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JP2004230869A - 光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造方法 - Google Patents

光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造方法 Download PDF

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JP2004230869A JP2003025529A JP2003025529A JP2004230869A JP 2004230869 A JP2004230869 A JP 2004230869A JP 2003025529 A JP2003025529 A JP 2003025529A JP 2003025529 A JP2003025529 A JP 2003025529A JP 2004230869 A JP2004230869 A JP 2004230869A
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Abstract

【課題】原料モノマーを液相中に分散させた状態で重合させた後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することで析出させて得た重合体粒子を用い、この重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物と、光拡散剤をアクリル樹脂に配合した光拡散性アクリル樹脂組成物とを共押出成形して、有色異物を混入させることなく、光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造し得る方法を提供する。
【解決手段】本発明の製造方法で用いられる重合体粒子は、析出後、マグネシウム含有量50ppm以下となるまで洗浄された重合体粒子である。粒子含有アクリル樹脂組成物から形成される層が光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される層の両面に積層されるように共押出成形する。光拡散剤が表面処理が施された無機光拡散剤である場合に好ましく適用される。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
光拡散性艶消アクリル樹脂板は、光拡散性を有し、表面が艶消された状態のアクリル樹脂板であって、例えば照明カバー、透過型液晶ディスプレイの背面側に配置される光拡散板などとして有用である。かかる光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造方法として、特許文献1(特開平11−105207号公報の段落番号0041〜0046)および特許文献2(特開平11−165382号公報)などには、重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物と、光拡散剤をアクリル樹脂に配合した光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とを共押出成形する方法が開示されている。かかる製造方法により、光拡散性艶消アクリル樹脂板の表面に、重合体粒子を含む粒子含有アクリル樹脂から粒子含有層を形成するが、かかる粒子含有層に含まれる重合体粒子によって、光拡散性艶消アクリル樹脂板の表面には細かな凹凸が生じ、入射した光が拡散反射される、いわゆる艶消状態となる。また、光拡散剤を含有する光拡散剤含有アクリル樹脂組成物からは、光拡散剤を含有する光拡散剤含有層が形成されるが、かかる光拡散剤含有層によって、入射した光は拡散しながら透過する。
【0003】
かかる製造方法に用いられる重合体粒子は、乳化重合法、分散重合法、懸濁重合法、ミクロ懸濁重合法などのような、原料モノマーを液相中に分散させて重合する方法によって製造することができる。重合後の混合物から重合体粒子を取り出すには通常、凝集剤を加えて重合体粒子を凝集させて析出させる。凝集剤としては、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウムなどのマグネシウムの無機塩、ピロリン酸マグネシウムなどのマグネシウム有機塩のほか、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどのマグネシウム系凝集剤も多く用いられている。重合体粒子は、析出後の重合体粒子を重合後の重合混合物から取り出し、洗浄することで得られる。
【0004】
しかし、重合後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することで析出させて得た重合体粒子を用いて、かかる従来の製造方法によって光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造すると、得られる光拡散性艶消アクリル樹脂板に有色異物が混入し易いという問題があり、この問題は、共押出成形を中断後、再開した後に顕著であった。
【0005】
【特許文献1】特開平11−105207号公報の段落番号0041〜0046
【特許文献2】特開平11−165382号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明者は、重合後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することで析出させて得た重合体粒子を用い、この重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物と、光拡散剤をアクリル樹脂に配合した光拡散性アクリル樹脂組成物とを共押出成形しても、有色異物を混入させることなく、光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造し得る方法を開発するべく鋭意検討した結果、従来のマグネシウム系凝集剤を添加して得た重合体粒子には、通常の洗浄では、その後もなお70ppmを超える量のマグネシウムが有含まれており、このマグネシウムが有色異物の原因となることを見出すと共に、重合体粒子をマグネシウム含有量が50ppm以下となるまで洗浄してからアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物を用い、この組成物から形成される層が、光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される層の両面に積層されるように共押出成形することで、有色異物を混入させることなく、光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造し得ることを見出し、本発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、原料モノマーを液相中に分散させた状態で重合させた後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することによって析出させて得た重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物と、光拡散剤をアクリル樹脂に配合した光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とを共押出成形して、粒子含有層が光拡散剤含有層の両面に積層された光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造する方法であって、
重合体粒子は、析出後、マグネシウム含有量が50ppm以下となるまで洗浄された重合体粒子であり、
粒子含有アクリル樹脂組成物と光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とを、粒子含有アクリル樹脂組成物から形成される層が光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される層の両面に積層されるように共押出成形する
ことを特徴とする光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造方法を提供するものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明の製造方法で用いられる重合体粒子は、アクリル樹脂に対して相溶しない重合体粒子が用いられ、原料モノマーを液相中に分散させ重合させた後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することにより析出させ得たものが用いられる。
【0009】
かかる重合体粒子としては、例えばアクリル樹脂粒子、スチレン樹脂粒子、シロキサン樹脂粒子などが挙げられる。かかる重合体粒子の中でも、分子量が50万以上通常500万以下の高分子量重合体粒子や、アセトン不溶分が10%以上の架橋重合体粒子などは、アクリル樹脂に対して相溶しない重合体粒子である。
【0010】
高分子量のアクリル樹脂粒子としては、例えば原料モノマーとしてアクリル単量体を用い、これを重合することで得ることができる。また、アクリル単量体50質量%以上およびこれとラジカル共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体を共重合させて得ることもできる。
【0011】
アクリル単量体としては、例えばメタクリル酸、アクリル酸のほか、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのメタクリル酸エステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのアクリル酸エステル類などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を混合して用いられる。
【0012】
アクリル単量体とラジカル共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体としては、例えばスチレン単量体が挙げられる。スチレン単量体としては、例えばスチレンのほか、クロロスチレン、ブロモスチレンなどのハロゲン化スチレン、ビニルトルエン、α−メチルスチレンなどのアルキル置換スチレンなどが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を混合して用いられる。
【0013】
架橋アクリル樹脂粒子は、例えば原料モノマーとして、上記したと同様のアクリル単量体およびこれとラジカル共重合可能な二重結合を分子内に2個以上有する単量体を用い、これら原料単量体を重合させて得られる重合体粒子が挙げられる。
【0014】
アクリル単量体とラジカル共重合可能な二重結合を分子内に2個以上有する単量体としては、例えば1,4−ブタンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレートなどのアルキルジオールジアクリレート類、1,4−ブタンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレートなどのアルキルジオールジメタクリレート類、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、プロピレングリコールジアクリレート、テトラプロピレングリコールジアクリレートなどのアルキレングリコールジアクリレート類、エチレングリコールジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート、プロピレングリコールジメタクリレート、テトラプロピレングリコールジメタクリレートなどのアルキレングリコールジメタクリレート類、ジビニルベンゼン、ジアリルフタレートなどの芳香族多官能化合物、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートなどの多価アルコールアクリレート類、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールテトラメタクリレートなどの多価アルコールメタクリレート類などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を混合して用いられる。
【0015】
架橋アクリル樹脂粒子は、原料単量体としてアクリル単量体およびこれとラジカル共重合可能な二重結合を分子内に2個以上有する単量体のほかに、アクリル単量体と共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体を用い、これら原料単量体を重合させて得られる重合体粒体であってもよい。
【0016】
高分子量スチレン樹脂粒子としては、原料モノマーとして上記したと同様のスチレン単量体を用い、これを重合することで得ることができる。また、スチレン単量体50質量%以上およびこれとラジカル共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体を共重合させて得ることもできる。スチレン単量体と共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体としては、例えば上記したと同様のアクリル単量体が挙げられる。
【0017】
架橋スチレン樹脂粒子としては、例えば原料モノマーとしてスチレン単量体およびこれとラジカル共重合可能な二重結合を分子内に2個以上有する単量体を用い、これら原料単量体を共重合させて得られる重合体粒子が挙げられる。
【0018】
スチレン単量体としては、上記したと同様のスチレン単量体が挙げられる。
スチレン単量体とラジカル共重合可能な二重結合を分子内に2個以上有する単量体としては、例えば架橋アクリル樹脂粒子において上記したと同様のアルキルジオールジアクリレート類、アルキルジオールジメタクリレート類、アルキレングリコールジアクリレート類、アルキレングリコールジメタクリレート類、芳香族多官能化合物、多価アルコールアクリレート類、多価アルコールメタクリレート類などが挙げられ、これらはそれぞれ単独で、または2種以上を混合して用いられる。
【0019】
架橋スチレン樹脂粒子は、原料単量体としてスチレン単量体およびこれとラジカル共重合可能な二重結合を分子内に2個以上有する単量体のほかに、スチレン単量体と共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体を用い、これら原料単量体を重合させて得られる重合体粒体であってもよい。
【0020】
かかる重合体粒子の粒子径は通常1μm以上、好ましくは3μm以上程度であり、通常100μm以下、好ましくは50μm以下、更に好ましくは30μm以下程度である。粒子径が1μm未満では、艶消が不十分となる傾向にあり、また100μmを超えると、表面の凹凸が大きくなって、ノッチ効果によって光拡散性艶消アクリル樹脂板が割れ易くなる。
【0021】
また、重合体粒子の屈折率は通常、1.40以上1.65以下程度である。かかる重合体粒子は、原料単量体を液相中に分散させて重合させる方法、具体的には乳化重合法、分散重合法、懸濁重合法、ミクロ懸濁重合法と呼ばれる方法によって製造することができる。
【0022】
液相としては通常は水が用いられる。原料単量体を液相中に分散させて重合させるには、通常と同様にして分散させ、重合させればよい。
【0023】
本発明の製造方法で用いられる重合体粒子は、原料単量体を液相中に分散させた状態で重合させた後の重合混合物に、マグネシウム系凝集剤を添加することによって析出させたものである。
【0024】
マグネシウム凝集剤としては、例えば塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウムなどのマグネシウムの無機塩、ピロリン酸マグネシウムなどのマグネシウムの有機塩、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウムなどの水溶性のマグネシウム化合物が挙げられる。
【0025】
重合後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することで、液相中に分散したままの重合体粒子が凝集して析出する。析出した重合体粒子は通常の方法で濾過して、取り出して得ることができる。得られた重合体粒子は洗浄して本発明の製造方法に用いる。洗浄するには、例えば通常と同様に水洗すればよい。
【0026】
本発明の製造方法では、重合体粒子をマグネシウム含有量が50ppm以下、好ましくは20ppm以下、更に好ましくは10ppm以下、理想的には実質的に0となるまで洗浄して用いる。洗浄は、例えば純水を用いて洗浄すればよい。重合体粒子の析出に用いられるマグネシウム凝集剤は通常、水溶性の化合物であるので、純水によって洗浄することで、含有量を減少させることができる。例えば重合体粒子100質量部に対して100〜200質量部程度の純水を加え、撹拌後、濾過する操作を1回だけ行なう洗浄では、洗浄後の重合体粒子には概ね500ppm程度のマグネシウムが含まれており、かかる量のマグネシウムを含有する重合体粒子をそのまま用いたのでは、光拡散性艶消アクリル板に有色混合物が混入し易くなる。50ppm以下となるまで洗浄するには、例えば重合体粒子に含まれるマグネシウムの含有量を測定しながら、繰り返し洗浄すればよい。
【0027】
本発明の製造方法では、かかる重合体粒子をアクリル樹脂に配合する。アクリル樹脂としては、例えばメタクリル酸メチルを単独で重合させたメタクリル酸メチル単独重合体が挙げられる。また、メタクリル酸メチル50質量%以上およびこれと共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体を共重合させて得られる共重合体も挙げられる。
【0028】
メタクリル酸メチルと共重合可能な二重結合を分子内に1個有する単量体としては、例えばメタクリル酸、アクリル酸のほか、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸フェニル、メタクリル酸ベンジル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのような、メタクリル酸メチルを除くメタクリル酸エステル類、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸フェニル、アクリル酸ベンジル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸2−ヒドロキシエチルなどのアクリル酸エステル類、スチレン、α−メチルスチレン、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、無水マレイン酸、フェニルマレイミド、シクロヘキシルマレイミドなどが挙げられる。
【0029】
粒子含有アクリル樹脂組成物における重合体粒子の含有量がアクリル樹脂100質量部あたり通常1質量部以上、好ましくは3質量部以上であり、通常20質量部以下、好ましくは15質量部以下、更に好ましくは10質量部以下である。
【0030】
粒子含有アクリル樹脂組成物は、重合体粒子のほかに、ジエンゴム粒子、アクリルゴム粒子などのゴム粒子を含有していてもよい。また、染料、顔料などの着色剤、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、帯電防止剤などの添加剤が配合されていてもよい。
【0031】
重合体粒子をアクリル樹脂に配合するには、例えばアクリル樹脂を溶融混練しながら重合体粒子を配合すればよい。ゴム粒子や添加剤などを配合する場合には、重合体粒子と共に配合すればよい。また、アクリル樹脂としてペレット状のものを用いる場合には、ヘンシェルミキサー、タンブラーなどを用いて、アクリル樹脂を溶融することなく、機械的に混合してもよい。
【0032】
光拡散剤含有アクリル樹脂組成物に用いられる光拡散剤は、アクリル樹脂と相溶せず、アクリル樹脂と異なる屈折率の粒子であり、具体的にはアクリル樹脂の屈折率との差が0.02以上0.15以下程度で、その粒子径は通常1μm以上、好ましくは2μm以上程度であり、通常50μm以下、好ましくは20μm以下、更に好ましくは10μm以下程度である。粒子径が1μm未満では光を拡散できない傾向にあり、また50μmを超えると光拡散艶消アクリル樹脂板の機械的強度が低下するおそれがある。
【0033】
かかる光拡散剤は、無機化合物からなる無機光拡散剤であってもよいし、有機化合物からなる有機光拡散剤であってもよい。
【0034】
無機光拡散剤としては、例えば炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、シリカ、無機ガラス、タルク、マイカ、ホワイトカーボン、酸化マグネシウム、酸化亜鉛などの粒子が挙げられる。かかる無機化光拡散剤は、表面処理が施されていて、脂肪酸などがコートされていてもよい。表面処理が施されていることで、アクリル樹脂中に均一に分散させることができる。本発明の製造方法は、光拡散剤が、かかる表面処理が施された無機光拡散剤、更には脂肪酸がコートされた無機光拡散剤である場合に好ましく適用される。
【0035】
有機光拡散剤としては、例えば高分子量アクリル樹脂粒子、架橋アクリル樹脂粒子、高分子量スチレン樹脂粒子、架橋スチレン樹脂粒子、架橋シロキサン樹脂粒子などが挙げられる。高分子量アクリル樹脂粒子、架橋アクリル樹脂粒子、高分子量スチレン樹脂粒子、架橋スチレン樹脂粒子としては、重合体粒子として上記したと同様のものがそれぞれ挙げられる。
【0036】
架橋シロキサン樹脂は、例えばクロロシラン類を加水分解したのち縮合させる方法によって得ることができる。クロロシラン類としては、例えばジメチルジクロロシラン、ジフェニルジクロロシラン、フェニルメチルジクロロシラン、メチルトリクロロシラン、フェニルトリクロロシランなどが挙げられる。また、得られた縮合物を過酸化物と反応させて架橋させてもよい。過酸化物としては、例えば過酸化ベンゾイル、過酸化−2,4−ジクロルベンゾイル、過酸化−p−クロルベンゾイル、過酸化ジキュミル、過酸化ジ−t−ブチル、2,5−ジメチル−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンなどが挙げられる。架橋シロキサン樹脂粒子は、かかる架橋シロキサン樹脂を機械的に粉砕する方法で製造することができる。
【0037】
アクリル樹脂としては、粒子含有アクリル樹脂組成物において上記したと同様のアクリル樹脂を用いることができる。
【0038】
光拡散剤含有アクリル樹脂組成物における光拡散剤の含有量は、アクリル樹脂100質量部あたり通常0.1質量部以上、好ましくは0.3質量部以上、更に好ましくは0.5質量部以上であり、通常10質量部以下、好ましくは8質量部以下、更に好ましくは5質量部以下である。含有量が0.1質量部未満であると、光を十分に拡散できない傾向にあり、10質量部を超えると光拡散艶消アクリル樹脂板の機械的強度が低下するおそれがある。
【0039】
光拡散剤含有アクリル樹脂組成物は、例えば染料、顔料などの着色剤、光安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、離型剤、難燃剤、帯電防止剤などの添加剤が配合されていてもよい。
【0040】
光拡散剤をアクリル樹脂に配合するには、例えばアクリル樹脂を溶融混練しながら光拡散剤を配合すればよい。添加剤などを配合する場合には、光拡散剤と共に配合すればよい。また、アクリル樹脂としてペレット状のものを用いる場合には、ヘンシェルミキサー、タンブラーなどを用いて、アクリル樹脂を溶融することなく、機械的に混合してもよい。
【0041】
本発明の製造方法では、かかる粒子含有アクリル樹脂組成物と光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とを共押出成形する。共押出成形するには、通常と同様に、例えば押出機を用いて粒子含有アクリル樹脂組成物と光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とをそれぞれ独立に加熱して溶融させ、フィードブロックダイ、マルチマニホールドダイなどの共押出用ダイに供給して成形すればよい。共押出用ダイから共押し出しされた粒子含有アクリル樹脂組成物および光拡散剤含有アクリル樹脂組成物を一対の冷却ロール間に挟み込んで冷却してもよい。押出機としては、一軸押出機または二軸押出機を用いることができる。
【0042】
共押出成形において、粒子含有アクリル樹脂組成物と光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とは、粒子含有アクリル樹脂組成物から形成される層が光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される層の両面に積層されるように共押出成形される。このように共押出成形することで、粒子含有アクリル樹脂組成物から粒子含有層が、光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から光拡散剤含有層がそれぞれ独立に形成されて、粒子含有層が光拡散剤含有層の両面に積層された光拡散性艶消アクリル樹脂板を得ることができ、有色異物のない光拡散性艶消アクリル樹脂板を得ることができる。粒子含有層の厚みは通常0.01m以上0.5mm以下程度、光拡散材層の厚みは通常0.05mm以上5mm以下程度であり、粒子含有層と光拡散材含有層との厚みの比は1/200〜1/1の範囲、好ましくは1/50〜1/2の範囲である。
【0043】
【発明の効果】
本発明の製造方法によれば、重合後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することによって析出させて得た重合体粒子を用い、この重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物と、光拡散剤をアクリル樹脂に配合した光拡散性アクリル樹脂組成物とを共押出成形をしても、長時間に亙り、有色異物のない光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造することができる。
【0044】
【実施例】
以下、実施例によって本発明をより詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例によって限定されるものではない。
【0045】
なお、以下の各実施例において、重合体粒子の重量平均分子量は、光回折散乱粒径測定機〔「マイクロトラック粒度分析計、Model9220FRA」、日機装(株)製〕を用いて測定した。重合体粒子のマグネシウム含有量は、重合体粒子を加熱して灰化し、得られた灰化物を硫酸に溶解して得た水溶液を誘導結合プラズマ発光分析装置(ICP−AES)〔セイコー電子社製「SPS−4000]〕にて定量して求めた。光拡散性艶消アクリル樹脂板の表面の光沢渡は、JISZ−8741に従って光沢渡計〔スガ試験機社製「UGV−4D」〕により60度反射にて測定した。
【0046】
実施例1
〔架橋スチレン樹脂粒子の製造〕
イオン交換水1000g、ラウリル硫酸ナトリウム0.32g、スチレン(原料モノマー)380g、ジビニルベンゼン(原料モノマー)20g、ラウリルパーオキサイド(重合開始剤)4gおよびソルビタントリステアレート2gを混合し、ホモミキサーで撹拌して原料モノマーを均一に分散させたのち、30分かけて65℃に昇温して、同温度を撹拌下に6時間保持し、次いで90℃に昇温して同温度を1時間保持して原料モノマーを重合させた。重合後の重合混合物に硫酸マグネシウム140gを添加して、重合体粒子を析出させ、濾取した。濾取後の重合体粒子300gをイオン交換水420gと混合したのち濾取して洗浄した。同様の洗浄操作を合計4回行なったのち、乾燥させ、分級して、粒子径2μm〜10μm(重量平均粒子径5μm)の架橋スチレン樹脂粒子120gを得た。得られた架橋スチレン樹脂粒子のマグネシウム含有量は15ppm、屈折率は1.59であった。
【0047】
〔粒子含有アクリル樹脂組成物の製造〕
アクリル樹脂〔住友化学工業(株)製、「スミペックスEXA」〕のペレット100質量部に上記で得た架橋スチレン樹脂粒子10質量部を配合し、機械的に混合して粒子含有アクリル樹脂組成物を得た。
【0048】
〔光拡散剤含有アクリル樹脂組成物の製造〕
アクリル樹脂〔住友化学工業(株)製、「スミペックスEXA」〕のペレット100質量部に、炭酸カルシウム粒子(平均粒子径4μm)2.5質量部を配合し、混合して光拡散剤含有アクリル樹脂組成物を得た。炭酸カルシウム粒子は、質量分率で1.5%の脂肪酸で表面コートされたものを用いた。
【0049】
〔光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造〕
上記で得た粒子含有アクリル樹脂組成物を一軸押出機〔スクリュー径20mm、ベント付〕に供給すると共に、上記で得た光拡散剤含有アクリル樹脂組成物を一軸押出機〔スクリュー径40mm、ベント付〕に供給し、265℃に加熱して溶融混練しながら、フィードブロックダイに供給し、265℃に加熱して溶融混練しながらフィードブロックダイに供給して、粒子含有アクリル樹脂組成物から形成される粒子含有層〔厚み0.05mm〕が、光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される光拡散剤含有層〔厚み1.9mm〕の両面に積層されるように、それぞれ幅200mmで共押出成形を行なって、連続的に光拡散性艶消アクリル樹脂板〔幅200mm、表面光沢渡は両面でそれぞれ18%、20%〕を製造した。共押出成形を連続して2時間行なったのち、運転を停止し、冷却し、翌日、昇温して4時間、溶融混練したのち、共押出成形を再開したが、目視では、得られた光拡散性艶消アクリル樹脂板に有色異物は観察されなかった。
【0050】
実施例2
〔架橋アクリル樹脂粒子の製造〕
スチレンに代えてメタクリル酸メチル390gを、ジビニルベンゼンに代えてエチレングリコールジメタクリレート10gをそれぞれ用い、洗浄操作を5回行なった以外は実施例1と同様に操作して、粒子径2μm〜13μm(重量平均粒子径5μm)の架橋アクリル樹脂粒子130gを得た。得られた架橋アクリル樹脂粒子のマグネシウム含有量は8ppm、屈折率は1.49であった。
【0051】
〔粒子含有アクリル樹脂組成物の製造〕
実施例1で得た架橋スチレン樹脂粒子に代えて上記で得た架橋アクリル樹脂粒子をアクリル樹脂100質量部あたり10質量部用いる以外は、実施例1と同様に操作して、粒子含有アクリル樹脂組成物を得た。
【0052】
〔光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造〕
実施例1で得た粒子含有アクリル樹脂組成物に代えて上記で得た粒子含有アクリル樹脂組成物を用いる以外は実施例1と同様に操作して、連続的に光拡散性艶消アクリル樹脂板〔幅200mm、表面光沢渡は両面でそれぞれ19%、22%〕を製造した。共押出成形を連続して2時間行なったのち、運転を停止し、冷却し、翌日、昇温して4時間、溶融混練したのち、共押出成形を再開したが、目視では、得られた光拡散性艶消アクリル樹脂板に有色異物は観察されなかった。
【0053】
比較例1
〔架橋スチレン樹脂粒子の製造〕
イオン交換水による洗浄回数を3回とした以外は実施例1と同様に操作して、架橋スチレン樹脂粒子を得た。この架橋スチレン樹脂粒子のマグネシウム含有量は86ppmであった。
【0054】
〔粒子含有アクリル樹脂組成物および光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造〕
実施例1で得た架橋スチレン樹脂粒子に代えて上記で得た架橋スチレン樹脂粒子をアクリル樹脂100質量部あたり10質量部用いた以外は実施例1と同様に操作して、粒子含有アクリル樹脂組成物を得、連続的に光拡散性艶消アクリル樹脂板〔幅200mm、表面光沢渡は両面でそれぞれ20%、20%〕を製造した。共押出成形を連続して2時間行なったのち、運転を停止し、冷却し、翌日、昇温して4時間、溶融混練したのち、共押出成形を再開したところ、得られた光拡散性艶消アクリル樹脂板には数多くの褐色異物が目視により観察された。
【0055】
比較例2
〔架橋アクリル樹脂粒子の製造〕
イオン交換水による洗浄回数を2回とした以外は実施例1と同様に操作して、架橋アクリル樹脂粒子を得た。この架橋アクリル樹脂粒子のマグネシウム含有量は120ppmであった。
【0056】
〔粒子含有アクリル樹脂組成物および光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造〕
実施例1で得た架橋スチレン樹脂粒子に代えて上記で得た架橋アクリル樹脂粒子をアクリル樹脂100質量部あたり10質量部用いた以外は実施例1と同様に操作して、粒子含有アクリル樹脂組成物を得、連続的に光拡散性艶消アクリル樹脂板〔幅200mm、表面光沢渡は両面でそれぞれ19%、18%〕を製造した。共押出成形を連続して2時間行なったのち、運転を停止し、冷却し、翌日、昇温して4時間、溶融混練したのち、共押出成形を再開したところ、得られた光拡散性艶消アクリル樹脂板には数多くの褐色異物が目視により観察された。
【0057】
比較例3
フィードブロックダイの設定を変えて、粒子含有アクリル樹脂組成物から形成される粒子含有層〔厚み0.05mm〕が、光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される光拡散剤含有層〔厚み1.9mm〕の片面に積層されるように、それぞれ幅200mmで共押出成形する以外は実施例2と同様に操作して、連続的に光拡散性艶消アクリル樹脂板〔幅200mm、表面光沢渡は両面でそれぞれ87%、21%〕を製造した。共押出成形を連続して2時間行なったのち、運転を停止し、冷却し、翌日、昇温して4時間、溶融混練したのち、共押出成形を再開したところ、得られた光拡散性艶消アクリル樹脂板には数多くの褐色異物が目視により観察された。

Claims (9)

  1. 原料モノマーを液相中に分散させた状態で重合させた後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することによって析出させて得た重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物と、光拡散剤をアクリル樹脂に配合した光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とを共押出成形して、粒子含有層が光拡散剤含有層の両面に積層された光拡散性艶消アクリル樹脂板を製造する方法であって、重合体粒子は、析出後、マグネシウム含有量が50ppm以下となるまで洗浄された重合体粒子であり、
    粒子含有アクリル樹脂組成物と光拡散剤含有アクリル樹脂組成物とを、粒子含有アクリル樹脂組成物から形成される層が光拡散剤含有アクリル樹脂組成物から形成される層の両面に積層されるように共押出成形する
    ことを特徴とする光拡散性艶消アクリル樹脂板の製造方法。
  2. 重合体粒子の粒子径が1μm以上100μm以下である請求項1に記載の製造方法。
  3. 粒子含有アクリル樹脂組成物における重合体粒子の含有量がアクリル樹脂100質量部あたり1質量部以上20質量部以下である請求項1に記載の製造方法。
  4. 光拡散剤が、表面処理が施された無機光拡散剤である請求項1に記載の製造方法。
  5. 原料モノマーを液相中に分散させた状態で重合させた後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することによって析出させて得た重合体粒子をアクリル樹脂に配合した粒子含有アクリル樹脂組成物であり、
    重合体粒子は、析出後、マグネシウム含有量が50ppm以下となるまで洗浄された重合体粒子であることを特徴とする粒子含有樹脂組成物。
  6. 重合体粒子の粒子径が1μm以上100μm以下である請求項5に記載の粒子含有アクリル樹脂組成物。
  7. 重合体粒子の含有量がアクリル樹脂100質量部あたり1質量部以上20質量部以下である請求項5に記載の粒子含有アクリル樹脂組成物。
  8. 原料モノマーを液相中に分散させた状態で重合させた後の重合混合物にマグネシウム系凝集剤を添加することによって析出させて得た重合体粒子であり、
    析出後、マグネシウム含有量が50ppm以下となるまで洗浄された重合体粒子。
  9. 粒子径が1μm以上100μm以下である請求項8に記載の重合体粒子。
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