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JP2004242030A - オペレーションサポートシステムおよび通信設備監視方法 - Google Patents

オペレーションサポートシステムおよび通信設備監視方法 Download PDF

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JP2004242030A JP2003028701A JP2003028701A JP2004242030A JP 2004242030 A JP2004242030 A JP 2004242030A JP 2003028701 A JP2003028701 A JP 2003028701A JP 2003028701 A JP2003028701 A JP 2003028701A JP 2004242030 A JP2004242030 A JP 2004242030A
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Abstract

【課題】通信網の設備監視処理を行うためのハードウェアおよびソフトウェアの冗長構成を無くすことができるオペレーションサポートシステムを提供する。
【解決手段】通信網を構成する各ネットワークエレメント11〜13の設備監視処理を行うための種々の処理要素1〜6を、同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりの処理要素群の機能50,60,70,80が行う処理を、分散処理で実現するように複数のPCサーバ51〜54,61〜64,71〜74,81〜84を割り当てた。また、各ネットワークエレメント11〜13からの自律メッセージの処理順序を予め定めた対応表42を参照して、受信自律メッセージの処理の組合せおよび順序を決定し、この処理の組合せおよび順序に従って各PCサーバ51〜84が受信自律メッセージの処理を行うようにする。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、移動通信網などの通信網において、交換機、伝送装置、無線局装置などのネットワークエレメント(ネットワーク構成要素)の設備監視処理を司る大規模なオペレーションサポートシステムおよび通信設備監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記のような大規模なオペレーションサポートシステム(以下、OSSとも呼ぶ)は、処理能力、信頼性が高く、さらに、高価で大規模なサーバ{例えば、UNIX(登録商標)サーバ}が用いられて構築されてきた。また、OSSは、ネットワークエレメントからの警報の表示や蓄積などの設備監視処理を行うための機能ごと、並びにネットワークエレメントの種別ごとに、大規模サーバが割り当てられて構築されている。
【0003】
なお、ネットワークエレメントからの警報は、ネットワークエレメントに故障などの不具合が生じた際にネットワークエレメント自体が自律的に送信するメッセージ(自律メッセージ)である。
図5に、移動通信網における従来のOSSの構成を示し、その説明を行う。
まず、ネットワークエレメントとして、MMS(移動マルチメディア交換システム)11、NMLS(新加入者中継関門併合交換機)12、NMSCP(大容量移動通信サービス制御装置)13を備えるものとする。この他、ネットワークエレメントとしては、図示せぬBTS(無線基地局装置)、RNC(無線ネットワーク制御装置)、MPE(マルチメディア信号処理装置)などを想定してもよい。
【0004】
このようなネットワークエレメント11〜13の設備監視処理を行うOSS20は、次の要素から構成されている。
すなわち、MMS11の設備監視処理のサポートを行うOCSE−CN21と、NMLS12の設備監視処理のサポートを行うOCSE−SW22と、NMSCP13の設備監視処理のサポートを行うOCSE−H23とを備えている。また、各ネットワークエレメント11〜13からの警報を集約して警報表示装置(図示せず)へ配信するOMCE24と、各ネットワークエレメント11〜13へ一括してシステムファイルを送信して更新するFOCUS25と、交換機やマルチメディア系ネットワークエレメントの設計システムであるNE−FDS26と、トラフィック疎通監視サーバであるMNET27とを備えている。さらに、OSS20を構成する各装置類を運用するための運用データの管理を行うCASE28と、ネットワークエレメントのシステムファイルおよびネットワークエレメント設計データの管理を行うNE−FS29と、トラフィックデータウェアハウスであるTRAD30とを備えて構成されている。
【0005】
さらに、OSS20には、複数のOSS端末機31〜33が接続されている。各OSS端末機31〜33は、警報監視者とのHMI(ヒュウマンマシンインタフェース)および、各ネットワークエレメント11〜13からの警報情報等の情報が表示される他、各ネットワークエレメント11〜13への命令コマンド投入機能などを備える。
【0006】
このようにOSS20は、数多くの装置(ハードウェアともいう)21〜30および各OSS端末機31〜33から構成されている。各ハードウェア21〜30の個々は、1つの大規模サーバで構築されている。
この大規模サーバのアプリケーションソフトは、該当する各々の装置21〜30ごとに、個別にコンパイリングプログラム(C、C++)により開発されている。コンパイリングプログラムとは、人がプログラミング言語を用いて記述したソースコードを、コンピュータが実行可能な形式に変換するソフトウェアである。この種の従来のOSSとして、例えば非特許文献1に記載のものがある。
【0007】
【非特許文献1】
立川敬二監修「W−CDMA移動通信方式」丸善株式会社出版、平成13年9月25日第3刷発行、303頁〜332頁
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来のオペレーションサポートシステムにおいては、設備監視処理を行うための同様な機能(警報の表示・蓄積、コマンド投入など)を有するハードウェアが、ネットワークエレメント11〜13の種別ごとに存在する。このため、OSS全体として見た場合、各ハードウェアを構築する各大規模サーバ間において、同じ処理を行う機能が重複することになるので、ハードウェア、ソフトウェア面とも冗長な構成となるという問題があった。
【0009】
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、通信網の設備監視処理を行うためのハードウェアおよびソフトウェアの冗長構成を無くすことができるオペレーションサポートシステムおよび通信設備監視方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によるオペレーションサポートシステムは、通信網を構成する各種装置から受信した装置情報に対して種々の処理を実施することによって前記各種装置の設備監視処理を行うオペレーションサポートシステムにおいて、前記設備監視処理を行うための種々の処理要素を同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理要素群を、少なくとも1つのサーバを用いて分散処理にて実施するようにしたことを特徴としている。
【0011】
この構成によれば、サーバで実施される設備監視処理を行うための種々の処理要素を、同種類の処理要素ごとに纏めたので、従来のように、同じ処理を行う機能が重複して存在するといったことがなくなる。
また、本発明の請求項2によるオペレーションサポートシステムは、請求項1において、前記各種装置から受信される装置情報について、前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、前記装置情報に対応して予め定められた組合せおよび順序に応じて決定する決定手段を備え、前記サーバが、前記決定手段で決定された組合せおよび順序に従って前記装置情報を処理するようにしたことを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、通信網を構成する各種装置からの装置情報を、予め定められた設備監視処理の組合せおよび順序に従って、効率よく処理することができる。
また、本発明の請求項3によるオペレーションサポートシステムは、請求項2において、前記決定手段は、前記決定した組合せおよび順序をデータに記述し、前記サーバは、前記データに記述された組合せおよび順序で前記データを持ち回りながら処理を行うことを特徴としている。
【0013】
この構成によれば、設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、小容量で済むデータで指示するようにしたので、システム全体の伝送容量の増加やサーバへ負担を招くことなく、サーバの処理順序を制御することができる。また、本発明の請求項4によるオペレーションサポートシステムは、請求項1から3の何れか1項において、サーバが複数である場合、それらサーバ個々にかかる処理負荷が均等的に割り当てられていることを特徴としている。
【0014】
この構成によれば、特定のサーバが過負荷によって故障するなどの不具合の発生を防止することができる。
また、本発明の請求項5によるオペレーションサポートシステムは、請求項1から4の何れか1項において、前記サーバは、機械語への変換作業を省略して実行可能なソフトウェアに応じて前記設備監視処理を行うことを特徴としている。
【0015】
この構成によれば、コンパイルの必要が無いので、設備監視処理を行うための機能を変更または追加する場合に、容易に行うことができる。
また、本発明の請求項6によるオペレーションサポートシステムは、通信網を構成する各種装置が自装置の状態を知らせるために自律的に生成する少なくとも警報情報を含むメッセージ情報に対して、種々の処理を実施することによって前記各種装置の設備監視処理を行うオペレーションサポートシステムにおいて、前記設備監視処理を行うための前記警報情報の管理処理、前記メッセージ情報の収集処理、前記メッセージ情報の登録処理、および前記警報情報の表示処理のうちの少なくとも1つを含む種々の処理要素を、同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理要素群を、分散処理にて実施する複数のサーバと、前記メッセージ情報について、前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、前記装置情報に対応して予め定められた組合せおよび順序に応じて決定し、この決定した組合せおよび順序をデータに記述するアダプタ手段とを備え、前記複数のサーバが、前記データに記述された組合せおよび順序で前記データを持ち回りながら前記メッセージ情報の処理を行うことを特徴としている。
【0016】
この構成によれば、サーバで実施される設備監視処理を行うためのメッセージ情報の管理処理などの種々の処理要素を、同種類の処理要素ごとに纏めたので、従来のように、同じ処理を行う機能が重複して存在するといったことがなくなる。また、メッセージ情報を、予め定められた設備監視処理の組合せおよび順序に従って、効率よく処理することができる。また、設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、小容量で済むデータで指示するようにしたので、システム全体の伝送容量の増加やサーバへ負担を招くことなく、サーバの処理順序を制御することができる。
【0017】
また、本発明の請求項7による通信設備監視方法は、通信網を構成する各種装置から受信した装置情報に対して種々の処理を実施することによって前記各種装置の設備監視処理を行う処理要素を、同種類の処理ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理を少なくとも1つのサーバを用いて行う通信設備監視方法において、前記各種装置から受信される装置情報について前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、予め定められた前記設備監視処理の順序に応じて決定する第1のステップと、前記第1のステップにおいて決定された組合せおよび順序に従って前記サーバが前記装置情報の処理を行う第2のステップとを含むことを特徴としている。
【0018】
この方法によれば、通信網を構成する各種装置の設備監視処理を行うための処理を、サーバで分散処理する際に、各種装置からの装置情報を、予め定められた設備監視処理の順序に従って、効率よく処理することができる。
また、本発明の通信設備監視方法は、通信網を構成する各種装置が自装置の状態を知らせるために自律的に生成する少なくとも警報情報を含むメッセージ情報に対して、前記警報情報の管理処理、前記メッセージ情報の収集処理、前記メッセージ情報の登録処理、および前記警報情報の表示処理のうちの少なくとも1つを含む種々の処理を実施することによって、前記各種装置の設備監視処理を行う処理要素を、同種類の処理ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理を複数のサーバを用いて分散処理で行う通信設備監視方法において、前記メッセージ情報について、前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、前記装置情報に対応して予め定められた組合せおよび順序に応じて決定する第1のステップと、前記第1のステップにおいて決定された前記組合せおよび順序をデータに記述する第2のステップと、前記複数のサーバが、前記データに記述された組合せおよび順序で前記データを持ち回りながら前記メッセージ情報の処理を行う第3のステップとを含むことを特徴としている。
【0019】
この方法によれば、サーバで実施される設備監視処理を行うためのメッセージ情報の管理処理などの種々の処理要素を、同種類の処理要素ごとに纏めたので、従来のように、同じ処理を行う機能が重複して存在するといったことがなくなる。また、メッセージ情報を、予め定められた設備監視処理の組合せおよび順序に従って、効率よく処理することができる。また、設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、小容量で済むデータで指示するようにしたので、システム全体の伝送容量の増加やサーバへ負担を招くことなく、サーバの処理順序を制御することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る移動通信網におけるオペレーションサポートシステム(OSS)の構成を示すブロック図である。但し、図1に示す本実施の形態において図5に示した従来例に対応する部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0021】
図1に示すOSS40は、データ受信部41、対応表42、シナリオ作成プログラム43およびシナリオ送信部44を有するNEアダプタ45と、第1の機能50の処理を行う複数のPCサーバ51,52,53,54と、第2の機能60の処理を行う複数のPCサーバ61,62,63,64と、第3の機能70の処理を行う複数のPCサーバ71,72,73,74と、第4の機能80の処理を行う複数のPCサーバ81,82,83,84とを備えて構成されている。なお、全てのPCサーバ51〜54,61〜64,71〜74,81〜84を表現する際に、簡易のためPCサーバ51〜84と表現する。
【0022】
本実施の形態の特徴は、ネットワークエレメント11〜13の設備監視処理を司るOSS40を、大規模サーバに代え、複数のPCサーバ51〜54,61〜64,71〜74,81〜84を用いた分散処理で実現するようにしたことにある。つまり、1つの大規模サーバを、複数のPCサーバに置き換えて分散処理するようにした。
【0023】
さらに言及すれば、1つの機能(例えば第1の機能50)は、ネットワークエレメント11〜13からの警報の種別を識別する処理、警報を蓄積する処理、またはOSS端末機31〜33から送信されてきたネットワークエレメント11〜13に対する命令コマンドの投入処理など同種類の処理要素から成り、1つの処理要素を1つのPCサーバで処理するように、処理要素の数分のPCサーバが割り当てられる。
【0024】
図1に示す構成例では、ネットワークエレメント11〜13の設備監視処理を行うための各々の機能50,60,70,80を、複数のPCサーバ51〜54,61〜64,71〜74,81〜84を割り当てて実現するようにした。また、1つの機能(例えば第1の機能50)に割り当てられた複数のPCサーバ51〜54には、均等的に負荷がかかるように分散してある。
【0025】
また、各機能50,60,70,80は、例えば第1の機能50を代表して説明すると、設備監視処理を行うための同種類の複数の処理要素が纏められて構成されており、1つの処理要素に1つのPCサーバが割り当てられている。なお、1つの処理要素の負荷が軽い場合は、その同種類の複数の処理要素に1つのPCサーバを割り当ててもよい。
【0026】
また、1機能(例えば第1の機能50)における各々の処理要素を処理するのは、各々の処理要素に割り当てられた各PCサーバ51〜54の各々に記憶されたアプリケーションソフトであるが、そのアプリケーションソフトを、スクリプトプログラム(機械語への変換作業を省略して簡単に実行できるようにした簡易プログラム)で実現している。このように本実施の形態では、スクリプトプログラムを適用しているが、他のプログラムであってもよい。
【0027】
また、本実施の形態の他の特徴として、第1〜第4の機能50,60,70,80における各PCサーバ51〜54,61〜64,71〜74,81〜84が、ネットワークエレメント11〜13またはOSS端末機31〜33から受信したデータに応じて、各処理要素を適切に処理するために、各機能並びに各処理要素の処理順序を予め対応表42に定めておく。データ受信時に、その対応表42に定められた処理順序から、受信データを処理する順序を決定し、この決定した処理順序と受信データとを記載したシナリオデータを作成する。そして、そのシナリオデータを、各PCサーバ51〜84において参照することによって、各処理要素1〜nの処理を実行するようにした。
【0028】
次に、NEアダプタ43の構成を説明する。
データ受信部41は、各ネットワークエレメント11〜13から送信されてきた警報などを示す自律メッセージや、OSS端末機31〜33から送信されてきたネットワークエレメント11〜13に対する命令コマンドなどのデータを受信するものである。
【0029】
対応表42は、図示せぬメモリに記憶されており、図2に示すように、データ受信部41で受信される各種の受信データAAA,BBBを処理するための順序(処理順序)1〜nが予め定められたものである。処理順序1〜nは、受信データAAA,BBBに示される各機能1〜nの処理要素1〜mごとに定められている。但し、対応表42において、機能1は第1の機能50に対応し、機能2は第2の機能60、…、機能nは第nの機能(図示せず)に対応する。
【0030】
シナリオ作成プログラム43は、データ受信部41でデータが受信された際に、対応表42を参照して図3に示すシナリオデータ90を作成するものである。シナリオデータ90は、受信データAAAと、この受信データAAAを各PCサーバ51〜84で処理する順序、並びにどの様に処理するかを指示する処理指示データとが、シナリオのように記載されたデータである。なお、どの様に処理するかを指示するとは、処理を単独で行うか、並列に行うかなどの処理の組合せを指示することである。
【0031】
シナリオ送信部44は、シナリオ作成プログラム43で作成されたシナリオデータ90を、該当するPCサーバへ送信するものである。
このような構成のOSS40の動作を、図4に示すシーケンス図を参照して説明する。
但し、第1の機能50は警報管理機能、第2の機能60は自律メッセージ収集機能、第3の機能70は自律メッセージDB登録機能、第4の機能80はOSS端末機への警報表示機能であるとする。これら機能における処理要素1〜nの具体例は以下に説明する。
【0032】
まず、ステップS1において、MMS11から自律メッセージAAAがOSS40へ送信され、これがNEアダプタ43のデータ受信部41で受信されたとする。
自律メッセージAAAが受信されると、シナリオ作成プログラム43によって対応表42が参照され、ステップS2に示すようにシナリオデータ90が作成される。この図4に示すシナリオデータ90において、機能の「並列処理1・2/」は、機能1,2(第1の機能50と第2の機能60)を並列に実行することを意味し、そのうち「2/」は処理の終了であって機能2の処理後の継続処理はないことを意味する。従って、この際のシナリオデータ90は、次のシナリオが記載されている。受信データが、自律メッセージAAAであることと、機能1,2を並列処理し、この処理において機能2については所定の処理後に処理を終了する。また、機能1の処理後は機能3,4(第3の機能70と第4の機能80)を並列処理し、この処理において機能3については所定の処理後に処理を終了する。また、機能4の処理後はOSS端末機31へ自律メッセージAAAを配信する。さらに、各機能1〜4の処理を行う場合、処理要素1〜6を処理することが記載されている。
【0033】
このシナリオデータ90は、シナリオ送信部44によって、まず、最初に自律メッセージAAAの処理を行う第1の機能50および第2の機能60の各PCサーバ51〜54と61〜64へ送信される。シナリオデータ90を受信した各PCサーバ(例えば51と63)は並列して処理を始める。
すなわち、PCサーバ51においては、シナリオデータ90が受信されると、そのシナリオデータ90が参照され、ステップS3に示すように、処理要素1であるメッセージ種別変換処理が実行される。この処理は、自律メッセージAAAが、警報を表すものであるか、その他のものであるかを識別し、また、警報の種別が、最緊急か、緊急であるか等を識別するものである。
【0034】
この処理後、PCサーバ51において、シナリオデータ90が参照され、ステップS4に示すように、処理要素2である警報蓄積処理が実行される。この処理は、処理要素1で識別された警報をメモリ(図示せず)に蓄積するものである。この蓄積は短期間の蓄積であり、蓄積情報は、OSS端末機31からの命令コマンドによる要求に応じて配信される。この場合、メモリに保存するため、情報配信時間は短くて済む。
【0035】
このPCサーバ51の処理と同時に、第2の機能60のPCサーバ63において、シナリオデータ90が参照され、ステップS5に示すように、処理要素3である自律メッセージ収集処理が実行される。この処理は、ネットワークエレメント11〜13からの全ての自律メッセージを収集するものである。
この処理後、PCサーバ63において、シナリオデータ90が参照され、ステップS6に示すように、処理要素4である自律メッセージ蓄積処理が実行される。この処理は、処理要素3で収集された自律メッセージを蓄積するものである。この蓄積は、短期間の蓄積であり、蓄積情報は、OSS端末機31の要求に応じて配信される。この場合、メモリに保存するため、情報配信時間は短くて済む。
【0036】
また、ステップS3における処理要素1の処理が終了した後は、PCサーバ51から第3の機能70において処理要素5の処理を行うPCサーバ72と、第4の機能80において処理要素6の処理を行うPCサーバ81とに、シナリオデータ90が転送される。シナリオデータ90を受信した各PCサーバ51と63は並列して処理を始める。
【0037】
すなわち、PCサーバ72においては、シナリオデータ90が参照され、ステップS7に示すように、処理要素5である自律メッセージDB(データベース)登録処理が実行される。この処理は、処理要素3で収集された自律メッセージを、OSS40のDB92へ登録(蓄積)するものである。この蓄積は、長期間の蓄積である。
【0038】
この処理と同時に、PCサーバ81においては、シナリオデータ90が参照され、ステップS8に示すように、処理要素6であるOSS端末機表示処理が実行される。この処理は、警報の情報をOSS端末機31へ表示するものである。
このように、本実施の形態のOSS40によれば、通信網を構成する各ネットワークエレメント11〜13の設備監視処理を行うための種々の処理要素1〜6を、同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりの処理要素群の機能50,60,70,80が行う処理を、分散処理で実現するように複数のPCサーバ51〜54,61〜64,71〜74,81〜84を割り当てた。
【0039】
これによって、従来のように、同じ処理を行う機能が重複して存在するといったことがなくなるので、通信網の設備監視処理を行うためのハードウェアおよびソフトウェアの冗長構成を無くすことができる。
また、従来のように、高価で大規模なサーバを用いなくても済む。つまり、安価で小規模なPCサーバでOSS40のハードウェア(機能)を構築することができるので、構築コストを低減させることができる。また、大規模サーバのように拡張単位が大きくなく、小さいので、フレキシブルな拡張性を有する。また、ベンダのハードウェア更改時等に、それに合わせてOSS40の更改を行う必要がなくなる。
【0040】
また、複数の処理要素が、各ネットワークエレメント11〜13から個々に送信される自律メッセージAAAを処理する際の処理順序を、自律メッセージAAAに対応付けて予め定めた対応表42を参照して、受信自律メッセージAAAの処理順序を決定し、この処理順序と受信自律メッセージAAAとを記載したシナリオデータ90を作成する。そして、そのシナリオデータ90を、該当する機能のPCサーバへ送信し、該当PCサーバが、シナリオデータ90に記載された処理順序および指示内容で、受信自律メッセージAAAの処理を行うようにした。
【0041】
これによって、ネットワークエレメント11〜13からの自律メッセージAAAを、予め定められた設備監視処理の順序および処理内容に従って、効率よく処理することができる。また、シナリオデータ90は小容量で済むので、システム全体の伝送容量の増加やサーバへ負担を招くことなく、PCサーバの処理順序を制御することができる。
【0042】
また、1つの機能を構成する複数のPCサーバは、均等的に処理負荷がかかるように分散されているので、特定のPCサーバが過負荷によって故障するなどの不具合の発生を防止することができる。
また、複数のPCサーバが、複数の処理要素の処理を行うためのソフトウェアに、機械語への変換作業を省略して実行可能なスクリプトプログラムなどのプログラムを用いたので、コンパイルの必要が無くなり、設備監視処理を行うための機能を変更または追加する場合に、容易に行うことができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のオペレーションサポートシステムは、通信網を構成する各種装置から受信した装置情報に対して種々の処理を実施することによって各種装置の設備監視処理を行う場合に、設備監視処理を行うための種々の処理要素を同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理要素群を、少なくとも1つのサーバを用いて実施するようにした。これによって、従来のように、設備監視処理を行うための同じ処理を行う機能が重複して存在するといったことがなくなるので、通信網の設備監視処理を行うためのハードウェアおよびソフトウェアの冗長構成を無くすことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る移動通信網におけるオペレーションサポートシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】対応表の一例を示す図である。
【図3】シナリオデータの一例を示す図である。
【図4】上記実施の形態のオペレーションサポートシステムの動作を説明するためのシーケンス図である。
【図5】従来のオペレーションサポートシステムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 MMS(移動マルチメディア交換システム:ネットワークエレメント)
12 NMLS(新加入者中継関門併合交換機:ネットワークエレメント)
13 NMSCP(大容量移動通信サービス制御装置:ネットワークエレメント)
31〜33 OSS端末機
40 OSS(オペレーションサポートシステム)
41 データ受信部
42 対応表
43 シナリオ作成プログラム
44 シナリオデータ
45 NEアダプタ
50,60,70,80 第1〜第4の機能
51〜54,61〜64,71〜74,81〜84 PCサーバ
90 シナリオデータ

Claims (8)

  1. 通信網を構成する各種装置から受信した装置情報に対して種々の処理を実施することによって前記各種装置の設備監視処理を行うオペレーションサポートシステムにおいて、
    前記設備監視処理を行うための種々の処理要素を同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理要素群を、少なくとも1つのサーバを用いて分散処理にて実施するようにした
    ことを特徴とするオペレーションサポートシステム。
  2. 前記各種装置から受信される装置情報について、前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、前記装置情報に対応して予め定められた組合せおよび順序に応じて決定する決定手段を備え、
    前記サーバが、前記決定手段で決定された組合せおよび順序に従って前記装置情報を処理するようにした
    ことを特徴とする請求項1に記載のオペレーションサポートシステム。
  3. 前記決定手段は、前記決定した組合せおよび順序をデータに記述し、前記サーバは、前記データに記述された組合せおよび順序で前記データを持ち回りながら処理を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載のオペレーションサポートシステム。
  4. 前記サーバが複数である場合、それらサーバ個々にかかる処理負荷が均等的に割り当てられている
    ことを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載のオペレーションサポートシステム。
  5. 前記サーバは、機械語への変換作業を省略して実行可能なソフトウェアに応じて前記設備監視処理を行う
    ことを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載のオペレーションサポートシステム。
  6. 通信網を構成する各種装置が自装置の状態を知らせるために自律的に生成する少なくとも警報情報を含むメッセージ情報に対して、種々の処理を実施することによって前記各種装置の設備監視処理を行うオペレーションサポートシステムにおいて、
    前記設備監視処理を行うための前記警報情報の管理処理、前記メッセージ情報の収集処理、前記メッセージ情報の登録処理、および前記警報情報の表示処理のうちの少なくとも1つを含む種々の処理要素を、同種類の処理要素ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理要素群を、分散処理にて実施する複数のサーバと、
    前記メッセージ情報について、前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、前記装置情報に対応して予め定められた組合せおよび順序に応じて決定し、この決定した組合せおよび順序をデータに記述するアダプタ手段とを備え、
    前記複数のサーバが、前記データに記述された組合せおよび順序で前記データを持ち回りながら前記メッセージ情報の処理を行う
    ことを特徴とするオペレーションサポートシステム。
  7. 通信網を構成する各種装置から受信した装置情報に対して種々の処理を実施することによって前記各種装置の設備監視処理を行う処理要素を、同種類の処理ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理を少なくとも1つのサーバを用いて行う通信設備監視方法において、
    前記各種装置から受信される装置情報について前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、予め定められた前記設備監視処理の順序に応じて決定する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて決定された組合せおよび順序に従って前記サーバが前記装置情報の処理を行う第2のステップと
    を含むことを特徴とする通信設備監視方法。
  8. 通信網を構成する各種装置が自装置の状態を知らせるために自律的に生成する少なくとも警報情報を含むメッセージ情報に対して、前記警報情報の管理処理、前記メッセージ情報の収集処理、前記メッセージ情報の登録処理、および前記警報情報の表示処理のうちの少なくとも1つを含む種々の処理を実施することによって、前記各種装置の設備監視処理を行う処理要素を、同種類の処理ごとに纏め、これら一纏まりごとの処理を複数のサーバを用いて分散処理で行う通信設備監視方法において、
    前記メッセージ情報について、前記設備監視処理を行うための処理要素の組合せおよび順序を、前記装置情報に対応して予め定められた組合せおよび順序に応じて決定する第1のステップと、
    前記第1のステップにおいて決定された前記組合せおよび順序をデータに記述する第2のステップと、
    前記複数のサーバが、前記データに記述された組合せおよび順序で前記データを持ち回りながら前記メッセージ情報の処理を行う第3のステップと
    を含むことを特徴とする通信設備監視方法。
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