JP2004233795A - レンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】上述した課題を解決するために、本発明は、鏡筒(4)内に配置する単体レンズ(6、8)相互間の間隔を保持するためのレンズスペーサ(20)であって、鏡筒の内径よりも大きい外径のC字形の形状を有することを特徴としている。また、C字形の形状のレンズスペーサは、ピアノ線又はバネ用線材によって形成するのが良い。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単体レンズの間隔を保持するためのレンズスペーサ、このレンズスペーサを備えたレンズユニット、及び、このスペーサを使用したレンズユニット製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】
一般に、動画撮像用のカメラ、静止画撮像用のカメラ、画像投写装置、画像読取装置等に使用されているレンズユニットは、鏡筒内に複数の単体レンズを所定の位置に配置することにより構成されている。特許文献1には、複数枚の単体レンズを、円環状の間隔部材を間に挟んでレンズ鏡筒の中に落とし込み、間隔部材によって各単体レンズ間の間隔を保持する構造のレンズ鏡筒が記載されている。
【0003】
図6(a)は、単体レンズを位置決めする機構の一例を示す従来のレンズユニットの断面図である。図6(a)において、レンズL1とレンズL2は、非常に狭い空気間隔で位置決めされている。図6(a)のレンズユニットにおいては、レンズL1は、鏡筒T1に形成された段部T1aに当接させることによって位置決めされている。また、レンズL2は、レンズL1との間に円環状のレンズスペーサS1を挟み、円環状のレンズ押えリングR1によってレンズL1の方に押しつけられることによって位置決めされている。また、図6(b)は、レンズスペーサS1の断面形状を示す拡大図である。この構成では、レンズL1とL2の間の空気間隔は、レンズスペーサS1の厚さによって決定される。
【0004】
図7は、単体レンズを位置決めする機構の別の例を示す従来のレンズユニットの断面図である。図7のレンズユニットにおいては、レンズL2は、レンズ押えリングR2に形成された段部R2aに当接するように配置され、別のレンズ押えリングR2’によって段部R2aに押付けられ、保持される。また、レンズL1は、鏡筒T2に形成された段部T2aに当接するように配置され、レンズL2を保持したレンズ押えリングR2によって段部T2aに押付けられて位置決めされる。この構成では、レンズL1とL2の間の空気間隔は、レンズ押えリングR2の形状によって決定される。
【0005】
図8(a)は、単体レンズを位置決めする機構のまた別の例を示す従来のレンズユニットの断面図である。図8(a)のレンズユニットにおいては、レンズL1は、鏡筒T3に形成された第1の段部T3aに当接するように配置される。さらに、円環状のレンズスペーサS3がレンズL1及び鏡筒T3に形成された第2の段部T3bに当接するように配置される。さらに、レンズL1よりも直径が大きいレンズL2がレンズスペーサS3に当接するように配置され、レンズ押えリングR3がレンズL2をレンズL1の方へ押付ける。また、図8(b)は、レンズスペーサS3の断面形状を示す拡大図である。この構成では、レンズL1とL2の間の空気間隔は、レンズスペーサS3の厚さによって決定される。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−343573号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図6に示す構造のレンズユニットにおいては、レンズL1とレンズL2の空気間隔が小さい場合、レンズスペーサS1の厚さが非常に薄くなり、図6(b)に示すような断面形状を有する円環状のレンズスペーサS1を旋削等により製造するのが困難であると言う問題がある。さらに、レンズスペーサS1の外径の工作精度が十分でない場合、レンズスペーサS1の中心と鏡筒の中心が整合せず、レンズL2の芯出し精度が低下するという問題がある。
【0008】
また、図8に示す構造のレンズユニットにおいては、レンズスペーサS3の形状が薄板状の円環であるため、レンズスペーサS3をプレス加工によって製造することが可能である。しかしながら、図8に示す構造のレンズユニットでは、鏡筒の構造が複雑になり、また、レンズの大きさに対して鏡筒の外径が大型化するという問題がある。さらに、図6(b)や図8(b)に示すようなレンズスペーサは、輸送、保管、組立時にレンズスペーサが変形することがないように、細心の注意をもって取扱わねばならないという不便がある。
【0009】
また、図7に示す構造のレンズユニットにおいては、レンズスペーサを必要としないものの、鏡筒の構造が複雑になり、また、レンズの大きさに対して鏡筒の外径が大型化するという問題がある。
【0010】
従って、本発明は、製造が容易で、鏡筒の構造を複雑化することがないレンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法を提供することを目的としている。
【0011】
また、本発明は、レンズスペーサ及び単体レンズの芯出しを自動的に行うことができるレンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明は、鏡筒内に配置する単体レンズ相互間の間隔を保持するためのレンズスペーサにおいて、C字形の形状を有することを特徴としている。
【0013】
このように構成された本発明においては、2枚の単体レンズの間に挟まれて、各単体レンズ間の間隔を保持するレンズスペーサがC字形の形状にされている。
このように構成された本発明によれば、必要とされる間隔が小さく、レンズスペーサの厚さが非常に薄くなった場合でも、レンズスペーサを容易に形成することができる。
【0014】
また、好ましくは、C字形の形状の外径は鏡筒の内径よりも大きく構成する。
このように構成された本発明においては、レンズスペーサを鏡筒内に配置する際、C字形の形状のレンズスペーサの外径を鏡筒の内径よりも小さく縮小させ、レンズスペーサが所定の位置に配置された後、レンズスペーサを縮小させる力を除去して、レンズスペーサを拡張させる。鏡筒内で拡張されたレンズスペーサは鏡筒の内壁に隙間なく当接する。
【0015】
このように構成された本発明によれば、レンズスペーサが鏡筒内に配置された状態において、レンズスペーサの中心と鏡筒の中心を自動的に整合させることができる。
【0016】
さらに、C字形の形状を構成する部材の断面は概ね円形であるのが良い。
このように構成された本発明によれば、容易に入手できる円形断面の線材を所定の形状に曲げることによってレンズスペーサを構成することができる。
【0017】
また、C字形の形状を構成する部材はピアノ線又はバネ用線材によって形成するのが良い。
このように構成された本発明によれば、断面直径の精度が比較的高い線材を、規格品として安価で入手することができる。
【0018】
さらに、本発明のレンズユニットは、上記何れかのレンズスペーサを有することを特徴としている。
このように構成された本発明のレンズユニットにおいては、レンズユニットに組み込まれている少なくとも2枚の単体レンズの間に上記何れかのレンズスペーサが挟まれ、単体レンズ相互間の間隔が保持される。
【0019】
また、本発明は、鏡筒内に少なくとも2枚の単体レンズを配置したレンズユニットを製造する方法において、鏡筒内に第1の単体レンズを配置する段階と、C字形の形状を有するレンズスペーサを準備する段階と、このレンズスペーサを第1の単体レンズの上に配置する段階と、レンズスペーサの上に第2の単体レンズを配置して、第1の単体レンズと第2の単体レンズとの間にレンズスペーサを挟む段階と、を有することを特徴としている。
【0020】
さらに、本発明のレンズユニット製造方法において、C字形の形状を有するレンズスペーサの外径を鏡筒の内径よりも大きく形成しておき、レンズスペーサを第1の単体レンズの上に配置する際に、レンズスペーサの外径を縮小させる段階と、レンズスペーサの外径を鏡筒の中で拡張させる段階と、を更に有することを特徴としている。
【0021】
【発明の実施の形態】
次に、添付図面を参照して、本発明の実施形態によるレンズユニットを説明する。図1は本発明の実施形態によるレンズユニットの断面図であり、図2は本発明の実施形態によるレンズユニットのレンズスペーサを組み込んだ部分の拡大断面図である。また、図3はレンズユニットを構成する内側鏡筒の正面図であり、図4(a)は内側鏡筒の中に落とし込む第2リングの正面図、図4(b)は断面図であり、図5はレンズスペーサの形状を示す平面図である。
【0022】
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態によるレンズユニット1は、外側鏡筒2と、外側鏡筒2の内側に挿入される内側鏡筒4と、外側鏡筒2及び内側鏡筒4の中に位置決めされた7枚の単体レンズ6乃至18と、単体レンズ6と単体レンズ8の間に挟まれ、それらの間隔を維持するレンズスペーサ20と、を有する。さらに、レンズユニット1は、単体レンズ14と単体レンズ16の間隔を保持する第1リング22と、単体レンズ10を内側鏡筒4の中に位置決めする第2リング24と、単体レンズ6を単体レンズ8の方に押しつける押えリング26と、を有する。
【0023】
円筒状の外側鏡筒2の内側には、内側鏡筒4を受け入れるための内側鏡筒受入部2a、及び、単体レンズ8を位置決めするための段部2bが形成されている。また、円筒状の内側鏡筒4の内側には、単体レンズ16を位置決めするための段部4a、及び、第2リング24を位置決めするための段部4bが形成されている。さらに、内側鏡筒4の内側には、カシメることによって単体レンズ14を押さえる3つのカシメ部4cと、単体レンズ10を押さえるカシメ部4dが形成されている。さらに、図3に示すように、カシメ部4cは、円周に沿って等間隔に3つ形成され、カシメ部4dは円周全体に延在している。また、図4に示すように、内側鏡筒4の段部4bに当接させる第2リング24には、カシメ部4cを逃げるための3つの切欠部24aが形成されている。さらに、単体レンズ16と単体レンズ18、及び単体レンズ12と単体レンズ14は、夫々接着されて、密着している。
【0024】
図5は本発明の実施形態によるレンズユニットに使用されているレンズスペーサ20の形状を示す平面図である。図5に示すように、レンズスペーサ20は、概ね円形の断面を有する線状の部材をC字形に曲げることによって製作される。また、C字形に曲げられた部材の両端は間隔を隔ている。本実施形態において、C字形の形状とは、円環の一部を切り取った結果得られる形状を意味する。C字形の形状のレンズスペーサ20の外径は、図5に二点鎖線で示す外側鏡筒2のレンズスペーサ20を配置すべき部分の内径よりも僅かに大きく形成されている。また、C字形を構成する線状の部材の両端の間隔は、レンズスペーサ20を外側鏡筒2の内部に配置するために、弾性変形によってレンズスペーサ20の外径を縮小させて外側鏡筒2の内径よりも小さくした際に、線状の部材の両端が重ならないような大きさにされている。本実施形態においては、外側鏡筒2の内径約20mmに対して約5mm間隔が隔てられている。さらに、本実施形態においては、レンズスペーサ20は、弾性変形可能な金属線であるバネ用ステンレス鋼線、SUS304材によって構成されている。バネ用ステンレス鋼線については、JIS G4314に規格があり、最大線径φ3.20までの部材を、最大許容誤差±0.02mmで規格品として容易に入手することができる。また、規格品で容易に入手することができるピアノ線も同様に利用することができる。
【0025】
次に、図1及び図2を参照して、本発明の実施形態によるレンズユニット1の製造方法を説明する。まず、予め接着された2枚の単体レンズ16、18を内側鏡筒4に落とし込み、単体レンズ16の周辺部を内側鏡筒4の段部4aに当接させる。次に、円筒状の第1リング22を内側鏡筒4に落とし込み、先に落とし込んだ単体レンズ16、18を押える。さらに、予め接着された2枚の単体レンズ12、14を内側鏡筒4に落とし込み、第1リング22の、単体レンズ16の反対側の端面に当接させる。次に、内側鏡筒4のカシメ部4cをカシメて単体レンズ14の面取部を押え、単体レンズ14を固定する。次いで、円筒状の第2リング24を内側鏡筒4に落とし込み、内側鏡筒4の段部4bに当接させる。この際、内側鏡筒4のカシメ部4cが第2リング24に当たらないように、カシメ部4cの位置と第2リング24の切欠部24aの位置を合わせて落とし込む。次に、単体レンズ10を内側鏡筒4に落とし込み、第2リング24の、単体レンズ12の反対側の端面に当接させる。最後に、内側鏡筒4のカシメ部4dをカシメて単体レンズ10の面取部を押さえ、単体レンズ10を固定する。以上のように、内側鏡筒4内に配置された単体レンズ10乃至18は、内側鏡筒に設けられた段部及び円筒状のリングを利用して、従来の方法によって、位置決めされる。
【0026】
次に、外側鏡筒2内に、2枚の単体レンズ6、8を配置、位置決めする。まず、単体レンズ8を、外側鏡筒2の中に、内側鏡筒受入部2aの反対側から落とし込み、外側鏡筒2の段部2bに当接させる。次いで、レンズスペーサ20を弾性変形させて、その直径を縮小させる。さらに、直径を縮小させたレンズスペーサ20を外側鏡筒2の中に入れ、単体レンズ8の上に配置する。レンズスペーサ20の直径を縮小させる力を除去すると、弾性変形が元に戻ってレンズスペーサ20の直径が拡張される。レンズスペーサ20は外側鏡筒2の内径よりも大きい外径を有するC字形の形状であるため、レンズスペーサ20の外径は、その外周部が外側鏡筒2の内壁に当接するまで拡張する。レンズスペーサ20の外周部は外側鏡筒2の内壁に隙間なく当接するので、レンズスペーサ20を外側鏡筒2内に配置した状態では、レンズスペーサ20の中心と外側鏡筒2の中心は自動的に整合する。次に、単体レンズ6をレンズスペーサ20の上から外側鏡筒2の中に落とし込み、押えリング26によって単体レンズ6を単体レンズ8の方に押圧して、レンズスペーサ20を単体レンズ6と単体レンズ8の間に挟む。最後に、先に組み上げた内側鏡筒4を、外側鏡筒2の内側鏡筒受入部2aに挿入してレンズユニットを完成させる。
【0027】
図2は、図1のレンズスペーサ20の部分を拡大した部分断面図である。図2に示すように、レンズスペーサ20は、弾性回復力により直径が拡大されるので、レンズスペーサ20の外周部20a全体が外側鏡筒2の内壁と常に接触するように維持される。さらに、単体レンズ6は、押えリング26によって単体レンズ8の方に押圧されるので、レンズスペーサ20は、単体レンズ6と単体レンズ8の間に挟まれ、側面部分20b及び20cにおいて単体レンズ6及び8と夫々当接する。また、単体レンズ6及び8に挟まれたレンズスペーサ20は、半径方向外方に押され、外側鏡筒2の内壁に押付けられる。従って、単体レンズ6と単体レンズ8の相対的な位置関係は、レンズスペーサ20を構成する線状の部材の断面の直径によって規定され、組立作業の良否による影響を受けることがない。
【0028】
本発明の実施形態のレンズユニットにおいては、線状の部材をC字形に曲げることによって容易に製造することができるレンズスペーサにより、単体レンズ間の非常に小さい間隔が維持される。また、レンズスペーサ自体の弾性回復力によってレンズスペーサが鏡筒の内壁に隙間なく密着するので、レンズスペーサの芯出しが自動的に行われ、レンズを精度良く位置決めすることができる。さらに、レンズスペーサと当接する単体レンズの面、及び、外側鏡筒の内壁は、何れも精度良く形成された面であるため、各単体レンズの位置決め精度を高くすることができる。また、レンズスペーサの材料としてバネ用鋼線を利用することにより、線径精度の高い材料を安価な規格部品として容易に入手することができる。
【0029】
変形例として、レンズスペーサ20を使用する単体レンズの曲率が大きい場合には、レンズスペーサ20の外径を、外側鏡筒2の内径と同じ、又は内径よりも小さくすることができる。即ち、レンズスペーサ20が単体レンズ6と単体レンズ8との間に挟まれた際、レンズスペーサ20は傾斜した単体レンズ8の表面によって半径方向外方に押し広げられるので、レンズスペーサ20の外径が外側鏡筒2の内径と同じか、内径よりも小さい場合にも、レンズスペーサ20の外周を外側鏡筒2の内壁に当接させることができる。
【0030】
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、上述した実施形態に種々の変更を加えることができる。特に、上述したレンズユニットのレンズ構成、レンズ枚数、配置、鏡筒の構造等は例示であり、本発明のレンズユニットを限定するものではない。また、単一のレンズユニットに本発明のレンズスペーサを複数使用することもできる。さらに、上述した実施形態では、バネ用線材を曲げることによってレンズスペーサを形成しているが、レンズスペーサを金属以外の任意の材料で構成することができ、また、直線状の部材を曲げて製造するばかりでなく、レンズスペーサを射出成形等任意の製造方法で形成することができる。
【0031】
【発明の効果】
本発明によれば、製造が容易で、鏡筒の構造を複雑化することがないレンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法を得ることができる。
【0032】
また、本発明によれば、レンズスペーサ及び単体レンズの芯出しを自動的に行うことができるレンズスペーサ及びそれを備えたレンズユニット、及びレンズユニット製造方法を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態によるレンズユニットの断面図である。
【図2】本発明の実施形態によるレンズユニットのレンズスペーサの部分の拡大断面図である。
【図3】レンズユニットを構成する内側鏡筒の正面図である。
【図4】内側鏡筒の中に落とし込む第2リングの正面図、及び断面図である。
【図5】レンズスペーサの形状を示す平面図である。
【図6】従来のレンズユニットの構造の一例を示す断面図である。
【図7】従来のレンズユニットの構造の別の一例を示す断面図である。
【図8】従来のレンズユニットの構造のまた別の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 本発明の実施形態によるレンズユニット
2 外側鏡筒
4 内側鏡筒
6〜18 単体レンズ
20 レンズスペーサ
22 第1リング
24 第2リング
26 押えリング
Claims (7)
- 鏡筒内に配置する単体レンズ相互間の間隔を保持するためのレンズスペーサにおいて、
C字形の形状を有することを特徴とするレンズスペーサ。 - 前記C字形の形状の外径が前記鏡筒の内径よりも大きいことを特徴とする請求項1記載のレンズスペーサ。
- 前記C字形の形状を構成する部材の断面が概ね円形であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のレンズスペーサ。
- 前記C字形の形状を構成する部材がピアノ線又はバネ用線材によって形成されていることを特徴とする請求項3記載のレンズスペーサ。
- 請求項1乃至請求項4に記載のレンズスペーサを有することを特徴とするレンズユニット。
- 鏡筒内に少なくとも2枚の単体レンズを配置したレンズユニットを製造する方法において、
前記鏡筒内に第1の単体レンズを配置する段階と、
C字形の形状を有するレンズスペーサを準備する段階と、
このレンズスペーサを前記第1の単体レンズの上に配置する段階と、
前記レンズスペーサの上に第2の単体レンズを配置して、前記第1の単体レンズと前記第2の単体レンズとの間に前記レンズスペーサを挟む段階と、
を有することを特徴とするレンズユニット製造方法。 - 前記C字形の形状を有するレンズスペーサの外径が前記鏡筒の内径よりも大きく形成されており、
前記レンズスペーサを前記第1の単体レンズの上に配置する際に、前記レンズスペーサの外径を縮小させる段階と、
前記レンズスペーサの外径を前記鏡筒の中で拡張させる段階と、
を更に有することを特徴とする請求項6記載のレンズユニット製造方法。
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