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JP2004270640A - エンジン上部構造 - Google Patents

エンジン上部構造 Download PDF

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JP2004270640A
JP2004270640A JP2003065337A JP2003065337A JP2004270640A JP 2004270640 A JP2004270640 A JP 2004270640A JP 2003065337 A JP2003065337 A JP 2003065337A JP 2003065337 A JP2003065337 A JP 2003065337A JP 2004270640 A JP2004270640 A JP 2004270640A
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JP
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breather
engine
valve arm
valve
auxiliary agent
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JP2003065337A
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Katsuyuki Shioda
克之 塩田
Masashi Sagara
昌史 相良
Shinji Nishimura
伸治 西村
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Co Ltd
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Abstract

【課題】エンジンの弁腕室の上部に設けられるブリーザの通気孔(入口)に設けられる邪魔板及びエンジン始動補助剤の注入通路の形状を工夫することで、排気エミッションやオイルハンマ等を防止し、さらに、これらブリーザや始動補助剤注入部をコンパクトに集約配置したエンジン上部構造を提供する。
【解決手段】ブリーザ30の通気孔36周辺に形成される邪魔板33に下方を開放するスリット34を設け、また、始動補助剤注入部40の注入通路42に絞り45を形成し、前記ブリーザ30及び注入通路42を弁腕ケース21に一体的に構成した。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンにおけるエンジン上部構造に関する。詳しくは、ブリーザ部から吸気部のシリンダヘッドの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、エンジンにおいては、シリンダヘッドの上方を覆う弁腕ケース内にブリーザ室を設けて、弁腕ケース内と外気圧との間の圧力を調整するとともに、オイルミストが機外に放出されないように、該ブリーザ室によりオイルミストを含むブローバイガスをガス成分とオイル成分とに分離するようにしたものがある。
このブリーザ室は、弁腕ケース(ブリーザケース)の側壁や、該弁腕ケース裏面に対して一定間隔をあけて設けられる底板により囲まれた空間で構成されており、ブリーザ室に配設したろ網などによりブローバイガス中のオイル分を捕獲するように構成されている。
このようなブリーザ装置において、前記ブリーザケースの側壁や底板などを一体的に形成することによって、部品点数や組立工数の削減を図り生産性を高め、エンジンの振動に起因する騒音発生を解消する技術などがある(例えば、特許文献1参照。)
【0003】
また、エンジンの弁腕ケース内が高圧になるのを防ぐためのチェック弁が設けられているブリーザもある。このようなブリーザでは、高圧となった気体が逆流を防ぐチェック弁から抜けていき、吸気ポートに戻っていく構造となっている。このブリーザのブリーザ室内には、弁腕室内に飛散した潤滑油が溜まっており、この潤滑油がある程度溜まってくると、前記チェック弁の入口付近にこの潤滑油が付着し、潤滑油がチェック弁を通って出てしまい、潤滑油を含む気体が吸気ポートに戻ってしまう。この潤滑油は少量であればそれほど影響はないが、どうしても吸い込まれる潤滑油の量が増えると、この潤滑油が燃えて、排気エミッションが発生して、排気が悪くなってしまう。
このような排気エミッションの原因となる潤滑油の浸入をできるだけ防ぐため、ブリーザの通気孔の周辺には邪魔板が設けられている。
【0004】
一方、冬場や寒冷地などの気温が低いところでは、空気の温度が低く燃焼室の混合気体がなかなか燃焼温度まで達せず、エンジンが始動しにくい場合がある。そこでディーゼルエンジンでは、混合気体が燃焼しやすくなるように圧縮比を上げるため、吸気ポートと連通させた油などの始動補助剤を注入する通路を設け、この通路から始動補助剤を注入し、この始動補助剤が吸気ポートから燃焼室に入るようにしている。このように燃焼室に入れられた始動補助剤の分だけ圧縮比が上がり、混合気体が燃焼し易くなり、エンジンが始動しやすくなるという技術も公知となっている。
【0005】
【特許文献1】
実開平6−4311号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前述したブリーザの通気孔周辺に設けられた邪魔板は、弁腕ケースの壁面とともに略筒状の空間を形成しており、ブリーザ室に一定量以上潤滑油が充満してくると、エンジンを移動車などに搭載した場合に、エンジンが傾いたり振動したりして溜まった潤滑油の液面が揺れ、潤滑油をそのまま吸ってしまうという不具合が生じるおそれがある。
また、エンジンの始動補助剤である油を注入するにあたって、従来の始動補助剤の注入通路の形状では、ユーザーによっては規定量以上の油を入れてしまうことがあり、そうすると燃焼室に余分な油が入り、これによりオイルハンマを生じてコネクティングロッド等を破損するおそれもあった。また、この始動補助剤の注入通路を別構成とするとコストアップとなってしまう。
そこで本発明は、これらをコンパクトに集約配置したエンジンの上部構造を提供しようとする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0008】
即ち、請求項1においては、弁腕室の上部にブリーザを設けたエンジンにおいて、前記弁腕室内のブリーザの通気孔周囲に設ける邪魔板の下方を開放するスリットを設けたものである。
【0009】
請求項2においては、弁腕室の上部にブリーザを設け、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入口を連通したエンジンであって、前記始動補助剤注入通路に絞りを設けたものである。
【0010】
請求項3においては、前記ブリーザの還流通路と始動補助剤注入通路とを弁腕ケースに一体的に構成したものである。
【0011】
請求項4においては、弁腕室の上部にブリーザを設け、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入口をシリンダヘッドの吸気ポートと連通したエンジンであって、吸気バルブ上方の前記吸気ポートの外側内面を、平面視でシリンダライナの接線方向に近づく形状としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係るエンジンの正面断面図、図2はエンジン上部の側面断面図、図3は弁腕ケースの平面図、図4は同じく底面図、図5は図3におけるA−A断面図、図6は同じくB−B断面図、図7はシリンダヘッドの平面断面図である。
【0013】
まず図1及び図2より、本発明に係るエンジンの全体構成から説明する。
エンジン1は本体の上部をシリンダブロック2、下部をクランクケース10とし、該シリンダブロック2は中央に上下方向にシリンダライナ17を形成してピストン4を上下方向摺動自在に収納し、シリンダブロック2の下部ではクランク軸3がクランクケース10に前後方向に軸支され、該ピストン4とクランク軸3との間はコンロッド18により連結されている。
前記シリンダブロック2の上部はシリンダヘッド5により覆われ、該シリンダヘッド5に吸気弁22や排気弁23や燃料噴射ノズル6等が配置され、該シリンダヘッド5の上方は弁腕ケース21により覆われ弁腕室20を構成し、該弁腕ケース21の一側にマフラー8、他側に燃料タンク9が配置されている。
該弁腕室20には、吸気弁22及び排気弁23の上端部、吸気プッシュロッド24及び排気プッシュロッドの上端部、弁腕25及び燃料噴射ノズルの取付部等が内装されるとともに、後述するブリーザ30が設けられている。
【0014】
前記シリンダブロック2下部のクランクケース10内にはガバナ11が配置され、その上部に燃料噴射ポンプ12が配置されている。該燃料噴射ポンプ12はクランク軸3上に設けた歯車を介してカム軸13に動力が伝えられ、該カム軸13上に設けたカム14が前記燃料噴射ポンプ12のプランジャ15を押し引きして燃料タンク9からの燃料を吸入して、前記燃料噴射ノズル6に所定のタイミングで所定量の燃料を供給し燃焼室19へ噴射するようにしている。
【0015】
また図2に示すように、前記吸気弁22及び排気弁23は前記ピストン4の上方に配置され、弁頭22a・23aがシリンダヘッド5下面に形成したバルブシートにそれぞれ着座され、前記シリンダライナ17内の燃焼室19と、シリンダヘッド5に形成した吸気ポート5aまたは排気ポート5bの間にそれぞれ配置している。
該吸気ポート5aはエアクリーナと連通され、排気ポート5bは排気マニホールド26を介してマフラー8と連通されている。
前記吸気弁22及び排気弁23のそれぞれの弁棒22b・23bはシリンダヘッド5を上方に貫通して弁腕室20内に突出され、該弁腕室20内においてバネ27・27を外嵌して吸気弁22及び排気弁23を上方に摺動するようにし付勢して該吸気弁22及び排気弁23を閉じるようにしている。
【0016】
続いて、本発明に係るブリーザ30について図3乃至図6を用いて説明する。
前記弁腕室20には、上述したように、該弁腕室20内と外気圧との間の圧力を調整するためのブリーザ30が前記弁腕ケース21の吸気ポート5a側(本実施例では図2における右側)上部に該弁腕ケース21と一体的に設けられている。
該ブリーザ30は、弁腕室20内の圧力が大きくまたは小さくならないように、機外の大気中と連通しており、その一部は前記弁腕ケース21と一体的に設けられた逆流を防ぐためのチェック弁31によって空気を逃がし、この空気がブリーザ還流通路32を通って弁腕ケース21に形成された排出口37から排出され、シリンダヘッド5に形成された通路28を通って前記吸気ポート5aに戻って行く構造となっている。
【0017】
そして、前記弁腕室20の内部には、該弁腕室20内に内装される吸気弁22及び排気弁23の上端部や弁腕25等を潤滑するために潤滑油が飛散し、ミスト状となった潤滑油を液体としてクランクケース10内に戻すようにするために、該ブリーザ30の入口となる通気孔36の周辺には邪魔板33が前記弁腕ケース21と一体的に設けられている。
つまり、前記ブリーザ30によって弁腕室20内の圧力を逃がす際に、前記通気孔36へ入るときにミスト状の潤滑油が前記邪魔板33に当たり付着し、小さな粒が成長して液体となり、したたり落ちてプッシュロッド室等をとおりクランクケース10内に戻すようにしている。
【0018】
しかし、邪魔板を通気孔36の下部周囲に設けると、潤滑油が弁腕室20内に多く溜まったときや本体が傾斜して油面が上昇した時に、ストローの如くそのまま吸い上げられることがある。そこで、前記邪魔板33は、板部33aと板部33bとから構成され、該板部33aと板部33bとは略垂直方向にそれぞれの先端部同士が間隔を空けて、弁腕ケース21と一体的に形成され、チェック弁31と連通する通気孔36を囲むように突設している。つまり、板部33aと板部33bとの間に下方を開放した上下方向のスリット34を設けているのである。但し、板部33a及び板部33bと弁腕ケース21の側壁との間にもスリット34を設けることもできる。
【0019】
このように構成することで、図5に示すように邪魔板33の下端付近まで潤滑油が上昇したり、エンジン1本体が振動したり該エンジン1を移動車に搭載した場合等に揺れたりしても、本発明のように前記邪魔板33にスリット34が形成されることによって、該スリット34から空気を逃がすことができるので弁腕室20内に溜まっている潤滑油がチェック弁31へ吸い込まれて行くことを防止できる。
つまり、弁腕室20に潤滑油が充満しない限りチェック弁31側への潤滑油の浸入を防げ、該潤滑油が原因で生じる排気エミッションの発生が防止でき、排気性の向上が図れる。
また、前記スリット34は簡単に成形することが可能なので、該スリット34の代わりにキリ加工等で別途抜き穴を設ける必要もなく、簡単な構成で上述の効果を得ることができる。
【0020】
次に、本発明に係る始動補助剤注入部40の構造について説明する。
前記弁腕ケース21の一端には図2乃至図5に示すように、始動補助剤注入部40が前記弁腕ケース21と一体的に設けられており、該始動補助剤注入部40から低温時にエンジンの始動を円滑に行うための始動補助剤である油を注入するようになっている。
前記始動補助剤注入部40は吸気ポート5aと連通しており、始動補助剤の注入口41から注入した油は、シリンダヘッド5に形成された通路28と貫通している注入通路42を通って吸気ポート5aへ滴下され、該吸気ポート5aから燃焼室19へ入る。そうすることでこの油によって該燃焼室19内の体積が油の分減少し混合ガスの圧縮比を上げ、エンジン始動がし易くなる。なお、前記注入口41には、始動補助剤注入時以外はキャップ44が挿嵌されており、外からの異物混入を防止している。
【0021】
前記始動補助剤を注入する際、規定量以上の油が前記燃焼室19に注入され過剰に高圧となりオイルハンマが発生しないように、前記注入通路42の途中に絞り45を形成している。
つまり、注入通路42の途中に絞り45を設けることにより、注入口41から注入された油は、この絞り45に入る前に注入通路42に形成されている漏斗状の溜り部42aに一旦溜まり、その後適量ずつ滴下されるようになっている。
このような構造にすることによって、始動補助剤の油を注入する際、一般の使用者等でも入れる量を目で確認でき、大量の油が一度に燃焼室19内に吸入されて発生するオーバランやオイルハンマを防ぐことができる。
【0022】
さらに、前記ブリーザ還流通路32と始動補助剤の注入通路42とは、それぞれの排出口を弁腕ケース7に形成された排出口37としている。つまり、ブリーザ30と始動補助剤注入部40とが弁腕ケース21の吸気ポート5a側(図3における右側)に設けられており、ブリーザ還流通路32と始動補助剤の注入通路42とがそれぞれ前記弁腕ケース21と一体的に構成され、一つの排出口37で連通した構造となっている。
このような構成にすることよって、前記ブリーザ30と始動補助剤注入部40とを弁腕ケース21に集約配置することができ、部品点数を減少してコストの低減化が図れ、また省スペース化も図ることができる。
【0023】
続いて、本発明に係る吸気ポート5aの形状について説明する。
本発明に係るエンジン1のようなディーゼルエンジンにおいては特に、燃料を短時間に完全燃焼させるためには空気と燃料がよく混ざる必要がある。そのため、燃焼室内において、空気・混合気・燃焼ガスなどの渦巻き(スワール)が発生するようにエンジンが設計されている。
特に、吸気ポートはスワールの生成を意識した形状に作られており、気流の流れをできるだけ妨げずに強いスワールを作る方法として、吸気ポートを燃焼室に対して偏心して設けたり、弁の形状を工夫したりする方法が開発されている。
【0024】
そこで、図7に示すように、平面断面視において、吸気弁と排気弁を前後方向に配置し、該吸気弁と排気弁をシリンダ中心に対して右側に偏心して配置した場合において、吸気ポート5aの吸気口がシリンダライナ17の中心対して吸気弁と左右反対側(本実施例では機体左右方向左側(図中上側))に配置されるような位置関係としている。そして、シリンダヘッド5に形成された吸気ポート5aは左側から入り右側に曲げられて、渦状に吸気弁中心向かう通路形状としている。この通路の外側にあたる部分、即ち、外側の内壁5cの平面断面形状を、平面視でシリンダライナ17内周の接線t方向に近づく形状としている。言い換えれば、外側の内壁5cにおける吸気ポート5aの入口から円筒状のシリンダライナ17内周と交差する直前までは、できるだけシリンダライナ17の円弧形状(円周形状)に近づくように、滑らかに繋がるような形状としている。そして、内壁5cとシリンダライナ17内周と交差後の前記吸気ポート5aの外側の内壁5cは、平面断面視において、吸気弁22の外周円sに滑らかに繋がり、更に、吸気入口開口外周uに滑らかに繋がる放物線状の曲線として、渦巻き状となるような曲線を形成するものとし、かつ十分な空気量を吸入できる広さを持った吸気口を有する形状として、吸気ポート5aをシリンダヘッド5に配置している。
【0025】
吸気ポート5aをこのような形状及び配置にすることによって、該吸気ポート5aの外側においてもっとも抵抗が小さく空気が流入できるので、外側の空気の流速が速くなる。よって吸気ポート5aの内側と外側とで吸入される空気の流速の差が大きくなり、気流の渦が発生しやすくなる。つまり、該吸気ポート5aの形状によりスワールが発生し易くなり、空気と燃料がよく混ざるので燃焼の促進につながるのである。
【0026】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0027】
即ち、請求項1に示す如く、弁腕室の上部にブリーザを設けたエンジンにおいて、前記弁腕室内のブリーザの通気孔周囲に設ける邪魔板の下方を開放するスリットを設けたので、弁腕室内に溜まった潤滑油が邪魔板の下端の位置以上となっても、前記スリットから空気を逃がすことができ、前記通気孔から潤滑油が吸い込まれることがなくなる。つまり簡単な構成によって、潤滑油が燃焼することがなくなり、排気エミッションの発生が防止でき排気性の向上が図れるのである。
【0028】
請求項2に示す如く、弁腕室の上部にブリーザを設け、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入口を連通したエンジンであって、前記始動補助剤注入通路に絞りを設けたので、該絞りによって始動補助剤の注入量が自動的に制限され、入れ過ぎを防止することができる。また、注入量が制限されてゆっくり入るので、注入量を目で確認しながら入れることができる。
【0029】
請求項3に示す如く、前記ブリーザの還流通路と始動補助剤注入通路とを弁腕ケースに一体的に構成したので、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入通路とが集約配置でき、部品点数を減少して省コスト化、及び省スペース化が図れる。
【0030】
請求項4に示す如く、弁腕室の上部にブリーザを設け、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入口をシリンダヘッドの吸気ポートと連通したエンジンであって、吸気バルブ上方の前記吸気ポートの外側内面を、平面視でシリンダライナの接線方向に近づく形状としたので、空気の流れをできるだけ妨げずに強いスワールの発生が容易となり、燃焼効率の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るエンジンの正面断面図。
【図2】エンジン上部の側面断面図。
【図3】弁腕ケースの平面図。
【図4】同じく底面図。
【図5】図3におけるA−A断面図。
【図6】同じくB−B断面図。
【図7】シリンダヘッドの平面断面図。
【符号の説明】
1 エンジン
5 シリンダヘッド
5a 吸気ポート
5c 内壁
17 シリンダライナ
20 弁腕室
21 弁腕ケース
30 ブリーザ
32 ブリーザ還流通路
33 邪魔板
34 スリット
36 通気孔
40 始動補助剤注入部
41 注入口
42 注入通路
45 絞り

Claims (4)

  1. 弁腕室の上部にブリーザを設けたエンジンにおいて、前記弁腕室内のブリーザの通気孔周囲に設ける邪魔板の下方を開放するスリットを設けたことを特徴とするエンジン上部構造。
  2. 弁腕室の上部にブリーザを設け、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入口を連通したエンジンであって、前記始動補助剤注入通路に絞りを設けたことを特徴とするエンジン上部構造。
  3. 前記ブリーザの還流通路と始動補助剤注入通路とを弁腕ケースに一体的に構成したことを特徴とする請求項1または請求項2記載のエンジン上部構造。
  4. 弁腕室の上部にブリーザを設け、該ブリーザの還流通路と始動補助剤注入口をシリンダヘッドの吸気ポートと連通したエンジンであって、吸気バルブ上方の前記吸気ポートの外側内面を、平面視でシリンダライナの接線方向に近づく形状としたことを特徴とするエンジン上部構造。
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