JP2004251570A - 空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】圧縮機2及び室外熱交換器3を備えた室外機1と、室内熱交換器6a,6b,6cを備えた複数台の室内機5a,5b,5cとが、高圧ガス管11、低圧ガス管12及び液管13により接続され、室内機5a,5b,5c毎に冷房運転或いは暖房運転を行えるように構成された空気調和装置において、高圧ガス管11と低圧ガス管12とを第1バイパス弁32を有する第1バイパス管31で接続し、高圧ガス管11と液管13とを第2バイパス弁34を有する第2バイパス管33で接続し、冷房単独運転を行い、第1バイパス弁32を開いて高圧ガス管11を減圧し、第2バイパス弁34を開いて高圧ガス管11に液冷媒を導入し、暖房単独運転を行って、高圧ガス管11の冷凍機油回収を行う。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット間配管に残留する冷凍機油を圧縮機に回収する空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複数台の室内機とがユニット間配管により接続され、室外熱交換器の一端が、圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに択一に分岐して接続され、ユニット間配管が、冷媒吐出管に接続された高圧ガス管と、冷媒吸込管に接続された低圧ガス管と、室外熱交換器の他端に接続された液管とを有して構成され、室内熱交換器の一端が高圧ガス管及び低圧ガス管に、それぞれ高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管を介して接続され、他端が液管に液分岐管を介して接続され、高圧ガス分岐管及び低圧ガス分岐管にそれぞれ電磁開閉弁が設けられ、複数台の室内機を同時に冷房運転若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転と暖房運転を混在して実施可能とするよう構成された空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
このような空気調和装置のうち、ビルディングなどの建物に設置されるものでは、室外機と室内機をつなぐユニット間配管が建物に埋め込まれ、更に配管長が長いことが一般的である。また、室内機が複数台存在する場合、これらの室内機に接続される上記ユニット間配管は、枝管が多く複雑な形状となっている。
【0004】
【特許文献1】
特許第2804527号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような空気調和装置のユニット間配管、特に高圧ガス管と低圧ガス管には、圧縮機から吐出された冷媒に含まれる冷凍機油が残留しやすい。そして、ユニット間配管に冷凍機油が残留し、圧縮機に冷凍機油が戻ってこないと、圧縮機において冷凍機油不足となることがある。このように、圧縮機の冷凍機油不足の状況で運転を続けると、熱交換器において熱交換不足を生じたり、圧縮機の過熱運転や冷媒吐出温度異常、摺動部の焼きつき等を発生して、圧縮機の能力不足や故障を招くことがあるため、ユニット間配管内に残留する冷凍機油を圧縮機に回収する必要がある。
【0006】
また、既設の空気調和装置を新設の空気調和装置に交換する際に、建物内に設置された上記ユニット間配管をも交換することは、このユニット間配管の寿命に余裕がある場合に無駄であり、有効に利用されるべきである。但し、既設の空気調和装置と新設の空気調和装置との間で使用される冷媒が異なる場合には、これらの冷媒に対応して冷凍機油も異なる。このため、既設の空気調和装置のユニット間配管を残し、室外機及び室内機を交換する際には、このユニット間配管内に残留する冷凍機油を除去して圧縮機に回収する必要がある。
【0007】
本発明の目的は、上述の事情を考慮してなされたものであり、ユニット間配管に残留する冷凍機油の回収効率の向上を図る空気調和装置の油回収方法及び空気調和装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複数台の室内機とが、高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管により接続され、前記室内機毎に冷房運転或いは暖房運転を行えるように構成された空気調和装置の油回収方法において、少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とをバイパスして、前記高圧ガス管を減圧する第1バイパス工程と、前記高圧ガス管と前記液管とをバイパスして前記液管側の液冷媒を前記高圧ガス管側に流す第2バイパス工程と、少なくとも1台の室内機を暖房運転し、前記高圧ガス管内の液冷媒を前記液管側に流入させて、前記高圧ガス管に残留する冷凍機油を前記圧縮機に回収する高圧ガス管油回収工程とを備えたことを特徴とするものである。
【0009】
この場合において、少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記液管側の液冷媒を前記低圧ガス管側に流入させて、前記低圧ガス管に残留している冷凍機油を前記圧縮機に回収する低圧ガス管油回収工程を備えてもよい。
【0010】
また、前記低圧ガス管油回収工程では、冷房運転している室内機に備えられた室内電子膨張弁を略全開にしてもよい。
【0011】
更に、前記冷房運転には、ドライ運転が含まれるようにしてもよい。
【0012】
また、圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複数台の室内機とが、高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管により接続され、前記室内機毎に冷房運転或いは暖房運転を行えるように構成された空気調和装置において、少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とをバイパスして、前記高圧ガス管を減圧する第1バイパス手段と、前記高圧ガス管と前記液管とをバイパスして前記液管側の液冷媒を前記高圧ガス管側に流す第2バイパス手段と、少なくとも1台の室内機を暖房運転し、前記高圧ガス管内の液冷媒を前記液管側に流入させて、前記高圧ガス管に残留する冷凍機油を前記圧縮機に回収する高圧ガス管油回収手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0013】
この場合において、少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記液管側の液冷媒を前記低圧ガス管側に流入させて、前記低圧ガス管に残留している冷凍機油を前記圧縮機に回収する低圧ガス管油回収手段を備えてもよい。
【0014】
また、低圧ガス管油回収手段は、冷房運転している室内機に備えられた室内電子膨張弁を略全開にしてもよい。
【0015】
更に、前記第1バイパス手段は、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とを第1バイパス弁を有する第1バイパス管で接続して構成され、前記第1バイパス弁を開いて前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とをバイパスしてもよい。
【0016】
更にまた、前記第2バイパス手段は、前記高圧ガス管と前記液管とを第2バイパス弁を有する第2バイパス管で接続して構成され、前記第2バイパス弁を開いて前記高圧ガス管と前記液管とをバイパスしてもよい。
【0017】
また、前記冷房運転には、ドライ運転が含まれるようにしてもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面に基づき説明する。
【0019】
〔A〕第1の実施の形態
図1は、本発明に係る空気調和装置の第1の実施の形態を示す冷媒回路図等である。
【0020】
図1において、空気調和装置50は、室外機1と、複数台(図1では3台)の室内機5a,5b,5cとを有して構成される。室外機1は、圧縮機2、室外熱交換器3及び室外電子膨張弁27を備えている。また、室内機5a,5b,5cは、室内熱交換器6a,6b,6c及び室内電子膨張弁18a,18b,18cを備えている。
【0021】
そして、室外機1と3台の室内機5a,5b,5cとが高圧ガス管11、低圧ガス管12及び液管13を有するユニット間配管10により接続される。これによって、空気調和装置50は、室内機5a,5b,5cを同時に冷房運転(ドライ運転を含む)若しくは暖房運転可能とし、または、これらの冷房運転(ドライ運転を含む)と暖房運転とを混在して実施可能とする。つまり、室内機5a,5b,5c毎に冷房運転(ドライ運転を含む)或いは暖房運転を行えるように構成されている。ここで、ドライ運転とは、室内の冷えすぎ(室温低下)を抑制するため、不図示の室内ファンの回転数と、圧縮機2の回転数(運転周波数)とが、通常の冷房運転よりも抑えられた冷房運転(いわゆる弱冷房運転)のことであり、以下の説明において、冷房運転には、このドライ運転が含まれるものとする。
【0022】
上記室外機1では、室外熱交換器3の一端が、圧縮機2の冷媒吐出管7と冷媒吸込管8とに、択一に分岐して接続されている。具体的には、室外熱交換器3の一端が、圧縮機2の冷媒吐出管7に切換弁9aを有する分岐管21で接続されるとともに、圧縮機2の冷媒吸込管8に切換弁9bを有する分岐管22で接続される。また、室外熱交換器3の他端が、室外電子膨張弁27を配設した室外側液管26に接続されている。冷媒吸込管8には、アキュムレータ4が配設されている。
【0023】
上記ユニット間配管10における高圧ガス管11は高圧ガス管側閉鎖弁23を介して冷媒吐出管7に接続される。また、低圧ガス管12は低圧ガス管側閉鎖弁24を介して冷媒吸込管8に接続される。更に、液管13は液管側閉鎖弁25を介して室外側液管26に接続される。
【0024】
高圧ガス管側閉鎖弁23、低圧ガス管側閉鎖弁24及び液管側閉鎖弁25は、いわゆるサービスバルブであり、例えば、三方弁である。これら高圧ガス管側閉鎖弁23、低圧ガス管側閉鎖弁24及び液管側閉鎖弁25は、例えば、電子制御式であり、開度の調整が可能である。
【0025】
高圧ガス管側閉鎖弁23は、三つのポート23a,23b,23cを有している。ポート23aは、冷媒吐出管7に接続され、ポート23bは、高圧ガス管11に接続される。また、ポート23cは、各種サービス(例えば、冷媒の回収や配管内の空気を抜く真空引き等)を行うためのものである。
【0026】
低圧ガス管側閉鎖弁24は、三つのポート24a,24b,24cを有している。ポート24aは、冷媒吸込管8に接続され、ポート24bは、低圧ガス管12に接続される。また、ポート24cは、各種サービス(例えば、冷媒の回収や配管内の空気を抜く真空引き等)を行うためのものである。
【0027】
液管側閉鎖弁25は、三つのポート25a,25b,25cを有している。ポート25aは、室外側液管26に接続され、ポート25bは、液管13に接続される。また、ポート25cは、各種サービス(例えば、冷媒の回収や配管内の空気を抜く真空引き等)を行うためのものである。
【0028】
高圧ガス管11と低圧ガス管12とは、第1バイパス管31で接続され、この第1バイパス管31には、第1バイパス弁32が配設されている。また、高圧ガス管11と液管13とは、第2バイパス管33で接続され、この第2バイパス管33には、第2バイパス弁34が配設されている。本実施の形態では、第1バイパス管31の一端が、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23cに接続されるとともに、他端が、低圧ガス管側閉鎖弁24のポート24cに接続される。また、第2バイパス管33の一端が、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23cに接続されるとともに、他端が、液管側閉鎖弁25のポート25cに接続される。第1、第2バイパス弁32,34は、例えば、電磁弁である。
【0029】
高圧ガス管11には、高圧ガス管11内の冷媒の圧力を検出するために、例えば、高圧ガス管側圧力センサ35が設けられている。また、低圧ガス管12には、低圧ガス管12内の冷媒の圧力を検出するために、例えば、低圧ガス管側圧力センサ36が設けられている。更に、液管13には、液管13内の冷媒の圧力を検出するために、例えば、液管側圧力センサ37が設けられている。
【0030】
また、圧縮機2には、この圧縮機2の油面レベルを検出するために、例えば、油面センサ38が設けられている。
【0031】
上記室内機5a,5b,5cのそれぞれの室内熱交換器6a,6b,6cは、それらの他端が、室内電子膨張弁18aを配設した液分岐管19a、室内電子膨張弁18bを配設した液分岐管19b、室内電子膨張弁18cを配設した液分岐管19cを介して液管13にそれぞれ接続される。
【0032】
また、上記室内機5aの室内熱交換器6aは、その一端が、高圧ガス分岐管14aを介して高圧ガス管11に接続されるとともに、低圧ガス分岐管15aを介して低圧ガス管12に接続される。上記室内機5bの室内熱交換器6bは、その一端が、高圧ガス分岐管14bを介して高圧ガス管11に接続されるとともに、低圧ガス分岐管15bを介して低圧ガス管12に接続される。更に、上記室内機5cの室内熱交換器6cは、その一端が、高圧ガス分岐管14cを介して高圧ガス管11に接続されるとともに、低圧ガス分岐管15cを介して低圧ガス管12に接続される。
【0033】
高圧ガス分岐管14a,14b,14cのそれぞれに、第1開閉弁(第1電磁開閉弁)16a,16b,16cが配設される。また、低圧ガス分岐管15a,15b,15cのそれぞれに、第2開閉弁(第2電磁開閉弁)17a,17b,17cが配設される。
【0034】
また、高圧ガス管11に接続された高圧ガス分岐管14a,14b,14cと、液管13に接続された液分岐管19a,19b,19cとの間に、両管内の圧力差に従って両管内を連通させるキャピラリーチューブ100a,100b,100cが接続されている。
【0035】
更に、高圧ガス分岐管14a,14b,14cのそれぞれに、第1開閉弁16a,16b,16cを閉じた状態で第1開閉弁16a,16b,16cに逆圧が生じた場合に生じる冷媒音を防止すべく、逆止弁101a,101b,101cが配設されている。
【0036】
これら、第1開閉弁16a,16b,16c、第2開閉弁17a,17b,17c、キャピラリーチューブ100a,100b,100c及び逆止弁101a,101b,101cは、電磁弁キット20a,20b,20cに格納されている。
【0037】
室外電子膨張弁27および室内電子膨張弁18a,18b,18cは、例えば不図示のパルスモータによって弁開度が調整される。そして、例えば、パルスモータへ入力されるパルスが、例えば、20パルスのときが全閉、480パルスのときが全開となるように設定されている。
【0038】
室外機1には、室外機1を制御する室外制御装置41が備えられている。また、各室内機5a,5b,5cには、それぞれの室内機5a,5b,5cを制御する室内制御装置42a,42b,42cが備えられている。そして、室内制御装置42a,42b,42cは、室外制御装置41に通信線で接続されている。これら室外制御装置41及び室内制御装置42a,42b,42cによって空気調和装置50全体の制御が行われる。
【0039】
室内制御装置42a,42b,42cは、不図示のリモートコントローラにより設定された運転モードに応じて第1開閉弁16a,16b,16c及び第2開閉弁17a,17b,17cの開閉制御を行い、空調負荷に応じて室内電子膨張弁18a,18b,18cの開度制御を行う。そして、室内制御装置42a,42b,42cは、室内機5a,5b,5cの制御情報を含む制御信号を室外制御装置41に送信する。
【0040】
室外制御装置41は、各室内機5a,5b,5cにより送信された制御信号に基づいて、圧縮機2の運転周波数、室外電子膨張弁27の開度、切換弁9a,9bの開閉等を制御する。
【0041】
また、室外制御装置41は、圧縮機2内の冷凍機油量を監視している。具体的には、圧縮機2内の油面レベルを監視している。例えば、油面センサ38により検出された油面レベルを示す値を取得している。そして、室外制御装置41は、圧縮機2に冷凍機油を戻す油回収条件が成立した場合に、通常の冷房運転或いは暖房運転を行う運転モードからユニット間配管10に残留している冷凍機油を圧縮機2に回収する油回収モードに切り替える制御を行う。この油回収モードに切り替えられた場合、高圧ガス側制御弁23、液側制御弁25、第1バイパス弁32及び第2バイパス弁34等が室外制御装置41により制御される。
【0042】
次に通常の運転モードにおける運転動作を説明する。
【0043】
(1)各室内機5a,5b,5cを同時に冷房運転する場合は、高圧ガス管11が休止状態におかれる。
【0044】
この場合、室外制御装置41は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを開くとともに他方の切換弁9bを閉じる制御を行い、且つ室内制御装置42a,42b,42cは、電磁弁キット20a,20b,20cの第1開閉弁16a,16b,16cを閉じるとともに、第2開閉弁17a,17b,17cを開く制御を行う。
【0045】
これにより、圧縮機2から吐出されたガス冷媒は、冷媒吐出管7、切換弁9a、室外熱交換器3へと順次流れ、この室外熱交換器3で凝縮液化する。この液冷媒は、液管13を流れ、液分岐管19a,19b,19cを経て各室内機5a,5b,5cの室内電子膨張弁18a,18b,18cに分配され、ここで減圧される。減圧された冷媒は、各室内熱交換器6a,6b,6cで蒸発気化した後、それぞれ第2開閉弁17a,17b,17cを流れた後、低圧ガス管12、冷媒吸込管8、アキュムレータ4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように、蒸発器として作用する各室内熱交換器6a,6b,6cで各室内機5a,5b,5cが同時に冷房運転される。
【0046】
(2)各室内機5a,5b,5cを同時に暖房運転する場合は、低圧ガス管12が休止状態におかれる。
【0047】
この場合、室外制御装置41は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを閉じるとともに他方の切換弁9bを開く制御を行い、且つ室内制御装置42a,42b,42cは、電磁弁キット20a,20b,20cの第1開閉弁16a,16b,16cを開くとともに、第2開閉弁17a,17b,17cを閉じる制御を行う。
【0048】
これにより、圧縮機2から吐出されたガス冷媒は、冷媒吐出管7、高圧ガス管11を順次経て高圧ガス分岐管14a,14b,14cに分配された後、第1開閉弁16a,16b,16c、室内熱交換器6a,6b,6cへと流れ、室内熱交換器6a,6b,6cでそれぞれ凝縮液化される。これら液冷媒は、各室内電子膨張弁18a,18b,18cで減圧され、液分岐管19a,19b,19cを経て液管13で合流される。合流した冷媒は室外熱交換器3で蒸発気化した後、切換弁9b、冷媒吸込管8、アキュムレータ4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように凝縮器として作用する各室内熱交換器6a,6b,6cで、各室内機5a,5b,5cが同時に暖房運転される。
【0049】
(3)同時に、例えば室内機5a及び5cを冷房運転し、室内機5bを暖房運転する場合は、全ての冷媒管11,12,13が使用される。
【0050】
この場合、室外制御装置41は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを開くとともに他方の切換弁9bを閉じる制御を行い、且つ、冷房する室内機5a,5cの室内制御装置42a,42cは、電磁弁キット20a,20cにおける第1開閉弁16a,16cを閉じるとともに、第2開閉弁17a,17cを開く制御を行い、暖房する室内機5bの室内制御装置42bは、電磁弁キット20bにおける第1開閉弁16bを開くとともに、第2開閉弁17bを閉じる制御を行う。
【0051】
これによって、圧縮機2から吐出された冷媒の一部が冷媒吐出管7、切換弁9aを順次経て室外熱交換器3に流れるとともに、残りの冷媒が高圧ガス管11を経て室内を暖房する室内機5bの電磁弁キット20bにおける第1開閉弁16b、室内熱交換器6bへと流れることで、ガス冷媒が室内熱交換器6b及び室外熱交換器3で凝縮液化される。そして、これら室内熱交換器6b及び室外熱交換器3で凝縮液化された冷媒は、液管13を経て室内機5a,5cの室内電子膨張弁18a,18cで減圧された後、それぞれの室内熱交換器6a,6cで蒸発気化される。しかる後、冷媒は、第2開閉弁17a,17cを流れて低圧ガス管12で合流され、冷媒吸込管8、アキュムレータ4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように、凝縮器として作用する室内熱交換器6bで室内機5bが暖房運転され、蒸発器として作用する他の室内熱交換器6a,6cで室内機5a,5cがそれぞれ冷房運転される。
【0052】
次に、例えば、室内機5bで冷房運転し、室内機5a,5cで暖房運転する場合、室外制御装置41は、室外熱交換器3の一方の切換弁9aを閉じるとともに他方の切換弁9bを開く制御を行い、且つ冷房運転する室内機5bの室内制御装置42は、電磁弁キット20bにおける第1開閉弁16bを閉じるとともに、第2開閉弁17bを開く制御を行い、暖房運転する室内機5a,5cの室内制御装置42a,42cは、電磁弁キット20a,20cにおける第1開閉弁16a,16cを開くとともに、第2開閉弁17a,17cを閉じる。
【0053】
これによって、圧縮機2から吐出された冷媒が冷媒吐出管7、高圧ガス管11を順次経て第1開閉弁16a,16cへと分配され、それぞれの室内熱交換器6a,6cで凝縮液化される。そして、この液化された冷媒は、それぞれ全開された室内電子膨張弁18a、18cを経て液管13に流れる。この液管13中の液冷媒の一部が、室内電子膨張弁18bで減圧された後に室内熱交換器6bで、且つ、残りの液冷媒が室外電子膨張弁27で減圧された後に室外熱交換器3でそれぞれ蒸発気化され、吸引管8、アキュムレータ4を順次経て圧縮機2に吸入される。このように、凝縮器として作用する室内熱交換器6a,6cで室内機5a,5cが暖房運転され、蒸発器として作用する他の室内熱交換器6bで室内機5bが冷房運転される。
【0054】
以上の如く、冷房運転する室内機5a,5b,5cの数(冷房容量)が暖房運転する室内機5a,5b,5cの数(暖房容量)よりも多いときは室外熱交換器3を凝縮器として、逆に、冷房運転する室内機5a,5b,5cの数(冷房容量)が暖房運転する室内機5a,5b,5cの数(暖房容量)よりも少ないときは室外熱交換器3を蒸発器として作用させることにより、任意の室内機5a,5b,5cを自由に冷暖房運転することができる。
【0055】
(4)いずれかの室内機5a,5b,5cの運転が停止する場合、例えば、室内機5aの運転が停止する場合、この停止した室内機5aの第1開閉弁16a及び第2開閉弁17aが、室内制御装置42aによって閉弁制御される。
【0056】
以上(1)〜(4)の通常の運転モードで空気調和装置50を運転しているとき、圧縮機2からは、圧縮機2の摺動部等を潤滑するための冷凍機油が冷媒ガスとともに吐出される。そして、この圧縮機2により吐出された冷凍機油のほとんどは、冷媒回路中を循環して圧縮機2に戻される。
【0057】
以上が通常の運転モードにおける運転動作であるが、通常の運転モードにおいては、ユニット間配管10、特に高圧ガス管11及び低圧ガス管12には、冷凍機油が残留しやすく、圧縮機2により吐出された冷凍機油の一部は、圧縮機2に戻されずに、ユニット間配管10、特に高圧ガス管11及び低圧ガス管12に残留してしまうことがある。尚、液冷媒と冷凍機油とは相溶性があるため、液管13に冷凍機油が残留することはほとんどない。
【0058】
このようにして、高圧ガス管11及び低圧ガス管12に冷凍機油が残留し、圧縮機2に戻される冷凍機油量が減少すると、圧縮機2において、油面レベルが低下してしまう。
【0059】
そこで、本第1の実施の形態では、室外制御装置41は、通常の運転モードにおいて、油面センサ38による検出結果に基づいて、圧縮機2に冷凍機油を戻す油回収条件が成立したか否かを判別している。そして、油回収条件が成立した場合に、油回収モードに切り替わるようにしている。ここで、油回収条件とは、例えば、圧縮機2内の油面レベルが、圧縮機2において冷凍機油不足となる油面レベルよりも高い所定レベルにまで低下した場合である。そして、ユニット間配管10、特に高圧ガス管11及び低圧ガス管12に残留している冷凍機油を圧縮機2に回収する油回収モードに切り替え、冷凍機油を回収することになる。
【0060】
以下、油回収モードに切り替わった場合の室外制御装置41及び室内制御装置42a,42b,42cの動作について、図2のフローチャートを参照しながら説明する。
【0061】
まず、室外制御装置41は、第1バイパス弁32及び第2バイパス弁34を閉弁制御する(ステップS1)。
【0062】
次に、冷暖混在運転を行わない冷房運転のみの冷房単独運転を行う(ステップS2)。つまり、少なくとも1台の室内機5a,5b,5cを冷房運転させる。冷房運転を行わない室内機は運転停止状態となるように制御される。このステップS2において、冷凍機油の回収に要する時間を短縮させるため、全室内機5a,5b,5cを冷房運転するのが好ましい。
【0063】
次に、室外制御装置41は、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23a側を閉弁制御する(ステップS3)。このステップS3によって圧縮機2から吐出された高圧のガス冷媒が高圧ガス管11側へ流れるのを防止している。
【0064】
ここで、冷房単独運転を行っている場合、全室内機5a,5b,5cの電磁弁キット20a,20b,20cにおける第1開閉弁16a,16b,16cは、閉弁されている状態である。
【0065】
次に、室外制御装置41は、第1バイパス弁32を開弁制御する(ステップS4)。このステップS4によって、高圧ガス管11と低圧ガス管12とがバイパスされる。このように、高圧ガス管11と低圧ガス管12とがバイパスされるので、高圧ガス管11内が減圧されていく。
【0066】
このとき、室外制御装置41は、高圧ガス管11を液管13よりも低い圧力に減圧すべく、高圧ガス管11が液管13よりも低い圧力に減圧されたか否かを判別する(ステップS5)。
【0067】
ここで、冷房運転を行っているとき、低圧ガス管12内の圧力は液管13内の圧力よりも低いので、ステップS5において、室外制御装置41は、例えば、高圧ガス管11と低圧ガス管12が略均圧したか否かを判別している。
【0068】
具体的に、室外制御装置41は、高圧ガス管側圧力センサ35において検出された圧力値と低圧ガス管側圧力センサ36において検出された圧力値とが略等しくなったか否かを判別している。
【0069】
ステップS5において、高圧ガス管11と低圧ガス管12が略均圧していない場合(ステップS5;No)、略均圧するまで、ステップS5の判別が繰り返される。
【0070】
ステップS5において、高圧ガス管11と低圧ガス管12が略均圧した場合(ステップS5;Yes)、室外制御装置41は、第1バイパス弁32を閉弁制御する(ステップS6)。
【0071】
次に、室外制御装置41は、液管側閉鎖弁25を略半開に制御し(ステップS7)、第2バイパス弁34を開弁制御する(ステップS8)。
【0072】
このステップS8によって、高圧ガス管11と液管13とをバイパスして液管13側の液冷媒を高圧ガス管11側に流している。これによって、高圧ガス管11内では、高圧ガス管11に残留する冷凍機油と液冷媒とが混合される。また、ステップS5により、高圧ガス管11と低圧ガス管12とが略均圧しているので、より液冷媒が高圧ガス管11側に引き込まれやすい。更に、ステップS7により、液管13における液冷媒の流量が調整され、液管13側の液冷媒が高圧ガス管11側に引き込まれやすくなる。
【0073】
このようにして、高圧ガス管11に引き込まれた液冷媒は、高圧ガス管側閉鎖弁23及び室内機5a,5b,5cの電磁弁キット20a,20b,20cにおける第1開閉弁16a,16b,16cによって塞き止められている。
【0074】
次に、室外制御装置41は、高圧ガス管11と液管13とが略均圧したか否かを判別する(ステップS9)。つまり、高圧ガス管11内に液冷媒が十分に充填されたか否かを判別している。
【0075】
ステップS9において、高圧ガス管11と液管13とが略均圧していない場合(ステップS9;No)、略均圧するまで、ステップS9の判別が繰り返される。ステップS9において、高圧ガス管11と液管13とが略均圧した場合(ステップS9;Yes)、室外制御装置41は、第2バイパス弁34を閉弁制御する(ステップS10)。
【0076】
次に、室外制御装置41は、冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内制御装置42a,42b,42cに室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にするように指示を送信し、冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内制御装置42a,42b,42cは、室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開に制御する(ステップS11)。このステップS11により、室内熱交換器6a,6b,6cでは液冷媒がほとんど蒸発せずに、液管13側の液冷媒が冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内熱交換器6a,6b,6cを通じて低圧ガス管12側に流入する。そして、この低圧ガス管12に残留する冷凍機油は、液冷媒に溶け込こみ、室外機1に戻され、圧縮機2に回収される。
【0077】
この室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にする制御は、室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にしてから所定時間(例えば、10分間)に亘って行われる。
【0078】
ここで、室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にすることは、室内電子膨張弁18a,18b,18cを全開にする場合や、通常の冷房運転において室内電子膨張弁18a,18b,18cに入力されるパルス数に、例えば50パルスを加算したパルスが、室内電子膨張弁18a,18b,18cに入力される場合を含んでいる。
【0079】
冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にしてから所定時間経過後、室外制御装置41は、冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内制御装置42a,42b,42cに冷房運転を停止する指示を送り、冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内制御装置42a,42b,42cは、冷房運転を停止する制御を行う(ステップS12)。このとき、室外制御装置41は、圧縮機2を停止する制御を行い、室外機1の運転を停止させている。
【0080】
次に、室外制御装置41は、圧縮機2を停止する制御を行ってから圧縮機2の停止に要する時間(例えば3分間)の経過後、ステップS3で閉弁した高圧ガス管側閉鎖弁23を開弁制御し(ステップS13)、冷暖混在運転を行わない暖房運転のみの暖房単独運転を行う(ステップS14)。つまり、少なくとも1台の室内機5a,5b,5cを暖房運転させる。暖房運転を行わない室内機は運転停止状態となるように制御される。このステップS13において、全室内機5a,5b,5cを暖房運転するのが好ましい。これによって、冷凍機油の回収に要する時間が短縮し、冷凍機油の回収効率が向上する。
【0081】
この暖房単独運転は、暖房単独運転を行ってから所定時間(例えば、3分間)に亘って行われる。
【0082】
このように、暖房単独運転を行うことにより、暖房運転を行う室内機5a,5b,5cの電磁弁キット20a,20b,20cにおける第1開閉弁16a,16b,16cが開放されるので、高圧ガス管11内の冷凍機油を含んだ液冷媒は、室内熱交換器6a,6b,6cを通じて液管13側に押し流される。この液管13に押し流された液冷媒は、室外機1に戻される。この室外機1に戻された液冷媒に含まれる冷凍機油は、室外熱交換器3を経て、圧縮機2に回収される。このようにして、高圧ガス管11に残留していた冷凍機油が圧縮機2に回収される。
【0083】
以上、第1の実施の形態によれば、冷房単独運転を行い、高圧ガス管11と低圧ガス管12とをバイパスして、高圧ガス管11を液管13よりも低い圧力に減圧し、次いで、高圧ガス管11と液管13とをバイパスして液管13側の液冷媒を高圧ガス管11側に流し、更に、暖房単独運転を行い、高圧ガス管11内の液冷媒を液管13側に押し流して、高圧ガス管11に残留する冷凍機油を圧縮機2に回収するようにしたことから、ユニット間配管10における高圧ガス管11に残留する冷凍機油の回収効率が向上する。
【0084】
また、第1の実施の形態によれば、冷房単独運転を行い、この冷房運転している室内機5a,5b,5cに備えられた室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にして、液管13側の液冷媒を低圧ガス管11側に流入させて、低圧ガス管11に残留している冷凍機油を圧縮機2に回収するようにしたことから、ユニット間配管10における低圧ガス管12に残留する冷凍機油の回収効率が向上する。
【0085】
〔B〕第2の実施の形態
上記第1の実施の形態では、圧縮機の油回収条件が成立したときに油回収モードに切り替わり、圧縮機に冷凍機油を回収する場合であったが、第2の実施の形態では、既設の空気調和装置を新設の空気調和装置に切り替える際、既設のユニット間配管に残留する冷凍機油を回収するものである。
【0086】
図1のように構成された空気調和装置50に用いられる冷媒は、CFC系やHCFC系の冷媒(例えばR22)である。既設の空気調和装置50に代えて、HFC系の冷媒(例えばR410A、R407C)を用いた不図示の空気調和装置を建物に据え付ける場合、空気調和装置50のうち室外機1及び室内機5a,5b,5cは新しいものに交換されるが、ユニット間配管10は上記空気調和装置50の既設のものが利用される。
【0087】
この際、既設の空気調和装置50と新設の空気調和装置とでは使用される冷媒が異なるため、これに応じて、圧縮機を潤滑するための冷凍機油も異なるものとなる。例えば、冷媒R22では冷凍機油として鉱物油が使用され、冷媒R410AやR407Cではエーテル油やエステル油などの合成油が使用される。従って、ユニット間配管10を再利用する際には、このユニット間配管10内に残留する鉱物油を回収する必要がある。
【0088】
本第2の実施の形態では、油回収モードに設定された場合に、上記第1の実施の形態で説明した図2に示す油回収の動作に移行するものである。この油回収モードは、例えば、室外機1或いは室内機5a,5b,5cに設けられる不図示のスイッチによって設定されるように構成される。
【0089】
これによって、本第2の実施の形態においても、ユニット間配管10、特に高圧ガス管11と低圧ガス管12に残留する鉱物油の回収効率が向上する。
【0090】
ここで、図3に示すように、冷媒吐出管8と高圧ガス管11との間にオイルセパレータ44及び開閉弁(電磁開閉弁)45を設けるのが好ましい。
【0091】
具体的には、冷媒吐出管7と高圧ガス管11との間に、高圧ガス管側閉鎖弁23、オイルセパレータ44及び開閉弁45を設け、オイルセパレータ44の油吐出口をキャピラリーチューブ46を介して液管13(図3では、液管側閉鎖弁25)に接続している。
【0092】
そして、油回収モードに設定され、図2に示す動作を行っているとき、ステップS8移行する前に、室外制御装置41は、開閉弁45を閉弁制御し、オイルセパレータ44側に液冷媒が流入するのを防止している。そして、ステップS14で暖房単独運転を行う際に、室外制御装置41は、開閉弁45を閉弁制御している。そして、暖房単独運転により圧縮機2から吐出されたガス冷媒は、オイルセパレータ44で鉱物油が除去され、高圧ガス管11に流れる。そして、オイルセパレータ44にて鉱物油が除去されたガス冷媒はガス管11内を高速流動して、このガス管11に液冷媒で除去しきれずに残留した冷凍機油としての鉱物油を除去し、また、室内熱交換器5a,5b,5cにて凝縮された液冷媒は液管13内を流れて、この液管13内に残留した鉱物油を除去する。この除去された鉱物油は、圧縮機2に回収される。これによって、ユニット間配管10における高圧ガス管11の油回収効率が更に向上する。
【0093】
〔C〕第3の実施の形態
上記第1及び第2の実施の形態では、室外制御装置が油回収モードに設定されたときに第1、第2バイパス弁等を制御する場合であったが、第3の実施の形態では、図4に示すように、図1の高圧ガス管側閉鎖弁23、低圧ガス管側閉鎖弁24、液管側閉鎖弁25、第1バイパス弁32及び第2バイパス弁34を、手動の高圧ガス管側閉鎖弁51、低圧ガス管側閉鎖弁52、液管側閉鎖弁53、第1バイパス弁54及び第2バイパス弁55に置き換えたものである。また、図1の高圧ガス管側圧力センサ35、低圧ガス管側圧力センサ36及び液管側圧力センサ37を、高圧ガス管側圧力計56、低圧ガス管側圧力計57及び液管側圧力計58に置き換えたものである。
【0094】
本第3の実施の形態では、高圧ガス管側閉鎖弁51、低圧ガス管側閉鎖弁52、液管側閉鎖弁53、第1バイパス弁54及び第2バイパス弁55は、手動で開閉され、高圧ガス管11、低圧ガス管12、液管13の圧力は、高圧ガス管側圧力計56、低圧ガス管側圧力計57及び液管側圧力計58で目視で確認するものである。
【0095】
以下、操作者によるユニット間配管10の油回収方法を、図5に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0096】
まず、新たに第1バイパス管31及び第2バイパス管33を設置した場合は、第1バイパス弁54及び第2バイパス弁55を開弁操作してユニット間配管10の真空引きを行い、真空引きが終了した場合、操作者は、第1バイパス弁54及び第2バイパス弁55を閉弁操作する(ステップS21)。
【0097】
次に、操作者は、冷房単独運転を行わせるように、不図示のリモートコントローラにて少なくとも1台の室内機5a,5b,5cを冷房運転させる(ステップS22)。このステップS22において、冷凍機油の回収に要する時間を短縮させるため、全室内機5a,5b,5cを冷房運転するのが好ましい。
【0098】
次に、操作者は、高圧ガス管側閉鎖弁51の室外機側のポートを閉弁操作する(ステップS23)。このステップS23によって圧縮機2から吐出された高圧のガス冷媒が高圧ガス管11側へ流れるのを防止している。
【0099】
次に、操作者は、第1バイパス弁54を開弁操作する(ステップS24)。このステップS24によって、高圧ガス管11と低圧ガス管12とがバイパスされる。このように、高圧ガス管11と低圧ガス管12とがバイパスされるので、高圧ガス管11内が減圧されていく。
【0100】
このとき、操作者は、高圧ガス管11を液管13よりも低い圧力に減圧すべく、例えば、高圧ガス管11と低圧ガス管12が略均圧するのを、圧力計56,57を見て確認する(ステップS25)。
【0101】
そして、操作者は、第1バイパス弁54を閉弁操作する(ステップS26)。
【0102】
次に、操作者は、液管側閉鎖弁53を略半開に操作し(ステップS27)、第2バイパス弁55を開弁操作する(ステップS28)。
【0103】
このステップS28によって、高圧ガス管11と液管13とをバイパスして液管13側の液冷媒を高圧ガス管11側に流している。これによって、高圧ガス管11内では、高圧ガス管11に残留する冷凍機油と液冷媒とが混合される。また、ステップS25により、高圧ガス管11と低圧ガス管12とが略均圧しているので、より液冷媒が高圧ガス管11側に引き込まれやすい。更に、ステップS27により、液管13における液冷媒の流量が調整され、液管13側の液冷媒が高圧ガス管11側に引き込まれやすくなる。
【0104】
次に、操作者は、例えば、高圧ガス管11と液管13が略均圧するのを、圧力計56,58を見て確認する(ステップS29)。つまり、高圧ガス管11内に液冷媒を十分に充填させている。そして、操作者は、第2バイパス弁55を閉操作する(ステップS30)。
【0105】
次に、操作者は、冷房運転している室内機5a,5b,5cの不図示のリモートコントローラを操作して、室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開に設定する(ステップS31)。
【0106】
このステップS31により、室内熱交換器6a,6b,6cでは液冷媒がほとんど蒸発せずに、液管13側の液冷媒が冷房運転している室内機5a,5b,5cの室内熱交換器6a,6b,6cを通じて低圧ガス管12側に流入する。そして、この低圧ガス管12に残留する冷凍機油は、液冷媒に溶け込こみ、室外機1に戻され、圧縮機2に回収される。
【0107】
この室内電子膨張弁18a,18b,18cを略全開にした冷房運転を任意の時間行った後、室内機5a,5b,5cの冷房運転を停止する操作を行う(ステップS32)。
【0108】
次に、ステップS23で閉弁した高圧ガス管側閉鎖弁51を開弁操作し(ステップS33)、暖房単独運転を行う(ステップS34)。このステップS34において、全室内機5a,5b,5cを暖房運転するのが好ましい。これによって、冷凍機油の回収に要する時間が短縮し、冷凍機油の回収効率が向上する。
【0109】
次に、任意の時間経過後、室内機5a,5b,5cの暖房運転を停止する操作を行う(ステップS35)。
【0110】
以上の動作によって、本第3の実施の形態では、上記第1の実施の形態と同様に、ユニット間配管10における高圧ガス管11、低圧ガス管12に残留する冷凍機油の回収効率が向上するという効果を奏する。
【0111】
更に、本第3の実施の形態において、第2の実施の形態と同様に、オイルセパレータ44及び開閉弁45を設置してもよい。この場合、開閉弁45は手動弁である。そして、図5に示す動作を行っているとき、ステップS28移行する前に、操作者は、開閉弁45を閉弁操作し、オイルセパレータ44側に液冷媒が流入するのを防止している。そして、ステップS34で暖房単独運転を行う際に、操作者は、開閉弁45を閉弁操作している。従って、本第3の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に、ユニット間配管10における高圧ガス管11の油回収効率が更に向上するという効果を奏する。
【0112】
以上、本発明を上記実施の形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0113】
例えば、上記第1実施の形態の説明では、図2のステップS5において、高圧ガス管11と低圧ガス管12が略均圧した場合に、ステップS6に移行するようにしたが、高圧ガス管11と低圧ガス管12が略均圧するような所定時間経過後に、ステップS6に移行するようにしてもよい。
【0114】
また、上記第1の実施の形態の説明では、図2のステップS9において、高圧ガス管11と液管13が略均圧した場合に、ステップS10に移行するようにしたが、高圧ガス管11と液管13が略均圧するような所定時間経過後に、ステップS10に移行するようにしてもよい。
【0115】
また、上記第1の実施の形態の説明では、第1バイパス管31の一端が、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23cに接続されるとともに、他端が、低圧ガス管側閉鎖弁24のポート24cに接続され、また、第2バイパス管33の一端が、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23cに接続されるとともに、他端が、液管側閉鎖弁25のポート25cに接続される場合であったが、第1バイパス管31の一端が、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23bに接続されるとともに、他端が、低圧ガス管側閉鎖弁24のポート24bに接続され、また、第2バイパス管33の一端が、高圧ガス管側閉鎖弁23のポート23bに接続されるとともに、他端が、液管側閉鎖弁25のポート25bに接続される場合であってもよい。
【0116】
また、上記実施の形態の説明では、ドライ運転が可能な場合について説明したが、ドライ運転を行わない空気調和装置においても適用することが可能である。
【0117】
【発明の効果】
本発明によれば、ユニット間配管に残留する冷凍機油の回収効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和装置の第1の実施の形態を示す回路図である。
【図2】油回収モードに切り替わった場合の制御動作を示すフローチャートである。
【図3】本発明による空気調和装置の第2の実施の形態を示す回路図である。
【図4】本発明による空気調和装置の第3の実施の形態を示す回路図である。
【図5】油回収方法の操作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 室外機
2 圧縮機
3 室外熱交換器
5a,5b,5c 室内機
6a,6b,6c 室内熱交換器
7 冷媒吐出管
8 冷媒吸込管
10 ユニット間配管
11 高圧ガス管
12 低圧ガス管
13 液管
18a,18b,18c 室内電子膨張弁
23 高圧ガス側閉鎖弁
31 第1バイパス管
32,54 第1バイパス弁
33 第2バイパス管
34,55 第2バイパス弁
41 室外制御装置
42a,42b,42c 室内制御装置
50 空気調和装置
Claims (10)
- 圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複数台の室内機とが、高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管により接続され、前記室内機毎に冷房運転或いは暖房運転を行えるように構成された空気調和装置の油回収方法において、
少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とをバイパスして、前記高圧ガス管を減圧する第1バイパス工程と、
前記高圧ガス管と前記液管とをバイパスして前記液管側の液冷媒を前記高圧ガス管側に流す第2バイパス工程と、
少なくとも1台の室内機を暖房運転し、前記高圧ガス管内の液冷媒を前記液管側に流入させて、前記高圧ガス管に残留する冷凍機油を前記圧縮機に回収する高圧ガス管油回収工程とを備えたことを特徴とする空気調和装置の油回収方法。 - 請求項1に記載の空気調和装置の油回収方法において、
少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記液管側の液冷媒を前記低圧ガス管側に流入させて、前記低圧ガス管に残留している冷凍機油を前記圧縮機に回収する低圧ガス管油回収工程を備えたことを特徴とする空気調和装置の油回収方法。 - 請求項2に記載の空気調和装置の油回収方法において、
前記低圧ガス管油回収工程では、冷房運転している室内機に備えられた室内電子膨張弁を略全開にすることを特徴とする空気調和装置の油回収方法。 - 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の空気調和装置の油回収方法において、
前記冷房運転には、ドライ運転が含まれることを特徴とする空気調和装置の油回収方法。 - 圧縮機及び室外熱交換器を備えた室外機と、室内熱交換器を備えた複数台の室内機とが、高圧ガス管、低圧ガス管及び液管を有するユニット間配管により接続され、前記室内機毎に冷房運転或いは暖房運転を行えるように構成された空気調和装置において、
少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とをバイパスして、前記高圧ガス管を減圧する第1バイパス手段と、
前記高圧ガス管と前記液管とをバイパスして前記液管側の液冷媒を前記高圧ガス管側に流す第2バイパス手段と、
少なくとも1台の室内機を暖房運転し、前記高圧ガス管内の液冷媒を前記液管側に流入させて、前記高圧ガス管に残留する冷凍機油を前記圧縮機に回収する高圧ガス管油回収手段とを備えたことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項5に記載の空気調和装置において、
少なくとも1台の室内機を冷房運転し、前記液管側の液冷媒を前記低圧ガス管側に流入させて、前記低圧ガス管に残留している冷凍機油を前記圧縮機に回収する低圧ガス管油回収手段を備えたことを特徴とする空気調和装置。 - 請求項6に記載の空気調和装置において、
低圧ガス管油回収手段は、冷房運転している室内機に備えられた室内電子膨張弁を略全開にすることを特徴とする空気調和装置。 - 請求項5乃至7のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
前記第1バイパス手段は、前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とを第1バイパス弁を有する第1バイパス管で接続して構成され、前記第1バイパス弁を開いて前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とをバイパスすることを特徴とする空気調和装置。 - 請求項5乃至8のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
前記第2バイパス手段は、前記高圧ガス管と前記液管とを第2バイパス弁を有する第2バイパス管で接続して構成され、前記第2バイパス弁を開いて前記高圧ガス管と前記液管とをバイパスすることを特徴とする空気調和装置。 - 請求項5乃至9のいずれか一項に記載の空気調和装置において、
前記冷房運転には、ドライ運転が含まれることを特徴とする空気調和装置。
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