JP2004213406A - プログラマブルコントローラの情報通信ユニット、ファクトリオートメーション機器の遠隔管理システムおよびその方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】OSデータを格納するROM43を有するPLCユニット4がバス8上に装着されたFA機器3と、ネットワーク2を介してFA機器3を管理するネットワーク機器1と、の間でデータの送受信を行うためにバス8上に装着されるPLCの情報通信ユニット5であって、ネットワーク機器1からPLCユニット4のROM43に書き込むデータを格納するデータ記憶部53と、ネットワーク機器1からのデータをデータ記憶部53に格納し、データが正常な場合にPLCユニット4のROM43にデータをリストアするバックアップ・リストア機能522と、バックアップされたデータの信頼性とを診断するデータ診断機能523とを備える。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、ネットワーク通信を介して接続された遠隔地のパーソナルコンピュータや移動端末等とファクトリオートメーション機器との間でのデータ等のバックアップまたはリストアにおいて、送受信されるデータの信頼性を高めることが可能なプログラマブルコントローラの情報通信ユニット、ファクトリオートメーション機器の遠隔管理システムおよびその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、プラントや工場などでは、その機械や装置のシーケンス制御にプログラマブルコントローラ(以下、PLCという)などのファクトリオートメーション(以下、FAという)機器を用いることによって、FA化を実現している。PLCを用いたFA機器は、FA機器全体をプログラムにしたがって制御するCPU(Central Processing Unit)を含むPLCユニットと、制御対象の機械や装置との間でデータの入出力などや特殊な処理を実行するユニットとが同一バス上に設置される構成となっている。
【0003】
このようなFA機器の1つとしてのPLCにおけるオペレーティングシステム(以下、OSという)は、予めPLCユニット内部のROM(Read Only Memory)に記憶され、そのROMに記憶されたOSデータに基づいてFA機器が制御されている。このFA機器に格納されているOSデータは、機能変更やバージョンアップ、またはバグの除去などによって書き換える必要が生じる場合がある。このFA機器のOSデータの書き換えは、従来、稼動しているFA機器を停止させて、作業者がPLCユニットをFA機器から取り外し、OS書き込み用エンジニアリング装置が組み込まれているシステムにPLCユニットを取り付けて、新しいOSデータをエンジニアリング装置から直接にPLCユニットへダウンロードしていた。
【0004】
このような従来のOSデータの書き換え方法では、OSデータの書き換えが必要となるPLCユニットを一度停止させて、そのPLCユニットをOS書き込み用エンジニアリング装置側へ持っていくか、またはOS書き込み用エンジニアリング装置をPLCユニット(FA機器)側へ持っていく必要があり、作業者に面倒な負担をかけてしまうという問題点があった。また、書き換えるOSデータはカードまたはCDに入れられて作業者によって持ち運ばれ、書き換え作業が完了するまで作業者は監視していなければならなかった。そのため、適用するFA機器のシステムが大規模になるほどOSデータの書き換え作業のための時間や労力を必要とし、安全面を確保できなくなるという問題点があった。
【0005】
一方、近年のインターネットの爆発的な普及により、LAN(Local Area Network)やインターネットを利用して、遠隔地のFAX(Facsimile)、プリンタ、コピー機やその他の機器の状態監視やリモートメンテナンスが行われるようになってきている。たとえば、特許文献1には、ネットワーク上に接続されるプリンタや機能複合型複写機などの複数種類の周辺機器を効率的に管理する周辺機器管理システムが開示されている。ここでは、サーバコンピュータ、クライアントコンピュータ、記憶部を備えるプリンタや機能複合型複写機などの周辺機器がネットワークを介して接続され、この周辺機器に対する管理を行う周辺機器管理システムにおいて、まず、取得手段によって周辺機器の記憶部に記憶されているデータが取得され、つぎに、保持手段によって周辺機器の記憶部に記憶されているデータがサーバコンピュータ上に保持され、つぎに、チェック手段によって周辺機器の記憶部に記憶されているデータの内容がチェックされ、そして、リストア手段によって、保持手段で保持されているデータが周辺機器の記憶部にリストアされるように構成することによって、周辺機器へのファイルのダウンロードなどを可能にしている。
【0006】
そこで、このようなネットワークを利用した遠隔地の機器の状態監視やリモートメンテナンスを行うことが可能なシステムをFA機器分野へ適用すること、すなわち、FA機器とFA機器を管理するためのパーソナルコンピュータや移動端末などの情報端末とをインターネットやLANなどのネットワークで結び、遠隔地に存在する情報端末を用いて、FA機器の状態監視やリモートメンテナンスを行うシステムを構築することが望まれている。
【0007】
【特許文献1】
特開2001−249880公報(第1〜4頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、特許文献1に示されるようなシステムをそのままFA機器分野へ適用する場合には、PLCユニットのOSデータの書き換えを安定して実行できるようなシステム構成が求められる。それは、従来のネットワーク通信形態を利用して、ネットワーク経由でPLCユニットへOSデータを書き込む際に、OSデータの書き込みを指令し実行する情報端末からPLCユニットとの間に存在するインターネットやLANなどのネットワーク通信形態でFA機器を利用可能とするためにPLCユニットと同一バス上に設置されるネットワークユニット、およびインターネットと接続するためのモデムなどにおいて、通信異常が発生しやすく、この通信異常によって通信が切断された場合には、PLCユニットに書き込まれたOSデータの信頼性またはその後のPLCユニットにおけるシステム制御機能に影響をきたす虞があるからである。また、OSデータの書き換え処理が通信異常によって失敗してしまった場合には、PLCユニットを二度と起動することができなくなるからである。これらのように、ネットワーク通信形態を利用したFA機器のOSデータの書き換えに当たっては、OSデータの伝送経路途中での通信異常によって生じるOSデータの書き換え失敗が、システム制御に多大な影響を与えてしまうという問題点があった。
【0009】
この発明は、上記に鑑みてなされたもので、PLCを備えたFA機器のネットワーク通信において、通信異常が発生した場合でもPLCユニットにリストアされるデータの信頼性に影響を与えることのないプログラマブルコントローラの情報通信ユニット、ファクトリオートメーション機器の遠隔管理システムおよびその方法を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この発明にかかるプログラマブルコントローラの情報通信ユニットは、オペレーティングシステムデータを含むデータを格納する記憶手段を有し制御対象を制御する制御ユニットがバス上に装着されたプログラマブルコントローラと、ネットワークを介して前記プログラマブルコントローラを管理するネットワーク機器と、の間でデータの送受信を行うために前記バス上に装着されるプログラマブルコントローラの情報通信ユニットであって、前記ネットワーク機器から前記制御ユニットの前記記憶手段に書き込むべきデータを格納するためのデータ記憶手段と、前記ネットワーク機器から送信される前記データを前記データ記憶手段にバックアップし、このバックアップされたデータの信頼性が確認された場合に前記制御ユニットの前記記憶手段に前記データをリストアするバックアップ・リストア手段と、前記バックアップされたデータの信頼性を診断するデータ診断手段と、を備えることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるプログラマブルコントローラの情報通信ユニット、ファクトリオートメーション機器の遠隔管理システムおよびその方法の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
図1は、この発明にかかるプログラマブルコントローラの情報通信ユニットを備えたFA機器の遠隔管理システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【0013】
FA機器の遠隔管理システムは、プラントや工場の機械や装置を制御するためのFA機器3と、このFA機器3を監視および管理するためのネットワーク機器1とが、ネットワーク(図1では、インターネット)2を介して接続される構成となっている。この図1では、FA機器3としてPLCが用いられており、このFA機器3は、FA機器3全体の制御を行うPLCユニット4、ネットワーク2を介した外部のネットワーク機器1とバスを介したPLCユニット4の間の通信を行う情報通信ユニット5、その他のユニット6、およびこれらのユニット4〜6に対して電源を供給する電源ユニット7が同一バス8上に装着される構成を有する。また、ネットワーク機器1は、FA機器3としてのPLCの状態の監視やOSデータのバージョンアップなどの管理を行う表示部や入力部を有するパーソナルコンピュータや移動端末などの情報端末によって構成され、FA機器3とネットワーク2によって接続可能な場所であれば、どのような位置に置かれてもよい。また、図1では、ネットワーク機器1とPLCとの間がインターネット2で結ばれた構成となっているが、外部のネットワーク2と接続されずに1つのLAN内にFA機器3とネットワーク機器1が存在する場合や、FA機器3の存在するLANとネットワーク機器1またはネットワーク機器1が存在するLANが専用線で結ばれるような形のものであってもよい。なお、特許請求の範囲の制御ユニットは、PLCユニット4に対応している。
【0014】
図2は、FA機器のPLCユニットのハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。PLCユニット4は、外部機器との入出力インタフェース(以下、I/Fという)であるASIC(Application Specific Integrated Circuit)41、ASIC41から入力されるデータやPLCユニット4自身が保持する内部データなどを格納するエリアであるシステムエリアバッファ42、PLCユニット4のOSデータを格納するエリアであるROM43、およびASIC41の制御やシステムエリアバッファ42のデータ演算などを行うCPU44を有する。CPU44、ROM43およびシステムエリアバッファ42のそれぞれとASIC41とは、それぞれ経路A、経路Bおよび経路Cで結ばれ、ASIC41と外部機器とはバス8によって結ばれている。
【0015】
図3は、この発明にかかるFA機器の情報通信ユニットの構成を模式的に示すブロック図である。情報通信ユニット5は、図1に示したようにPLCユニット4と同一バス8上に着脱可能な構成を有し、バス8を介して外部機器やFA機器3内の他のユニットと通信を行うI/Fである外部機器I/F部51、外部機器やFA機器3内の他のユニットとの間で行われる通信の処理を行うデータ処理部52、外部機器I/F部51を介して受信した外部機器からのデータなどを格納するデータ記憶部53を有する。また、必要に応じて、持ち運び可能な記憶媒体へのアクセスを可能とする記憶媒体I/F部54がさらに備えられる。
【0016】
外部機器I/F部51は、FA機器3がインターネット、シリアル、モデム、バス8などと接続するためのインタフェース部であり、それぞれの接続に対応できるI/Fドライバを有している。
【0017】
データ処理部52は、サーバ機能521、バックアップ・リストア機能522、データ診断機能523、警告機能524、送信遮断機能525および履歴機能526を有している。サーバ機能521は、ネットワーク機器1から情報通信ユニット5へのアクセス要求に対する所定のサービスを提供し、また情報通信ユニット5に接続された各FA機器3における監視データやエラー情報などを自動的に収集する。ネットワーク機器1からのアクセス要求に対するサービスの提供として、たとえば、ネットワーク機器1からのPLCユニット4へのデータ送信要求に対してデータを送信するPLCの選定や送信するデータに関する情報を設定するシステム設定データ画面などをネットワーク機器1に対して提供する場合を例に挙げることができる。
【0018】
図4は、システム設定データの内容の一例を示す図である。交信先PLC設定情報11は、データをリストアする相手のPLCユニット4を設定するものであり、警告時送信先設定情報12は、設定が通信異常などで上手くいかない場合の警告メッセージを送信する端末を指定するものである。転送方法設定情報13は、送信するデータの転送方法を設定するものであり、たとえば電子メール、HTML(Hyper Text Markup Language)、FTP(File Transfer Protocol)、または他の方法を設定する。データバックアップ時のデータ保存先設定情報14は、送信したデータをバックアップする時のデータ保存先を設定するものであり、データリストア時の対象データ設定情報15は、リストアする時の対象データを設定するものである。そして、交信先へのリトライ設定情報16は、交信先にデータを送信できない場合に何度再試行するかを設定するものである。
【0019】
バックアップ・リストア機能522は、ネットワーク機器1からPLCユニット4に対して送信されるデータを、PLCユニット4へ届ける前にデータ記憶部53にバックアップして、すべてのデータをネットワーク機器1から正常に受信できたことを確認した後に、PLCユニット4に対してバックアップしたデータを送信してリストアする。また、PLCユニット4からネットワーク機器1に対して送信されるデータを、ネットワーク機器1へ送信する前にデータ記憶部53にバックアップし、すべてのデータをPLCユニット4から正常に受信できたことを確認した後に、ネットワーク機器1に対してバックアップしたデータを送信する。ここで、PLCユニット4に対して送信されるデータとして、PLCユニット4内部のROM43に格納されるOSデータも含まれる。
【0020】
データ診断機能523は、データ記憶部53に格納されたネットワーク機器1からのデータが、送信元のデータと一致するか、またバグなどが存在していないかなどの、ネットワーク通信において伝送されたデータの信頼性を診断し、格納されたデータの信頼性が確認できない場合には、バックアップ・リストア機能522による最終的な送信先(PLCユニット4)へのデータ送信をさせないようにする。これにより、PLCユニット4のROMに正常でないOSデータがリストアされることを防ぎ、PLCユニットのOSデータの安全性を確保することができる。また、データ記憶部53に記憶されたネットワーク機器1からのデータをバス8通信にてPLCユニット4に送信する際に、PLCユニット4に送信したデータと書き込まれたデータを読み出したデータとが一致しているか否かの、バス8通信において伝送されたデータの信頼性の診断も行う。
【0021】
警告機能524は、データの要求元であるFA機器3などと情報通信ユニット5との間におけるネットワーク通信などにおいて何らかの異常が発生して、データ診断機能523によるデータの信頼性が確認できない場合に、ネットワーク通信の復元後、送信エラー情報を、自動的にシステム設定データの警告時送信先設定情報12に設定された各指定機器を含むデータの要求元に送信する。
【0022】
送信遮断機能525は、情報通信ユニット5とPLCユニット4との間のデータのバックアップまたはリストア時のバス8通信において、異常が発生した場合に、データの信頼性やPLCユニット4の安全性などを考慮して、データの送信途中であったとしても最終的な送信先であるPLCユニット4へのデータ送信を一切遮断する機能を有する。
【0023】
履歴機能526は、サーバ機能521によって収集された各FA機器3における監視データやエラー情報をデータ記憶部53に格納する。
【0024】
データ記憶部53には、ネットワーク機器1によって登録されたシステム設定データと、ネットワーク機器1からPLCユニット4にリストアするためのデータを格納するバックアップデータと、サーバ機能521によって収集されたFA機器3に関するエラー情報などが格納される。
【0025】
記憶媒体I/F部54は、持ち運び可能な記憶媒体を着脱することができる記憶媒体装着部と接続可能に構成され、持ち運び可能な記憶媒体に情報通信ユニット5で収集されたデータをバックアップしたり、逆に持ち運び可能な記憶媒体に格納されているデータをPLCユニット4にリストアしたりするためのI/Fドライバを有する。PLCユニット4にリストアする場合の記憶媒体としては、必ずしも書き込み可能なものである必要はないが、情報通信ユニット5で収集されたデータをバックアップする場合には、書き込み可能なものが用いられ、フレキシブルディスク、CD−R/RW、MO、メモリカードなどの記憶媒体を例示することができる。
【0026】
つぎに、図1に示されるFA機器3の遠隔管理システムにおけるネットワーク機器1からFA機器3のPLCユニット4へのデータのリストアの動作処理について説明する。図5は、情報通信ユニットの役割の概要を示す図である。この図5に示されるように、FA機器3内部の情報通信ユニット5は、ネットワーク機器1とPLCユニット4との間で通信されるデータ全体を取り込んで格納し、格納したデータ全体の信頼性を確認した後に、目的とするPLCユニット4またはネットワーク機器1に対してデータを送信するようにしている。以下では、ネットワーク機器1からPLCユニット4へOSデータをリストアする処理について、ネットワーク機器1、情報通信ユニット5、PLCユニット4のそれぞれにおける動作処理について説明する。
【0027】
図6は、ネットワーク機器におけるPLCユニットへのデータリストア完了までの動作処理を示すフローチャートである。
【0028】
まず、FA機器3の遠隔管理システムの管理者は、PLCユニット4内部のROM43にデータのリストアを行うために、ネットワーク機器1から情報通信ユニット5へ、たとえばインターネット経由でアクセスを行う(ステップS1)。
このネットワーク機器1からのアクセスを受信した情報通信ユニット5によって、システム設定に関するHTML情報、たとえば図4に示されるシステム設定データの入力を求める画面がネットワーク機器1に送信される。ネットワーク機器1は、このシステム設定に関するHTML情報を受信し、表示部にシステム設定画面を表示する(ステップS2)。
【0029】
管理者によってシステム設定データに関する情報が入力されると、ネットワーク機器1はこの入力されたシステム設定データを情報通信ユニット5へ送信する(ステップS3)。また、ネットワーク機器1は、ステップS3で設定したシステム設定データに基づいて、PLCユニット4に対するデータリストア要求を情報通信ユニット5へ送信し(ステップS4)、その後にPLCユニット4へリストアするデータ(OSデータ)を情報通信ユニット5へ送信する。このとき、送信するデータ量が多い場合には、分割して送信する(ステップS5)。
【0030】
その後、ネットワーク機器1は、情報通信ユニット5からデータバックアップ完了通知があるか否かによって、ステップS5で送信したデータが情報通信ユニット5によって正常にバックアップされたか否かを確認する(ステップS6)。
情報通信ユニット5からのデータバックアップ完了通知が受信されない場合(ステップS6でNoの場合)には、情報通信ユニット5から再度のデータ送信要求があるか否かを確認する(ステップS7)。再度のデータ送信要求がある場合(ステップS7でYesの場合)には、ステップS4へ戻り、再び情報通信ユニット5へデータリストア要求を送信する処理から繰り返し実行する。また、再度のデータ送信要求もない場合(ステップS7でNoの場合)には、ステップS5へ戻り、再び情報通信ユニット5へリストアするデータを送信する処理から繰り返し実行する。一方、ステップS6で情報通信ユニット5からデータバックアップ完了通知を受信した場合(ステップS6でYesの場合)には、ネットワーク機器1の表示部に、情報通信ユニット5がネットワーク機器1からのデータのバックアップが正常に完了したことを示すダイアログを表示する(ステップS8)。
【0031】
その後、ネットワーク機器1は、後述する図8と図10で実行される情報通信ユニット5からPLCユニット4へのデータリストアが正常に完了したか否かの確認を示すデータリストア完了通知があるか否かを判断する(ステップS9)。
データリストア完了通知がない場合(ステップS9でNoの場合)には、さらに、情報通信ユニット5からPLCユニット4へのデータのリストア処理に関するエラー情報を受信したか否かを判断する(ステップS10)。エラー情報を受信していない場合(ステップS10でNoの場合)には、ステップS8へ戻り、情報通信ユニット5からのデータリストア完了通知を待つ。また、エラー情報を受信した場合(ステップS10でYesの場合)には、ネットワーク機器1は、受信したエラー情報の内容を表示部に表示して(ステップS11)、処理が終了する。一方、ステップS9で情報通信ユニット5からのデータリストア完了通知を受信した場合(ステップS9でYesの場合)には、ネットワーク機器1は、情報通信ユニット5によるPLCユニット4へのデータリストアを完了したことを通知するリストア完了ダイアログを表示して(ステップS12)、処理が終了する。
【0032】
図7〜図9は、情報通信ユニットにおけるPLCユニット4へのデータリストア完了までの動作処理を示すフローチャートであり、図7は、ネットワーク機器1との通信における情報通信ユニットの動作処理を示し、図8は、PLCユニット4へのデータリストア処理を示し、図9は、情報通信ユニットのエラー時の処理を示している。
【0033】
まず、情報通信ユニット5のデータ処理部52のサーバ機能521は、ネットワーク機器1からのアクセス要求があるか否かを判断する(ステップS31)。
アクセス要求がない場合(ステップS31でNoの場合)には、アクセス要求があるまで待ち状態が続く。一方、外部機器I/F部51を介してネットワーク機器1からアクセス要求を受信した場合(ステップS31でYesの場合)には、サーバ機能521は、図4に示されるシステム設定データを設定するためのHTML情報を送信する(ステップS32)。その後、サーバ機能521は、上述した図6のステップS4でネットワーク機器1から送信されたシステム設定データを受信したか否かを判断する(ステップS33)。ネットワーク機器1からのシステム設定データの送信がない場合(ステップS33でNoの場合)には、システム設定データが送信されるまでサーバ機能521は監視状態を続ける。一方、ネットワーク機器1からシステム設定データを外部機器I/F部51を介して受信した場合(ステップS33でYesの場合)には、サーバ機能521は受信したシステム設定データを読込み、データ記憶部53へ保存する(ステップS34)。
【0034】
ネットワーク機器1からシステム設定データを受信した後、データ処理部52のバックアップ・リストア機能522は、ネットワーク機器1からのデータリストア要求を受信したか否かを判断する(ステップS35)。データリストア要求がネットワーク機器1から受信されない場合(ステップS35でNoの場合)には、データリストア要求が受信されるまで待ち状態となる。そして、ネットワーク機器1からデータリストア要求が受信されると(ステップS35でYesの場合)、バックアップ・リストア機能522は、データ記憶部53に格納されているシステム設定データを参照して、PLCユニット4へリストアするデータが既にバックアップされているか否かを確認する(ステップS36)。
【0035】
データ記憶部53にPLCユニット4にリストアするデータがバックアップされていない場合(ステップS36でNoの場合)には、バックアップ・リストア機能522は、データ記憶部53にネットワーク機器1から受信したデータをバックアップする(ステップS37)。そして、すべてのデータが受信されたか否か判断し(ステップS38)、すべてのデータが受信されていない場合(ステップS38でNoの場合)には、ステップS37へ戻り、すべてのデータを受診するまで同じ処理を繰り返す。
【0036】
ネットワーク機器1からのすべてのデータを受信すると(ステップS38でYesの場合)、データ処理部52のデータ診断機能523によって、受信した全データが正常にバックアップされているか否かが、送信されてきたデータパケットのヘッダ情報やサムチェック値などを用いて診断される(ステップS39)。
たとえば、サムチェック値を用いてデータの信頼性を診断する場合には、送信されてきたデータに関するサムチェック値を計算し、送信されたデータパケットに含まれるサムチェック値と一致するか否かを判定することによってデータの信頼性を確認することができる。ここで、受信した全データが正常でないと診断された場合(ステップS39でNoの場合)には、データ診断機能523は警告機能524に受信したデータが正常でないことについての情報を送り、警告機能524によって、ネットワーク機器1に対して、PLCユニット4へリストアするデータの再送信要求が行われる(ステップS40)。
【0037】
その後、バックアップ・リストア機能522によって、このPLCユニット4へのデータ再送信要求に対するネットワーク機器1からのデータリストア要求があるか否かが判断される(ステップS41)。データリストア要求がある場合(ステップS41でYesの場合)には、ステップS37へ戻り、再びネットワーク機器1からデータをバックアップする処理を実行する。また、ネットワーク機器1からのデータリストア要求がない場合(ステップS41でNoの場合)には、後述する図7の警告処理を実行して(ステップS42)、処理が終了する。
【0038】
一方、データ診断機能523によって受信した全データが正常であると診断された場合(ステップS39でYesの場合)またはステップS36でリストアするデータがデータ記憶部53に既に格納されている場合(ステップS36でYesの場合)には、データ記憶部53に格納されたデータが正常であることについての情報がバックアップ・リストア機能522へと送られ、バックアップ・リストア機能522によってネットワーク機器1に対してバックアップ完了通知が送信される(ステップS43)。そして、バックアップ・リストア機能522による後述する図8のPLCユニット4へのデータリストア処理が実行される(ステップS44)。
【0039】
PLCユニット4への全データのリストア処理が完了した後に、バックアップ・リストア機能522は、ネットワーク機器1に対してデータリストア完了通知を送信し(ステップS45)、処理が終了する。
【0040】
ここで、図7のステップS44における情報通信ユニット5によるPLCユニット4へのデータリストア処理について、図8のフローチャートを参照しながら説明する。
【0041】
まず、データ処理部52のバックアップ・リストア機能522は、バス8通信によって、PLCユニット4の生存確認の監視を開始し(ステップS4401)、PLCユニット4の生存確認ビットがONであるか否かを確認する(ステップS4402)。PLCユニット4の生存確認ビットがONである場合(ステップS4402でYesの場合)には、バックアップ・リストア機能522は、PLCユニット4へデータをリストアするためにOSデータリストア開始ビット(情報通信ユニット5における入力デバイス)をONにする(ステップS4403)。
【0042】
その後、バックアップ・リストア機能522は、PLCユニット4がROM書き換えモードになっていることを示すビット(PLCユニット4における出力デバイス)がONになっているか否かを確認する(ステップS4404)。ここで、PLCユニット4のROM書き換えモードを示すビットがONでない場合(ステップS4404でNoの場合)には、ステップS4401からの処理が繰り返し実行される。また、PLCユニット4のROM書き換えモードを示すビットがONである場合(ステップS4404でYesの場合)には、バックアップ・リストア機能522はPLCユニット4のROM43に対してOSデータのリストアを開始して、OSデータを1バイト毎に書き換える処理を行う(ステップS4405)。そして、データ診断機能523によって、ステップS4405で書き換えた1バイトのOSデータがPLCユニット4のROM43から読み込まれ(ステップS4406)、書き込みを行った1バイトのOSデータと読み込まれた1バイトのOSデータとが比較され、一致しているか否かが確認される(ステップS4407)。
【0043】
書き込まれた1バイトのOSデータと読み込まれた1バイトのOSデータが一致していない場合(ステップS4407でNoの場合)には、ステップS4405からの処理が再度実行され、両者が一致している場合(ステップS4407でYesの場合)には、すべてのデータのリストアが完了したか否かを判断する(ステップS4508)。すべてのデータのPLCユニット4のROM43へのリストアが完了していない場合(ステップS4408でNoの場合)には、残りのデータについても同様にステップS4405以降の処理を実行して、すべてのデータのPLCユニット4のROM43へのリストアを行う。一方、すべてのデータのPCユニットのROM43へのリストアが完了した場合(ステップS4408でYesの場合)には、バックアップ・リストア機能522は、ステップS4403でONにしていた情報通信ユニット5のOSデータリストア開始ビットをOFFにする(ステップS4409)。そして、バックアップ・リストア機能522によって、OSデータのリストア完了通知がネットワーク機器1へ通知され(ステップS4410)、PLCユニット4のROM43へのデータリストア処理が完了する。
【0044】
一方、ステップS4402でPLCユニット4の生存確認ビットがONでない場合(ステップS4402でNoの場合)には、バックアップ・リストア機能522は、データ記憶部53に保存されているシステム設定データのリトライ設定情報16に基づいてリトライを行うが、リトライを行う前にリトライ回数がリトライ設定情報16に設定された回数になったか否かを判定する(ステップS4411)。リトライ回数がリトライ設定情報16に設定された回数に満たない場合(ステップS4411でNoの場合)には、ステップS4401からの処理を繰り返し実行する。このとき、リトライ回数は、バックアップ・リストア機能522によってカウントされ、記憶される。また、リトライ回数がリトライ設定情報16に設定された回数を満たした場合(ステップS4411でYesの場合)には、バックアップ・リストア機能522はリトライ回数が所定の回数に達したことについての情報をサーバ機能521に通知し、サーバ機能521によってエラーと判断され、後述する図9の警告機能524による警告履歴処理が行われた後に(ステップS42)、処理が終了する。
【0045】
ここで、図7および図8のステップS42における情報通信ユニット5による警告履歴処理について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
【0046】
まず、データ処理部52のサーバ機能521は、処理途中で発生した発生時刻やエラー種別などのエラー情報をデータ記憶部53に保存する(ステップS4201)。そして、データ診断機能523によって、PLCユニット4に対するデータバックアップまたはリストア開始ビットがONになっているか否かが確認される(ステップS4202)。データバックアップまたはリストア開始ビットがONになっている場合(ステップS4202でYesの場合)には、送信遮断機能525によって、PLCユニット4に対するデータバックアップまたはリストア開始ビットがOFFにされる(ステップS4203)。これにより、情報通信ユニット5と、PLCユニット4またはネットワーク機器1との間のデータの送受信が切断される。
【0047】
その後、またはステップS4202でデータバックアップもしくはリストア開始ビットがONでない場合(ステップS4202でNoの場合)には、警告機能524はデータ記憶部53に保存されているシステム設定データを呼び出す(ステップS4204)。つぎに、警告機能524は、呼び出したシステム設定データの警告時送信先設定情報に基づいてエラー内容の送信先を決定し(ステップS4205)、エラー内容の送信先(たとえば、ネットワーク機器1)に対してアクセスを行う(ステップS4206)。その後、警告機能524は、アクセスしたエラー内容の送信先であるネットワーク機器1からの応答があるか否かを確認し(ステップS4207)、応答がない場合(ステップS4207でNoの場合)には、ステップS4206に戻り、再び送信先機器へのアクセスを実行する。
一方、アクセスしたエラー内容の送信先であるネットワーク機器1からの応答がある場合(ステップS4207でYesの場合)には、警告機能524によって、エラー内容の送信先であるネットワーク機器1へエラー情報がシステム設定データの転送方法設定情報13に基づいて電子メール、HTML、FTPまたはその他の方法で送信され(ステップS4208)、警告履歴処理が終了する。このようにして、図6のステップS11で情報通信ユニット5の警告機能524によって送信されたエラー情報の内容が表示される。
【0048】
図10は、PLCユニットにおけるデータリストア完了までの動作処理を示すフローチャートである。
【0049】
まず、PLCユニット4の電源投入を行い、PLCユニット4のスイッチをRUN(スタート)にして(ステップS61)、PLCユニット4の自メモリ内のスキャンプログラムを実行する(ステップS62)。つぎに、PLCユニット4は、自らが正常に動作していることを示す生存確認ビット(PLCユニット4の出力デバイス)をONにする(ステップS63)。
【0050】
つぎに、PLCユニット4内のCPU44は、経路AによってPLCユニット4の全入出力のI/FとなるASIC41を監視し、情報通信ユニット5のOSデータリストア開始ビットがONになっているか否かを、バス8を介して確認する(ステップS64)。情報通信ユニット5のOSデータリストア開始ビットがONになっている場合(ステップS64でYesの場合)には、CPU44は経路AによりASIC41に対して全入出力状態をリセットする指令を送信し、PLCユニット4を停止状態にさせる(ステップS65)。その後、CPU44は経路AによりASIC41を、バス8通信より入力されるデータが経路Cによってシステムエリアのバッファに格納される通常モードから、バス8通信より入力されるデータが経路BによってOSデータが格納される部位であるROM43へ書き込まれるROMモードへと変更する(ステップS66)。このとき、PLCユニット4は、ステップS66によりROMモード時にあることを示すビット(PLCユニット4の出力ビット)をONにする処理を行う(ステップS67)。
【0051】
つぎに、情報通信ユニット5からのOSデータはバス8−ASIC41−経路Bの順序で伝送され、ROM43に書き込まれる。そして、PLCユニット4は、情報通信ユニット5のOSデータリスト開始ビットがOFFになっているか否かの確認を行う(ステップS68)。情報通信ユニット5のOSデータリスト開始ビットがOFFになっていない場合(ステップS68でNoの場合)には、OSデータリスト開始ビットがOFFとなるまでループする。情報通信ユニット5のOSデータリスト開始ビットがOFFになった場合(ステップS68でYesの場合)には、CPU44は経路AによりASIC41をROMモードから通常モードへと変更する(ステップS69)。
【0052】
つぎに、PLCユニット4は、ステップS69で変更されたROMモードであることを示すビット(PLCユニット4の出力デバイス)をOFFにして(ステップS70)、CPU44は経路AによりASIC41に対して全入出力状態を復帰(PLCユニット4を復帰)させる(ステップS71)。
【0053】
その後、またはステップS64で情報通信ユニット5のOSデータリストア開始ビットがONでない場合(ステップS64でNoの場合)には、PLCユニット4はスキャン後処理を行い(ステップS72)、ステップS62に戻って上述したスキャンプログラムの実行処理を繰り返す。
【0054】
以上のようにして、FA機器3とネットワーク2を介して接続されたネットワーク機器1からの遠隔管理によって、FA機器3のPLCユニット4にOSデータなどのデータを、信頼性を損なわずにリストアすることが可能となる。
【0055】
上述した説明では、ネットワーク機器1からPLCユニット4へのデータのリストア処理を行う場合を示したが、PLCユニット4にリストアするためのデータ(OSデータ)が格納された持ち運び可能な記憶媒体を情報通信ユニット5に装着した場合には、データ処理部52のバックアップ・リストア機能522は、上述した説明におけるデータ記憶部53を記憶媒体に置き換えて、同様の処理を行う。また、バックアップ・リストア機能522は、データ記憶部53に格納されているデータを、記憶媒体に保存することも可能である。
【0056】
この実施の形態によれば、ネットワーク機器1からFA機器3のPLCユニット4にネットワーク2を介してリストアされるべきデータを、PLCユニット4と同一バス8上に装着される情報通信ユニット5のデータ記憶部53にバックアップし、格納されたデータの信頼性を確認した後に、バス8を介してPLCユニット4のROM42に信頼性を確認しながらリストアするように構成したので、情報通信ユニット5のデータ記憶部53にバックアップされるデータが正常であれば、ネットワーク機器1とFA機器3との間におけるネットワーク通信の異常にかかわらず、安定してPLCユニット4のROM42にデータをリストアすることができるという効果を有する。また、ネットワーク2に通信異常が発生した場合でもPLCユニットにリストアされるデータの信頼性に影響を与えることがない。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、ネットワーク機器からFA機器のPLCユニットにネットワークを介してリストアされるべきデータを、PLCユニットと同一バス上に装着される情報通信ユニットのデータ記憶部にバックアップし、格納されたデータの信頼性を確認した後に、バスを介してPLCユニットの記憶部に信頼性を確認しながらリストアするように構成したので、情報通信ユニットのデータ記憶部にバックアップされるデータが正常であれば、ネットワーク機器とFA機器との間におけるネットワーク通信の異常にかかわらず、安定してPLCユニットの記憶部にデータをリストアすることができるという効果を有する。その結果、ネットワークに通信異常が発生した場合でもPLCユニットにリストアされるデータの信頼性に与える影響を抑えることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるFA機器の遠隔管理システムの構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】PLCユニットの内部構成を模式的に示すブロック図である。
【図3】この発明によるプログラマブルコントローラの情報通信ユニットの内部構成を模式的に示すブロック図である。
【図4】システム設定データの一例を示す図である。
【図5】この発明による情報通信ユニットの役割の概要を示す図である。
【図6】ネットワーク機器におけるPLCユニットへのデータのリストア完了までの動作処理を示すフローチャートである。
【図7】情報通信ユニットにおけるPLCユニットへのデータのリストア完了までの動作処理を示すフローチャートである。
【図8】情報通信ユニットにおけるPLCユニットへのデータリストア処理を示すフローチャートである。
【図9】情報通信ユニットにおける警告履歴処理を示すフローチャートである。
【図10】PLCユニットにおけるデータリストア完了までの動作処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク機器、2 ネットワーク(インターネット)、3 FA機器(PLC)、4 PLCユニット、5 情報通信ユニット、6 ユニット、7 電源ユニット、8 バス、41 ASIC、42 システムエリアバッファ、43 ROM、44 CPU、51 外部機器I/F部、52 データ処理部、53 データ記憶部、54 記憶媒体I/F部、521 サーバ機能、522 バックアップ・リストア機能、523 データ診断機能、524 警告機能、525 送信遮断機能、526 履歴機能。
Claims (8)
- オペレーティングシステムデータを含むデータを格納する記憶手段を有し制御対象を制御する制御ユニットがバス上に装着されたプログラマブルコントローラと、ネットワークを介して前記プログラマブルコントローラを管理するネットワーク機器と、の間でデータの送受信を行うために前記バス上に装着されるプログラマブルコントローラの情報通信ユニットであって、
前記ネットワーク機器から前記制御ユニットの前記記憶手段に書き込むべきデータを格納するためのデータ記憶手段と、
前記ネットワーク機器から送信される前記データを前記データ記憶手段にバックアップし、このバックアップされたデータの信頼性が確認された場合に前記制御ユニットの前記記憶手段に前記データをリストアするバックアップ・リストア手段と、
前記バックアップされたデータの信頼性を診断するデータ診断手段と、
を備えることを特徴とするプログラマブルコントローラの情報通信ユニット。 - 前記バックアップ・リストア手段によるデータのバックアップ時に通信異常が発生した場合に、前記データ記憶手段にバックアップされたデータの前記記憶手段への送信を遮断する送信遮断手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラの情報通信ユニット。
- 前記バックアップ・リストア手段によるデータのリストア時に通信異常が発生した場合に、前記記憶手段への前記データの送信を遮断する送信遮断手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のプログラマブルコントローラの情報通信ユニット。
- 持ち運び可能な記憶媒体にアクセスするための記憶媒体インタフェース手段と、
前記記憶媒体インタフェースと接続され、前記持ち運び可能な記憶媒体が着脱される記憶媒体装着手段と、
をさらに備え、
前記バックアップ・リストア手段は、前記持ち運び可能な記憶媒体に格納されたデータを前記記憶手段にリストアする機能をさらに有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のプログラマブルコントローラの情報通信ユニット。 - オペレーティングシステムデータを含むデータを格納する記憶手段を有し制御対象を制御する制御ユニットと、請求項1〜4のいずれか1つに記載の情報通信ユニットと、が同一バス上に装着されたプログラマブルコントローラと、
前記プログラマブルコントローラを管理するネットワーク機器と
がネットワークを介して接続されることを特徴とするファクトリオートメーション機器の遠隔管理システム。 - オペレーティングシステムデータを含むデータを格納する記憶手段を有し、制御対象を制御する制御ユニットがバス上に装着されるプログラマブルコントローラを、ネットワークを介して接続されるネットワーク機器によって管理するファクトリオートメーション機器の遠隔管理方法であって、
前記ネットワーク機器から送信され、前記制御ユニットの記憶手段にリストアすべきデータのすべてを、前記記憶手段にリストアする前に前記制御ユニットと同一バス上に装着されたデータ記憶手段にバックアップするバックアップ工程と、
前記バックアップされたデータが正常か否かを診断する第1の診断工程と、
前記第1の診断工程によって前記バックアップされたデータが正常である場合に、該データを、前記バスを介して前記記憶手段にリストアするリストア工程と、を含むことを特徴とするファクトリオートメーション機器の遠隔管理方法。 - 前記第1の診断工程は、前記バックアップされたデータが正常でないと診断した場合に、該バックアップされたデータの前記記憶手段にリストアさせないことを特徴とする請求項6に記載のファクトリオートメーション機器の遠隔管理方法。
- 前記リストア工程によってリストアされたデータが正常か否かを診断し、前記リストアされたデータが正常でないと診断した場合に、前記データ記憶手段から前記記憶手段へのデータの送信を遮断する第2の診断工程をさらに含むことを特徴とする請求項6に記載のファクトリオートメーション機器の遠隔管理方法。
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