JP2004249654A - 射出成形用金型 - Google Patents
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Abstract
【課題】金型とは別個の冷却配管を必要とせず、また、冷却配管挿入孔をコア側金型にドリル等の工具で加工する必要もなく、コア側金型においてイジェクターピン等の金型部品を避けて該金型部品で制約されることのない位置に製品形状にマッチした自由形状の冷却通路を容易に形成できると共に、金型全体を略均一な温度に冷却することが可能な射出成形用金型を得ることにある。
【解決手段】キャビティ側金型2とコア側金型1との間で製品形状のキャビティ3を形成する射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングにより前記コア側金型1を造型して、該コア側金型1内に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路6を形成したものである。
【選択図】 図1
【解決手段】キャビティ側金型2とコア側金型1との間で製品形状のキャビティ3を形成する射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングにより前記コア側金型1を造型して、該コア側金型1内に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路6を形成したものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラスチック部品やアルミダイキャスト部品等を製作するための射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の射出成形用金型として、冷却通路を設けた構造のものは種々提供されている(例えば、特許文献1から特許文献3)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−210798公報
【特許文献2】
特開2002−127145公報
【特許文献3】
特開2002−96361公報
【0004】
特許文献1に記載された射出成形用金型では、可動側金型の凸型コア内に直線的な冷却穴を形成し、この冷却穴に冷却パイプを挿入し、その冷却パイプの先端を製品近傍に位置させて金型の製品部を冷却する構造としている。
【0005】
特許文献2に記載された金型の入れ子構造では、金型内に空洞を設け、その中に該空洞と同形状部品を入れ、その同形状部品に溝を設けて冷却水管の形態をなす構造としている。
【0006】
特許文献3では、厚肉部を有するプラスチック成型品に気体を直に供給して冷却する方法をとっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の射出成形用金型は以上のように構成されているので、特許文献1の場合、凸型コアに冷却パイプを埋め込むための冷却穴を形成する必要があり、その冷却穴および冷却パイプはドリル等で加工された直線的な形状が基本となるため、冷却パイプの先端を金型の製品部近傍に部分的に配置できても、金型の製品形状に沿った冷却用配管とすることはできず、このため、金型温度が全体的に均一にならないという課題があった。また、金型の大きさや冷却パイプの大きさにより、金型に配置できる冷却パイプの量が制限されるため、金型全体を略均一な温度に冷却することが難しく、さらには金型内部に配置するイジェクターピン等の部材を避けた部位に冷却パイプを配置するための配置領域を確保する必要があるが、その配置可能領域が制限されることが多々生じるという課題があった。
【0008】
特許文献2では、多数の部品を組み合わせた冷却構造としているため、その多数の部品をそれぞれ単体製作しなければならず、その製作工程が多岐にわたるという課題があった。また、製品の形状や金型の構造により、金型内部に配置できる冷却構造に大きな制約が生じることが懸念されるという課題があった。
【0009】
特許文献3では、厚肉部を有するプラスチック成形品に直に気体を供給して金型および成形品を冷却する構成としているため、気体の流量調節手段や温度調節装置など種々の外的設備が必要になるという課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、冷却通路の形成が簡単で金型全体を略均一な温度に冷却することが可能な射出成形用金型を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る射出成形用金型は、キャビティ側金型とコア側金型との間で製品形状のキャビティを形成する射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングにより前記コア側金型を造型して、該コア側金型に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路を形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による射出成形用金型を示す断面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。
この発明の実施の形態1による射出成形用金型は、凸型の製品形成用壁面1aを有するコア側金型1と、このコア側金型1との間で製品形状のキャビティ(製品形状部)3を形成するキャビティ側金型2とを備えた入れ子構造となっている。それらのコア側金型1およびキャビティ側金型2は、金属材料使用によるラピットプロトタイピイングで製作したものである。
【0013】
前記コア側金型1は中心部に縦方向の貫通穴4を有しており、この貫通穴4には製品取り出し用のイジェクターピン5が摺動自在に挿入されている。そして、前記コア側金型1における前記貫通穴4を避けた部位で且つ該貫通穴4を挟む部位には冷却媒体を流すための冷却通路6が形成されている。この冷却通路6は、コア側金型1の凸型形状に沿った形状に形成されているもので、一端に冷却媒体の入口6aを有し、他端に冷却媒体の出口6bを有している。
【0014】
すなわち、この実施の形態1では、凸型の製品形成用壁面1aを有するコア側金型1を金属材料使用によるラピットプロトタイピイングで造型することにより、その造型時に前記凸型の製品形成用壁面1aに沿った凸型形状の冷却通路6を前記コア側金型1の腹部における縦方向の貫通穴4を挟む位置に一体形成したものである。
【0015】
このようにしてコア側金型1のラピットプロトタイピイングによる造型段階で該コア側金型1に一体形成された冷却通路6の形状についてさらに詳述すると、この冷却通路6は、コア側金型1の一側面に開口した入口6aから貫通穴4(イジェクターピン5)に接近する方向に延びる入口側流路61と、この入口側流路61の下流端(奥行端部)からコア側金型1のキャビティ側表面(製品形成用壁面1a)の近傍に至る立ち上がり流路62と、この立ち上がり流路62の上端からの頂上面に沿った方向に延びる頂上流路63と、この頂上流路63の下流端から前記貫通穴4に沿った方向に下降する下降流路64と、この下降流路64の下流端から出口6bに至る出口側流路65とからなって、上述の凸型形状に形成されている。
【0016】
次に動作について説明する。
コア側金型1とキャビティ側金型2との間に形成された製品形状部であるキャビティ3に高温溶融材料が射出されることで製品が成形されるが、該成形時には前記高温溶融材料によってコア側金型1が加熱される。この加熱を防止するために前記コア側金型1の冷却通路6には冷却媒体が流され、この状態で成形された製品はイジェクターピン5の上昇作動によって取り出される。
【0017】
以上説明した実施の形態1によれば、金属材料使用によるラピットプロトタイピイングでのコア側金型1の造型によって該コア側金型1に冷却通路6を形成するように構成したので、コア側金型とは別個の冷却配管を必要とせず、また、冷却配管挿入孔をコア側金型にドリル等の工具で加工する必要もなく、コア側金型1においてイジェクターピン5等の金型部品を避けて該金型部品で制約されることのない位置に製品形状にマッチした自由形状の冷却通路6を容易に形成することができるという効果がある。しかも、この実施の形態1では、コア側金型1に対して該コア側金型1のキャビティ側表面近傍にまで至って該キャビティ側表面である製品形成用壁面1aに沿った凸型形状の冷却通路6をラピットプロトタイピイングで形成するように構成したので、コア側金型1全体をほぼ均一に効率よく冷却することができ、樹脂製品やアルミニウム製品のバリやヒゲ等がない高品質の製品を得ることができるという効果がある。
【0018】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による射出成形用金型を示す断面図、図4は図3のB−Bセンサ断面図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2では、上記実施の形態1による凸型形状の冷却通路6に代えて螺旋状の冷却通路7をコア側金型1に形成したものである。その冷却通路7は、上記実施の形態1の場合と同様に金属材料を使用したラピットプロトタイピイングによるコア側金型1の造型によって該コア側金型1に形成したもので、該コア金型1の側面に開口する入口7aから中心貫通穴4の周囲を取り囲み且つ該貫通穴4に沿ってコア側金型1のキャビティ側表面近傍にまで至る螺旋状に形成し、その螺旋部の上端から下降して出口7bに至る構成としたものである。
【0019】
このような螺旋状の冷却通路7をコア側金型1に形成した実施の形態2によれば、コア側金型1の造型段階でそのラピットプロトタイピイングによる螺旋状の冷却通路7をコア側金型1内にランダムに形成することができ、上記実施の形態1の場合と同様に冷却通路7を容易に形成できると共に、その冷却通路7を流れる冷却媒体によってコア側金型1全体をほぼ均一に効率よく冷却することができるという効果がある。
【0020】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3による射出成形用金型を示す断面図であり、図3および図4と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態3による射出成形用金型は、コア側金型1とキャビティ側金型2との間のキャビティ(製品形状部)3に微細形状部3aを有するもので、図示例では、コア側金型1における製品形成用壁面1aの頂上面部に尖鋭凸状の製品凸状形成部1bが形成され、キャビティ側金型2にはその製品凸状形成部1bに対応した形状の凹状形成部2aが形成されているものである。
【0021】
この実施の形態3では、上述のような微細形状部3aを有する射出成形用金型に上記実施の形態2の場合と同様の螺旋状をなした冷却通路7をコア側金型1にラピットプロトタイピイングで形成するものでありながら、その形成時において、前記冷却通路7の上端環状部70aに対しコア金型1の前記製品凸状形成部1bの表面に沿った方向に入り込んで流路径が絞られた絞り流路71を形成したものである。
【0022】
以上説明した実施の形態3によれば、微細形状部3aを有する射出成形用金型において、コア側金型1中に形成した冷却通路7に前記微細形状部3a近傍にまで至る絞り流路71を形成するように構成したので、コア側金型1における前記微細形状部3aの対応部位(製品凸状形成部1b)を含むコア側金型1全体をほぼ均一に冷却することができるという効果がある。
【0023】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4による射出成形用金型を示す断面図、図7は図6中のA部の拡大図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態4では、上記実施の形態1の場合と同じ要領でコア側金型1に冷却通路6を形成するものでありながら、その冷却通路6内の中途部に突起部80を設け、この突起部80によって前記冷却通路6の中途部に分岐流路81,82を形成したものである。なお、この実施の形態4では、前記冷却通路6において、コア側金型1の凸型製品形成用壁面1aの頂上面に沿った頂上流路63の中途部に前記分岐流路81,82を形成している。
【0024】
次に動作について説明する。
冷却通路6の入口6aから出口6bに向かって流れる冷却媒体は、前記冷却通路6の中途部(図6および図7ではコア側金型1の凸状頂上面付近)で分岐流路81,82によって分流されることにより、突起部80の両側には図7中の円弧状矢印に示すような乱流が生じる。このような乱流によって、前記冷却通路6を流れる冷却媒体によるコア側金型1の冷却効率を部分的に変換、すなわち、コア側金型1において、キャビティ3に射出された高温溶融材料によるコア側金型1の最も高温に加熱され易い部位となる凸型製品形成用壁面1aの近傍を効率よく冷却することができる。
【0025】
以上説明した実施の形態4によれば、コア側金型1内の冷却通路6内の中途部に分岐流路81,82を形成するように構成したので、その分岐流路81,82の近傍で生じる冷却媒体の乱流によってコア側金型1の冷却効率を部分的に変化させることができ、高温溶融材料によるコア側金型1の最も加熱され易い部位を効率よく冷却することができるという効果がある。
【0026】
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5による射出成形用金型を示す断面図、図9は図8の要部拡大図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態5では、上記実施の形態1の場合と同様にしてコア側金型1内に該コア側金型1の凸型形状(凸型製品形成用壁面1a)に沿った凸形状の冷却通路9を形成すると共に、その冷却通路9を前記凸型製品形成用壁面1aの頂上面付近で入口側流路(上流側流路)91の流路径π1と出口側流路(下流側流路)92の流路径π2とが異なるように形成したものである。すなわち、この実施の形態5では、前記冷却通路9を、入口側流路91の流路径π1>出口側流路92の流路径π2となるように形成したものである。なお、9aは冷却通路9の入口、9bは冷却通路9の出口である。
【0027】
以上説明した実施の形態5によれば、コア側金型1内に該コア側金型1の凸型形状(凸型製品形成用壁面1a)に沿った凸形状の冷却通路9を形成すると共に、その冷却通路9を入口側流路91の流路径π1>出口側流路92の流路径π2となるように形成したので、前記冷却通路9を流れる冷却媒体は出口側流路92において流速が速くなり、このため、前記冷却媒体によるコア側金型1の冷却効率を部分的に変化させ、特にコア側金型1の最も加熱され易い部位を効率的に冷却することが可能になるという効果がある。
【0028】
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6による射出成形用金型を示す断面図である。この実施の形態6では、上記実施の形態1によるコア側金型1からイジェクターピン5等の金型部品を排除し、そのコア側金型1内に空きスペースを利用して凸型製品形成用壁面1aに沿った凸形状をなす主冷却用の第1の冷却通路11と、この第1の冷却通路11に沿った凸形状をなす補助冷却用の第2の冷却通路12とを上記実施の形態1の場合と同様のラピットプロトタイピイングによって形成したものである。
【0029】
なお、この実施の形態6による前記第1および第2の冷却通路11,12は、凸形状に特定されるものではなく、図1中のイジェクターピン5等の金型部品を有していないコア側金型1のラピットプロトタイピイングによる造型時に該コア側金型1内の空きスペースを利用して特に補助的な第2の冷却通路12を自由な曲線形状に形成できるものである。
【0030】
以上説明した実施の形態6によれば、コア側金型1内に凸型製品形成用壁面1aに沿った凸形状をなす主冷却用の第1の冷却通路11と、補助冷却用の第2の冷却通路12とを形成するように構成したので、コア側金型1内の空きスペースを最大限に利用して第2の冷却通路12を形成できると共に、金型交換時に前記第1および第2の冷却通路にそれぞれ冷却媒体を流すことにより、コア側金型1をハンドリング可能な温度まで速やかに冷却することができるという効果がある。
【0031】
実施の形態7.
図11はこの発明の実施の形態7による射出成形用金型を示す断面図である。この実施の形態7では、上記実施の形態1の場合と同様にコア側金型1のラピットプロトタイピイングによる造型時に該コア金型1内に冷却通路13を形成するものでありながら、その冷却通路13をコア側金型1内における入口13aと出口13bとの間で入口13a側流路および出口13b側流路よりも容積が大きな空洞状(タンク状)に形成し、入口13aから流入した冷却媒体を冷却通路13の空洞部に一旦蓄積した後、その冷却媒体を出口13bから流出させるように構成したものである。
【0032】
このような冷却通路13を入口13aおよび出口13bの流路径よりも大きな容積の空洞状に形成した実施の形態7によれば、前記冷却通路13の空洞部に多量の冷却媒体を蓄積することができ、その蓄積冷却媒体によってコア側金型1全体をほぼ均一に効率よく冷却することができるという効果がある。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングによる前記コア側金型の造型によって、該コア側金型に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路を形成するように構成したので、コア側金型とは別個の冷却配管を必要とせず、また、冷却配管挿入孔をコア側金型にドリル等の工具で加工する必要もなく、コア側金型においてイジェクターピン等の金型部品を避けて該金型部品で制約されることのない位置に製品形状にマッチした自由形状の冷却通路を容易に形成することができるという効果がある。しかも、コア側金型に対して該コア側金型のキャビティ側表面近傍にまで至って該キャビティ側表面である製品形成用壁面に沿った形状の冷却通路をラピットプロトタイピイングで形成することができ、このため、コア側金型全体をほぼ均一に効率よく冷却することができ、樹脂製品やアルミニウム製品のバリやヒゲ等がない高品質の製品を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による射出成形用金型を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2による射出成形用金型を示す断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図5】この発明の実施の形態3による射出成形用金型を示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態4による射出成形用金型を示す断面図である。
【図7】図6中のA部の拡大図である。
【図8】この発明の実施の形態5による射出成形用金型を示す断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】この発明の実施の形態6による射出成形用金型を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態7による射出成形用金型を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア側金型、1a 製品形成用壁面、1b 製品凸状形成部、2 キャビティ側金型、2a 凹状形成部、3 キャビティ(製品形状部)、3a 微細形状部、4 貫通穴、5 イジェクターピン、6,7 冷却通路、6a,7a 入口、6b,7b 出口、9 冷却通路、9a 入口、9b 出口、11 第1の冷却通路(主冷却用冷却通路)、11a 入口、11b 出口、12 第2の冷却通路(補助冷却用冷却通路)、12a 入口、12b 出口、13 冷却通路、13a 入口、13b 出口、61 入口側流路、62 立ち上がり流路、63 頂上流路、64 下降流路、65 出口側流路、70a 上端環状部、71絞り流路、80 突起部、81,82 分岐流路、91 入口側流路、92 出口側流路。
【発明の属する技術分野】
この発明は、プラスチック部品やアルミダイキャスト部品等を製作するための射出成形用金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の射出成形用金型として、冷却通路を設けた構造のものは種々提供されている(例えば、特許文献1から特許文献3)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−210798公報
【特許文献2】
特開2002−127145公報
【特許文献3】
特開2002−96361公報
【0004】
特許文献1に記載された射出成形用金型では、可動側金型の凸型コア内に直線的な冷却穴を形成し、この冷却穴に冷却パイプを挿入し、その冷却パイプの先端を製品近傍に位置させて金型の製品部を冷却する構造としている。
【0005】
特許文献2に記載された金型の入れ子構造では、金型内に空洞を設け、その中に該空洞と同形状部品を入れ、その同形状部品に溝を設けて冷却水管の形態をなす構造としている。
【0006】
特許文献3では、厚肉部を有するプラスチック成型品に気体を直に供給して冷却する方法をとっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来の射出成形用金型は以上のように構成されているので、特許文献1の場合、凸型コアに冷却パイプを埋め込むための冷却穴を形成する必要があり、その冷却穴および冷却パイプはドリル等で加工された直線的な形状が基本となるため、冷却パイプの先端を金型の製品部近傍に部分的に配置できても、金型の製品形状に沿った冷却用配管とすることはできず、このため、金型温度が全体的に均一にならないという課題があった。また、金型の大きさや冷却パイプの大きさにより、金型に配置できる冷却パイプの量が制限されるため、金型全体を略均一な温度に冷却することが難しく、さらには金型内部に配置するイジェクターピン等の部材を避けた部位に冷却パイプを配置するための配置領域を確保する必要があるが、その配置可能領域が制限されることが多々生じるという課題があった。
【0008】
特許文献2では、多数の部品を組み合わせた冷却構造としているため、その多数の部品をそれぞれ単体製作しなければならず、その製作工程が多岐にわたるという課題があった。また、製品の形状や金型の構造により、金型内部に配置できる冷却構造に大きな制約が生じることが懸念されるという課題があった。
【0009】
特許文献3では、厚肉部を有するプラスチック成形品に直に気体を供給して金型および成形品を冷却する構成としているため、気体の流量調節手段や温度調節装置など種々の外的設備が必要になるという課題があった。
【0010】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、冷却通路の形成が簡単で金型全体を略均一な温度に冷却することが可能な射出成形用金型を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る射出成形用金型は、キャビティ側金型とコア側金型との間で製品形状のキャビティを形成する射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングにより前記コア側金型を造型して、該コア側金型に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路を形成したものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の一形態を説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による射出成形用金型を示す断面図、図2は図1のA−A線に沿った断面図である。
この発明の実施の形態1による射出成形用金型は、凸型の製品形成用壁面1aを有するコア側金型1と、このコア側金型1との間で製品形状のキャビティ(製品形状部)3を形成するキャビティ側金型2とを備えた入れ子構造となっている。それらのコア側金型1およびキャビティ側金型2は、金属材料使用によるラピットプロトタイピイングで製作したものである。
【0013】
前記コア側金型1は中心部に縦方向の貫通穴4を有しており、この貫通穴4には製品取り出し用のイジェクターピン5が摺動自在に挿入されている。そして、前記コア側金型1における前記貫通穴4を避けた部位で且つ該貫通穴4を挟む部位には冷却媒体を流すための冷却通路6が形成されている。この冷却通路6は、コア側金型1の凸型形状に沿った形状に形成されているもので、一端に冷却媒体の入口6aを有し、他端に冷却媒体の出口6bを有している。
【0014】
すなわち、この実施の形態1では、凸型の製品形成用壁面1aを有するコア側金型1を金属材料使用によるラピットプロトタイピイングで造型することにより、その造型時に前記凸型の製品形成用壁面1aに沿った凸型形状の冷却通路6を前記コア側金型1の腹部における縦方向の貫通穴4を挟む位置に一体形成したものである。
【0015】
このようにしてコア側金型1のラピットプロトタイピイングによる造型段階で該コア側金型1に一体形成された冷却通路6の形状についてさらに詳述すると、この冷却通路6は、コア側金型1の一側面に開口した入口6aから貫通穴4(イジェクターピン5)に接近する方向に延びる入口側流路61と、この入口側流路61の下流端(奥行端部)からコア側金型1のキャビティ側表面(製品形成用壁面1a)の近傍に至る立ち上がり流路62と、この立ち上がり流路62の上端からの頂上面に沿った方向に延びる頂上流路63と、この頂上流路63の下流端から前記貫通穴4に沿った方向に下降する下降流路64と、この下降流路64の下流端から出口6bに至る出口側流路65とからなって、上述の凸型形状に形成されている。
【0016】
次に動作について説明する。
コア側金型1とキャビティ側金型2との間に形成された製品形状部であるキャビティ3に高温溶融材料が射出されることで製品が成形されるが、該成形時には前記高温溶融材料によってコア側金型1が加熱される。この加熱を防止するために前記コア側金型1の冷却通路6には冷却媒体が流され、この状態で成形された製品はイジェクターピン5の上昇作動によって取り出される。
【0017】
以上説明した実施の形態1によれば、金属材料使用によるラピットプロトタイピイングでのコア側金型1の造型によって該コア側金型1に冷却通路6を形成するように構成したので、コア側金型とは別個の冷却配管を必要とせず、また、冷却配管挿入孔をコア側金型にドリル等の工具で加工する必要もなく、コア側金型1においてイジェクターピン5等の金型部品を避けて該金型部品で制約されることのない位置に製品形状にマッチした自由形状の冷却通路6を容易に形成することができるという効果がある。しかも、この実施の形態1では、コア側金型1に対して該コア側金型1のキャビティ側表面近傍にまで至って該キャビティ側表面である製品形成用壁面1aに沿った凸型形状の冷却通路6をラピットプロトタイピイングで形成するように構成したので、コア側金型1全体をほぼ均一に効率よく冷却することができ、樹脂製品やアルミニウム製品のバリやヒゲ等がない高品質の製品を得ることができるという効果がある。
【0018】
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2による射出成形用金型を示す断面図、図4は図3のB−Bセンサ断面図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。
この実施の形態2では、上記実施の形態1による凸型形状の冷却通路6に代えて螺旋状の冷却通路7をコア側金型1に形成したものである。その冷却通路7は、上記実施の形態1の場合と同様に金属材料を使用したラピットプロトタイピイングによるコア側金型1の造型によって該コア側金型1に形成したもので、該コア金型1の側面に開口する入口7aから中心貫通穴4の周囲を取り囲み且つ該貫通穴4に沿ってコア側金型1のキャビティ側表面近傍にまで至る螺旋状に形成し、その螺旋部の上端から下降して出口7bに至る構成としたものである。
【0019】
このような螺旋状の冷却通路7をコア側金型1に形成した実施の形態2によれば、コア側金型1の造型段階でそのラピットプロトタイピイングによる螺旋状の冷却通路7をコア側金型1内にランダムに形成することができ、上記実施の形態1の場合と同様に冷却通路7を容易に形成できると共に、その冷却通路7を流れる冷却媒体によってコア側金型1全体をほぼ均一に効率よく冷却することができるという効果がある。
【0020】
実施の形態3.
図5はこの発明の実施の形態3による射出成形用金型を示す断面図であり、図3および図4と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態3による射出成形用金型は、コア側金型1とキャビティ側金型2との間のキャビティ(製品形状部)3に微細形状部3aを有するもので、図示例では、コア側金型1における製品形成用壁面1aの頂上面部に尖鋭凸状の製品凸状形成部1bが形成され、キャビティ側金型2にはその製品凸状形成部1bに対応した形状の凹状形成部2aが形成されているものである。
【0021】
この実施の形態3では、上述のような微細形状部3aを有する射出成形用金型に上記実施の形態2の場合と同様の螺旋状をなした冷却通路7をコア側金型1にラピットプロトタイピイングで形成するものでありながら、その形成時において、前記冷却通路7の上端環状部70aに対しコア金型1の前記製品凸状形成部1bの表面に沿った方向に入り込んで流路径が絞られた絞り流路71を形成したものである。
【0022】
以上説明した実施の形態3によれば、微細形状部3aを有する射出成形用金型において、コア側金型1中に形成した冷却通路7に前記微細形状部3a近傍にまで至る絞り流路71を形成するように構成したので、コア側金型1における前記微細形状部3aの対応部位(製品凸状形成部1b)を含むコア側金型1全体をほぼ均一に冷却することができるという効果がある。
【0023】
実施の形態4.
図6はこの発明の実施の形態4による射出成形用金型を示す断面図、図7は図6中のA部の拡大図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態4では、上記実施の形態1の場合と同じ要領でコア側金型1に冷却通路6を形成するものでありながら、その冷却通路6内の中途部に突起部80を設け、この突起部80によって前記冷却通路6の中途部に分岐流路81,82を形成したものである。なお、この実施の形態4では、前記冷却通路6において、コア側金型1の凸型製品形成用壁面1aの頂上面に沿った頂上流路63の中途部に前記分岐流路81,82を形成している。
【0024】
次に動作について説明する。
冷却通路6の入口6aから出口6bに向かって流れる冷却媒体は、前記冷却通路6の中途部(図6および図7ではコア側金型1の凸状頂上面付近)で分岐流路81,82によって分流されることにより、突起部80の両側には図7中の円弧状矢印に示すような乱流が生じる。このような乱流によって、前記冷却通路6を流れる冷却媒体によるコア側金型1の冷却効率を部分的に変換、すなわち、コア側金型1において、キャビティ3に射出された高温溶融材料によるコア側金型1の最も高温に加熱され易い部位となる凸型製品形成用壁面1aの近傍を効率よく冷却することができる。
【0025】
以上説明した実施の形態4によれば、コア側金型1内の冷却通路6内の中途部に分岐流路81,82を形成するように構成したので、その分岐流路81,82の近傍で生じる冷却媒体の乱流によってコア側金型1の冷却効率を部分的に変化させることができ、高温溶融材料によるコア側金型1の最も加熱され易い部位を効率よく冷却することができるという効果がある。
【0026】
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5による射出成形用金型を示す断面図、図9は図8の要部拡大図であり、図1および図2と同一部分には同一符号を付して重複説明を省略する。この実施の形態5では、上記実施の形態1の場合と同様にしてコア側金型1内に該コア側金型1の凸型形状(凸型製品形成用壁面1a)に沿った凸形状の冷却通路9を形成すると共に、その冷却通路9を前記凸型製品形成用壁面1aの頂上面付近で入口側流路(上流側流路)91の流路径π1と出口側流路(下流側流路)92の流路径π2とが異なるように形成したものである。すなわち、この実施の形態5では、前記冷却通路9を、入口側流路91の流路径π1>出口側流路92の流路径π2となるように形成したものである。なお、9aは冷却通路9の入口、9bは冷却通路9の出口である。
【0027】
以上説明した実施の形態5によれば、コア側金型1内に該コア側金型1の凸型形状(凸型製品形成用壁面1a)に沿った凸形状の冷却通路9を形成すると共に、その冷却通路9を入口側流路91の流路径π1>出口側流路92の流路径π2となるように形成したので、前記冷却通路9を流れる冷却媒体は出口側流路92において流速が速くなり、このため、前記冷却媒体によるコア側金型1の冷却効率を部分的に変化させ、特にコア側金型1の最も加熱され易い部位を効率的に冷却することが可能になるという効果がある。
【0028】
実施の形態6.
図10はこの発明の実施の形態6による射出成形用金型を示す断面図である。この実施の形態6では、上記実施の形態1によるコア側金型1からイジェクターピン5等の金型部品を排除し、そのコア側金型1内に空きスペースを利用して凸型製品形成用壁面1aに沿った凸形状をなす主冷却用の第1の冷却通路11と、この第1の冷却通路11に沿った凸形状をなす補助冷却用の第2の冷却通路12とを上記実施の形態1の場合と同様のラピットプロトタイピイングによって形成したものである。
【0029】
なお、この実施の形態6による前記第1および第2の冷却通路11,12は、凸形状に特定されるものではなく、図1中のイジェクターピン5等の金型部品を有していないコア側金型1のラピットプロトタイピイングによる造型時に該コア側金型1内の空きスペースを利用して特に補助的な第2の冷却通路12を自由な曲線形状に形成できるものである。
【0030】
以上説明した実施の形態6によれば、コア側金型1内に凸型製品形成用壁面1aに沿った凸形状をなす主冷却用の第1の冷却通路11と、補助冷却用の第2の冷却通路12とを形成するように構成したので、コア側金型1内の空きスペースを最大限に利用して第2の冷却通路12を形成できると共に、金型交換時に前記第1および第2の冷却通路にそれぞれ冷却媒体を流すことにより、コア側金型1をハンドリング可能な温度まで速やかに冷却することができるという効果がある。
【0031】
実施の形態7.
図11はこの発明の実施の形態7による射出成形用金型を示す断面図である。この実施の形態7では、上記実施の形態1の場合と同様にコア側金型1のラピットプロトタイピイングによる造型時に該コア金型1内に冷却通路13を形成するものでありながら、その冷却通路13をコア側金型1内における入口13aと出口13bとの間で入口13a側流路および出口13b側流路よりも容積が大きな空洞状(タンク状)に形成し、入口13aから流入した冷却媒体を冷却通路13の空洞部に一旦蓄積した後、その冷却媒体を出口13bから流出させるように構成したものである。
【0032】
このような冷却通路13を入口13aおよび出口13bの流路径よりも大きな容積の空洞状に形成した実施の形態7によれば、前記冷却通路13の空洞部に多量の冷却媒体を蓄積することができ、その蓄積冷却媒体によってコア側金型1全体をほぼ均一に効率よく冷却することができるという効果がある。
【0033】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングによる前記コア側金型の造型によって、該コア側金型に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路を形成するように構成したので、コア側金型とは別個の冷却配管を必要とせず、また、冷却配管挿入孔をコア側金型にドリル等の工具で加工する必要もなく、コア側金型においてイジェクターピン等の金型部品を避けて該金型部品で制約されることのない位置に製品形状にマッチした自由形状の冷却通路を容易に形成することができるという効果がある。しかも、コア側金型に対して該コア側金型のキャビティ側表面近傍にまで至って該キャビティ側表面である製品形成用壁面に沿った形状の冷却通路をラピットプロトタイピイングで形成することができ、このため、コア側金型全体をほぼ均一に効率よく冷却することができ、樹脂製品やアルミニウム製品のバリやヒゲ等がない高品質の製品を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による射出成形用金型を示す断面図である。
【図2】図1のA−A線に沿った断面図である。
【図3】この発明の実施の形態2による射出成形用金型を示す断面図である。
【図4】図1のB−B線に沿った断面図である。
【図5】この発明の実施の形態3による射出成形用金型を示す断面図である。
【図6】この発明の実施の形態4による射出成形用金型を示す断面図である。
【図7】図6中のA部の拡大図である。
【図8】この発明の実施の形態5による射出成形用金型を示す断面図である。
【図9】図8の要部拡大図である。
【図10】この発明の実施の形態6による射出成形用金型を示す断面図である。
【図11】この発明の実施の形態7による射出成形用金型を示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア側金型、1a 製品形成用壁面、1b 製品凸状形成部、2 キャビティ側金型、2a 凹状形成部、3 キャビティ(製品形状部)、3a 微細形状部、4 貫通穴、5 イジェクターピン、6,7 冷却通路、6a,7a 入口、6b,7b 出口、9 冷却通路、9a 入口、9b 出口、11 第1の冷却通路(主冷却用冷却通路)、11a 入口、11b 出口、12 第2の冷却通路(補助冷却用冷却通路)、12a 入口、12b 出口、13 冷却通路、13a 入口、13b 出口、61 入口側流路、62 立ち上がり流路、63 頂上流路、64 下降流路、65 出口側流路、70a 上端環状部、71絞り流路、80 突起部、81,82 分岐流路、91 入口側流路、92 出口側流路。
Claims (7)
- キャビティ側金型とコア側金型との間で製品形状のキャビティを形成する射出成形用金型において、金属材料を使用したラピットプロトタイピイングにより前記コア側金型を造型して、該コア側金型に前記キャビティ側表面近傍に至る冷却通路を形成したことを特徴とする射出成形用金型。
- 冷却通路は螺旋状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
- キャビティは製品微細形状部を有し、その製品微細形状部に沿って冷却通路が細径状に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の射出成形用金型。
- 冷却通路の一部には冷却流体に乱流を発生させるための突起が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の射出成形用金型。
- 冷却通路は、その直径が一部変化していることを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の射出成形用金型。
- 冷却通路は、製品形状のキャビティに沿った主冷却通路と、この主冷却通路におけるキャビティ側とは反対側に形成されて主冷却通路に沿った補助冷却通路とからなっていることを特徴とする請求項1記載の射出成形用金型。
- 冷却通路はコア側金型にタンク状に形成されていることを特徴とする請求項1の射出成形用金型。
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