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JP2004208383A - 非接触電源装置 - Google Patents

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JP2004208383A
JP2004208383A JP2002373359A JP2002373359A JP2004208383A JP 2004208383 A JP2004208383 A JP 2004208383A JP 2002373359 A JP2002373359 A JP 2002373359A JP 2002373359 A JP2002373359 A JP 2002373359A JP 2004208383 A JP2004208383 A JP 2004208383A
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Japan
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unit
primary
metal
power supply
primary unit
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Application number
JP2002373359A
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English (en)
Inventor
Ryoichi Sugiura
良一 杉浦
Eiji Kondo
英二 近藤
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Aichi Electric Co Ltd
Original Assignee
Aichi Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aichi Electric Co Ltd filed Critical Aichi Electric Co Ltd
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Abstract

【課題】1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在した場合、1次側ユニットの駆動を即時停止して、1次側ユニットから2次側ユニットへ前記金属を介して磁束が鎖交することによって、前記金属が過熱することを確実に防止することのできる非接触電源装置を提供する。
【解決手段】1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在した場合、前記金属の存在を検知する手段と、前記手段により金属の存在が検知されたとき、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止する制御手段を具備して構成した。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、1次側ユニットから介在物を介して2次側ユニットに非接触で電力を供給することができ、かつ、前記介在物が金属である場合、1次側ユニットの駆動を即時停止して、前記介在物の過熱を阻止し、1,2次側ユニットの過熱によって、火災等の事故が発生することを確実に防止することのできる非接触電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、結合トランスの1次側と2次側をそれぞれ収容する1次側ユニットと2次側ユニットを分離可能に構成して、前記1次側ユニットと2次側ユニットを対向させた状態で、1次側ユニットから2次側ユニットへ非接触で電力を供給する電源装置(以下、非接触電源装置という)はよく知られている(特許文献1参照)。
【0003】
前記非接触電源装置は、例えば、1次側ユニットに接続した電源コードを屋内コンセント等の固定電源に差し込み、一方、2次側ユニットは、窓ガラスやドア等の介在物を介して前記1次側ユニットと対向配置させ、前記1次側ユニットの1次側巻線と2次側ユニットの2次側巻線によって結合トランスを形成する。
【0004】
そして、1次側ユニットから2次側ユニットへ前記結合トランスの電磁誘導作用を利用して非接触で電力を供給し、前記2次側ユニットから接続コードを介して接続した負荷を駆動させる。
【0005】
つまり、前記非接触電源装置によれば、負荷を固定電源が配設されていない場所、例えば、屋外などで使用したい場合、給電コードを通すために窓ガラスやドアなどを開放する必要はなく、屋内と屋外を閉ざした状態で、負荷に給電することが可能となる。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−110658号(第2,3頁、第2図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
然るに、前記非接触電源装置は、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在した場合、結合トランスの電磁誘導作用によって磁束が金属を鎖交すると、前記金属が1次側ユニットと2次側ユニット間で過熱されるといった問題があった。
【0008】
前記金属が過熱されると、前記1次側ユニットと2次側ユニットは、その外箱であるケーシングを溶融してこれを破損したり、また、金属の過熱によって利用者が火傷をし、さらには、火災等を誘発する危険があった。
【0009】
そこで、本発明は、前述した問題を解決するために、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したとき、この状態を直ちに検出して、1次側ユニットの駆動を自動的に停止することのできる非接触電源装置を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の非接触電源装置は、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したとき、これを検知する手段と、前記金属が検知されたとき、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止する制御手段を具備して構成した。
【0011】
請求項1記載の非接触電源装置によれば、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したとき、前記1次側ユニットの駆動は自動的に停止されるので、結合トランスの電磁誘導作用によって金属に磁束が鎖交してこれを過熱することを確実に防止できる。
【0012】
請求項2記載の非接触電源装置は、請求項1に記載した非接触電源装置において、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、2次側ユニットに具備する磁性部材と、前記1次側ユニットに具備されて、前記磁性部材の磁気を検知する磁気検知素子からなり、前記制御手段は、前記磁気検知素子が磁気を検知しないとき、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止するように構成した。
【0013】
請求項2記載の非接触電源装置によれば、2次側ユニットに具備した磁性部材の磁気は、1次側ユニットとの間に金属が介在したとき、1次側ユニットの磁気検知素子によって検出されないので、制御手段は1次側ユニットの駆動を即時停止して、金属の過熱を確実に防止して、安全を確保することができる。
【0014】
請求項3記載の非接触電源装置は、請求項1に記載した非接触電源装置において、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、1次側ユニットに具備されて、2次側ユニット側の周囲温度の変化を検出する温度センサからなり、前記制御手段は、前記温度センサが検出した温度変化がある一定値を越えて上昇した場合、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止するように構成した。
【0015】
請求項3記載の非接触電源装置によれば、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在した場合、結合トランスの電磁誘導作用によって磁束が金属を通過することにより金属が過度に過熱されたことを確実に検出することができ、制御手段によって1次側ユニットの駆動を即座に停止することにより、前記金属の過熱状態を確実に解消することができる。
【0016】
請求項4記載の非接触電源装置は、請求項1に記載した非接触電源装置において、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、結合トランスを構成する1次側巻線に印加する交番電流を検出する電流検出手段からなり、前記制御手段は、前記電流検出手段が検出した電流値が予め設定した正常範囲から逸脱したとき、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止するように構成した。
【0017】
請求項4記載の非接触電源装置によれば、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在することにより、結合トランスの1次側巻線に印加する交番電流値が変化するため、制御手段はこの変化が正常な範囲から逸脱したことにより、金属が両ユニット間に介在したことを検知して、1次側ユニットの駆動を即座に停止することができる。
【0018】
請求項5記載の非接触電源装置は、請求項1に記載した非接触電源装置において、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、前記1次側ユニットに具備した共振回路の共振電圧を基準電圧と比較する比較器と、該比較器の出力に応じてオン/オフするスイッチング素子からなり、前記制御手段は、前記スイッチング素子のオン/オフに応じて1次側ユニットの駆動と停止を切り換えるように構成した。
【0019】
請求項5記載の非接触電源装置によれば、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在することによって、共振回路の出力電圧は共振状態から逸脱して低下するので、制御手段は、この出力電圧の低下によって1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したか否かを検出することができ、金属が介在した場合は、前記1次側ユニットの駆動を確実に停止させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1ないし図9により説明する。図1は本発明の非接触電源装置Aの構成を示す一例であり、図1において、1は1次側ユニットであり、2は1次側ユニット1と対向配置する2次側ユニットを示している。
【0021】
前記1次側ユニット1は、給電線3によって商用電源4に接続されるものであり、商用電源4の交流電圧を直流に変換する第1の整流平滑回路5と、該整流平滑回路5の出力を高周波の交番電流に変換して1次側巻線6に印加する駆動回路7、および、前記1次側巻線6を継鉄部に巻回した1次側鉄心8から概略構成されている。
【0022】
一方、2次側ユニット2は、接続線9を介して負荷10に接続可能に構成されており、前記1次側鉄心8と対向配置した2次側鉄心11と、該2次側鉄心11の継鉄部に巻回した2次側巻線12、および、前記2次側巻線12の出力に接続した第2の整流平滑回路13から概略構成されている。
【0023】
なお、図1は負荷10が直流負荷である場合の構成の一例を簡略的に示したものであり、負荷10が交流負荷である場合、第2の整流平滑回路13の出力にインバータ回路(図示せず)を取り付けるなど、その構成が種々に変化することは当然である。
【0024】
図1に示す非接触電源装置Aを使用する場合は、例えば、壁や窓ガラス等の介在物を介して1次側ユニット1と2次側ユニット2を対向配置し、1次側ユニット1の給電線3を商用電源4に接続するとともに、2次側ユニット2の接続線9に負荷10を接続する。
【0025】
この状態で、図示しないスイッチをオンすることにより、商用電源4の交流電圧は給電線3を介して第1の整流平滑回路5に供給されて直流電圧に変換される。そして、前記第1の整流平滑回路5の出力は、駆動回路7にて高周波の交番電流に変換されて、1次側巻線6に印加される。
【0026】
1次側巻線6に高周波の交番電流が流れると、前記1次側巻線6内に磁束が誘起され、該1次側巻線を継鉄部に巻回した1次側鉄心8に磁路が形成される。前記1次側鉄心8に鎖交する磁束は、1次側ユニット1と2次側ユニット2間の介在物(壁や窓ガラス等)を介して2次側鉄心11に鎖交して、2次側鉄心11の継鉄部に巻回した2次側巻線12に交流電圧を誘起させる。
【0027】
前記2次側巻線12に誘起された交流電圧は、第2の整流平滑回路13にて直流に変換された後、負荷10に供給される。これにより、負荷10は1次側ユニット1から介在物を介して2次側ユニット2へ非接触で供給された電力を利用して確実に動作することができる。
【0028】
図2は前記非接触電源装置Aの1次側鉄心8と2次側鉄心11を抽出して示す斜視図である。前記2次側鉄心11は、例えば、上下面と両側面の前方(1次側鉄心8と対向する側)に永久磁石等からなる磁性部材14a〜14dを具備し、一方、前記1次側鉄心8は、その周囲に前記磁性部材14a〜14dの磁気を検知する磁気検知センサ(例えば、ホールセンサ)15a〜15fを任意数個(図2では6個)取り付けている。
【0029】
前記磁性部材14a〜14dと磁気検知センサ15a〜15fを1,2次側鉄心8,11に取り付ける場合は、1次側鉄心8および2次側鉄心11と直接接する部分においては、接着剤等を利用して取り付ければよく、また、1次側鉄心8と直接接しない磁気検知センサ15c〜15fは、例えば、前記1次側鉄心8の上下両脚鉄部間を金属以外の部材で橋渡して、この部材に対して接着剤等を利用して接着すればよい。
【0030】
図3に磁気検知センサ15a〜15fと駆動回路7との関係を回路図として示す。図3において、a〜c,…(以下、「,…」の記載は省略する)は、磁気検知センサ15a〜15f内に具備されて、前記磁気検知センサ15a〜15fによる磁気検知の有無に応じてON/OFF動作するトランジスタであり、該トランジスタa〜cの各々のコレクタ端子は抵抗r1,r2,r3を介して定電圧電源Vccに接続されるとともに、NOR論理素子16の入力端子に接続されている。。
【0031】
また、前記トランジスタa〜cのエミッタ端子はGND端子に接地されており、前記NOR論理素子の出力端子は、前記駆動回路7の入力端子に接続され、その出力の「H」と「L」の別により、駆動回路7の駆動と停止を切り換えることができる。
【0032】
つづいて、前記非接触電源装置Aの動作について説明する。図2に示す鉄心構造をした非接触電源装置Aは、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属以外の介在物を介在したとき、この介在物の厚さ寸法がある所定の寸法以下であれば、2次側鉄心11に取り付けた磁性部材14a〜14dの磁気は1次側鉄心8に具備した磁気検知センサ15a〜15fによって検知される。
【0033】
前記磁気検知センサ15a〜15fが磁性部材14a〜14dの磁気を検知すると、磁気を検知した磁気検知センサ内のトランジスタはオンし、磁気を検知しない磁気検知センサ内のトランジスタはオフする。
【0034】
これにより、オンしたトランジスタのコレクタ端子の電圧値のみが0[V]となり、前記NOR論理素子16に入力される。換言すれば、オンしたトランジスタは「L」レベルの信号を、また、オフしたトランジスタは「H」レベルの信号をNOR論理素子16に入力するのである。
【0035】
前記NOR論理素子16は、トランジスタa〜c,…から入力された信号レベルの何れか1つでも「H」レベルであれば、「L」レベルの信号を駆動回路7に出力して、該駆動回路7の駆動を即時停止する。
【0036】
前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属以外の介在物が介在した場合、介在物の厚さ寸法が所定値以下であれば、磁性部材14a〜14dの磁気は磁気検知センサ15a〜15fによって確実に検知されるため、前記NOR論理素子16の入力端子には全てのトランジスタa〜c,…から「L」レベルの信号が入力される。
【0037】
この結果、前記NOR論理素子16は駆動回路7の入力端子に「H」レベルの信号を入力するため、前記駆動回路7はその駆動を継続して、1次側ユニット1から2次側ユニット2へ結合トランスの電磁誘導作用を利用して、非接触で電力を供給することができる。
【0038】
一方、前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在した場合について説明する。前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に磁性体の金属が介在した場合、前記磁性部材14a〜14dから放出された磁束は、前記磁性体の金属に鎖交して、これに対して平行に通過するため、前記磁性体の金属で遮蔽された状態となり、前記磁気検知素子15a〜15fが磁性部材14a〜14dの磁気を検知することはない。
【0039】
また、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に非磁性体の金属が介在した場合は、磁性部材14a〜14dから非磁性体金属に磁束が鎖交すると、前記非磁性体金属の表面にはこの磁束を妨げる向きに渦電流が流れ、この結果、前記非磁性体の金属を通過する磁気が弱まり、前記磁気検知素子15a〜15fが磁気を検知できなくなる。
【0040】
前述した2例のように、磁気検知素子15a〜15fが磁性部材14a〜14dの磁気を検知しなくなると、図3に示すトランジスタa〜c,…からNOR論理素子16に入力される信号はいずれも「H」レベルとなるので、前記NOR論理素子16の出力信号レベルは「L」レベルとなり、駆動回路7はその駆動を即時停止する。
【0041】
これにより、1次側ユニット1から2次側ユニット2へ磁束が鎖交しなくなるので、前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に挟まれる金属が、磁束の鎖交により過熱されて利用者が火傷をしたり、1,2次側ユニット1,2のケーシングが溶融して損傷することを確実に防止することができる。
【0042】
図4は1次側鉄心8に周囲温度を検知する温度センサ17a〜17fを取り付けて構成した場合を示している。なお、前記温度センサ17a〜17fの1次側鉄心8への取付け方については、図2に示す磁気検知センサ15a〜15fの場合と同様であるので、説明は省略する。
【0043】
図5は前記温度センサ17a〜17fと駆動回路7との関係を示す回路図であり、図5において、18a〜18c,…は、温度センサ17a〜17fの個々の出力端にアノードを接続したダイオードを示している。
【0044】
前記ダイオード18a〜18c,…のカソードは、ともに比較器19の一方の入力端子に接続されており、前記比較器19の他方の入力端子には、前記温度センサ17a〜17fの出力電圧と比較する基準電圧20が接続されている。また、前記比較器19の出力には、一端に定電圧電源Vccを接続した抵抗r4の他端と駆動回路7の入力端子が接続されている。
【0045】
次に、図4に示す1次側鉄心8と2次側鉄心11との間に非磁性体の金属が介在した場合の動作について説明する。
【0046】
前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に非磁性体の金属が介在した状態で、両ユニット1,2間で給電動作を実行すると、前記1次側鉄心8から2次側鉄心11に対して金属を介して磁束が鎖交する。このように金属に磁束が鎖交した場合、図6に示すように、1次側鉄心8から2次側鉄心11へ鎖交する磁束21を打ち消す方向に磁束22が誘導されて、金属上に渦電流23が流れる。
【0047】
この結果、この渦電流23の値の2乗と金属の抵抗値の積が損失となり、金属が発熱するのである。このように金属が過熱されると、図4に示す温度センサ17a〜17fの何れかは金属の過熱を確実に検出して、電圧値の増加として、図5に示すダイオード18a〜18c,…の何れかを介して比較器19の一方の入力端子に入力する。
【0048】
このとき、前記基準電圧は、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に非磁性体の金属が介在していない状態で両ユニット1,2間で給電動作を実行したときに、図5に示す温度センサ17a〜17fから出力される電圧値より低く予め設定されているので、前記金属の過熱によって温度センサ17a〜17fの出力電圧が上昇すると、前記比較器19の出力は反転する。
【0049】
前記駆動回路7は、その入力端子に入力される信号レベルの変化によってその駆動を停止して、1次側ユニット1と2次側ユニット2間の給電動作を終了する。これにより、過熱した状態にあった金属は、これ以上加熱されることなく、徐々にその温度を下げることができる。
【0050】
よって、金属が過度に加熱されて、利用者が火傷を負ったり、金属を挟む1次側ユニット1と2次側ユニット2のケーシングが溶融して損傷することを確実に防止することができる。
【0051】
図7は、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在したことを1次側巻線6に印加される交番電流の値の変化から検出するための回路図であり、図7において、24は前記1次側巻線6の一端に介挿されたカレントトランスである。
【0052】
25a,25bは、前記カレントトランス24の出力端に入力端を接続した高ピークホールド回路と低ピークホールド回路であり、26a,26bは、前記高ピークホールド回路25aと低ピークホールド回路25bの出力端に一方の入力端子を接続した比較器である。
【0053】
前記比較器26a,26bの他方の入力端子には、それぞれ高・低ピークホールド回路25a,25bの出力電圧と比較する高・低の基準電圧27a,27b(以下、高基準電圧および低基準電圧といい、低基準電圧<高基準電圧の関係を有する)が接続されており、前記比較器26a,26bの出力端子には、一端を定電圧電源Vccに接続した抵抗r5,r6の他端と、トランジスタTr1,Tr2のベース端子が接続されている。
【0054】
前記トランジスタTr1のコレクタ端子には、一端を定電圧電源Vccに接続した抵抗R7の他端が接続されており、エミッタ端子はGNDに接地されている。
【0055】
一方、前記トランジスタTr2のコレクタ端子には定電圧電源Vccが接続されており、エミッタ端子には一端をGNDに接地した抵抗r8の他端が接続されている。
【0056】
前記トランジスタTr1のコレクタ端子と抵抗r7の接続点と、前記トランジスタTr2のエミッタ端子と抵抗r8の接続点は、ともにAND論理素子28の入力端子に接続されており、前記AND論理素子28の出力端子は、前記駆動回路7の入力端子に接続されている。
【0057】
前記1次側ユニット1から介在物を介して2次側ユニット2へ電力を供給する場合、前記1次側ユニット1の1次側鉄心8に巻回した1次側巻線6には交番電流が印加される。前記1次側巻線6に印加される交番電流は、図7に示すカレントトランス24にて検出されて、高ピークホールド回路25aと低ピークホールド回路25bに入力される。
【0058】
前記介在物が金属以外である場合、前記高ピークホールド回路25aおよび低ピークホールド回路25bから出力される電圧値は、低基準電圧<出力電圧<高基準電圧の関係が成立し、比較器26aの出力電圧は「L」レベルとなり、比較器26bの出力電圧は、「H」レベルとなる。
【0059】
これにより、トランジスタTr1はオフしてコレクタ電圧を「H」レベルにするとともに、トランジスタTr2はオンしてエミッタ電圧を「H」レベルとすることによって、AND論理素子28の出力を「H」とする。
【0060】
この結果、駆動回路7はその駆動を継続して、図1に示す1次側巻線6に交番電流を印加し続ける。つまり、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属以外の介在物が存在する場合は、1次側ユニット1はその駆動を問題なく継続することにより、1次側鉄心8から介在物を介して2次側鉄心11に磁束を鎖交させて、2次側ユニット2に電力を良好に供給することができる。
【0061】
次に、前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在した場合について説明する。前記1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在すると、1次側巻線6に印加される交番電流の変化を図7に示すカレントトランス24は検出して、高ピークホールド回路25aと低ピークホールド回路25bに入力する。
【0062】
そして、前記高ピークホールド回路25aと低ピークホールド回路25bの出力電圧が、出力電圧<低基準電圧<高基準電圧である場合、比較器26a,26bの出力電圧はともに「L」レベルとなり、トランジスタTr1,Tr2はともにオフする。
【0063】
これにより、トランジスタTr1のコレクタ電圧は「H」レベルとなり、トランジスタTr2のエミッタ電圧は「L」となって、AND論理素子28の出力は「L」レベルとして駆動回路7に出力される。
【0064】
一方、前記カレントトランス24によって交番電流値を検出した結果、高ピークホールド回路25aと低ピークホールド回路25bの出力電圧が、低基準電圧<高基準電圧<出力電圧の関係にある場合、比較器26a,26bの出力電圧はともに「H」レベルとなり、トランジスタTr1,Tr2はともにオンする。
【0065】
この結果、前記トランジスタTr1のコレクタ電圧は「L」レベルとなり、トランジスタTr2のエミッタ電圧は「H」レベルとなる。この場合、AND論理素子28の出力は「L」レベルとなり、駆動回路7に入力される。
【0066】
前記駆動回路7に「L」レベルの信号が入力されると、前記駆動回路7はその駆動を停止して、図1に示す1次側巻線6に交番電流が印加されることを即時中止して、1次側鉄心8から介在物(金属)に磁束が鎖交することのないように動作する。
【0067】
したがって、介在物である金属は、磁束の鎖交に起因する過熱状態を解消することができ、利用者が金属に触れて火傷を負ったり、金属に接触する1,2次側ユニット1,2のケーシングが、過熱した金属によって溶融・損傷することを確実に防止することができる。
【0068】
図8は、前述の如く、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在して駆動回路7が自動停止した後、前記金属が両ユニット1,2間から取り除かれた場合、前記駆動回路7の駆動を自動的に再開することのできる回路構成の一例を示している。
【0069】
つまり、図7において、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在することにより、前記駆動回路7が一旦停止した場合、その後、前記両ユニット1,2間の金属が取り除かれても、カレントトランス24は、その出力がゼロであるので、高・低ピークホールド回路25a,25bの出力電圧は、出力電圧<低基準電圧<高基準電圧となり、比較器26a,26bの出力電圧はともに「L」レベルとなる。
【0070】
これにより、トランジスタTr1,Tr2はオフするので、前記トランジスタTr1のコレクタ電圧は、「H」レベルとなり、一方、トランジスタTr2のエミッタ電圧は「L」レベルとなって、AND論理素子28は駆動回路7に「L」レベルの信号を出力して、前記駆動回路7の停止状態を継続してしまう。
【0071】
そこで、図8に示すように、トランジスタTr1のコレクタ端子とトランジスタTr2のエミッタ端子を駆動制御回路29に接続して、該駆動制御回路29の出力側に前記駆動回路7を接続して構成した。
【0072】
図8の回路によれば、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在して、出力電圧<低基準電圧<高基準電圧、または、低基準電圧<高基準電圧<出力電圧となる異常状態が発生し、駆動回路7を停止する信号が駆動制御回路29に入力された場合、高ピークホールド回路25aと低ピークホールド回路25bのホールド値をクリアするとともに、異常状態が発生したことを記憶して、前記駆動回路7を停止する。
【0073】
この場合、前記駆動制御回路29は、定期的(例えば、1分間ごと)に駆動回路7の再起動を行う。この再起動時、前記駆動制御回路29は、内部に備えたタイマ回路(図示せず)によって、再起動後の一定時間は前記カレントトランス24が検知した電流値を無視することによって、駆動回路7を確実に再起動させることができる。
【0074】
そして、前記一定時間が経過した後は、カレントトランス24が検知した電流値に基づき前記駆動回路7の駆動と停止を制御するのである。なお、前記再起動時に、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が依然として介在している場合は、駆動制御回路29は再度異常状態が発生したことを記憶して前記駆動回路7を停止することは当然である。
【0075】
図9は、1次側ユニット1から2次側ユニット2に対して金属以外の介在物を介して電力の供給を行っている状況において、前記1次側ユニット1と介在物との間、または、2次側ユニット2と前記介在物との間に金属が悪戯等によって挿入された場合に、この金属の挿入を直ちに検知して、1次側ユニット1の駆動を即時停止するためのものである。
【0076】
図9において、30は1次側鉄心8に1次側巻線6とは別に巻回した共振用のコイルであり、31は前記共振用のコイル30に並列に接続した共振用のコンデンサを示している。
【0077】
32は前記共振用のコイル30およびコンデンサ31の一端に一方端を接続し、他方端を発振器33に接続したコイルを示している。なお、前記共振用のコイル30の他端は、前記共振用のコンデンサ31の他端とともに発振器33に接続されている。
【0078】
34は、前記共振用のコンデンサ31とコイル32の接続点に入力端子を接続した整流平滑回路であり、35は前記整流平滑回路34の出力端子に一方の入力端子を接続した比較器である。
【0079】
前記比較器35の他方の入力端子には、前記整流平滑回路34の出力電圧と比較される基準電圧36が接続されており、前記比較器35の出力端子は、一端を定電圧電源Vccに接続した抵抗r9の他端と、トランジスタTr3のベース端子が接続されている。
【0080】
前記トランジスタTr3のコレクタ端子は、定電圧電源Vccに接続されており、エミッタ端子は、一端をGNDに接地した抵抗r10の他端と、駆動回路7の入力端子に接続されている。
【0081】
そして、図9に示す回路の動作については、まず最初に、前記共振用コイル30のインダクタンスとコンデンサ31の静電容量によって決定する周波数で前記発振器33を発振させることにより、共振状態を生成して共振用のコンデンサ31とコイル32の接続点における電圧(以下、共振電圧という)をある程度の大きさ(制御電圧値内)に設定する。
【0082】
前記共振電圧は、整流平滑回路34で整流平滑された後、比較器35の一方の入力端子に入力され、基準電圧36と比較されるのであるが、前記共振電圧は基準電圧より大きく設定されるので、比較器35は「H」レベルの信号をトランジスタTr3のベース端子に入力する。
【0083】
これにより、前記トランジスタTr3はオンしてエミッタ電圧を「H」レベルとして駆動回路7に入力するので、前記駆動回路7は駆動状態を継続して、図1に示す1次側ユニット1から2次側ユニット2へ非接触で電力を供給する。
【0084】
この状態で、1次側ユニット1と介在物との間、または、2次側ユニット2と介在物との間に金属が挿入されると、共振用のコイル30と共振用のコンデンサ31からなる共振回路が共振状態から逸脱して、共振電圧が低下する。
【0085】
前記共振電圧の低下により、比較器35の一方の入力端子に入力される電圧値は基準電圧値を下回って、比較器35の出力は「L」レベルとなってトランジスタTr3のベース端子に入力される。この結果、前記トランジスタTr3はオフするので、エミッタ電圧は「L」レベルとなって、前記駆動回路7に入力される。
【0086】
これにより、前記駆動回路7は停止するので、図1に示す1次側ユニット1から2次側ユニット2への給電が停止されて、挿入された金属が過熱して利用者が火傷をしたり、金属と接触するユニット1,2が溶融して損傷することを確実に阻止することができる。
【0087】
以上説明したように、本発明の非接触電源装置Aは、1次側ユニット1と2次側ユニット2間に金属が介在した場合、これを直ちに検知して、1次側ユニット1の駆動を停止させることにより、両ユニット1,2間に介在した金属が過熱して利用者が火傷をしたり、金属と接触するユニットが溶融して損傷等することを確実に防止することができる。
【0088】
【発明の効果】
請求項1記載の非接触電源装置は、利用者が誤って1次側ユニットと2次側ユニット間に金属を介在した状態で、両ユニット間の給電動作を実行した場合、1次側ユニットは即座にその駆動が停止されるので、両ユニット間の金属が過熱して、利用者の火傷やユニットの損傷を引き起こすことを確実に阻止することができ、安全である。
【0089】
請求項2記載の非接触電源装置は、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在した場合、2次側ユニットに取り付けた磁性部材の磁気を1次側ユニットに具備した磁気検知素子により検知できないので、この場合は、1次側ユニットの駆動を即時停止して、金属が過熱されることを完全に防止することができ、便利である。
【0090】
請求項3記載の非接触電源装置は、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在して、該金属に磁束が鎖交することにより金属が過熱したことを1次側ユニットに具備した温度センサによって確実に検出して、1次側ユニットの駆動を停止させることができるので、前記金属の過熱状態が継続することを防止することができ、利便である。
【0091】
請求項4記載の非接触電源装置は、1次側巻線に印加する交番電流値の変化から1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを即座に検出することができ、1次側ユニットの駆動を自動的に停止させることができ、便利である。
【0092】
請求項5記載の非接触電源装置は、1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在すると、共振回路が共振状態から逸脱するので、これを共振電圧の低下から検知することにより、確実に1次側ユニットを停止することが可能となり、利便である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の非接触電源装置の概略構成図である。
【図2】前記非接触電源装置を構成する1,2次側鉄心と、これに具備する磁気検知素子および磁性部材を示す斜視図である。
【図3】前記磁気検知素子にて金属の介在を検知するための回路図である。
【図4】前記1次側鉄心に温度センサを具備した場合の斜視図である。
【図5】前記温度センサにて金属の介在を検知するための回路図である。
【図6】前記1次側鉄心から金属に磁束が鎖交する様子を示す斜視図である。
【図7】前記1次側巻線に印加する交番電流値から金属の介在を検知するための回路図である。
【図8】交番電流値から金属の介在を検知して、前記1次側ユニットの駆動を停止した後、自動的に前記1次側ユニットを再起動させるための回路図である。
【図9】共振電圧の低下から金属の介在を検知するための回路図である。
【符号の説明】
1 1次側ユニット
2 2次側ユニット
5,13,34 整流平滑回路
6 1次側巻線
7 駆動回路
8 1次側鉄心
11 2次側鉄心
12 2次側巻線
14a〜14d 磁性部材
15a〜15f 磁気検知素子
16 NOR論理素子
17a〜17f 温度センサ
18a〜18f ダイオード
19,26a,26b,35 比較器
20,27a,27b,36 基準電圧
21,22 磁束
23 渦電流
24 カレントトランス
25a,25b ピークホールド回路
28 AND論理素子
29 駆動制御回路
30 共振用のコイル
31 共振用のコンデンサ
32 コイル
33 発振器
Tr1〜Tr3,a〜c トランジスタ
1〜r10
A 非接触電源装置

Claims (5)

  1. 分離可能に構成した結合トランスの1次側と2次側を個別に収容する1次側ユニットと2次側ユニットを交差させることなく互いに対向配置して、前記1次側ユニットから2次側ユニットへ結合トランスの電磁誘導作用を利用して非接触で電力を供給する非接触電源装置において、前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したとき、これを検知する手段と、前記金属が検知されたとき、前記1次側ユニットの駆動を自動停止する制御手段を具備して構成したことを特徴とする非接触電源装置。
  2. 前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、2次側ユニットに備えた磁性部材と、前記1次側ユニットに具備して、前記磁性部材の磁気を検知する磁気検知素子からなり、前記制御手段は、前記磁気検知素子によって磁気が検知されないとき、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止するように構成したことを特徴とする請求項1記載の非接触電源装置。
  3. 前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、1次側ユニットに具備されて、2次側ユニット側の周囲温度の変化を検出する温度センサからなり、前記制御手段は、前記温度センサが検出した温度変化がある一定値を越えて上昇した場合、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止するように構成したことを特徴とする請求項1記載の非接触電源装置。
  4. 前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、結合トランスを構成する1次側巻線に印加する交番電流を検出する電流検出手段からなり、前記制御手段は、前記電流検出手段が検出した電流値が予め設定した正常範囲から逸脱したとき、前記1次側ユニットの駆動を自動的に停止するように構成したことを特徴とする請求項1記載の非接触電源装置。
  5. 前記1次側ユニットと2次側ユニット間に金属が介在したことを検知する手段は、前記1次側ユニットに具備した共振回路の共振電圧を基準電圧と比較する比較器と、該比較器の出力に応じてオン/オフの切り換えを行うスイッチング素子からなり、前記制御手段は、前記スイッチング素子のオン/オフに応じて1次側ユニットの駆動と停止を自動的に切り換えるように構成したことを特徴とする請求項1記載の非接触電源装置。
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