JP2004249619A - インクジェット式記録ヘッド及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】焼成体である圧電体は反りやうねり以外にも個々に特性のバラツキが生じるので、1つの記録ヘッドで複数の圧電体を用いると圧電体毎に圧電素子の特性のバラツキが生じ、結果的にインク滴の吐出特性のバラツキとなって現れてしまう。本発明の目的は、特性バラツキの少ない高印字品質の記録ヘッドを提供することである。
【解決手段】本発明においては、圧電材料と内部電極材料を交互に積層したバルク状の圧電体を分割してなる複数の圧電素子と、圧電素子に対向する位置に圧力室及びノズル開口を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電素子のバルク状圧電体のほぼ中央付近に少なくとも1個所の切り欠き部を有し、バルク状圧電体をベース基台に固定し、切り欠き部が前記圧電素子に分割される加工領域となるように加工して圧力室及びノズル開口部に対応するように形成される。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明においては、圧電材料と内部電極材料を交互に積層したバルク状の圧電体を分割してなる複数の圧電素子と、圧電素子に対向する位置に圧力室及びノズル開口を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電素子のバルク状圧電体のほぼ中央付近に少なくとも1個所の切り欠き部を有し、バルク状圧電体をベース基台に固定し、切り欠き部が前記圧電素子に分割される加工領域となるように加工して圧力室及びノズル開口部に対応するように形成される。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のノズル開口部からインク滴を吐出するインクジェト式記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット式記録ヘッドは、ノズル開口を有する複数の圧力室と、一端が固定部材に固定され、他端が自由端となっており、バルク(bulk)状圧電体を一定の幅で切断した棒状の圧電素子が配列された圧電素子列とで構成されており、圧電素子を動作させて前記圧力室のインクの圧力を高め、ノズル開口よりインク滴を吐出させて印字用紙にドットを形成するオンデマンド型インクジェット式記録ヘッドがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような形式の記録ヘッドにおいては、液滴の形成効率や飛翔力が大きいことが望ましい。そのため、電極と圧電材料を交互にサンドイッチ状に積層した積層圧電素子が用いられている。この積層圧電素子によれば電極間距離を可及的に小さくすることができるため、駆動信号の電圧を下げるという効果がある。
【0004】
しかしながら、積層圧電素子は焼成体であるため、焼成時のバルク状圧電体の反り、うねり等の変形が生じる。そのため、焼成できるバルク状体の長さは最大で30〜50mmが限界であり、バルク状圧電体1枚で記録ヘッドをラインヘッド等の大型化するのが困難であった。
【0005】
このような問題を回避できる構造として、ベース基板上に固定された複数のバルク状圧電体を並べ、隣接するバルク状圧電体の境目が加工領域となるように加工して複数のノズル開口部に対向するように形成し、記録ヘッドを大型化する構造が提案されている(例えば、参考文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−198871号公報
【特許文献2】
特許第3156411号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したように圧電体は焼成体であるため、圧電体毎に反りやうねり以外にも特性のバラツキが生じる。このため、1つの記録ヘッドの中に複数の圧電体を用いると、圧電体毎に圧電素子の特性のバラツキが生じ、結果的にインク滴の吐出特性のバラツキとなって現れてしまう。そのため、予め静電容量等を測定し、クラス別に選別したり、圧電体毎に駆動電圧を調整したりする必要が生じてくる。
【0008】
そこで、本発明は、圧電素子を容易に高密度に配列でき、特性バラツキの少ない高印字品質のインクジェト式記録ヘッドを安価に提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の発明は、圧電素子の変位により圧力室の容積を変化させ、これによりノズル開口よりインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電材料と内部電極材料とが交互に積層され、少なくとも一個所の切り欠きを有するバルク状圧電体と、該バルク状圧電体が固定されたベース基台より、前記切り欠き部が加工領域となるように分割された複数の圧電素子と、該圧電素子の対向する位置毎に形成された圧力室及びノズル開口を具備することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2記載の発明は、前記バルク状圧電体に形成された切り欠き部は、複数配設されたノズル開口の配列方向のほぼ中央に位置することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項3記載の発明は、前記圧電素子のバルク状圧電体の切り欠き幅は、複数に分割される圧電素子間の幅より小さいことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項4記載の発明は、圧電素子の変位により圧力室の容積を変化させ、これによりノズル開口よりインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電材料と内部電極材料とが交互に積層されたバルク状圧電体をベース基台に固定し、前記バルク状圧電体の少なくとも一箇所を切り欠きし、前記切り欠き部が分割される加工領域となるように圧電素子を分割加工し、該分割された圧電素子と前記圧力室及びノズル開口部を夫々対応するように形成することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5に記載の発明は、前記バルク状圧電体の分割加工は、前記切り欠き部から開始することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明におけるインクジェット式記録ヘッドにおいて、ノズル配列方向の断面図、図2はノズル配列に対して垂直方向の断面図である。
【0015】
図1及び図2において、インクはハウジング12及び圧力室プレート6に形成された共通のインク溜り11から、個別に形成されたリストリクタ7を通って、振動板9及びノズルプレート3により形成された圧力室4へ供給される。
【0016】
各圧力室4に対応して、圧電素子13と、ノズル開口部2が配置されており、圧電素子13は固定基板なるベース基板18上に一端を固定し、他端を自由端として振動板9に当接固定され、FPC(フレキシブルプリントケーブル)19を介した記録装置本体からの電気信号により伸縮運動を繰り返してノズル開口部2よりインク滴を吐出する。
【0017】
圧電振動子13は、圧電材料層22と導電材料層23、24を交互に積層して形成したバルク状圧電体20をベース基板18に一端を固定し、ダイヤモンドブレードを利用したダイシングソーもしくはワイヤーカット技術を用いたワイヤソーにより、複数の圧電素子群21として櫛状に完全に分離分割する。そして、一方の側面を共通電極として他方を個別電極として、FPC19に接続されている。詳細は後述するが、図1中のA部が、本発明に関する圧電素子13に加工前する前のバルク状圧電体21の切り欠き部の位置を示す部分である。
【0018】
ここで、インク滴の吐出方法について説明する。
【0019】
圧力室4に対向した圧電素子13は、図3に示す駆動波形が印加される。圧電素子13の方位がd33の場合、初期ホールド工程(電圧Vmaxが印加された状態)において圧電素子13は伸長状態にあり、保持整定している。次に、時間T1において圧電素子13の放電が行われると圧電素子13が収縮し(放電工程)、圧電素子13先端の固着されている振動板9もノズルプレート3に対して弾性変形をして圧力室4の容積が膨張し、共通のインク室11からインク14が流入すると同時にノズル先端部のインクメニスカスが圧力室4内に引き込まれる。そして、その状態をある期間(図において時間T2)だけ維持すると(保持工程)、圧力室4のインクは慣性によりノズル開口2に向かう流れが生じる。このメニスカスがほぼ最下点まで到達した近傍で、圧電素子13に電荷を再度充電(時間T3)し、圧電素子13を伸長させると(充電工程)、振動板9が圧電素子13の押されて弾性変形をして圧力室4を縮小する。これにより発生した圧力室4内の圧力によりノズル開口部2よりインクが吐出される。圧電素子13が伸長する時にもリストリクタ7から共通インク室11への流れも発生するが、先の放電工程で発生した慣性による流れが残っているため、ある程度戻りを阻止されるため、ノズル開口2からのインクの吐出が実現できる。従って、記録ヘッド1を設計するにあたり、ノズル開口部2とリストリクタ7の持つイナータンスやレジスタンスの関係は重要なファクタである。このような放電工程、保持工程及び充電工程を必要な印字タイミングに応じて駆動させてインク滴を吐出していくことで、オンデマンド型インクジェット式記録ヘッドとして使われる。
【0020】
次に、圧電素子13の製造方法を説明する。
【0021】
図4において、定板26の上にグリーンシート状に調製したチタン酸ジルコン酸鉛系複合ペロブスカイトセラミック等の圧電材料22を塗布して、図5に示すように、これの表面に一方の電極となる第一の内部電極材料23を、Ag、Pb等を調製した導電ペーストを圧膜印刷法を用いて、一定間隔をおいて形成する。
さらに、図6に示すように、この内部電極材料層23の表面に圧電材料22を塗布し、この上に他方の電極となる内部電極材料24を前記方法で塗布する。後は、前記の方法で、図7に示すように内部電極材料層23、24と圧電材料22を必要な積層数だけ繰り返し塗布し、図8に示すように、目的の厚みに積層した状態で乾燥させる。
【0022】
続いて、乾燥させた状態の圧電体に圧力を加えた状態で焼成する。そして、交互に積層された導電材料層23、24の一端が端面に露出するように分割し、導電層23、24が露出している面に外部電極25を形成して乾燥することで、図9の直方体状のバルク圧電体20が形成される。このように、各材料を積層する際に、複数の導電材料を並べることで一度に複数のバルク状圧電体20を製作可能となり効率が良い。
【0023】
また、最外部層の圧電材料層22は、ベース基板18や振動板9に接着する際の平面度が重要であるため研削やラッピング加工を必要とするため、内部の圧電材料層22の厚みに対し、最外部層の厚みを厚くしておいた方が良い。
【0024】
ここで、バルク状体圧電体20は焼成時の収縮時のバラツキにより反り、うねり等の変形が発生してしまう。バルク状圧電体20の長くなればなるほど大きくなる。このため、記録ヘッド1を製作する工程でベース基板18に加圧、接着する際に割れ、クラックの原因となる。このため、バルク状圧電体20の長さを長くすることは可能であるが、割れ等をなくすためには、反りを少なくとも0.1mm以下安定させる必要があり、その長さは30〜50mmが限界と言われている。そのため、ラインヘッドを構成する場合は、バルク状圧電体20を複数配列することでを構成する必要があった。
【0025】
以下、50mmを超えるような長尺な圧電素子を用いたヘッドの製造工程を説明する。
【0026】
図10は、インクジェト式記録ヘッド1の組立て方法を説明する部品構成図である。ノズルプレート3、圧力室プレート6、振動板9の各プレートを接着し、チャンバープレート10が形成されハウジング12に接着固定される。ハウジング12に設けられた開口部には、ベース基板18に固定され複数の圧電素子13に分割された圧電素子群21が挿入され、前記振動板9に当接固定される。ハウジング12の材質は、ステンレス等の金属が好ましいが、セラミックや樹脂成形品であっても良い。また、ハウジング12及び各プレートに設けられた位置決め穴を基準にすることで複数枚のプレートを積層しても比較的容易に組立てることができる。
【0027】
本例では、ノズルピッチ8/300インチ、96ノズルのラインヘッドを1バルク状圧電体20でで形成することを特徴としている。本例の場合、バルク状圧電体20の長さLは、ノズル配列ピッチをNp、ノズル数をnとすると、
L=Npxn
となり、65.024mmの長さのバルク状圧電体20が必要となる。このため、前述したようにヘッド1を製作する工程で、圧電体を破損してしまう恐れがある。しかし、圧電体を少なくとも2本以上並べるため1ヘッド内で特性のバラツキが生じてしまう。
【0028】
それを解決するため、あえて長さの長いバルク状圧電体20を製作する。しかし、前記したように長くすることで反りやうねりは増加する。その形状は、図11に示すように中央部に反りδoが発生する。従って、ベース基板18に接着する際の圧力で割れが発生してしまう。そこで、本発明者らの実験は、図12に示す如く、予めバルク状圧電体20の中央部付近に切り欠き部Aを設けておくことで、前記接着工程で発生する割れやクラックが前記切り欠きAを基点に発生させることが出来た。つまり、いつも同じ場所で発生させることが可能となった。例えば、長さ約70mmのバルク状圧電体20の中央部反りδoが0.4mmあった場合、切り欠き部Aで割れ、割れた2つの圧電体20(約35mm長さ)の中央部反りδ1は0.1mm以下になる。
【0029】
ここで切り欠き部幅W1は、次工程で複数の圧電素子13に分割する時に加工領域30となるようにし、その加工幅(図1に示すWo)よりも小さくしておくと良い。可能であれば、前記溝幅の1/3以下でその切り込みは、圧電素子13の伸縮方向長さの1/3以上であることが望ましい。また、その形状は、図12に示すように先端が先細りとなるような鋭角形状であることが良く、より安定してクラック等を発生させることが可能となる。このような工程で製作することで、前記バルク状圧電体20を複数の圧電素子13に分割加工において、前記切り欠き部を加工する際に切り欠き部の側面や角部でのチッピング等の発生を防止することができる。
【0030】
また、前記バルク状圧電体20を複数に分割する時には、中央部に設けた切り欠き部Aから加工を開始することで、ダイサー等の送りピッチ誤差による切り欠き部での寸法ずれを防止でき、前記チッピング等の不良を発生することもなくなる。
【0031】
なお、本例において、圧電素子13の方位はd33型圧電素子を採用しているが、d31型圧電素子であっても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、圧電材料と内部電極材料を交互に積層したバルク状の圧電体を分割してなる複数の圧電素子と、前記圧電素子に対向する位置に圧力室及びノズル開口を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、少なくとも一個所の切り欠きを有する前記圧電素子のバルク状圧電体を、ベース基台に固定し、前記切り欠き部が前記圧電素子に分割される加工領域となるように加工して前記圧力室及びノズル開口部に対応するように形成するようにしたので、多ノズルにおける同一ヘッド内での特性のバラツキを少なくでき、これを用いた記録装置や液滴吐出装置における液滴着地位置精度の向上が図れる。
【0033】
また、圧電素子を成形する際の反りやうねりの許容値を拡大することが可能となり、安価なインクジェット式記録ヘッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録ヘッドのノズル配列方向の断面図である。
【図2】本発明のインクジェット式記録ヘッドのノズル配列方向と垂直方向の断面図である。
【図3】インクジェット式記録ヘッドの圧電素子に適用される駆動波形の一例である。
【図4】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図9】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図10】本発明のインクジェット式記録ヘッドの製造工程を説明する分解斜視図である。
【図11】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図12】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1は記録ヘッド、2はノズル開口、3はノズルプレート、4は圧力室、6は圧力室プレート、7はリストリクタ、9は振動板、13は圧電素子、18はベース基板、19はFPC、20はバルク状圧電体、22は圧電材料、23及び24は導電材料、30は加工領域、Aはバルク状圧電体の切り欠き部である。
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のノズル開口部からインク滴を吐出するインクジェト式記録ヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のインクジェット式記録ヘッドは、ノズル開口を有する複数の圧力室と、一端が固定部材に固定され、他端が自由端となっており、バルク(bulk)状圧電体を一定の幅で切断した棒状の圧電素子が配列された圧電素子列とで構成されており、圧電素子を動作させて前記圧力室のインクの圧力を高め、ノズル開口よりインク滴を吐出させて印字用紙にドットを形成するオンデマンド型インクジェット式記録ヘッドがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
このような形式の記録ヘッドにおいては、液滴の形成効率や飛翔力が大きいことが望ましい。そのため、電極と圧電材料を交互にサンドイッチ状に積層した積層圧電素子が用いられている。この積層圧電素子によれば電極間距離を可及的に小さくすることができるため、駆動信号の電圧を下げるという効果がある。
【0004】
しかしながら、積層圧電素子は焼成体であるため、焼成時のバルク状圧電体の反り、うねり等の変形が生じる。そのため、焼成できるバルク状体の長さは最大で30〜50mmが限界であり、バルク状圧電体1枚で記録ヘッドをラインヘッド等の大型化するのが困難であった。
【0005】
このような問題を回避できる構造として、ベース基板上に固定された複数のバルク状圧電体を並べ、隣接するバルク状圧電体の境目が加工領域となるように加工して複数のノズル開口部に対向するように形成し、記録ヘッドを大型化する構造が提案されている(例えば、参考文献2参照)。
【0006】
【特許文献1】
特開平6−198871号公報
【特許文献2】
特許第3156411号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したように圧電体は焼成体であるため、圧電体毎に反りやうねり以外にも特性のバラツキが生じる。このため、1つの記録ヘッドの中に複数の圧電体を用いると、圧電体毎に圧電素子の特性のバラツキが生じ、結果的にインク滴の吐出特性のバラツキとなって現れてしまう。そのため、予め静電容量等を測定し、クラス別に選別したり、圧電体毎に駆動電圧を調整したりする必要が生じてくる。
【0008】
そこで、本発明は、圧電素子を容易に高密度に配列でき、特性バラツキの少ない高印字品質のインクジェト式記録ヘッドを安価に提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1記載の発明は、圧電素子の変位により圧力室の容積を変化させ、これによりノズル開口よりインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電材料と内部電極材料とが交互に積層され、少なくとも一個所の切り欠きを有するバルク状圧電体と、該バルク状圧電体が固定されたベース基台より、前記切り欠き部が加工領域となるように分割された複数の圧電素子と、該圧電素子の対向する位置毎に形成された圧力室及びノズル開口を具備することを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項2記載の発明は、前記バルク状圧電体に形成された切り欠き部は、複数配設されたノズル開口の配列方向のほぼ中央に位置することを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項3記載の発明は、前記圧電素子のバルク状圧電体の切り欠き幅は、複数に分割される圧電素子間の幅より小さいことを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項4記載の発明は、圧電素子の変位により圧力室の容積を変化させ、これによりノズル開口よりインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、圧電材料と内部電極材料とが交互に積層されたバルク状圧電体をベース基台に固定し、前記バルク状圧電体の少なくとも一箇所を切り欠きし、前記切り欠き部が分割される加工領域となるように圧電素子を分割加工し、該分割された圧電素子と前記圧力室及びノズル開口部を夫々対応するように形成することを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項5に記載の発明は、前記バルク状圧電体の分割加工は、前記切り欠き部から開始することを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は本発明におけるインクジェット式記録ヘッドにおいて、ノズル配列方向の断面図、図2はノズル配列に対して垂直方向の断面図である。
【0015】
図1及び図2において、インクはハウジング12及び圧力室プレート6に形成された共通のインク溜り11から、個別に形成されたリストリクタ7を通って、振動板9及びノズルプレート3により形成された圧力室4へ供給される。
【0016】
各圧力室4に対応して、圧電素子13と、ノズル開口部2が配置されており、圧電素子13は固定基板なるベース基板18上に一端を固定し、他端を自由端として振動板9に当接固定され、FPC(フレキシブルプリントケーブル)19を介した記録装置本体からの電気信号により伸縮運動を繰り返してノズル開口部2よりインク滴を吐出する。
【0017】
圧電振動子13は、圧電材料層22と導電材料層23、24を交互に積層して形成したバルク状圧電体20をベース基板18に一端を固定し、ダイヤモンドブレードを利用したダイシングソーもしくはワイヤーカット技術を用いたワイヤソーにより、複数の圧電素子群21として櫛状に完全に分離分割する。そして、一方の側面を共通電極として他方を個別電極として、FPC19に接続されている。詳細は後述するが、図1中のA部が、本発明に関する圧電素子13に加工前する前のバルク状圧電体21の切り欠き部の位置を示す部分である。
【0018】
ここで、インク滴の吐出方法について説明する。
【0019】
圧力室4に対向した圧電素子13は、図3に示す駆動波形が印加される。圧電素子13の方位がd33の場合、初期ホールド工程(電圧Vmaxが印加された状態)において圧電素子13は伸長状態にあり、保持整定している。次に、時間T1において圧電素子13の放電が行われると圧電素子13が収縮し(放電工程)、圧電素子13先端の固着されている振動板9もノズルプレート3に対して弾性変形をして圧力室4の容積が膨張し、共通のインク室11からインク14が流入すると同時にノズル先端部のインクメニスカスが圧力室4内に引き込まれる。そして、その状態をある期間(図において時間T2)だけ維持すると(保持工程)、圧力室4のインクは慣性によりノズル開口2に向かう流れが生じる。このメニスカスがほぼ最下点まで到達した近傍で、圧電素子13に電荷を再度充電(時間T3)し、圧電素子13を伸長させると(充電工程)、振動板9が圧電素子13の押されて弾性変形をして圧力室4を縮小する。これにより発生した圧力室4内の圧力によりノズル開口部2よりインクが吐出される。圧電素子13が伸長する時にもリストリクタ7から共通インク室11への流れも発生するが、先の放電工程で発生した慣性による流れが残っているため、ある程度戻りを阻止されるため、ノズル開口2からのインクの吐出が実現できる。従って、記録ヘッド1を設計するにあたり、ノズル開口部2とリストリクタ7の持つイナータンスやレジスタンスの関係は重要なファクタである。このような放電工程、保持工程及び充電工程を必要な印字タイミングに応じて駆動させてインク滴を吐出していくことで、オンデマンド型インクジェット式記録ヘッドとして使われる。
【0020】
次に、圧電素子13の製造方法を説明する。
【0021】
図4において、定板26の上にグリーンシート状に調製したチタン酸ジルコン酸鉛系複合ペロブスカイトセラミック等の圧電材料22を塗布して、図5に示すように、これの表面に一方の電極となる第一の内部電極材料23を、Ag、Pb等を調製した導電ペーストを圧膜印刷法を用いて、一定間隔をおいて形成する。
さらに、図6に示すように、この内部電極材料層23の表面に圧電材料22を塗布し、この上に他方の電極となる内部電極材料24を前記方法で塗布する。後は、前記の方法で、図7に示すように内部電極材料層23、24と圧電材料22を必要な積層数だけ繰り返し塗布し、図8に示すように、目的の厚みに積層した状態で乾燥させる。
【0022】
続いて、乾燥させた状態の圧電体に圧力を加えた状態で焼成する。そして、交互に積層された導電材料層23、24の一端が端面に露出するように分割し、導電層23、24が露出している面に外部電極25を形成して乾燥することで、図9の直方体状のバルク圧電体20が形成される。このように、各材料を積層する際に、複数の導電材料を並べることで一度に複数のバルク状圧電体20を製作可能となり効率が良い。
【0023】
また、最外部層の圧電材料層22は、ベース基板18や振動板9に接着する際の平面度が重要であるため研削やラッピング加工を必要とするため、内部の圧電材料層22の厚みに対し、最外部層の厚みを厚くしておいた方が良い。
【0024】
ここで、バルク状体圧電体20は焼成時の収縮時のバラツキにより反り、うねり等の変形が発生してしまう。バルク状圧電体20の長くなればなるほど大きくなる。このため、記録ヘッド1を製作する工程でベース基板18に加圧、接着する際に割れ、クラックの原因となる。このため、バルク状圧電体20の長さを長くすることは可能であるが、割れ等をなくすためには、反りを少なくとも0.1mm以下安定させる必要があり、その長さは30〜50mmが限界と言われている。そのため、ラインヘッドを構成する場合は、バルク状圧電体20を複数配列することでを構成する必要があった。
【0025】
以下、50mmを超えるような長尺な圧電素子を用いたヘッドの製造工程を説明する。
【0026】
図10は、インクジェト式記録ヘッド1の組立て方法を説明する部品構成図である。ノズルプレート3、圧力室プレート6、振動板9の各プレートを接着し、チャンバープレート10が形成されハウジング12に接着固定される。ハウジング12に設けられた開口部には、ベース基板18に固定され複数の圧電素子13に分割された圧電素子群21が挿入され、前記振動板9に当接固定される。ハウジング12の材質は、ステンレス等の金属が好ましいが、セラミックや樹脂成形品であっても良い。また、ハウジング12及び各プレートに設けられた位置決め穴を基準にすることで複数枚のプレートを積層しても比較的容易に組立てることができる。
【0027】
本例では、ノズルピッチ8/300インチ、96ノズルのラインヘッドを1バルク状圧電体20でで形成することを特徴としている。本例の場合、バルク状圧電体20の長さLは、ノズル配列ピッチをNp、ノズル数をnとすると、
L=Npxn
となり、65.024mmの長さのバルク状圧電体20が必要となる。このため、前述したようにヘッド1を製作する工程で、圧電体を破損してしまう恐れがある。しかし、圧電体を少なくとも2本以上並べるため1ヘッド内で特性のバラツキが生じてしまう。
【0028】
それを解決するため、あえて長さの長いバルク状圧電体20を製作する。しかし、前記したように長くすることで反りやうねりは増加する。その形状は、図11に示すように中央部に反りδoが発生する。従って、ベース基板18に接着する際の圧力で割れが発生してしまう。そこで、本発明者らの実験は、図12に示す如く、予めバルク状圧電体20の中央部付近に切り欠き部Aを設けておくことで、前記接着工程で発生する割れやクラックが前記切り欠きAを基点に発生させることが出来た。つまり、いつも同じ場所で発生させることが可能となった。例えば、長さ約70mmのバルク状圧電体20の中央部反りδoが0.4mmあった場合、切り欠き部Aで割れ、割れた2つの圧電体20(約35mm長さ)の中央部反りδ1は0.1mm以下になる。
【0029】
ここで切り欠き部幅W1は、次工程で複数の圧電素子13に分割する時に加工領域30となるようにし、その加工幅(図1に示すWo)よりも小さくしておくと良い。可能であれば、前記溝幅の1/3以下でその切り込みは、圧電素子13の伸縮方向長さの1/3以上であることが望ましい。また、その形状は、図12に示すように先端が先細りとなるような鋭角形状であることが良く、より安定してクラック等を発生させることが可能となる。このような工程で製作することで、前記バルク状圧電体20を複数の圧電素子13に分割加工において、前記切り欠き部を加工する際に切り欠き部の側面や角部でのチッピング等の発生を防止することができる。
【0030】
また、前記バルク状圧電体20を複数に分割する時には、中央部に設けた切り欠き部Aから加工を開始することで、ダイサー等の送りピッチ誤差による切り欠き部での寸法ずれを防止でき、前記チッピング等の不良を発生することもなくなる。
【0031】
なお、本例において、圧電素子13の方位はd33型圧電素子を採用しているが、d31型圧電素子であっても良い。
【0032】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、圧電材料と内部電極材料を交互に積層したバルク状の圧電体を分割してなる複数の圧電素子と、前記圧電素子に対向する位置に圧力室及びノズル開口を有するインクジェット式記録ヘッドにおいて、少なくとも一個所の切り欠きを有する前記圧電素子のバルク状圧電体を、ベース基台に固定し、前記切り欠き部が前記圧電素子に分割される加工領域となるように加工して前記圧力室及びノズル開口部に対応するように形成するようにしたので、多ノズルにおける同一ヘッド内での特性のバラツキを少なくでき、これを用いた記録装置や液滴吐出装置における液滴着地位置精度の向上が図れる。
【0033】
また、圧電素子を成形する際の反りやうねりの許容値を拡大することが可能となり、安価なインクジェット式記録ヘッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット式記録ヘッドのノズル配列方向の断面図である。
【図2】本発明のインクジェット式記録ヘッドのノズル配列方向と垂直方向の断面図である。
【図3】インクジェット式記録ヘッドの圧電素子に適用される駆動波形の一例である。
【図4】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図8】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図9】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図10】本発明のインクジェット式記録ヘッドの製造工程を説明する分解斜視図である。
【図11】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【図12】本発明のインクジェト式記録ヘッドの製造工程を示す断面図である。
【符号の説明】
1は記録ヘッド、2はノズル開口、3はノズルプレート、4は圧力室、6は圧力室プレート、7はリストリクタ、9は振動板、13は圧電素子、18はベース基板、19はFPC、20はバルク状圧電体、22は圧電材料、23及び24は導電材料、30は加工領域、Aはバルク状圧電体の切り欠き部である。
Claims (5)
- 圧電素子の変位により圧力室の容積を変化させ、これによりノズル開口よりインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、
圧電材料と内部電極材料とが交互に積層され、少なくとも一個所の切り欠きを有するバルク状圧電体と、該バルク状圧電体が固定されたベース基台より、前記切り欠き部が加工領域となるように分割された複数の圧電素子と、該圧電素子の対向する位置毎に形成された圧力室及びノズル開口を具備することを特徴とするインクジェット式記録ヘッド。 - 前記バルク状圧電体に形成された切り欠き部は、複数配設されたノズル開口の配列方向のほぼ中央に位置することを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 前記圧電素子のバルク状圧電体の切り欠き幅は、複数に分割される圧電素子間の幅より小さいことを特徴とする請求項1記載のインクジェット式記録ヘッド。
- 圧電素子の変位により圧力室の容積を変化させ、これによりノズル開口よりインクを吐出させるインクジェット式記録ヘッドにおいて、
圧電材料と内部電極材料とが交互に積層されたバルク状圧電体をベース基台に固定し、前記バルク状圧電体の少なくとも一箇所を切り欠きし、前記切り欠き部が分割される加工領域となるように圧電素子を分割加工し、該分割された圧電素子と前記圧力室及びノズル開口部を夫々対応するように形成することを特徴とするインクジェット式記録ヘッドの製造方法。 - 前記バルク状圧電体の分割加工は、前記切り欠き部から開始することを特徴とする請求項4記載のインクジェット式記録ヘッドの製造方法。
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