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JP2004238137A - 搬送装置 - Google Patents

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JP2004238137A
JP2004238137A JP2003028406A JP2003028406A JP2004238137A JP 2004238137 A JP2004238137 A JP 2004238137A JP 2003028406 A JP2003028406 A JP 2003028406A JP 2003028406 A JP2003028406 A JP 2003028406A JP 2004238137 A JP2004238137 A JP 2004238137A
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JP2003028406A
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Shigeru Igarashi
茂 五十嵐
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IS MAKKU KK
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IS MAKKU KK
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Abstract

【課題】本発明は、従来の搬送装置よりコンパクトで且つ簡易な構造にしてコスト安に物を搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置を提供するものである。
【解決手段】不動部1と、該不動部1に設けられる可動部2とから成り、可動部2は、前記不動部1と平行に所定量摺動突出する構成であり、また、この可動部2は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部2の第n部材には搬送物を搬送する搬送部13が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部13により搬送物を搬送せしめるものである。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
一般的に、工場において加工機器により加工された部品は、速やかに次の工程に移行するために搬送装置によって自動的に搬送されるが、この搬送装置としては、コロを並設したコンベアや電動シリンダー,多関節ロボット等が用いられている。
【0003】
これらの搬送装置において最も広く用いられているのは、大量の部品でも容易に長距離搬送を行えるコンベアであるが、広い範囲に設置する必要があるためにコスト高となり、また、搬送の際に振動を生ずることがあるため、搬送する部品が精密部品である場合には、この振動が精密部品の精度をくるわせてしまったり、また、精密部品が液晶やガラス基板の場合にはコロとの当接により、表面に傷がついてしまうという決定的な問題がある。
【0004】
また、電動シリンダーは、外筒内にこの外筒と略同じ長さのピストンが突没自在に設けられたものであり、このピストンに部品を連設し、該ピストンを外筒に対して突出させることで部品を水平方向に搬送するものであるため、簡易な構造で振動を与えることなく部品を搬送できるが、この外筒とピストンの長さが略同じであることから、搬送距離を長く設定するには必然的にシリンダー長も長くしなければならず、よって、長い搬送距離が必要な場合には、長い設置スペースが必要となる。
【0005】
更に、多関節ロボットは、精密な搬送作業を行うことができ、搬送距離も長く設定できるが、構造が複雑でその分高価であり、しかも、この多関節ロボットが立体的に駆動するための広いスペースを確保する必要があり、使用用途は限定されてしまう。
【0006】
本発明は、上述の問題点を解決したもので、従来の搬送装置よりコンパクトで且つ簡易な構造にしてコスト安に物を搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0008】
不動部1と、該不動部1に設けられる可動部2とから成り、可動部2は、前記不動部1と平行に所定量摺動突出する構成であり、また、この可動部2は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部2の第n部材には搬送物を搬送する搬送部13が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部13により搬送物を搬送せしめることを特徴とする搬送装置に係るものである。
【0009】
また、請求項1記載の搬送装置において、不動部1と可動部2の第2部材とは、可動部2の第1部材に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が不動部1に固定され他端が可動部2の第2部材に固定された連結部材6により連結され、また、可動部2の第1部材と可動部2の第3部材とは、可動部2の第2部材に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第1部材に固定され他端が可動部2の第3部材に固定された連結部材6により連結され、また、可動部2の第2部材と可動部2の第4部材とは、可動部2の第3部材に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第2部材に固定され他端が可動部2の第4部材に固定された連結部材6により連結され、・・・可動部2の第n−2部材と可動部2の第n部材とは、可動部2の第n−1部材に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第n−2部材に固定され他端が可動部2の第n部材に固定された連結部材6により連結され、更に、一端が可動部2の第n−2部材に固定され、他端が可動部2の第n部材に固定された連結部材6の該他端固定位置から可動部2の第n−1部材のガイド7までの長さLのうち、最短長さLminが可動部2の不動部1に対する摺動突出量を規制するように構成されていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
【0010】
また、請求項2記載の搬送装置において、前記長さLを一定としたことを特徴とする搬送装置に係るものである。
【0011】
また、請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置において、前記ガイド7は可動部2の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の一側に設けられ、また、可動部2の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の他側にガイド17が設けられ、このガイド17の可動部没入方向部位を介して連結部材6が配設されていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
【0012】
また、請求項4記載の搬送装置において、前記可動部2の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の一側に設けられたガイド7は可動部2の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の可動部突出方向寄りに設けられ、前記可動部2の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の他側に設けられたガイド17は可動部2の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の可動部没入方向寄りに設けられていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
【0013】
また、請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置において、送りネジ8,シリンダー機構等の適宜な手段により第1部材が不動部1に対して摺動突出及び摺動没入可能に構成されていることを特徴とする搬送装置に係るものである。
【0014】
【発明の作用及び効果】
不動部1と平行に所定量摺動突出する可動部2は、積層された第n部材が第n−1部材に対して所定量摺動突出する構成であるから、積層階数を増やすことで不動部1に対する可動部2の突出長を長くすることができ、電動シリンダー等の従来の搬送装置より設置スペースに対する搬送距離が長くなり、簡易で且つコンパクトな構造となる。
【0015】
しかも、摺動突出する可動部2の第n部材に設けられた搬送部13により搬送を行うため、振動を生ずることなく物を搬送することができ、例えば液晶やガラス基板等の精密部品であっても破損させることなく搬送できることになる。
【0016】
従って、本発明は、例えば精密部品を長距離搬送する場合でも、従来の搬送装置より、コンパクトで簡易な構造にしてコスト安に該精密部品を破損させることなく搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置を提供し得ることとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図面は本発明の一実施例を図示したものであり、以下に説明する。
【0018】
本実施例は、不動部1と、該不動部1に設けられる可動部2とから成り、可動部2は、前記不動部1と平行に所定量摺動突出する構成であり、また、この可動部2は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部2の第n部材には搬送物を搬送する搬送部13が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部13により搬送物を搬送せしめるものである。
【0019】
各部を具体的に説明すると、不動部1は平面視略四角形状の板状体であって、上面に可動部2の第1部材が被嵌されるレール3が設けられると共に、該第1部材の側部には、該第1部材の位置を確知するための突出方向センサ1aと没入方向センサ1bとが前記レール3の延設方向に並設されている。
【0020】
また、不動部1の上面には送りネジ8が設けられ、この送りネジ8の端部の回動体14と不動部1の下面に設けられたサーボモータ10の出力軸10aに設けられた回動体15とにはベルト11が懸環され、該サーボモータ10の回転により該送りネジ8が回動するように構成されている。
【0021】
更に、サーボモータ10と前記突出方向センサ1a及び没入方向センサ1bとを連動させることで、第1部材の位置が前記不動部1の所定位置に達した際、これを突出方向センサ1a及び没入方向センサ1bにより確知し、自動的に前記サーボモータ10の駆動を停止し、前記第1部材の摺動突出及び摺動没入を停止制御できるように構成されている。
【0022】
可動部2は、平面視略四角形状の棒状体であって、第1部材は上面にレール4が設けられ、下面には前記不動部1の上面に設けられた前記レール3に被嵌される凹条5が設けられている。この凹条5とレール3とで摺動部12が構成される。第2部材,第3部材,・・・第n部材は、前記と同様に凹条5とレール4とで摺動部12が構成される。
【0023】
また、不動部1と可動部2の第2部材とは、可動部2の第1部材の一側にして可動部突出方向端部に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が不動部1の上面に固定され他端が可動部2の第2部材の一側に固定された連結部材6により連結され、また、可動部2の第1部材と可動部2の第3部材とは、可動部2の第2部材の一側にして可動部突出方向端部に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第1部材の一側に固定され他端が可動部2の第3部材の一側に固定された連結部材6により連結され、また、可動部2の第2部材と可動部2の第4部材とは、可動部2の第3部材の一側にして可動部突出方向端部に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第2部材の一側に固定され他端が可動部2の第4部材の一側に固定された連結部材6により連結され、・・・可動部2の第n−2部材と可動部2の第n部材とは、可動部2の第n−1部材の一側にして可動部突出方向端部に設けられたガイド7の可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第n−2部材の一側に固定され他端が可動部2の第n部材の一側に固定された連結部材6により連結され、更に、一端が可動部2の第n−2部材の一側に固定され、他端が可動部2の第n部材の一側に固定された連結部材6の該他端固定位置から可動部2の第n−1部材のガイド7前端までの長さLが一定となるように構成されている。
【0024】
また、不動部1と可動部2の第2部材とは、可動部2の第1部材の他側にして可動部没入方向端部に設けられたガイド17の可動部没入方向部位を介して配設されたものであり、一端が不動部1の上面に固定され他端が可動部2の第2部材の他側に固定された連結部材6により連結され、また、可動部2の第1部材と可動部2の第3部材とは、可動部2の第2部材の他側にして可動部没入方向端部に設けられたガイド17の可動部没入方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第1部材の他側に固定され他端が可動部2の第3部材の他側に固定された連結部材6により連結され、また、可動部2の第2部材と可動部2の第4部材とは、可動部2の第3部材の他側にして可動部没入方向端部に設けられたガイド17の可動部没入方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第2部材の他側に固定され他端が可動部2の第4部材の他側に固定された連結部材6により連結され、・・・可動部2の第n−2部材と可動部2の第n部材とは、可動部2の第n−1部材の他側にして可動部没入方向に設けられたガイド17の可動部没入方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部2の第n−2部材の他側に固定され他端が可動部2の第n部材の他側に固定された連結部材6により連結され、更に、一端が可動部2の第n−2部材の他側に固定され、他端が可動部2の第n部材の他側に固定された連結部材6の該他端固定位置から可動部2の第n−1部材のガイド17前端までの長さLが一定となるように構成されている。
【0025】
前記長さLは、第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材が有する摺動突出可能量であり、従って、可動部2が不動部1に対して没入した状態にある場合の前記長さLに、該可動部2の積層された前記第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材の個数nを乗じた量が本実施例の搬送長さとなる。
【0026】
ガイド7はローラーが採用されている。このローラーは摩擦が少なくなるため回動するもの好ましいが、回動しないものであっても良い。
【0027】
連結部材6はスチール製のベルトが採用されている。尚、本実施例においては、前記可動部2の各部材を連結する連結部材6として引っ張りに強いスチール製のベルトを採用したが、他の材料、例えばゴム製や合成樹脂製のベルトを採用しても良いし、ベルトに限らずチェーンやワイヤーロープ等の所定強度を有するものであれば何を採用しても良い。
【0028】
また、本実施例においては、前記ガイド7は前記可動部2の第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材の一側にして可動部突出方向端部に、前記ガイド17は前記可動部2の第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材の他側にして可動部没入方向端部に夫々設けたが、どの位置に設けても良く、このガイド7及びガイド17を設けた位置に応じて前記長さLは変化する。
【0029】
尚、前記ガイド7及びガイド17を夫々可動部突出方向端部及び可動部没入方向端部に設け、前記一端が可動部2の第n−2部材の他側に固定され、他端が可動部2の第n部材の他側に固定された連結部材6の該他端固定位置を前記ガイド7及びガイド17が設けられた端部と反対側の端部に設けることで、前記長さLを可及的に可動部2の第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材の長さと同じにできる。
【0030】
また、可動部2の第1部材の側面には、前記送りネジ8と螺合する螺合連結部9が設けられ、該螺合連結部9は送りネジ8と螺合している。従って、該送りネジ8が回動すると第1部材は突出方向及び没入方向に移動する。
【0031】
本実施例の作動について説明する。図2に図示したように、例えば3個の部材を積層した可動部2を、不動部1から突出させる方向に該不動部1に設けられた送りネジ8をサーボモータ10により回動させる。
【0032】
可動部2の第1部材が前記送りネジ8により摺動突出することで、該第1部材の突出方向端部に設けられたガイド7の可動部突出方向部位に当接する状態で掛け渡された不動部1と第2部材とを連結する連結部材6により、第2部材は突出方向に引動され、摺動突出する。
【0033】
同様にして、該第1部材の摺動突出量と同量だけ摺動突出した該第2部材の突出方向端部に設けられたガイド7により、該第2部材の摺動突出量と同量だけ第3部材が摺動突出し、最終的に不動部1に対して第1部材が前記長さLだけ突出し,第1部材に対して第2部材が前記長さLだけ突出し,第2部材に対して第3部材が前記長さLだけ突出し、前記可動部2全体としては3L摺動突出する(実際の突出量は、第1部材,第2部材,第3部材が分離しないように突出方向端部と没入方向端部とがやや重なった状態で突出を停止するために、前記長さLより若干短くなるから前記可動部2全体の突出量も3Lより若干短くなる。)。
【0034】
以上のようにして、可動部2は図1及び図3に図示したような突出状態となる。
【0035】
従って、可動部2は、前記長さLが全て一定であることから、前記送りネジ8が回動することにより突出する第1部材の突出量により可動部2全体の突出量が決定されることになり、前記突出方向センサ1a及び没入方向センサ1bにより該第一部材の位置を確知し、この位置データにより前記サーボモータ10を制御することで該可動部2の突出量を精密に制御できることになる。
【0036】
この突出した可動部2を没入させる際には、突出させる際に可動した前記可動部2の各部材の一側にして突出方向端部に設けられたガイド7とは異なる、可動部2の各部材の他側にして没入方向端部に設けれらたガイド17と、該ガイド17の可動部没入方向部位(可動部没入方向側)に介される連結部材6が前記突出する際と同様に作用することにより各部材は没入する。
【0037】
本実施例は上述のように構成したから、不動部1と平行に所定量摺動突出する可動部2は、積層された第n部材が第n−1部材に対して所定量摺動突出する構成であるから、積層数を増やすことで可動部2の突出長を非常に長く設定することができ、この場合、積層状態の長さは不動部1の長さであるから、設置スペースは長くなくて済み、従って、電動シリンダー等の従来の搬送装置より設置スペースに対する搬送距離を長くでき、簡易で且つコンパクトな構造となる。しかも、摺動突出する可動部2に設けられた搬送部13により搬送を行うため、振動を生ずることなく物の搬送ができ、例えば液晶やガラス基板等の精密部品であっても破損させることなく搬送できることになる。
【0038】
更に、前記可動部2は、前記長さLが一定であることから、前記送りネジ8が回動することにより突出する第1部材の突出量に応じて可動部2の突出量が決定されることになり、前記センサ1a・1bにより該第一部材の位置を確知し、この位置データにより前記サーボモータ10を制御することで該可動部2の突出量を精密に制御して精密な位置決めを行うことができる。
【0039】
従って、本実施例は、例えば精密部品を長距離搬送する場合でも、従来の搬送装置より、コンパクトで簡易な構造にしてコスト安にこの精密部品を破損させることなく搬送できる極めて実用性に秀れた搬送装置となる。
【0040】
以上の実施例は、送りネジ8により第1部材を不動部1に対して摺動突出及び摺動没入可能に構成したが、送りネジ8に限られるものでなく、例えばシリンダー機構等、どのような手段を採用しても良い。
【0041】
従来の電動シリンダーは図4に図示したように、ピストンが没入した状態でS、突出状態でS+Sの長さとなり、このSを搬送長さとして搬送を行うものである。
【0042】
従って、Sを長くしたい場合は、当然Sも長くなるため、設置スペースが長くなる。
【0043】
これに対し、本実施例は、上述のとおり設置スペースSを変えることなく、第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材の数を増やすことで任意の搬送長さが得られる。従って、前述したように送りネジ8でなく、この電動シリンダーにより第1部材を不動部1に対して摺動突出及び摺動没入可能に構成することで、この電動シリンダーの搬送長さを設置スペースに対して非常に長く設定することができることになる。
【0044】
図5は、多関節ロボットによる搬送の模式図であり、この多関節ロボットはアーム21を屈伸することで荷を図中縦方向に搬送し得ると共に、該アーム21に軸支された可動体20により更にこの荷を図中横方向にも搬送できるように構成されている。
【0045】
しかし、この多関節ロボットはアーム21の屈伸に際して横方向への突出長Sの発生が避けられないことから、設置スペースSに対して広い駆動スペースが必要となる。
【0046】
これに対し、本実施例は、前記不動部1に昇降装置を設けることで、該多関節ロボットと同様の作用を横方向への突出なく、即ち、広い駆動スペースの必要なしに行うことができる。
【0047】
図6は、クレーンによる搬送の模式図であり、クレーンを上下させた場合の夫々の荷の位置を示したものである。この図6よりクレーンを用いて荷を搬送する際、該クレーンの基部から所定距離S離れた場所までにしか荷を搬送できない。
【0048】
これに対し、本実施例は、前記可動部2が第1部材,第2部材,第3部材,・・・第n部材を積層したものが摺動移動する構成であるから、可動部2が没入した状態において該可動部2が前記不動部1よりわずかにでも突出しないように設定することで、荷を不動部1の可及的近傍位置まで搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の説明斜視図である。
【図2】本実施例の可動部が没入した状態における説明側面図である。
【図3】本実施例の可動部が突出した状態における説明側面図である。
【図4】一般的なシリンダーの模式図である。
【図5】一般的な多関節ロボットの模式図である。
【図6】一般的なクレーンの模式図である。
【符号の説明】
1 不動部
2 可動部
6 連結部材
7 ガイド
8 送りネジ
13 搬送部
17 ガイド
L 長さ
min 最短長さ

Claims (6)

  1. 不動部と、該不動部に設けられる可動部とから成り、可動部は、前記不動部と平行に所定量摺動突出する構成であり、また、この可動部は、第1部材,第2部材,・・・及び第n部材が積層され、第n部材は第n−1部材に対し所定量摺動突出する構成であり、更にこの可動部の第n部材には搬送物を搬送する搬送部が設けられ、第1部材を摺動突出せしめることで搬送部により搬送物を搬送せしめることを特徴とする搬送装置。
  2. 請求項1記載の搬送装置において、不動部と可動部の第2部材とは、可動部の第1部材に設けられたガイドの可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が不動部に固定され他端が可動部の第2部材に固定された連結部材により連結され、また、可動部の第1部材と可動部の第3部材とは、可動部の第2部材に設けられたガイドの可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部の第1部材に固定され他端が可動部の第3部材に固定された連結部材により連結され、また、可動部の第2部材と可動部の第4部材とは、可動部の第3部材に設けられたガイドの可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部の第2部材に固定され他端が可動部の第4部材に固定された連結部材により連結され、・・・可動部の第n−2部材と可動部の第n部材とは、可動部の第n−1部材に設けられたガイドの可動部突出方向部位を介して配設されたものであり、一端が可動部の第n−2部材に固定され他端が可動部の第n部材に固定された連結部材により連結され、更に、一端が可動部の第n−2部材に固定され、他端が可動部の第n部材に固定された連結部材の該他端固定位置から可動部の第n−1部材のガイドまでの長さのうち、最短長さが可動部の不動部に対する摺動突出量を規制するように構成されていることを特徴とする搬送装置。
  3. 請求項2記載の搬送装置において、前記長さを一定としたことを特徴とする搬送装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の搬送装置において、前記ガイドは可動部の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の一側に設けられ、また、可動部の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の他側にガイドが設けられ、このガイドの可動部没入方向部位を介して連結部材が配設されていることを特徴とする搬送装置。
  5. 請求項4記載の搬送装置において、前記可動部の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の一側に設けられたガイドは可動部の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の可動部突出方向寄りに設けられ、前記可動部の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の他側に設けられたガイドは可動部の第1部材,第2部材,・・・及び第n−1部材の可動部没入方向寄りに設けられていることを特徴とする搬送装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の搬送装置において、送りネジ,シリンダー機構等の適宜な手段により第1部材が不動部に対して摺動突出及び摺動没入可能に構成されていることを特徴とする搬送装置。
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