JP2004208177A - ハンドオーバ方法及び無線通信装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手局を切り替えるハンドオーバ方法であって、相手局の受信状態を検出する受信状態検出ステップ(S105)と、前記検出された相手局の受信状態に基づいて、前記相手局に送信するデータを制御する送信データ制御ステップ(S110)とを備える。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、そのデータに基づいて通信相手局を切り替えるハンドオーバ方法及び無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機などを用いた移動体通信システムにおいては、情報伝送の際に基地局と移動局との距離に応じて自らの送信電力を制御し、基地局に到達する信号の電力を一定にすることにより、通信チャネル間の干渉を低減して周波数利用効率を向上させる送信電力制御技術が従来から知られている。
【0003】
特に、複数の通信チャネルを多重化する多元接続型の通信方式の一種である、スペクトラム拡散技術を用いたCDMA(Code Division Multiple Access:符号分割多元接続)方式の移動体通信システムにおいては、単一の周波数帯域を複数の利用者が共有することから、電力の大きな信号が小さな信号をマスクする、いわゆる遠近問題が発生する可能性が高く、他局の信号が干渉波として自局の回線品質を劣化させる問題点が生じる。
【0004】
この問題点を解決する為に、従来、種々の送信電力制御技術の検討がなされており、特に瞬時変動する干渉信号に追従する送信電力制御方式として、クローズドループによる送信電力制御方式が知られている。CDMA方式では、特に広ダイナミックレンジ(例えば70〜80dB)かつ高リニアリティ(高線形性)の送信電力制御が要求されており、さらに次世代の移動体通信システムとして現在検討されているIMT−2000における広帯域CDMA(W−CDMAなど)方式では、大電力時の送信電力の精度要求が高く、さらなる高精度の送信電力制御が要求される。
【0005】
図11は、クローズドループによる従来の送信電力制御方法の一例を示したフローチャートである。基地局と移動局とが通信する場合、基地局は、移動局からの受信波(希望波)の受信電力に基づいて送信電力制御ビットを決定し(S111)、送信信号の中にこの送信電力制御ビットを挿入し、移動局に対して送信する。移動局は、基地局から送信された信号を受信し、受信した信号の中から送信電力制御ビットを抽出し(S115)、この送信電力制御ビットの指示にしたがって、自局の送信電力を制御する(S116)。
【0006】
同様に、移動局は、基地局からの受信波(希望波)の受信電力に基づいて送信電力制御ビットを決定し(S114)、送信信号の中にこの送信電力制御ビットを挿入し、基地局に対して送信する。基地局は、移動局から送信された信号を受信し、受信信号の中から送信電力制御ビットを抽出し(S112)、この送信電力制御ビットの指示にしたがって、自局の送信電力を制御する(S113)。
【0007】
このような送信電力制御を行うことにより、移動局の所在位置によらず、基地局及び移動局における受信電力をほぼ一定に保持することが可能となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
移動通信においては、各セル毎に設けられる基地局と複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間で通信を行う為、移動局は、各セルにおける受信品質を比較して、通信に最適な基地局に常にハンドオーバする必要がある。
【0009】
図11に示した従来の技術による送信電力制御を行う為には、十分な受信品質が必要となるが、上記従来の送信電力制御方式を移動通信で行う場合、ハンドオーバ時には他局からの干渉が大きくなり、自局での希望波受信信号電力対干渉波電力比(SIR:Signal-to-Interference power Ratio)が劣化する。この為、自局は、受信品質の変動に追従できなくなり、適切なハンドオーバが困難になってしまうという問題点があった。
【0010】
本発明は、上記問題点に鑑みて為されたものであって、自局又は相手局の受信状態に応じて適切なハンドオーバを行うことができるハンドオーバ方法及び無線通信装置を提供することを目的とする。
【0011】
本発明のハンドオーバ方法は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手局を切り替えるハンドオーバ方法であって、自局が、相手局の受信状態を検出する受信状態検出ステップと、前記検出された相手局の受信状態に基づいて、前記相手局に送信するデータを制御する送信データ制御ステップとを備えることを特徴とする。
【0012】
これにより、自局が、相手局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する為、相手局の受信状態に応じて適切にハンドオーバを行うことができる。
【0013】
又、前記受信状態検出ステップでは、前記相手局からの前記データの再送要求の有無又は前記相手局から送信されるデータに含まれる送信電力制御ビットにより、前記相手局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0014】
これにより、精度良く相手局の受信状態を検出することができる。
【0015】
又、前記送信データ制御ステップでは、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅の変更、前記相手局に送信するデータの送信周期の変更、又は前記相手局に送信するデータの送信タイミングの変更により、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0016】
これにより、自局は、相手局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0017】
本発明のハンドオーバ方法は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替えるハンドオーバ方法であって、自局の受信状態を検出する受信状態検出ステップと、前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局から送信されるデータを制御する送信データ制御ステップとを備えることを特徴とする。
【0018】
これにより、自局の受信状態に基づいて相手局から送信されるデータを制御する為、自局の受信状態に応じて適切にハンドオーバを行うことができる。
【0019】
又、前記送信データ制御ステップでは、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの変更、前記送信電力制御ビットの送信電力制御幅の変更、前記相手局から送信されるデータの送信周期の変更、又は前記相手局から送信されるデータの送信タイミングの変更により、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0020】
これにより、相手局が、自局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0021】
又、前記受信状態検出ステップでは、希望波受信信号電力、希望波受信信号電力対干渉波電力比、伝播路損失、又はフェージングピッチの少なくとも1つの情報に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0022】
これにより、自局の受信状態を精度良く検出することができる。
【0023】
本発明のハンドオーバ方法は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替えるハンドオーバ方法であって、自局の受信状態を検出する受信状態検出ステップと、前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する送信データ制御ステップとを備えることを特徴とする。
【0024】
これにより、自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する為、自局の受信状態に応じて適切にハンドオーバを行うことができる。
【0025】
又、前記送信データ制御ステップでは、前記相手局に送信するデータの送信周期の変更又は前記相手局に送信するデータの送信タイミングの変更により、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0026】
これにより、自局は、自身の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0027】
又、前記受信状態検出ステップでは、希望波受信信号電力、希望波受信信号電力対干渉波電力比、伝播路損失、フェージングピッチ、前記相手局との通信切断の有無、又は前記相手局との再通信の有無の少なくとも1つの情報に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0028】
これにより、自局の受信状態を精度良く検出することができる。
【0029】
本発明の無線通信装置は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替える移動通信に用いる無線通信装置であって、相手局の受信状態を検出する受信状態検出手段と、前記検出された相手局の受信状態に基づいて、前記相手局に送信するデータを制御する送信データ制御手段とを備えることを特徴とする。
【0030】
これにより、相手局の受信状態に基づいて相手局に送信するデータを制御する為、相手局の受信状態に応じて適切にハンドオーバを行うことができる。
【0031】
又、前記相手局に送信するデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記データ送信周期変更手段による前記送信周期の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0032】
これにより、自局は、相手局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0033】
又、前記相手局に送信するデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記データ送信タイミング変更手段による前記送信タイミングの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0034】
これにより、自局は、相手局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0035】
又、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅を変更する送信電力制御幅変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記送信電力制御幅変更手段による前記送信電力制御幅の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0036】
これにより、自局は、相手局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0037】
又、前記相手局からのデータの再送要求の有無を検出する再送要求検出手段を備え、前記受信状態検出手段は、前記再送要求の有無に基づいて前記相手局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0038】
これにより、相手局の受信状態を相手局の再送要求から検出することができる。
【0039】
又、前記相手局から送信されるデータに含まれる送信電力制御ビットを検出する送信電力制御ビット検出手段を備え、前記受信状態検出手段は、前記送信電力制御ビットに基づいて前記相手局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0040】
これにより、相手局の受信状態を送信電力制御ビットから検出することができる。
【0041】
本発明の無線通信装置は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替える移動通信に用いる無線通信装置であって、自局の受信状態を検出する受信状態検出手段と、前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局から送信されるデータを制御する送信データ制御手段とを備えることを特徴とする。
【0042】
これにより、自局の受信状態に基づいて相手局から送信されるデータを制御する為、自局の受信状態に応じて適切にハンドオーバを行うことができる。
【0043】
又、前記相手局から送信されるデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記データ送信周期変更手段による前記送信周期の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0044】
これにより、相手局は、自局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0045】
又、前記相手局から送信されるデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記データ送信タイミング変更手段による前記送信タイミングの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0046】
これにより、相手局は、自局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0047】
又、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅を変更する送信電力制御幅変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記送信電力制御幅変更手段による前記送信電力制御幅の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0048】
これにより、相手局は、自局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0049】
又、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットを変更する送信電力制御ビット変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記送信電力制御ビット変更手段による前記送信電力制御ビットの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0050】
これにより、相手局は、自局の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0051】
又、前記自局の希望波受信信号電力を検出する希望波受信信号電力検出手段と、前記自局の希望波受信信号電力対干渉波電力比を検出する希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段と、前記自局の伝播路損失を検出する伝播路損失検出手段と、前記自局のフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出手段とを備え、前記受信状態検出手段は、希望波受信信号電力検出手段、希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段、伝播路損失検出手段、又はフェージングピッチ検出手段の少なくとも1つによる検出結果に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0052】
これにより、希望波受信信号電力、希望波受信信号電力対干渉波電力比、伝播路損失、又はフェージングピッチの少なくとも1つの情報に基づいて、自局の受信状態を精度良く検出することができる。
【0053】
本発明の無線通信装置は、複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替える移動通信に用いる無線通信装置であって、自局の受信状態を検出する受信状態検出手段と、前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する送信データ制御手段とを備えることを特徴とする。
【0054】
これにより、自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する為、自局の受信状態に応じて適切にハンドオーバを行うことができる。
【0055】
又、前記相手局に送信するデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記データ送信周期変更手段による前記送信周期の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0056】
これにより、自局は、自身の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0057】
又、前記相手局に送信するデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更手段を備え、前記送信データ制御手段は、前記データ送信タイミング変更手段による前記送信タイミングの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする。
【0058】
これにより、自局は、自身の急激な受信品質の劣化に追従できる為、適切なハンドオーバを行うことができる。
【0059】
又、前記自局の希望波受信信号電力を検出する希望波受信信号電力検出手段と、前記自局の希望波受信信号電力対干渉波電力比を検出する希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段と、前記自局の伝播路損失を検出する伝播路損失検出手段と、前記自局のフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出手段と、前記相手局との通信切断の有無を検出する通信切断検出手段と、前記相手局との通信の再接続の有無を検出する再接続検出手段とを備え、前記受信状態検出手段は、希望波受信信号電力検出手段、希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段、伝播路損失検出手段、フェージングピッチ検出手段、通信切断検出手段、又は再接続検出手段の少なくとも1つの検出結果に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする。
【0060】
これにより、希望波受信信号電力、希望波受信信号電力対干渉波電力比、伝播路損失、フェージングピッチ、相手局との通信切断の有無、又は相手局との通信の再接続の有無の少なくとも1つの情報に基づいて、自局の受信状態を精度良く検出することができる。
【0061】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は本発明の第一実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【0062】
本実施形態に係る無線通信装置は、例えばセルラー通信システムの基地局あるいは移動局を構成する移動体通信機器に設けられ、伝送情報、ハンドオーバにおける基地局の追加情報(追加イベント)、及び基地局の削除情報(削除イベント)を含むデータを電力増幅したり、送信タイミングや送信周期を変更したりして通信相手に対して送信するものである。
【0063】
例えば、追加イベントや削除イベントを含むデータを受信した基地局は、そのデータに基づいて、移動局との通信を切断したり、移動局と通信を開始したりすることで、ハンドオーバが行われる。
【0064】
無線通信装置1は、無線信号を送受信するアンテナ11と、送信データと受信データとを分離する送受分離器12とを有し、受信系として、受信データを高周波増幅すると共にIF(中間周波)帯域に周波数変換した中間周波(IF)信号を出力する高周波増幅回路、局部発振回路、IF信号増幅回路などを備えた無線受信部30と、受信データをベースバンド信号に変換する復調部15と、受信したベースバンド信号の信号処理や復号化等を行うベースバンド信号処理部17とを有して構成される。
【0065】
又、送信系として、送信するベースバンド信号の信号処理や符号化等を行うベースバンド信号処理部17と、送信データを変調してIF信号に変換する変調部14と、送信データの電力増幅及びRF帯(無線周波帯域)への周波数変換等を行う無線送信部29とを有している。尚、無線送信部29には、可変電力増幅器13が設けられている。
【0066】
更に、無線通信装置1は、送信電力制御系及び送信データ制御系として、ベースバンド信号処理部17及び可変電力増幅器13を有すると共に、可変電力増幅器13の利得を制御して送信電力制御を行う可変電力増幅制御部16と、ベースバンド信号処理部17から出力された相手局の受信波及び自局の受信状態から相手局及び自局の受信状態を検出する受信状態検出部19と、受信状態検出部19の出力結果から相手局に送信するデータ又は相手局から自局に送信されるデータを制御するデータ制御部18とを有している。
【0067】
図1に示した構成の装置が移動局である場合、自局の希望波受信信号電力(RSCP)を検出するRSCP検出部23と、自局の希望波受信信号電力対干渉波電力比(SIR)を検出するSIR検出部24と、自局の伝播路損失(Pathloss)を検出するPathloss検出部25と、自局のフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出部26と、基地局との呼切断の有無を検出する呼切断検出部27と、基地局との再接続の有無を検出する再接続検出部28と、基地局からの再送要求の有無を検出する再送要求検出部31と、基地局から送信されるデータに含まれる送信電力制御ビットを検出する送信電力制御ビット検出部32とによって検出された各種情報に基づいて、受信状態検出部19は基地局又は自局の受信状態を検出する。
【0068】
データ制御部18は、受信状態検出部19の検出結果に基づいて、基地局に送信するデータに挿入する送信電力制御ビットの送信電力制御幅を変更する送信電力制御幅変更部20と、基地局から自局へ送信されるデータ又は自局から基地局に送信するデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更部21と、基地局から自局へ送信されるデータ又は自局から基地局に送信するデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更部22と、基地局に送信するデータに挿入する送信電力制御ビットを変更する送信電力制御ビット変更部33とを制御して、基地局から自局へ送信されるデータ又は自局から基地局に送信するデータを制御する。
【0069】
ベースバンド信号処理部17は、基地局からの受信波(希望波)の受信電力に基づいて送信電力制御ビットを決定し、データの中にこの決定した送信電力制御ビットを挿入する。データは、変調部22により変調されてIF帯に周波数変換され、さらに無線送信部29によりRF帯まで周波数変換された後、送受分離器12を経由してアンテナ11から基地局に向けて送信される。
【0070】
一方、基地局から送信されたデータはアンテナ11で受信され、この受信データは送受分離器12を経由して無線受信部30に入力され、無線受信部30によりIF帯に周波数変換され、復調部15によりベースバンド信号に変換された後、ベースバンド信号処理部17に入力される。ベースバンド信号処理部17は、復調部15から出力されたベースバンド信号に基づいて送信電力制御ビットを抽出し、送信電力制御ビットに従い可変電力増幅器制御部16によって自局の送信電力を制御する。
【0071】
次に、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の手順を説明する。
図2は、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第一の手順を示すフローチャートである。
【0072】
図2において、移動局と基地局とが通信する場合、基地局は、移動局の受信波(希望波)の受信電力に基づいて送信電力制御ビットを決定し(S101)、移動局に送信するデータを制御した後(S110)、決定した送信電力制御ビットをデータの中に挿入して移動局に送信する。
【0073】
移動局は、基地局から送信されたデータを受信し、そのデータから送信電力制御ビットを抽出する(S204)。そして、抽出した送信電力制御ビットにしたがって、自局の送信電力を制御する(S206)。
【0074】
一方、移動局は、再送要求の検出(S202)又は送信電力制御ビットの検出(S203)の少なくとも一方の検出結果に基づいて基地局の受信状態を検出し(S205)、検出された基地局の受信状態に基づいて、送信電力制御ビットの送信電力制御幅の変更(S207)、基地局に送信するデータのデータ送信周期の変更(S208)、又は基地局に送信するデータのデータ送信タイミングの変更(S209)の少なくとも1つを行って基地局に送信するデータを制御する(S210)
【0075】
図3は、図2のS202で再送要求が検出された場合に、送信電力制御幅変更部20によって送信電力制御幅が変更された状態を示すタイミングチャートである。図3(a)は、移動局で受信したデータに含まれる送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャート、図3(b)は、移動局から基地局に送信するデータに挿入される送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャートである。
【0076】
図3に示したように、基地局から再送要求があった場合は、基地局の受信品質が悪いと推定できる為、送信電力制御幅変更部20によって図3(b)に示したように1制御あたりの送信電力制御幅を増加させる。
【0077】
このようにすることで、基地局における受信品質の急激な劣化に移動局が追従できる為、ハンドオーバ時の基地局に対するイベント報告を適切に行うことができる。
【0078】
図4は、図2のS203で移動局において、送信電力制御ビットが“+1”又は“−1”を連続していた場合に、送信電力制御幅変更部20によって送信電力制御幅が変更された状態を示すタイミングチャートである。図4(a)は、移動局で受信したデータに含まれる送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャート、図4(b)は、移動局から基地局に送信するデータに挿入される送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャートである。
【0079】
図4(a)において、送信電力制御ビットが連続して“+1”であった場合、基地局の受信品質が劣化したと推定できる為、送信電力制御幅変更部20によって、図4(b)に示したように1制御あたりの送信電力制御幅を増加させる。
【0080】
このようにすることで、基地局における受信品質の急激な劣化に移動局が追従できる為、ハンドオーバ時の基地局に対するイベント報告を適切に行うことができる。
【0081】
次に、図2のS208でデータ送信周期を変更する場合について説明する。図5は、移動局が基地局Xとの通信中に基地局Yからの受信電力が増大し、移動局が基地局Yに対して基地局追加イベントを報告する際の例を示す図である。
【0082】
本実施形態では、基地局Yの受信電力がしきい値Lを超えた場合に、移動局が基地局Yに対して基地局追加イベントを報告するものとする。図5に示したように、基地局Yの受信電力がしきい値Lを超えた時点(図中のa点)で、基地局追加イベントの報告が始まるが、基地局Yの受信品質が劣化していると考えられる場合は、この基地局追加イベント報告周期をデータ送信周期変更部21によって短くする。
【0083】
このようにすることで、基地局Yの受信電力が急激に劣化した場合でも、その受信品質劣化に移動局が追従できる為、ハンドオーバにおける適切なイベント報告が可能となる。
【0084】
次に、図2のS209でデータ送信タイミングを変更する場合について説明する。図6は、移動局が基地局Xとの通信中に基地局Yからの受信電力が増大し、移動局が基地局Yに対して基地局追加イベントを報告する際の例を示す図である。
【0085】
本実施形態では、基地局Yの受信電力がしきい値Lを超えた場合に、移動局が基地局Yに対して基地局追加イベントを報告するものとする。図6に示したように、基地局Yの受信電力がしきい値Lを超えた時点(図中のb点)で、基地局追加イベントの報告が始まるが、基地局Yの受信品質が劣化していると考えられる場合は、移動局では、一定の報告待ち時間Tをおいてから(図中のc点)、基地局Yに対して基地局追加イベントを報告するようにする。
【0086】
このようにすることで、基地局Yの受信電力が急激に劣化した場合でも、その受信品質劣化に移動局が追従できる為、ハンドオーバにおける適切なイベント報告が可能となる。
【0087】
次に移動局は、S201で決定した送信電力制御ビットをデータの中に挿入し、基地局に対して送信する。基地局は、移動局から送信されたデータを受信し、そのデータの中から送信電力制御ビットを抽出する(S104)。そして、抽出した送信電力制御ビットに従い、自局の送信電力を制御する(S106)
【0088】
尚、基地局でのS102、S103、S105、S107、S108、S109、及びS110の処理は、移動局でのステップS202、S203、S205、S207、S208、S209、及びS210の処理と同様である為、説明を省略する。
【0089】
以上示したように、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第一の手順によれば、相手局の受信状態に応じて、自局から相手局に送信するデータの送信電力制御幅の変更、データ送信周期の変更、又はデータ送信タイミングの変更を行う為、相手局の受信品質の急激な劣化に対して自局が追従できる。したがって、ハンドオーバにおける適切なイベント報告が可能となる。
【0090】
次に、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第二の手順について説明する。
図7は、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第二の手順を示すフローチャートである。
【0091】
図7において、移動局と基地局とが通信する場合、基地局は、移動局の受信波(希望波)の受信電力に基づいて送信電力制御ビットを決定し(S301)、移動局に送信するデータを制御した後(S313)、決定した送信電力制御ビットをデータの中に挿入して移動局に送信する。
【0092】
移動局は、基地局から送信されたデータを受信し、そのデータから送信電力制御ビットを抽出する(S406)。そして、抽出した送信電力制御ビットに基づいて、自局の送信電力を制御する(S408)。
【0093】
次に移動局は、自局のRSCPの検出(S402)、自局のSIRの検出(S403)、自局のPathlossの検出(S404)、又は自局のフェージングピッチの検出(S405)のうち少なくとも1つの検出を行い、その検出結果に基づいて自局の受信状態を検出する(S407)。
【0094】
例えば、RSCP及びSIRが大きく、Pathlossが小さい場合は、自局の受信品質が良いと推定できる。又、フェージングピッチが小さい場合は、自局の受信電力の変化速度が大きいと推定できる。
【0095】
尚、RSCP、SIR、Pathloss、又はフェージングピッチのうちの少なくとも2つの検出結果の組み合わせによって、より高精度に自局の受信状態を検出することができる。例えば、受信電力の変化速度が小さくて且つ受信電力の増加量が多い場合は、自局がビル影外等に低速で移動中であると推定できる。
【0096】
次に移動局では、S407で検出された自局の受信状態に基づいて、自局の送信電力制御ビットの変更(S409)、自局の送信電力制御ビットの送信電力制御幅の変更(S410)、基地局から自局に送信されてくるデータのデータ送信周期の変更(S411)、又は基地局から自局に送信されてくるデータのデータ送信タイミングの変更(S412)の少なくとも1つの変更処理によって、基地局から自局に送信されてくるデータの制御を行う。
【0097】
例えば、自局の受信品質が劣化したと推定できる場合、S409で送信電力制御ビット変更部33によって、送信電力制御ビットを連続して“+1”に変更する。又は、S410で送信電力制御幅変更部20によって、1制御あたりの送信電力制御ビットの送信電力制御幅を増加させる。
【0098】
このようにすることで、基地局では、受信したデータに含まれる送信電力制御ビットが連続して“+1”になっている為、移動局の受信品質が劣化したことを判断できる。この為、基地局が、移動局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅を増加させることで、移動局の受信品質の劣化に追従できる。したがって、移動局は、自身の受信品質が劣化した場合でも、ハンドオーバ時に適切なイベント受信を行うことができる。
【0099】
又、自局の受信品質が劣化した場合及び受信電力の変化速度が大きい場合は、自局の受信品質が急激に劣化していると推定できる為、S411でデータ送信周期変更部21によって、基地局から移動局へ送信されてくるデータの送信周期を短くするように変更したり、S412でデータ送信タイミング変更部22によって、基地局から移動局へ送信されてくるデータの送信タイミングを変更したりする。
【0100】
このようにすることで、自局の受信品質が急激に劣化した場合でも、基地局が自局の受信品質の劣化に追従できる為、ハンドオーバ時に適切なイベント受信を行うことができる。
【0101】
又、受信電力の変化速度が大きくて且つ受信電力の増加量が大きい場合は、自局がビル影外等に高速で移動中であると推定できる為、S410で自局の1制御あたりの送信電力制御ビットの送信電力制御幅を減少させる。
【0102】
このようにすることで、データを受信した基地局の送信電力を急激に減少させることができる為、基地局から送信される基地局送信波によって発生する他の移動局への干渉を抑えることができる。したがって、移動局は、自局の受信品質が急激に向上した場合でも、基地局からの干渉を受けることなく、ハンドオーバ時に適切なイベント受信を行うことができる。
【0103】
次に移動局は、S401で決定した送信電力制御ビットをデータの中に挿入し、基地局に対して送信する。基地局は、移動局から送信されたデータを受信し、そのデータから送信電力制御ビットを抽出する(S306)。そして、抽出した送信電力制御ビットに基づいて自局の送信電力を制御する(S308)。
【0104】
尚、S302、S303、S304、S305、S307、S309、S310、S311、及びS312の処理は、S402、S403、S404、S405、S407、S409、S410、S411、及びS412の処理と同様である為、説明を省略する。
【0105】
以上説明したように、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第二の手順によれば、自局の受信状態に応じて、相手局から自局に送信されるデータを制御する為、自局は、自身の受信品質が劣化した場合でも、ハンドオーバ時に適切なイベント受信を行うことができる。
【0106】
次に、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第三の手順について説明する。
図8は、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第三の手順を示すフローチャートである。
【0107】
図8において、移動局と基地局とが通信する場合、基地局は、移動局の受信波(希望波)の受信電力に基づいて送信電力制御ビットを決定し(S501)、移動局に送信するデータを制御した後(S513)、決定した送信電力制御ビットをデータの中に挿入して移動局に送信する。
【0108】
移動局は、基地局から送信されたデータを受信し、そのデータから送信電力制御ビットを抽出する(S608)。そして、抽出した送信電力制御ビットに基づいて、自局の送信電力を制御する(S610)。
【0109】
次に移動局は、自局のRSCPの検出(S602)、自局のSIRの検出(S603)、自局のPathlossの検出(S604)、自局のフェージングピッチの検出(S605)、自局の呼切断の検出(S606)、又は自局の再接続の検出(S607)のうち少なくとも1つの検出を行い、その検出結果に基づいて自局の受信状態を検出する(S609)。
【0110】
例えば、RSCP及びSIRが大きく、Pathlossが小さい場合は、自局の受信品質が良いと推定できる。又、フェージングピッチが小さい場合は、自局の受信電力の変化速度が大きいと推定できる。
【0111】
又、呼切断が検出された場合は、以前に自局と通信していた基地局の受信品質が悪いと推定できる。又、再接続が検出された場合は、以前に通信していた基地局の受信品質が良いと推定できる。
【0112】
尚、RSCP、SIR、Pathloss、フェージングピッチ、呼接続、又は再接続のうちの少なくとも2つの検出結果を組み合わせることで、より高精度に自局の受信状態を検出することができる。例えば、受信電力の変化速度が小さくて且つ受信電力の増加量が多い場合は、自局がビル影外等に低速で移動中であると推定できる。
【0113】
次に移動局は、S609で検出した自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータのデータ送信周期の変更(S611)又は相手局に送信するデータのデータ送信タイミングの変更(S612)の少なくとも一方を行い、相手局に送信するデータを制御する(S613)。
【0114】
例えば、自局の受信品質が劣化した場合及び受信電力の変化速度が大きい場合は、自局の受信品質が急激に劣化していると推定できる為、S611でデータ送信周期変更部21によって、基地局へ送信するデータの送信周期を短くするように変更したり、S612でデータ送信タイミング変更部22によって、基地局に送信するデータの送信タイミングを変更したりする。
【0115】
このようにすることで、自局の受信品質が急激に劣化した場合でも、自局が、自身の受信品質の劣化に追従できる為、ハンドオーバ時に適切なイベント報告を行うことができる。
【0116】
又、受信電力の変化速度が小さくて且つ受信電力の増加量が大きい場合は、自局がビル影外等に低速で移動中であると推定できる為、S611で基地局に送信するデータのデータ送信周期を短くしたり、S612で基地局に送信するデータのデータ送信タイミングを早くしたりする。このようにすることで、ハンドオーバ時に適切なイベント報告を行うことができる。
【0117】
又、移動局がS606で呼切断を検出した場合は、以前に通信していた基地局の受信品質が劣化したと推定できる為、その基地局の受信電力に所定のオフセットを設けても良い。
【0118】
図9は、移動局が基地局X、Yと通信中に、基地局Yとの通信が呼切断により切断された場合に、基地局Yに対して削除イベントを報告する例を説明する為の図である。尚、同図において、図5及び図6と同様のものには同一符号を付してある
【0119】
図9に示したように、基地局Yは呼切断により切断された基地局である為、移動局は基地局Yの受信品質が劣化したものと推定し、本来なら図中Aの時点で基地局Yに対して削除イベントを報告するが、オフセットOにより基地局Yの受信電力をオフセット分下げる(図中のy)ことで、削除イベント報告を図中Bの時点で行うようにする。
【0120】
このようにすることで、基地局Yの削除にかかる時間を短縮することができる。
【0121】
更に、移動局がS607で再接続を検出した場合は、以前に通信していた基地局の受信品質が向上していると推定できる為、その基地局の受信電力に所定のオフセットを設けても良い。
【0122】
図10は、移動局が基地局Xと通信中に、基地局Yと再接続を行った場合に、基地局Yに対して追加イベントを報告する例を説明する為の図である。尚、同図において、図5及び図6と同様のものには同一符号を付してある
【0123】
図10に示したように、移動局は基地局Yと再接続を行っている為、基地局Yの受信品質が向上していると推定し、本来なら図中Cの時点で基地局Yに対して追加イベントを報告するが、オフセットOにより基地局Yの受信電力をオフセット分上げる(図中のy)ことで、追加イベント報告を図中Dの時点で行うようにする。
【0124】
このようにすることで、基地局Yの追加にかかる時間を短縮することができる。
【0125】
次に、図8のフローチャートに戻って、移動局は、S601で決定した送信電力制御ビットをデータの中に挿入し、基地局に対して送信する。基地局は、移動局から送信されたデータを受信し、そのデータから送信電力制御ビットを抽出する(S508)。そして、抽出した送信電力制御ビットに基づいて、自局の送信電力を制御する(S510)。
【0126】
尚、S502、S503、S504、S505、S506、S507、S509、S511、及びS512の処理は、S602、S603、S604、S605、S606、S607、S609、S611、及びS612の処理と同様である為、説明を省略する。
【0127】
以上説明したように、本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第三の手順によれば、自局の受信状態に応じて、相手局に送信するデータの送信周期の変更及びデータの送信タイミングの変更を行う為、自局の受信品質が劣化した場合でも、自局が自身の受信品質の劣化に追従できる。したがって、ハンドオーバ時に適切なイベント報告を行うことができる。
【0128】
又、通信していた基地局の受信品質が推定できる為、基地局の追加イベントや削除イベント報告に所定のオフセットを設けることで、ハンドオーバにおける基地局の追加時間や削除時間を短縮することができる。
【0129】
【発明の効果】
本発明によれば、自局又は相手局の受信状態に応じて適切なハンドオーバを行うことができるハンドオーバ方法及び無線通信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施形態に係る無線通信装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第一の手順を示すフローチャートである。
【図3】図3(a)は、移動局で受信したデータに含まれる送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャート、図3(b)は、移動局から基地局に送信するデータに挿入される送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャートである。
【図4】図4(a)は、移動局で受信したデータに含まれる送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャート、図4(b)は、移動局から基地局に送信するデータに挿入される送信電力制御ビットの時間変化を示すタイミングチャートである。
【図5】移動局が基地局Xとの通信中に基地局Yからの受信電力が増大し、移動局が基地局Yに対して基地局追加イベントを報告する際の例を示す図である。
【図6】移動局が基地局Xとの通信中に基地局Yからの受信電力が増大し、移動局が基地局Yに対して基地局追加イベントを報告する際の例を示す図である。
【図7】本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第二の手順を示すフローチャートである。
【図8】本実施形態に係る無線通信装置を用いたハンドオーバ方法の第三の手順を示すフローチャートである。
【図9】移動局が基地局X、Yと通信中に、基地局Yとの通信が呼切断により切断された場合に、基地局Yに対して削除イベントを報告する例を説明する為の図である。
【図10】移動局が基地局Xと通信中に、基地局Yと再接続を行った場合に、基地局Yに対して追加イベントを報告する例を説明する為の図である。
【図11】クローズドループによる従来の送信電力制御方法の一例を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 無線通信装置
11 アンテナ
12 送受分離器
13 可変電力増幅器
14 変調部
15 復調部
16 可変電力増幅器制御部
17 ベースバンド信号処理部
18 データ制御部
19 受信状態検出部
20 送信電力制御幅変更部
21 データ送信周期変更部
22 データ送信タイミング変更部
23 RSCP検出部
24 SIR検出部
25 Pathloss検出部
26 フェージングピッチ検出部
27 呼切断検出部
28 再接続検出部
29 無線送信部
30 無線受信部
31 再送要求検出部
32 送信電力制御ビット検出部
33 送信電力制御ビット変更部
Claims (25)
- 複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手局を切り替えるハンドオーバ方法であって、
自局が、相手局の受信状態を検出する受信状態検出ステップと、
前記検出された相手局の受信状態に基づいて、前記自局が、前記相手局に送信するデータを制御する送信データ制御ステップとを備えることを特徴とするハンドオーバ方法。 - 前記受信状態検出ステップでは、前記相手局からの前記データの再送要求の有無又は前記相手局から送信されるデータに含まれる送信電力制御ビットにより、前記相手局の受信状態を検出することを特徴とする請求項1記載のハンドオーバ方法。
- 前記送信データ制御ステップでは、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅の変更、前記相手局に送信するデータの送信周期の変更、又は前記相手局に送信するデータの送信タイミングの変更により、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のハンドオーバ方法。
- 複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替えるハンドオーバ方法であって、
自局の受信状態を検出する受信状態検出ステップと、
前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局から送信されるデータを制御する送信データ制御ステップとを備えることを特徴とするハンドオーバ方法。 - 前記送信データ制御ステップでは、前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの変更、前記送信電力制御ビットの送信電力制御幅の変更、前記相手局から送信されるデータの送信周期の変更、又は前記相手局から送信されるデータの送信タイミングの変更により、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項4記載のハンドオーバ方法。
- 前記受信状態検出ステップでは、希望波受信信号電力、希望波受信信号電力対干渉波電力比、伝播路損失、又はフェージングピッチの少なくとも1つの情報に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする請求項4又は請求項5記載のハンドオーバ方法。
- 複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替えるハンドオーバ方法であって、
自局の受信状態を検出する受信状態検出ステップと、
前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する送信データ制御ステップとを備えることを特徴とするハンドオーバ方法。 - 前記送信データ制御ステップでは、前記相手局に送信するデータの送信周期の変更又は前記相手局に送信するデータの送信タイミングの変更により、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項7記載のハンドオーバ方法。
- 前記受信状態検出ステップでは、希望波受信信号電力、希望波受信信号電力対干渉波電力比、伝播路損失、フェージングピッチ、前記相手局との通信切断の有無、又は前記相手局との再通信の有無の少なくとも1つの情報に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする請求項7又は請求項8記載のハンドオーバ方法。
- 複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替える移動通信に用いる無線通信装置であって、
相手局の受信状態を検出する受信状態検出手段と、
前記検出された相手局の受信状態に基づいて、前記相手局に送信するデータを制御する送信データ制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記データ送信周期変更手段による前記送信周期の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記データ送信タイミング変更手段による前記送信タイミングの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅を変更する送信電力制御幅変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記送信電力制御幅変更手段による前記送信電力制御幅の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項10記載の無線通信装置。 - 前記相手局からのデータの再送要求の有無を検出する再送要求検出手段を備え、
前記受信状態検出手段は、前記再送要求の有無に基づいて前記相手局の受信状態を検出することを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれか記載の無線通信装置。 - 前記相手局から送信されるデータに含まれる送信電力制御ビットを検出する送信電力制御ビット検出手段を備え、
前記受信状態検出手段は、前記送信電力制御ビットに基づいて前記相手局の受信状態を検出することを特徴とする請求項10乃至請求項13のいずれか記載の無線通信装置。 - 複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替える移動通信に用いる無線通信装置であって、
自局の受信状態を検出する受信状態検出手段と、
前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局から送信されるデータを制御する送信データ制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。 - 前記相手局から送信されるデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記データ送信周期変更手段による前記送信周期の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項16記載の無線通信装置。 - 前記相手局から送信されるデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記データ送信タイミング変更手段による前記送信タイミングの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項16記載の無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットの送信電力制御幅を変更する送信電力制御幅変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記送信電力制御幅変更手段による前記送信電力制御幅の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項16記載の無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータに含まれる送信電力制御ビットを変更する送信電力制御ビット変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記送信電力制御ビット変更手段による前記送信電力制御ビットの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項16記載の無線通信装置。 - 前記自局の希望波受信信号電力を検出する希望波受信信号電力検出手段と、
前記自局の希望波受信信号電力対干渉波電力比を検出する希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段と、
前記自局の伝播路損失を検出する伝播路損失検出手段と、
前記自局のフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出手段とを備え、
前記受信状態検出手段は、希望波受信信号電力検出手段、希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段、伝播路損失検出手段、又はフェージングピッチ検出手段の少なくとも1つによる検出結果に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする請求項16乃至請求項20のいずれか記載の無線通信装置。 - 複数のセル毎に設けられる基地局と、前記複数のセルで構成されるエリア内を移動する移動局との間でデータの送受信を行い、前記データに基づいて通信相手を切り替える移動通信に用いる無線通信装置であって、
自局の受信状態を検出する受信状態検出手段と、
前記検出された自局の受信状態に基づいて、相手局に送信するデータを制御する送信データ制御手段とを備えることを特徴とする無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータの送信周期を変更するデータ送信周期変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記データ送信周期変更手段による前記送信周期の変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項22記載の無線通信装置。 - 前記相手局に送信するデータの送信タイミングを変更するデータ送信タイミング変更手段を備え、
前記送信データ制御手段は、前記データ送信タイミング変更手段による前記送信タイミングの変更に基づいて、前記データの制御を行うことを特徴とする請求項22記載の無線通信装置。 - 前記自局の希望波受信信号電力を検出する希望波受信信号電力検出手段と、
前記自局の希望波受信信号電力対干渉波電力比を検出する希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段と、
前記自局の伝播路損失を検出する伝播路損失検出手段と、
前記自局のフェージングピッチを検出するフェージングピッチ検出手段と、
前記相手局との通信切断の有無を検出する通信切断検出手段と、
前記相手局との通信の再接続の有無を検出する再接続検出手段とを備え、
前記受信状態検出手段は、希望波受信信号電力検出手段、希望波受信信号電力対干渉波電力比検出手段、伝播路損失検出手段、フェージングピッチ検出手段、通信切断検出手段、又は再接続検出手段の少なくとも1つの検出結果に基づいて、前記自局の受信状態を検出することを特徴とする請求項22乃至請求項24のいずれか記載の無線通信装置。
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