JP2004226803A - テレセントリックズームレンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】開口数が小さく、広画角、低歪曲、高解像度・低色収差、小口径であって、コストアップを避けたテレセントリックズームレンズを提供すること、スクリーン距離の変化に対する結像性能が均一化されており、かつスクリーンまでの最短投射距離が短いテレセントリックズームレンズを提供すること
【解決手段】負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群の焦点距離をf1、f2、f3、ワイド時の焦点距離をfwとする時、
2.5≧|f1/fw|≧ 1.5 4≧ f2/fw≧2.5 13≧f3/fw ≧ 3
であり、第1レンズ群の少なくとも1面が非球面であることを特徴とするテレセントリックズームレンズ。
【選択図】 図1
【解決手段】負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群の焦点距離をf1、f2、f3、ワイド時の焦点距離をfwとする時、
2.5≧|f1/fw|≧ 1.5 4≧ f2/fw≧2.5 13≧f3/fw ≧ 3
であり、第1レンズ群の少なくとも1面が非球面であることを特徴とするテレセントリックズームレンズ。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレセントリックズームレンズ、さらに詳しくは、表示デバイスに入射し反射された光束の主光線が光軸とほぼ平行である表示デバイス側テレセントリックの、プロジェクタに好適に使用できるテレセントリックズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタ用に特にテレセントリックタイプの投射レンズを必要とするのは、表示デバイスの反射効率を高めるためであり、そのため投射レンズの入射瞳位置が表示デバイスからスクリーン側に大きく離れるように構成される。テレセントリックズームレンズが使用される表示デバイスは、液晶素子と、近年急速に需要が伸びてきているDMD素子とTIRプリズムを組み合わせた場合である。さらに、近年、リアプロジェクションTVにもテレセントリックズームレンズが使用されている。
【0003】
このような状況から、テレセントリックズームレンズには、以下の要望がある。
(1)明るいもの(開口数の小さいもの)。スクリーン上に明るい投影を行うためである。照明系からの光束をできるだけ損失なくスクリーンに伝達するためには、投射レンズの瞳径を大きくして開口数を小さくしなければならない。
(2)広画角のもの。アジア・欧州の狭い居住スペース内においても、近距離で十分な大きさの投影ができることが要求される。
(3)低歪曲のもの。投影された画面が歪まないことであり、像歪みは実際にスクリーン観察者の感性に直接大きく影響する。
(4)高解像度・低色収差のもの。液晶素子及びDMD素子に係わらず、各画素の情報を如何に忠実に再現可能とすることが重要であり、解像度は十分にその素子の画素を分解できる性能でなければならない。しかし、画素分解できたとしても、色ずれによって結局は十分な解像力と画質・色再現性が得られない場合がある。従って、色収差に関しては、低分散ガラスを利用した最小化が必要であるが、その設計性能と目視での画質の相関性を確認し、コストに見合った設計を行うという別途特別な配慮が必要となっている。
【0004】
(5)小口径のもの。特にプロジェクタ本体の外寸仕様に関わることであるが、小型化すなわちモバイル化が必須条件となってきている。プロジェクタの厚み方向の寸法は、投射レンズの口径寸法の影響を直接受ける。
(6)ズーム化によるコストアップの低減。ユーザー側の立場からやはり容易に投影サイズを変更できるような機能としての投射レンズのズーム化(変倍系)は必要な機能として定着しつつある。しかし、ズーム化を行うことにより、複雑なメカニカル駆動系が必要となる場合が多いため、コストアップになることを避けるような光学・機構設計が必要条件である。
【0005】
市販化されているプロジェクタ用においては、上述した要望(1)ないし(6)についてすべてを満足テレセントリックズームレンズは未だ見当たらない。例えば、要望(3)(4)を満足させるために、要望(1)(2)(5)を犠牲にしている。
【0006】
従来のプロジェクタ用ズームレンズとしては、4レンズ群からなり、フォーカス調整は第1レンズ群全体を繰出し、変倍調整は第2レンズ群を移動させ、第3レンズ群はコンペンセーターとして使用し、第4レンズ群を固定とする構成が最も一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
このような構成においては、特に第1レンズ群のみによりフォーカス調整を行っているために、スクリーン距離の変化に対する結像性能の均一化が難しく、スクリーンまでの最短投射距離も長くなる傾向があった。また、短い至近距離をある程度の広画角で達成するためには、第1レンズの有効径が大きくなる傾向があった。第3レンズ群を駆動するためのカムも、変曲点をもつ場合が多く、カムの加工性にも問題があった。
【0008】
さらに、このような従来のレンズでは非球面レンズを球面複合レンズタイプとしていたために、非球面量を大きくとれず、歪曲補正を十分に補正することができない。そのため、特に広画角化が困難となっていた。また、非球面量が大きくとれたとしても、中心部と周辺部の厚みの差が大きく、設計によっては強いレンズパワーを持たせる傾向が強いため、通常の樹脂レンズを用いる場合にはレンズの温度変化に対する性能の変動が大きくなってしまう傾向があった。
さらにまた、第1レンズの第1面を非球面とするタイプにおいては、収差補正上は効果的に作用する場合が多いが、該第1面がユーザーの手に直接触れてしまい、傷つきやすい等取り扱い面において問題があった。
【0009】
他の従来の投写レンズとしては、第1レンズ群G1は、正の屈折力を持ち大きな共役側が凸面の第1レンズL1と、負の屈折力を持ち小さな共役側に強い凹面を向けた第2レンズL2と、負の屈折力を持ち小さな共役側に強い凹面を向けた第3レンズL3とにより構成されている。第2レンズ群G2は正の屈折力を持った第4レンズL4により構成され、小さな共役側近傍で、かつ第3レンズ群G3の大きな共役側の焦点近傍に絞りASTが設けられている。第3レンズ群G3は、負の屈折力を持ち小さい共役側に凹面を有する第5レンズL5と、正の屈折力を持ち大きな共役側が凸面で第5レンズL5に接合された第6レンズL6と、正の屈折力を持った第7,第8レンズL7,L8とによる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
この投写レンズは、単焦点レンズであり、またリアプロジェクタ用であるためフロントプロジェクタに用いた場合、焦点距離が短くなり、フォーカス調整も十分に行うことができない問題がある。また、リアプロジェクタ用であることは、第1レンズの直径が大きくなりプロジェクタをコンパクト化できない問題もある。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−307332号公報
【0012】
【発明の目的】
本発明は、従来のプロジェクタ用のズームレンズの上述した問題点に鑑みてなされたものであって、明るく(開口数が小さく)、広画角、低歪曲、高解像度・低色収差、小口径であって、コストアップを避けたテレセントリックズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はまた、スクリーン距離の変化に対する結像性能が均一化されており、かつスクリーンまでの最短投射距離が短いテレセントリックズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はさらに、非球面レンズの非球面量を大きくとって歪曲補正を十分に補正することができ、また非球面レンズの中心部と周辺部の厚みの差が小さく、通常の樹脂レンズを用いる場合にもレンズの温度変化に対する性能の変動が小さいテレセントリックズームレンズを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1発明は、負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群の焦点距離をf1、f2、f3、ワイド時の焦点距離をfwとする時、
2.5≧|f1/fw|≧ 1.5
4≧ f2/fw ≧2.5
13≧ f3/fw ≧3
であり、第1レンズ群の少なくとも1面が非球面であることを特徴とするテレセントリックズームレンズである。
【0014】
第1発明の実施形態は、以下のとおりである。
前記第1レンズ群が、前側の第1レンズ要素と、後側の前記非球面を含む第2レンズ第2要素とからなり、それぞれの焦点距離をf11及びf12とする時、
f11/f12≧0.5 −−−−−−−(4)
とすることによって、スクリーン距離の変化に対する像性能の変動を少なくしたことを特徴とする。
上記条件式(4)が上限値を超えた場合、第1レンズの有効径が大きくなり、小口径化が達成できない。また、焦点距離の変化に対する結像性能の変化も大きくなる。条件(4)が下限値を下回った場合、フォーカスに対する第2レンズ以降の第1レンズ群4の移動量が大きくなる。また、倍率色収差の発生も大きくなる。
【0015】
前記第1レンズ群の前記第1レンズ要素及び前記第2レンズ要素が、フォーカシング時に、それらの間隔を変化させ、レンズ全長が変化しないことを特徴とする。
このように第2レンズ(非球面レンズ)以降の第1レンズ群4を移動するフォーカス方式により、第1レンズ群1全体によるフォーカス方式と比較して、スクリーンまでの距離すなわち投影距離の変化に対する結像性能の変動劣化を少なくすることができる。
【0016】
前記非球面が、非球面を有するレンズの焦点距離をfpとする時、
|fp/fw|≧13 −−−−−−−−−−−(5)
であることを特徴とする。
第1レンズ群1に含まれる第2レンズは、通常射出成型によって作られる非球面レンズ5を包含している。樹脂成型レンズを採用するためには、レンズの温度変化に対する性能の変動を考慮しなければならない。条件式(5)の範囲外であると、成型性が悪くなる他、温度変化に対する性能劣化も大きくなる。
【0017】
前記第1レンズ群が、3枚以上の負レンズを含み、前記第2レンズ群が、3枚以上の正レンズを含み、前記負レンズ及び前記正レンズのうちの少なくとも3枚のレンズの分散値が、
分散値≧ 75 −−−−−−−−−−−(6)
であることを特徴とする。
条件式(6)の下限値以下の場合、像面の周辺部に於ける倍率色収差(Lateral Color)及び縦の色収差(軸上光)(Axial Color)の発生が大きくなる。これによりレンズ性能としての分解能(MTF特性)が大きく低下する。
【0018】
前記第3レンズ群が、正レンズと負レンズからなり、該正レンズの分散値が、
分散値≧ 75 −−−−−−−−−−(7)
であることを特徴とする。条件式(7)式の下限値を下回った場合、倍率色収差(Lateral Color)の発生が大きくなる。しかも条件式(7)を満足するような高屈折率硝材は存在しないので、十分なテレセン性を確保するためには、正レンズと負レンズの2枚構成として、物体側から見たこの群の球面収差の補正が必要となる。
【0019】
第2発明は、負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、
第1レンズ群が、スクリーン側より、スクリーン側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズ、パワーの小さい第2非球面レンズ、スクリーン側に凸面を向けた第3負メニスカスレンズ、第4両凹負レンズ、第5両凸正レンズからなり、
第2レンズ群が、スクリーン側より、第6正レンズ、第7正レンズ、第8負レンズ、スクリーン側に凹面を向けた正メニスカスの第9レンズ、クリーン側に凹面を向けた負メニスカスの第10レンズとして、第9レンズと第10レンズは接合レンズであり、第11凹レンズ、両凸レンズの第12レンズ、第11レンズと第12レンズは接合レンズであり、第13両凸レンズからなり、
第3レンズ群が、スクリーン側より、第14両凸正レンズ、第15負レンズからなり、第3レンズの後方にプリズムを配置したことを特徴とするテレセントリックズームレンズである。
【0020】
【作用】
第1発明において、fw:ワイド時(最短焦点距離)のズームレンズ全体の焦点距離、f1: 第1群の焦点距離、f2: 第2群の焦点距離、f3: 第3群の焦点距離とするとき、
2.5≧|f1/fw|≧ 1.5 −−−−−−−(1)
である。条件(1)の上限を超えた場合、f1の値に対応して、f2の値も大きくなる。結果として、第1レンズ群1、第2レンズ群2の移動量が大きくなり、レンズ全長およびレンズ前玉径の増大を招く。条件(1)の下限値を下回った場合、第1レンズ群1の焦点距離が短くなり、諸収差、特に周辺部に於ける像面の位置ズレ(像面湾曲)及び倍率の色収差(Lateral Color)の色収差が大きくなる。
【0021】
4≧ f2/fw≧2.5 −−−−−−−−−−−(2)
条件(2)の条件を超えた場合、主として変倍を司る、第2レンズ群2の移動量が大きくなり、メカニカル構造上好ましくない。しかも、レンズ全長も長くなる。条件(2)の下限値を下回った場合、球面収差及びコマ収差の補正が困難となる。
【0022】
13≧f3/fw ≧ 3−−−−−−−−−−−−(3)
条件(3)の上限値を超えた場合、第3レンズ群3より瞳位置までの距離及びバックフォーカスが長くなり、またレンズ全長も長くなり、コンパクト性が低減する。条件(3)が下限値を下回った場合、必要なバックフォーカスの確保が困難となる。また、第3レンズ群3での球面収差の発生により、テレセントリック性が崩れ、しかも正レンズのパワーが大きくなるため、周辺部での倍率色収差の発生が大きくなるおそれがある。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態の投影光学装置用のテレセントリックズームレンズを表及び図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態のテレセントリックズームレンズは、図1に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示デバイス7に組み合わせて使用される。4は、第1レンズ群1の第2レンズ以降のレンズを示す。5は、非球面レンズを示す。6は、プリズム部材を示す。
【0024】
非球面形状を表す式は、光軸に垂直な高さをH、面頂を原点としたときの高さHにおける光軸方向の変位量をX(H)、近軸曲率半径をR、円錐係数をε、n次の非球面係数をAnとしたとき、次の式(5)で表される。
X(H)=(H2/R)/{1+[1−(1+ε)・(H2/R2)]1/2}
+A4H4+A6H6+A8H8+A10H10・・・・・・(5)
条件式(1)の値: 2.40
条件式(2)の値: 3.11
条件式(3)の値: 5.70
条件式(4)の値: 0.70
条件式(5)の値:15.4
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図6に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図7に示す。波長546nmの歪曲収差を、図8に示す。
第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図9に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図10に示す。波長546nmの歪曲収差を、図11に示す。
【0029】
(第2実施形態)
第2実施形態のテレセントリックズームレンズは、図2に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 2.22
条件式(2)の値: 3.22
条件式(3)の値: 5.62
条件式(4)の値: 1.40
条件式(5)の値:30.8
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図12に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図13に示す。波長546nmの歪曲収差を、図14に示す。第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図15に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図16に示す。波長546nmの歪曲収差を、図17に示す。
【0034】
(第3実施形態)
第3実施形態のテレセントリックズームレンズは、図3に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 2.37
条件式(2)の値: 3.60
条件式(3)の値: 4.67
条件式(4)の値: 1.06
条件式(5)の値:15.5
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図18に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図19に示す。波長546nmの歪曲収差を、図20に示す。第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図21に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図22に示す。波長546nmの歪曲収差を、図23に示す。
【0039】
(第4実施形態)
第4実施形態のテレセントリックズームレンズは、図4に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 1.70
条件式(2)の値: 2.73
条件式(3)の値:10.92
条件式(4)の値: 1.43
条件式(5)の値:14.4
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図24に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図25に示す。波長546nmの歪曲収差を、図26に示す。第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図27に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図28に示す。波長546nmの歪曲収差を、図29に示す。
【0044】
(第5実施形態)
第5実施形態のテレセントリックズームレンズは、図5に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 1.91
条件式(2)の値: 2.88
条件式(3)の値: 8.74
条件式(4)の値: 1.32
条件式(5)の値:28.5
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図30に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図31示す。波長546nmの歪曲収差を、図32に示す。
第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図33に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図34に示す。波長546nmの歪曲収差を、図35に示す。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のテレセントリックズームレンズによれば、明るく(開口数が小さく)、広画角、低歪曲、高解像度・低色収差、小口径であって、コストアップを避けたテレセントリックズームレンズを構成できる効果を有する。本発明によればまた、スクリーン距離の変化に対する結像性能が均一化されており、かつスクリーンまでの最短投射距離が短いテレセントリックズームレンズを構成することができる。
【0050】
本発明によればさらに、非球面レンズの非球面量を大きくとって歪曲補正を十分に補正することができ、また非球面レンズの中心部と周辺部の厚みの差が小さく、通常の樹脂レンズを用いる場合にもレンズの温度変化に対する性能の変動が小さいテレセントリックズームレンズを構成できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図3】図3は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図4】図4は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図5】図5は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の横色収差図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図9】図9は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の横色収差図である。
【図10】図10は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図11】図11は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図12】図12は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の色横収差図である。
【図13】図13は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図14】図14は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図15】図15は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の色横収差図である。
【図16】図16は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図17】図17は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図18】図18は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の色横収差図である。
【図19】図19は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図20】図20は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図21】図21は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の色横収差図である。
【図22】図22は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図23】図23は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図24】図24は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の横色収差図である。
【図25】図25は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図26】図26は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図27】図27は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の横色収差図である。
【図28】図28は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図29】図29は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図30】図30は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の横色収差図である。
【図31】図31は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図32】図32は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図33】図33は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の横色収差図である。
【図34】図34は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図35】図35は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第2レンズ以降の第1レンズ群
5 非球面レンズ
6 プリズム部材
7 表示バイス
【発明の属する技術分野】
本発明は、テレセントリックズームレンズ、さらに詳しくは、表示デバイスに入射し反射された光束の主光線が光軸とほぼ平行である表示デバイス側テレセントリックの、プロジェクタに好適に使用できるテレセントリックズームレンズに関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタ用に特にテレセントリックタイプの投射レンズを必要とするのは、表示デバイスの反射効率を高めるためであり、そのため投射レンズの入射瞳位置が表示デバイスからスクリーン側に大きく離れるように構成される。テレセントリックズームレンズが使用される表示デバイスは、液晶素子と、近年急速に需要が伸びてきているDMD素子とTIRプリズムを組み合わせた場合である。さらに、近年、リアプロジェクションTVにもテレセントリックズームレンズが使用されている。
【0003】
このような状況から、テレセントリックズームレンズには、以下の要望がある。
(1)明るいもの(開口数の小さいもの)。スクリーン上に明るい投影を行うためである。照明系からの光束をできるだけ損失なくスクリーンに伝達するためには、投射レンズの瞳径を大きくして開口数を小さくしなければならない。
(2)広画角のもの。アジア・欧州の狭い居住スペース内においても、近距離で十分な大きさの投影ができることが要求される。
(3)低歪曲のもの。投影された画面が歪まないことであり、像歪みは実際にスクリーン観察者の感性に直接大きく影響する。
(4)高解像度・低色収差のもの。液晶素子及びDMD素子に係わらず、各画素の情報を如何に忠実に再現可能とすることが重要であり、解像度は十分にその素子の画素を分解できる性能でなければならない。しかし、画素分解できたとしても、色ずれによって結局は十分な解像力と画質・色再現性が得られない場合がある。従って、色収差に関しては、低分散ガラスを利用した最小化が必要であるが、その設計性能と目視での画質の相関性を確認し、コストに見合った設計を行うという別途特別な配慮が必要となっている。
【0004】
(5)小口径のもの。特にプロジェクタ本体の外寸仕様に関わることであるが、小型化すなわちモバイル化が必須条件となってきている。プロジェクタの厚み方向の寸法は、投射レンズの口径寸法の影響を直接受ける。
(6)ズーム化によるコストアップの低減。ユーザー側の立場からやはり容易に投影サイズを変更できるような機能としての投射レンズのズーム化(変倍系)は必要な機能として定着しつつある。しかし、ズーム化を行うことにより、複雑なメカニカル駆動系が必要となる場合が多いため、コストアップになることを避けるような光学・機構設計が必要条件である。
【0005】
市販化されているプロジェクタ用においては、上述した要望(1)ないし(6)についてすべてを満足テレセントリックズームレンズは未だ見当たらない。例えば、要望(3)(4)を満足させるために、要望(1)(2)(5)を犠牲にしている。
【0006】
従来のプロジェクタ用ズームレンズとしては、4レンズ群からなり、フォーカス調整は第1レンズ群全体を繰出し、変倍調整は第2レンズ群を移動させ、第3レンズ群はコンペンセーターとして使用し、第4レンズ群を固定とする構成が最も一般的である(例えば、特許文献1参照)。
【0007】
このような構成においては、特に第1レンズ群のみによりフォーカス調整を行っているために、スクリーン距離の変化に対する結像性能の均一化が難しく、スクリーンまでの最短投射距離も長くなる傾向があった。また、短い至近距離をある程度の広画角で達成するためには、第1レンズの有効径が大きくなる傾向があった。第3レンズ群を駆動するためのカムも、変曲点をもつ場合が多く、カムの加工性にも問題があった。
【0008】
さらに、このような従来のレンズでは非球面レンズを球面複合レンズタイプとしていたために、非球面量を大きくとれず、歪曲補正を十分に補正することができない。そのため、特に広画角化が困難となっていた。また、非球面量が大きくとれたとしても、中心部と周辺部の厚みの差が大きく、設計によっては強いレンズパワーを持たせる傾向が強いため、通常の樹脂レンズを用いる場合にはレンズの温度変化に対する性能の変動が大きくなってしまう傾向があった。
さらにまた、第1レンズの第1面を非球面とするタイプにおいては、収差補正上は効果的に作用する場合が多いが、該第1面がユーザーの手に直接触れてしまい、傷つきやすい等取り扱い面において問題があった。
【0009】
他の従来の投写レンズとしては、第1レンズ群G1は、正の屈折力を持ち大きな共役側が凸面の第1レンズL1と、負の屈折力を持ち小さな共役側に強い凹面を向けた第2レンズL2と、負の屈折力を持ち小さな共役側に強い凹面を向けた第3レンズL3とにより構成されている。第2レンズ群G2は正の屈折力を持った第4レンズL4により構成され、小さな共役側近傍で、かつ第3レンズ群G3の大きな共役側の焦点近傍に絞りASTが設けられている。第3レンズ群G3は、負の屈折力を持ち小さい共役側に凹面を有する第5レンズL5と、正の屈折力を持ち大きな共役側が凸面で第5レンズL5に接合された第6レンズL6と、正の屈折力を持った第7,第8レンズL7,L8とによる構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0010】
この投写レンズは、単焦点レンズであり、またリアプロジェクタ用であるためフロントプロジェクタに用いた場合、焦点距離が短くなり、フォーカス調整も十分に行うことができない問題がある。また、リアプロジェクタ用であることは、第1レンズの直径が大きくなりプロジェクタをコンパクト化できない問題もある。
【0011】
【特許文献1】
特開平10−307332号公報
【0012】
【発明の目的】
本発明は、従来のプロジェクタ用のズームレンズの上述した問題点に鑑みてなされたものであって、明るく(開口数が小さく)、広画角、低歪曲、高解像度・低色収差、小口径であって、コストアップを避けたテレセントリックズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はまた、スクリーン距離の変化に対する結像性能が均一化されており、かつスクリーンまでの最短投射距離が短いテレセントリックズームレンズを提供することを目的とする。
本発明はさらに、非球面レンズの非球面量を大きくとって歪曲補正を十分に補正することができ、また非球面レンズの中心部と周辺部の厚みの差が小さく、通常の樹脂レンズを用いる場合にもレンズの温度変化に対する性能の変動が小さいテレセントリックズームレンズを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
第1発明は、負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群の焦点距離をf1、f2、f3、ワイド時の焦点距離をfwとする時、
2.5≧|f1/fw|≧ 1.5
4≧ f2/fw ≧2.5
13≧ f3/fw ≧3
であり、第1レンズ群の少なくとも1面が非球面であることを特徴とするテレセントリックズームレンズである。
【0014】
第1発明の実施形態は、以下のとおりである。
前記第1レンズ群が、前側の第1レンズ要素と、後側の前記非球面を含む第2レンズ第2要素とからなり、それぞれの焦点距離をf11及びf12とする時、
f11/f12≧0.5 −−−−−−−(4)
とすることによって、スクリーン距離の変化に対する像性能の変動を少なくしたことを特徴とする。
上記条件式(4)が上限値を超えた場合、第1レンズの有効径が大きくなり、小口径化が達成できない。また、焦点距離の変化に対する結像性能の変化も大きくなる。条件(4)が下限値を下回った場合、フォーカスに対する第2レンズ以降の第1レンズ群4の移動量が大きくなる。また、倍率色収差の発生も大きくなる。
【0015】
前記第1レンズ群の前記第1レンズ要素及び前記第2レンズ要素が、フォーカシング時に、それらの間隔を変化させ、レンズ全長が変化しないことを特徴とする。
このように第2レンズ(非球面レンズ)以降の第1レンズ群4を移動するフォーカス方式により、第1レンズ群1全体によるフォーカス方式と比較して、スクリーンまでの距離すなわち投影距離の変化に対する結像性能の変動劣化を少なくすることができる。
【0016】
前記非球面が、非球面を有するレンズの焦点距離をfpとする時、
|fp/fw|≧13 −−−−−−−−−−−(5)
であることを特徴とする。
第1レンズ群1に含まれる第2レンズは、通常射出成型によって作られる非球面レンズ5を包含している。樹脂成型レンズを採用するためには、レンズの温度変化に対する性能の変動を考慮しなければならない。条件式(5)の範囲外であると、成型性が悪くなる他、温度変化に対する性能劣化も大きくなる。
【0017】
前記第1レンズ群が、3枚以上の負レンズを含み、前記第2レンズ群が、3枚以上の正レンズを含み、前記負レンズ及び前記正レンズのうちの少なくとも3枚のレンズの分散値が、
分散値≧ 75 −−−−−−−−−−−(6)
であることを特徴とする。
条件式(6)の下限値以下の場合、像面の周辺部に於ける倍率色収差(Lateral Color)及び縦の色収差(軸上光)(Axial Color)の発生が大きくなる。これによりレンズ性能としての分解能(MTF特性)が大きく低下する。
【0018】
前記第3レンズ群が、正レンズと負レンズからなり、該正レンズの分散値が、
分散値≧ 75 −−−−−−−−−−(7)
であることを特徴とする。条件式(7)式の下限値を下回った場合、倍率色収差(Lateral Color)の発生が大きくなる。しかも条件式(7)を満足するような高屈折率硝材は存在しないので、十分なテレセン性を確保するためには、正レンズと負レンズの2枚構成として、物体側から見たこの群の球面収差の補正が必要となる。
【0019】
第2発明は、負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、
第1レンズ群が、スクリーン側より、スクリーン側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズ、パワーの小さい第2非球面レンズ、スクリーン側に凸面を向けた第3負メニスカスレンズ、第4両凹負レンズ、第5両凸正レンズからなり、
第2レンズ群が、スクリーン側より、第6正レンズ、第7正レンズ、第8負レンズ、スクリーン側に凹面を向けた正メニスカスの第9レンズ、クリーン側に凹面を向けた負メニスカスの第10レンズとして、第9レンズと第10レンズは接合レンズであり、第11凹レンズ、両凸レンズの第12レンズ、第11レンズと第12レンズは接合レンズであり、第13両凸レンズからなり、
第3レンズ群が、スクリーン側より、第14両凸正レンズ、第15負レンズからなり、第3レンズの後方にプリズムを配置したことを特徴とするテレセントリックズームレンズである。
【0020】
【作用】
第1発明において、fw:ワイド時(最短焦点距離)のズームレンズ全体の焦点距離、f1: 第1群の焦点距離、f2: 第2群の焦点距離、f3: 第3群の焦点距離とするとき、
2.5≧|f1/fw|≧ 1.5 −−−−−−−(1)
である。条件(1)の上限を超えた場合、f1の値に対応して、f2の値も大きくなる。結果として、第1レンズ群1、第2レンズ群2の移動量が大きくなり、レンズ全長およびレンズ前玉径の増大を招く。条件(1)の下限値を下回った場合、第1レンズ群1の焦点距離が短くなり、諸収差、特に周辺部に於ける像面の位置ズレ(像面湾曲)及び倍率の色収差(Lateral Color)の色収差が大きくなる。
【0021】
4≧ f2/fw≧2.5 −−−−−−−−−−−(2)
条件(2)の条件を超えた場合、主として変倍を司る、第2レンズ群2の移動量が大きくなり、メカニカル構造上好ましくない。しかも、レンズ全長も長くなる。条件(2)の下限値を下回った場合、球面収差及びコマ収差の補正が困難となる。
【0022】
13≧f3/fw ≧ 3−−−−−−−−−−−−(3)
条件(3)の上限値を超えた場合、第3レンズ群3より瞳位置までの距離及びバックフォーカスが長くなり、またレンズ全長も長くなり、コンパクト性が低減する。条件(3)が下限値を下回った場合、必要なバックフォーカスの確保が困難となる。また、第3レンズ群3での球面収差の発生により、テレセントリック性が崩れ、しかも正レンズのパワーが大きくなるため、周辺部での倍率色収差の発生が大きくなるおそれがある。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施形態の投影光学装置用のテレセントリックズームレンズを表及び図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態のテレセントリックズームレンズは、図1に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示デバイス7に組み合わせて使用される。4は、第1レンズ群1の第2レンズ以降のレンズを示す。5は、非球面レンズを示す。6は、プリズム部材を示す。
【0024】
非球面形状を表す式は、光軸に垂直な高さをH、面頂を原点としたときの高さHにおける光軸方向の変位量をX(H)、近軸曲率半径をR、円錐係数をε、n次の非球面係数をAnとしたとき、次の式(5)で表される。
X(H)=(H2/R)/{1+[1−(1+ε)・(H2/R2)]1/2}
+A4H4+A6H6+A8H8+A10H10・・・・・・(5)
条件式(1)の値: 2.40
条件式(2)の値: 3.11
条件式(3)の値: 5.70
条件式(4)の値: 0.70
条件式(5)の値:15.4
【0025】
【0026】
【0027】
【0028】
第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図6に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図7に示す。波長546nmの歪曲収差を、図8に示す。
第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図9に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図10に示す。波長546nmの歪曲収差を、図11に示す。
【0029】
(第2実施形態)
第2実施形態のテレセントリックズームレンズは、図2に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 2.22
条件式(2)の値: 3.22
条件式(3)の値: 5.62
条件式(4)の値: 1.40
条件式(5)の値:30.8
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図12に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図13に示す。波長546nmの歪曲収差を、図14に示す。第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図15に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図16に示す。波長546nmの歪曲収差を、図17に示す。
【0034】
(第3実施形態)
第3実施形態のテレセントリックズームレンズは、図3に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 2.37
条件式(2)の値: 3.60
条件式(3)の値: 4.67
条件式(4)の値: 1.06
条件式(5)の値:15.5
【0035】
【0036】
【0037】
【0038】
第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図18に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図19に示す。波長546nmの歪曲収差を、図20に示す。第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図21に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図22に示す。波長546nmの歪曲収差を、図23に示す。
【0039】
(第4実施形態)
第4実施形態のテレセントリックズームレンズは、図4に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 1.70
条件式(2)の値: 2.73
条件式(3)の値:10.92
条件式(4)の値: 1.43
条件式(5)の値:14.4
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図24に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図25に示す。波長546nmの歪曲収差を、図26に示す。第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図27に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図28に示す。波長546nmの歪曲収差を、図29に示す。
【0044】
(第5実施形態)
第5実施形態のテレセントリックズームレンズは、図5に示すように、第1レンズ群1、第2レンズ群2、第3レンズ群3、及びプリズム部材6からなり、表示パネル7に組み合わせて使用される。
条件式(1)の値: 1.91
条件式(2)の値: 2.88
条件式(3)の値: 8.74
条件式(4)の値: 1.32
条件式(5)の値:28.5
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図30に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図31示す。波長546nmの歪曲収差を、図32に示す。
第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の基準波長587.56nmに対する波長435.83nm、486.13nm、546.07nm、656.27nmの横色収差を、図33に、C1、C2、C3、C4で示す。波長546nmの像面彎曲収差を、図34に示す。波長546nmの歪曲収差を、図35に示す。
【0049】
【発明の効果】
以上述べたように本発明のテレセントリックズームレンズによれば、明るく(開口数が小さく)、広画角、低歪曲、高解像度・低色収差、小口径であって、コストアップを避けたテレセントリックズームレンズを構成できる効果を有する。本発明によればまた、スクリーン距離の変化に対する結像性能が均一化されており、かつスクリーンまでの最短投射距離が短いテレセントリックズームレンズを構成することができる。
【0050】
本発明によればさらに、非球面レンズの非球面量を大きくとって歪曲補正を十分に補正することができ、また非球面レンズの中心部と周辺部の厚みの差が小さく、通常の樹脂レンズを用いる場合にもレンズの温度変化に対する性能の変動が小さいテレセントリックズームレンズを構成できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図2】図2は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図3】図3は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図4】図4は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図5】図5は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの構成光学図である。
【図6】図6は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の横色収差図である。
【図7】図7は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図8】図8は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図9】図9は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の横色収差図である。
【図10】図10は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図11】図11は、本発明の第1実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図12】図12は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の色横収差図である。
【図13】図13は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図14】図14は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図15】図15は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の色横収差図である。
【図16】図16は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図17】図17は、本発明の第2実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図18】図18は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の色横収差図である。
【図19】図19は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図20】図20は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図21】図21は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の色横収差図である。
【図22】図22は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図23】図23は、本発明の第3実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図24】図24は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の横色収差図である。
【図25】図25は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図26】図26は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図27】図27は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の横色収差図である。
【図28】図28は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図29】図29は、本発明の第4実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
【図30】図30は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の横色収差図である。
【図31】図31は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の像面彎曲収差図である。
【図32】図32は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの望遠端の歪曲収差図である。
【図33】図33は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の横色収差図である。
【図34】図34は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の像面彎曲収差図である。
【図35】図35は、本発明の第5実施形態のテレセントリックズームレンズの広角端の歪曲収差図である。
図である。
【符号の説明】
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 第2レンズ以降の第1レンズ群
5 非球面レンズ
6 プリズム部材
7 表示バイス
Claims (7)
- 負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、第1レンズ群、第2レンズ群、及び第3レンズ群の焦点距離をf1、f2、f3、ワイド時の焦点距離をfwとする時、
2.5≧|f1/fw|≧1.5
4≧ f2/fw≧2.5
13≧ f3/fw≧3
であり、第1レンズ群の少なくとも1面が非球面であることを特徴とするテレセントリックズームレンズ。 - 前記第1レンズ群が、前側の第1レンズ要素と、後側の前記非球面を含む第2レンズ第2要素とからなり、それぞれの焦点距離をf11及びf12とする時、
f11/f12≧0.5
とすることによって、スクリーン距離の変化に対する像性能の変動を少なくしたことを特徴とする請求項1に記載のテレセントリックズームレンズ。 - 前記第1レンズ群の前記第1レンズ要素及び前記第2レンズ要素が、フォーカシング時に、それらの間隔を変化させ、レンズ全長が変化しないことを特徴とする請求項2に記載のテレセントリックズームレンズ。
- 前記非球面が、非球面を有するレンズの焦点距離をfpとする時、
|fp/fw|≧13
であることを特徴とする請求項1に記載のテレセントリックズームレンズ。 - 前記第1レンズ群が、3枚以上の負レンズを含み、前記第2レンズ群が、3枚以上の正レンズを含み、前記負レンズ及び前記正レンズのうちの少なくとも3枚のレンズの分散値が、
分散値≧ 75
であることを特徴とする請求項1に記載のテレセントリックズームレンズ。 - 前記第3レンズ群が、正レンズと負レンズからなり、該正レンズの分散値が、
分散値≧ 75
であることを特徴とする請求項1に記載のテレセントリックズームレンズ。 - 負パワーの第1レンズ群、正パワーの第2レンズ群、及び正パワーの第3レンズ群からなり、
第1レンズ群が、スクリーン側より、スクリーン側に凸面を向けた第1負メニスカスレンズ、パワーの小さい第2非球面レンズ、スクリーン側に凸面を向けた第3負メニスカスレンズ、第4両凹負レンズ、第5両凸正レンズからなり、
第2レンズ群が、スクリーン側より、第6正レンズ、第7正レンズ、第8負レンズ、スクリーン側に凹面を向けた正メニスカスの第9レンズ、クリーン側に凹面を向けた負メニスカスの第10レンズとして、第9レンズと第10レンズは接合レンズであり、第11凹レンズ、両凸レンズの第12レンズ、第11レンズと第12レンズは接合レンズであり、第13両凸レンズからなり、
第3レンズ群が、スクリーン側より、第14両凸正レンズ、第15負レンズからなり、第3レンズの後方にプリズムを配置したことを特徴とするテレセントリックズームレンズ。
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