情報記憶部(508)及び内部機器情報記憶部(509)から構成されているが、これら各ブロックの基本的構成及び動作は図3に示した通信機器A(101)と同様であるものとする。
【0059】
図5において、通信機器B(102)と無線ネットワークを通じて接続される1394機器は1つであると想定しており、外部機器情報記憶部(508)には1つのみの管理テーブルを含むよう構成している。また、通信機器B(102)は上記1つの1394機器をエミュレートするために、1つの1394PHYチップ(506)を備えている。
【0060】
一方で、通信機器B(102)と接続されている1394バス(106)には、現在2つの1394機器が接続されているので、内部機器情報記憶部(509)には、これらに対応して2つの管理テーブルを含むよう構成している。
【0061】
以上、図1〜図5を参照しながら、本実施形態の通信機器の及びこれを含む1394機器ネットワークの構成について説明した。続いて、これらの各種の動作のフローについて説明する。
図6及び図7は、図1に示す1394機器ネットワークにおいてバスリセットが発生したときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。まず、図6を参照しながら、図1における第1の1394バス(105)において1394機器の増減等が起こったことによりバスリセットが発生した場合の各機器の動作を例にとって説明する。
【0062】
図6において、まず、第1の1394バス(105)でバスリセットが発生すると、第1の1394バス(105)上の各1394機器においてバスの初期化動作が行われる。この初期化動作は各1394機器に内蔵されている1394PHYチップが行うようになっており、各1394機器に対してノードIDの再割り当てなどを行うものとする。
【0063】
第1の1394バス(105)上の各1394機器において新たなノードIDが決定されると、通信機器A(101)は、第1の1394バス(105)上の自機器以外の機器について、ノード0の機器から順にConfigROMを読み取る。図6に示すように、通信機器A(101)自身に含まれているノード1及びノード2を除き、ノード0の1394機器1(100)のConfigROMを読み取る。
【0064】
通信機器A(101)は、読み取ったConfigROMに含まれているGUIDを取得し、図3に示す内部機器情報記憶部(309)の管理テーブルにおいて、1394機器1(100)の新たなノードID、GUID及びConfigROMの値を記憶して、エミュレートフラグを有効にする。
【0065】
バスリセットが発生した第1の1394バス(105)上の全ての機器について、内部機器情報記憶部(309)内の管理テーブルの作成が終わると、通信機器A(101)は、機器情報送受信部(303)により、第1の1394バス(105)の機器構成が変化していることを示す機器構成変化通知を通信機器B(102)に対して送信する。尚、第1の1394バス(105)においてバスリセットが発生したものの、内部機器情報記憶部(309)内に記憶されている情報に変化がなかった場合には、機器構成変化通知を送信しなくともよい。
【0066】
通信機器A(101)から機器構成変化通知を受信した通信機器B(102)は、第1の1394バス(105)上の機器構成に関する情報を要求する機器構成情報要求を通信機器A(101)に対して送信する。
【0067】
通信機器B(102)から機器構成情報要求を受信した通信機器A(101)は、機器情報送受信部(303)により、内部機器記憶部(309)の管理テーブルに含まれている機器構成情報を通信機器B(102)に対して送信する。
【0068】
上記機器構成情報を受信した通信機器B(102)は、図5に示す外部機器情報記憶部(508)の管理テーブルに上記機器構成情報を書き込むとともに、エミュレートフラグを有効にする。ここで上記機器構成情報には、1394機器1(100)のGUID及びConfigROMの値が含まれているものとする。
【0069】
続いて、図7を参照しながら、図1における第2の1394バス(106)において1394機器の増減等が起こったことによりバスリセットが発生した場合の各機器の動作を例にとって説明する。
図7において、まず、第2の1394バス(106)でバスリセットが発生すると、第21の1394バス(106)上の各1394機器においてバスの初期化動作が行われる。この初期化動作は各1394機器に内蔵されている1394PHYチップが行うようになっており、各1394機器に対してノードIDの再割り当てなどを行うものとする。
【0070】
第2の1394バス(106)上の各1394機器において新たなノードIDが決定されると、通信機器B(102)は、第2の1394バス(106)上の自機器以外の機器について、ノード0の機器から順にConfigROMを読み取る。図7に示すように、通信機器B(102)自身に含まれているノード0を除き、ノード1の1394機器2(103)及びノード2の1394機器3(104)のConfigROMを読み取る。
【0071】
通信機器B(102)は、1394機器2(103)及び1394機器3(104)のそれぞれについて、読み取ったConfigROMに含まれているGUIDを取得し、図5に示す内部機器情報記憶部(509)の管理テーブルにおいて、各1394機器の新たなノードID、GUID及びConfigROMの値を記憶して、エミュレートフラグを有効にする。
【0072】
バスリセットが発生した第2の1394バス(106)上の全ての機器について、内部機器情報記憶部(509)内の管理テーブルの作成が終わると、通信機器B(102)は、機器情報送受信部(503)により、第2の1394バス(106)の機器構成が変化していることを示す機器構成変化通知を通信機器A(101)に対して送信する。尚、第2の1394バス(106)においてバスリセットが発生したものの、内部機器情報記憶部(509)内に記憶されている情報に変化がなかった場合には、機器構成変化通知を送信しなくともよい。
【0073】
通信機器B(102)から機器構成変化通知を受信した通信機器A(101)は、第2の1394バス(106)上の機器構成に関する情報を要求する機器構成情報要求を通信機器B(102)に対して送信する。
【0074】
通信機器A(101)から機器構成情報要求を受信した通信機器B(102)は、機器情報送受信部(503)により、内部機器記憶部(509)の管理テーブルに含まれている機器構成情報を通信機器A(101)に対して送信する。
【0075】
上記機器構成情報を受信した通信機器A(101)は、図3に示す外部機器情報記憶部(308)の管理テーブルに上記機器構成情報を書き込むとともに、エミュレートフラグを有効にする。ここで上記機器構成情報には、1394機器2(103)及び1394機器3(104)それぞれについてのGUID及びConfigROMの値が含まれているものとする。
【0076】
尚、バスリセットが発生した場合における通信機器間での機器構成情報の送受信については、上記以外にも様々な態様が考えられる。図8及び図9は、通信機器間においてバスリセットにともなう機器構成情報の送受信を行う他の態様を示す図である。
【0077】
図8では、第1の1394バス(105)でバスリセットが発生すると、第1の1394バス(105)上の各1394機器においてバスの初期化動作が行われ、各1394機器に対してノードIDの再割り当てが行われる。
【0078】
続いて、通信機器A(101)は、第1の1394バス(105)上の1394機器1(100)のConfigROMを読み取り、これに基づいて図3に示す内部機器情報記憶部(309)の管理テーブルに新たな情報を格納する。
【0079】
さらに、通信機器A(101)は、新たな第1の1394バス(105)上の機器構成情報を登録するよう要求する機器構成情報登録要求を通信機器B(102)に対して送信する。この機器構成情報登録要求には、上記で更新された第1の1394バス(105)上の機器構成情報として、1394機器1(100)のGUID及びConfigROMの値が含まれているものとする。
【0080】
上記機器構成情報登録要求を受信した通信機器B(102)は、図5に示す外部機器情報記憶部(508)の管理テーブルに上記機器構成情報登録要求に含まれる機器構成情報を書き込むとともに、エミュレートフラグを有効にする。
図9では、第2の1394バス(106)でバスリセットが発生した場合の例を示しているが、図8に示す例と同様であるので説明を省略する。
【0081】
以上、説明したような構成及び動作を特徴とする本実施形態の通信機器によれば、1394バスに接続された1394機器に関する情報を通信機器に登録しておくことにより、ネットワーク内で各通信機器と1394バスで接続された1394機器の全てを認識することが可能となる。
【0082】
すなわち、図1〜図9において、第1の1394バス(105)上の1394機器を通信機器A(101)のノードにエミュレートするとともに、第2の1394バス(106)上の1394機器を通信機器B(102)のノードにエミュレートすることにより、第2の1394バス(106)上の1394機器が第1の1394バス(105)上に存在しているかのように、また、第1の1394バス(105)上の1394機器が第2の1394バス(106)上にあるかのように動作するようなシステムを構築することが可能となる。
【0083】
次に、本実施形態の通信機器において、1394機器をノードにエミュレートするときのノードにおける動作を説明する。
図10は、本実施形態の通信機器を含むネットワークにおいて、1394機器が送信するAsyncパケットの構成例を示す図である。
図10に示すAsyncパケットの各領域の意味を以下に説明する。destination_IDは、パケット送信先のノードIDを示す。tlは、requestパケット及びresponseパケットの一対のトランザクションの一致を認識するためのラベルを示す。rtは、busyのAckonwledgeを受信した時のリトライ方法に関する情報を示す。tcodeは、トランザクションパケット種別コードを示す。priは、優先度を示す。source_IDは、パケットの送信元のノードIDを示す。
【0084】
destination_offsetは、パケット送信先ノードのレジスタ空間上の目的アドレス48ビットを示す。data_dengthは、データペイロードのバイト長を示す。extended_tcodeは、トランザクションパケットの拡張種別コードを示す。header_CRCは、ヘッダー情報に対するCRCを示す。dataは、データペイロードを示す。data_CRCは、データペイロードのCRCを示す。
【0085】
ここで、図1に示す本実施形態の通信機器を含むネットワークにおいて、第1の1394バス(105)上の1394機器1(100)から第2の1394バス(106)上の1394機器2(103)に対して、図10に示すAsyncパケットを送信するときの各機器の動作を例にとって説明する。図11は、このときの各機器の動作を示すシーケンス図である。
【0086】
図11において、1394機器2(103)は、第1の1394バス(105)上では通信機器A(101)のノード1にエミュレートされているので、1394機器1(100)はノード1にAsyncパケットを送信することになる。このとき、上記Asyncパケットの送信元はノード0とし、送信先はノード1とし、その他の領域には適当なデータを設定しているものとする。
【0087】
1394機器1(100)が送信した上記Asyncパケットを受信した通信機器A(101)は、図3に示す内部機器情報記憶部(309)のノード0に対応する管理テーブルを参照して、ノード0に対応するGUIDを取得し、プロトコル変換部(304)において、上記Asyncパケットの送信元のノードIDをGUIDに変換する。
【0088】
通信機器A(101)は、また、外部機器情報記憶部(308)のノード1に対応する管理テーブルを参照して、ノード1に対応するGUIDを取得し、上記Asyncパケットの送信先のノードIDをGUIDに変換する。
【0089】
より具体的には、本実施形態では、送信元のノード0を1394機器1のGUIDである0x11111111に変換し、送信先のノード1を1394機器2のGUIDである0x22222222に変換する。
【0090】
図12は、上記に従って図10に示すAsyncパケットの送信元及び送信先をノードIDからGUIDに変換したAsyncパケットの構成例を示す図である。
図12に示すAsyncパケットは、図10に示す1394機器1(100)が送信したAsyncパケットの先頭にDestination_GUID及びSource_GUIDを付加したものである。
【0091】
ここで、Destination_GUIDは、送信先の1394機器のGUIDを示しており、Source_GUIDは、送信元の1394機器のGUIDを示すものである。すなわち、上記に従って、Destination_GUIDには1394機器2のGUIDの0x22222222が設定されており、Source_GUIDには1394機器1のGUIDの0x11111111が設定されていることになる。
【0092】
再び図11において、通信機器A(101)は、無線通信プロトコルに従って、上記のように変換したAsyncパケットを包括した無線パケットを作成し、これを無線ネットワーク(107)を通じて通信機器B(102)に送信する。
【0093】
上記無線パケットを受信した通信機器B(102)は、上記無線パケットからAsyncパケットを取得すると、図12に示すDestination_GUID及びSource_GUIDを読み取り、これらに基づいてdestination_ID及びsource_IDを再設定する。
【0094】
具体的には、通信機器B(102)は、図5に示す外部機器情報(508)の管理テーブルを参照し、送信元のSource_GUIDに対応するノードIDとして、第2の1394バス上にエミュレートされた1394機器1(100)に割り当てられているノードIDをsource_IDに設定する。
【0095】
通信機器B(102)は、また、内部機器情報記憶部(509)の管理テーブルを参照し、送信先のdestination_GUIDに対応するノードIDとして、第2の1394バス(106)上で1394機器2(103)に割り当てられているノードIDを、destination_IDに設定する。
【0096】
すなわち、本実施形態においては、Asyncパケットのdestination_IDにノード1が再設定され、source_IDにノード0が再設定されることになる。
通信機器B(102)は、上記のように変化したAsyncパケットを、第2の1394バス上でノード1が割り当てられている1394機器2(103)に送信する。
【0097】
上記したAsyncパケット送受信では、送信元である1394機器1(100)は、通信機器A(101)において1394機器2(103)をエミュレートしたノード1にAsyncパケットを送信しており、また、送信先である1394機器2(103)は、通信機器B(102)において1394機器1(100)をエミュレートしたノード0からAsyncパケットを受信している。このため、1394機器1(100)及び1394機器2(103)は、第1の1394バス(105)と第2の1394バス(106)との間に無線通信が含まれていることを意識せずに、Asyncパケットを送受信することができる。
【0098】
次に、図1に示す本実施形態の通信機器を含むネットワークにおいて、第1の1394バス(105)上の1394機器1(100)が第2の1394バス(106)上の1394機器2(103)のConfigROMを読み取るときの各機器の動作について説明する。図13は、このときの各機器の動作を示すシーケンス図である。
【0099】
本実施形態において、第2の1394バス(106)上の1394機器2(103)は、第1の1394バス(105)上では通信機器A(101)のノード1にエミュレートされているので、1394機器1(100)は、ノード1のConfigROMを読み取るAsyncパケットを通信機器A(101)に対して送信することになる。
【0100】
このとき場合、1394機器1(100)が送信するAsyncパケットは、図10に示すAsyncパケットと同様のパケットであって、destination_IDをノード1とし、source_IDをノード0とし、tcodeに読み取りのリクエストであるREAD_REQUESTを設定し、Destination_offsetにConfigROMが格納されているレジスタアドレス(通常、0xFFFFF000400〜)を設定し、必要に応じてdata_lengthに読み取りたいConfigROMのバイト長を設定したものである。
【0101】
上記のような構成のAsyncパケットを受信した通信機器A(101)は、図3に示す外部機器情報記憶部(308)にアクセスし、destination_IDで送信先として指定されたノード1に対応する管理テーブルを参照する。管理テーブルにおいて上記Asyncパケット中のdestination_offsetで設定されているレジスタアドレスが登録されている場合には、当該レジスタアドレスの値をREAD_RESPONSEのデータとして含んだAsyncパケットを作成し、これをConfigROM読み取りパケットの送信元であるノード0に送信する。こうして、1394機器1(100)は、通信機器A(101)のノード1にエミュレートされている1394機器2(103)のConfigROMを読み取ることができる。
【0102】
上記のように、本実施形態によれば、通信機器A(101)の外部機器情報記憶部(308)に含まれる管理テーブルにおいて1394機器2(103)のConfigROMを記憶しておくことにより、第2の1394バス(106)の1394機器2(103)にAsyncパケットを実際に送信することなく、ConfigROM読み取り要求に応答することができ、通信時間が短縮される。
【0103】
尚、通信機器A(101)の外部機器情報記憶部(308)に含まれる管理テーブルにおいて1394機器2(103)のConfigROMを記憶していない場合には、上記で図10〜図12を参照しながら説明した例と同様にして、第2の1394バス(106)の1394機器2(103)に対して、ConfigROMの読み取りを要求するAsyncパケットを送信することになる。
【0104】
上記の本実施形態においては、通信機器内において複数の1394PHYチップを持つことにより、1394PHYチップの個数だけ1394バス上のノードを確保するという既存の1394PHYチップの性能を利用した手法を採用しているので、1394PHYチップの個数がそのまま確保するノードの数ということになるが、1394バス上で複数のノードを確保する手段はこれに限定されるものではない。
【0105】
例えば、1つの1394PHYチップにおいて仮想的に複数のセルフIDパケットを送受信することにより複数のノードを確保することも可能である。
また、本実施形態においては、ネットワークを構成する機器の台数については、通信機器A(101)と1394バスで接続される機器が1台まで、通信機器B(102)と1394バスで接続される機器が2台までと想定しているため、通信機器A(101)及び通信機器B(102)に備える1394PHYチップ及び外部機器情報の管理テーブルの数を、それぞれ2個及び1個としているが、この例に限定されるものではない。1394PHYチップ、確保するノードの数及び外部機器情報の管理テーブルの数については、各通信機器においてエミュレートする1394機器の台数と同数かそれより多い数であればよい。
【0106】
通常は、各通信機器においては、ネットワーク接続される遠隔の1394バス上の1394機器の台数よりも多い数のノードを確保するのが望ましいが、当該遠隔の1394バス上の1394機器のうち、通信機器においてエミュレートする(ネットワークを超えてAsyncパケットを送受信できる)1394機器の台数を限定することにより、通信機器において確保するノードの数を、遠隔の1394バス上の1394機器の数よりも少なくすることも可能である。
【0107】
また、本実施形態の通信機器において、管理テーブルに含まれる情報は、図4に示した例に限定されるものではなく、ConfigROM以外のデータを格納してもよい。例えば、ConfigROM以外のレジスタも格納しておき、当該通信機器の属する1394バス上の1394機器から要求に対して、通信機器においてエミュレートしたノードから応答するようにすることも可能である。
【0108】
第2実施形態
図14は、本発明の第2実施形態にかかる通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を概略的に示す図である。
図14に示すネットワークは、1394機器1(1400)及び通信機器A(1401)を1394規格によりバス型に接続した第1の1394バス(1405)と、1394機器2(1403)及び通信機器B(1402)を1394規格によりバス型に接続した第2の1394バス(1406)とから構成されている。
【0109】
また、通信機器A(1401)と通信機器B(1402)とはネットワーク(1407)により接続されており、全体として、第1の1394バス(1405)及び第2の1394バス(1406)を含んだ1394機器のネットワークを構成している。尚、第1実施形態同様に、ネットワーク(1407)には、Wireless1394、1394over802.11などの無線通信プロトコルによる無線通信システムを用いるものとするが、本発明の通信機器はこれに限定されるものではない。
尚、本実施形態において、図14に示す各構成機器は、図1に示す第1実施形態のものと同様に構成されており、同様の動作をするものとする。
【0110】
本実施形態において、1394機器1(1400)は、GUIDが0x11111111であり、第1の1394バス(1405)においてノード0を割り当てており、また、1394機器2(1403)は、GUIDが0x22222222であり、第2の1394バス(1406)においてノード1を割り当てている。
【0111】
また、通信機器A(1401)は、GUIDが0xAAAAAAAAであり、第2の1394バス(1406)上の1394機器2(1403)をエミュレートするためのノードとしてノード1を割り当てている。一方、通信機器B(1402)は、GUIDが0xBBBBBBBBであり、第1の1394バス(1405)上の1394機器1(1400)をエミュレートするためのノードとしてノード0を割り当てている。
【0112】
尚、1394バスではノードIDは可変であり、バスリセット、機器の増減などが起こるたびに、各機器に対してノードIDが再割り当てされる可能性があるが、ここでは上記の各1394機器が上記のノードIDに割り当てられた時点での状態を示している。ノードIDの再割り当てにより、ノードIDが上記と異なるものになったときには、それぞれのノードIDを置き換えて考えればよい。
【0113】
上記のように構成された本実施形態の通信機器の及びこれを含む1394機器ネットワークにおいて、1394機器1(1400)が1394機器2(1403)に接続されるまでの各機器における動作について説明する。
【0114】
本実施形態の通信機器A(1401)及び通信機器B(1402)は、それぞれが接続された1394バス上の機器同士の接続状態を記憶する機器記憶装置を備えている。図15a及び図15bは、本実施形態の通信機器A(1401)が備える機器記憶装置(1501)の構成例を概略的に示す図である。尚、図示しないが、通信機器B(1402)が備える機器記憶装置も同様に構成されているものとする。
【0115】
今、1394機器1(1400)は第1の1394バス(1405)には接続されているが、ネットワーク(1407)を経由して1394機器2(1403)には接続されていないとすると、通信機器A(1401)の機器記憶装置(1501)は図15aに示す状態となっており、1394機器1(1400)が未接続であることが記憶されている。
【0116】
1394機器1(1400)がネットワーク(1407)を経由して1394機器2(1403)に接続されると、通信機器A(1401)の機器記憶装置(1501)が図15bに示す状態となり、1394機器1(1400)と1394機器2(1403)とが接続されていることが記憶されるようになっている。再度、1394機器1(1400)と1394機器2(1403)との接続を切断した時には、機器記憶装置(1501)は再び図15aに示す状態となる。
【0117】
図16は、図14に示す本実施形態のネットワークにおいて、1394機器1(1600)を1394機器2(1603)に接続するときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。
図16において、まず、1394機器1(1400)は、通信機器A(1401)を介して接続されているネットワーク(1407)上の機器情報を取得するよう通信機器A(1401)に要求する。この要求は、所定の要求コマンドを含むパケットを送信するなどして行うものとする。
【0118】
上記要求を受けた通信機器A(1401)は、第2の1394バス(1406)上の機器情報を要求するコマンドを、ネットワーク(1407)を経由して通信機器B(1402)に送信する。このコマンドを受信した通信機器B(1402)は、通信機器B(1402)内の機器記憶装置又は内部機器情報記憶部にアクセスし、あるいは第2の1394バス(1406)上の各機器にアクセスして、第2の1394バス(1406)に現在接続されている機器の情報を取得し、この情報を通信機器A(1401)に送信する。通信機器A(1401)は、この受信した情報を1394機器1(1400)に送信する。
【0119】
続いて、1394機器1(1400)は、1394機器2(1403)との接続の要求を通信機器A(1401)に送信する。この要求を受けた通信機器A(1401)は、ネットワーク(1407)を経由して通信機器B(1403)に接続要求のコマンドを送信する。これを受信した通信機器B(1402)は、1394機器2(1403)に上記接続要求のコマンドを送信する。尚、上記接続要求のコマンドには、1394機器1(1400)に関する情報も含まれているものとする。
【0120】
この時点で、1394機器1(1400)及び1394機器2(1403)は、それぞれ互いの機器の情報を取得しているので、両機器は接続されたことになる。通信機器A(1401)は、機器記憶装置(1501)において、1394機器1(1400)が1394機器2(1403)に接続されたことを記憶する。また、通信機器B(1402)も同様に、機器記憶装置(図示せず)において、1394機器2(1403)が1394機器1(1400)に接続されたことを記憶する。
【0121】
このようにして、1394機器1(1400)は、通信機器A(1401)を通じて、ネットワーク(1407)上の1394機器2(1403)を認識し、1394機器2(1403)は、通信機器B(1402)を通じて、ネットワーク(1407)上の1394機器1(1400)を認識することが可能となる。
【0122】
以上に説明した本実施形態の通信機器及びこれを含むネットワークによれば、各通信機器が各1394バス上の1394機器について、ネットワークへの接続/非接続を管理する機能を備えることにより、本発明の第1実施形態のように機器の増減等によるバスリセットを発生させなくとも、ネットワークを通じた1394機器同士の接続の切り替えを行うことが可能となる。
【0123】
第3実施形態
図17は、本発明の第3実施形態にかかる通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を概略的に示す図である。
【0124】
図17に示すネットワークは、1394機器1(1700)及び通信機器A(1701)を1394規格によりバス型に接続した第1の1394バス(1705)と、1394機器2(1703)、1394機器3(1704)及び通信機器B(1702)を1394規格によりバス型に接続した第2の1394バス(1706)とから構成されている。
【0125】
また、通信機器A(1701)と通信機器B(1702)とはネットワーク(1707)により接続されており、全体として、第1の1394バス(1705)及び第2の1394バス(1706)を含んだ1394機器のネットワークを構成している。尚、第1実施形態同様に、ネットワーク(1707)には、Wireless1394、1394over802.11などの無線通信プロトコルによる無線通信システムを用いるものとするが、本発明の通信機器はこれに限定されるものではない。
【0126】
尚、本実施形態において、図17に示す各構成機器は、図1に示す第1実施形態のものと同様に構成されており、同様の動作をするものとする。
図17に示すように、第1の1394バス(1705)において、1394機器1(1700)にはノード0を割り当てており、通信機器A(1701)にはノード1を割り当てている。
また、第2の1394バス(1706)において、1394機器2(1703)にはノード1を、1394機器3(1704)にはノード2を、通信機器B(1702)にはノード0をそれぞれ割り当てている。
【0127】
尚、1394バスではノードIDは可変であり、バスリセット、機器の増減などが起こるたびに、各機器に対してノードIDが再割り当てされる可能性があるが、ここでは上記の各1394機器が上記のノードIDに割り当てられた時点での状態を示している。ノードIDの再割り当てにより、ノードIDが上記と異なるものになったときには、それぞれのノードIDを置き換えて考えればよい。
【0128】
上記のように構成された本実施形態の通信機器の及びこれを含む1394機器ネットワークにおいて、1394機器同士がネットワーク(1707)を経由して接続されるときの各機器における動作について説明する。
【0129】
本実施形態の通信機器A(1701)及び通信機器B(1702)は、それぞれが接続された1394バス上の機器同士の接続状態を記憶する機器記憶装置を備えている。図18aは、通信機器A(1701)及び通信機器B(1702)のそれぞれが備える機器記憶装置(1801)及び(1802)の構成例を概略的に示す図である。
【0130】
図18aに示すように、現在、1394機器1(1700)は第1の1394バス(1705)には接続されているが、ネットワーク(1707)を経由して第1の1394バス(1705)上の1394機器とは接続されていない。
【0131】
また、1394機器2(1703)及び1394機器3(1704)は、現在、第2の1394バス(1706)には接続されているが、ネットワーク(1707)を経由して第1の1394バス(1705)上の1394機器とは接続されていない。
【0132】
尚、図18aに示す例では、機器記憶装置(1801)において1つの1394機器の接続状態に関する情報が記憶されており、機器記憶装置(1802)において2つの1394機器の接続状態に関する情報が記憶されている。図17に示すネットワークにおいてさらに1394機器を接続したい場合には、その1394機器の接続状態に関する情報を格納できるよう、機器記憶装置(1801)又は(1802)の記憶領域を拡張すればよい。
【0133】
図17に示す本実施形態のネットワークにおいて、1394機器1(1700)を1394機器2(1703)に接続するときの各機器の動作について説明する。尚、このときの各1394機器と各通信機器との間の通信、並びに各通信機器同士の通信の形態は、本発明の第2実施形態で説明したものと同様であるものとする。
【0134】
まず、1394機器1(1700)は、通信機器A(1701)を介して接続されているネットワーク(1707)上の機器情報を取得するよう通信機器A(1701)に要求する。
上記要求を受けた通信機器A(1701)は、第2の1394バス(1706)上の機器情報を要求するコマンドを、ネットワーク(1707)を経由して通信機器B(1702)に送信する。このコマンドを受信した通信機器B(1702)は、通信機器B(1702)内の機器記憶装置又は内部機器情報記憶部にアクセスし、あるいは第2の1394バス(1706)上の各機器にアクセスして、第2の1394バス(1706)に現在接続されている機器の情報を取得し、この情報を通信機器A(1701)に送信する。通信機器A(1701)は、この受信した情報を1394機器1(1700)に送信する。
【0135】
続いて、1394機器1(1700)は、1394機器2(1703)との接続の要求を通信機器A(1701)に送信する。この要求を受けた通信機器A(1701)は、ネットワーク(1707)を経由して通信機器B(1703)に接続要求のコマンドを送信する。これを受信した通信機器B(1702)は、1394機器2(1703)に上記接続要求のコマンドを送信する。尚、上記接続要求のコマンドには、1394機器1(1700)に関する情報も含まれているものとする。
【0136】
この時点で、1394機器1(1700)及び1394機器2(1703)は、それぞれ互いの機器の情報を取得しているので、両機器は接続されたことになる。このとき、図18bに示すように、通信機器A(1701)は、機器記憶装置(1801)において、1394機器1(1700)が1394機器2(1703)に接続されたことを記憶する。また、通信機器B(1702)も同様に、機器記憶装置(1802)において、1394機器2(1703)が1394機器1(1700)に接続されたことを記憶する。
【0137】
このようにして、1394機器1(1700)は、通信機器A(1701)を通じて、ネットワーク(1707)上の1394機器2(1703)を認識し、1394機器2(1703)は、通信機器B(1702)を通じて、ネットワーク(1707)上の1394機器1(1700)を認識することが可能となる。
【0138】
以上に説明した本実施形態の通信機器及びこれを含むネットワークによれば、各通信機器が各1394バス上の1394機器について、ネットワークへの接続/非接続を管理する機能を備えることにより、本発明の第1実施形態のように機器の増減等によるバスリセットを発生させなくとも、ネットワークを通じた1394機器同士の接続の切り替えを行うことが可能となる。
特に、各1394バス上に複数の1394機器がある場合において、特定の1394機器同士のみを接続したり切断したりすることが可能となる。
【0139】
尚、上記の例では、1394機器1(1700)は、第2の1394バス(1706)に接続されている1394機器2(1703)及び1394機器3(1704)の情報を取得した後、1394機器2(1703)と接続を行うよう動作したが、このとき、1394機器3(1704)と接続を行いたい場合には、1394機器3(1704)との接続の要求を、上記同様にして通信機器A(1701)に送信すればよい。
【0140】
この場合、1394機器1(1700)及び1394機器3(1704)が互いに接続されたことになる。図15cは、この場合における通信機器A(1700)及び通信機器B(1702)の機器記憶装置に記憶されている各機器の情報を概略的に示す図である。
【0141】
以上、本発明の通信機器及びこれを含む1394機器ネットワークについて第1〜第3実施形態を例示して説明したが、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではない。当業者であれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、本発明に様々な変更を加ることが可能である。
【0142】
【発明の効果】
以上、説明したように、1394機器ネットワークにおいて本発明の通信機器を設置することにより、1394バス上の他のプロトコルとのブリッジに対応していない既存の1394機器から、別のプロトコルによりネットワーク接続されている他の1394バス上の複数の1394機器に対して、同じ1394バス上の機器と同様に操作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を概略的に示す図である。
【図2】図1に示す通信機器A(101)及び通信機器B(102)それぞれの内部構成を概略的に示す図である。
【図3】図1に示す通信機器A(101)の内部構成を詳細に示す機能ブロック図である。
【図4】図3に示した通信機器A(101)の外部機器情報記憶部(308)及び内部機器情報記憶部(309)に含まれる管理テーブルに格納される情報の構成例を示す図である。
【図5】図1に示す通信機器B(102)の内部構成を詳細に示す機能ブロック図である。
【図6】図1における第1の1394バス(105)においてバスリセットが発生したときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。
【図7】図1における第2の1394バス(106)においてバスリセットが発生したときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。
【図8】図1における第1の1394バス(105)においてバスリセットが発生したときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。
【図9】図1における第2の1394バス(106)においてバスリセットが発生したときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。
【図10】本発明の通信機器を含むネットワークにおいて、1394機器が送信するAsyncパケットの構成例を示す図である。
【図11】図1に示すネットワークにおいて、図10に示すAsyncパケットを1394機器1(100)から1394機器2(103)に送信するときの各機器の動作を示すシーケンス図である。
【図12】図10に示すAsyncパケットの送信元及び送信先をノードIDからGUIDに変換したAsyncパケットの構成例を示す図である。
【図13】図1に示すネットワークにおいて、第1の1394バス(105)上の1394機器1(100)が第2の1394バス(106)上の1394機器2(103)のConfigROMを読み取るときの各機器の動作を示すシーケンス図である。
【図14】本発明の第2実施形態にかかる通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を概略的に示す図である。
【図15a】本発明の第2実施形態にかかる通信機器が備える機器記憶装置(1501)の構成例を概略的に示す図である。
【図15b】本発明の第2実施形態にかかる通信機器が備える機器記憶装置(1501)の構成例を概略的に示す図である。
【図16】図14に示すネットワークにおいて、1394機器1(1600)を1394機器2(1603)に接続するときの各機器の動作を時系列的に示すシーケンス図である。
【図17】本発明の第3実施形態にかかる通信機器、及び他の1394機器を含んだネットワークの構成を概略的に示す図である。
【図18a】通信機器A(1701)及び通信機器B(1702)のそれぞれが備える機器記憶装置(1801)及び(1802)の構成例を概略的に示す図である。
【図18b】通信機器A(1701)及び通信機器B(1702)のそれぞれが備える機器記憶装置(1801)及び(1802)の構成例を概略的に示す図である。
【図18c】通信機器A(1701)及び通信機器B(1702)のそれぞれが備える機器記憶装置(1801)及び(1802)の構成例を概略的に示す図である。
【符号の説明】
100,1400,1700 1394機器1
101,1401,1701 通信機器A
102,1402,1702 通信機器B
103,1403,1703 1394機器2
104,1704 1394機器3
105,1405,1705 第1の1394バス
106,1406,1706 第2の1394バス
107,1407,1707 ネットワーク
301,501 無線I/F
302,502 無線I/F処理部
303,503 機器情報送受信部
304,504 プロトコル変換部
305,505 1394I/F処理部
306,307,506 1394PHY
308,508 外部機器情報記憶部
309,509 内部機器情報記憶部
1501 機器記憶装置
1801 機器記憶装置A
1802 機器記憶装置B

Claims (10)

  1. IEEE1394バスにより1以上のIEEE1394機器に接続される通信機器であって、
    他の通信機器とネットワークを通じて通信を行う通信手段と、
    前記1以上のIEEE1394機器の情報を記憶する内部機器情報記憶手段と、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器の情報を記憶する外部機器情報記憶手段と、
    前記1以上のIEEE1394機器の情報を前記他の通信機器に送信し、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器の情報を前記他の通信機器から受信する機器情報送受信手段と、を備えている通信機器。
  2. 前記通信機器は、前記IEEE1394バス上において前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器をエミュレートすることを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  3. 前記通信機器は、さらに、1以上の1394PHYチップを備えており、該1394PHYチップに対して、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器をエミュレートするエミュレートノードを割り当てることを特徴とする請求項2に記載の通信機器。
  4. 前記1以上のIEEE1394機器及び前記エミュレートノードのそれぞれに対して、前記IEEE1394バス上のノードIDを割り当てていることを特徴とする請求項3に記載の通信機器。
  5. 前記内部機器情報記憶手段は、前記1以上のIEEE1394機器それぞれについて、機器固有の識別情報と前記IEEE1394バス上で割り当てられているノードIDとを関連付けて記憶しており、
    前記外部機器情報記憶手段は、前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器それぞれについて、機器固有の識別情報と前記IEEE1394バス上で割り当てられているノードIDとを関連付けて記憶していることを特徴とする前記請求項4に記載の通信機器。
  6. 前記機器固有の識別情報は1394機器のGUIDを含んでいることを特徴とする請求項5に記載の通信機器。
  7. 前記通信機器は、さらに、前記内部機器情報記憶手段を参照して前記1以上のIEEE1394機器に割り当てられているノードIDをGUIDに変換し、前記外部機器情報記憶手段を参照して前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器のGUIDを前記IEEE1394バス上で割り当てられているノードIDに変換するプロトコル変換手段を備えており、
    前記1以上のIEEE1394機器が前記エミュレートノードに対して送信した通信データを、前記エミュレートノードがエミュレートしているIEEE1394機器のGUIDを宛先とする通信データに変換し、前記他の通信機器に送信することが可能であり、
    前記他の通信機器から前記1以上のIEEE1394機器のGUIDを宛先とする通信データを受信すると、前記GUIDをノードIDに変換し、該ノードIDを割り当てられたIEEE1394機器に前記通信データを送信することが可能であることを特徴とする請求項6に記載の通信機器。
  8. 前記通信機器は、さらに、前記IEEE1394バスにおいてバスリセットが発生すると、前記他の通信機器に対して機器構成変更通知を送信する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載の通信機器。
  9. 前記通信機器は、さらに、前記1以上のIEEE1394機器と前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器とが接続されているかどうかを記憶する機器記憶装置を備えており、
    接続されている場合にのみ、前記1以上のIEEE1394機器及び前記他の通信機器に接続されているIEEE1394機器間での通信データの送受信を許可することを特徴とする請求項7に記載の通信機器。
  10. 1以上のIEEE1394機器と請求項1から10のいずれか1項に記載の通信機器とを含む第1のIEEE1394バスと、1以上のIEEE1394機器と請求項1から10のいずれか1項に記載の通信機器とを含む第2のIEEE1394バスとを含んでおり、前記第1のIEEE1394バスの通信機器と前記第2のIEEE1394バスの通信機器とがネットワークを通じて通信可能であることを特徴とするシステム。
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