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JP2004246695A - 資材管理装置 - Google Patents

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JP2004246695A
JP2004246695A JP2003036935A JP2003036935A JP2004246695A JP 2004246695 A JP2004246695 A JP 2004246695A JP 2003036935 A JP2003036935 A JP 2003036935A JP 2003036935 A JP2003036935 A JP 2003036935A JP 2004246695 A JP2004246695 A JP 2004246695A
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JP2003036935A
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Akiko Hisasue
暁子 久末
Junji Tateishi
準二 立石
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Renesas Technology Corp
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Renesas Technology Corp
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Abstract

【課題】再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを区別することなく適正量の在庫管理と発注の一元管理が可能な資材管理装置を提供する。
【解決手段】製造装置に使用される資材が再生処理可能か否かを識別するための再生管理フラグ104と、資材を購入する発注先と再生処理する発注先とを識別するための再生発注管理フラグ201とを有する資材毎の管理情報を保持する材料マスターテーブル100と、再生発注管理フラグ201により再生処理可能な資材に対して購入の発注管理と再生処理の発注管理とを行う発注管理部と、発注管理部と共に一元管理され、資材の在庫を管理する在庫管理部とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、製造装置に使用される資材の管理に係る発明であって、特に、半導体装置等の製造装置に使用され、再生処理が行われる資材の管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、半導体装置の製造において行っていた資材の管理は、資材を消費した場合に、資材を新たに追加する入出庫管理のみであった。また、資材の発注管理においても、在庫が無くなった場合に、資材を新たに購入する発注処理のみであった。このような、資材の管理は半導体装置の製造に限らず、他の製品の資材管理にも、一般的に使用されていた。なお、ここで資材は、半導体装置に直接使用される原材料、半導体装置を製造するための装置に用いられる部材や半導体装置の製造中に消費される材料等も含む。以下において用いられる資材についても同様である。
【0003】
また、リサイクル品を含めた資材の管理は、特許文献1及び特許文献2に示されている。特許文献1では、繰り返し使用できる資材と消耗してしまう資材とを区別して資材の購買管理、在庫管理、及び使用スケジュールを自動管理している。つまり、特許文献1は、受注を入力する手段と、入力された受注に必要な資材のうち再利用可能な資材について在庫量から必要量を割り当て減算すると共に使用して返却された資材を在庫量に加算する第1の手段と、入力された受注に必要な資材のうち再利用不可の資材について在庫量から必要量を割り当て減算する第2の手段とを備えるように構成していた。
【0004】
特許文献2では、リサイクルシステムに関し、材料から最終廃却段階までのリサイクル処理を総合的に管理している。つまり、特許文献2は、廃却処分となった製品・部品・原材料及び市場において現在使用されている製品・部品・原材料を含む全ての再利用可能な製品・部品・原材料に関する情報をリサイクル情報として記憶したリサイクル情報メモリと、リサイクル情報メモリに記憶されているリサイクル情報に基づいて、再利用可能な製品・部品・原材料がリサイクルに使用可能な製品・部品・原材料として回収される時期及び量を予測する仮想リサイクル製品設計部と、予測した時期及び量に基づいて、再利用可能な製品・部品・原材料を用いたリサイクル製品の生産計画を設定する生産計画部とを備えるように構成していた。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−311211号公報(第2−7頁、第1−11図)
【特許文献2】
特開2000−181958号公報(第3−12頁、第1−10図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、半導体装置の製造において、例えば、拡散炉に用いられる石英管、エッチング装置の電極や真空ポンプなどは、しばらく使用していると表面が磨耗したり、劣化したりして再生処理が必要となる。このような再生処理が必要となる資材に対して、従来の技術で説明したような資材を消費した場合にのみ入出庫を管理したり、発注したりする資材の管理では適切な管理ができない問題点があった。ここで、再生処理とは、例えば、薬品を使用して新しい表面を出したり、物理的に削って新しい表面を出す表面加工などである。
【0007】
また、資材の再生処理を発注する場合、資材を新たに購入するときと違って、中身の入れ替えや削るなどの加工であるため、支払い単価が異なる。この支払い単価の違いを、従来の技術で説明した資材の管理では管理することができず、同じ発注先に対しては同じ支払い単価となっていた。さらに、資材の再生処理を発注は、必ずしも資材の購入先と同じではなく、再生処理の専用業者に発注する場合がある。この場合も、従来の技術で説明した資材の管理では管理することができず、資材の購入先業者と再生業者とをあわせて管理することができない問題があった。
【0008】
また、特許文献1及び特許文献2では、資材の管理においてリサイクル品の管理を含めている。このリサイクル品は、繰り返し使用できる材料である点については再生処理が必要となる資材と同じである。しかし、リサイクル品は製品に組立後は破棄されるまで何らの管理は必要ないが、再生処理が必要となる資材は、製造が行われている限りにおいて再生処理の発注等の管理が必要となる点が異なる。また、再生処理の発注においては、購入業者と異なる再生業者を管理する必要があるため、リサイクル品の管理とは異なる。よって、特許文献1及び特許文献2で示された管理を、再生処理が必要となる資材に対して利用することはできない。
【0009】
そこで、本発明は、再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを区別することなく適正量の在庫管理と発注の一元管理が可能な資材管理装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る解決手段は、製造装置に使用される資材が再生処理可能か否かを識別するための再生管理フラグと、資材を購入する発注先と再生処理する発注先とを識別するための再生発注管理フラグとを有する資材毎の管理情報を保持するマスターテーブルと、再生発注管理フラグにより再生処理可能な資材に対して購入の発注管理と再生処理の発注管理とを行う発注管理部と、発注管理部と共に一元管理され、資材の在庫を管理する在庫管理部とを備える。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
【0012】
(実施の形態1)
本実施の形態に係る資材管理装置は、半導体装置などを製造するラインにおいて在庫管理と発注管理とを一元管理している。この資材管理装置には、資材(以下、材料ともいう)毎の管理情報を保持するマスターテーブルを備えている。図1に、本実施の形態に係る資材管理装置のマスターテーブルの一部を示す。図1に示すマスターテーブルには、材料ID101、材料名102、保管場所管理フラグ103及び再生管理フラグ104が管理情報として含まれる。以下、図1に示すマスターテーブルを材料マスターテーブル100ともいう。
【0013】
ここで、材料ID101は資材の種類毎に個別に付けられる識別番号であり、同種の資材には同じ材料ID番号が付与される。そして、この材料ID101を共通項目として別のマスターテーブル等と関連付けをしている。材料名102は、資材の名称である。保管場所管理フラグ103は、資材の保管場所を管理しているか否かを識別するためのフラグである。再生管理フラグ104は、資材が再生処理可能か否かを識別するためのフラグである。図1で示すフラグは、0がOFF、1がONとして示されている。
【0014】
図1では、異なる種類の資材が10種類示されており、材料ID101が1〜10で、材料名102が材料A〜材料Kで示されている。ここで、保管場所管理フラグ103から保管場所を管理している資材は、材料A〜材料C、材料E〜材料Jである。また、再生管理フラグ104から再生処理可能な資材は、材料B、材料C、材料E、材料F及び材料Hである。
【0015】
図2に、本実施の形態に係る資材管理装置の別のマスターテーブルの一部を示す。図2に示すマスターテーブルは、材料マスターテーブル100とは別に設けられ、材料ID101で関連付けられている。また、図2に示すマスターテーブルの一部には、材料ID101、材料名102、再生発注管理フラグ201、発注先ID202及び単価203が管理情報として含まれている。以下、図2に示すマスターテーブルを発注先マスターテーブル200ともいう。
【0016】
ここで、再生発注管理フラグ201は、購入の発注先と再生処理の発注先とを識別するためのフラグである。この再生発注管理フラグ201は、0を新規購入の発注先、1を再生処理の発注先として示している。発注先ID202は、発注先の識別番号であり、発注先毎に異なる識別番号が付与されている。例えば、図2では材料Bと材料Fとが購入の発注先と異なる再生処理の発注先を有している。材料Bでは、購入の発注先として発注先IDが1の発注先とは別に、再生処理の発注先として発注先IDが2又は3の発注先を有している。材料Fでは、購入の発注先として発注先IDが2の発注先とは別に、再生処理の発注先として発注先IDが3の発注先を有している。
【0017】
図3に、本実施の形態に係る資材管理装置のフローチャートの一部を示す。図3では、資材管理装置の在庫管理部が示されている。まず、操作及び表示部301において材料IDの選択302をすると、データ処理部303が材料マスターテーブル100を参照し、再生管理フラグ104の判定を行う。例えば、ID番号1の材料ID101を選択した場合、図1に示す材料マスターテーブル100から再生管理フラグ104が参照されOFFである判定がされる。また、ID番号2の材料ID101を選択した場合、同様に再生管理フラグ104が参照されONであると判定される。
【0018】
次に、再生管理フラグ104で識別された材料ID101は、在庫一覧304(図示せず)が表示される。この在庫一覧304を参照して、選択した資材の入出庫管理を行う。入出庫の管理データは、在庫テーブル400に保存されている。図4に、本実施の形態に係る資材管理装置の在庫テーブル400を示す。この在庫テーブル400には、材料ID101、保管場所ID401及び在庫数402が保存されている。例えば、材料ID番号が1の資材は、保管場所ID401が1の場所に在庫数20が保管されている。また、材料ID番号が4の資材は、在庫数75が保管されている。ここで、材料ID番号が4の保管場所ID401番号は0である。これは、材料ID番号が4の資材が、材料マスターテーブル100の保管場所管理フラグ103においてOFFであり保管場所を管理していないためである。
【0019】
図5に、本実施の形態に係る資材管理装置のフローチャートの一部を示す。図5では、資材管理装置の発注管理部が示されている。まず、操作及び表示部501において材料ID101の選択502をすると、データ処理部503が材料マスターテーブル100を参照し、再生管理フラグ104の判定を行う。再生管理フラグ104がOFFの資材の場合、購入一覧504(図示せず)が表示される。この購入一覧504から購入先を選定することにより、発注テーブル505(図示せず)に保存された発注先に資材を購入する発注依頼が行われる。発注先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。例えば、材料ID番号が1の材料Aを発注する場合、発注先マスターテーブル200で管理されている発注先ID番号1に関連した発注先情報を、発注テーブル505から呼び出し、この発注先に対し単価98700で発注する。
【0020】
再生管理フラグがONの資材の場合、さらにデータ処理部503が発注先マスターテーブル200を参照し、再生発注管理フラグ201の判定を行う。再生発注管理フラグ201がOFFの資材は、購入一覧504(図示せず)が表示される。この購入一覧504から購入先を選定することにより、発注テーブル505(図示せず)に保存された発注先に資材を購入する発注依頼が行われる。発注先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。一方、再生発注管理フラグ201がONの資材は、再生出し一覧506(図示せず)が表示される。この再生出し一覧506から再生処理先を選定することにより、発注テーブル505に保存された再生処理先に資材の再生処理(以下、再生出しともいう)依頼が行われる。再生処理先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。
【0021】
例えば、材料ID番号が2の材料Bの場合、材料マスターテーブル100から再生管理フラグはONである。そして、材料Bにおいて再生発注先管理フラグ201がOFFの場合は、購入一覧504(図示せず)が表示される。ここでは、発注先ID番号が1、単価が1000000と表示される。一方、材料Bにおいて再生発注先管理フラグがONの場合は、再生出し一覧506(図示せず)が表示される。ここでは、発注先ID番号が2、単価が100000の発注先と発注先ID番号が3、単価が50000の発注先とが表示される。つまり、新たに材料Bを購入したい場合は、購入一覧504から発注先ID番号が1の発注先を選択すれば、発注テーブル505から発注先ID番号が1の発注先の管理情報が呼び出され発注が行われる。一方、材料Bの再生出しを依頼したい場合は、再生出し一覧506から発注先ID番号が2又は3の発注先を選択すれば、発注テーブル505から発注先ID番号が2又は3の発注先の管理情報が呼び出され再生出し依頼が行われる。
【0022】
また、新たに材料Bを購入した場合、新たに材料Bが入着した時に在庫テーブル(図示せず)の在庫数に発注した数が加算され、「入着前の在庫数+発注した数」となる。一方、材料Bの再生出しを依頼したい場合、再生出しの依頼時に在庫テーブル(図示せず)の在庫数から発注した数が減算され、「依頼前の在庫数−発注した数」となり、再生出し後の入着した時に在庫テーブル(図示せず)の在庫数に発注した数が加算され、「入着前の在庫数+発注した数」となる。つまり、再生出しを依頼したい場合は、在庫数を加算するだけでなく、在庫数から再生出し発注数を減算する処理が、在庫管理部と発注管理部の間で行われる。以上のように、本実施の形態では、再生出し処理も含めて在庫数を行うため、シリアルNoを管理せずに再生出しの管理だけを行うような材料であっても有効性である。
【0023】
以上のように本実施の形態に係る資材管理装置は、再生管理フラグ104と、再生発注管理フラグ201とを有する材料マスターテーブル100と、再生発注管理フラグ201により再生処理可能な資材に対して購入の発注管理と再生処理の発注管理とを行う発注管理部と、発注管理部と共に一元管理され、資材の在庫を管理する在庫管理部とを備えるので、再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを区別することなく適正量の在庫管理と発注の一元管理が可能となる。特に、本実施の形態に係る資材管理装置では、発注管理において同じ種類の資材に対して購入の発注先と再生出しの発注先とを管理し、再生出し依頼の操作も行うことができる。
【0024】
なお、半導体装置の製造において材料Bのように、購入先と再生処理先とを区別して管理する必要がある材料として、例えば、拡散炉に用いられる石英管やエッチング装置の電極、ポンプなどの一部がある。これらは、しばらく使用していると表面が磨耗したり、劣化したりするため、薬品を使ったり、物理的に削ったりして、新しい表面を出す再生処理(再生出し)を行う必要がある。また、これら再生処理先を管理するには、新規に当該資材を購入する場合に比べ単価が異なる点、及び購入先以外に再生処理専業が複数ある点などを考慮する必要がある。本実施の形態に係る資材管理装置においては、上記の点を考慮しつつ、再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを一元管理している。
【0025】
(実施の形態2)
本実施の形態に係る資材管理装置も、半導体装置などを製造するラインにおいて在庫管理と発注管理とを一元管理している。この資材管理装置には、資材毎の管理情報を保持するマスターテーブルを備えている。図6に、本実施の形態に係る資材管理装置のマスターテーブルの一部を示す。図6に示すマスターテーブルには、図1に示した材料マスターテーブル100にさらにシリアルナンバー管理フラグ601が管理情報として追加されている。
【0026】
ここで、シリアルナンバーは、資材の個体毎に個別に付けられる識別番号であり、シリアルナンバー管理フラグ601は、資材がシリアルナンバーで管理されているか否かを識別するためのフラグである。図6で示すフラグは、0がOFF、1がONとして示されている。図6では、材料B、材料F及び材料Hがシリアルナンバー管理フラグ601がONであり、シリアルナンバー管理が行われている。このシリアルナンバー管理フラグ601を設けることにより、個体を区別する資材と個体を区別しない資材とを同様に管理することができる。なお、本実施の形態に係る資材管理装置の発注先マスターテーブル200は、図2に示した発注先マスターテーブル200と同じであるため、本実施の形態では説明を省略する。
【0027】
図7に、本実施の形態に係る資材管理装置のフローチャートの一部を示す。図7では、資材管理装置の在庫管理部が示されている。まず、操作及び表示部301において材料IDの選択302をすると、データ処理部303が材料マスターテーブル100を参照し、再生管理フラグ104の判定を行う。例えば、ID番号4の材料ID101を選択した場合、図6に示す材料マスターテーブル100から再生管理フラグ104が参照されOFFである判定がされる。また、ID番号6の材料ID101を選択した場合、同様に再生管理フラグ104が参照されONであると判定される。
【0028】
次に、再生管理フラグ104がOFFの材料は、在庫一覧304(図示せず)が表示される。この在庫一覧304を参照して、選択した資材の入出庫管理を行う。入出庫の管理データは、在庫テーブル400に保存されている。この在庫テーブル400は、図4で示した在庫テーブル400と同じであり、材料ID101、保管場所ID401及び在庫数402が保存されている。なお、例えば、材料ID番号が4の資材は、在庫数が75保管されている。再生管理フラグ104がONの材料でも、シリアルナンバー管理フラグ601がOFFの場合は、在庫一覧304(図示せず)が表示される。例えば、材料ID番号が3の資材は保管場所IDが5の場所に在庫数が5保管されている。
【0029】
再生管理フラグ104がONの材料で、シリアルナンバー管理フラグ601がONの場合は、再生材料一覧701(図示せず)が表示される。この再生材料一覧701は、図8に示す在庫テーブル400からの管理状態判定結果をもとにシリアルナンバー毎に一覧で表示される。ここで、図8に示す在庫テーブル400は、図4に示した在庫テーブル400にシリアルナンバー801欄が追加された構成になっている。そのため、シリアルナンバー801毎に、材料の在庫管理を行うことができる。また、材料ID101とシリアルナンバー801とを1つのユニークデータとして管理することにより、材料の個体別の処理経緯を追跡することができる。つまり、材料のトレーサービリティーを確保することができる。なお、材料に対して個体別に在庫管理を行うと、在庫数402の欄の値は、1又は0のいずれかの値しか取れなくなる。
【0030】
図8に示す在庫テーブル400は、再生管理テーブル900からの管理状態通知を受けることにより、再生材料一覧701に管理状態判定結果を通知する。ここで、再生管理テーブル900は、図9に示すような構成であり、材料ID101、シリアルナンバー801及び管理状態901が保存されている。管理状態901の欄には、番号が保存されている。この番号は、1が使用、2が保管、3が再生出し、0が廃却をそれぞれ表している。ここで、使用とは、在庫に保管されている材料を対象装置に取り付けて使用する操作である。保管とは、対象装置に取り付けられ、使用されている材料を取り外し在庫として保管場所に戻す操作である。再生出しとは、材料に対して再生処理を行う操作である。廃却とは、材料を廃棄する操作であり、再生処理可能な材料の場合は、これ以上使用も再生処理もできないときに行われる。
【0031】
本実施の形態に係る再生材料一覧701では、使用表示702と保管表示703とを備えている。図10に、使用表示702が示されている。図10では、材料の使用状態が、シリアルナンバー801毎に表示されている。図10で表示されている項目は、材料名102、シリアルナンバー801、状態910及び対象装置911である。また、使用表示702には、保管、廃却及び再生出しの操作を行うための操作ボタン912が表示されている。また、操作ボタン912には、保管表示703に切り替えるためのボタンも表示されている。図11に、保管表示703が示されている。図11では、材料の保管状態が、シリアルナンバー801毎に表示されている。図11で表示されている項目は、材料名102、シリアルナンバー801、状態910及び保管場所401である。また、保管表示703には、使用、廃却及び再生出しの操作を行うための操作ボタン912が表示されている。また、操作ボタン912には、使用表示702に切り替えるためのボタンも表示されている。
【0032】
具体例を示して再生材料一覧701の動作を以下に説明する。まず、再生材料一覧701のうち使用表示702を表示させる。図10のように表示された使用表示702において、シリアルナンバーAAAAAの材料Bを選択して保管の操作ボタン912を押す。この操作により、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーAAAAAの材料Bの管理状態901を変更する。図9では、シリアルナンバーAAAAAの材料Bの管理状態901は1であり、使用状態であることが示されているが、この管理状態901を2の保管状態に変更する。この変更された管理状態901は、在庫テーブル400に通知される。通知を受けた在庫テーブル400は、シリアルナンバーAAAAAの材料B(材料ID=2)の保管場所ID401を更新し、在庫数402を0から1に変更する。以上の再生管理テーブル900及び在庫テーブル400の変更は、管理状態判定結果として再生材料一覧701に通知される。これにより、使用表示702からシリアルナンバーAAAAAの材料Bの情報が消去され、保管表示703に状態910が保管(2)であるシリアルナンバーAAAAAの材料Bの情報が追加される。
【0033】
次に、図10において、シリアルナンバーeeeeeの材料Fを選択して廃却の操作ボタン912を押す。この操作により、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーeeeeeの材料Fの管理状態901を変更する。図9では、シリアルナンバーeeeeeの材料Fの管理状態901は使用状態(1)であり、この管理状態901を廃却(0)の状態に変更する。この変更された管理状態901は、在庫テーブル400に通知され、通知を受けた在庫テーブル400は、シリアルナンバーeeeeeの材料F(材料ID=6)の在庫数402を0まま保持する。以上の再生管理テーブル900及び在庫テーブル400の変更は、管理状態判定結果として再生材料一覧701に通知される。これにより、使用表示702からシリアルナンバーeeeeeの材料Fの情報が消去される。なお、再生管理テーブル900及び在庫テーブル400において、シリアルナンバーeeeeeの材料Fは情報は保持される。これは、新たな材料Fが入庫した場合に、再びシリアルナンバーeeeeeが付与されることを回避するためである。
【0034】
次に、図10において、シリアルナンバーHHの材料Hを選択して再生出しの操作ボタン912を押す。この操作により、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーHHの材料Hの管理状態901を変更する。図9では、シリアルナンバーHHの材料Hの管理状態901は1であり、使用状態であることが示されているが、この管理状態901を3の再生出しの状態に変更する。この変更された管理状態901は、在庫テーブル400に通知され、通知を受けた在庫テーブル400は、シリアルナンバーHHの材料H(材料ID=8)の在庫数402を0まま保持する。以上の再生管理テーブル900及び在庫テーブル400の変更は、管理状態判定結果として再生材料一覧701に通知される。これにより、使用表示702からシリアルナンバーeeeeeの材料Fの情報が消去され、保管表示703に状態910が再生出し(3)であるシリアルナンバーAAAAAの材料Bの情報が追加される。
【0035】
次に、再生材料一覧701のうち保管表示703を表示させた場合について説明する。図11のように表示された保管表示703において、シリアルナンバーBBBの材料Bを選択して使用の操作ボタン912を押す。この操作により、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーBBBの材料Bの管理状態901を変更する。図9では、シリアルナンバーBBBの材料Bの管理状態901は2であり、保管状態であることが示されているが、この管理状態901を1の使用の状態に変更する。この変更された管理状態901は、在庫テーブル400に通知される。通知を受けた在庫テーブル400は、シリアルナンバーBBBの材料B(材料ID=2)の保管場所ID401を更新し、在庫数402を1から0に変更する。以上の再生管理テーブル900及び在庫テーブル400の変更は、管理状態判定結果として再生材料一覧701に通知される。これにより、保管表示703からシリアルナンバーBBBの材料Bの情報が消去され、使用表示702に状態910が使用であるシリアルナンバーBBBの材料Bの情報が追加される。廃却、再生出しの動作は、基本的に使用表示702で行った場合と同じである。
【0036】
図12に、本実施の形態に係る資材管理装置のフローチャートの一部を示す。図12では、資材管理装置の発注管理部が示されている。まず、操作及び表示部501において材料ID101の選択502をすると、データ処理部503が材料マスターテーブル100を参照し、再生管理フラグ104の判定を行う。再生管理フラグ104がOFFの資材の場合、購入一覧504(図示せず)が表示される。この購入一覧504から購入先を選定することにより、発注テーブル505(図示せず)に保存された発注先に資材購入の発注依頼が行われる。発注先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。
【0037】
再生管理フラグがONの資材の場合、データ処理部503が材料マスターテーブル100を参照し、シリアルナンバー管理フラグ601の判定を行う。シリアルナンバー管理フラグ601がOFFの資材の場合、さらにデータ処理部503が発注先マスターテーブル200を参照し、再生発注管理フラグ201の判定を行う。再生発注管理フラグ201がOFFの資材は、購入一覧504(図示せず)が表示される。この購入一覧504から購入先を選定することにより、発注テーブル505(図示せず)に保存された発注先に資材購入の発注依頼が行われる。一方、再生発注管理フラグ201がONの資材は、再生出し一覧506(図示せず)が表示される。この再生出し一覧506から再生処理先を選定することにより、発注テーブル505に保存された再生処理先に資材の再生処理依頼が行われる。再生処理先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。
【0038】
シリアルナンバー管理フラグ601がONの資材の場合、さらにデータ処理部503が発注先マスターテーブル200を参照し、再生発注管理フラグ201の判定を行う。再生発注管理フラグ201がOFFの資材は、購入一覧504(図示せず)が表示される。この購入一覧504から購入先を選定することにより、発注テーブル505(図示せず)に保存された発注先に資材購入の発注依頼が行われる。発注先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。一方、再生発注管理フラグ201がONの資材は、再生出し一覧506(図示せず)が表示される。ここで、シリアルナンバー管理フラグがONであるため、材料の個体別の管理情報が表示された再生材料一覧701において再生処理が行われる。
【0039】
つまり、図10で示した使用表示702や図11で示した保管表示703から、再生処理の必要な個体を選択して再生出し操作を行う。この操作により選択された個体は、当該材料の再生出し一覧506(図示せず)から再生処理先を選定することができる。以上の操作は、再生管理テーブル900を介して、発注テーブル505に保存された再生処理先に資材の再生出し依頼が行われる。再生処理先に関する管理情報は発注テーブル505に保存されており、発注先マスターテーブル200に保存されている発注先ID202によって参照される。
【0040】
例えば、材料ID番号が2の材料Bの場合、材料マスターテーブル100から再生管理フラグはONである。そして、材料Bのシリアルナンバー管理フラグ601が図6よりONである。次に、発注先マスターテーブル200の再生発注先管理フラグ201がOFFである場合は、材料Bの購入一覧504(図示せず)が表示される。ここでは、発注先ID番号が1、単価が1000000と表示される。一方、再生発注先管理フラグ201がONである場合は、材料Bは、個体別(シリアルナンバー別)に使用表示702や保管表示703に表示される。これらの表示から再生出しが必要な個体を選択して、再生出し操作した場合のみ再生出し一覧506(図示せず)として表示される。使用表示702のシリアルナンバーAAAAAの材料Bを選択し、操作ボタン912の再生出しを操作すると、再生出し一覧506として発注先ID番号が2、単価が100000の発注先と発注先ID番号が3、単価が50000の発注先とが表示される。再生出し一覧506から発注先ID番号が2の発注先を選択されると、その情報は再生処理管理テーブル900を介して発注テーブル505に保存されたデータを参照してシリアルナンバーAAAAAの材料Bの再生出し依頼が行われる。
【0041】
以上のように、本実施の形態に係る資材管理装置は、材料マスターテーブル100が、資材の個体を識別するためのシリアルナンバー管理フラグ601をさらに有し、発注管理部は、資材に対しシリアルナンバー801毎に再生処理の発注管理を行い、在庫管理部は、資材に対しシリアルナンバー801毎に在庫状態を管理するので、再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを区別することなく適正量の在庫管理と発注の一元管理が可能となるとともに、資材を個体毎に使用、保管、廃却、再生出しの操作及び管理を行うことができ、且つ個体毎に操作及び管理の履歴を保存することができるため、資材のトレーサービリティーを確保することができる。
【0042】
また、本実施の形態に係る資材管理装置は、資材をシリアルナンバー801毎に使用状況を表示し、在庫管理部及び発注管理部に対し操作可能な使用表示702と、資材をシリアルナンバー801毎に在庫状況を表示し、在庫管理部及び発注管理部に対し操作可能な保管表示703とを備え、使用表示702と保管表示703とを切り替えることが可能であるため、容易に資材の在庫状況や発注情報を参照することができ、資材に対し適切な操作が可能となる。
【0043】
(実施の形態3)
本実施の形態に係る資材管理装置も、半導体装置などを製造するラインにおいて在庫管理と発注管理とを一元管理している。この資材管理装置には、資材毎の管理情報を保持するマスターテーブルを備えている。図13に、本実施の形態に係る資材管理装置のマスターテーブルの一部を示す。図13に示すマスターテーブルには、図6に示した材料マスターテーブル100にさらに再生限度回数921と使用限度時間922とが管理情報として追加されている。再生限度回数921や使用限度時間は、再生処理可能な限界を示すしきい値であり、本実施の形態に係る資材管理装置は、このしきい値に基づいて再生処理の限度管理を行う。
【0044】
ここで、再生限度回数921は、再生処理可能な材料において再生処理できる累積回数を示している。つまり、再生処理可能な材料は、再生処理を繰り返し行うと再生処理をしても使用される前の状態に戻らなくなる限度がある。また、使用限度時間922は、材料を使用することができる累積時間である。つまり、材料を使用し始めてから保管又は再生出しまでの時間を累積した限度時間が使用限度時間922である。これは、使用により劣化する特性を有する材料に適用される。これら再生処理に対して限度管理を行うのは、これら限度を超えた材料が製造工程で使用された場合に製品に与える影響が大きく、製品に対して十分な品質を確保できなくなるためである。
【0045】
図13で示されている再生限度回数921は、材料Bが3回、材料Fが2回で、使用限度時間922は、材料Hが1000時間である。再生管理フラグがONの材料C及び材料Eには、再生限度回数921や使用限度時間922は設定されていない。これは、材料C及び材料Eにはシリアルナンバー管理フラグが付与されていないため、材料の個体を識別することができず、再生回数や使用時間を管理していないからである。なお、本実施の形態に係る資材管理装置の発注先マスターテーブル200は、図2に示した発注先マスターテーブル200と同じであるため、本実施の形態では説明を省略する。
【0046】
図14に、本実施の形態に係る資材管理装置のフローチャートの一部を示す。図14では、資材管理装置の在庫管理部が示されている。まず、操作及び表示部301において材料IDの選択302をすると、データ処理部303が材料マスターテーブル100を参照し、再生管理フラグ104の判定を行う。再生管理フラグ104がOFFの材料は、在庫一覧304(図示せず)が表示される。次に、再生管理フラグ104がONの材料は、データ処理部303が材料マスターテーブル100を参照して、シリアルナンバー管理フラグ601の判定が行われる。シリアルナンバー管理フラグ601がOFFの場合は、在庫一覧304(図示せず)が表示される。一方、シリアルナンバー管理フラグ601がONの場合は、再生材料一覧701が表示される。この再生材料一覧701は、使用表示702と保管表示703とを備えている。
【0047】
使用表示702と保管表示703とに表示される情報は、再生管理テーブル900の管理状態通知が在庫テーブル400を介して通知された管理状態判定結果の情報である。ここで、在庫テーブル400は、実施の形態2で示された図8と同じである。しかし、本実施の形態に係る再生管理テーブル900は、実施の形態2で示された図9と異なり材料ID101、シリアルナンバー801及び管理状態901に加えて、再生累積回数931、使用時間932及び使用累積時間933が追加された構成である。図15に、本実施の形態に係る再生管理テーブル900を示す。再生累積回数931、使用時間932及び使用累積時間933は、図13で示した材料マスターテーブル100の再生限度回数921及び使用限度時間922を管理するために設けられている。
【0048】
ここで、再生累積回数931は、再生処理を行った累積回数を表している。使用時間932は、新規購入された材料又は再生処理後の材料が対象装置に取り付けられてからの再生管理テーブル900に集計されるまでの時間を表している。使用累積時間933は、材料が新規に購入されてから再生管理テーブル900に集計されるまでの累積時間を表している。
【0049】
具体例を示して、本実施の形態に係る再生限度管理を以下に説明する。まず、図10のように表示された使用表示702において、シリアルナンバーAAAAAの材料Bを選択して保管の操作ボタン912を押す。この操作により、再生累積回数931が材料マスターテーブル100に保存されている再生限度回数921以上であるか否かの限度判定が行われる。限度判定がOKの場合は、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーAAAAAの材料Bの管理状態901は使用(1)から保管(2)に変更される。なお、シリアルナンバーAAAAAの材料Bの場合は、再生累積回数931は0であり、再生限度回数921の3回以上でないため、限度判定はOKと判断される。以降の処理は、実施の形態2と同じであるため説明を省略する。限度判定がNGとなった場合は、保管処理ができない旨のメッセージが表示され廃却以外の操作ができなくなる。なお、図10では図示されていないが、操作するユーザが見て判断できるように、材料名称102や状態910等以外に、再生累積回数931、使用時間932や使用累積時間933も使用表示702に表示されている。
【0050】
次に、図11のように表示された保管表示703において、シリアルナンバーGGGGの材料Hを選択して使用の操作ボタン912を押す。この操作により、使用累積時間933が材料マスターテーブル100に保存されている使用限度時間922以上であるか否かの限度判定が行われる。限度判定がOKの場合は、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーGGGGの材料Hの管理状態901は保管(2)から使用(1)に変更される。なお、シリアルナンバーGGGGの材料Hの場合は、使用累積時間933は450時間であり、使用限度時間922の1000時間以上でないため、限度判定はOKと判断される。以降の処理は、実施の形態2と同じであるため説明を省略する。ここで、シリアルナンバーGGGGの材料Hは、管理状態901が保管(2)から使用(1)に変更された時点から使用時間932及び使用累積時間933のカウントが開始され、次に管理状態901が使用(1)から保管(2)又は使用(1)から再生出し(3)へ変更されるまでカウントされる。限度判定がNGとなった場合には、保管処理ができない旨のメッセージが表示され廃却以外の操作ができなくなる。なお、図11では図示されていないが、操作するユーザが見て判断できるように、材料名称102や状態910等以外に、再生累積回数931、使用時間932や使用累積時間933も管理表示703に表示されている。
【0051】
図16に、本実施の形態に係る資材管理装置のフローチャートの一部を示す。図16では、資材管理装置の発注管理部が示されている。まず、操作及び表示部501において材料ID101の選択502をすると、データ処理部503が材料マスターテーブル100を参照し、再生管理フラグ104の判定を行う。再生管理フラグ104がOFFの資材の場合、購入一覧504(図示せず)が表示される。再生管理フラグがONの資材の場合、データ処理部503が材料マスターテーブル100を参照し、シリアルナンバー管理フラグ601の判定を行う。シリアルナンバー管理フラグ601がOFFの資材の場合、さらにデータ処理部503が発注先マスターテーブル200を参照し、再生発注管理フラグ201の判定を行う。再生発注管理フラグ201がOFFの資材は、購入一覧504(図示せず)が表示される。一方、再生発注管理フラグ201がONの資材は、再生出し一覧506(図示せず)が表示される。
【0052】
シリアルナンバー管理フラグ601がONの資材の場合、さらにデータ処理部503が発注先マスターテーブル200を参照し、再生発注管理フラグ201の判定を行う。再生発注管理フラグ201がOFFの資材は、購入一覧504(図示せず)が表示される。一方、再生発注管理フラグ201がONの資材は、再生出し一覧506(図示せず)が表示される。ここで、シリアルナンバー管理フラグがONであるため、材料の個体別の管理情報が表示された再生材料一覧701において再生処理が行われる。
【0053】
例えば、図11のように表示された保管表示703において、シリアルナンバーDDの材料Bを選択して再生出しの操作ボタン912を押す。この操作により、再生累積回数931が材料マスターテーブル100に保存されている再生限度回数921以上であるか否かの限度判定が行われる。限度判定がOKの場合は、再生管理テーブル900に保持されているシリアルナンバーDDの材料Bの管理状態901が保管(2)から再生出し(3)に変更される。なお、シリアルナンバーDDの材料Bの場合は、再生累積回数931が0回であり、再生限度回数921の3回以上でないため、限度判定はOKと判断される。以降の処理は、実施の形態2と同じであるため説明を省略する。
【0054】
なお、図10のように表示された使用表示702の場合も、上記と同様である。また、本実施の形態に係る資材管理装置では、図13に示すように再生限度回数921のみで再生処理の限度管理を行う材料B及び材料Fと、使用限度時間922のみで再生処理の限度管理を行う材料Hとが示されているだけである。しかし、本発明はこれに限られず使用限度回数など他のしきい値を設定し管理しても良い。また、再生限度回数921と使用限度時間922とを組み合わせ、いずれかの限度を超えたときにNGと判断するような再生処理の限度管理を行うことも考えられる。
【0055】
以上のように、本実施の形態に係る資材管理装置は、材料マスターテーブル100が、資材を再生処理可能な限界を示すしきい値をさらに有し、発注管理部は、シリアルナンバー801毎に保持されている資材の再生処理情報がしきい値以上のとき再生処理の発注を制限し、在庫管理部は、シリアルナンバー801毎に保持されている資材の再生処理情報がしきい値以上のとき当該資材の廃却を促すので、再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを区別することなく適正量の在庫管理と発注の一元管理が可能となるとともに、再生処理の限度管理をも管理することができる。この再生処理の限度管理により、適切な資材が製造工程に使用されることになるため製品の品質を確保することができる。
【0056】
【発明の効果】
本発明に記載の資材管理装置は、再生管理フラグと、再生発注管理フラグとを有するマスターテーブルと、再生発注管理フラグにより再生処理可能な資材に対する購入の発注管理と再生処理の発注管理とを行う発注管理部と、発注管理部と共に一元管理され、資材の在庫を管理する在庫管理部とを備えるので、再生処理が必要な資材と再生処理が不必要な資材とを区別することなく適正量の在庫管理と発注の一元管理が可能となる。特に、本実施の形態に係る資材管理装置では、発注管理において再生出し操作を行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る資材管理装置の材料マスターテーブルを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る資材管理装置の発注先マスターテーブルを示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る資材管理装置のフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態1に係る資材管理装置の在庫テーブルを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る資材管理装置のフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置の材料マスターテーブルを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置のフローチャートである。
【図8】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置の在庫テーブルを示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置の再生管理テーブルを示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置の使用表示を示す図である。
【図11】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置の保管表示を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態2に係る資材管理装置のフローチャートである。
【図13】本発明の実施の形態3に係る資材管理装置の材料マスターテーブルを示す図である。
【図14】本発明の実施の形態3に係る資材管理装置のフローチャートである。
【図15】本発明の実施の形態3に係る資材管理装置の再生管理テーブルを示す図である。
【図16】本発明の実施の形態3に係る資材管理装置のフローチャートである。
【符号の説明】
100 材料マスターテーブル、101 材料ID、102 材料名、103保管場所管理フラグ、104 再生管理フラグ、200 発注先マスターテーブル、201 再生発注管理フラグ、202 発注先ID、203 単価、301,501 操作及び表示部、302,502 材料IDの選択、303,503 データ処理部、304 在庫一覧、401 保管場所ID、402 在庫数、504 購入一覧、505 発注テーブル、506 再生出し一覧、601 シリアルナンバー管理フラグ、701 再生材料一覧、702 使用表示、703 保管表示、801 シリアルナンバー、901 管理状態、910 状態、911 対象装置、912 操作ボタン、921 再生限度回数、922 使用限度時間、931 再生累積回数、932 使用時間、933 使用累積時間。

Claims (6)

  1. 製造装置に使用される資材が再生処理可能か否かを識別するための再生管理フラグと、
    前記資材を購入する発注先と再生処理する発注先とを識別するための再生発注管理フラグとを有する前記資材毎の管理情報を保持するマスターテーブルと、
    前記再生発注管理フラグにより再生処理可能な前記資材に対して購入の発注管理と再生処理の発注管理とを行う発注管理部と、
    前記発注管理部と共に一元管理され、前記資材の在庫を管理する在庫管理部と、
    を備える資材管理装置。
  2. 請求項1に記載の資材管理装置であって、
    前記マスターテーブルは、前記資材の個体を識別するためのシリアルナンバー管理フラグをさらに有し、
    前記発注管理部は、前記資材に対しシリアルナンバー毎に再生処理の発注管理を行い、
    前記在庫管理部は、前記資材に対して前記シリアルナンバー毎に在庫状態を管理することが可能な資材管理装置。
  3. 請求項2に記載の資材管理装置であって、
    前記マスターテーブルは、前記資材を再生処理可能な限界を示すしきい値をさらに有し、
    前記発注管理部は、前記シリアルナンバー毎に保持されている前記資材の再生処理情報が前記しきい値以上のとき再生処理の発注を制限し、
    前記在庫管理部は、前記シリアルナンバー毎に保持されている前記資材の再生処理情報が前記しきい値以上のとき当該前記資材の廃却を促すことを特徴とする資材管理装置。
  4. 請求項3に記載の資材管理装置であって、
    前記再生処理可能な限界を示すしきい値は、再生処理の累積回数であることを特徴とする資材管理装置。
  5. 請求項3に記載の資材管理装置であって、
    前記再生処理可能な限界を示すしきい値は、累積使用時間であることを特徴とする資材管理装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれかに記載の資材管理装置であって、
    前記資材を前記シリアルナンバー毎に使用状況を表示し、前記在庫管理部及び前記発注管理部に対し操作可能な使用表示と、
    前記資材を前記シリアルナンバー毎に在庫状況を表示し、前記在庫管理部及び前記発注管理部に対し操作可能な保管表示とを備え、
    前記使用表示と前記保管表示とを切り替えることが可能な資材管理装置。
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