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JP2004228550A - 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 - Google Patents

発光素子収納用パッケージおよび発光装置 Download PDF

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JP2004228550A
JP2004228550A JP2003146631A JP2003146631A JP2004228550A JP 2004228550 A JP2004228550 A JP 2004228550A JP 2003146631 A JP2003146631 A JP 2003146631A JP 2003146631 A JP2003146631 A JP 2003146631A JP 2004228550 A JP2004228550 A JP 2004228550A
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light emitting
light
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JP2003146631A
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Koji Kinomura
浩司 木野村
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Abstract

【課題】発光素子が発光する光を外部に効率良くかつより集光させて放射することができる小型の発光素子収納用パッケージを提供すること。
【解決手段】発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子3を搭載するための搭載部1aを有する平板状の基体1の上面に、発光素子3を収容するための貫通穴2aを有する枠体2を搭載部1aを囲繞するように接合して成るものであって、枠体2は、それぞれ内面の角度が異なる貫通穴2aを有する複数の枠部材2b,2cをそれらの貫通穴が上下に重なるように積層して形成されている。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード等の発光素子を用いた表示装置等に用いられる、発光素子を収納するための発光素子収納用パッケージおよび発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、発光ダイオード等の発光素子を収容するための発光素子収納用パッケージ(以下、パッケージともいう)として、セラミック製のパッケージが用いられている。従来のセラミック製のパッケージは、図6に断面図で示すように、上面の中央部に発光素子23を搭載するための導体層から成る搭載部21aを有し、搭載部21aおよびその周辺から下面に導出された一対のメタライズ配線導体25a,25bを有する略直方体や略四角形平板状のセラミック製の基体21と、その上面に積層され、中央部に発光素子23を収容するための貫通穴22aを有する略四角枠状のセラミック製の枠体22とから主に構成されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
【0003】
そして、基体21の上面の一方のメタライズ配線導体25aが接続された搭載部21a上に発光素子23を導電性接合材を介して固着するとともに発光素子23の電極と他方のメタライズ配線導体25bとをボンディングワイヤ26を介して電気的に接続し、しかる後、枠体22の貫通穴22a内に透明樹脂(図示せず)を充填して発光素子23を封止することによって、発光装置が作製される。この発光装置を外部電気回路基板の配線導体に半田を介して接続することによって、発光装置が外部電気回路基板に実装されるとともに搭載する発光装置の電極が外部電気回路に電気的に接続され発光素子23へ電力が供給されることとなる。
【0004】
このようなセラミック製のパッケージにおいては、内部に収容する発光素子23が発光する光を枠体22の貫通穴22aの内面で反射させるが、発光装置の発光効率を良好なものとするために貫通穴22aの内面にニッケル(Ni)や金(Au)等の金属から成るめっき金属層27bを表面に有するメタライズ金属層27aを被着させている。
【0005】
また、このパッケージはセラミックグリーンシート(以下、グリーンシートともいう)積層法により製作される。具体的には、セラミックスから成る基体21用のグリーンシートと、セラミックスから成る枠体22用のグリーンシートとを準備し、これらのグリーンシートにメタライズ配線導体25a,25bを導出させるための貫通孔や発光素子23を収容するための貫通穴22aをグリーンシートの上下面に略垂直に打ち抜く。次に、基体21用のグリーンシートの上面から下面にかけてメタライズ配線導体25a,25b用のタングステン(W)やモリブデン(Mo)などの高融点金属粉末から成る金属ペーストを従来周知のスクリーン印刷法等により塗布し、枠体22用のグリーンシートの貫通穴22aの内面にメタライズ金属層27a用のWやMoなどの高融点金属粉末から成る金属ペーストをスクリーン印刷法等により塗布する。基体21用のグリーンシートと枠体22用のグリーンシートとを上下に重ねて接合し、これらを高温で焼成して焼結体と成す。その後、搭載部21a,メタライズ配線導体25a,25bおよびメタライズ金属層27aの露出表面に、NiやAu等の金属から成るめっき金属層27bを無電解めっき法や電解めっき法により被着させることにより、パッケージが製作される。
【0006】
しかしながら、この従来のパッケージでは、貫通穴22aの内面が基体21の上面に対して略垂直になっており、そのため、貫通穴22aの内面で反射した光が外部に均一かつ良好に放射されず、このパッケージを用いた発光装置の発光効率がそれ程高くならないという問題点を有していた。
【0007】
そこで、このような問題点を解消するために、本出願人は、図5に示すように、上面に発光素子13を搭載するための搭載部11aを有する略平板状の基体11の上面に、発光素子13を収容するための貫通穴12aを有する枠体12を接合して成るパッケージであって、貫通穴12aの内面は、基体11上面に対して55〜70度の角度で外側に広がっているとともにその表面に算術平均粗さRaが1〜3μmでかつ発光素子13の光に対する反射率が80%以上のめっき金属層16bが被着されていることにより、貫通穴12a内に収容する発光素子13が発する光を傾斜した貫通穴12aの内面のめっき金属層16bにより良好に反射させて外部に向かって均一かつ効率良く放射することができるパッケージを提案した(下記の特許文献1参照)。
【0008】
このパッケージは以下のようにして作製される。枠体12用のグリーンシートに発光素子13収納用の貫通穴12aをその内面が55〜70度の傾斜面となるように穿孔する。次に、この貫通穴12aの内面に金属ペーストを塗布し、枠体12用のグリーンシートと基体11用のグリーンシートとを枠体12用のグリーンシートの貫通穴12aの内面が外側に広がる向きに接合し、これらを焼成して基体11上に貫通穴12aを有する枠体12が積層一体化されるとともに貫通穴12aの内面にメタライズ金属層16aが被着された焼結体を得る。次に、メタライズ金属層16a表面に算術平均粗さRaが1〜3μmでかつ発光素子13が発する光に対する反射率が80%以上のめっき金属層16bを被着させる。
【0009】
搭載部11aと、搭載部11aおよびその周辺から基体11の下面に導出されたメタライズ配線導体14a,14bは、例えばW等の高融点金属粉末に適当な有機溶剤、溶媒を添加混合して得た金属ペーストを、基体11となるグリーンシートに予めスクリーン印刷法により所定パターンに印刷塗布しておくことによって基体11の所定位置に被着形成される。搭載部11aおよびメタライズ配線導体14a,14bの露出表面にNiやAu等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みで被着させておくと、搭載部11aおよびメタライズ配線導体14a,14bが酸化腐蝕するのを有効に防止でき、また搭載部11aと発光素子13、メタライズ配線導体14bとボンディングワイヤ15との接合、メタライズ配線導体14a,14bと外部電気回路基板の配線導体との接合を強固にすることができる。従って、メタライズ配線導体14a,14bの露出表面には、厚さ1〜10μm程度のNiめっき層と厚さ0.1〜3μm程度のAuめっき層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されている。
【0010】
【特許文献1】
特開平14−232017号公報(図1,図4)
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1のパッケージにおいては、貫通穴12aの傾斜は一定の角度で形成されていることから、パッケージが大型化しやすいとともに、発光素子13が発光する光を略一定の方向に反射させる領域(光軸方向に直交する面で略平行光となっている領域)を広くして放射させるのが難しいという問題点を有していた。
【0012】
従って、本発明は上記従来の問題点に鑑み完成されたものであり、その目的は、発光素子が発光する光を外部に効率良く放射することができるとともに、略一定の方向に反射させる領域を広くして放射させることができ、その結果発光効率を極めて高いものとすることが可能な小型の発光素子収納用パッケージおよび発光装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する平板状の基体の上面に、前記発光素子を収容するための貫通穴を有する枠体を前記搭載部を囲繞するように接合して成る発光素子収納用パッケージであって、前記枠体は、それぞれ内面の角度が異なる貫通穴を有する複数の枠部材をそれらの貫通穴が上下に重なるように積層して形成されていることを特徴とする。
【0014】
本発明の発光素子収納用パッケージは、枠体はそれぞれ内面の角度が異なる貫通穴を有する複数の枠部材をそれら貫通穴が上下に重なるように積層して形成されていることから、例えば上方に向かうにつれて貫通穴の内面の角度を急角度にして発光素子の光を略一定の方向に反射させる領域を広くして放射することができるとともに発光素子収納用パッケージを小型化することができる。また、貫通穴の内面にめっき金属層等の反射膜を形成すれば、発光素子が発光する光を効率良く反射して外部に効率良くかつより集光させて放射することができる。
【0015】
本発明の発光装置は、本発明の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備具備していることを特徴とする。
【0016】
本発明の発光装置は、上記の構成により、発光効率が高い小型化されたものとなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明の発光素子収納用パッケージを以下に詳細に説明する。図1は、本発明のパッケージの実施の形態の一例を示す断面図であり、1は基体、2は枠体であり、主としてこれらで発光素子3を収容するためのパッケージが構成されている。
【0018】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子3を搭載するための搭載部を有する平板状の基体1の上面に、発光素子3を収容するための貫通穴2aを有する枠体2を搭載部1aを囲繞するように接合して成るものであって、枠体2は、それぞれ内面の角度が異なる貫通穴を有する複数の枠部材2b,2cをそれらの貫通穴が上下に重なるように積層して形成されている。
【0019】
本発明の基体1は、セラミックス、樹脂、金属等から成る略直方体や略四角平板状のものであり、セラミックスからなる場合、酸化アルミニウム質焼結体、窒化アルミニウム質焼結体等のセラミックスから成り、発光素子3を支持する支持体であり、その上面に発光素子3を搭載する搭載部1aを有している。基体1が例えば酸化アルミニウム質焼結体から成る場合、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化マグネシウム、酸化カルシウム等の原料粉末に適当な有機バインダー、溶剤等を添加混合して泥漿状となし、これを従来周知のドクターブレード法やカレンダーロール法等によりシート状に成形してグリーンシート(セラミック生シート)を得、しかる後、グリーンシートに適当な打ち抜き加工を施してこれを複数枚積層し、高温(約1600℃)で焼成することによって製作される。
【0020】
また、基体1は、その搭載部1aから下面にかけて導出するメタライズ配線導体4aおよび搭載部1aの周辺から下面にかけて導出するメタライズ配線導体4bが被着形成されている。搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bはタングステンやモリブデン等の金属粉末メタライズから成り、内部に収容する発光素子3を外部に電気的に接続するための導電路として機能する。そして、搭載部1aには発光ダイオード等の発光素子3が金−シリコン合金や銀−エポキシ樹脂等の導電性接合材により固着されるとともにメタライズ配線導体4bには発光素子3の電極がボンディングワイヤ5を介して電気的に接続される。また、発光素子3は、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4bにフリップチップ実装されていても構わない。
【0021】
なお、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bの露出する表面にニッケルや金等の耐蝕性に優れる金属を1〜20μm程度の厚みに被着させておくと、搭載部1aおよびメタライズ配線導体4a,4bが酸化腐蝕するのを有効に防止することができるとともに、搭載部1aと発光素子3との固着およびメタライズ配線導体4bとボンディングワイヤ5との接合を強固にすることができる。したがって、メタライズ配線導体4a,4bの露出表面には、好ましくは厚さ1〜10μm程度のニッケルめっき層と厚さ0.1〜3μm程度の金メッキ層とが電解めっき法や無電解めっき法により順次被着されている。
【0022】
本発明の枠体2は、基体1と実質的に同じ組成のセラミックス等から成り、例えば基体1の上面に積層されて焼結一体化されて接合されている。枠体2は、その中央部に発光素子3を収容するための断面形状が略円形や略四角形の貫通穴2aを有しており、この貫通穴2a内に搭載部1aに搭載された発光素子3が収容される。
【0023】
本発明において、枠体2は、それぞれ内面の角度が異なる貫通穴を有する複数の枠部材をそれら貫通穴が上下に重なるように積層して形成されている。この際、枠体2の貫通穴2aの内面の角度は、枠部材それぞれの内面の角度が枠体2の下層側から上層側に向かって基体1の上面に対する角度が大きくなるとともに、90°以下であることが好ましい。
【0024】
枠部材の貫通穴2aの基体1の上面に対する角度が小さくなるとパッケージが大型化するとともに、発光素子3が発光する光を効率良く反射するのが困難となる。また、基体1の上面に対する角度が下層側から上層側に向かって小さくなっていると、発光素子3の光を効果的に集光することができなくなる。また、上記角度が90°以上である(貫通穴2aの内面が発光素子3側に傾斜している)と、貫通穴2aを覆うことになるので、発光素子3の光を貫通穴2a内面で反射して略一定の方向に反射させる領域を広くして効果的に放射するのが困難となる。
【0025】
また、枠体は、複数の枠部材より形成されるが、例えば、枠体2が2層の枠部材2b,2cからなる場合は、下層の枠部材2bは基体1の上面に対する角度が35〜70°、上層の枠部材2cは基体1の上面に対する角度が40〜90°が好ましい。
【0026】
枠部材2bの内面の基体1の上面となす角度が70°を超えると、貫通穴2a内に収容される発光素子3が発光する光を外部に良好に反射することが困難となる傾向にあり、角度が35°未満であると、貫通穴2aの内面をそのような角度で打ち抜き法で安定かつ効率良く形成することが困難となる傾向にあるとともに、パッケージが大型化してしまう。
【0027】
また、枠部材2cの基体1の上面に対する角度が40°未満であると、枠部材2cを積層した枠体2の貫通穴2aが大きくなるため、枠体2およびパッケージが大型化してしまい、90°を超えると、枠部材2cが貫通穴2aを覆うことになるので、発光素子3が発光する光を効率よく外部に放射することができなくなる。
【0028】
また、発光素子3が発光する光を貫通穴2aの内面で反射して外部に光を効率良く放射するために、枠部材2b,2cの接合面は、搭載部1aに搭載された発光素子3の上面よりも上側にあることが好ましい。また、枠部材の数が多い場合、貫通穴の内面の角度が同じ枠部材が含まれていても構わない。さらに、基体1の上面に対する貫通穴内面の角度が70°以下の枠部材が、発光素子3の上面よりも上側にまで形成されているのが好ましい。
【0029】
なお、枠体2が2層の枠部材2b,2cからなる場合の貫通穴2aは、枠部材2b,2c用のグリーンシートに貫通穴を打ち抜き金型を用いて打ち抜くことによって形成される。このとき、枠部材2b用のグリーンシートに形成される貫通穴の内面をグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて35〜70度の角度で広がるように形成し、枠部材2c用のグリーンシートに形成される貫通穴の内面をグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて40〜90度の角度で広がるように形成する。このように、基体1用のセラミックグリーンシート上に枠部材2b,2c用のグリーンシートを、貫通穴2aの内面がグリーンシートの一方の主面から他方の主面に向けて広がるように順に積層することにより、枠体2の貫通穴2a内面が基体1の上面に対して外側に広がるとともに、徐々に角度が大きくなるように形成される。
【0030】
また、貫通穴2aはその断面形状が略円形であるのがよく、この場合、貫通穴2aに収容された発光素子3が発する光を略円形の貫通穴2aの内面で全方向に満遍なく反射させて外部に極めて均一に放射することができる。
【0031】
貫通穴2aの内面の略全面には反射層6が形成されており、この反射層6は、例えばWやMo等の金属粉末のメタライズ金属層6a上にNi,Au,Ag等のめっき金属層6bが被着されて成る。そして、めっき金属層6bは、発光素子3が発光する光に対する反射率が80%未満であると、枠体2の貫通穴2aに収容された発光素子3が発光する光を良好に反射することが困難となることから、発光素子3が発光する光に対する反射率が80%以上であることが好ましい。
【0032】
また、枠体2の貫通穴2aの径は、図1に示すように、上側の枠部材2cの下端の径と下側の枠部材2bの上端の径とが略同径であるか、または図2に示すように、枠部材2b,2c間の積層ずれにより発光素子3の光が貫通穴2a内面で反射するのが妨げられるのを防止するために、上側の枠部材2cの下端の径を下側の枠部材2bの上端の径よりも大きくし、積層ずれが発生しても影響を受けにくくすることもできる。
【0033】
また図3に示すように、図2の構成において、枠部材2b,2c間の段差部の表面に反射層6を形成しても良い。これにより、段差部の反射率が低下して外部から発光装置をみた際に段差部が円形の暗部等となるのを防ぐことができる。
【0034】
また、図4に示すように、基体1の上面と枠体2の下面との間に枠体2の下面と略同じ形状の絶縁層2dを形成してもよく、この場合、貫通穴2a内面に被着した反射層6、搭載部1a、メタライズ配線導体4bが短絡するのを有効に防止することができる。また、この絶縁層2dは、積層性を向上させて枠体2の強度を高めるためには、基体1の上面に対する絶縁層2d内面の角度が90°未満である(絶縁層2d内面が発光素子3と反対側に傾斜している)ことが好ましい。また、絶縁層2d内面は発光素子3の光を反射する反射部としては使用されないので、絶縁層2d内面の角度は絶縁層2d上の枠部材2bの貫通穴2a内面の角度よりも大きくなっても構わない。また、絶縁層2dの厚みは、搭載部1aに搭載された発光素子3の発光部よりも低い位置に形成されるのが良い。
【0035】
さらに、発光素子3よりも遠い枠部材2cの貫通穴2a内面に、発光素子3に近い枠部材2bの反射層6よりも高反射率の反射層6を形成して、発光素子3の光をより効果的に反射することもできる。
【0036】
本発明の発光装置は、本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部1aに搭載された発光素子3と、発光素子3を覆う、エポキシ樹脂、ユリア樹脂、シリコーン樹脂等から成る透明樹脂とを具備したものである。これにより、発光効率が高い小型化された発光装置となる。
【0037】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を施すことは何等差し支えない。例えば、図7のパッケージの断面図に示すように、搭載部1aを導体層として形成せずに、発光素子3を基体1の上面に直接搭載し、その周囲に発光素子3の電極と電気的に接続されるメタライズ配線導体4a,4bを形成してもよい。この場合、発光素子3が搭載部1aに搭載されるとともに、発光素子3の電極とメタライズ配線導体4a,4bとをボンディングワイヤ5a,5b等を介して、電気的に接続されることとなる。
【0038】
【発明の効果】
本発明の発光素子収納用パッケージは、上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する平板状の基体の上面に、発光素子を収容するための貫通穴を有する枠体を搭載部を囲繞するように接合して成るものであって、枠体は、それぞれ内面の角度が異なる貫通穴を有する複数の枠部材をそれら貫通穴が上下に重なるように積層して形成されていることにより、例えば上方に向かうにつれて貫通穴の内面の角度を急角度にして発光素子の光をより略一定の方向に反射させる領域を広くして放射することができるとともに発光素子収納用パッケージを小型化することができる。また、貫通穴の内面にめっき金属層等の反射膜を形成すれば、発光素子が発光する光を効率良く反射して外部に効率良くかつより集光させて放射することができる。
【0039】
本発明の発光装置は、本発明の発光素子収納用パッケージと、搭載部に搭載された発光素子と、発光素子を覆う透明樹脂とを具備したことにより、発光効率が高い小型化されたものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の一例を示す断面図である。
【図2】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図3】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図4】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の他の例を示す断面図である。
【図5】従来の発光素子収納用パッケージの断面図である。
【図6】従来の発光素子収納用パッケージの他の例の断面図である。
【図7】本発明の発光素子収納用パッケージについて実施の形態の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1:基体
1a:搭載部
2:枠体
2a:搭載部
3:発光素子

Claims (2)

  1. 上面に発光素子を搭載するための搭載部を有する平板状の基体の上面に、前記発光素子を収容するための貫通穴を有する枠体を前記搭載部を囲繞するように接合して成る発光素子収納用パッケージであって、前記枠体は、それぞれ内面の角度が異なる貫通穴を有する複数の枠部材をそれらの貫通穴が上下に重なるように積層して形成されていることを特徴とする発光素子収納用パッケージ。
  2. 請求項1記載の発光素子収納用パッケージと、前記搭載部に搭載された発光素子と、該発光素子を覆う透明樹脂とを具備していることを特徴とする発光装置。
JP2003146631A 2002-11-25 2003-05-23 発光素子収納用パッケージおよび発光装置 Pending JP2004228550A (ja)

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