JP2004261670A - 排ガス処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】CO2と水分を含有する排ガスを、シランカップリング剤を化学的に結合させた支持体と接触せしめ、高効率且つ経済的にCO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする実用化可能な排ガスの処理方法。
【選択図】 なし
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガス中のCO2の処理方法、より詳細にはシランカップリング剤を化学結合させた支持体を用いたCO2の処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
CO2は、生物の呼吸をはじめ、燃焼廃棄物、あるいは火力発電所、製鉄プラントおよびセメントプラント等から発生する排気ガス中に多量に含まれ、現在、CO2に起因する地球の温室効果が問題視されている。CO2は、地球環境へ及ぼす影響の他に、宇宙船、潜水艦、深海艇等の密閉環境においても問題となる。そのため、種々のCO2吸着剤を用いた排ガスの処理方法が提案されている。例えば、物理吸着によりCO2を吸着除去する吸着剤として、Na−Xゼオライトなどのゼオライト系吸着剤を用いた排ガスの処理方法が提案されている。しかし、ゼオライト系吸着剤は、水分に対する吸着能が著しく大きいため、CO2を含有する排ガス中に水分が共存する場合には、水分の吸着によりCO2に対する吸着が著しく損われる。そのため、CO2吸着量が著しく低下する。したがってゼオライト系吸着剤を用いた排ガスの処理方法ではCO2の吸着脱着操作の前処理として、排ガス中の水蒸気を分離除去し、その後段でCO2を吸着脱着するというのが一般的である。この場合、排ガス中の水分を除去するのに、CO2の吸着脱着操作に占める総エネルギーの約30%を要するとされており、CO2の吸着脱着のためにゼオライト系吸着剤を用いた排ガスの処理方法は経済的でなく、この点で問題である。また、CO2を固定化するのに活性炭や活性炭繊維などの多孔質担体上にアミンを添着させた吸着剤を用いた排ガスの処理方法が提案されている(特許文献1)。また、多孔質担体上にN−メチルアラニン酸のアルカリ金属塩を担持させたCO2吸着剤を用いた排ガスの処理方法が提案されている(特許文献2)。これらのアミン添着多孔質担体では、添着アミン量によりCO2吸着量が左右される。しかし、アミンの添着量が小さいため、CO2吸着量が少ないという問題がある。さらに、CO2を含むガスとの気液接触により、CO2と化学反応させてCO2を吸収する液状アミン吸収剤による排ガスの処理方法も知られている。しかし、液状アミン吸収剤を用いる場合には、アミンが大気中に洩れるので設備を密閉化する必要があり、したがって設備が大型化すると共に、装置の操作及び保守が煩雑化する。CO2の吸着脱着技術は排ガスからCO2を分離するために必須のプロセスである。しかしながら、上記したように排ガス中のCO2を高効率且つ経済的に選択的吸着させ、脱着させる方法は未だ開発されていない。
【0003】
【特許文献1】特開平5−161843号公報(請求項1)
【特許文献2】特開昭61−101244号公報(請求項1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、CO2と水分を含有する排ガスを、シランカップリング剤を化学結合させた支持体と接触せしめ、高効率且つ経済的にCO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする実用化可能な排ガスの処理方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によって、排ガス中のCO2と水分が高効率且つ経済的に選択吸着され、脱着される。本発明において、排ガスは、燃焼廃棄物、あるいは火力発電設備、製鉄プラントおよびセメントプラント等が大規模発生源であり、主成分として炭酸ガス(CO2)、窒素ガス(N2)および酸素ガス(O2)を含む。本発明者らは、排ガス中のCO2を選択的に吸着させ、脱着させる排ガス中のCO2の処理方法に関して、これまでに開発された方法が有する上記した種々の問題点を解決すべく鋭意検討を行った結果、排ガスを、シランカップリング剤を化学結合させた支持体と接触せしめることによって、高効率且つ経済的にCO2が選択的に吸着され、脱着されることを知見した。さらに検討を重ねて本発明を完成させるに至った。
【0006】
すなわち、本発明は、
(1)CO2と水分を含有する排ガスを、シランカップリング剤を化学結合させた支持体と接触せしめ、CO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする排ガスの処理方法、
(2)支持体がシリカであることを特徴とする(1)記載の排ガスの処理方法、
(3)シランカップリング剤が3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミンから選ばれる一以上である(1)〜(2)のいずれかに記載の排ガスの処理方法、
(4)シランカップリング剤を化学結合させたシリカ、
(5)シランカップリング剤を化学結合させた支持体の排ガス処理のための使用、
に関する。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
【0008】
本発明は、CO2と水分を含有する排ガスを、シランカップリング剤を化学結合させた支持体と接触せしめ、CO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする排ガスの処理方法である。
【0009】
本発明でいう排ガスは、上記したように燃焼廃棄物、あるいは火力発電設備、製鉄プラントおよびセメントプラント等が大規模発生源となっている。排ガス中の主成分は、一概には言えないが、例えば石油を燃料とする火力発電設備からの排ガス(脱硫装置出口における排ガスで、排ガス温度:約60℃、排ガス圧力:大気圧)の場合、CO2が約12〜13容積%(ドライベース)、O2が約2〜4容積%(ドライベース)、水が約9〜11容積%(ウェットベース)および残りがN2である
【0010】
本発明で使用されるシランカップリング剤は、具体的には例えば、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、メチルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ビニルトリアセトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、ヘキサメチルジシラザン、γ−アニリノプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、N−ビニルベンジル−アミノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン(塩酸塩)、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルメチルジメトキシシラン、メチルトリクロロシラン、ジメチルジクロロシラン、トリメチルクロロシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。この内、アミノ基または置換アミノ基を分子内に有するもの(アミノ基含有シランカップリング剤)が好ましい。アミノ基を有しないシランカップリング剤の有機官能性基をアミンで置換するのは通常公知の方法で行えばよい。これらのアミノ基を有するシランカップリング剤は、1種類を単独で用いてもよいし、複数種類を組み合わせて用いてもよい。中でも、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、もしくは(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミン等のアミノ基含有シランカップリング剤、またはこれらの混合物が好ましい。シランカップリング剤量は、当該シランカップリング剤が化学結合した支持体に対して、約0.1〜75質量%、好ましくは約1〜60質量%、さらに好ましくは約2.5〜50質量%である。シランカップリング剤の支持体中の担持量が約0.1質量%未満であるとCO2の吸着能が小さ過ぎ、約75質量%を超えると過剰量となり経済的でない。
【0011】
支持体は、シランカップリング剤と化学結合するものであればどのようなものでもよい。具体的に例えば、メソポーラスシリカあるいはヘテロ原子を含むメタロシリケート、非ケイ素系酸化物、硫化物、リン酸塩および白金等の骨格組成を有するメソポーラス物質等が挙げられる。上記したものに限らず、メソポーラス物質であればどのようなものでも支持体として使用することができる。メソポーラスシリカはメソ孔領域のほぼ均一な細孔径、規則的な構造、および大きな比表面積と細孔容積を有することを主な特徴とする。シランカップリング剤は支持体の細孔内に分子の一部が入り込んで化学結合しているようである。マイクロポーラス物質である、例えばゼオライトと比較して、メソポーラスシリカは、その名のとおり大きな細孔径を有しているため、比較的大きな分子を細孔内に導入できる。すなわち、シランカップリング剤を細孔内に化学的に結合する場合、メソポーラスシリカはゼオライトに比べその自由度が大きい。また、メソポーラスシリカはほぼ均一な細孔径を有しているために、不均一な細孔を有する物質に比べ、より均一な化学修飾が可能であると考えられる。上記した理由により、メソポーラス物質の中でも支持体としてメソポーラスシリカが好ましい。
【0012】
シランカップリング剤を化学結合させた支持体は支持体とシランカップリング剤、好ましくはアミノ基含有シランカップリング剤を化学反応(グラフト法)させることによって得られる。反応は、好ましくは支持体とシランカップリング剤とが溶剤中にて行われる。反応温度は特に限定されないが、溶媒の沸点で還流させるのが好ましい。次いで、この反応混合物をろ過、洗浄および乾燥することにより、細孔内にシランカップリング剤が導入された支持体が得られる(図1)。溶剤としてメタノール、エタノール、イソプロパノール、ベンゼン、(脱水)トルエン、キシレン、アセトン、酢酸エチル、メチルセロソルブおよびテトラヒドロフラン等の有機溶剤を挙げることができる。有機溶剤として(脱水)トルエンが好ましい。
【0013】
次いで、CO2の吸着脱着は公知の方法にしたがって行なわれてよい。
一般にCO2を吸着するための支持体は圧力と温度によりCO2を吸着する量が増減する。この性質を利用してCO2を吸着・脱着させる方法には、圧力を変化させるPSA法(Pressure Swing Adsorption(圧力スイング吸着)法)、温度を変化させるTSA法(Thermal Swing Adsorption(温度スイング吸着)法)および圧力変化に加えて温度変化も行うPTSA法(Pressure and Temperature Swing Adsorption(圧力温度スイング吸着)法)がある。CO2の吸着工程では、上記の、シランカップリング剤を化学結合させた支持体を充填した吸着塔に排ガスを供給し、CO2を吸着させる。吸着における温度は約5〜100℃、好ましくは約10〜60℃、圧力は約1.0〜3.0気圧、好ましくは約1.1〜1.2気圧である。CO2の脱着工程では、吸着塔を減圧あるいは減圧・加温し、吸着したCO2を脱着し、シランカップリング剤を化学結合させた支持体を再生する。脱着における温度は約30〜200℃、好ましくは約50〜140℃、圧力は約0.01〜1.0気圧、好ましくは約0.1〜1.0である。
【0014】
通常は複数の吸着塔を設置し、交互に吸着、脱着を繰り返すことによりCO2を連続的に分離する。 従来の吸着法では、CO2の吸着・脱着操作の前処理として、排ガス中の水蒸気を分離除去し、その後段でCO2を吸着・脱着する方法が一般的である。これに対し、排ガスを、シランカップリング剤で化学結合させた支持体と接触せしめ、CO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする本発明による排ガスの処理方法においては、水蒸気共存下でもCO2の吸着・脱着が可能な支持体(耐水蒸気型支持体と称す)が用いられる。本発明による排ガス処理方法においては、従来から必須とされていた前処理としての水蒸気の除去操作が不要となり、CO2の吸着・脱着プロセスの簡便化およびCO2の吸着・脱着プロセスにおけるエネルギーの低減が可能となる(図7)。
【0015】
【実施例】
以下に本発明を実施例に基づいてより具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(試験例)
支持体、メソポーラスシリカの内、熱水安定性の高いSBA−15(調製方法:後記)を125℃の恒温槽中にて乾燥後、このSBA−15に、脱水トルエン(和光純薬株式会社製)を添加して撹拌後、これにアミノ基含有シランカップリング剤、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(米国、アルドリッチ(Aldrich)社製)を添加する。次いでこの混合物を不活性ガス、アルゴン気流中にて110℃、24時間還流撹拌した後、室温まで放冷する。放冷した混合物を、吸引濾過して回収した固体物質を、脱水トルエン(和光純薬株式会社製)で洗浄し、次いで、60℃の恒温槽中にて1夜乾燥して、本発明によるアミノ基含有シランカップリング剤で処理された支持体(APS/SBA(g))を得る。上記APS/SBA(g)の製造において、APSを他のシランカップリング剤であるMAPS、AEAPS、AEAPMSまたはTAに代えた以外は全く同様にしてMAPS/SBA(g)、AEAPS/ SBA(g)、AEAPMS/ SBA(g)およびTA/SBA(g)を作成した。また比較のために、SBA−15にアミノ基含有シランカップリング剤、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(米国、アルドリッチ(Aldrich)社製)を撹拌しながら少量ずつ添加した後、この混合物を水蒸気を飽和させた25℃のデシケーター中にて、24時間放置し、さらに水蒸気を飽和させた60℃のデシケーター中にて、24時間保持する。その後、この混合物を60℃の恒温槽中にて一夜乾燥して、アミノ基含有シランカップリング剤で処理された支持体(APS/SBA(i)と称す)を得る。さらに比較のために、アミノ基含有シランカップリング剤、3−アミノプロピルトリエトキシシラン(米国、アルドリッチ(Aldrich)社製)をテフロン(登録商標)製シャーレに採取し、水蒸気を飽和させた25℃のデシケーター中にて、24時間放置し、さらに水蒸気を飽和させた約60℃のデシケーター中にて、24時間放置し、その後、60℃の恒温槽中にて一夜乾燥してシランカップリング剤を加水分解・縮合したゲル(APS(ゲル)と称す)を得る。このようにして調製される種々の支持体の物性値を表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】
1)SBA−15 :下記によって製造される熱水安定性の高いメソポーラスシリカである支持体
2)シランカップリング剤;
APS:3−アミノプロピルトリエトキシシラン(NH2(CH2)3Si(OCH2CH3)3)
MAPS:N−メチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン(CH3NH(CH2)3Si(OCH2CH3)3)
AEAPS:N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン(NH2(CH2)2NH(CH2)3Si(OCH3)3)
AEAPMS:N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン(NH2(CH2)2NH(CH2)3Si(CH3)(OCH3)2)
TA:(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミン(NH2(CH2)2NH(CH2)2 NH(CH2)3 Si (OCH3)3)
3)シランカップリング剤でグラフト法により処理した支持体
APS/SBA(g):グラフト法によりSBA−15をAPSと化学反応させて作成した支持体
MAPS/SBA(g):グラフト法によりSBA−15をMAPSと化学反応させて作成した支持体
AEAPS/ SBA(g):グラフト法によりSBA−15をAEAPSと化学反応させて作成した支持体
AEAPMS/ SBA(g):グラフト法によりSBA−15をAEAPMSと化学反応させて作成した支持体
TA/SBA(g):グラフト法によりSBA−15をTAと化学反応させて作成した支持体
4)シランカップリング剤を含浸法により処理した支持体
APS/SBA(i):含浸法でSBA−15をAPSで処理して作成した支持体
5)シランカップリング剤自身を加水分解・縮合処理することにより作成したもの
APS(ゲル):APSのみの加水分解・縮合により得られたもの
【0018】
比較例としての支持体(例えばAPS/SBA(i))およびシランカップリング剤のみで得られる支持体(例えばAPS(ゲル))の表面積は小さいが、本発明によるグラフト法によって得られる支持体 (例えばAPS/SBA(g)、MAPS/SBA(g)、AEAPS/ SBA(g)、AEAPMS/ SBA(g) およびTA/SBA(g)等)は大きな表面積を有している。
【0019】
上記のように調製した種々の支持体を用いてCO2の吸着・脱着特性について種々検討する。尚、調製した種々の支持体の性能試験を行うために使用する試験装置は、支持体充填用カラム、原料ガスボンベ、真空ポンプ、切り替え弁から構成され、シーケンスコントローラーで所定の切り替え弁を開閉することにより、一定温度・圧力条件でのCO2の吸着/脱着等の試験が可能となっている。
【0020】
(1)水蒸気非共存下でのCO2吸着量の測定
種々の支持体のCO2破過曲線を作成して、種々の支持体のCO2吸着量を求める(図2)。この場合、用いたガス組成:CO215容積%、残りN2、ガス流速:30cm3/min.,吸着温度:60℃および用いた支持体重量:1.5gの条件下にて破過曲線を作成する。SBA−15(未処理)および表面積の小さなAPS/SBA(i)、APS(ゲル)によるCO2の吸着量は非常に小さいが、本発明によるグラフト法によりアミノ基含有シランカップリング剤で処理される支持体(APS/SBA(g)、MAPS/SBA(g)、AEAPS/SBA(g)、AEAPMS/SBA(g)およびTA/SBA(g)等)はいずれも比較的高いCO2吸着能を有する。
【0021】
(2)共存水蒸気のCO2吸着量への影響
用いたガス組成:CO215容積%、水分12容積%、残りN2である以外は上記の(1)水蒸気非共存下でのCO2吸着量の測定の場合と同条件にて種々の支持体のCO2破過曲線を作成して、種々の支持体のCO2吸着量を求める。本発明によるグラフト法で調製される支持体では水蒸気の共存下においても大きなCO2吸着量が得られている。特にアミン含有量の大きなTA/SBA(g)でのCO2吸着量は1.28mol/(kg支持体)に達している。一方、水蒸気非共存下ではCO2を吸着しないAPS/SBA(i)およびAPSは、水蒸気が共存する場合には多量のCO2を吸着する。これは、水蒸気によって支持体自身が膨潤し、その中へCO2が溶解しているためだと考えられる。(1)および(2)の結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
吸着温度:60℃
1)アミン効率=CO2吸着量(mmol(支持体g)−1)/アミン含有量(mmol(支持体g)−1)
2)使用ガス組成:CO215容積%、残りN2
3)使用ガス組成:CO215容積%、水分12容積%、残りN2
【0023】
(3)吸着速度の検討
支持体AEAPS/SBA(g)およびAPS(ゲル)について水分を吸着させた後にCO2破過曲線を作成する(図3)。(i)水分の吸着;ガス組成:水分12容積%、残りヘリウムガス、ガス流速:60cm3/min.、支持体重量:1.5gおよび吸着温度:60℃の条件下にて支持体AEAPS/SBA(g)およびAPS(ゲル)に水分を吸着させる。(ii)破過曲線の作成;(i)水分の吸着条件下にて支持体AEAPS/SBA(g)およびAPS(ゲル)に水分を吸着させた後に、ガス組成:CO215容積%、水分12容積%、残りN2、ガス流速:30cm3/min.、支持体重量:1.5gおよび吸着温度:60℃の条件下にて支持体AEAPS/SBA(g)およびAPS(ゲル)のCO2破過曲線を作成する。
表面積の大きいAEAPS/SBA(g)では吸着が迅速であり、良好な破過曲線が得られる。一方、固体内部にCO2が取り込まれるAPS(ゲル)においてはCO2の吸収が遅く実用的でない。
【0024】
(4)CO2の脱着特性の検討
支持体AEAPS/SBA(g)およびAPS(ゲル)について、CO2破過曲線を作成後、ヘリウム気流(30cm3/min.)中にて、昇温速度10℃/min.で60℃から150℃まで昇温し、150℃を保持する。その結果、CO2が固体表面に吸着する支持体AEAPS/SBA(g)は、固体内部にCO2が取り込まれる支持体APS(ゲル)に比べ脱着温度が低く、より低温での脱着が可能である(図4)。
【0025】
(5)低温領域における支持体のCO2吸着・脱着性能の検討
(i)低温領域における支持体のCO2吸着
用いたガス組成:CO215容積%、水分12容積%、残りN2、流速:30cm3/min.,支持体:1.5gの条件下にて吸着温度を50℃、60℃および80℃に変化させてCO2破過曲線を作成する(図5)。この場合、支持体として、AEAPS/SBA(g)を用いる。図5から分かるように吸着温度を低下させることによってCO2吸着量がさらに増加する。
(ii)低温領域における支持体のCO2脱着
図5において吸着温度50℃で吸着を行った後、ヘリウム流速:30cm3/min.の条件下にて、昇温速度10℃/min.で80℃まで昇温してCO2脱着性能を確認する(図6)。図6から分かるように約60容積%のCO2が比較的短時間で放出される。図5〜図6から分かるように、本発明による支持体を用いることによりCO2の吸着・脱着が低温領域においても可能であることが分かる。
【0026】
〔実施例1〕
125℃に保持した恒温槽中にて6時間乾燥した支持体SBA−15 5.0gを脱水トルエン250cm3(和光純薬株式会社製)に添加し、5分間撹拌した後、これに(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミン(米国、ゲレスト(Gelest)社製)50cm3を添加した。この混合物をアルゴンガス気流中にて110℃、24時間還流撹拌した後、室温まで冷却した。冷却した混合物を吸引濾過により回収した固形物を脱水トルエン200cm3(和光純薬株式会社製)で洗浄した後、60℃に保持した恒温槽中にて1夜乾燥することによって(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミンで処理した支持体(TA/SBA(g))を得た。
(メソポーラスシリカSBA−15の調整方法); EO20PO70EO20 4)(米国、アルドリッチ(Aldrich)社製)50gを蒸留水1.3dm3に溶解させた溶液にテトラエトキシシラン(キシダ化学株式会社製)110gを添加し、5分間撹拌した。この溶液に36容量%塩酸(和光純薬株式会社製)175cm3を30分かけて添加した後、35℃、20時間加熱撹拌し、さらに95℃、24時間加熱撹拌した。生成した固形物を吸引濾過により回収し、蒸留水4dm3で洗浄した後、この固形物を70℃に保持した恒温槽中にて1夜乾燥して、メソポーラスシリカSBA−15を得た。
4):ポリエチレンオキサイド鎖−ポリプロピレンオキサイド鎖−ポリエチレ
ンオキサイド鎖を有するトリブロックコポリマー
【0027】
〔実施例2〕
実施例1で得た支持体(TA/SBA(g))1.5gを内径13mmのパイレックス(登録商標)製ガラス管に充填し、ヘリウムガス気流(30cm3・min−1)中、150℃にて1時間乾燥処理した後に、60℃に保温した。次に、導入ガスをヘリウムガスから15容量%のCO2、85容量%のN2から成るガス(全流速30cm3・min−1)に切り替え、ガラス管内の支持体充填層出口におけるガスの一部を採取し、採取したガス組成の経時変化をガスクロマトグラフィー(カラム:内径2mm、 長さ200cm、カラム充填剤:ガスクロパック54(GLサイエンス社製)、カラム温度:95℃、キャリアーガス:ヘリウムガス、ヘリウムガス流量:50cm3/min.)に供して確認した。得られたCO2の破過曲線(図2)から求めたCO2吸着量は1.10mol/kg支持体)であった。
【0028】
〔実施例3〕
実施例1で得た支持体(TA/SBA(g))1.5gを内径13mmのパイレックス(登録商標)製ガラス管に充填し、ヘリウムガス気流(30cm3・min−1)中、150℃にて1時間乾燥処理した後に、60℃に保温した。次に、導入ガスをヘリウムガスから12容量%の水分、88容量%のN2(全流速60cm3・min−1)から成るガスに切り替え、支持体(TA/ SBA(g))に水分を吸着させた。水分の支持体への吸着が飽和に達した後、導入ガスを12容量%の水分、88容量%のN2から成るガスから15容量%のCO2、12容量%の水分、73容量%のN2から成るガス(全流速30cm3・min−1)に切り替え、ガラス管内の支持体充填層出口におけるガスの一部を採取し、これをガスクロマトグラフィー(カラム:内径2mm、 長さ200cm、カラム充填剤:ガスクロパック54(GLサイエンス社製)、カラム温度:95℃、キャリアーガス:ヘリウムガス、流量:50cm3/min.)に供して採取したガス組成の経時変化を確認した。得られたCO2の破過曲線(図3)から求めたCO2吸着量は1.28mol/(kg支持体)であった。
【0029】
【発明の効果】
CO2と水分を含有する排ガスを、シランカップリング剤を化学結合させた支持体と接触せしめ、高効率且つ経済的にCO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする実用化可能な排ガスの処理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】アミノ基含有シランカップリング剤で処理された耐水蒸気型支持体の概念図
【図2】種々の支持体のCO2破過曲線(水分非共存下)
【図3】CO2破過曲線(水分共存下)
【図4】CO2の支持体からの脱着テスト
【図5】吸着温度によるCO2破過曲線
【図6】CO2脱着性能テスト
【図7】本発明による耐水蒸気型支持体を用いたCO2吸着・脱着装置および従来法によるCO2吸着・脱着装置との比較概略図
【符号の説明】
1 耐水蒸気型支持体
2 導入されたアミノ基を有するシランカップリング剤
3 除湿塔
4 吸着塔
Claims (5)
- CO2と水分を含有する排ガスを、シランカップリング剤を化学結合させた支持体と接触せしめ、CO2を選択的に吸着させ、脱着することを特徴とする排ガスの処理方法。
- 支持体がシリカであることを特徴とする請求項1記載の排ガスの処理方法。
- シランカップリング剤が3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−メチル−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、(3−トリメトキシシリルプロピル)ジエチレントリアミンから選ばれる一以上である請求項1〜2のいずれかに記載の排ガスの処理方法。
- シランカップリング剤を化学結合させたシリカ。
- シランカップリング剤を化学結合させた支持体の排ガス処理のための使用。
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