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JP2004208613A - 伸縮自在撹拌抑制具 - Google Patents

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JP2004208613A
JP2004208613A JP2002383659A JP2002383659A JP2004208613A JP 2004208613 A JP2004208613 A JP 2004208613A JP 2002383659 A JP2002383659 A JP 2002383659A JP 2002383659 A JP2002383659 A JP 2002383659A JP 2004208613 A JP2004208613 A JP 2004208613A
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Japan
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water
air
attached
telescopic
telescopic pipe
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JP2002383659A
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English (en)
Inventor
Kiyoshi Inagawa
潔 稲川
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TOYO KOEKI KK
Original Assignee
TOYO KOEKI KK
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Publication date
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Abstract

【課題】水生生物を飼育・養成するときに行う送気は、養成水の撹拌を起こし、水生生物に好ましくない。また、送気により発生する空気の泡が水面で破裂すると、水の飛沫により水槽外周辺を汚損する。更に、水槽・培養槽の規格は、多種多様で深さが異なり、飼育器具類よっては別々に揃えなくてはならない。
【課題を解決するための手段】上下浮動自在な伸縮パイプ1a、1bと、伸縮パイプ1a、1bの上部に放水用の放水口6を周面に開口し、放水口6の上部に、フロート7を取り付け、伸縮パイプ1aの上端面は着脱可能な蓋2で嵌合し、蓋2は、エアストーン4を取り付けたエアチューブ3で貫通され、また、放気・注入口5が開口し、伸縮パイプ1bの下端面は取水口8となり、支軸9が設けられた枠10を嵌合する。枠10には網11を取り付け、支軸9に係留索12を取り付け、係留索12の他端に錘13を取り付ける。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水生生物である甲殼類、魚類、貝類、藻類等の飼育・養成、種苗生産、餌料培養を効率的に行うための撹拌抑制具、およびその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
水生生物を飼育・養成するときは、通常水中に酸素を供給するが、その方法は、水槽底部または下部にエアストーン等を配置し、気体放散具にエアチューブをつなぎ、エアチューブの他端にはエアコンプレッサーをつなぎ、エアコンプレッサーから送気を行うことによるが、これらの器具類は、水槽・培養槽の深さに自在に対応できないものもあり、送気量が不適当となり水の激しい撹拌や逆に酸素を十分に供給できないこともあり、飼育・養成する水生生物にとっては必ずしも好ましくない現状がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
水中に酸素を供給する方法には、他に濾過器具も組み合わせ、酸素供給と同時に濾過機能をもたせたものもあるが、いずれも水槽内に水の撹拌を起こさせるが、撹拌を弱めるために送気を弱めると水中の溶存酸素量が不十分となるおそれがあり、いずれも飼育・養成する水生生物によっては良い環境といえない場合がある。
【0004】
また、水中に送気を行うときに発生する空気の泡が、水面で破裂するときに、水の飛沫を水槽外に飛散させるが、海水である場合や飼育・養成水に水生生物の餌としてクロレラを添加している場合は水槽の周辺を著しく汚損する。
【0005】
更に、市場に流通する水生生物を飼育・養成する水槽・培養槽の規格は現在多種多様で深さが一定でなく、使用する飼育器具類よっては深さの対応が不十分で、深さごとに飼育器具を揃えなくてはならない場合がある。
【0006】
本発明は、このような問題を解決することにあり、飼育・養成する水生生物に十分な酸素を供給すると同時に、水槽・培養槽内の水の撹拌を抑え、好適な飼育・養成環境をつくる伸縮自在撹拌抑制具を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するための本発明による水生生物の伸縮自在撹拌抑制具の特徴手段は、上下浮動自在な伸縮パイプ1a、1bと、伸縮パイプ1a、1bの上部に放水用の放水口6を周面に開口し、放水口6の上部には、使用時に伸縮パイプ1a、1bが水中で直立浮上するための浮力を保つフロート7を取り付け、伸縮パイプ1aの上端面は着脱可能な蓋2で嵌合されている。伸縮パイプ1a、1bの上端部は排気・給餌・微量元素添加用の放気・注入口5を設け、伸縮パイプ1bの下端は取水口8となっており、支軸9が設けられた枠10を嵌合している。枠10にはフロック及び水生侵入防止用の網11を取り付け、支軸9に係留索12を取り付け、係留索12の他端に錘13を取り付け、多様な水深がある水槽・培養槽に使用するときに、伸縮パイプ1a、1b及びフロート7の浮力の働きにより上下浮動により自在に対応することを可能とし、伸縮パイプ1a、1b内で送気を行うことにより、飼育・養成水に十分な酸素を供給した後、伸縮パイプ1a、1b上部より放水し、余分な空気の泡は伸縮パイプ1a、1b内で破裂させ上面に設けられた放気・注入口5から排出させることにより飼育・養成水の撹拌を抑制しつつ十分な酸素を供給し、空気の泡の破裂による水槽外の汚損を防止することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明の一部破断斜視図である。図2は、伸縮パイプ部を示す縦断面図である。
【0009】
伸縮自在撹拌抑制具は、図1より、伸縮パイプ1a、1bの口径の異なる2連の筒状構造からなり、パイプの口径は、伸縮パイプ1aで2cm〜30cm程度、伸縮パイプ1bでは、これより若干細くなっている。伸縮パイプ1aの上端面は着脱可能な蓋2により、使用時には嵌合され閉鎖されている。蓋2にはエアチューブ3が貫通している。エアチューブ3の先端には、エアストーン4が取り付けられおり、エアチューブ3により伸縮パイプ1aの内部にエアストーン4が垂下するようになっている。エアチューブ3及びエアストーン4は伸縮パイプ1aとほぼ同じか更に短くしたことにより、水圧がかかることによる送気量の減少を抑制している。また、蓋2には空気の放気及びクロレラ・微量元素注入用の放気・注入口5が開口している。また、伸縮パイプ1aの側面上部の周面には、放水口6が開口している。放水口6の上部には、フロート7が取り付けられている。尚、伸縮パイプ1a、1bの連結部分は、図2よりフランジによる構造となっている。
【0010】
図1より、伸縮パイプ1bの下端面は取水口8となっており、支軸9が設けられた枠10を嵌合している。枠10には網11を張り付けている。
【0011】
図1より、支軸9の中心には、長さの調節が可能な係留索12が取り付けられており、係留索12の他端には水槽・培養槽の底部に沈下させる錘13が固定されている。
【0012】
このような構成をもつ伸縮自在撹拌抑制具は、養成水(淡水・海水)が満たされた水槽・培養槽内に設置して使用する。伸縮自在撹拌抑制具を水槽・培養槽に設置すると、錘13により沈降し、伸縮パイプ1a、1b内部に養成水が浸水し満たされる。同時にフロート7の浮力により、伸縮パイプ1a、1bが、水中で直立し蓋2が水面と同一の高さで停止することとなる。尚、フロート7の材質は、伸縮パイプ1a、1bを水中で直立浮上させられるものなら材質、形状は問わない。また、フロート7の位置を調節することにより蓋2の位置は、水面上に出すことも、水中下にすることも可能である。
【0013】
エアチューブ3の他端から送気を行うと、エアチューブ3により垂下されたエアストーン4から細かい気泡が発生し伸縮パイプ1a、1b内を上昇する。気泡は上昇するときに、周囲の養成水を上昇させる働きがある。伸縮パイプ1a、1b内部で上昇した養成水は、放水口6から水槽・培養槽外へと排出される。放水口6の開口数は多いため排出される水流は分散し弱められ、水槽・培養槽全体に緩やかに拡散する。尚、放水口6の各々の口径は、飼育・養成する水生生物のサイズに応じて、自在に変更できる。また、交換式として口径を調節しても良く、網を張り付けても柵状の構造でも多数の小孔を持つパンチボード状の構造でも良い。
【0014】
伸縮パイプ1a、1b内部では、通気により激しく撹拌が行われているため、水槽・放水口6から流出した養成水は、水槽・培養槽で飼育・培養されている水生生物に十分な酸素を供給することとなる。また、通気をすることで、酸素の一部は水中に溶解するが、残りは気泡のまま上昇を続け、パイプ1aの上部に達し気泡は破裂し、放気・注入口5より放気される。気泡は破裂するときには、水槽・培養槽外まで養成水を飛散させ、養成水が海水や養成水にクロレラを添加していると、水槽・培養槽外の周辺を著しく汚損するが、伸縮自在撹拌抑制具では、パイプ1a内で気泡を破裂させるため、水槽・培養槽外の周辺を汚損することがない。放気・注入口5は、クロレラや微量元素を素早く拡散させるための注入口ともなっている。
【0015】
通気により伸縮パイプ1a、1b内の養成水が上昇し排出されたことにより、取水口8からは酸素の少ない水が新たに流入する。取水口8の周辺は、流入により水の流れが出来ているため、開放されたままでは伸縮パイプ1a、1b内部に水生生物が侵入するおそれがあるが、網11を取り付けたことによりこれらの侵入は防止できるようになっている。また、取水口8は係留索12により水槽・培養槽から離れて更に網11により、水槽・培養槽の底部に滞留するフロックの侵入・拡散防止の働きもある。尚、網11は、飼育・養成する水生生物のサイズに応じて、自在に交換することが可能である。網11は、網に限定するものではなく、網以外にも柵状の構造でも多数の小孔を持つパンチボード状の構造でも良い。
【0016】
水槽・培養槽は、市場には多種多様な形状や深さをもつものが流通し、水槽・培養槽内で使用する器具類によっては深さに対応できないものも存在するが、伸縮自在撹拌抑制具は、パイプ1aに取り付けたフロート7の浮力により自在に上下し、また係留索12の長さを調節することにより、どのような深さをもつ水槽・培養槽であっても対応が自在となっている。図1、図2、図3においては、伸縮パイプ1a、1bの比率は1:1であるが、1:1に限定するものではなく、一方のパイプを長くし、2:1としても3:1としても良い。伸縮パイプ1b内には濾材を入れ濾過機能を持たせても良い。また、錘13を軽くすることにより、伸縮自在撹拌抑制具を水槽、培養槽に浮遊させ使用することも可能である。尚、伸縮自在撹拌抑制具の各々の材質は、長時間使用しても変質せず、水生生物に有害な物質を放出しないものならどのようなものでも作製できる。使用目的によっては、一定時間経過後に自然に分解する材質であっても良い。伸縮パイプ1a、1bについては、筒状構造となるものであれば断面の形状は問わずあらゆる形状とすることが可能である。また、伸縮自在撹拌抑制具の使用目的は水生生物に限定せず、液体の混合、液体に気体を溶解させる目的等他の産業にも幅広く応用が可能である。
【0017】
【発明の効果】
本発明の完成により、多様な水深がある水槽・培養槽に使用するときに、伸縮パイプ1a、1b及びフロート7の浮力の働きにより上下浮動によりあらゆる水深の水槽・培養槽に自在に対応することが可能となった。また、伸縮パイプ1a、1b内で送気を行うことにより、飼育・養成水に十分な酸素を供給した後、伸縮パイプ上部より放水することで、飼育・養成水の撹拌を抑制しつつ十分な酸素を供給することが可能となった。更に、送気で発生した余分な空気の泡が、伸縮パイプ1a、1b内で破裂した後に上面に設けられた放気・注入口5から排出することにより、空気の泡の破裂による水槽外の汚損を防止することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一部破断斜視図である。
【図2】伸縮パイプ部を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1a、1b 伸縮パイプ
2 蓋
3 エアチューブ
4 エアストーン
5 放気・注入口
6 放水口
7 フロート
8 取水口
9 支軸
10 枠
11 網
12 係留索
13 錘

Claims (1)

  1. 軸方向に伸縮可能な伸縮パイプ(1a、1b)と、伸縮パイプ(1a)の上部には、放水用の放水口(6)を周囲に開口し、また、放水口(6)の上部にフロート(7)を取り付け、伸縮パイプ(1a)の上端面は蓋(2)により嵌合されており、蓋(2)には放気・注入口(5)が開口しているとともに、蓋(2)の中心はエアチューブ(3)が貫通して伸縮パイプ(1a)内部に垂下され、エアチューブの先端はエアストーン(4)が取り付けられており、伸縮パイプ(1b)の下端部には網(11)を張り付けた枠(10)が嵌合されており、枠(10)にある支軸(9)に係留索(12)を取り付け、係留索(12)の他端には錘(13)を取り付けたことを特徴とする伸縮自在撹拌抑制具。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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