JP2004223059A - C型アーム式x線撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消する。
【解決手段】この発明の装置に係るX線TV撮影装置によれば、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信を、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなうのではなく、アーム長手方向沿いにC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アーム3に平行に敷設された複数の電気導体製線条14A,14Bと、電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するようにしてアームホルダー10に設置された電気導体製ブラシ15A,15Bとの電気的接続を利用しケーブルレスでおこなうので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】この発明の装置に係るX線TV撮影装置によれば、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信を、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなうのではなく、アーム長手方向沿いにC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アーム3に平行に敷設された複数の電気導体製線条14A,14Bと、電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するようにしてアームホルダー10に設置された電気導体製ブラシ15A,15Bとの電気的接続を利用しケーブルレスでおこなうので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、X線管とX線検出器とが略C字形状を有するC型アームの一端と他端に対向配置されているC型アーム式X線撮影装置に係り、特にX線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のC型アーム式X線撮影装置は、X線管とX線検出器とがC型アームの一端と他端に対向配置されていて、前記C型アームがX線管およびX線検出器ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転可能にアーム支持体に支持されており、C型アームのスライド回転に伴ってX線撮影方向が変化するように構成されている。そして、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなわれている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−265287号公報(第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のC型アーム式X線撮影装置の場合、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信をおこなうための電気ケーブルにまつわるトラブルが起こる心配をしなければならないという問題がある。例えば、C型アームのスライド回転に追随して電気ケーブルの繰り出し・巻き戻しをおこなう機構とその取り付けスペースが必要となるのに加えて、繰り出し・巻き戻し時に電気ケーブルが捩れて電気ケーブルが断線する心配がある。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう電気ケーブルにまつわるトラブルを、確実に解消することができるC型アーム式X線撮影装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
即ち、請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置は、X線管とX線検出器とが略C字の円弧形状を有するC型アームの一端と他端に対向配置されていて、前記C型アームがX線管およびX線検出器ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転可能にアーム支持体に支持されているC型アーム式X線撮影装置において、前記C型アームにはアーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって複数の電気導体製線条が平行に敷設されており、前記アーム支持体には前記電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製ブラシが電気導体製線条の本数に対応する数だけ設置されていて、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が前記電気導体製線条および前記電気導体製ブラシを経由しておこなわれるように構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
(作用・効果)請求項1に記載の発明では、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が、アーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アームに平行に敷設された複数の電気導体製線条と、電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製線条の本数に対応する数だけアーム支持体に設置された電気導体製ブラシとを経由しておこなわれる。X線管およびX線検出器ごとC型アームがアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転してゆくのに連れ、C型アームの側の電気導体製線条も移動するが、アーム支持体の側の電気導体製ブラシは電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして設置されているので、電気導体製ブラシは常に電気導体製線条と接触し続けるのに加え、また電気導体製線条はアーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって敷設されているので、C型アームがどこまでスライド回転しようとも、電気導体製ブラシと電気導体製線条の間の接触は維持される結果、電気導体製線条と電気導体製ブラシとによる電気的接続は断たれず、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信は支障なくおこなわれる。
【0008】
このように、請求項1に記載の発明によれば、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信を、従来のように電気ケーブルを用いてダイレクトに行うのではなく、アーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アームに平行に敷設された複数の電気導体製線条と、電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製線条の本数に対応する数だけアーム支持体に設置された電気導体製ブラシとの電気的接続を利用してケーブルレスでおこなうようにしたので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置において、C型アームがアーム長手方向に沿って連続して続く内部空間を有するパイプタイプのアームであって、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの内部空間に配置されているものである。
【0010】
(作用・効果)請求項2に記載の発明によれば、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの内部空間に配置されていて、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの側周壁で覆われて直接外界に晒されないことになるので、電気導体製線条と電気導体製ブラシの電気的接続の信頼性・安全性が高められる。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のC型アーム式X線撮影装置において、C型アームには内部空間を外界に開くスリットがアーム長手方向に沿ってC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れず続くように形成されており、アーム支持体には電気導体製ブラシを先側に設置した突出部がC型アームのスリットを通り抜けてC型アームの内部空間に入り込むように形成されていて、C型アームがスリットによりアーム支持体の突出部に当たらずにスライド回転するように構成されているのに加え、C型アームとアーム支持体との間にC型アームのスリットを塞ぐ遮蔽体がC型アームのスライド回転に連動してアーム長手方向に伸び縮みするようにして取り付けられていて、C型アームのスライド回転に伴うスリットの動きに追随して遮蔽体が伸び縮みすることによりスリットが常に遮蔽体で塞がれ続けるように構成されているものである。
【0012】
(作用・効果)請求項3に記載の発明によれば、C型アームには内部空間を外界に開くスリットがアーム長手方向に沿ってC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れず続くように形成されていると共に、アーム支持体には電気導体製ブラシを先側に設置した突出部がC型アームのスリットを通り抜けてC型アームの内部空間に入り込むように形成されているので、C型アームのスライド回転の際、C型アームはスリットによってアーム支持体の突出部に当たらずにアームの曲がりに沿って速やかにスライド回転する。
さらに、C型アームの速やかなスライド回転を許容するスリットが、C型アームのスライド回転に伴って動く際は、C型アームのスライド回転に連動してアーム長手方向に伸び縮みするようにして取り付けられたスリットを塞ぐ遮蔽体もスリットの動きに追随して伸び縮みすることによりスリットが常に遮蔽体で塞がれ続けるので、C型アームの速やかなスライド回転を許容するスリットによって、電気導体製線条と電気導体製ブラシとが、外界に晒されるのを回避することができる。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のC型アーム式X線撮影装置において、遮蔽体がカーテンロールであって、C型アームのスライド回転に伴うカーテンの繰り出し・巻き戻しにより遮蔽体としての伸び縮みが行われるのに加えて、前記カーテンの表面にはカーテンの繰り出し量を示す表示が施されているものである。
【0014】
(作用・効果)請求項4に記載の発明によれば、C型アームのスライド回転に伴ってカーテンの繰り出し・巻き戻しが行われるように構成されていて、C型アームのスライド回転に伴う繰り出し量がC型アームのスライド回転量と対応しているので、カーテンの表面に施されたカーテンの繰り出し量を示す表示から直ちにC型アームのスライド回転量を知ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明のC型アーム式X線撮影装置の実施例を、図面を参照しながら詳しく説明する。図1は実施例に係るC型アーム式外科用X線TV撮影装置(以下、適宜「X線TV撮影装置」と略記)の構成を示す正面図、図2は実施例装置におけるC型アームのスライド回転機構の構成を示す部分断面図である。
【0016】
実施例のX線TV撮影装置は、図1に示すように、X線管1とX線検出器としてのイメージインテンシファイア(I・I管)2とが一端と他端に対向配置されているC型アーム3と、矢印RAで示すようにC型アーム3をX線管1およびI・I管2ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿って手動でスライド回転(ピボット回転)可能に支持するアーム支持体4とが、装置制御部6などが搭載された走行可能な台車5に配備されていて、装置制御部6の側からの操作・コントロールに従ってX線管1から被検体にX線が照射されると同時に、I・I管2で被検体(図示省略)の透過X線像が検出されて、台車5の傍に別置するか或いは台車5に搭載するかたちで設けられたTVモニタ(図示省略)の画面にX線画像として表示されるように構成されている。
【0017】
実施例装置の場合、C型アーム3を矢印RAで示すようにスライド回転(ピボット回転)させると、X線管1およびI・I管2が、対向配置状態を維持したままC型アーム3の回転中心Wの周りを巡るように移動し、これに伴って撮影方向が変化する。また実施例装置は、台車5を動かすことによって別の撮影場所に簡単に移動させることができる。以下、実施例のX線TV撮影装置の構成を、具体的に説明する。
【0018】
X線管1およびI・I管2が取り付けられているC型アーム3は、図1に示すように、全体の形が略C字の円弧形状であって、図2ないし図3に示すように、横断面形状が略正方形であり、アーム長手方向に沿って連続して続く内部空間7を有するパイプタイプのアームである。内部空間7は中仕切り壁7aによりアーム長手方向に沿って平行に並ぶ二つの第1、第2小内部空間7A,7Bに分割されており、第1小内部空間7Aの方が台車5と向き合う側に位置している。
【0019】
一方、C型アーム3を支えるアーム支持体4は、図1に示すように、矢印RBで示すように上下動可能に台車5に立設された垂直支柱8と、矢印RCで示すように水平移動可能に垂直支柱8の上端に載設された水平ロッド9と、水平ロッド9の先端から斜め下がりに延びる水平ロッド9に一体化されているアームホルダー10とを具備していて、C型アーム3はアームホルダー10に支持された構成になっている。
さらに、アーム支持体4の場合、垂直支柱8が矢印RDで示すように垂直支柱8自体の軸8aを回転軸として回転できると共に、水平ロッド9が矢印REで示すように水平ロッド9自体の軸9aを回転軸として回転できる構成となっており、垂直支柱8が軸8aを回転軸として回転するとC型アーム3が軸8aを支点として水平の向きに首振りをおこない、水平ロッド9が軸9aを回転軸として回転するとC型アーム3が軸9aのまわりを巡るように旋回する。
【0020】
他方、C型アーム3は、図1に示すように、同一の構成をもつ4組のスライド回転機構11によってアームホルダー10に矢印RAで示すようにスライド回転可能に支持されている。なお、図1では2組のスライド回転機構11だけが図示されており、図1に示されていない残り2組のスライド回転機構11は、図2に示すように、図1に示されているスライド回転機構11の反対側に同様に配設されている。
【0021】
C型アーム3には第1小内部空間7Aを外界に開くスリット3aがアーム長手方向に沿ってC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れずに続くように形成されており、スライド回転機構11では、C型アーム3のスリット3aから第1小内部空間7Aに入り込むように形成されたアームホルダー10の突出部10Aに、対向設置された一対のローラ12A,12Bからなる送りローラ12がアーム長手方向に沿って2組設置されている。図2に示すように、ローラ12AはC型アーム3の内部空間7の外側に配置されていて、C型アーム3の側周壁3bのうちアームホルダー10に臨む側周壁3b1の表面からローラ12Aが当接し、またローラ12AはC型アーム3の第1小内部空間7Aの内側に配置されていて、C型アーム3における側周壁3b1の裏面からローラ12Bが当接している。さらに各ローラ12A,12Bは、それぞれがアームホルダー10に回転可能に軸支されたローラ12A,12Bの略倍の直径を有する緩衝ローラ13の側面に回転可能に軸支された形で配備されている。
【0022】
したがって、C型アーム3の側周壁3b1は各送りローラ12のローラ12A,12Bで挟持される状態で、C型アーム3は4組のスライド回転機構11によりアームホルダー10に支持される。C型アーム3をスライド回転させる場合は、C型アーム3を手動でアーム長手方向に移動させたい向きへ動かす。C型アーム3をアーム長手方向に動かすと、送りローラ12が滑らかに回転してC型アーム3のアーム長手方向の移動を許容し、C型アーム3はアーム長手方向に沿って設けられているスリット3aにより、アームホルダー10の突出部10Aに当たることなく、速やかにスライド回転する。
なお、時としてC型アーム3の円弧形状が歪んでいて、C型アーム3が送りローラ12につかえて移動できなくなることがあるが、実施例装置では、緩衝ローラ13が回転してC型アーム3の歪みに応じて両ローラ12A,12Bの位置を調整し、C型アーム3が送りローラ12につかえるのを自動的に回避することができる構成となっている。
【0023】
さらに、実施例装置においては、図1〜図3に示すように、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信を行う為に、C型アーム3には、アーム長手方向沿いにC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたって平行に敷設された複数の電気導体製線条14A,14Bが設けられており、アームホルダー10には、電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するようにして電気導体製線条14A,14Bの本数に対応する数だけ設置された電気導体製ブラシ15A,15Bが設けられていて、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信が、電気ケーブルを用いてダイレクトに行うのではなく、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15Bを経由してコードレスでおこなわれるように構成されている。
【0024】
図3に示すように、C型アーム3の第1小内部空間7Aにおける中仕切り壁7aの表面にはアーム長手方向に沿って電気絶縁層16が積層形成されていると共に、電気絶縁層16の表面にアーム長手方向に沿って続く凹溝17A,17Bが形成されていて、凹溝17A,17Bには電気導体製線条14A,14Bが嵌め込まれている。各電気導体製線条14A,14Bはその表面が電気絶縁層16の表面より先に出ないように凹溝17A,17Bの内に完全に納まっているので、電気導体製線条14A,14Bが短絡(ショート)する事故が起こる心配がない。これら電気導体製線条14A,14Bは、高導電性金属などにより形成されており、幅広の電気導体製線条14Aは例えば幅10mm程度もので駆動電力の供給を担い、幅狭の電気導体製線条14Bは例えば幅数mm程度もので電気信号の送受信を担う。
【0025】
一方,アームホルダー10には、電気導体製ブラシ15A,15Bを先側に設置した突出部10BがC型アーム3のスリット3aを通り抜けてC型アーム3の第1小内部空間7Aに入り込むように形成されている。突出部10Bの先側には絶縁ブロック18が取り付けられていて、この絶縁ブロック18の表面にブラシ収納穴19A,19Bが電気導体製線条14A,14Bと向き合う位置にそれぞれ穿設されており、各ブラシ収納穴19A,19Bに電気導体製ブラシ15A,15Bがスプリング等の弾撥体20A,20Bが後ろ側に続くようにして一緒に納められている。その結果、電気導体製線条14A,14Bと同数(対応する数)の電気導体製ブラシ15A,15Bが常に弾撥体20A,20Bによって電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するように配置された構成となっている。
これら電気導体製ブラシ15A,15Bも、電気導体製線条14A,14Bに対応する寸法でもって高導電性金属などにより形成されており、大きめの電気導体製ブラシ15Aが駆動電力の供給を担い、小さいめの電気導体製ブラシ15Bが電気信号の送受信を担う。
なお、図3では、便宜上、電気導体製線条14Aおよび電気導体製ブラシ15Aの数を2個,電気導体製線条14Bと電気導体製ブラシ15Bの数を3個としたが、電気導体製線条や電気導体製ブラシの数は必要に応じて調整されるものであり、通常、前者は4個〜5個で後者は何十個の数である。
【0026】
さらに電気導体製ブラシ15A,15Bには、突出部10Bから絶縁ブロック18へ通じるように形成されている内部空間21を通して、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう装置制御部6からの電線22A,22Bが接続されていて、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信が、電気ケーブルを用いてダイレクトに行わず、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15Bを経由してケーブルレスでおこなわれるように構成されている。
【0027】
C型アーム3がX線管1およびI・I管2ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転するのに伴ってC型アーム3の側の電気導体製線条14A,14Bも移動するが、アームホルダー10の側の電気導体製ブラシ15A,15Bは電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するようにして設置されているので、電気導体製ブラシ15A,15Bは常に電気導体製線条14A,14Bと接触し続けるのに加え、電気導体製線条14A,14Bはアーム長手方向沿いにC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたって敷設されているので、C型アーム3がどこまでスライド回転しようとも、電気導体製ブラシ15A,15Bと電気導体製線条14A,14Bと接触し続け、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15Bの電気的接続は必ず維持される結果、C型アーム3がどのようにスライド回転した場合でも、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信は正常に続けられる。
【0028】
なお、実施例装置の場合、C型アーム3がスライド回転する際、C型アーム3はアーム長手方向に沿って設けられているスリット3aにより、アームホルダー10の突出部10Bに当たることなく、スライド回転することができる。
また、実施例装置では、電気導体製線条14A,14Bおよび電気導体製ブラシ15A,15BがC型アーム3の側周壁3bで覆われて直接外界に晒されずに済むので、電気導体製線条14A,14Bおよび電気導体製ブラシ15A,15Bの電気的接続の信頼性・安全性が高い。
【0029】
さらに、実施例装置においては、図1および図4に示すように、C型アーム3のX線管1の側とアームホルダー10の間、および、C型アーム3のI・I管2の側とアームホルダー10の間に、それぞれ、C型アーム3のスリット3aを常に塞ぐカーテンロール(遮蔽体)23が配設されている。X線管1の側のカーテンロール23とI・I管2の側のカーテンロール23は、事実上、同一構成であるので、以下、I・I管2の側の方のカーテンロール23に即して説明する。
【0030】
図4(a)に示すように、カーテン23Aが繰り出し・巻き戻し可能に巻かれているカーテンロール23を、カーテン23Aの幅方向がアーム長手方向に対し直角となるようにしてアームホルダー10の端部に設置されていると共に、C型アーム3のスリット3aを塞ぐようにしてカーテン23Aの繰り出し側の先端部がC型アーム3のX線管1の直ぐ手前のところに固定されていて、C型アーム3がX線管1の側へスライド回転すると、図4(b)に示すように、カーテン23Aが繰り出されて伸び、逆に、C型アーム3がI・I管2の側へスライド回転すると、図4(a)に示すように、カーテン23Aが巻き戻されて縮むように構成されている。したがって、実施例装置の場合、C型アーム3のスライド回転に伴うスリット3aの動きに追随してカーテン23Aが伸び縮みすることによりスリット3aが常にカーテン23Aで塞がれていることになるので、C型アーム3の速やかなスライド回転を許容するスリット3aによって電気導体製線条14A,14Bおよび電気導体製ブラシ15A,15Bが外界に晒されるのを回避することができる。
【0031】
加えて、実施例装置の場合、図4(a),(b)に示すように、カーテン23Aの表面にはカーテン23Aの繰り出し量を示す目盛り(表示)が施されており、C型アーム3のスライド回転に伴うカーテン23Aの繰り出し量がC型アームのスライド回転量と対応しているので、カーテン23Aの表面に施された目盛りから直ちにC型アーム3のスライド回転量を知ることができる。
【0032】
以上に述べたように、実施例のX線TV撮影装置によれば、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信を、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなうのではなく、C型アーム3の側に設けた電気導体製線条14A,14Bと、アームホルダー10の側に設けた電気導体製ブラシ15A,15Bとの電気的接続を利用しケーブルレスでおこなうので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【0033】
この発明は、上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)実施例装置では、C型アーム3が移動可能な台車5に搭載されている構成であったが、C型アーム3は据えつけ式の撮影台、あるいは、天井走行式の撮影台に取り付けられている構成の装置が、変形例として挙げられる。
【0034】
(2)実施例装置において、カーテンロール23の代わりにベローズ(蛇腹)を用い、C型アーム3のスライド回転に伴うスリット3aの動きに追随してベローズが伸び縮みすることによりC型アーム3のスリット3aが常にベローズで塞がれている構成の装置が、変形例として挙げられる。
【0035】
(3)実施例装置では、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15BがC型アーム3の内部空間に配置されていたが、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15BがC型アーム3の外側に配置されているようであってもよい。
【0036】
(4)実施例装置では、C型アーム3を手動でスライド回転させる構成であったが、C型アーム3を電動でスライド回転させるように構成してもよい。
【0037】
(5)実施例装置では、X線検出器がI・I管2であったが、X線検出器として多数の半導体X線検出素子を縦横にアレイ配列したフラットパネル型X線検出器(FPD)を用いるようにしてもよい。
【0038】
(6)この発明のC型アーム式X線撮影装置は、医療分野に限らず、工業分野の装置にも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上に詳述したように、請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置によれば、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信を、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなうのではなく、アーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アームに平行に敷設された複数の電気導体製線条と、電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製線条の本数に対応する数だけアーム支持体に設置された電気導体製ブラシとの電気的接続を利用しケーブルレスでおこなうので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のC型アーム式外科用X線TV撮影装置の構成を示す正面図である。
【図2】実施例装置におけるC型アームのスライド回転機構の構成を示す部分断面図である。
【図3】実施例装置のC型アームに設けられた電気導体製線条とアームホルダーに設けられた電気導体製ブラシの構成を示す部分断面図である。
【図4】実施例装置のC型アームのスリットを塞ぐカーテンロールの遮蔽動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 … X線管
2 … I・I管(X線検出器)
3 … C型アーム
3a … スリット
7 … 内部空間
7a … 第1小内部空間
7A … アームホルダー(アーム支持体)
10B … アームホルダー(アーム支持体)の突出部
14A,14B … 電気導体製線条
15A,15B … 電気導体製ブラシ
23 … カーテンロール(遮蔽体)
23A … カーテン
【発明の属する技術分野】
この発明は、X線管とX線検出器とが略C字形状を有するC型アームの一端と他端に対向配置されているC型アーム式X線撮影装置に係り、特にX線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のC型アーム式X線撮影装置は、X線管とX線検出器とがC型アームの一端と他端に対向配置されていて、前記C型アームがX線管およびX線検出器ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転可能にアーム支持体に支持されており、C型アームのスライド回転に伴ってX線撮影方向が変化するように構成されている。そして、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなわれている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平7−265287号公報(第1図、第2図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のC型アーム式X線撮影装置の場合、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信をおこなうための電気ケーブルにまつわるトラブルが起こる心配をしなければならないという問題がある。例えば、C型アームのスライド回転に追随して電気ケーブルの繰り出し・巻き戻しをおこなう機構とその取り付けスペースが必要となるのに加えて、繰り出し・巻き戻し時に電気ケーブルが捩れて電気ケーブルが断線する心配がある。
【0005】
この発明は、上記の事情に鑑み、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう電気ケーブルにまつわるトラブルを、確実に解消することができるC型アーム式X線撮影装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
即ち、請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置は、X線管とX線検出器とが略C字の円弧形状を有するC型アームの一端と他端に対向配置されていて、前記C型アームがX線管およびX線検出器ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転可能にアーム支持体に支持されているC型アーム式X線撮影装置において、前記C型アームにはアーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって複数の電気導体製線条が平行に敷設されており、前記アーム支持体には前記電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製ブラシが電気導体製線条の本数に対応する数だけ設置されていて、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が前記電気導体製線条および前記電気導体製ブラシを経由しておこなわれるように構成されていることを特徴とするものである。
【0007】
(作用・効果)請求項1に記載の発明では、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が、アーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アームに平行に敷設された複数の電気導体製線条と、電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製線条の本数に対応する数だけアーム支持体に設置された電気導体製ブラシとを経由しておこなわれる。X線管およびX線検出器ごとC型アームがアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転してゆくのに連れ、C型アームの側の電気導体製線条も移動するが、アーム支持体の側の電気導体製ブラシは電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして設置されているので、電気導体製ブラシは常に電気導体製線条と接触し続けるのに加え、また電気導体製線条はアーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって敷設されているので、C型アームがどこまでスライド回転しようとも、電気導体製ブラシと電気導体製線条の間の接触は維持される結果、電気導体製線条と電気導体製ブラシとによる電気的接続は断たれず、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信は支障なくおこなわれる。
【0008】
このように、請求項1に記載の発明によれば、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信を、従来のように電気ケーブルを用いてダイレクトに行うのではなく、アーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アームに平行に敷設された複数の電気導体製線条と、電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製線条の本数に対応する数だけアーム支持体に設置された電気導体製ブラシとの電気的接続を利用してケーブルレスでおこなうようにしたので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【0009】
また、請求項2の発明は、請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置において、C型アームがアーム長手方向に沿って連続して続く内部空間を有するパイプタイプのアームであって、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの内部空間に配置されているものである。
【0010】
(作用・効果)請求項2に記載の発明によれば、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの内部空間に配置されていて、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの側周壁で覆われて直接外界に晒されないことになるので、電気導体製線条と電気導体製ブラシの電気的接続の信頼性・安全性が高められる。
【0011】
また、請求項3の発明は、請求項2に記載のC型アーム式X線撮影装置において、C型アームには内部空間を外界に開くスリットがアーム長手方向に沿ってC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れず続くように形成されており、アーム支持体には電気導体製ブラシを先側に設置した突出部がC型アームのスリットを通り抜けてC型アームの内部空間に入り込むように形成されていて、C型アームがスリットによりアーム支持体の突出部に当たらずにスライド回転するように構成されているのに加え、C型アームとアーム支持体との間にC型アームのスリットを塞ぐ遮蔽体がC型アームのスライド回転に連動してアーム長手方向に伸び縮みするようにして取り付けられていて、C型アームのスライド回転に伴うスリットの動きに追随して遮蔽体が伸び縮みすることによりスリットが常に遮蔽体で塞がれ続けるように構成されているものである。
【0012】
(作用・効果)請求項3に記載の発明によれば、C型アームには内部空間を外界に開くスリットがアーム長手方向に沿ってC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れず続くように形成されていると共に、アーム支持体には電気導体製ブラシを先側に設置した突出部がC型アームのスリットを通り抜けてC型アームの内部空間に入り込むように形成されているので、C型アームのスライド回転の際、C型アームはスリットによってアーム支持体の突出部に当たらずにアームの曲がりに沿って速やかにスライド回転する。
さらに、C型アームの速やかなスライド回転を許容するスリットが、C型アームのスライド回転に伴って動く際は、C型アームのスライド回転に連動してアーム長手方向に伸び縮みするようにして取り付けられたスリットを塞ぐ遮蔽体もスリットの動きに追随して伸び縮みすることによりスリットが常に遮蔽体で塞がれ続けるので、C型アームの速やかなスライド回転を許容するスリットによって、電気導体製線条と電気導体製ブラシとが、外界に晒されるのを回避することができる。
【0013】
また、請求項4の発明は、請求項3に記載のC型アーム式X線撮影装置において、遮蔽体がカーテンロールであって、C型アームのスライド回転に伴うカーテンの繰り出し・巻き戻しにより遮蔽体としての伸び縮みが行われるのに加えて、前記カーテンの表面にはカーテンの繰り出し量を示す表示が施されているものである。
【0014】
(作用・効果)請求項4に記載の発明によれば、C型アームのスライド回転に伴ってカーテンの繰り出し・巻き戻しが行われるように構成されていて、C型アームのスライド回転に伴う繰り出し量がC型アームのスライド回転量と対応しているので、カーテンの表面に施されたカーテンの繰り出し量を示す表示から直ちにC型アームのスライド回転量を知ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
続いて、この発明のC型アーム式X線撮影装置の実施例を、図面を参照しながら詳しく説明する。図1は実施例に係るC型アーム式外科用X線TV撮影装置(以下、適宜「X線TV撮影装置」と略記)の構成を示す正面図、図2は実施例装置におけるC型アームのスライド回転機構の構成を示す部分断面図である。
【0016】
実施例のX線TV撮影装置は、図1に示すように、X線管1とX線検出器としてのイメージインテンシファイア(I・I管)2とが一端と他端に対向配置されているC型アーム3と、矢印RAで示すようにC型アーム3をX線管1およびI・I管2ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿って手動でスライド回転(ピボット回転)可能に支持するアーム支持体4とが、装置制御部6などが搭載された走行可能な台車5に配備されていて、装置制御部6の側からの操作・コントロールに従ってX線管1から被検体にX線が照射されると同時に、I・I管2で被検体(図示省略)の透過X線像が検出されて、台車5の傍に別置するか或いは台車5に搭載するかたちで設けられたTVモニタ(図示省略)の画面にX線画像として表示されるように構成されている。
【0017】
実施例装置の場合、C型アーム3を矢印RAで示すようにスライド回転(ピボット回転)させると、X線管1およびI・I管2が、対向配置状態を維持したままC型アーム3の回転中心Wの周りを巡るように移動し、これに伴って撮影方向が変化する。また実施例装置は、台車5を動かすことによって別の撮影場所に簡単に移動させることができる。以下、実施例のX線TV撮影装置の構成を、具体的に説明する。
【0018】
X線管1およびI・I管2が取り付けられているC型アーム3は、図1に示すように、全体の形が略C字の円弧形状であって、図2ないし図3に示すように、横断面形状が略正方形であり、アーム長手方向に沿って連続して続く内部空間7を有するパイプタイプのアームである。内部空間7は中仕切り壁7aによりアーム長手方向に沿って平行に並ぶ二つの第1、第2小内部空間7A,7Bに分割されており、第1小内部空間7Aの方が台車5と向き合う側に位置している。
【0019】
一方、C型アーム3を支えるアーム支持体4は、図1に示すように、矢印RBで示すように上下動可能に台車5に立設された垂直支柱8と、矢印RCで示すように水平移動可能に垂直支柱8の上端に載設された水平ロッド9と、水平ロッド9の先端から斜め下がりに延びる水平ロッド9に一体化されているアームホルダー10とを具備していて、C型アーム3はアームホルダー10に支持された構成になっている。
さらに、アーム支持体4の場合、垂直支柱8が矢印RDで示すように垂直支柱8自体の軸8aを回転軸として回転できると共に、水平ロッド9が矢印REで示すように水平ロッド9自体の軸9aを回転軸として回転できる構成となっており、垂直支柱8が軸8aを回転軸として回転するとC型アーム3が軸8aを支点として水平の向きに首振りをおこない、水平ロッド9が軸9aを回転軸として回転するとC型アーム3が軸9aのまわりを巡るように旋回する。
【0020】
他方、C型アーム3は、図1に示すように、同一の構成をもつ4組のスライド回転機構11によってアームホルダー10に矢印RAで示すようにスライド回転可能に支持されている。なお、図1では2組のスライド回転機構11だけが図示されており、図1に示されていない残り2組のスライド回転機構11は、図2に示すように、図1に示されているスライド回転機構11の反対側に同様に配設されている。
【0021】
C型アーム3には第1小内部空間7Aを外界に開くスリット3aがアーム長手方向に沿ってC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れずに続くように形成されており、スライド回転機構11では、C型アーム3のスリット3aから第1小内部空間7Aに入り込むように形成されたアームホルダー10の突出部10Aに、対向設置された一対のローラ12A,12Bからなる送りローラ12がアーム長手方向に沿って2組設置されている。図2に示すように、ローラ12AはC型アーム3の内部空間7の外側に配置されていて、C型アーム3の側周壁3bのうちアームホルダー10に臨む側周壁3b1の表面からローラ12Aが当接し、またローラ12AはC型アーム3の第1小内部空間7Aの内側に配置されていて、C型アーム3における側周壁3b1の裏面からローラ12Bが当接している。さらに各ローラ12A,12Bは、それぞれがアームホルダー10に回転可能に軸支されたローラ12A,12Bの略倍の直径を有する緩衝ローラ13の側面に回転可能に軸支された形で配備されている。
【0022】
したがって、C型アーム3の側周壁3b1は各送りローラ12のローラ12A,12Bで挟持される状態で、C型アーム3は4組のスライド回転機構11によりアームホルダー10に支持される。C型アーム3をスライド回転させる場合は、C型アーム3を手動でアーム長手方向に移動させたい向きへ動かす。C型アーム3をアーム長手方向に動かすと、送りローラ12が滑らかに回転してC型アーム3のアーム長手方向の移動を許容し、C型アーム3はアーム長手方向に沿って設けられているスリット3aにより、アームホルダー10の突出部10Aに当たることなく、速やかにスライド回転する。
なお、時としてC型アーム3の円弧形状が歪んでいて、C型アーム3が送りローラ12につかえて移動できなくなることがあるが、実施例装置では、緩衝ローラ13が回転してC型アーム3の歪みに応じて両ローラ12A,12Bの位置を調整し、C型アーム3が送りローラ12につかえるのを自動的に回避することができる構成となっている。
【0023】
さらに、実施例装置においては、図1〜図3に示すように、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信を行う為に、C型アーム3には、アーム長手方向沿いにC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたって平行に敷設された複数の電気導体製線条14A,14Bが設けられており、アームホルダー10には、電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するようにして電気導体製線条14A,14Bの本数に対応する数だけ設置された電気導体製ブラシ15A,15Bが設けられていて、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信が、電気ケーブルを用いてダイレクトに行うのではなく、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15Bを経由してコードレスでおこなわれるように構成されている。
【0024】
図3に示すように、C型アーム3の第1小内部空間7Aにおける中仕切り壁7aの表面にはアーム長手方向に沿って電気絶縁層16が積層形成されていると共に、電気絶縁層16の表面にアーム長手方向に沿って続く凹溝17A,17Bが形成されていて、凹溝17A,17Bには電気導体製線条14A,14Bが嵌め込まれている。各電気導体製線条14A,14Bはその表面が電気絶縁層16の表面より先に出ないように凹溝17A,17Bの内に完全に納まっているので、電気導体製線条14A,14Bが短絡(ショート)する事故が起こる心配がない。これら電気導体製線条14A,14Bは、高導電性金属などにより形成されており、幅広の電気導体製線条14Aは例えば幅10mm程度もので駆動電力の供給を担い、幅狭の電気導体製線条14Bは例えば幅数mm程度もので電気信号の送受信を担う。
【0025】
一方,アームホルダー10には、電気導体製ブラシ15A,15Bを先側に設置した突出部10BがC型アーム3のスリット3aを通り抜けてC型アーム3の第1小内部空間7Aに入り込むように形成されている。突出部10Bの先側には絶縁ブロック18が取り付けられていて、この絶縁ブロック18の表面にブラシ収納穴19A,19Bが電気導体製線条14A,14Bと向き合う位置にそれぞれ穿設されており、各ブラシ収納穴19A,19Bに電気導体製ブラシ15A,15Bがスプリング等の弾撥体20A,20Bが後ろ側に続くようにして一緒に納められている。その結果、電気導体製線条14A,14Bと同数(対応する数)の電気導体製ブラシ15A,15Bが常に弾撥体20A,20Bによって電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するように配置された構成となっている。
これら電気導体製ブラシ15A,15Bも、電気導体製線条14A,14Bに対応する寸法でもって高導電性金属などにより形成されており、大きめの電気導体製ブラシ15Aが駆動電力の供給を担い、小さいめの電気導体製ブラシ15Bが電気信号の送受信を担う。
なお、図3では、便宜上、電気導体製線条14Aおよび電気導体製ブラシ15Aの数を2個,電気導体製線条14Bと電気導体製ブラシ15Bの数を3個としたが、電気導体製線条や電気導体製ブラシの数は必要に応じて調整されるものであり、通常、前者は4個〜5個で後者は何十個の数である。
【0026】
さらに電気導体製ブラシ15A,15Bには、突出部10Bから絶縁ブロック18へ通じるように形成されている内部空間21を通して、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信をおこなう装置制御部6からの電線22A,22Bが接続されていて、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信が、電気ケーブルを用いてダイレクトに行わず、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15Bを経由してケーブルレスでおこなわれるように構成されている。
【0027】
C型アーム3がX線管1およびI・I管2ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転するのに伴ってC型アーム3の側の電気導体製線条14A,14Bも移動するが、アームホルダー10の側の電気導体製ブラシ15A,15Bは電気導体製線条14A,14Bに押しつけられて接触するようにして設置されているので、電気導体製ブラシ15A,15Bは常に電気導体製線条14A,14Bと接触し続けるのに加え、電気導体製線条14A,14Bはアーム長手方向沿いにC型アーム3のスライド回転範囲に対応する区間にわたって敷設されているので、C型アーム3がどこまでスライド回転しようとも、電気導体製ブラシ15A,15Bと電気導体製線条14A,14Bと接触し続け、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15Bの電気的接続は必ず維持される結果、C型アーム3がどのようにスライド回転した場合でも、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信は正常に続けられる。
【0028】
なお、実施例装置の場合、C型アーム3がスライド回転する際、C型アーム3はアーム長手方向に沿って設けられているスリット3aにより、アームホルダー10の突出部10Bに当たることなく、スライド回転することができる。
また、実施例装置では、電気導体製線条14A,14Bおよび電気導体製ブラシ15A,15BがC型アーム3の側周壁3bで覆われて直接外界に晒されずに済むので、電気導体製線条14A,14Bおよび電気導体製ブラシ15A,15Bの電気的接続の信頼性・安全性が高い。
【0029】
さらに、実施例装置においては、図1および図4に示すように、C型アーム3のX線管1の側とアームホルダー10の間、および、C型アーム3のI・I管2の側とアームホルダー10の間に、それぞれ、C型アーム3のスリット3aを常に塞ぐカーテンロール(遮蔽体)23が配設されている。X線管1の側のカーテンロール23とI・I管2の側のカーテンロール23は、事実上、同一構成であるので、以下、I・I管2の側の方のカーテンロール23に即して説明する。
【0030】
図4(a)に示すように、カーテン23Aが繰り出し・巻き戻し可能に巻かれているカーテンロール23を、カーテン23Aの幅方向がアーム長手方向に対し直角となるようにしてアームホルダー10の端部に設置されていると共に、C型アーム3のスリット3aを塞ぐようにしてカーテン23Aの繰り出し側の先端部がC型アーム3のX線管1の直ぐ手前のところに固定されていて、C型アーム3がX線管1の側へスライド回転すると、図4(b)に示すように、カーテン23Aが繰り出されて伸び、逆に、C型アーム3がI・I管2の側へスライド回転すると、図4(a)に示すように、カーテン23Aが巻き戻されて縮むように構成されている。したがって、実施例装置の場合、C型アーム3のスライド回転に伴うスリット3aの動きに追随してカーテン23Aが伸び縮みすることによりスリット3aが常にカーテン23Aで塞がれていることになるので、C型アーム3の速やかなスライド回転を許容するスリット3aによって電気導体製線条14A,14Bおよび電気導体製ブラシ15A,15Bが外界に晒されるのを回避することができる。
【0031】
加えて、実施例装置の場合、図4(a),(b)に示すように、カーテン23Aの表面にはカーテン23Aの繰り出し量を示す目盛り(表示)が施されており、C型アーム3のスライド回転に伴うカーテン23Aの繰り出し量がC型アームのスライド回転量と対応しているので、カーテン23Aの表面に施された目盛りから直ちにC型アーム3のスライド回転量を知ることができる。
【0032】
以上に述べたように、実施例のX線TV撮影装置によれば、X線管1およびI・I管2に対する駆動電力の供給および電気信号の送受信を、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなうのではなく、C型アーム3の側に設けた電気導体製線条14A,14Bと、アームホルダー10の側に設けた電気導体製ブラシ15A,15Bとの電気的接続を利用しケーブルレスでおこなうので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【0033】
この発明は、上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)実施例装置では、C型アーム3が移動可能な台車5に搭載されている構成であったが、C型アーム3は据えつけ式の撮影台、あるいは、天井走行式の撮影台に取り付けられている構成の装置が、変形例として挙げられる。
【0034】
(2)実施例装置において、カーテンロール23の代わりにベローズ(蛇腹)を用い、C型アーム3のスライド回転に伴うスリット3aの動きに追随してベローズが伸び縮みすることによりC型アーム3のスリット3aが常にベローズで塞がれている構成の装置が、変形例として挙げられる。
【0035】
(3)実施例装置では、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15BがC型アーム3の内部空間に配置されていたが、電気導体製線条14A,14Bと電気導体製ブラシ15A,15BがC型アーム3の外側に配置されているようであってもよい。
【0036】
(4)実施例装置では、C型アーム3を手動でスライド回転させる構成であったが、C型アーム3を電動でスライド回転させるように構成してもよい。
【0037】
(5)実施例装置では、X線検出器がI・I管2であったが、X線検出器として多数の半導体X線検出素子を縦横にアレイ配列したフラットパネル型X線検出器(FPD)を用いるようにしてもよい。
【0038】
(6)この発明のC型アーム式X線撮影装置は、医療分野に限らず、工業分野の装置にも適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上に詳述したように、請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置によれば、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信を、電気ケーブルを用いてダイレクトにおこなうのではなく、アーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたってC型アームに平行に敷設された複数の電気導体製線条と、電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製線条の本数に対応する数だけアーム支持体に設置された電気導体製ブラシとの電気的接続を利用しケーブルレスでおこなうので、電気ケーブルにまつわるトラブルを確実に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のC型アーム式外科用X線TV撮影装置の構成を示す正面図である。
【図2】実施例装置におけるC型アームのスライド回転機構の構成を示す部分断面図である。
【図3】実施例装置のC型アームに設けられた電気導体製線条とアームホルダーに設けられた電気導体製ブラシの構成を示す部分断面図である。
【図4】実施例装置のC型アームのスリットを塞ぐカーテンロールの遮蔽動作を示す説明図である。
【符号の説明】
1 … X線管
2 … I・I管(X線検出器)
3 … C型アーム
3a … スリット
7 … 内部空間
7a … 第1小内部空間
7A … アームホルダー(アーム支持体)
10B … アームホルダー(アーム支持体)の突出部
14A,14B … 電気導体製線条
15A,15B … 電気導体製ブラシ
23 … カーテンロール(遮蔽体)
23A … カーテン
Claims (4)
- X線管とX線検出器とが略C字の円弧形状を有するC型アームの一端と他端に対向配置されていて、前記C型アームがX線管およびX線検出器ごとアーム長手方向へアームの曲がりに沿ってスライド回転可能にアーム支持体に支持されているC型アーム式X線撮影装置において、前記C型アームにはアーム長手方向沿いにC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって複数の電気導体製線条が平行に敷設されており、前記アーム支持体には前記電気導体製線条に押しつけられて接触するようにして電気導体製ブラシが電気導体製線条の本数に対応する数だけ設置されていて、X線管およびX線検出器に対する駆動電力の供給と電気信号の送受信が前記電気導体製線条および前記電気導体製ブラシを経由しておこなわれるように構成されていることを特徴とするC型アーム式X線撮影装置。
- 請求項1に記載のC型アーム式X線撮影装置において、C型アームがアーム長手方向に沿って連続して続く内部空間を有するパイプタイプのアームであって、電気導体製線条および電気導体製ブラシがC型アームの内部空間に配置されているC型アーム式X線撮影装置。
- 請求項2に記載のC型アーム式X線撮影装置において、C型アームには内部空間を外界に開くスリットがアーム長手方向に沿ってC型アームのスライド回転範囲に対応する区間にわたって途切れず続くように形成されており、アーム支持体には電気導体製ブラシを先側に設置した突出部がC型アームのスリットを通り抜けてC型アームの内部空間に入り込むように形成されていて、C型アームがスリットによりアーム支持体の突出部に当たらずにスライド回転するように構成されているのに加え、C型アームとアーム支持体との間にC型アームのスリットを塞ぐ遮蔽体がC型アームのスライド回転に連動してアーム長手方向に伸び縮みするようにして取り付けられていて、C型アームのスライド回転に伴うスリットの動きに追随して遮蔽体が伸び縮みすることによりスリットが常に遮蔽体で塞がれ続けるように構成されているC型アーム式X線撮影装置。
- 請求項3に記載のC型アーム式X線撮影装置において、遮蔽体がカーテンロールであって、C型アームのスライド回転に伴うカーテンの繰り出し・巻き戻しにより遮蔽体としての伸び縮みが行われるのに加えて、前記カーテンの表面にはカーテンの繰り出し量を示す表示が施されているC型アーム式X線撮影装置。
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