JP2004226691A - 変倍レンズ - Google Patents
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Abstract
【課題】シンプルで低コストな変倍レンズを提供する。
【解決手段】少なくとも3つのレンズ群からなり、物体側から順に、後面が物体側に凸の負の屈折力を有する第1レンズ群1と、前面が物体側に凸で正の屈折力を有する第2レンズ群2と、その後方に第3レンズ群3とを有し、各レンズ群1〜3の間隔を変えることによって変倍させるレンズ系であって、少なくとも第2レンズ群2と第3レンズ群3を移動させ、以下の条件式を満足することを特徴とする変倍レンズ。
0.8<f2/fw<1.3
但し、f2は第2レンズ群の焦点距離、fwは広角端での全系の焦点距離である。
【選択図】 図1
【解決手段】少なくとも3つのレンズ群からなり、物体側から順に、後面が物体側に凸の負の屈折力を有する第1レンズ群1と、前面が物体側に凸で正の屈折力を有する第2レンズ群2と、その後方に第3レンズ群3とを有し、各レンズ群1〜3の間隔を変えることによって変倍させるレンズ系であって、少なくとも第2レンズ群2と第3レンズ群3を移動させ、以下の条件式を満足することを特徴とする変倍レンズ。
0.8<f2/fw<1.3
但し、f2は第2レンズ群の焦点距離、fwは広角端での全系の焦点距離である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話、情報携帯端末などに内蔵される撮像装置等に用いられる極めてコンパクトな変倍レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、特に携帯電話に撮像素子(CCDやCMOS)を使ったカメラモジュールが内蔵されたものが急増している。そして、変倍レンズ(ズームレンズ)を搭載するニーズは高まっているが、例えば携帯電話は製品の厚さが10mm程度と薄く、これに内蔵できるような極めてコンパクトな変倍レンズを提供することは非常に困難である。
【0003】
変倍レンズの各レンズ群のレンズ枚数をできるだけ少なくし、比較的コンパクトな変倍レンズ構成として、例えば特許文献1に、3群3枚構成で第1レンズ群が負の屈折力、第2レンズ群が正の屈折力を有し、第2レンズ群で全レンズ系の変倍機能をもたせているものがある。基本的にこの構成にすると全レンズ系をよりコンパクトにできることは知られている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5745301号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1で提案されている変倍レンズでは第2レンズ群の屈折力が比較的小さく、全レンズ系を極端にコンパクトにできない。また、F2.6、水平画角が50度以上の広角なレンズ系を構成するのは非常に困難である。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、極めてコンパクトで大口径(F2.6)、かつ水平画角が50度以上の広角焦点距離からズーム比が2倍以上の変倍レンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の変倍レンズは、少なくとも3つのレンズ群からなり、物体側から順に、後面が物体側に凸の負の屈折力を有する第1レンズ群と、前面が物体側に凸で正の屈折力を有する第2レンズ群と、その後方に第3レンズ群を有し、各レンズ群の間隔を変えることによって変倍させるレンズであって、少なくとも第2レンズ群と第3レンズ群を移動させ、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.8<f2/fw<1.3 ...(1)
但し、f2は第2レンズ群の焦点距離、fwは広角端での全系の焦点距離である。
【0008】
第2の発明の変倍レンズは、更に以下の条件式(2)を満足することを特徴とする。
0.25<t3<0.5 ...(2)
但し、t3は第2レンズ群の最物体側レンズ面から最像側レンズ面までの心厚である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施した変倍レンズを図面を参照して説明する。
【0010】
図1〜図3は第1〜第3の実施の形態を構成する変倍レンズ系にそれぞれ対応するレンズ構成図で、それぞれ広角端(w)でのレンズ配置(断面図)を示す。
【0011】
各図のri(i=1〜8)は物体側からi番目の面を示し、di(i=1〜8)は物体側からi番目の軸上面間隔を示す。なお空気間隔は変倍において可変である。第2レンズ群2と第3レンズ群3は図1〜図3に矢印で示したように移動して変倍を行う。
【0012】
第1〜第3の実施の形態はいずれも、物体側から順に負の屈折力を有する第1レンズ群1と、正の屈折力を有する第2レンズ群2と、第2レンズ群2の変倍移動にともなう像点移動を主として補正する第3レンズ群3と、フィルタ4(光学的ローパスフィルタや赤外光カットフィルタなど)とからなる。また、不図示のガラス平行平板はフィルタ4と不図示の撮像素子との間に配設する。各レンズ群1〜3の間隔を変化させることにより変倍を行う3群構成の変倍レンズである。本実施の形態ではいずれも第2レンズ群2と第3レンズ群3の位置を可変としている。また、各実施の形態1〜3のいずれも各レンズ群1〜3は、1枚のレンズからなっている。また、第1、第2の実施の形態では第2レンズ群2と共に変倍移動する絞り5が第2レンズ群2の最像側に配置されている。
【0013】
上述の構成のようにレンズ枚数を極力少なくすること及び以下の条件式(1)を満足させることにより、極めてコンパクトで低コストの高性能な変倍レンズを実現することができる。
0.8<f2/fw<1.3 ...(1)
但し、f2は第2レンズ群2の焦点距離、fwは広角端での全系焦点距離である。
【0014】
条件式(1)の下限を下回ると第1レンズ群1の負の屈折力が強くなり収差補正が困難になる。また、第2レンズ群2の曲率半径が小さくなり誤差感度がきびしくレンズの製造が困難となる。
【0015】
一方、上限を上回ると、光学全長が長くなり所望の極めてコンパクトな変倍レンズ系を実現することは困難となる。
【0016】
次に以下の条件式(2)を更に満足させることにより、更にコンパクトな変倍レンズを実現できる。
0.25<t3/fw<0.5 ...(2)
但し、t3は第2レンズ群2の最物体側レンズ面から最像側レンズ面までの心厚である。
【0017】
条件式(2)の下限を下回ると、レンズのコバ厚が必要量とれなくなり、レンズの製造及びレンズの鏡筒への取り付けが困難になる。上限を上回ると第2レンズ群の心厚が必要以上に厚くなりコスト的にも不利になる。
【0018】
また、各レンズ群1〜3は、1枚のレンズからなるようにしたが、1枚に限るものではなく、複数のレンズが重なった接合レンズにしてもよいし、複数のレンズを組み合わせたレンズ群としてもよい。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を実施した変倍レンズ系の構成等を、レンズ構成データ、収差図等をあげて具体的に説明する。
【0020】
各実施例1〜3のレンズ系の構成をそれぞれ図1〜図3に対応して示し、そのレンズ構成データをそれぞれ以下の表に示す。なお、各実施例とも撮像素子の像高対角長(2y’)は2.0mmである。
【0021】
〔実施例1〕
f=1.54(W)〜2.14(M)〜2.94(T)
FNo.=2.6(W)〜3.6(T)
y’=1.0
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
実施例1においては変倍によって変化する軸上面間隔をd4、d6、d8に広角端(短焦点距離端、W)〜中間(中間焦点距離、M)〜望遠端(長焦点距離端、T)に示した。
【0024】
そして、水平画角(2ω)は2tan−1(y’/f)で求められる。実施例1の場合は、2ω=約66度となる。
【0025】
〔実施例2〕
f=1.535(W)〜2.2(M)〜2.926(T)
FNo.=2.6(W)〜3.9(T)
y’=1.0
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
実施例2においては変倍によって変化する軸上面間隔をd4、d6、d8に広角端(短焦点距離端、W)〜中間(中間焦点距離、M)〜望遠端(長焦点距離端、T)に示した。
【0028】
そして、水平画角(2ω)は2tan−1(y’/f)で求められる。実施例2の場合は、2ω=約66度となる。
【0029】
〔実施例3〕
f=1.535(W)〜2(M)〜2.93(T)
FNo.=2.6(W)〜3.9(T)
y’=1.0
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
実施例3においては変倍によって変化する軸上面間隔をd4、d6、d8に広角端(短焦点距離端、W)〜中間(中間焦点距離、M)〜望遠端(長焦点距離端、T)に示した。
【0032】
そして、水平画角(2ω)は2tan−1(y’/f)で求められる。実施例3の場合は、2ω=約66度となる。
【0033】
各実施例1〜3とも極めてコンパクトで大口径(F2.6)とすることができ、さらに各実施例とも水平画角は約66度となり、水平画角が50度以上の広角焦点距離からズーム比が2倍以上の変倍レンズとすることができた。
【0034】
各実施例1〜3の各レンズ群の面は全て非球面にした。各実施例の非球面データは非球面の面形状を示す以下の式(3)で定義する。
【0035】
【数1】
但し、X(H):高さHの位置での光軸方向の変位量(面頂点基準)、H:光軸に対して垂直な方向の高さ、CO:近軸曲率、ε:2次曲面パラメータ、Ai:i次の非球面係数である。
【0036】
各実施例では、各レンズ群の面は全て非球面としたが、これに限らず、一部の面が球面の面となっていてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば極めてコンパクトで大口径かつ広角な変倍レンズを実現することができる。また各レンズ群をそれぞれ全て1枚で構成した場合には、非常にシンプルで低コストな変倍レンズを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図
【図4】実施例1の収差図
【図5】実施例2の収差図
【図6】実施例3の収差図
【符号の説明】
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 フィルタ
5 絞り
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話、情報携帯端末などに内蔵される撮像装置等に用いられる極めてコンパクトな変倍レンズに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、特に携帯電話に撮像素子(CCDやCMOS)を使ったカメラモジュールが内蔵されたものが急増している。そして、変倍レンズ(ズームレンズ)を搭載するニーズは高まっているが、例えば携帯電話は製品の厚さが10mm程度と薄く、これに内蔵できるような極めてコンパクトな変倍レンズを提供することは非常に困難である。
【0003】
変倍レンズの各レンズ群のレンズ枚数をできるだけ少なくし、比較的コンパクトな変倍レンズ構成として、例えば特許文献1に、3群3枚構成で第1レンズ群が負の屈折力、第2レンズ群が正の屈折力を有し、第2レンズ群で全レンズ系の変倍機能をもたせているものがある。基本的にこの構成にすると全レンズ系をよりコンパクトにできることは知られている。
【0004】
【特許文献1】
米国特許第5745301号明細書
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1で提案されている変倍レンズでは第2レンズ群の屈折力が比較的小さく、全レンズ系を極端にコンパクトにできない。また、F2.6、水平画角が50度以上の広角なレンズ系を構成するのは非常に困難である。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、極めてコンパクトで大口径(F2.6)、かつ水平画角が50度以上の広角焦点距離からズーム比が2倍以上の変倍レンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、第1の発明の変倍レンズは、少なくとも3つのレンズ群からなり、物体側から順に、後面が物体側に凸の負の屈折力を有する第1レンズ群と、前面が物体側に凸で正の屈折力を有する第2レンズ群と、その後方に第3レンズ群を有し、各レンズ群の間隔を変えることによって変倍させるレンズであって、少なくとも第2レンズ群と第3レンズ群を移動させ、以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.8<f2/fw<1.3 ...(1)
但し、f2は第2レンズ群の焦点距離、fwは広角端での全系の焦点距離である。
【0008】
第2の発明の変倍レンズは、更に以下の条件式(2)を満足することを特徴とする。
0.25<t3<0.5 ...(2)
但し、t3は第2レンズ群の最物体側レンズ面から最像側レンズ面までの心厚である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施した変倍レンズを図面を参照して説明する。
【0010】
図1〜図3は第1〜第3の実施の形態を構成する変倍レンズ系にそれぞれ対応するレンズ構成図で、それぞれ広角端(w)でのレンズ配置(断面図)を示す。
【0011】
各図のri(i=1〜8)は物体側からi番目の面を示し、di(i=1〜8)は物体側からi番目の軸上面間隔を示す。なお空気間隔は変倍において可変である。第2レンズ群2と第3レンズ群3は図1〜図3に矢印で示したように移動して変倍を行う。
【0012】
第1〜第3の実施の形態はいずれも、物体側から順に負の屈折力を有する第1レンズ群1と、正の屈折力を有する第2レンズ群2と、第2レンズ群2の変倍移動にともなう像点移動を主として補正する第3レンズ群3と、フィルタ4(光学的ローパスフィルタや赤外光カットフィルタなど)とからなる。また、不図示のガラス平行平板はフィルタ4と不図示の撮像素子との間に配設する。各レンズ群1〜3の間隔を変化させることにより変倍を行う3群構成の変倍レンズである。本実施の形態ではいずれも第2レンズ群2と第3レンズ群3の位置を可変としている。また、各実施の形態1〜3のいずれも各レンズ群1〜3は、1枚のレンズからなっている。また、第1、第2の実施の形態では第2レンズ群2と共に変倍移動する絞り5が第2レンズ群2の最像側に配置されている。
【0013】
上述の構成のようにレンズ枚数を極力少なくすること及び以下の条件式(1)を満足させることにより、極めてコンパクトで低コストの高性能な変倍レンズを実現することができる。
0.8<f2/fw<1.3 ...(1)
但し、f2は第2レンズ群2の焦点距離、fwは広角端での全系焦点距離である。
【0014】
条件式(1)の下限を下回ると第1レンズ群1の負の屈折力が強くなり収差補正が困難になる。また、第2レンズ群2の曲率半径が小さくなり誤差感度がきびしくレンズの製造が困難となる。
【0015】
一方、上限を上回ると、光学全長が長くなり所望の極めてコンパクトな変倍レンズ系を実現することは困難となる。
【0016】
次に以下の条件式(2)を更に満足させることにより、更にコンパクトな変倍レンズを実現できる。
0.25<t3/fw<0.5 ...(2)
但し、t3は第2レンズ群2の最物体側レンズ面から最像側レンズ面までの心厚である。
【0017】
条件式(2)の下限を下回ると、レンズのコバ厚が必要量とれなくなり、レンズの製造及びレンズの鏡筒への取り付けが困難になる。上限を上回ると第2レンズ群の心厚が必要以上に厚くなりコスト的にも不利になる。
【0018】
また、各レンズ群1〜3は、1枚のレンズからなるようにしたが、1枚に限るものではなく、複数のレンズが重なった接合レンズにしてもよいし、複数のレンズを組み合わせたレンズ群としてもよい。
【0019】
【実施例】
以下、本発明を実施した変倍レンズ系の構成等を、レンズ構成データ、収差図等をあげて具体的に説明する。
【0020】
各実施例1〜3のレンズ系の構成をそれぞれ図1〜図3に対応して示し、そのレンズ構成データをそれぞれ以下の表に示す。なお、各実施例とも撮像素子の像高対角長(2y’)は2.0mmである。
【0021】
〔実施例1〕
f=1.54(W)〜2.14(M)〜2.94(T)
FNo.=2.6(W)〜3.6(T)
y’=1.0
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
実施例1においては変倍によって変化する軸上面間隔をd4、d6、d8に広角端(短焦点距離端、W)〜中間(中間焦点距離、M)〜望遠端(長焦点距離端、T)に示した。
【0024】
そして、水平画角(2ω)は2tan−1(y’/f)で求められる。実施例1の場合は、2ω=約66度となる。
【0025】
〔実施例2〕
f=1.535(W)〜2.2(M)〜2.926(T)
FNo.=2.6(W)〜3.9(T)
y’=1.0
【0026】
【表3】
【0027】
【表4】
実施例2においては変倍によって変化する軸上面間隔をd4、d6、d8に広角端(短焦点距離端、W)〜中間(中間焦点距離、M)〜望遠端(長焦点距離端、T)に示した。
【0028】
そして、水平画角(2ω)は2tan−1(y’/f)で求められる。実施例2の場合は、2ω=約66度となる。
【0029】
〔実施例3〕
f=1.535(W)〜2(M)〜2.93(T)
FNo.=2.6(W)〜3.9(T)
y’=1.0
【0030】
【表5】
【0031】
【表6】
実施例3においては変倍によって変化する軸上面間隔をd4、d6、d8に広角端(短焦点距離端、W)〜中間(中間焦点距離、M)〜望遠端(長焦点距離端、T)に示した。
【0032】
そして、水平画角(2ω)は2tan−1(y’/f)で求められる。実施例3の場合は、2ω=約66度となる。
【0033】
各実施例1〜3とも極めてコンパクトで大口径(F2.6)とすることができ、さらに各実施例とも水平画角は約66度となり、水平画角が50度以上の広角焦点距離からズーム比が2倍以上の変倍レンズとすることができた。
【0034】
各実施例1〜3の各レンズ群の面は全て非球面にした。各実施例の非球面データは非球面の面形状を示す以下の式(3)で定義する。
【0035】
【数1】
但し、X(H):高さHの位置での光軸方向の変位量(面頂点基準)、H:光軸に対して垂直な方向の高さ、CO:近軸曲率、ε:2次曲面パラメータ、Ai:i次の非球面係数である。
【0036】
各実施例では、各レンズ群の面は全て非球面としたが、これに限らず、一部の面が球面の面となっていてもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば極めてコンパクトで大口径かつ広角な変倍レンズを実現することができる。また各レンズ群をそれぞれ全て1枚で構成した場合には、非常にシンプルで低コストな変倍レンズを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図
【図2】第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図
【図3】第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図
【図4】実施例1の収差図
【図5】実施例2の収差図
【図6】実施例3の収差図
【符号の説明】
1 第1レンズ群
2 第2レンズ群
3 第3レンズ群
4 フィルタ
5 絞り
Claims (2)
- 少なくとも3つのレンズ群からなり、物体側から順に、後面が物体側に凸の負の屈折力を有する第1レンズ群と、前面が物体側に凸で正の屈折力を有する第2レンズ群と、その後方に第3レンズ群とを有し、各レンズ群の間隔を変えることによって変倍させるレンズ系であって、少なくとも前記第2レンズ群と前記第3レンズ群を移動させ、条件式0.8<f2/fw<1.3を満足することを特徴とする変倍レンズ。
但し、f2は第2レンズ群の焦点距離、
fwは広角端での全系の焦点距離である。 - 請求項1において、更に条件式0.25<t3/fw<0.5を満足することを特徴とする変倍レンズ。
但し、t3は第2レンズ群の最物体側レンズ面から最像側レンズ面までの心厚である。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003014436A JP2004226691A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 変倍レンズ |
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JP2003014436A JP2004226691A (ja) | 2003-01-23 | 2003-01-23 | 変倍レンズ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US7446948B2 (en) | 2005-09-12 | 2008-11-04 | Olympus Imaging Corp. | Zoom optical system and imaging system using the same |
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-
2003
- 2003-01-23 JP JP2003014436A patent/JP2004226691A/ja active Pending
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