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JP2004224742A - 皮膚外用剤 - Google Patents

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skin
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Tsuneo Bando
經雄 板東
Kazuhiro Tanie
和弘 谷江
Shuichi Sakamoto
秀一 坂本
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UMEKEN KK
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Abstract

【課題】加齢や紫外線などによってもたらされる皮膚の老化症状を予防及び改善する作用を有する皮膚外用剤を提供する。
【解決手段】松種子油及びコエンザイムQ10を配合してなることを特徴とする皮膚外用剤。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加齢や紫外線などにより生ずるシワ、更には加齢などによる表皮中の水分喪失やアレルギー、アトピー性皮膚障害などによる所謂、肌荒れ(以下、これらを総称して「肌荒れ」ということもある。)等の皮膚の老化症状を改善する作用を有する皮膚外用剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
加齢や紫外線などによるシワ、シミの発生、皮膚の角質化などの皮膚の老化症状を引き起こす要因としては、皮膚真皮の繊維芽細胞の機能低下、マトリックス繊維の減少、分解などが挙げられている。そして、皮膚の老化防止に有効な皮膚外用剤を得るために、繊維芽細胞の賦活あるいは増殖促進作用を有する成分の探索・研究が行われてきた。例えば、特開平8−175961号公報においては、酸化型コエンザイムAは皮膚細胞の賦活化、新陳代謝の促進、創傷治癒効果等を有し、皮膚の老化防止効果に優れているが、経皮吸収性が不十分なため、小じわ、肌のつや・きめ等の改善効果が十分ではないことから、このコエンザイムAに特定のアルコールや非イオン界面活性剤等を配合した皮膚外用剤組成物が提案されている。
【0003】
このように、化粧品などの皮膚外用剤には、一般に各種の界面活性剤が配合されているが、これら界面活性剤は、皮膚に対し多かれ少なかれある程度の脱脂作用、ケラチン蛋白質の変性作用を有している。そのため化粧品を連用すると皮膚の乾燥とバリア機能の低下を引き起こし、肌荒れをもたらす場合もあると言われている。そこで界面活性剤に代わる肌荒れ改善効果のある配合成分の検討が行われた結果、肌荒れ改善作用を有し、特に界面活性剤による皮膚刺激を抑制する成分として松種子油が優れていることが報告された。(特開平8−99857号公報)。
しかしながら、松種子油は天然の松の実から得られる比較的少量の産出品であり高価格であるので、有効量の松種子油の皮膚外用剤への使用はコスト的にも量的にも制限されてきた。
【0004】
一方、皮膚の老化は加齢によるものと紫外線によるものとがあり、両者が重なり合って起こる現象であるが、その老化作用は細胞内の酸化作用に関係があることから、皮膚への紫外線照射における、細胞の抗酸化剤であるコエンザイムQ10の作用・機能の研究が行われてきている。そして、該コエンザイムQ10が、表皮のケラチン細胞及び繊維芽細胞に対する紫外線照射の影響を低減し、光老化による固有の現象である深いシワを縮小し得ることが明らかにされ、又コエンザイムQ10は、光に安定で刺激性が無く、ケラチン細胞に細胞毒がないことから化粧品への使用が可能であることも明らかにされている(BioFactors 9 (1999)371−378).。
【0005】
【特許文献1】特開平8−175961号公報
【特許文献2】特開平8−99857号公報
【非特許文献1】BioFactors 9 (1999)371−378
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明者は、肌荒れ改善作用、特に界面活性剤による皮膚刺激を抑制する作用に優れた松種子油に着目し、加齢や紫外線などによってもたらされる皮膚の老化症状に対する改善作用、就中皮膚老化によるシワの予防並びに深いシワの低減改善に有効な皮膚外用剤について鋭意研究を行った。その結果、コエンザイムQ10に松種子油を組合せて配合することにより、コエンザイムQ10の経皮吸収を容易にし、これが奏するシワ改善効果に松種子油の優れた肌荒れ改善作用が相乗的に付加され、極めて優れた皮膚の老化改善効果が達せられることを見出し、かかる知見に基づき本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の如く皮膚の老化症状を予防、改善し、肌荒れを改善する作用を有する皮膚外用剤を提供するものであり、その要旨は、松種子油及びコエンザイムQ10を配合してなることを特徴とする皮膚外用剤に存する。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明で使用する松種子油は、松の実の殻を破砕して取り除いた後、加温下で圧搾する方法によって得られる。また有機溶媒で抽出処理し、溶媒を除去することによって得ることも出来る。
松の種子は、古くから不老長寿、滋養強壮に効き目があると言われ食用に供せられてきた。その松の種子から圧搾法等によって得られる松種子油は、リノール酸を主成分とする付加価値の高い健康的に優れた食用油として利用されているが、該オイル中にはpリノレン酸が含まれ、アレルギーやアトピー等の皮膚の痒みや腫れ、肌荒れの防止、血管内のコレステロール除去や血小板の凝固防止に有効であることが知られ、更には繊維芽細胞(正常ヒト胎児肺二倍体)を用いて細胞増殖効果があることも確認されている(特開昭63−252698号公報)。
【0009】
松種子油は主にリノール酸等の不飽和脂肪酸を含有するが、原料の松の実が得られる松の木の種類によってその組成に多少の違いがあり、例えば、五葉松種子を原料とし、物理的圧搾法によって得られたオイルを精製して得たオイルの組成は表−1に示す通りである。松種子油には、他の植物種子にはあまり見られないC18:3高度不飽和脂肪酸であるオクタデカトリエン酸(別名ピノレン酸)が全油分の約15%も含まれる特徴を有している。
【0010】
【表1】
Figure 2004224742
【0011】
肌荒れは、皮膚の角質層や表皮中の水分が加齢と共に減少することや、冬季及び夏季での季節変動により肌の水分が失われること、更には洗浄剤の使用等に起因すると考えられ、化粧品や部外品等の皮膚外用剤には、通常保湿剤が配合されている。従来の保湿剤としては、多糖類であるヒアルロン酸や蛋白質のコラーゲン、脂質のセラミドなど様々な素材が使用されている。更に、ホホバ油やオリーブ油、アボガド油などの植物油も保湿剤として使用されているが、十分な効果を発揮させるためにはかなりの量のオイルが必要であり、皮膚外用剤を肌の上に塗った際、「べたつき感」や「温熱感」、更には「油脂臭」といった好ましくない感触が残る問題があった。
【0012】
これに対し、化粧品等に配合されている界面活性剤の皮膚刺激を抑制することにより肌あれの改善作用をする松種子油は、無臭化が可能であり、上記の如き他のオイルと同様に優れた保湿性を有し、しかも他のオイルのような悪い感触は無くむしろ、肌にのばした後のさらっとした感触を得ることが出来るのである。そして、松種子油による保湿性は、界面活性剤と併用することにより一層高められ、併せて界面活性剤の皮膚への刺激を抑制する利点もある。更に、松種子油が有効であるとされている、アトピー、アレルギー等による皮膚炎は重度の肌荒れとも見なされるので、松種子油を含む皮膚外用剤をこれらの皮膚疾患者に対し適用すれば、患部の保湿効果を高め改善効果が得られることが期待できる。
【0013】
本発明で使用するコエンザイムQ10は、ヒトの心臓、腎臓等各種の組織に存在するユビキノンであり、心筋代謝改善薬として使用され、最近は食品としての使用も認められ、サプリメントとしての利用が促されているものである。コエンザイムQ10は皮膚中においては酸化防止剤としての役割を果たしており、皮膚への浸透性があり、皮膚の老化症状の典型であるシワの改善に有効であるとされている。即ち、皮膚の老化(シワ)は、加齢によるものと紫外線によるものの2通りがあり、加齢の場合は皮膚のヒアルロン酸(グリコサミノグリカン)が減り、且つコラーゲンが無秩序になることで保水性が低下することに起因するが、コエンザイムQ10は、ヒアルロン酸を増加させ、皮膚の老化の改善作用を示す。又、紫外線による皮膚の老化は、酵素のイニシエーターが真皮の繊維芽細胞に悪影響を及ぼし、コラーゲンを壊す酵素(コラーゲナーゼ)を増加させ、コラーゲンの破壊或いはヒアルロン酸の減少をもたらすことによるが、コエンザイムQ10は、抗酸化剤として表皮のケラチン細胞及び繊維芽細胞に対する紫外線照射の影響を低減し、光老化による固有の現象である深いシワを縮小し得る。そして、老化した皮膚では、皮膚最外側の角質細胞の表面積が年齢とともに大きくなり、細かいシワが作られるが、コエンザイムQ10を皮膚に塗ることによりその表面積を縮小し、皮膚の若返り効果をもたらすとも言われている。
しかしながら、この皮膚の老化の改善作用を有するコエンザイムQ10は、生体内では高齢化につれて減少するので、加齢による皮膚の老化は益々生じ易くなる。
【0014】
本発明では、このコエンザイムQ10を松種子油と共に用いることにより、松種子油が有する優れた保湿性と、コエンザイムQ10の酸化防止作用が相俟って、皮膚の老化症状の改善作用を更に向上させ、老化症状の中でも特に肌荒れ改善、シワの予防並びに改善を図るものである。更に、松種子油とコエンザイムQ10とを配合することで、本来、油溶性であるコエンザイムQ10を、場合によっては界面活性剤を用いずに溶解し、その経皮吸収を容易にするのみならず、コエンザイムQ10の抗酸化作用によって、不飽和脂肪酸を多く含む松種子油の酸化を抑制し、その着臭を防止す利点があるのである。
本発明の皮膚外用剤中における松種子油の含有量は、外用剤がオイル状の場合、100%の松種子油を使用するか、あるいは松種子油0.1〜99重量%に適宜他の油脂を併用する。また、乳液状、クリーム状の場合は、通常、0.1〜20重量%、好ましくは1〜10重量%のコエンザイムQ10を前以て松種子油に配合した配合オイルを使用する。この場合、上記配合オイルの配合量が少なすぎると、皮膚の保湿性、肌荒れに対する改善効果が得られにくく、又反対に、必要以上に多すぎるとコスト面で不利となる。
【0015】
本発明の皮膚外用剤中における該コエンザイムQ10の含有量は、0.001〜5.0重量%、好ましくは0.01〜2.0重量%である。配合量が少なすぎるとシワの改善効果が達成されず、多すぎても格別の改善効果が得られず、溶解性の問題等を生じるので不利である。
【0016】
本発明の皮膚外用剤の優れた保湿性は、松種子油によって達せられるが、松種子油と共に、他のオイルを併用することも出来る。このようなオイルとしては、具体的に、アニス油、アボガド油、アルモンド油、ウイキョウ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラフィー油、カミツレ油、カロット油、カローブ油、キューカンバー油、キョウニン油、ククイナッツ油、ケイヒ油、ゴマ油、コムギ胚芽油、コメ胚芽油、サザンカ油、サフラワー油、サフラワー油(2)、シア油、ジュズダマ油、スペアミント油、精製パーム油、セージ油、タイム油、チャ実油、チョウジ油、月見草油、ツバキ油、テレピン油、トウヒ油、トウモロコシ油、トショウ油、ナタネ油、パーム核油、パーム油、ハッカ油、ハトムギ油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、ホホバ油、マカデミアンナツ油、綿実油、ヤシ油、ユーカリ油、ラベンダー油、ローズマリー油、ローマカミツレ油等が挙げられる。更に、液状ラノリン、カカオ脂、還元ラノリン、牛脂、サメ肝油、スクワラン、水素添加ホホバ油、馬油、メドウフォーム油、落花生油、卵黄油等も使用することが出来る。
【0017】
本発明の皮膚外用剤としては、通常、有効性を発揮する量のコエンザイムQ10を含むオイル単独か、あるいはクリーム状、乳液状、ローション状等の皮膚化粧料の形態で使用することが出来る。
本発明の皮膚外用剤においては、上記の松種子油及びコエンザイムQ10を必須成分とするが、本発明の効果を損なわない限り必要に応じ、他の成分を加えることも出来る。他の成分として具体的には、アラントイン、グリチルリチン酸及びグリチルレチン酸誘導体、ビタミンE誘導体、ビタミンC誘導体、動植物由来の抗酸化機能成分、殺菌剤等が挙げられる。また、香料、色素、防腐剤、増粘剤、保湿剤、乳化剤等の成分も任意に加えることが出来る。
【0018】
【実施例】
以下本発明を実施例及び製造例により更に詳細に説明するが、本発明はその要旨を超えない限り、これら実施例および製造例に限定されるものではない。
実施例1
<松種子油の保湿性試験>
▲1▼被験試料
松種子油を、コントロールの水、保湿剤の標準とされるグリセリンと比較する。
試料A:精製五葉松種子油(自家製無調整)
試料B:グリセリン(コントロール)
試料C:精製水(コントロール)
【0019】
▲2▼保湿テスト
表皮角層水分測定装置(SKICON−200 IBS株式会社製)を使用し、中心直径1mmの電極で皮膚の電気伝導度を測定して比較した。
女性被験者の前腕屈内の電気伝導度をあらかじめ測定しておき、次に、同一測定部位に試料を1滴(10μl)滴下して、ガラス棒にて直径20mmの円形に塗布し、30秒後、キムワイプを用いて、塗布した試料を拭き取った直後より、30秒ごとに電気伝導度を測定する。
測定条件は室温25℃、湿度35%の風のない恒温恒湿とする。
測定結果を図1に示す。
【0020】
▲3▼考察
図1に示された電気伝導度の推移から、精製水では約2分30秒後に、標準のグリセリンでは約5分後に試料塗布前の伝導度(水分量を表す)に戻っているのに対し、松種子油では10分を過ぎても塗布前の値に戻らぬばかりか、3分30秒以降、電気伝導度は平衡を保つ傾向を示しており、これらは松種子油が高い保湿性を持っていることを示すものである。
【0021】
実施例2
<松種子油の肌荒れ改善試験>
▲1▼被験試料
精製五葉松種子油(自家製無調整)99.7重量%にコエンザイムQ10(鐘淵化学工業社製;カネカ・コエンザイムQ10)0.3重量%を溶解した配合オイルを使用前後について比較する。
【0022】
▲2▼肌荒れ改善試験
典型的な肌荒れの一つである指掌角皮症に対する改善効果をコエンザイムQ10配合五葉松種子油使用前後について比較した。
テストの前処理として指掌角皮症を発症した男性被験者の指掌を、市販の油脂化粧石鹸で洗浄し、洗浄後、ペーパータオルにて軽く拭き、30分間風乾して測定部位と定めた左手中指第一関節部位を顕微鏡撮影した。
テストは、毎日1回、テスト前の処理と同様に指掌を洗浄、風乾した後、測定部位の左手中指第一関節部位にコエンザイムQ10を含む松種子油を1滴(約10μl)を滴下し、右手人差し指指先にて薄く均一に塗布する。10日間この操作を繰り返した後、テスト前の処理と同様に手洗いし、ペーパータオルにて軽く拭き、30分間風乾した後、測定部位の左手中指第一関節部位を顕微鏡撮影した。但し、テスト期間中は日常の生活を行うこととし、測定部位を保護する等の特別の操作は行わない。また、毎日1回の塗布は、夕刻、16〜17時に行った。撮影機器は、NikonCOOLPIX990、顕微鏡拡大倍率は40倍とした。
測定結果を図2に示す。
【0023】
▲3▼考察
被験者はアレルギー体質にて指掌角皮症を発症しており、特に指掌の乾燥時に、使用前写真に見られる如く顕著な症状を示していた。しかしながら、コエンザイムQ10を配合した松種子油の塗布をはじめて10日後には症状が完全に消失しており、同症状は手洗い後にも再発せず、肌荒れの改善に顕効を示した。従って、コエンザイムQ10を含む松種子油を継続的に塗布することにより、指掌角皮症等の肌荒れは平癒するものと示唆される。
【0024】
製造例1
<乳液(ローション)>
精製水に、保湿剤、アルカリを加え70℃に加熱調整する。コエンザイムQ10を10重量%配合した五葉松種子油ほかの油分に、界面活性剤、防腐剤、香料を加え、70℃に調整する。この油相を先に調整した水相に加え予備乳化を行う。ホモミキサーにて乳化粒子を均一にした後、脱気、濾過、冷却する。
乳液の配合成分及び割合を下記表−2に示す。
【0025】
【表2】
Figure 2004224742
【0026】
製造例2
<乳液(ローション)>
精製水に、前以て保湿剤に防腐剤を加熱溶解したものと高分子を加え、室温で溶解する。これに中和剤を加えたものを水相とする。この水相に、コエンザイムQ10を6重量%配合の五葉松種子油ほか、室温で均一に混合した油分、酸化防止剤、香料を添加して乳化する。ホモミキサーにて乳化粒子を均一に調整した後、脱気、濾過を行う。
乳液の配合成分及び割合を下記表−3に示す。
【0027】
【表3】
Figure 2004224742
【0028】
製造例3
<クリーム>
精製水に保湿剤を加え、70℃に加熱調整する。他方、コエンザイムQ10を4重量%配合した五葉松種子油ほかの油分を加熱、溶解後、界面活性剤、防腐剤、酸化防止剤、香料を加え70℃に調整する。これを先に調整した水相に加え、ホモミキサーにて乳化粒子を均一にして、脱気、濾過、冷却する。
乳液の配合成分及び割合を下記表−4に示す。
【0029】
【表4】
Figure 2004224742
【0030】
【発明の効果】
本発明の皮膚外用剤は、保湿性に優れ皮膚の老化症状、特にシワの改善作用を有するので、オイル、クリーム、乳液等の化粧品への応用が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】五葉松種子油の保水性試験の結果を示すグラフである。横軸は時間(分)、縦軸は電気伝導度(μs)を表す。
【図2】コエンザイムQ10を配合した五葉松種子油の肌荒れ改善試験の結果を示す写真であり、使用前及び使用後を示す。

Claims (1)

  1. 松種子油及びコエンザイムQ10を配合してなることを特徴とする皮膚外用剤。
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