JP2004248158A - 呼振分先決定方法および呼振分装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】発信者および着信者の要求を満たした、最適な着信先を選択することができる呼振分先決定方法を提供する。
【解決手段】発信者が着信用端末に対応する着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、ネットワークを介して取得する受信ステップと、着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルを参照し、発信者要求スキルと発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択する着信者選択ステップとを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】発信者が着信用端末に対応する着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、ネットワークを介して取得する受信ステップと、着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルを参照し、発信者要求スキルと発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択する着信者選択ステップとを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声(VoIPを含む)、電子メール(E−mail)、ファクシミリ、テキストメッセージ、ストリーミング配信、インターネットサービス要求などの通信を、エージェントやサーバ等へ接続する分配技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信網を介して、顧客や利用者からの発信呼を受け付けるコールセンタシステムでは、発信呼に対して、効率よく、且つ適切に対応するため、オペレータ(エージェント)がパソコンなどのエージェント端末に配置されている。このコールセンタシステムでは、PBXやCTI(Computer Telephony Integration)等により、オペレータの有する各種スキル(商品Aに対応可、商品Bに対応可等)を考慮し、発信呼の振分が行われている。
【0003】
この場合、一般的なシステムにおいては、発信者が要求するスキルごとにグループが設けられる。さらに、そのグループ毎に待ち行列(キュー)が設けられ、発信者の特定が行われる。例えば、発信者の問合せの種類が、商品A、商品B、商品Cのように3つあるとすると、着信グループ及び待ち行列(キュー)は商品毎に3つ設けられ、発信者は、発信した際の要求により、それぞれに作成されたキューのどれか一つに割り当てられる(例えば、特許文献1)。
【0004】
このようなケースは、発信者の要求が1つに絞れる場合に有効であるといえるが、さらに、問合せ種類が多い場合等にように詳細な要求を行う場合や、複数の要求を組み合わせて接続要求を行う場合には、大量のグループを作成しなければならなくなる。例えば、発信者が、接続要求種別として商品A、・・・Z、英語、日本語、資格AのようにN個の接続種別を要求する場合、例えば、商品A&英語&資格Aを有するオペレータに接続する場合には、接続グループとして多くのグループが必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−92213号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のコールセンタシステムには、次のような問題があった。
つまり、従来のコールセンタシステムでは、発信者の発信呼に含まれる要求ごとにキューが設けられ、これらのキューに発信呼が格納されるため、発信者が複数の要求を行う場合には、数多くのキューを作成しなければならず、管理が煩雑となっていた。
また、上述したコールセンタシステムにおいては、オペレータが対応できるスキルに基づいて、接続することは出来るが、オペレータが対応したいと考える発信者に接続することは困難であった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点や課題を解決するためになされたものであり、その目的は、発信者と着信者とを接続する場合において、発信者および着信者の要求を満たした、最適な着信先を選択することができる振分先決定方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる呼振分先決定方法は、ネットワークを介して受信した発信者からの発信呼を複数の着信用端末のいずれかに振り分ける呼振分先決定方法であって、発信者が着信用端末に対応する着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、ネットワークを介して取得する受信ステップと、着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルを参照し、発信者要求スキルと発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択する着信者選択ステップとを有する方法である。
このようにすることにより、発信者からの発信呼は、発信者の発信者要求スキルおよび発信者対応可能スキルと着信者の着信者要求スキルおよび着信者対応可能スキルとに基づいて選択される。
さらに、着信者選択ステップにより選択された着信者に発信者からの発信呼を割り当てる発信呼割り当てステップを有するようにしてもよい。
【0009】
さらに、着信者選択ステップは、発信者対応可能スキルおよび発信者要求スキルに対応する識別符号と着信者要求スキルおよび着信者要求スキルに対応する識別符号との論理演算の結果に基づいて、着信者を選択するようにしてもよい。
このようにすることにより、着信者の要求する識別符号化されたスキルに基づいて、着信者を検索し接続する。
【0010】
また、本発明にかかる呼振分装置は、ネットワークを介して受信した発信者からの発信呼を複数の着信用端末のいずれかに振り分ける呼振分装置であって、着信用端末に対応する着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルとを、各着信者毎に記憶する記憶部と、発信者が着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、ネットワークを介して取得する受信部と、着信者要求スキルと着信者対応可能スキルとを参照し、発信者が着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択し、選択された着信者に発信者からの発信呼を割り当てる振分部とを備えるようにしたものである。
【0011】
さらに、記憶部には、着信者要求スキルと着信者対応可能スキルとが符号化されて記憶され、振分部は、この符号化された発信者要求スキルと着信者対応可能スキルとを処理するようにしてもよい。
このようにすることにより、着信者要求スキルおよび着信者対応可能スキルとして多くのスキルの設定を行う。
【0012】
さらに、振分部は、発信者対応可能スキルおよび発信者要求スキルに対応する識別符号と着信者要求スキルおよび着信者要求スキルに対応する識別符号との論理演算の結果に基づいて、着信者を選択するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
【0014】
以下、発信者からの発信呼を着信用端末に対応する着信者に振り分ける通信システムの一例としてコールセンタシステムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる通信システムを説明するための構成図である。
実施の形態にかかる通信システムは、呼振分装置2とエージェント端末装置A3とエージェント端末装置B4とを備え、これらは伝送媒体6により接続されている。また、呼振分装置2、エージェント端末装置A3、およびエージェント端末装置B4は通信網1を介して端末装置5と接続され、端末装置5との間で通信可能である。通信網1としては、データ通信網や電話網などが利用できる。
呼振分装置2は、通信網1を介して接続された端末装置5からの各種別の発信呼を、それぞれ所定種別の着信呼に応答可能な複数の着信用端末、すなわちエージェント端末装置A3、エージェント端末装置B4のいずれかに振分ける装置である。
【0015】
次に、呼振分装置2について説明する。
本実施の形態にかかる呼振分装置2は、グループ特定部2−1と、振分要求分析部2−2と、キュー管理部2−3と、制御部2−4と、振分部2−5と、エージェント状態管理部2−6と、記憶部2−7とを備える。
【0016】
グループ特定部2−1は、発信者が着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルからなる着信要求をネットワークを介して取得する。また、エージェント端末装置の着信者(オペレータ)が異なるスキルを有する一または複数のグループに分けて管理されている場合に、取得した発信者要求スキルと発信者対応可能スキルとに基づいて、発信者からの発信呼をどのグループに割り当てるかの判断を、オペレータの選択に先立って行う。
【0017】
振分要求分析部2−2は、着信要求を分析し、符号化する。例えば、発信者からの着信要求に、英語ができ、商品A、商品Bの問い合わせができるオペレータを要求する旨の情報が含まれ、且つこの発信者がVIPユーザである場合、発信者が着信者(オペレータ)に望むスキルは英語ができること、商品Aおよび商品Bの問い合わせができることになる。要求する場合を”有”、要求しない場合を”無”で表すと、発信者要求スキルは英語、VIPユーザ、商品A、商品Bに対してそれぞれ有、無、有、有となる。また、この場合、発信者対応可能スキルは英語、VIPユーザ、商品A、商品Bに対してそれぞれ有、有、有、有となる。
発信者対応可能スキルの符号化は、例えば、有を”1”に、無を”0”に対応させることにより行われる。この場合、発信者要求スキルは”1011”、発信者対応可能スキルは”1111”となる。
【0018】
振分部2−5は、上述した振分要求分析部2−2により符号化された発信者要求スキルおよび発信者対応可能スキルと、後述する着信者要求スキルおよび着信者要求スキルとに基づいて、発信呼の接続先を選択し、選択されたエージェント端末装置に発信呼を接続する。例えば、選択されたエージェント端末装置を識別するためのエージェント端末装置番号を利用して接続する。
キュー管理部2−3は、振分部2−5により振り分けられる呼に対するキューの管理を行う。例えば、同様の着信要求スキルと着信者対応可能スキルとを有する着信者が選択された場合、呼は、待機中の呼が少なくなるように振り分けられる。
エージェント状態管理部2−6は、エージェント端末装置A3、エージェント端末装置B4の状態の管理を行う。例えば、各エージェント端末装置のキューの監視を行い、このキューがある閾値以上になった場合にアラームを生成するなどの処理を行う。
【0019】
記憶部2−7は、着信者要求スキルデータベースと着信者対応可能スキルデータベースとエージェント端末装置番号とを備える。
エージェント端末装置番号は呼振分装置2が呼を振り分けることができるエージェント端末装置の識別符号である。
着信者要求スキルデータベースは着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルを着信者(オペレータ)毎に記憶したデータベースである。例えば、着信者A(オペレータA)が発信者に対して、英語ができること、VIPユーザでないこと、商品Aおよび商品Bの問い合わせであることを要求する場合は、図2に示すように、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ有、無、有、有となる。同様に、着信者B(オペレータB)が発信者に対して、英語ができないこと、VIPユーザでないこと、商品Bの問い合わせであることを要求する場合は、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ無、無、無、有となる。
【0020】
着信者対応可能スキルデータベースは着信者が対応可能であるスキルである着信者対応可能スキルを着信者毎に記憶したデータベースである。例えば、着信者A(オペレータA)が対応できるスキルが、英語ができる、VIPユーザ、商品Aおよび商品Bの問い合わせである場合には、図3に示すように、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ有、有、有、有となる。同様に、着信者B(オペレータB)が対応できるスキルが、英語ができる、VIPユーザでないこと、商品Bの問い合わせである場合は、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ有、有、無、有となる。
【0021】
上述した着信者要求スキルデータベースおよび着信者対応可能スキルデータベースはフラグ化され、識別符号として記憶するようにしてもよい。例えば、有を”1”に、無を”0”に対応させた場合、図4に示すように、上述した着信者A(オペレータA)の着信者要求スキルは”1011”、着信者B(オペレータB)の着信者要求スキルは”0101”となり、着信者B(オペレータB)の着信者対応可能スキルは”1111”、着信者B(オペレータB)の着信者対応可能スキルは”1101”となる。
制御部2−4は、インターフェース(IF)装置と、演算装置と、記憶装置とにより構成され、これらのハードウエア資源を記憶装置に記憶された呼振分プログラムのもとで動作させることにより、上述した各部の機能を実現する。ここで、呼振分プログラムは、呼振分装置を制御部2−4として機能させるプログラムである。呼振分プログラムは、例えば、通信網1から提供される。
【0022】
次に、本実施の形態にかかる通信システムの動作を図5を参照して説明する。
図5は、上述した振分要求分析部2−2により符号化された発信者要求スキルおよび発信者対応可能スキルから、振分部2−5において振分先を決定する過程を示すフローチャートである。
まず、呼振分装置2の振分部2−5は、記憶部2−7に記憶されたエージェント端末装置番号を参照することにより接続要求先の抽出を行い(S101)、この抽出された接続要求先のリストから、接続要求先を1つ選択する(S102)。例えば、待ち時間、優先度に基づいて接続要求先の抽出および選択を行うようにしてもよい。
【0023】
次に選択されたエージェント端末装置に該当する着信者(オペレータ)の着信者要求スキルと、発信者対応可能スキルとのマッチングをとる(S103)。例えば、発信者対応可能スキルの符号を反転し、この符号を反転した発信者対応可能スキルと着信者要求スキルとの論理演算を行いマッチングをとるようにしてもよい。また、発信者対応可能スキルの符号と着信者要求スキルの符号との論理演算を行いマッチングをとるようにしてもよい。
【0024】
次に、S103において計算された結果に基づいて、発信者、着信者の両者の要求を満たすか否かの判断を行う(S104)。例えば、上述したように、符号を反転した発信者対応可能スキルと着信者要求スキルとの論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、0である場合に条件を満たすことになる(S104:Y)。また、発信者対応可能スキルの符号と着信者要求スキルの符号との論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、計算結果と着信者要求スキルとが一致する場合に条件を満たすことになる(S104:Y)。
【0025】
S104における判断の結果、要求を満たさない場合(S104:N)にはS102に戻り、要求を満たす場合(S104:Y)には、着信者対応可能スキルと発信者要求スキルとのマッチングをとる(S105)。例えば、S103での処理と同様に、着信者対応可能スキルの符号を反転し、この符号を反転した着信者対応可能スキルと発信者要求スキルとの論理演算を行うようにしてもよい。また、着信者対応可能スキルの符号と発信者要求スキルの符号との論理演算を行うようにしてもよい(S105)。
【0026】
次に、S105において計算された結果に基づいて、発信者、着信者の両者の要求を満たすか否かの判断を行う(S106)。例えば、上述したように符号を反転した着信者対応可能スキルと発信者要求スキルとの論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、0である場合に条件を満たすことになる(S106:Y)。また、着信者対応可能スキルの符号と発信者要求スキルとの符号との論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、計算結果と着信者要求スキルとが一致する場合に条件を満たすことになる(S106:Y)。
【0027】
判断の結果、要求を満たさない場合(S106:N)にはS102に戻り、要求を満たす場合(S106:Y)には、接続可能候補として、S102において選択されたエージェント端末装置番号を一時保持し、S102に戻る(S107)。
S102では、抽出された接続要求先から、次のエージェント端末装置番号が選択され、この選択されたエージェント端末装置番号に該当するエージェント端末装置の着信者(オペレータ)について、上述したS103からS107の処理が行われる。
【0028】
S102において、抽出された接続要求先のエージェント端末装置の着信者の全てについて、S103からS107の処理が終了し、次の接続要求先が無い場合(S102:N)、S107において保持された接続可能候補の確認を行う(S108)。接続可能候補が保持されていない場合(S108:N)には、接続要求先を接続要求元に変更し、接続要求先リストとして保存する。また、接続要求元を接続要求先データとして接続を待つようにしてもよい(S110)。
接続可能候補が保持されている場合(S108:Y)には、接続先を決定し接続する(S109)。例えば、待機中の呼が少なくなるように呼を振り分けるようにしてもよい。
【0029】
上述した実施の形態にかかる通信システムの動作においては、S101で抽出された接続要求先の全てについて、マッチングを行う場合について説明したが、S106において要求を満たすと判断された場合にS102に戻るのではなくS109において接続先を決定するようにしてもよい。このようにすることにより接続先決定の処理時間を短縮することができる。
また、上述した実施の形態にかかる通信システムの動作においては、着信者要求スキルと発信者対応可能スキルとのマッチングを計算したあと、発信者要求スキルと着信者対応可能スキルとのマッチングを計算する場合について説明したが、逆にして、発信者要求スキルと着信者対応可能スキルとのマッチングを計算した後、着信者要求スキルと発信者対応可能スキルとのマッチングを計算するようにしてもよい。
【0030】
上述した実施の形態にかかる通信システムにおいては、コールセンタシステムを例として、客とエージェント(オペレータ)とが通信を行う場合について説明したが、客同士の通信に適用してもよいし、オペレータ同士の通信に適用してもよい。また、コールセンタシステムに限らず、呼の振分が必要である通信一般に適用してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の通信システムによれば、呼の振分に際して、発信者が着信者に要求するスキルを複数設定することができるため、発信者の要求に合った振分が行うことができる。
また、着信者も対応できるスキルを設定できるため、対応可能な発信者のみ対応すればよく、対応後の呼の転送を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる発信者からの発信呼を各着信者に振り分ける通信システムを説明するための構成図である。
【図2】本実施の形態にかかる呼振分装置における着信者要求スキルデータベースを説明するための図である。
【図3】本実施の形態にかかる呼振分装置における着信者対応可能スキルデータベースを説明するための図である。
【図4】本実施の形態にかかる呼振分装置における着信者要求スキルおよび着信者対応可能スキルを説明するための図である。
【図5】本実施の形態にかかる通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信網、2…呼振分装置、3…エージェント端末装置A、4…エージェント端末装置B、5…端末装置、6…伝送媒体。
【発明の属する技術分野】
本発明は、音声(VoIPを含む)、電子メール(E−mail)、ファクシミリ、テキストメッセージ、ストリーミング配信、インターネットサービス要求などの通信を、エージェントやサーバ等へ接続する分配技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
通信網を介して、顧客や利用者からの発信呼を受け付けるコールセンタシステムでは、発信呼に対して、効率よく、且つ適切に対応するため、オペレータ(エージェント)がパソコンなどのエージェント端末に配置されている。このコールセンタシステムでは、PBXやCTI(Computer Telephony Integration)等により、オペレータの有する各種スキル(商品Aに対応可、商品Bに対応可等)を考慮し、発信呼の振分が行われている。
【0003】
この場合、一般的なシステムにおいては、発信者が要求するスキルごとにグループが設けられる。さらに、そのグループ毎に待ち行列(キュー)が設けられ、発信者の特定が行われる。例えば、発信者の問合せの種類が、商品A、商品B、商品Cのように3つあるとすると、着信グループ及び待ち行列(キュー)は商品毎に3つ設けられ、発信者は、発信した際の要求により、それぞれに作成されたキューのどれか一つに割り当てられる(例えば、特許文献1)。
【0004】
このようなケースは、発信者の要求が1つに絞れる場合に有効であるといえるが、さらに、問合せ種類が多い場合等にように詳細な要求を行う場合や、複数の要求を組み合わせて接続要求を行う場合には、大量のグループを作成しなければならなくなる。例えば、発信者が、接続要求種別として商品A、・・・Z、英語、日本語、資格AのようにN個の接続種別を要求する場合、例えば、商品A&英語&資格Aを有するオペレータに接続する場合には、接続グループとして多くのグループが必要となる。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−92213号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のコールセンタシステムには、次のような問題があった。
つまり、従来のコールセンタシステムでは、発信者の発信呼に含まれる要求ごとにキューが設けられ、これらのキューに発信呼が格納されるため、発信者が複数の要求を行う場合には、数多くのキューを作成しなければならず、管理が煩雑となっていた。
また、上述したコールセンタシステムにおいては、オペレータが対応できるスキルに基づいて、接続することは出来るが、オペレータが対応したいと考える発信者に接続することは困難であった。
【0007】
そこで、本発明は、上述した従来技術の問題点や課題を解決するためになされたものであり、その目的は、発信者と着信者とを接続する場合において、発信者および着信者の要求を満たした、最適な着信先を選択することができる振分先決定方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明にかかる呼振分先決定方法は、ネットワークを介して受信した発信者からの発信呼を複数の着信用端末のいずれかに振り分ける呼振分先決定方法であって、発信者が着信用端末に対応する着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、ネットワークを介して取得する受信ステップと、着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルを参照し、発信者要求スキルと発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択する着信者選択ステップとを有する方法である。
このようにすることにより、発信者からの発信呼は、発信者の発信者要求スキルおよび発信者対応可能スキルと着信者の着信者要求スキルおよび着信者対応可能スキルとに基づいて選択される。
さらに、着信者選択ステップにより選択された着信者に発信者からの発信呼を割り当てる発信呼割り当てステップを有するようにしてもよい。
【0009】
さらに、着信者選択ステップは、発信者対応可能スキルおよび発信者要求スキルに対応する識別符号と着信者要求スキルおよび着信者要求スキルに対応する識別符号との論理演算の結果に基づいて、着信者を選択するようにしてもよい。
このようにすることにより、着信者の要求する識別符号化されたスキルに基づいて、着信者を検索し接続する。
【0010】
また、本発明にかかる呼振分装置は、ネットワークを介して受信した発信者からの発信呼を複数の着信用端末のいずれかに振り分ける呼振分装置であって、着信用端末に対応する着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルとを、各着信者毎に記憶する記憶部と、発信者が着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、ネットワークを介して取得する受信部と、着信者要求スキルと着信者対応可能スキルとを参照し、発信者が着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択し、選択された着信者に発信者からの発信呼を割り当てる振分部とを備えるようにしたものである。
【0011】
さらに、記憶部には、着信者要求スキルと着信者対応可能スキルとが符号化されて記憶され、振分部は、この符号化された発信者要求スキルと着信者対応可能スキルとを処理するようにしてもよい。
このようにすることにより、着信者要求スキルおよび着信者対応可能スキルとして多くのスキルの設定を行う。
【0012】
さらに、振分部は、発信者対応可能スキルおよび発信者要求スキルに対応する識別符号と着信者要求スキルおよび着信者要求スキルに対応する識別符号との論理演算の結果に基づいて、着信者を選択するようにしてもよい。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
【0014】
以下、発信者からの発信呼を着信用端末に対応する着信者に振り分ける通信システムの一例としてコールセンタシステムについて説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる通信システムを説明するための構成図である。
実施の形態にかかる通信システムは、呼振分装置2とエージェント端末装置A3とエージェント端末装置B4とを備え、これらは伝送媒体6により接続されている。また、呼振分装置2、エージェント端末装置A3、およびエージェント端末装置B4は通信網1を介して端末装置5と接続され、端末装置5との間で通信可能である。通信網1としては、データ通信網や電話網などが利用できる。
呼振分装置2は、通信網1を介して接続された端末装置5からの各種別の発信呼を、それぞれ所定種別の着信呼に応答可能な複数の着信用端末、すなわちエージェント端末装置A3、エージェント端末装置B4のいずれかに振分ける装置である。
【0015】
次に、呼振分装置2について説明する。
本実施の形態にかかる呼振分装置2は、グループ特定部2−1と、振分要求分析部2−2と、キュー管理部2−3と、制御部2−4と、振分部2−5と、エージェント状態管理部2−6と、記憶部2−7とを備える。
【0016】
グループ特定部2−1は、発信者が着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルからなる着信要求をネットワークを介して取得する。また、エージェント端末装置の着信者(オペレータ)が異なるスキルを有する一または複数のグループに分けて管理されている場合に、取得した発信者要求スキルと発信者対応可能スキルとに基づいて、発信者からの発信呼をどのグループに割り当てるかの判断を、オペレータの選択に先立って行う。
【0017】
振分要求分析部2−2は、着信要求を分析し、符号化する。例えば、発信者からの着信要求に、英語ができ、商品A、商品Bの問い合わせができるオペレータを要求する旨の情報が含まれ、且つこの発信者がVIPユーザである場合、発信者が着信者(オペレータ)に望むスキルは英語ができること、商品Aおよび商品Bの問い合わせができることになる。要求する場合を”有”、要求しない場合を”無”で表すと、発信者要求スキルは英語、VIPユーザ、商品A、商品Bに対してそれぞれ有、無、有、有となる。また、この場合、発信者対応可能スキルは英語、VIPユーザ、商品A、商品Bに対してそれぞれ有、有、有、有となる。
発信者対応可能スキルの符号化は、例えば、有を”1”に、無を”0”に対応させることにより行われる。この場合、発信者要求スキルは”1011”、発信者対応可能スキルは”1111”となる。
【0018】
振分部2−5は、上述した振分要求分析部2−2により符号化された発信者要求スキルおよび発信者対応可能スキルと、後述する着信者要求スキルおよび着信者要求スキルとに基づいて、発信呼の接続先を選択し、選択されたエージェント端末装置に発信呼を接続する。例えば、選択されたエージェント端末装置を識別するためのエージェント端末装置番号を利用して接続する。
キュー管理部2−3は、振分部2−5により振り分けられる呼に対するキューの管理を行う。例えば、同様の着信要求スキルと着信者対応可能スキルとを有する着信者が選択された場合、呼は、待機中の呼が少なくなるように振り分けられる。
エージェント状態管理部2−6は、エージェント端末装置A3、エージェント端末装置B4の状態の管理を行う。例えば、各エージェント端末装置のキューの監視を行い、このキューがある閾値以上になった場合にアラームを生成するなどの処理を行う。
【0019】
記憶部2−7は、着信者要求スキルデータベースと着信者対応可能スキルデータベースとエージェント端末装置番号とを備える。
エージェント端末装置番号は呼振分装置2が呼を振り分けることができるエージェント端末装置の識別符号である。
着信者要求スキルデータベースは着信者が発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルを着信者(オペレータ)毎に記憶したデータベースである。例えば、着信者A(オペレータA)が発信者に対して、英語ができること、VIPユーザでないこと、商品Aおよび商品Bの問い合わせであることを要求する場合は、図2に示すように、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ有、無、有、有となる。同様に、着信者B(オペレータB)が発信者に対して、英語ができないこと、VIPユーザでないこと、商品Bの問い合わせであることを要求する場合は、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ無、無、無、有となる。
【0020】
着信者対応可能スキルデータベースは着信者が対応可能であるスキルである着信者対応可能スキルを着信者毎に記憶したデータベースである。例えば、着信者A(オペレータA)が対応できるスキルが、英語ができる、VIPユーザ、商品Aおよび商品Bの問い合わせである場合には、図3に示すように、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ有、有、有、有となる。同様に、着信者B(オペレータB)が対応できるスキルが、英語ができる、VIPユーザでないこと、商品Bの問い合わせである場合は、英語、VIPユーザ、商品A、商品Bはそれぞれ有、有、無、有となる。
【0021】
上述した着信者要求スキルデータベースおよび着信者対応可能スキルデータベースはフラグ化され、識別符号として記憶するようにしてもよい。例えば、有を”1”に、無を”0”に対応させた場合、図4に示すように、上述した着信者A(オペレータA)の着信者要求スキルは”1011”、着信者B(オペレータB)の着信者要求スキルは”0101”となり、着信者B(オペレータB)の着信者対応可能スキルは”1111”、着信者B(オペレータB)の着信者対応可能スキルは”1101”となる。
制御部2−4は、インターフェース(IF)装置と、演算装置と、記憶装置とにより構成され、これらのハードウエア資源を記憶装置に記憶された呼振分プログラムのもとで動作させることにより、上述した各部の機能を実現する。ここで、呼振分プログラムは、呼振分装置を制御部2−4として機能させるプログラムである。呼振分プログラムは、例えば、通信網1から提供される。
【0022】
次に、本実施の形態にかかる通信システムの動作を図5を参照して説明する。
図5は、上述した振分要求分析部2−2により符号化された発信者要求スキルおよび発信者対応可能スキルから、振分部2−5において振分先を決定する過程を示すフローチャートである。
まず、呼振分装置2の振分部2−5は、記憶部2−7に記憶されたエージェント端末装置番号を参照することにより接続要求先の抽出を行い(S101)、この抽出された接続要求先のリストから、接続要求先を1つ選択する(S102)。例えば、待ち時間、優先度に基づいて接続要求先の抽出および選択を行うようにしてもよい。
【0023】
次に選択されたエージェント端末装置に該当する着信者(オペレータ)の着信者要求スキルと、発信者対応可能スキルとのマッチングをとる(S103)。例えば、発信者対応可能スキルの符号を反転し、この符号を反転した発信者対応可能スキルと着信者要求スキルとの論理演算を行いマッチングをとるようにしてもよい。また、発信者対応可能スキルの符号と着信者要求スキルの符号との論理演算を行いマッチングをとるようにしてもよい。
【0024】
次に、S103において計算された結果に基づいて、発信者、着信者の両者の要求を満たすか否かの判断を行う(S104)。例えば、上述したように、符号を反転した発信者対応可能スキルと着信者要求スキルとの論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、0である場合に条件を満たすことになる(S104:Y)。また、発信者対応可能スキルの符号と着信者要求スキルの符号との論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、計算結果と着信者要求スキルとが一致する場合に条件を満たすことになる(S104:Y)。
【0025】
S104における判断の結果、要求を満たさない場合(S104:N)にはS102に戻り、要求を満たす場合(S104:Y)には、着信者対応可能スキルと発信者要求スキルとのマッチングをとる(S105)。例えば、S103での処理と同様に、着信者対応可能スキルの符号を反転し、この符号を反転した着信者対応可能スキルと発信者要求スキルとの論理演算を行うようにしてもよい。また、着信者対応可能スキルの符号と発信者要求スキルの符号との論理演算を行うようにしてもよい(S105)。
【0026】
次に、S105において計算された結果に基づいて、発信者、着信者の両者の要求を満たすか否かの判断を行う(S106)。例えば、上述したように符号を反転した着信者対応可能スキルと発信者要求スキルとの論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、0である場合に条件を満たすことになる(S106:Y)。また、着信者対応可能スキルの符号と発信者要求スキルとの符号との論理演算、例えば論理積に基づいて判断するようにした場合、計算結果と着信者要求スキルとが一致する場合に条件を満たすことになる(S106:Y)。
【0027】
判断の結果、要求を満たさない場合(S106:N)にはS102に戻り、要求を満たす場合(S106:Y)には、接続可能候補として、S102において選択されたエージェント端末装置番号を一時保持し、S102に戻る(S107)。
S102では、抽出された接続要求先から、次のエージェント端末装置番号が選択され、この選択されたエージェント端末装置番号に該当するエージェント端末装置の着信者(オペレータ)について、上述したS103からS107の処理が行われる。
【0028】
S102において、抽出された接続要求先のエージェント端末装置の着信者の全てについて、S103からS107の処理が終了し、次の接続要求先が無い場合(S102:N)、S107において保持された接続可能候補の確認を行う(S108)。接続可能候補が保持されていない場合(S108:N)には、接続要求先を接続要求元に変更し、接続要求先リストとして保存する。また、接続要求元を接続要求先データとして接続を待つようにしてもよい(S110)。
接続可能候補が保持されている場合(S108:Y)には、接続先を決定し接続する(S109)。例えば、待機中の呼が少なくなるように呼を振り分けるようにしてもよい。
【0029】
上述した実施の形態にかかる通信システムの動作においては、S101で抽出された接続要求先の全てについて、マッチングを行う場合について説明したが、S106において要求を満たすと判断された場合にS102に戻るのではなくS109において接続先を決定するようにしてもよい。このようにすることにより接続先決定の処理時間を短縮することができる。
また、上述した実施の形態にかかる通信システムの動作においては、着信者要求スキルと発信者対応可能スキルとのマッチングを計算したあと、発信者要求スキルと着信者対応可能スキルとのマッチングを計算する場合について説明したが、逆にして、発信者要求スキルと着信者対応可能スキルとのマッチングを計算した後、着信者要求スキルと発信者対応可能スキルとのマッチングを計算するようにしてもよい。
【0030】
上述した実施の形態にかかる通信システムにおいては、コールセンタシステムを例として、客とエージェント(オペレータ)とが通信を行う場合について説明したが、客同士の通信に適用してもよいし、オペレータ同士の通信に適用してもよい。また、コールセンタシステムに限らず、呼の振分が必要である通信一般に適用してもよい。
【0031】
【発明の効果】
本発明の通信システムによれば、呼の振分に際して、発信者が着信者に要求するスキルを複数設定することができるため、発信者の要求に合った振分が行うことができる。
また、着信者も対応できるスキルを設定できるため、対応可能な発信者のみ対応すればよく、対応後の呼の転送を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態にかかる発信者からの発信呼を各着信者に振り分ける通信システムを説明するための構成図である。
【図2】本実施の形態にかかる呼振分装置における着信者要求スキルデータベースを説明するための図である。
【図3】本実施の形態にかかる呼振分装置における着信者対応可能スキルデータベースを説明するための図である。
【図4】本実施の形態にかかる呼振分装置における着信者要求スキルおよび着信者対応可能スキルを説明するための図である。
【図5】本実施の形態にかかる通信システムの動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…通信網、2…呼振分装置、3…エージェント端末装置A、4…エージェント端末装置B、5…端末装置、6…伝送媒体。
Claims (6)
- ネットワークを介して受信した発信者からの発信呼を複数の着信用端末のいずれかに振り分ける呼振分先決定方法において、
前記発信者が前記着信用端末に対応する着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと前記発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、前記ネットワークを介して取得する受信ステップと、
前記着信者が前記発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと前記着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルを参照し、前記発信者要求スキルと前記発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択する着信者選択ステップと、
を有することを特徴とする呼振分先決定方法。 - 請求項1に記載の呼振分先決定方法において、
さらに、前記着信者選択ステップにより選択された着信者に前記発信者からの発信呼を割り当てる発信呼割り当てステップを有することを特徴とする呼振分先決定方法。 - 請求項1に記載の呼振分先決定方法において、
前記着信者選択ステップは、前記発信者対応可能スキルおよび前記発信者要求スキルに対応する識別符号と着信者要求スキルおよび着信者要求スキルに対応する識別符号との論理演算の結果に基づいて、前記着信者を選択することを特徴とする呼振分先決定方法。 - ネットワークを介して受信した発信者からの発信呼を複数の着信用端末のいずれかに振り分ける呼振分装置において、
前記着信用端末に対応する着信者が前記発信者に要求するスキルからなる着信者要求スキルと前記着信者が対応できるスキルからなる着信者対応可能スキルとを、前記各着信者毎に記憶する記憶部と、
前記発信者が前記着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと前記発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを、前記ネットワークを介して取得する受信部と、
前記着信者要求スキルと前記着信者対応可能スキルとを参照し、前記発信者が前記着信者に要求するスキルからなる発信者要求スキルと前記発信者が対応できるスキルからなる発信者対応可能スキルとを満たす着信者を選択し、選択された着信者に前記発信者からの発信呼を割り当てる振分部と、
を備えることを特徴とする呼振分装置。 - 請求項4に記載の呼振分装置において、
前記記憶部には、前記着信者要求スキルと着信者対応可能スキルとが符号化されて記憶され、
前記振分部は、この符号化された前記発信者要求スキルと前記着信者対応可能スキルとを処理することを特徴とする呼振分装置。 - 請求項5に記載の呼振分装置において、
前記振分部は、前記発信者対応可能スキルおよび前記発信者要求スキルに対応する識別符号と着信者要求スキルおよび着信者要求スキルに対応する識別符号との論理演算の結果に基づいて、前記着信者を選択することを特徴とする呼振分装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003038012A JP2004248158A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 呼振分先決定方法および呼振分装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003038012A JP2004248158A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 呼振分先決定方法および呼振分装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004248158A true JP2004248158A (ja) | 2004-09-02 |
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JP2003038012A Pending JP2004248158A (ja) | 2003-02-17 | 2003-02-17 | 呼振分先決定方法および呼振分装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2012160773A1 (ja) * | 2011-05-24 | 2012-11-29 | 日本電気株式会社 | 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置及びその制御方法と制御プログラム |
JP2018032927A (ja) * | 2016-08-23 | 2018-03-01 | 富士ゼロックス株式会社 | 通話接続制御装置及びプログラム |
-
2003
- 2003-02-17 JP JP2003038012A patent/JP2004248158A/ja active Pending
Cited By (3)
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WO2012160773A1 (ja) * | 2011-05-24 | 2012-11-29 | 日本電気株式会社 | 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置及びその制御方法と制御プログラム |
JPWO2012160773A1 (ja) * | 2011-05-24 | 2014-07-31 | 日本電気株式会社 | 通信処理システム、通信処理方法、通信処理装置及びその制御方法と制御プログラム |
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