JP2004272592A - 情報処理システム、サーバ装置、端末装置、サーバ装置用情報処理プログラム、端末装置用情報処理プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】有用な観光スポットや店舗に関する情報を利用者に負担をかけることなく供与可能な情報処理システム。
【解決手段】サーバ装置P2が、利用者近傍にある対象物S0を識別するための対象物識別データを端末装置P1から受信する対象物識別データ受信手段22と、前記対象物S0に係るコメントを格納するコメント格納手段D1と、対象物識別データで識別される対象物S0のコメントをコメント格納手段D1から抽出するコメント抽出手段25と、抽出した抽出コメントを端末装置P1に対して送信する抽出コメント送信手段27とを具備し、端末装置P1が、対象物識別データをサーバ装置P2に送信する対象物識別データ送信手段14と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段17と、対象物S0の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段18とを具備するようにした。
【選択図】図4
【解決手段】サーバ装置P2が、利用者近傍にある対象物S0を識別するための対象物識別データを端末装置P1から受信する対象物識別データ受信手段22と、前記対象物S0に係るコメントを格納するコメント格納手段D1と、対象物識別データで識別される対象物S0のコメントをコメント格納手段D1から抽出するコメント抽出手段25と、抽出した抽出コメントを端末装置P1に対して送信する抽出コメント送信手段27とを具備し、端末装置P1が、対象物識別データをサーバ装置P2に送信する対象物識別データ送信手段14と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段17と、対象物S0の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段18とを具備するようにした。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示機能を備えた携帯可能な端末装置を利用する利用者に対して、観光スポットや店舗等の情報を提供する情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットや携帯電話の普及により、観光スポット情報や店舗情報などの各種情報を取得する機会が飛躍的に増大している。例えば、携帯電話からWEBサイトにアクセスして、観光協会や旅館組合あるいは店舗側で提供しているホームページを閲覧すれば観光スポット情報や店舗情報を取得できる。また、ネット利用者の情報交換の場である電子掲示板にアクセスすれば他のユーザの投稿メッセージを閲覧することができ、これにより、個人的な意見や実情に近いと思われる情報をも取得することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−200282号公報(第8−16頁、第8図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような構成では、観光スポットや店舗のサイト検索が煩雑であり、所望のサイトの情報を得るには大変な労力がかかるといった問題点を有している。また、所望のサイトにアクセスできたとしても、そのサイトに投稿されている投稿情報は投稿順に閲覧できるだけであり、且つ、現場イメージに合致した投稿情報を得られることは殆ど無く、利用者にとって使い勝手のよいものとは言えないものであった。
【0005】
すなわち、観光スポットや店舗等の情報が提供されているとはいえ、その情報にアクセスすることが困難であり、また、真に利用者が要望する情報を得ることが困難であるといった課題を有している。
【0006】
そこで本発明は、利用者にとって有用な情報をその利用者に負荷をかけることなく供与可能な非常に高機能な情報処理システムの提供を主たる課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、利用者近傍の対象物に係るデータを送受信する端末装置と、端末装置から受信したデータに基づき前記対象物に係る所定のデータを前記端末装置へ送信するサーバ装置とを備えるシステムであって、前記サーバ装置が、利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、抽出した抽出コメントを前記端末装置に対して送信する抽出コメント送信手段とを具備し、前記端末装置が、前記対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段と、対象物の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
ここで、「コメント」とは、他の利用者によるコメントに限らず、利用者自身のコメントを含むものであってもよく、また、文字として表象可能なものに限らず音声として再生可能なものであってもよい。さらに、このコメントは、対象物に対する感想といった主観的なものに限らず、対象物の利用価格といった客観的なものであってもよい。
【0009】
このような構成によれば、端末装置からサーバ装置に対象物を識別するための対象物識別データが送信されれば、サーバ装置に格納されている対象物に対するコメントのうち、その対象物識別データで識別される対象物のコメントが抽出され、そして、抽出された抽出コメントが端末装置に返送されてくるため、必要な情報にアクセスできずにいらいらするといった精神的苦痛を受けることもなく、利用者はその対象物に係るコメントだけを快適かつ簡単に閲覧することができる。また、不必要なコメントがサーバ装置から送信されてこないため、データ通信料金が節約できるといった利益も発生する。さらに、対象物の画像と抽出コメントとが重ね合わされた状態で端末装置に表示されるため、対象物近傍の利用者は、実空間の対象物にあたかもコメントが貼り付けられているような印象を受けることとなり、端末装置の利用が増進され結果対象物の利用も増大するといった経済活性効果も得られる。
【0010】
なお、携帯端末装置のコメント受付手段で受け付けた対象物に関する利用者のコメントを、サーバ装置のコメント格納手段に格納するようにすれば、利用者自身のコメントや他の利用者のコメントがデータベース化された非常に利用価値の高いデータベースが構築される。
【0011】
また、対象物を撮影した画像とその対象物に係るコメントとを合成する画像合成手段をサーバ装置に備えれば、端末装置を構成するCPUなどへの負荷を軽減できる。
【0012】
そして、対象物の画像から対象物を特定する撮影対象物特定手段を設ければ、RFIDやGPSなどによらずその対象物の画像を撮影するだけでその対象物を特定することができる。
【0013】
なお、対象物を特定するためには、取得した端末装置の位置情報をサーバ装置に送信してその端末装置の位置を対象物の位置とすることにより対象物を特定するものが挙げられる。また、携帯端末で対象物に備えた記憶手段に記憶している対象物識別子を取得し、取得したこの対象物識別識別子から対象物を特定するといったものも挙げられる。
【0014】
さらにまた、対象物と携帯端末装置との距離によって、客観的なコメント又は主観的なコメントを抽出するように構成すれば、利用者の使い勝手を向上させることもできる。
【0015】
また、コメントが利用者自身のものであれば、対象物に対する利用者の記憶もよみがえりやすくなり、対象物の利用が促されることも期待できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態における情報処理システムPSの全体システムを示した全体機器構成図である。図1において、P1は利用者に携帯され使用されるとともに観光地や店舗などの対象物S0を撮影可能な機能を備えた携帯端末装置P1であり、P2は前記対象物S0に関するコメントを前記携帯端末装置P1と送受信可能に管理するサーバ装置P2であり、この携帯端末装置P1とサーバ装置P2とはインターネットINETなどの通信回線網を介して双方向通信可能に接続されている。
【0018】
また、図示しないが、前記対象物S0には該対象物S0を識別するための対象物識別子を記憶する記憶装置が取り付けられている。本実施形態において、この記憶装置にはRFIDタグを用いている。RFIDタグは、無線通信により非接触で情報の読出や書換が可能な記録媒体である。RFIDの方式としては、電磁誘導方式(電磁誘導作用を利用してRFIDタグに電力を供給しながらRFIDタグと交信する方式)、マイクロ波方式(マイクロ波帯を用いてRFIDタグと交信する方式)、光方式(赤外線等の光波を用いてRFIDタグと交信する方式)、その他を挙げることができるが、何れの方式を採用するかについては特に限定されない。また、本実施形態では記憶装置をRFIDタグとしたが、これに限られず、bluetooth(登録商標)の如き無線通信機能を有するデータ通信用トランシーバを具備するもので記憶装置を構成してもよい。
【0019】
携帯端末装置P1は、図2に示すように、CPU101、内部メモリ102、HDD等の外部記憶装置103、入力ボタンなどの入力手段104、液晶ディスプレイなどの表示手段105、インターネットINETに接続するためのアンテナなどの通信手段106、対象物S0を撮影可能なカメラなどの撮影手段107等のハードウエア資源に加えて、GPS衛星の電波を受信するGPSレシーバ(図示せず)と前記記憶装置と無線通信を行うための無線通信デバイス(図示せず)とを内包する。無線通信デバイスの具体的な態様は、対象物S0に備えた記憶装置の態様に応じたものとなる。例を挙げて述べると、記憶装置が電子誘導方式のRFIDタグである場合には、該RFIDタグ内の誘導コイルに誘起電圧を惹起させるためのコイル(アンテナ)を含むものとなり、記憶装置が光方式のRFIDタグである場合には、該RFIDタグと赤外線通信を行うための赤外線デバイスを含むものとなる。
【0020】
そして、この携帯端末装置P1は、その内部メモリに記憶させたプログラムにしたがって前記CPU101や周辺機器が作動し、図4に示すように、端末位置取得手段11、対象物識別子取得手段12、対象物撮影画像取得手段13、対象物識別データ送信手段14、コメント受付手段15、受付コメント送信手段16、抽出コメント受信手段17、対象物データ表示手段18などとしての機能を発揮するようにしている。
【0021】
以下、図4に示した携帯端末装置P1の各手段を具体的に詳述する。
【0022】
端末位置取得手段11は、図示しないGPS衛星から放射される電波を受信することにより該携帯端末装置P1の現在位置情報を取得するものであって、前記GPSレシーバなどを利用して構成している。
【0023】
対象物識別子取得手段12は、対象物S0に備えたRFIDからその対象物S0を識別可能な対象物識別子を取得するものであって、前記無線通信デバイスなどを利用して構成している。
【0024】
対象物撮影画像取得手段13は、対象物S0を撮影した対象物撮影画像S01を取得するものであって、前記撮影手段107を利用して構成している。なお、本実施形態では、この対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01を利用者が確認できるように、対象物S0を取得した際に、図5に示すように、前記表示手段105に表示されるように構成している。
【0025】
対象物識別データ送信手段14は、端末位置取得手段11で取得した携帯端末装置P1の現在位置、対象物識別子取得手段12で取得した対象物識別子又は対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01のうち、少なくとも一つ以上のデータを対象物識別データとしてサーバ装置P2に送信するものであって、前記通信手段106などを利用して構成している。
【0026】
コメント受付手段15は、前記対象物S0に係る該利用者のコメントを受け付けるものであって、前記入力手段104などを利用して構成している。なお、本実施形態では、このコメント受付手段15でコメントを受け付けた際に、図6に示すように、前記表示手段105に表示されるように構成している。
【0027】
受付コメント送信手段16は、前記コメント受付手段15で受け付けた受付コメントをサーバ装置P2に送信するものであって、前記通信手段106などを利用して構成している。
【0028】
抽出コメント受信手段17は、サーバ装置P2から送信される抽出コメントを受信するものであって、前記通信手段106などを利用して構成している。
【0029】
対象物データ表示手段18は、前記抽出コメント受信手段17で受信した抽出コメントCCを、図7に示すように、対象物撮影画像S01と重ね合わせた状態で表示手段105に表示するものである。なお、受信した抽出コメントが、後述する撮影画像付抽出コメントのように対象物撮影画像S01を含むものでなければ、対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01と抽出コメントCCとを重ね合わせて表示手段105に表示するように構成している。
【0030】
一方、サーバ装置P2は、一般的なデータベース機能を具備したもので、図4に示すように、CPU201、内部メモリ202、HDD等の外部記憶装置203、マウスやキーボードなどの入力手段204、CRTや液晶ディスプレイなどの表示手段205、インターネットINETに接続するための通信手段206、プリンタなどの出力手段207等を主な構成要素とする。
【0031】
そして本実施形態では、サーバ装置P2は、その内部メモリ202等に記憶させたプログラムにしたがって前記CPU201や周辺機器を作動し、図4に示すように、受付コメント受信手段21、コメント格納手段D1、対象物識別データ受信手段22、対象物特定データ格納手段D2、対象物特定手段23、距離測定手段24、コメント抽出手段25、画像合成手段26、抽出コメント送信手段27などとしての機能を発揮するようにしている。
【0032】
以下、図4に示したサーバ装置P2の各部を詳述する。
【0033】
受付コメント受信手段21は、携帯端末装置P1の受付コメント送信手段16から送信される受付コメントを受信するものであって、前記通信手段206などを利用して構成している。
【0034】
コメント格納手段D1は、図16に示すように、前記受付コメント受信手段21で受信した受付コメントを格納するものであって、前記内部メモリ202又は外部記憶装置203の所定領域に形成されている。より具体的には、対象物識別情報として対象物識別子と対象物名称、主観コメント、客観コメント、各コメントを行ったコメント者を識別可能なコメント者識別子、そのコメント者のハンドルネームを格納するように構成している。なお、各コメントのコメント内容はコメントを格納したコメント日と関連付けた状態で格納される。また、受信したコメントは、コメント格納手段D1に格納される際に、後述する対象物特定データ格納手段D2に格納している対象物識別子をキーとして、対象物を特定するために対象物S0を予め撮影した参照対象物撮影画像及び対象物S0の位置情報を特定可能な対象物位置データと関連付けられた状態で格納されるように構成されている。
【0035】
対象物識別データ受信手段22は、携帯端末装置P1の対象物識別データ送信手段14から送信される対象物識別データを受信するものであって、前記通信手段206などを利用して構成している。
【0036】
対象物特定データ格納手段D2は、図17に示すように、前記対象物識別子と、前記対象物の位置情報と、前記参照対象物撮影画像とを関連付けた状態で対象物特定データとして格納するものであって、前記内部メモリ202又は外部記憶装置203の所定領域に形成されている。なお、本実施形態では、対象物の位置情報として、住所、電話番号、経緯度を格納しているが、対象物の位置を特定できるものであれば、これに限られるものではない。
【0037】
対象物特定手段23は、対象物識別データ受信手段22で受信した対象物識別データと対象物特定データ格納手段D2に格納している対象物特定データとに基づき、対象物S0を特定するものである。より具体的には、受信した対象物識別データが対象物識別子であれば、この対象物識別子で対象物S0を特定し、受信した対象物識別データが携帯端末装置P1の位置情報であれば、その位置情報に一致する対象物の位置情報で示される対象物S0を対象物特定データ格納手段D2から抽出し、これを対象となる対象物S0として特定するように構成している。ここで「一致する」とは、受信した携帯端末装置P1の位置情報と対象物特定データ格納手段D2に格納している対象物の位置情報とが完全に一致しているものは当然のこと、実施態様によっては数メートル単位あるいは数十メートル単位の誤差があっても一致するものとしてもよい。さらに、受信した対象物識別データが対象物撮影画像S01であれば該対象物特定手段23は撮影対象物特定手段として機能し、この対象物撮影画像S01と対象物特定データ格納手段D2に格納している参照対象物撮影画像とをパターンマッチングの手法で比較し、両者のマッチングがとれた際に、参照対象物撮影画像で特定される対象物S0を、対象とする対象物S0として特定するように構成している。
【0038】
距離測定手段24は、前記対象物特定手段23で特定した対象物S0の位置情報と前記対象物識別データ受信手段22で受信した携帯端末装置P1の位置情報とに基づき、両者間の距離を測定するものである。
【0039】
コメント抽出手段25は、対象物特定手段23で特定された対象物S0のコメントを前記コメント格納手段D1から抽出するものである。なお、本実施形態では、距離測定手段24で測定した対象物S0と携帯端末装置P1との距離に応じて、異なるコメントを抽出するように構成している。例えば、両者が一致する位置又は近傍にあれば、「この教会での結婚式はムード最高ですよ。」といった主観的なコメントを抽出し、一方、一致する位置及び近傍になければ、例えば「この教会はバロック式建築ですよ。」といった客観的なコメントを抽出するように構成している。なお、いずれか一方のコメントがコメント格納手段D1に格納されていなければ、格納しているコメントを抽出するようにしてもよい。
【0040】
画像合成手段26は、対象物識別データ受信手段22で受信した対象物撮影画像S01と、コメント抽出手段25で抽出した抽出コメントCCとを画像合成するものである。より具体的には、対象物撮影画像S01と抽出コメントCCとを画像合成したものを携帯端末装置P1の表示手段105に表示した際に、図7に示すように、抽出コメントCCで対象物S0が識別不能にならない程度に、対象物S0の手前側に抽出コメントCCをペーストされるようにしている。また、抽出コメントCCを半透明にして重なる部分の対象物撮影画像S01を認識できるように構成してもよい。
【0041】
抽出コメント送信手段27は、前記コメント抽出手段25で抽出された抽出コメントCCを携帯端末装置P1に送信するものであって、前記通信手段206などを利用して構成している。なお、実施態様によっては、画像合成手段26で画像合成された撮影画像付抽出コメントを携帯端末装置P1の送信するものもある。
【0042】
次に、本実施形態のシステムの動作について、図8〜図15に示すフロー図を用いて説明する。
【0043】
なお、携帯端末装置P1がサーバ装置P2に送信する対象物識別データについて、次の(1)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物識別子のみを送信する場合、(2)携帯端末装置P1が対象物識別データとして該装置P1の位置情報のみを送信する場合、(3)携帯端末装置P1が、対象物識別データとして対象物識別子と該装置P1の位置情報とを送信する場合、(4)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物S0の画像のみを送信する場合の4つに分類して説明を行う。
【0044】
(1)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物識別子のみを送信する場合
図8は、携帯端末装置P1において、「対象物識別子」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0045】
図9は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「対象物識別子」に基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0046】
まず、図8に示すように、携帯端末装置P1において、対象物識別子取得手段12が対象物識別子を取得すると(ステップS101)、対象物識別データ送信手段14が対象物識別子をサーバ装置P2へ送信する(ステップS102)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS103)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した抽出コメントCCと対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01とを重ね合わせた状態で表示手段105に表示する(ステップS104)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS105)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS106)。
【0047】
一方、図9に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が対象物識別子を受信すれば(ステップS201)、コメント抽出手段25がこの対象物識別子で識別されるコメントをコメント格納手段D1から抽出する(ステップS202)。そして、抽出された抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS203)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0048】
なお、上述のステップS202において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
(2)携帯端末装置P1が対象物識別データとして該装置P1の位置情報のみを送信する場合
図10は、携帯端末装置P1において、「携帯端末装置P1の位置情報」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0049】
図11は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「携帯端末装置P1の位置情報」に基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0050】
まず、図10に示すように、携帯端末装置P1において、端末位置取得手段11が携帯端末装置P1の位置情報を取得すると(ステップS301)、対象物識別データ送信手段14が携帯端末装置P1の位置情報をサーバ装置P2へ送信する(ステップS302)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS303)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した抽出コメントCCと対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01とを重ね合わせた状態で表示手段105に表示する(ステップS304)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS305)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS306)。
【0051】
一方、図11に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が携帯端末装置P1の位置情報を受信すれば(ステップS401)、対象物特定手段23が対象物特定データ格納手段D2を参照し、携帯端末装置P1の位置情報にある対象物S0を特定する(ステップS402)。そして、コメント抽出手段25がこの対象物S0に係るコメントをコメント格納手段D1から抽出する(ステップS403)。そして、抽出された抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS404)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0052】
なお、上述のステップS403において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
(3)携帯端末装置P1が、対象物識別データとして対象物識別子と該装置P1の位置情報とを送信する場合
図12は、携帯端末装置P1において、「対象物識別子」と「該装置P1の位置情報」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0053】
図13は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「対象物識別子」と「該装置P1の位置情報」とに基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0054】
まず、図12に示すように、携帯端末装置P1において、対象物識別子取得手段12が対象物S0の対象物識別子を取得するともに端末位置取得手段11が携帯端末装置P1の位置情報を所得すると(ステップS501)、対象物識別データ送信手段14が対象物識別子及び携帯端末装置P1の位置情報をサーバ装置P2へ送信する(ステップS502)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS503)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した抽出コメントCCと対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01とを重ね合わせた状態で表示手段105に表示する(ステップS504)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS505)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS506)。
【0055】
一方、図13に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が対象物識別子及び携帯端末装置P1の位置情報を受信すれば(ステップS601)、対象物特定手段23が対象物特定データ格納手段D2を参照し、対象物識別子で示される対象物S0の位置を特定する(ステップS602)。そして、距離測定手段24が特定した対象物S0の位置情報と携帯端末装置P1の位置情報とから両者間の距離を測定し(ステップS603)、携帯端末装置P1が対象物S0から所定範囲にあれば(ステップS604)、コメント格納手段D1から主観的コメントデータを抽出し(ステップS605)、所定範囲になければ(ステップS604)、客観的コメントデータを抽出する(ステップS606)。そして、抽出された抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS607)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0056】
なお、上述のステップS605又はS606において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
(4)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物S0の画像のみを送信する場合
図14は、携帯端末装置P1において、「対象物S0の画像」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0057】
図15は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「対象物S0の画像」に基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0058】
まず、図14に示すように、携帯端末装置P1において、対象物撮影画像取得手段13が対象物撮影画像S01を取得すると(ステップS701)、対象物識別データ送信手段14が対象物撮影画像S01をサーバ装置P2へ送信する(ステップS702)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる撮影画像付抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS703)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した撮影画像付抽出コメントCCを表示手段105に表示する(ステップS704)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS705)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS706)。
【0059】
一方、図15に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が対象物撮影画像S01を受信すれば(ステップS801)、対象物特定手段23が対象物特定データ格納手段D2を参照し、対象物撮影画像S01と一致する参照対象物撮影画像で対象物S0を特定する(ステップS802)。そして、コメント抽出手段25がこの対象物S0に係るコメントをコメント格納手段D1から抽出する(ステップS803)。そして、画像合成手段26がコメント抽出手段25で抽出した抽出コメントと対象物識別データ受信手段22で受信した対象物撮影画像S01とを画像合成し、撮影画像付抽出コメントを生成する(ステップS804)。しかして、生成された撮影画像付抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS805)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0060】
なお、上述のステップS803において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
【0061】
また、前記ステップ805においてサーバ装置P2の抽出コメント送信手段25が携帯端末装置P2に送信可能なデータは撮影画像付抽出コメントに限らず、撮影画像と抽出コメントとを合成しない状態で送信するように構成しても構わない。
【0062】
以上のように本発明によれば、対象物識別子や携帯端末装置P1の位置情報といった自動的に取得されるデータ又は備え付けの撮影手段で取得したデータを対象物識別データとしてサーバ装置P2に送信するだけで、その対象物S0に係る他の利用者又は利用者自身の所望のコメントを簡単に得ることができる。このように、利用者は、労せず快適に利用価値の高い情報を得られるといった、利用者にとって非常に有益な情報処理システムPSを実現することができる。また、対象物S0に係るコメント以外の不要なデータがサーバ装置P2から送信されてこないため、不必要なデータの受信に料金が発生するといった不具合もない。また、携帯端末装置P1でサーバ装置P2から受信した対象物S0に係る抽出コメントCCは、携帯端末装置P1の表示手段に対象物S0の画像とともに表示されるため、実空間の対象物S0にあたかもそのコメントが貼り付けられているような感覚を、利用者が受けることも想定される。このように従来にない不思議な感覚をあじわった利用者は、他の対象物でも試したくなり、結果、携帯端末装置P1、サーバ装置P2や対象物S0の利用が増進され、これらに経済的な効果をもたらすことも期待される。
【0063】
また、サーバ装置P2のコメント格納手段D1に、他の利用者のコメントを多数格納される状態であれば、そのデータベースとしての利用価値が非常に高くなる。
【0064】
また、対象物S0を識別するためのRFIDや携帯端末装置位置を知るためのGPSといった特別な機能を該装置P1に備えさせなくても、撮影手段さえ具備させ、サーバ装置P2で対象物撮影画像S01で対象物S0を識別するように構成すれば、携帯端末装置P1を安価に構成しつつ上述のものと同等の性能を有する有益な情報処理システムPSを提供することができる。
【0065】
また、携帯端末装置P1と対象物S0との距離によって客観的コメント及び主観的コメントとを得られるようにしているため、利用者にとってコメントを見て理解し易いといったメリットも生じる。
【0066】
またさらに、撮影画像は静止画に限らず動画でもよく、例えば、撮影手段107で撮影中の対象物をリアルタイムに表示手段105に画面表示しながら、サーバ装置P2から受信した対象物に係る抽出コメントを重ね合わせて表示するといった実施態様も考えられる。
【0067】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、利用者近傍の対象物に係るデータを送受信する端末装置と、端末装置から受信したデータに基づき前記対象物に係る所定のデータを前記端末装置へ送信するサーバ装置とを備えるシステムであって、前記サーバ装置が、利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、抽出した抽出コメントを前記端末装置に対して送信する抽出コメント送信手段とを具備し、前記端末装置が、前記対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段と、対象物の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段とを具備しているため、対象物識別子や携帯端末装置の位置情報といった自動的に取得されるデータ又は備え付けの撮影手段で取得したデータを対象物識別データとしてサーバ装置に送信するだけで、その対象物に係る他の利用者又は利用者自身の所望のコメントを簡単に得ることができるため、利用者は、労せず快適に利用価値の高い情報を得られるといった、利用者にとって非常に有益な情報処理システムを提供することができる。また、対象物に係るコメント以外の不要なデータがサーバ装置から送信されてこないため、不必要なデータの受信に料金が発生するといった不具合もない。また、携帯端末装置でサーバ装置から受信した対象物に係る抽出コメントは、携帯端末装置の表示手段に対象物の画像とともに表示されるため、実空間の対象物にあたかもそのコメントが貼り付けられているような感覚を、利用者が受けることも想定される。このように従来にない不思議な感覚をあじわった利用者は、他の対象物でも試したくなり、結果、携帯端末装置、サーバ装置や対象物の利用が増進され、これらに経済的な効果をもたらすことも期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における全体機器構成図
【図2】同実施形態における携帯端末装置の内部機器構成図
【図3】同実施形態におけるサーバ装置の内部機器構成図
【図4】同実施形態における携帯端末装置及びサーバ装置の動作を示すフロー図
【図5】同実施形態における携帯端末装置に表示される対象物撮影画像を示す画面
【図6】同実施形態における携帯端末装置に表示されるコメントを示す画面
【図7】同実施形態における携帯端末装置に表示される対象物撮影画像と抽出コメントとを示す画面
【図8】同実施形態における対象物識別データが対象物識別子である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図9】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図10】同実施形態における対象物識別データが該端末装置の位置情報である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図11】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図12】同実施形態における対象物識別データが対象物識別子及び該端末装置の位置情報である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図13】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図14】同実施形態における対象物識別データが対象物撮影画像である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図15】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図16】同実施形態におけるコメント格納手段の格納態様を示す図
【図17】同実施形態における対象物特定データ格納手段の格納態様を示す図
【符号の説明】
CC・・・抽出コメント
D1・・・コメント格納手段
P1・・・端末装置
P2・・・サーバ装置
PS・・・情報処理システム
S0・・・対象物
S01・・・対象物撮影画像
UC・・・受付コメント
11・・・端末位置取得手段
12・・・対象物識別子取得手段
14・・・対象物識別データ送信手段
15・・・コメント受付手段
16・・・受付コメント送信手段
17・・・抽出コメント受信手段
18・・・対象物データ表示手段
21・・・受付コメント受信手段
22・・・対象物識別データ受信手段
23・・・対象物特定手段(撮影対象物特定手段)
24・・・距離測定手段
25・・・コメント抽出手段
26・・・画像合成手段
27・・・抽出コメント送信手段
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示機能を備えた携帯可能な端末装置を利用する利用者に対して、観光スポットや店舗等の情報を提供する情報処理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インターネットや携帯電話の普及により、観光スポット情報や店舗情報などの各種情報を取得する機会が飛躍的に増大している。例えば、携帯電話からWEBサイトにアクセスして、観光協会や旅館組合あるいは店舗側で提供しているホームページを閲覧すれば観光スポット情報や店舗情報を取得できる。また、ネット利用者の情報交換の場である電子掲示板にアクセスすれば他のユーザの投稿メッセージを閲覧することができ、これにより、個人的な意見や実情に近いと思われる情報をも取得することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−200282号公報(第8−16頁、第8図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような構成では、観光スポットや店舗のサイト検索が煩雑であり、所望のサイトの情報を得るには大変な労力がかかるといった問題点を有している。また、所望のサイトにアクセスできたとしても、そのサイトに投稿されている投稿情報は投稿順に閲覧できるだけであり、且つ、現場イメージに合致した投稿情報を得られることは殆ど無く、利用者にとって使い勝手のよいものとは言えないものであった。
【0005】
すなわち、観光スポットや店舗等の情報が提供されているとはいえ、その情報にアクセスすることが困難であり、また、真に利用者が要望する情報を得ることが困難であるといった課題を有している。
【0006】
そこで本発明は、利用者にとって有用な情報をその利用者に負荷をかけることなく供与可能な非常に高機能な情報処理システムの提供を主たる課題としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は、利用者近傍の対象物に係るデータを送受信する端末装置と、端末装置から受信したデータに基づき前記対象物に係る所定のデータを前記端末装置へ送信するサーバ装置とを備えるシステムであって、前記サーバ装置が、利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、抽出した抽出コメントを前記端末装置に対して送信する抽出コメント送信手段とを具備し、前記端末装置が、前記対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段と、対象物の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段とを具備することを特徴とする。
【0008】
ここで、「コメント」とは、他の利用者によるコメントに限らず、利用者自身のコメントを含むものであってもよく、また、文字として表象可能なものに限らず音声として再生可能なものであってもよい。さらに、このコメントは、対象物に対する感想といった主観的なものに限らず、対象物の利用価格といった客観的なものであってもよい。
【0009】
このような構成によれば、端末装置からサーバ装置に対象物を識別するための対象物識別データが送信されれば、サーバ装置に格納されている対象物に対するコメントのうち、その対象物識別データで識別される対象物のコメントが抽出され、そして、抽出された抽出コメントが端末装置に返送されてくるため、必要な情報にアクセスできずにいらいらするといった精神的苦痛を受けることもなく、利用者はその対象物に係るコメントだけを快適かつ簡単に閲覧することができる。また、不必要なコメントがサーバ装置から送信されてこないため、データ通信料金が節約できるといった利益も発生する。さらに、対象物の画像と抽出コメントとが重ね合わされた状態で端末装置に表示されるため、対象物近傍の利用者は、実空間の対象物にあたかもコメントが貼り付けられているような印象を受けることとなり、端末装置の利用が増進され結果対象物の利用も増大するといった経済活性効果も得られる。
【0010】
なお、携帯端末装置のコメント受付手段で受け付けた対象物に関する利用者のコメントを、サーバ装置のコメント格納手段に格納するようにすれば、利用者自身のコメントや他の利用者のコメントがデータベース化された非常に利用価値の高いデータベースが構築される。
【0011】
また、対象物を撮影した画像とその対象物に係るコメントとを合成する画像合成手段をサーバ装置に備えれば、端末装置を構成するCPUなどへの負荷を軽減できる。
【0012】
そして、対象物の画像から対象物を特定する撮影対象物特定手段を設ければ、RFIDやGPSなどによらずその対象物の画像を撮影するだけでその対象物を特定することができる。
【0013】
なお、対象物を特定するためには、取得した端末装置の位置情報をサーバ装置に送信してその端末装置の位置を対象物の位置とすることにより対象物を特定するものが挙げられる。また、携帯端末で対象物に備えた記憶手段に記憶している対象物識別子を取得し、取得したこの対象物識別識別子から対象物を特定するといったものも挙げられる。
【0014】
さらにまた、対象物と携帯端末装置との距離によって、客観的なコメント又は主観的なコメントを抽出するように構成すれば、利用者の使い勝手を向上させることもできる。
【0015】
また、コメントが利用者自身のものであれば、対象物に対する利用者の記憶もよみがえりやすくなり、対象物の利用が促されることも期待できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。
【0017】
図1は、本発明の実施形態における情報処理システムPSの全体システムを示した全体機器構成図である。図1において、P1は利用者に携帯され使用されるとともに観光地や店舗などの対象物S0を撮影可能な機能を備えた携帯端末装置P1であり、P2は前記対象物S0に関するコメントを前記携帯端末装置P1と送受信可能に管理するサーバ装置P2であり、この携帯端末装置P1とサーバ装置P2とはインターネットINETなどの通信回線網を介して双方向通信可能に接続されている。
【0018】
また、図示しないが、前記対象物S0には該対象物S0を識別するための対象物識別子を記憶する記憶装置が取り付けられている。本実施形態において、この記憶装置にはRFIDタグを用いている。RFIDタグは、無線通信により非接触で情報の読出や書換が可能な記録媒体である。RFIDの方式としては、電磁誘導方式(電磁誘導作用を利用してRFIDタグに電力を供給しながらRFIDタグと交信する方式)、マイクロ波方式(マイクロ波帯を用いてRFIDタグと交信する方式)、光方式(赤外線等の光波を用いてRFIDタグと交信する方式)、その他を挙げることができるが、何れの方式を採用するかについては特に限定されない。また、本実施形態では記憶装置をRFIDタグとしたが、これに限られず、bluetooth(登録商標)の如き無線通信機能を有するデータ通信用トランシーバを具備するもので記憶装置を構成してもよい。
【0019】
携帯端末装置P1は、図2に示すように、CPU101、内部メモリ102、HDD等の外部記憶装置103、入力ボタンなどの入力手段104、液晶ディスプレイなどの表示手段105、インターネットINETに接続するためのアンテナなどの通信手段106、対象物S0を撮影可能なカメラなどの撮影手段107等のハードウエア資源に加えて、GPS衛星の電波を受信するGPSレシーバ(図示せず)と前記記憶装置と無線通信を行うための無線通信デバイス(図示せず)とを内包する。無線通信デバイスの具体的な態様は、対象物S0に備えた記憶装置の態様に応じたものとなる。例を挙げて述べると、記憶装置が電子誘導方式のRFIDタグである場合には、該RFIDタグ内の誘導コイルに誘起電圧を惹起させるためのコイル(アンテナ)を含むものとなり、記憶装置が光方式のRFIDタグである場合には、該RFIDタグと赤外線通信を行うための赤外線デバイスを含むものとなる。
【0020】
そして、この携帯端末装置P1は、その内部メモリに記憶させたプログラムにしたがって前記CPU101や周辺機器が作動し、図4に示すように、端末位置取得手段11、対象物識別子取得手段12、対象物撮影画像取得手段13、対象物識別データ送信手段14、コメント受付手段15、受付コメント送信手段16、抽出コメント受信手段17、対象物データ表示手段18などとしての機能を発揮するようにしている。
【0021】
以下、図4に示した携帯端末装置P1の各手段を具体的に詳述する。
【0022】
端末位置取得手段11は、図示しないGPS衛星から放射される電波を受信することにより該携帯端末装置P1の現在位置情報を取得するものであって、前記GPSレシーバなどを利用して構成している。
【0023】
対象物識別子取得手段12は、対象物S0に備えたRFIDからその対象物S0を識別可能な対象物識別子を取得するものであって、前記無線通信デバイスなどを利用して構成している。
【0024】
対象物撮影画像取得手段13は、対象物S0を撮影した対象物撮影画像S01を取得するものであって、前記撮影手段107を利用して構成している。なお、本実施形態では、この対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01を利用者が確認できるように、対象物S0を取得した際に、図5に示すように、前記表示手段105に表示されるように構成している。
【0025】
対象物識別データ送信手段14は、端末位置取得手段11で取得した携帯端末装置P1の現在位置、対象物識別子取得手段12で取得した対象物識別子又は対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01のうち、少なくとも一つ以上のデータを対象物識別データとしてサーバ装置P2に送信するものであって、前記通信手段106などを利用して構成している。
【0026】
コメント受付手段15は、前記対象物S0に係る該利用者のコメントを受け付けるものであって、前記入力手段104などを利用して構成している。なお、本実施形態では、このコメント受付手段15でコメントを受け付けた際に、図6に示すように、前記表示手段105に表示されるように構成している。
【0027】
受付コメント送信手段16は、前記コメント受付手段15で受け付けた受付コメントをサーバ装置P2に送信するものであって、前記通信手段106などを利用して構成している。
【0028】
抽出コメント受信手段17は、サーバ装置P2から送信される抽出コメントを受信するものであって、前記通信手段106などを利用して構成している。
【0029】
対象物データ表示手段18は、前記抽出コメント受信手段17で受信した抽出コメントCCを、図7に示すように、対象物撮影画像S01と重ね合わせた状態で表示手段105に表示するものである。なお、受信した抽出コメントが、後述する撮影画像付抽出コメントのように対象物撮影画像S01を含むものでなければ、対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01と抽出コメントCCとを重ね合わせて表示手段105に表示するように構成している。
【0030】
一方、サーバ装置P2は、一般的なデータベース機能を具備したもので、図4に示すように、CPU201、内部メモリ202、HDD等の外部記憶装置203、マウスやキーボードなどの入力手段204、CRTや液晶ディスプレイなどの表示手段205、インターネットINETに接続するための通信手段206、プリンタなどの出力手段207等を主な構成要素とする。
【0031】
そして本実施形態では、サーバ装置P2は、その内部メモリ202等に記憶させたプログラムにしたがって前記CPU201や周辺機器を作動し、図4に示すように、受付コメント受信手段21、コメント格納手段D1、対象物識別データ受信手段22、対象物特定データ格納手段D2、対象物特定手段23、距離測定手段24、コメント抽出手段25、画像合成手段26、抽出コメント送信手段27などとしての機能を発揮するようにしている。
【0032】
以下、図4に示したサーバ装置P2の各部を詳述する。
【0033】
受付コメント受信手段21は、携帯端末装置P1の受付コメント送信手段16から送信される受付コメントを受信するものであって、前記通信手段206などを利用して構成している。
【0034】
コメント格納手段D1は、図16に示すように、前記受付コメント受信手段21で受信した受付コメントを格納するものであって、前記内部メモリ202又は外部記憶装置203の所定領域に形成されている。より具体的には、対象物識別情報として対象物識別子と対象物名称、主観コメント、客観コメント、各コメントを行ったコメント者を識別可能なコメント者識別子、そのコメント者のハンドルネームを格納するように構成している。なお、各コメントのコメント内容はコメントを格納したコメント日と関連付けた状態で格納される。また、受信したコメントは、コメント格納手段D1に格納される際に、後述する対象物特定データ格納手段D2に格納している対象物識別子をキーとして、対象物を特定するために対象物S0を予め撮影した参照対象物撮影画像及び対象物S0の位置情報を特定可能な対象物位置データと関連付けられた状態で格納されるように構成されている。
【0035】
対象物識別データ受信手段22は、携帯端末装置P1の対象物識別データ送信手段14から送信される対象物識別データを受信するものであって、前記通信手段206などを利用して構成している。
【0036】
対象物特定データ格納手段D2は、図17に示すように、前記対象物識別子と、前記対象物の位置情報と、前記参照対象物撮影画像とを関連付けた状態で対象物特定データとして格納するものであって、前記内部メモリ202又は外部記憶装置203の所定領域に形成されている。なお、本実施形態では、対象物の位置情報として、住所、電話番号、経緯度を格納しているが、対象物の位置を特定できるものであれば、これに限られるものではない。
【0037】
対象物特定手段23は、対象物識別データ受信手段22で受信した対象物識別データと対象物特定データ格納手段D2に格納している対象物特定データとに基づき、対象物S0を特定するものである。より具体的には、受信した対象物識別データが対象物識別子であれば、この対象物識別子で対象物S0を特定し、受信した対象物識別データが携帯端末装置P1の位置情報であれば、その位置情報に一致する対象物の位置情報で示される対象物S0を対象物特定データ格納手段D2から抽出し、これを対象となる対象物S0として特定するように構成している。ここで「一致する」とは、受信した携帯端末装置P1の位置情報と対象物特定データ格納手段D2に格納している対象物の位置情報とが完全に一致しているものは当然のこと、実施態様によっては数メートル単位あるいは数十メートル単位の誤差があっても一致するものとしてもよい。さらに、受信した対象物識別データが対象物撮影画像S01であれば該対象物特定手段23は撮影対象物特定手段として機能し、この対象物撮影画像S01と対象物特定データ格納手段D2に格納している参照対象物撮影画像とをパターンマッチングの手法で比較し、両者のマッチングがとれた際に、参照対象物撮影画像で特定される対象物S0を、対象とする対象物S0として特定するように構成している。
【0038】
距離測定手段24は、前記対象物特定手段23で特定した対象物S0の位置情報と前記対象物識別データ受信手段22で受信した携帯端末装置P1の位置情報とに基づき、両者間の距離を測定するものである。
【0039】
コメント抽出手段25は、対象物特定手段23で特定された対象物S0のコメントを前記コメント格納手段D1から抽出するものである。なお、本実施形態では、距離測定手段24で測定した対象物S0と携帯端末装置P1との距離に応じて、異なるコメントを抽出するように構成している。例えば、両者が一致する位置又は近傍にあれば、「この教会での結婚式はムード最高ですよ。」といった主観的なコメントを抽出し、一方、一致する位置及び近傍になければ、例えば「この教会はバロック式建築ですよ。」といった客観的なコメントを抽出するように構成している。なお、いずれか一方のコメントがコメント格納手段D1に格納されていなければ、格納しているコメントを抽出するようにしてもよい。
【0040】
画像合成手段26は、対象物識別データ受信手段22で受信した対象物撮影画像S01と、コメント抽出手段25で抽出した抽出コメントCCとを画像合成するものである。より具体的には、対象物撮影画像S01と抽出コメントCCとを画像合成したものを携帯端末装置P1の表示手段105に表示した際に、図7に示すように、抽出コメントCCで対象物S0が識別不能にならない程度に、対象物S0の手前側に抽出コメントCCをペーストされるようにしている。また、抽出コメントCCを半透明にして重なる部分の対象物撮影画像S01を認識できるように構成してもよい。
【0041】
抽出コメント送信手段27は、前記コメント抽出手段25で抽出された抽出コメントCCを携帯端末装置P1に送信するものであって、前記通信手段206などを利用して構成している。なお、実施態様によっては、画像合成手段26で画像合成された撮影画像付抽出コメントを携帯端末装置P1の送信するものもある。
【0042】
次に、本実施形態のシステムの動作について、図8〜図15に示すフロー図を用いて説明する。
【0043】
なお、携帯端末装置P1がサーバ装置P2に送信する対象物識別データについて、次の(1)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物識別子のみを送信する場合、(2)携帯端末装置P1が対象物識別データとして該装置P1の位置情報のみを送信する場合、(3)携帯端末装置P1が、対象物識別データとして対象物識別子と該装置P1の位置情報とを送信する場合、(4)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物S0の画像のみを送信する場合の4つに分類して説明を行う。
【0044】
(1)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物識別子のみを送信する場合
図8は、携帯端末装置P1において、「対象物識別子」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0045】
図9は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「対象物識別子」に基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0046】
まず、図8に示すように、携帯端末装置P1において、対象物識別子取得手段12が対象物識別子を取得すると(ステップS101)、対象物識別データ送信手段14が対象物識別子をサーバ装置P2へ送信する(ステップS102)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS103)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した抽出コメントCCと対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01とを重ね合わせた状態で表示手段105に表示する(ステップS104)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS105)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS106)。
【0047】
一方、図9に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が対象物識別子を受信すれば(ステップS201)、コメント抽出手段25がこの対象物識別子で識別されるコメントをコメント格納手段D1から抽出する(ステップS202)。そして、抽出された抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS203)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0048】
なお、上述のステップS202において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
(2)携帯端末装置P1が対象物識別データとして該装置P1の位置情報のみを送信する場合
図10は、携帯端末装置P1において、「携帯端末装置P1の位置情報」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0049】
図11は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「携帯端末装置P1の位置情報」に基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0050】
まず、図10に示すように、携帯端末装置P1において、端末位置取得手段11が携帯端末装置P1の位置情報を取得すると(ステップS301)、対象物識別データ送信手段14が携帯端末装置P1の位置情報をサーバ装置P2へ送信する(ステップS302)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS303)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した抽出コメントCCと対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01とを重ね合わせた状態で表示手段105に表示する(ステップS304)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS305)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS306)。
【0051】
一方、図11に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が携帯端末装置P1の位置情報を受信すれば(ステップS401)、対象物特定手段23が対象物特定データ格納手段D2を参照し、携帯端末装置P1の位置情報にある対象物S0を特定する(ステップS402)。そして、コメント抽出手段25がこの対象物S0に係るコメントをコメント格納手段D1から抽出する(ステップS403)。そして、抽出された抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS404)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0052】
なお、上述のステップS403において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
(3)携帯端末装置P1が、対象物識別データとして対象物識別子と該装置P1の位置情報とを送信する場合
図12は、携帯端末装置P1において、「対象物識別子」と「該装置P1の位置情報」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0053】
図13は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「対象物識別子」と「該装置P1の位置情報」とに基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0054】
まず、図12に示すように、携帯端末装置P1において、対象物識別子取得手段12が対象物S0の対象物識別子を取得するともに端末位置取得手段11が携帯端末装置P1の位置情報を所得すると(ステップS501)、対象物識別データ送信手段14が対象物識別子及び携帯端末装置P1の位置情報をサーバ装置P2へ送信する(ステップS502)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS503)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した抽出コメントCCと対象物撮影画像取得手段13で取得した対象物撮影画像S01とを重ね合わせた状態で表示手段105に表示する(ステップS504)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS505)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS506)。
【0055】
一方、図13に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が対象物識別子及び携帯端末装置P1の位置情報を受信すれば(ステップS601)、対象物特定手段23が対象物特定データ格納手段D2を参照し、対象物識別子で示される対象物S0の位置を特定する(ステップS602)。そして、距離測定手段24が特定した対象物S0の位置情報と携帯端末装置P1の位置情報とから両者間の距離を測定し(ステップS603)、携帯端末装置P1が対象物S0から所定範囲にあれば(ステップS604)、コメント格納手段D1から主観的コメントデータを抽出し(ステップS605)、所定範囲になければ(ステップS604)、客観的コメントデータを抽出する(ステップS606)。そして、抽出された抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS607)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0056】
なお、上述のステップS605又はS606において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
(4)携帯端末装置P1が対象物識別データとして対象物S0の画像のみを送信する場合
図14は、携帯端末装置P1において、「対象物S0の画像」をサーバ装置P2へ送信することによりそのサーバ装置P2から対象物S0に係るコメントを受信する過程をフロー図で示したものである。
【0057】
図15は、サーバ装置P2において、携帯端末装置P1から送信された「対象物S0の画像」に基づき抽出した抽出コメントを、その携帯端末装置P1へ送信する過程をフロー図で示している。
【0058】
まず、図14に示すように、携帯端末装置P1において、対象物撮影画像取得手段13が対象物撮影画像S01を取得すると(ステップS701)、対象物識別データ送信手段14が対象物撮影画像S01をサーバ装置P2へ送信する(ステップS702)。そして、サーバ装置P2から送信されてくる撮影画像付抽出コメントを抽出コメント受信手段17で受信すれば(ステップS703)、図7に示すように、対象物データ表示手段18が受信した撮影画像付抽出コメントCCを表示手段105に表示する(ステップS704)。そして、対象物S0に係るコメントをコメント手段が受け付ければ(ステップS705)、受け付けた受付コメントを受付コメント送信手段16がサーバ装置P2に送信する(ステップS706)。
【0059】
一方、図15に示すように、サーバ装置P2の対象物識別データ受信手段22が対象物撮影画像S01を受信すれば(ステップS801)、対象物特定手段23が対象物特定データ格納手段D2を参照し、対象物撮影画像S01と一致する参照対象物撮影画像で対象物S0を特定する(ステップS802)。そして、コメント抽出手段25がこの対象物S0に係るコメントをコメント格納手段D1から抽出する(ステップS803)。そして、画像合成手段26がコメント抽出手段25で抽出した抽出コメントと対象物識別データ受信手段22で受信した対象物撮影画像S01とを画像合成し、撮影画像付抽出コメントを生成する(ステップS804)。しかして、生成された撮影画像付抽出コメントを抽出コメント送信手段27が携帯端末装置P1に送信する(ステップS805)。なお、携帯端末装置P1に接続中に、受付コメント受信手段21が携帯端末装置P1から送信される受付コメントを受信すれば、その受付コメントをコメント格納手段D1に格納するように構成している。
【0060】
なお、上述のステップS803において、コメント抽出手段25が抽出するコメントを、該利用者が過去にコメントしたデータを抽出するように構成すれば、利用者に過去の思い出を鮮やかに蘇させる効果も期待でき、非常に付加価値の高いシステムを実現することもできる。
【0061】
また、前記ステップ805においてサーバ装置P2の抽出コメント送信手段25が携帯端末装置P2に送信可能なデータは撮影画像付抽出コメントに限らず、撮影画像と抽出コメントとを合成しない状態で送信するように構成しても構わない。
【0062】
以上のように本発明によれば、対象物識別子や携帯端末装置P1の位置情報といった自動的に取得されるデータ又は備え付けの撮影手段で取得したデータを対象物識別データとしてサーバ装置P2に送信するだけで、その対象物S0に係る他の利用者又は利用者自身の所望のコメントを簡単に得ることができる。このように、利用者は、労せず快適に利用価値の高い情報を得られるといった、利用者にとって非常に有益な情報処理システムPSを実現することができる。また、対象物S0に係るコメント以外の不要なデータがサーバ装置P2から送信されてこないため、不必要なデータの受信に料金が発生するといった不具合もない。また、携帯端末装置P1でサーバ装置P2から受信した対象物S0に係る抽出コメントCCは、携帯端末装置P1の表示手段に対象物S0の画像とともに表示されるため、実空間の対象物S0にあたかもそのコメントが貼り付けられているような感覚を、利用者が受けることも想定される。このように従来にない不思議な感覚をあじわった利用者は、他の対象物でも試したくなり、結果、携帯端末装置P1、サーバ装置P2や対象物S0の利用が増進され、これらに経済的な効果をもたらすことも期待される。
【0063】
また、サーバ装置P2のコメント格納手段D1に、他の利用者のコメントを多数格納される状態であれば、そのデータベースとしての利用価値が非常に高くなる。
【0064】
また、対象物S0を識別するためのRFIDや携帯端末装置位置を知るためのGPSといった特別な機能を該装置P1に備えさせなくても、撮影手段さえ具備させ、サーバ装置P2で対象物撮影画像S01で対象物S0を識別するように構成すれば、携帯端末装置P1を安価に構成しつつ上述のものと同等の性能を有する有益な情報処理システムPSを提供することができる。
【0065】
また、携帯端末装置P1と対象物S0との距離によって客観的コメント及び主観的コメントとを得られるようにしているため、利用者にとってコメントを見て理解し易いといったメリットも生じる。
【0066】
またさらに、撮影画像は静止画に限らず動画でもよく、例えば、撮影手段107で撮影中の対象物をリアルタイムに表示手段105に画面表示しながら、サーバ装置P2から受信した対象物に係る抽出コメントを重ね合わせて表示するといった実施態様も考えられる。
【0067】
なお、各部の具体的な構成は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0068】
【発明の効果】
以上に詳述した本発明によれば、利用者近傍の対象物に係るデータを送受信する端末装置と、端末装置から受信したデータに基づき前記対象物に係る所定のデータを前記端末装置へ送信するサーバ装置とを備えるシステムであって、前記サーバ装置が、利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、抽出した抽出コメントを前記端末装置に対して送信する抽出コメント送信手段とを具備し、前記端末装置が、前記対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段と、対象物の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段とを具備しているため、対象物識別子や携帯端末装置の位置情報といった自動的に取得されるデータ又は備え付けの撮影手段で取得したデータを対象物識別データとしてサーバ装置に送信するだけで、その対象物に係る他の利用者又は利用者自身の所望のコメントを簡単に得ることができるため、利用者は、労せず快適に利用価値の高い情報を得られるといった、利用者にとって非常に有益な情報処理システムを提供することができる。また、対象物に係るコメント以外の不要なデータがサーバ装置から送信されてこないため、不必要なデータの受信に料金が発生するといった不具合もない。また、携帯端末装置でサーバ装置から受信した対象物に係る抽出コメントは、携帯端末装置の表示手段に対象物の画像とともに表示されるため、実空間の対象物にあたかもそのコメントが貼り付けられているような感覚を、利用者が受けることも想定される。このように従来にない不思議な感覚をあじわった利用者は、他の対象物でも試したくなり、結果、携帯端末装置、サーバ装置や対象物の利用が増進され、これらに経済的な効果をもたらすことも期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における全体機器構成図
【図2】同実施形態における携帯端末装置の内部機器構成図
【図3】同実施形態におけるサーバ装置の内部機器構成図
【図4】同実施形態における携帯端末装置及びサーバ装置の動作を示すフロー図
【図5】同実施形態における携帯端末装置に表示される対象物撮影画像を示す画面
【図6】同実施形態における携帯端末装置に表示されるコメントを示す画面
【図7】同実施形態における携帯端末装置に表示される対象物撮影画像と抽出コメントとを示す画面
【図8】同実施形態における対象物識別データが対象物識別子である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図9】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図10】同実施形態における対象物識別データが該端末装置の位置情報である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図11】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図12】同実施形態における対象物識別データが対象物識別子及び該端末装置の位置情報である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図13】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図14】同実施形態における対象物識別データが対象物撮影画像である場合の携帯端末装置の動作を示すフロー図
【図15】同実施形態におけるサーバ装置の動作を示すフロー図
【図16】同実施形態におけるコメント格納手段の格納態様を示す図
【図17】同実施形態における対象物特定データ格納手段の格納態様を示す図
【符号の説明】
CC・・・抽出コメント
D1・・・コメント格納手段
P1・・・端末装置
P2・・・サーバ装置
PS・・・情報処理システム
S0・・・対象物
S01・・・対象物撮影画像
UC・・・受付コメント
11・・・端末位置取得手段
12・・・対象物識別子取得手段
14・・・対象物識別データ送信手段
15・・・コメント受付手段
16・・・受付コメント送信手段
17・・・抽出コメント受信手段
18・・・対象物データ表示手段
21・・・受付コメント受信手段
22・・・対象物識別データ受信手段
23・・・対象物特定手段(撮影対象物特定手段)
24・・・距離測定手段
25・・・コメント抽出手段
26・・・画像合成手段
27・・・抽出コメント送信手段
Claims (13)
- 利用者近傍の対象物に係るデータを送受信する端末装置と、端末装置から受信したデータに基づき前記対象物に係る所定のデータを前記端末装置へ送信するサーバ装置とを備えるシステムであって、
前記サーバ装置が、利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、抽出した抽出コメントを前記端末装置に対して送信する抽出コメント送信手段とを具備し、
前記端末装置が、前記対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、前記抽出コメントを受信する抽出コメント受信手段と、対象物の画像と抽出コメントとを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段とを具備することを特徴とする情報処理システム。 - 前記端末装置が、対象物に関する利用者のコメントを受け付けるコメント受付手段と、前記コメント受付手段で受け付けた受付コメントを前記サーバ装置に送信する受付コメント送信手段とを備える一方、前記サーバ装置が、前記受付コメント送信手段から送信される受付コメントを受信する受付コメント受信手段を備えるものであって、前記コメント格納手段が、前記受付コメント受信手段で受信した受付コメントを格納していることを特徴とする請求項1記載の情報処理システム。
- 前記サーバ装置が、前記対象物識別データ受信手段で受信する対象物を撮影した対象物撮影画像と抽出コメントとを画像合成する画像合成手段を備え、前記対象物識別データ受信手段で対象物撮影画像を受信した際に、前記抽出コメント送信手段が、前記抽出コメント又は前記画像合成手段で画像合成された撮影画像付抽出コメントを端末装置に送信することを特徴とする請求項1又は2記載の情報処理システム。
- 前記端末装置又はサーバ装置のいずれか一方が、対象物を撮影した対象物撮影画像から対象物を特定する撮影対象物特定手段を具備することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の情報処理システム。
- 前記端末装置が、該端末装置の位置情報を取得する端末位置取得手段を備えるものであって、
前記対象物識別データ送信手段が、前記端末位置取得手段で取得した前記端末位置情報を対象物識別データとして送信することを特徴とする請求項1乃至4いずれか記載の情報処理システム。 - 前記端末装置が、対象物に備えた記憶手段に記憶している対象物を識別するための対象物識別子を取得する対象物識別子取得手段を具備することを特徴とする請求項1乃至5いずれか記載の情報処理システム。
- 前記端末装置又はサーバ装置のいずれか一方が、前記端末装置と対象物との距離を測定する距離測定手段を備え、前記コメント抽出手段が前記距離測定手段で得た測定距離に応じたコメントを抽出することを特徴とする請求項1乃至6いずれか記載の情報処理システム。
- 前記コメント抽出手段を、端末装置が対象物から所定範囲内にある場合に客観的なコメントを抽出し、端末装置が対象物から所定範囲内にない場合に主観的なコメントを抽出するように構成していることを特徴とする請求項7記載の情報処理システム。
- 前記コメントが、利用者自身のコメントであることを特徴とする請求項1乃至8いずれか記載の情報処理システム。
- 利用者が利用する端末装置と接続され且つその端末装置から利用者近傍の対象物に係るデータを受信した際にその対象物に係るデータをその端末へ送信する装置であって、
前記対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、
前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、
前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、
抽出した抽出コメントを前記端末装置へ送信する抽出コメント送信手段とを具備することを特徴とするサーバ装置。 - 利用者近傍の対象物に係るデータを格納するサーバ装置と通信可能に接続される装置であって、
利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、
ぞの対象物に係るコメントをサーバ装置から受信するコメント受信手段と、
該端末で撮影した対象物の画像と前記コメントを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段とを具備することを特徴とする端末装置。 - 利用者が利用する端末装置と接続され且つその端末装置から利用者近傍の対象物に係るデータを受信した際にその対象物に係るデータをその端末へ送信するコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
コンピュータを、
前記対象物を識別するための対象物識別データを前記端末装置から受信する対象物識別データ受信手段と、
前記対象物に係るコメントを格納するコメント格納手段と、
前記対象物識別データで識別される対象物のコメントを前記コメント格納手段から抽出するコメント抽出手段と、
抽出した抽出コメントを前記端末装置へ送信する抽出コメント送信手段として機能させるためのサーバ装置用情報処理プログラム。 - 利用者近傍の対象物に係るデータを格納するサーバ装置と通信可能に接続されるコンピュータを機能させるためのプログラムであって、
コンピュータを、
利用者近傍にある対象物を識別するための対象物識別データをサーバ装置に送信する対象物識別データ送信手段と、
ぞの対象物に係るコメントをサーバ装置から受信するコメント受信手段と、
該端末で撮影した対象物の画像と前記コメントを重ね合わせた状態で表示する対象物データ表示手段として機能させるための端末装置用情報処理プログラム。
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