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JP2004207878A - 通信装置 - Google Patents

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JP2004207878A
JP2004207878A JP2002372467A JP2002372467A JP2004207878A JP 2004207878 A JP2004207878 A JP 2004207878A JP 2002372467 A JP2002372467 A JP 2002372467A JP 2002372467 A JP2002372467 A JP 2002372467A JP 2004207878 A JP2004207878 A JP 2004207878A
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lcp
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JP2002372467A
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Seiji Kitayama
誠治 北山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Publication date
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Abstract

【課題】データリンク層のリンク状態を迅速に判定可能な通信装置を提供する。
【解決手段】通信装置は、対向装置との間で確立したデータリンク層のリンクが正常な場合にこのリンクを通じて或る間隔内で順次到着するフラグを受信し、フラグの受信状態を監視して前記リンクが正常か異常かを判定する。前記判定により前記リンクが異常と判断された場合、このリンクを終了させる。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、データ・リンク層のリンクを監視および制御する通信装置に関する。本発明は、例えば、IPパケット又はイーサネット・フレームをHDLC(High-level Data Link Control procedure:ハイレベル・データリンク制御手順)フレームに類似したフレーム(HDLC類似フレーム:以降、“HDLC-Likeフレーム”と呼ぶ)にカプセル化し、データ・リンク層のリンクを通じて転送する機能を有するSONET/SDH(Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierarchy)通信装置に適用される。SONET/SDH通信装置は、中継回線インターフェースとしてSONET/SDHを利用する伝送装置、ルータ、スイッチ等の通信装置を含む。
【0002】
【従来の技術】
インターネットや広域LANサービス(MAN: Metropolitan Area Network又はWAN: Wide Area Network)の普及に伴い、アクセス回線としてIEEE 802.3で規格化されたネットワーク(イーサネット(商標))を実装(収容)し、イーサネットで構築されるローカル・ネットワーク間を相互接続する媒体としてSONET/SDH通信装置が多用されている。SONET/SDH通信装置は、中継回線インターフェースとしてSONET/SDHを利用する伝送装置、ルータ、スイッチ等の通信装置を含む。
【0003】
IP(Internet Protocol)パケットをSONET/SDH通信装置間で転送する為のデータ・リンク層の規格としてPPP(Point to Point Protocol)が規定されている(RFC1661/1662/2615等)。PPPはポイント-トゥ-ポイント(Point-to-Point)のデータ伝送を保証し、かつユーザ認証等の付加機能を提供している。このため、PPPはSONET/SDH通信装置を介した広域サービスに適している。
【0004】
また、イーサネット・フレームをSONET/SDHフレームのペイロード(SONET/SDH Payload)にマッピングする規格(例えば、ITU-T X.86、ITU-T G.7041 GFP)も標準化されつつある。
【0005】
ところで、提供するサービスの品質を保証する為、SONET/SDH通信装置間におけるデータ・リンク層のリンク状態の監視を確実に行う必要がある。
【0006】
企業等のエンド・ユーザは、通常、専用線やイーサネットを介してインターネットや遠方に位置するイントラネットにアクセスするために、通信事業者によって提供されるSONET/SDHネットワークを利用する。なぜなら、SONET/SDHネットワークによって提供されるサービスの品質が高いからである(例えば、障害時の伝送路切替えによる迅速な復旧等)。
【0007】
通常、SONET/SDH通信装置間のデータ転送について、PPPがデータ・リンク層のプロトコルとして利用される(PPP over SONET/SDH:“POS”と呼ばれる)。図10は、PPPを利用してSONET/SDH通信装置間でLANを相互接続する例を示す図である。
【0008】
図10において、各通信装置(通信装置1および2)は、アクセス回線にイーサネットを実装し、イーサネット信号をPPPにカブセル化し、それをSONET/SDHのPayloadにマッピングすることでSONET/SDH信号として転送する装置である。
【0009】
各通信装置は、100BASE-TXやGigabit Ethernet等のMACフレームを終端するMAC部、MACフレームをPOSフレームにマッピングするPPP部、POSフレームをSONET/SDH PayloadにマッピングするSTS部より構成される。実際には、SONET/SDH Payloadをクロス・コネクトする部分やOC-48といった標準フォーマットに変換する部分も存在するがここでは省略する。
【0010】
MAC部で終端されたイーサネット信号は、PPP部にてHDLC-Likeフレームにマッピング(Mapping)される。図11は、POSのフレーム構成を示す図である。図11の最初の行(最上段)に記載されたフレームフォーマットは、HDLC-Likeフレームの構造を示す。
【0011】
MAC部で終端されたイーサネット信号(ユーザ・データ)は、HDLC-Likeフレームの“情報”フィールドに挿入される。情報フィールドの内容は、“プロトコル”フィールドに設定される値により識別される。例えば情報フィールドに挿入されるユーザ・データの上位層がIPならばプロトコルフィールドの値は“0x0021”に設定される。
【0012】
PPPは、データ・リンク層のプロトコルである。このため、PPP終端部(図10に示した各通信装置1および2のPPP部)の間でリンク確立の手順を実行する必要がある。リンクが確立した後に、通信装置間でデータ(ユーザ・データ)の伝送が可能になる。PPPでは、LCP(Link Control Protocol:リンク制御プロトコル)によるリンク確立手順が規定されている。図11には、POSでのLCPフレームが定義されている。
【0013】
LCPフレームは、ユーザ・データと同様に、図11の最初の行(最上段)に示すHDLC-Likeフレーム構造を持つ。但し、LCPフレームは、図11の2行目(上から2段目)に示すように、ユーザ・データに対するHDLC-Likeフレームと同様に、プロトコルフィールドと、情報フィールドと、パディング(Padding)フィールドとを持つ。情報フィールドには、LCPに係るデータが挿入され、プロトコルフィールドには、LCPを示す値(LCP=0xC021)がセットされる。パディングフィールドは、情報フィールドのデータ長を規定以上に保つ為の詰め物である。
【0014】
図11の3および4行目(上から3および4段目)には、LCPフレームの情報フィールド内の構成が定義されている。“Code”フィールドはLCPリンク制御に関する各種要求・応答を識別するための値がセットされる。“Code”フィールドに続く“Identifier”,“Length”,“Data/Option”フィールドの値はLCPリンク制御要求・応答の種類に依存する。なお、HDLC-Likeフレームのフォーマットは、下記の非特許文献1,非特許文献2で説明されている。
【0015】
図12は、図10に示すような通信装置間で行われるLCPリンク制御の手順を示すシーケンス図である。図12に示すように、上位層からのリンク確立要求,または装置の電源オンもしくはリセット等の外部要因により、LCPリンクを確立する場合には、通信装置1および通信装置2のPPP部間で、“LCPリンク設定要求フレーム”と、LCPリンク設定要求フレームに対する“LCPリンク設定確認フレーム”とを送受信する手順が行われる。そして、双方におけるLCPリンク設定確認フレームの受信を以ってリンクが確立する(LCPリンク・オープン状態)。
【0016】
その後、LCPにてオプションとして提供される認証手順が必要に応じて起動される。その後、上位層からのリンク切断要求や外部要因によりリンクを切断する場合には、通信装置1および通信装置2のPPP部間で“LCPリンク終了要求フレーム”と“LCPリンク終了確認フレーム”との送受信という手順を踏む(LCPリンク・クローズ状態)。なお、上記したLCPリンク・オープンシーケンスは非特許文献3に、LCPリンク・クローズシーケンスは非特許文献4に開示されている。
【0017】
上記したようにPPPは、装置(PPP部)間でリンクを確立する。このため、通信装置間の信号断(光ファイバの切断)等によりリンクが切断される場合を考慮する必要がある。リンクが切断された後は、ユーザ・データの転送を保証できなくなるので、再びリンク確立(リンク再確立)の手順を踏む必要がある。
【0018】
PPPでは、アナログ(電話)回線でモデム利用を想定した物理層(Carrier Detect信号を利用)でのリンク状態監視と共に、LCPメッセージによるリンク状態監視手順を規定している。前者の物理層監視はPOSに適用することができない。後者では、図12に示すように、LCPリンク・オープン状態において、リンク状態を調べたい側(検査側:例えば、図10に示す通信装置1)が“LCP ECHO要求フレーム”を送信する。LCP ECHO要求フレームを受信する側(応答側:例えば、図10に示す通信装置2)は、LCP ECHO要求フレームを受信すると“LCP ECHO応答フレーム”を返答する。検査側は一定時間(応答待ちタイマで定義される時間)が経過する前に“LCP ECHO応答フレーム”を応答側から受信した場合はリンク状態は正常と判定し、受信できなかった場合はリンク状態は異常と判定する。
【0019】
ただし、リンク状態監視について、手順は規定されているが、その実装(機能を実装するか、機能を有効にするか、応答待ちタイマの値をどの位にするか、断検出時に保護を持たせるか、等)は任意である。通常はこのリンク監視機能を有効にしていないか、有効にしていても断判定に保護(一定時間待ってリトライを何回か行う)を持たせている。なお、上記した“LCP ECHO要求フレーム”および“LCP ECHO応答フレーム”は非特許文献5に開示されている。
【0020】
また、本発明に関連する先行技術として、非特許文献6に記載されるようなPPPにおけるネゴシエーション機能、IEEE 802.3x(フロー制御)で規定されるようなPause(ポーズ)フレームがある。
【0021】
【非特許文献1】
Network Working Group、“Request For Comments: 1662, PPP in HDLC-Like Framing, 3.1 Frame Format”、[online]、1994年7月、Internet Engineering Task Force、[平成14年11月28日検索]、インターネット< URL:http://rfc-jp.nic.ad.jp/>
【非特許文献2】
Network Working Group、“Request For Comments: 1661, Point-to-PointProtocol, 2. PPP Encapsulation”、[online]、1994年7月、Internet E ngineering Task Force、[平成14年11月28日検索]、インターネッ ト<URL:http://rfc-jp.nic.ad.jp/>
【非特許文献3】
Network Working Group、“Request For Comments: 1661, Point-to-PointProtocol, 3.4 Link Establishment Phase”、[online]、1994年7月、In ternet Engineering Task Force、[平成14年11月28日検索]、イン ターネット<URL:http://rfc-jp.nic.ad.jp/>
【非特許文献4】
Network Working Group、“Request For Comments: 1661, Point-to-PointProtocol, 3.7 Link Termination Phase”[online]、1994年7月、Intern et Engineering Task Force、[平成14年11月28日検索]、インター ネット<URL:http://rfc-jp.nic.ad.jp/>
【非特許文献5】
Network Working Group、“Request For Comments: 1661, Point-to-PointProtocol, 5.8 Echo-Request and Echo-Reply”、[online]、1994年7月、Internet Engineering Task Force、[平成14年11月28日検索]、イ ンターネット<URL:http://rfc-jp.nic.ad.jp/>
【非特許文献6】
Network Working Group、“Request For Comments: 1661, Point-to-PointProtocol, 4. The Option Negotiation Automation”、[online]、1994年7月、Internet Engineering Task Force、[平成14年11月28日検索 ]、インターネット<URL:http://rfc-jp.nic.ad.jp/>
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、POSでは物理層でのリンク監視方法、すなわちリンク切れおよびその復旧判定手順や条件が規定されていない。故にLCPメッセージによるデータ・リンク層のリンク監視で物理層でのリンク監視を代用することが余儀なく行われている。ここで、LCPメッセージによるリンク監視は下記問題を有している。
【0023】
(1) 負荷によりリンク状態を誤認する虞がある。ユーザ・データがバースト的に許された帯域を超過する状態が頻発した場合には、一方の通信装置(検査側)がLCP ECHO要求フレームを送信しても、他方の通信装置(被応答側)がユーザ・データの処理に追われてLCP ECHO応答フレームの返答に遅れると、応答待ちタイマがタイム・アウトする可能性がある。この場合、リンク状態は実際には正常で、負荷により一時的に応答側による応答が遅れただけである。しかしながら、検査側はリンクが切断されたと誤認してしまう。
【0024】
(2) 問題(1)を防止する為に検査側での断判定に保護(一定時間待ってリトライを何回か実施し、リンク断を指定された回数連続で検出することで、リンク断と判断する)を適用すると、リンク断が実際に発生している場合において検査側が“リンクが切れている”と判定するまでの時間が長くなる。これによって、サービスに支障を来たす期間(リンク切れから復旧までの期間)が延伸する虞がある。
【0025】
(3) LCPメッセージによるリンク監視機能が実装されていない、またはリンク監視機能が実装されていても有効に設定されていない場合には、リンク断の判定が実施されない。
【0026】
(4) SONET/SDH通信装置特有の問題がある。SONET/SDH通信装置はクロス・コネクト機能を有する。クロス・コネクトに対する設定の変更はPPPリンクに影響を与える可能性がある。よって、外線(この場合光信号)の状態をリンク状態の判定に適用するのに加え、クロス・コネクト状態もリンク状態の判定条件として定義する必要がある。外線及びクロス・コネクト状態の監視は、通常ハードウェアまたはファームウェアにより行われる。このような間接的な事象でリンク状態を推測する方法では、監視対象の事象が多い場合には、処理が煩雑になる。また、監視対象の事象が追加された場合はハードウェア又はファームウェアの変更を余儀なくされる。もし、間接的な事象ではなく、これら間接的事象を引き起こす共通の(直接的な)事象をもってリンク状態の判定が可能になれば、このような処理の煩雑さや将来における変更の必要はなくなる。
【0027】
(5) PPPリンクが切れた状態では、アクセス回線(イーサネット)側から受信したイーサネット・フレームはSONET/SDH通信装置で廃棄される。このとき、そのイーサネット・フレームを送信した装置(例えば通常のLANスイッチや端末)にはイーサネット・フレームが廃棄されたことが通知されない。なぜなら、リンク状態を監視するPPP部とイーサネット・フレームを終端するMAC部は相互に独立しており、PPP部からMAC部にリンク状態を通知する術がなく、更にリンク状態を通知してフロー制御(イーサネット側に対してフレーム送信の一時中断や送信再開を指示する)を実施するという規格が存在しないからである。上記したフレーム廃棄は、PPPリンク断状態が復旧しリンクが再確立された時点で解除される。ところが、リンク状態が正常になったこともPPP部からMAC部に通知されない。このため、イーサネット・フレームの送信側(LANスイッチや端末側)は、リンクが切れている期間に送信したユーザ・データに対する再送等による保護を何ら適用することができない。
【0028】
(6) 一つのSONET/SDH通信装置に対して他の複数の装置がスター型で接続される運用形態(Server-Client(サーバ-クライアント)型のネットワーク構成)において、Server側装置から定期的にLCP ECHO要求フレームを送信しリンク状態を監視する場合がある。この場合には、接続されるClient側装置の数が多くなる程リンク監視に要する処理が増大し、ユーザ・データ自身を処理する能力を低下させる虞がある。この形態は、本店と各支店を接続しかつ各支店間での通信が不要な場合やセキュリティ上の理由で本店経由でインターネットや別の支店との接続を許容する場合に一般的に適用される。
【0029】
本発明は、上述した問題に鑑みなされたものであり、迅速なリンク状態の判定を可能とする通信装置を提供することを目的とする。
【0030】
また、本発明の他の目的は、リンク状態の判定の確実性が向上する通信装置を提供することである。
【0031】
また、本発明の他の目的は、リンク状態に基づくフロー制御が可能な通信装置を提供することである。
【0032】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上述した目的を達成するために以下のような手段を採用する。すなわち、本発明は、対向装置との間で確立されるデータリンク層のリンクが正常な場合に、このリンクを通じて或る間隔内で順次到着するフラグを受信する受信手段と、
フラグの受信状態に基づいて前記リンクが正常か異常かを判定する判定手段と、を含む通信装置である。
【0033】
本発明によれば、或る間隔内で順次到着するフラグの受信状態を監視し、フラグが或る間隔内で受信できなくなればリンク切れと判定することができる。これによって、従来の手法(LCPリンク保守シーケンス)に比べて、リンク切れの判定を迅速に行うことができる。また、リンク切れの判定を確実に行うこともできる。
【0034】
本発明は、前記判定手段によって前記リンクが切れていると判定された場合にリンク終了フェーズに移行して、このリンクを終了させるように構成するのが好ましい。
【0035】
また、本発明は、前記判定手段の有効または無効を前記対向装置との間でネゴシエーションするネゴシエーション手段をさらに含むように構成するのが好ましい。
【0036】
また、本発明は、対向装置との間で確立しているデータ・リンク層のリンクに、データの送信元から受信する送信対象のデータを送出する手段と、
前記リンクのリンク切れの検出に従って前記リンクが終了される場合に、前記データの送信元にデータ送信を停止させるデータ送信制御手段とを含む通信装置である。
【0037】
本発明によれば、リンク切れによってリンクが終了される場合に、データの送信元からのデータ送信を停止させることができる。これによって、通信装置が送信元から受信したデータを廃棄してしまうことを防止することができる。
【0038】
また、本発明は、前記データ送信制御手段は、前記リンクを再確立した場合に、前記データの送信元にデータ送信を再開させるように構成するのが好ましい。
【0039】
また、本発明は、対向装置との間で確立されるデータリンク層のリンクが正常な場合にこのリンクを通じて所定時間内で順次到着するフラグを受信するステップと、
フラグの受信状態に基づいて前記リンクが正常か異常かを判定するステップと、を含む通信装置のデータリンク監視制御方法である。
【0040】
また、本発明は、上記した判定手段を含み、通信装置に実装される、データリンク層のリンク監視装置として特定することも可能である。
【0041】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。実施の形態における構成は例示であり、本発明は実施の形態の構成に限定されない。
【0042】
〔本発明の概要〕
本発明の概要を説明する。図1(A)は、PPP over SONET/SDH(POS)フレームの説明図であり、図1(B)は、フラグの説明図であり、図1(C)は、PPPのパケットがやりとりされている状態の説明図であり、図1(D)は、アイドル状態の説明図である。
【0043】
図1(A)に示すPOSフレームは、データの送信側と受信側との間で確立したデータ・リンク層のリンク(例えばPPPリンク)上を伝送される。POSフレーム10は、PPPフレームの一つであり、図11に示したようなHDLC-Likeフレーム構造を持つ。
【0044】
POSフレーム10を用いてユーザ・データが伝送される場合には、ユーザ・データはPOSフレーム10の“情報”フィールドに挿入される。但し、本発明は、情報フィールドの中身には依存しない。
【0045】
ユーザ・データは、自装置又は対向装置にて送信要求があった場合にのみ送信される性質のものであり、回線(リンク)上を常に流れている訳ではない。ユーザ・データやその他の制御データが流れていない時(アイドル状態)では、図1(B)に示すようなフラグ20(HDLCのフラグと同様の“0x7E”または“01111110b”の値を持つ)を常に流すことがRFC1662等で規定されている。
【0046】
即ち、送信側は対向装置(受信側)に送信すべきデータ(送信対象のデータ)が何もない場合にはフラグを常に送信する必要がある。従って、送信側と受信側との間で送信対象のデータがが送受信される場合には、リンク上の状態は、図1(C)の30に示すPPPのパケットがやりとりされている状態(フラグと、送信対象のデータを含むPPPフレーム(POSフレーム)とがシリアルに転送される状態)となり、送信側で送信対象のデータがない場合には、リンク上の状態は図1(D)の40に示すアイドル状態(フラグのみがシリアルに転送される状態)となる。このように、確立されたリンクが正常である場合には、そのリンクを通じてフラグが所定の間隔内で受信側に順次到着する。
【0047】
一方、受信側は、回線状態(リンク状態)が正常でリンクが確立されている状態では対向装置からユーザ・データや制御データを受信しない場合でもフラグを常に(所定の間隔内で)受信するはずである。そして、受信側は、回線状態に何らかの異常が発生した場合には、フラグを受信できなくなる。このため、受信側でフラグの受信状態を監視すれば、リンク状態の正常/異常を判定することができる。
【0048】
図2は、本発明に係る通信装置の構成を示す図である。図2には、本発明に係る通信装置としてのSONET/SDH通信装置Aに搭載されるPPP部45の構成が示されている。PPP部45(設定手段,ネゴシエーション手段,リンク監視手段,リンク監視装置に相当)は、PPP over SONET/SDH(POS)制御部50(受信手段,判定手段に相当)とリンク制御部60(リンク制御手段,データ送信制御手段に相当)とを備えている。
【0049】
POS制御部50は、従来の機能(MAC制御部61(図10に示すMAC部に相当)で終端されたMACフレームをPOSフレームにマッピングする機能、およびSTS部(図10参照)で終端されたPOSフレームを受信してMACフレームにマッピングする機能)に加えて、POSフレームのフラグ受信状態を監視する。すなわち、POS制御部50は、リンクを通って或る間隔内で順次到着するフラグを受信するように構成されている。
【0050】
リンク制御部60は、上位層からの要求やその他外部要因という従来の事象に加えて、POS制御部50から通知されるPOSフレームのフラグ受信状態情報を監視し、それに基づいてリンク状態制御をPOS制御部50に対して行う。
【0051】
SONET/SDH通信装置100のPPP部45間でPPPリンク確立手順が踏まれた後、PPPリンクが確立している状態(LCPリンク・オープン状態)で、POS制御部50は、対向装置からのフラグ受信の有無を判定する。
【0052】
即ち、POS制御部50は、所定時間を計時するリンク断監視タイマ(監視タイマ)51を有し、フラグを受信する毎に監視タイマ51を起動する。監視タイマ51の値(監視タイマ51で計時する所定時間)は、通常状態でリンク断を検出しないことを保証する(ビット)時間とする。
【0053】
POSにおけるフレーム最大長は1,500バイト程度であり、フレームが最大長である場合には、フラグ(データの開始)から次のフラグ(データの終了または2つの連続したフレーム間に挿入される)までの期間は、1,531バイト = 1,531×8 = 12,248ビット時間(フラグ: 1バイト、アドレス: 1バイト、制御: 1バイト、プロトコル: 2バイト、ユーザ・データ: 最大1,522バイト、FCS: 4バイトの合計)となる。このため、最低でも上記期間が経過するまではリンク断と判定しない(タイマがタイムアウトにならない)ように所定時間が設定される。但し、監視タイマ51の値(所定時間)があまり長く設定されると、実際にリンクが切れている場合の判定が遅くなる。このように、監視タイマ51に設定される所定時間は、リンク正常時におけるフラグの到着間隔の最大値よりも長く設定することができる。
【0054】
POS制御部50は、所定期間フラグを受信しなかった場合には、監視タイマ51をタイム・アウトさせ、監視タイマ51のタイム・アウトをリンク制御部60に通知する(図2の“リンク状態”と書かれた矢印を参照)。
【0055】
図3は、POS制御部によるリンク断判定処理手順を示す図である。図3において、LCPリンク・オープン状態(LCPリンク確立状態)になった時(ステップS200)、ステップS201にてフラグ監視機能が有効であるか、無効であるかが判断され、有効であれば(S201;YES)、POS制御部50によるフラグ監視が行われ、無効であれば(S201;NO)、フラグ監視が行なわれない(ステップS202:監視停止(これについては後述する))。
【0056】
フラグ監視が行なわれる(有効である)場合には、POS制御部50は、ステップS203にてフラグの受信を待ち、フラグの受信を確認すると、ステップS204にて監視タイマ51による計時を開始し、次のフラグの受信判定(ステップS205)と、監視タイマ51のタイムアウト判定(ステップS206)とを含むループ処理を、次のフラグが受信されるか(S205;YES)、または監視タイマ51がタイムアウトになる(S206;YES)まで、繰り返し実行する。
【0057】
POS制御部50は、ステップS206にて監視タイマ51のタイムアウト(所定時間の計時)を検知すると(S206;YES)、リンク状態(リンク異常:リンク断判定)をリンク制御部60に通知し、リンク制御部60にLCPリンクを終了させる(リンク終了フェーズに移行する:ステップS207)。
【0058】
これに対し、POS制御部50は、監視タイマ51がタイムアウトする前に、ステップS205にて次のフラグを受信した場合には、リンクが正常であるものとして、監視タイマ51を停止させ(ステップS208)、次のフラグの受信を監視するため、監視タイマ51を再起動(リセット)する(ステップS204)。
【0059】
リンク制御部60はステート・マシンである。図4は、リンク制御部60の状態遷移図である。図4には、PPPで規定されるリンク制御の状態遷移(“RFC1661(Point-to-Point Protocol) 3.2 Phase Diagram”参照)に、本発明に係るフラグ受信監視条件が加えられた状態遷移図が示されている。
【0060】
図4は、リンク制御部60にて管理される状態遷移を示す。図4において、100はリンク停止フェーズであり、物理的あるいは電気的に動作していない状態を示す。物理的あるいは電気的に動作している状態になると、リンク確立フェーズ101に移行し、ここでリンクを確立するためにLCPリンク設定要求・確認フレームをお互いに交換する。
【0061】
LCPリンク設定要求・確認フレームの交換が正常に完了すると、LCPリンク・オープン状態110となる。この後、ネットワーク層プロトコルフェーズ103の前に、必要ならば認証プロトコル102が実行される。なお、この認証プロトコルは実施を省略することができる。
【0062】
ネットワーク層プロトコルフェーズ103では、実装されるネットワーク層プロトコルに対応したNCP(Network Control Program:ネットワーク制御プログラム)がそれぞれ実行される。これによって、NCPリンク・オープン状態111となる。
【0063】
その後、LCPリンクを終了する場合は、リンク終了フェーズ104に状態を遷移させて、LCPリンクを終了する。すると、状態がLCPリンク・クローズ状態112となる。
【0064】
リンク制御部60は、LCPリンク・オープン状態110のときにPOS制御部50から通知されるリンク状態情報に基づいてリンク監視を行ない、リンク状態情報からLCPリンクが切れていること(LCPリンク断)を検出すると、状態をリンク終了フェーズ104に遷移させる。このように、LCPリンクが切れたこと(の検出)がLCPリンクオーブン状態110からリンク終了フェーズ104への状態遷移のトリガとなっている。
【0065】
リンク制御部60がリンク終了フェーズ104に遷移すると、自装置と対向装置との間でLCPリンク・クローズ・シーケンス(図12)が実施され、LCPリンク・クローズ状態112に遷移する。
【0066】
上記したリンク切れは、データ・リンクが確立される物理リンク(光ファイバ)の切断によって発生する。このような障害は、光ファイバの交換により復旧する。このような物理リンク(光ファイバ)の復旧は、物理層における信号の送受信により検出可能である。リンク制御部60は、物理層で検出される物理リンクの復旧を検出した場合には、リンク確立フェーズ101に移行して、データ・リンク層のリンクを再確立する。
【0067】
ところで、対向する通信装置の一方に本発明に係る構成(POS制御部50によるフラグ監視機能)が適用され、他方がアイドル状態でフラグを送信しないこと(フラグ監視機能を持たない)が想定される。この場合には、一方の通信装置が受信側になると、常にリンク断を検出することになる。このようなケースを考慮し、本発明に係る通信装置は、上述したリンク断監視機能を有効にするか無効にするかを設定する機能(有効/無効設定機能)をさらに具備することができる。
【0068】
図3には、有効/無効設定機能が付加されている場合の処理がステップS201および202として示されている。上述したように、監視機能が“有効”に設定されている場合には、ステップS201で“YES(有効)”と判定され、上述したフラグ監視機能が動作する(S203〜S207)。これに対し、フラグ監視機能が“無効”に設定されている場合には、ステップS201で“NO(無効)”と判定され、監視機能が動作せず(S202)、フラグを受信しない状態でもリンク断は検出されない。
【0069】
但し、本発明に係る通信装置のPPP部45は、LCP ECHO要求フレームによるリンク状態監視機能(図12参照)を具備し、フラグ監視機能が“無効”である場合には、このリンク状態監視機能を動作させるように構成することが可能である。これによって、本発明に係るリンク状態監視機能を適用していない通信装置とのデータ・リンク層のリンク(PPPリンク)の相互接続を保証することができる。
【0070】
さらに、上述した監視機能の有効・無効設定はユーザ・インターフェースを用いて実施することができる。この場合、対向する通信装置毎に設定を実施せねばならない。この場合、監視機能の有効・無効設定を通信装置毎に実施するのは手間がかかる。また、対向する通信装置の一方が有効に設定され、他方が無効に設定される等の通信装置間における矛盾が発生する可能性がある。
【0071】
このため、LCPが提供するネゴシエーション機能を利用して、対向する通信装置の一方における設定を他方の通信装置に自動的に反映させる手法を採用することができる。
【0072】
図5は、監視機能の有効/無効の設定をLCPに定義する場合のフォーマット(監視機能の有効・無効設定が定義されたLCPフレームのフォーマット)を示す図である。
【0073】
図5において、プロトコル・フィールドの値は、“LCP(0xC021:既存)”であり、情報フィールドの“Code”の値は“Configure-Request(既存)”に設定される。さらに、Data/Optionフィールドに対し、新規に“Type=0x0A(0Ah):
リンク断監視機能”、“Data=0x0000(0000h:有効)/0x0001(0001h:無効)”というリンク断監視設定が定義される。このような監視設定の定義を含むData/Optionフィールドを通信設定オプション301と呼ぶ。
【0074】
図4に示したLCPリンク確立フェーズ101では、LCPリンク確立とLCP通信設定を行なうためにLink Configurationフレーム(Configure-Request, Configure-Ack, Configure-Nak, Configure-Reject)を用いたネゴシエーションが通信装置間で実施される。Configure-Requestフレームは、LCP通信設定要求を行なうものである(通信設定を装置間でネゴシエーションする)。このConfigure-RequestフレームのData/Optionフィールドに対し、図5に示した通信設定オプション301を定義する。
【0075】
リンク断監視機能のデフォルトは無効に設定される。LCPリンク確立フェーズ101において、最初に、通信装置の一方は、ネゴシエーション側として、通信設定オプション301に“有効”を指定してネゴシエーションを行う。通信装置の他方が相手側として“有効”の指定を受諾した場合には、通信装置の一方は、LCPリンクが確立した後に“有効”の設定に基づいてリンク断監視動作を行う。これに対し、相手側が“有効”の指定を拒否した場合には、監視機能を“無効”に設定し、LCPリンクが確立してもリンク断監視動作は行なわない。
【0076】
上記した構成(ネゴシエーション機能)により、ユーザがリンク断監視を有効にするか無効にするかを通信装置毎に設定する手間を省き、また対向装置間での設定矛盾を回避することが可能になる。なお、ネゴシエーション機能については、“RFC1661(Point-to-Point Protocol) 4. The Option Negotiation Automation”に規定されている。
【0077】
図6は、ネゴシエーションにおいて監視機能の有効設定が受諾されるケースを示すシーケンス図であり、図7は、ネゴシエーションにおいて監視機能の有効設定が拒否されるケースを示すシーケンス図である。
【0078】
図6において、対向する通信装置Xと通信装置Y(それぞれフラグ監視機能および通信設定オプション301の認識機能を持つ)とがPPPリンクを確立する場合には、LCPリンク・オープンシーケンス(リンク・オープンフェーズ)において、最初に、通信装置の一方(図6では通信装置X)は、相手方(通信装置Y)に対し、“有効”が設定されたLCPリンク設定要求フレーム(“有効”が設定された通信設定オプション301を含むConfigure-Requestフレーム)を送信する(ステップS601)。
【0079】
このとき、相手側(通信装置Y)が“有効”設定を受諾し、かつConfigure-Requestフレーム内のその他の通信設定オプションの全てを受諾する場合には、通信装置YはConfigure-Ack(通信設定肯定応答)フレームを送信する(ステップS602)。
【0080】
また、通信装置Yは、通信装置Xに対し、“有効”が設定された通信設定オプション301を含むConfigure-Requestフレームを送信する(ステップS603)。これに対し、通信装置Xは、Configure-Requestフレーム内の“有効”設定を含む全ての通信設定オプションを受諾する場合には、Configure-Ackフレームを通信装置Yへ送信する(ステップS604)。
【0081】
このようにして、通信装置XおよびYは、相手側からのConfigure-Ackフレームを受信することでLCPリンクを確立し、フラグ監視機能を有効に設定する。これによって、通信装置XおよびYでフラグ監視動作がそれぞれ実施される。
【0082】
図7において、対向する通信装置X(フラグ監視機能および通信設定オプション301の認識機能を持つ)と通信装置Y(フラグ監視機能および通信設定オプション301の認識機能を持たない)とがPPPリンクを確立する場合には、LCPリンク・オープンシーケンス(リンク・オープンフェーズ)において、通信装置の一方(図7では通信装置X)が、ステップS601と同様に、最初に、ステップS601と同様に、相手方(通信装置Y)に対し、“有効”が設定されたLCPリンク設定要求フレーム(“有効”が設定された通信設定オプション301を含むConfigure-Requestフレーム)を送信する(ステップS701)。
【0083】
このとき、通信装置Yは、通信オプション301の“有効”設定を認識できないのでLCPリンク設定要求を拒否する。通信装置Yは、LCPリンク設定要求を拒否する場合には、LCPリンク設定拒否フレーム(Configure-Reject(通信設定拒否)フレームを通信装置Xへ送信する(ステップS702)。
【0084】
通信装置Xは、Configure-Rejectフレームを受信すると、監視機能設定を指定した通信設定オプション301を含まないConfigure-Requestフレームを通信装置Yへ送信する(通信オプション301なしでネゴシエーションをやり直す:ステップS703)。
【0085】
一方、通信装置Yは、通信装置Xに対し、ネゴシエーション対象の通信設定オプションを含まないConfigure-Requestフレーム(通信設定オプション301を含まない)を通信装置Yへ送信する(ステップS704)。
【0086】
通信装置Yは、Configure-Requestフレーム内の通信設定オプションを受諾する場合には、Configure-Ackフレームを通信装置Xへ送信する(ステップS705)。
【0087】
通信装置Xも、通信装置YからのConfigure-Requestフレーム内の通信設定オプションを受諾する場合には、Configure-Ackフレームを通信装置Yへ送信する(ステップS706)。
【0088】
このようにして、通信装置XおよびYは、相手側からのConfigure-Ackフレームを受信することでLCPリンクを確立する。このとき、通信装置Xは、フラグ監視機能を無効に設定する。したがって、通信装置Xは、フラグ監視動作を実施しない。一方、通信装置Yは、フラグ監視機能を持たないので、フラグ監視動作を行わない。
【0089】
なお、図7において、通信装置Yがフラグ監視機能および通信オプション301の認識機能を持つ場合でも、所定の条件に従って“有効”設定に対するLCP設定拒否フレームを相手方に送信するように構成することができる。このとき、LCP設定拒否フレームを受信した側は、通信オプション301を含まないLCP設定要求フレーム,または“無効”が設定された通信オプション301を含むLCP設定要求フレームを送信しなおすことができる。
【0090】
ところで、本発明に係る通信装置Aは、イーサネット(IEEE 802.3で規定されたネットワーク)を収容しており、イーサネットからのイーサネットフレームをMAC制御部61で終端し、PPP部でイーサネットフレームをPOSフレームにカプセル化して確立済みのPPPリンクへ送出する。
【0091】
上述したPOS制御部50およびリンク制御部60の構成により、対向装置でPPPリンクが切れていることが検出された場合には、対向装置におけるリンク制御部60は、リンク終了フェーズ104(図4)に状態遷移し、対向装置間でLCPリンク・クローズ・シーケンス(図12)が実施され、各通信装置がLCPリンク・クローズ状態となる。
【0092】
ところが、イーサネットフレームの送信側の装置は、PPPリンクが切れたことを認識できないので、イーサネットフレームを送信し続ける。このような問題に鑑み、本発明に係る通信装置Aは次の構成を持つ。
【0093】
すなわち、通信装置Aのリンク制御部60は、図2に示すように、PPP(LCP)リンクの状態に基づいて、通信装置Aに搭載されたMAC制御部61に対するフロー制御を起動する。
【0094】
すなわち、リンク制御部60は、(1)リンク断状態(すなわちLCPリンク・クローズ状態(図4の112参照))への遷移を契機として、MAC制御部61に対し、IEEE 802.3x(制御フロー)にて規定されるPauseフレーム(送信中断)をイーサネット側に送信させる制御と、(2)リンク復旧状態(LCPリンク・オープン状態(図4の110参照))への遷移を契機として、MAC制御部61に対し、Pauseフレーム(送信再開)をイーサネット側に送信させる制御を実施する。
【0095】
IEEE 802.3xで規定されるフロー制御は、次の構成(機能)を持つ。全二重のイーサネット回線から受信するイーサネット・フレームを一旦バッファに蓄積し、そのバッファにフロー制御を起動するしきい値と解除するしきい値を定義する。フレーム量が起動しきい値を超えた場合には、イーサネット回線に対して送信中断を要求するPauseフレームというコマンドを送信する。一方、フレーム量が解除しきい値を下回った場合にはイーサネット回線に対して送信再開を示すPauseフレームを送信する。
【0096】
フレーム量が起動しきい値を越えるような状況は、イーサネット回線から一時的に転送可能な帯域を超えるフレームを受信した場合に発生する。また、イーサネット回線の帯域に対してそれをマッピングするSONET/SDH信号の帯域が小さい(例えば1Gbpsのイーサネット回線をSTS-12c=622Mbpsにマッピングする)場合に発生する。
【0097】
送信中断を示すPauseフレームを受信したイーサネット側の(対向)装置は、Pauseフレーム中の中断時間フィールドで指定されたビット時間が経過するまでの間イーサネット・フレームの送信を停止しなければならない。そして、送信再開を示すPauseフレーム(中断時間フィールドが“0”のPauseフレーム)を受信すると、イーサネット・フレームの送信を再開する。
【0098】
図8は、Pauseフレームのフォーマットを示す図である。PauseフレームはMACフレーム構造を持つ。図8において、“宛先アドレス”には、Pauseフレーム用に予約されたマルチキャスト・アドレスがセットされる。“送信元アドレス”は、Pauseフレームの送信側のMACアドレスがセットされるが、特に指定しなくても良い。
【0099】
“長さ/タイプ”フィールドおよび“操作コード”フィールドには、固定値(各々“0x8808”、“0x0001”)が指定される。“中断時間”フィールドには、指定された0〜65,535の(可変)値がセットされる。ここで指定された値×512ビット時間が経過するまでの間フレームの送信が停止(中断)される。
【0100】
“512ビット時間”は、転送速度により異なる。例えば、イーサネットが100Mbpsイーサネットである場合には、約5usecであり、最大の中断時間は約330msecとなる。リンクが切れた状態が中断時間を超えて継続する場合、MAC制御部61は定期的に(間隔は転送速度に依存する)Pauseフレーム(送信中断)を送信し、リンクが切れた状態から復旧した時点で中断時間=0のPauseフレーム(送信再開)を送信することでフロー制御を解除する。
【0101】
このように、本発明は、リンク状態の変化をPauseフレームの送信トリガとして定義する。これによって、イーサネット回線(アクセス回線)を介して対向する装置に対してリンクが切れている間、データ(イーサネット・フレーム)の送信を待機させ、リンク復旧時に送信再開させる。このようにして、イーサネット・フレームをPOSフレームにカプセル化して転送する場合におけるデータ転送の整合性が保証される。
【0102】
〔本発明の実施例〕
図9は、本発明が適用されたSONET/SDH通信装置A2の構成例を示す図である。図9において、POS制御部400と、ファームウェア(リンク制御部)401と、MAC終端部402と、STS終端部403と、クロス・コネクト部404とを備えている。
【0103】
MAC終端部402は、図2に示したMAC制御部61に相当し、イーサネット回線405からのMACフレーム(イーサネット・フレーム)を終端し、POS制御部400に渡す。また、POS制御部400からのMACフレームをイーサネット回線405に送出する。また、MAC終端部402は、ファームウェア(リンク制御部)401からの指示に従って、イーサネット回線405を介して接続されたMACフレームの送信側の装置に対するPauseフレームの送信処理を行う。
【0104】
POS制御部400は、図2に示したPOS制御部50に相当する。POS制御部400は、MAC終端部402からのMACフレームをPOSフレームにカプセル化してSTS終端部403に渡す。また、POS制御部400は、STS終端部403からのPOSフレームからMACフレームを取り出してMAC終端部402に渡す。さらに、POS制御部400は、図3に示したようなリンク断判定処理手順を実行し、リンク状態(リンク切れ)をファームウェア401に通知する。
【0105】
ファームウェア401は、図2に示したリンク制御部60を実現する。すなわち、ファームウェア401は、図5に示したような状態遷移を行い、リンク確立フェーズ101において、図6および図7に示すようなネゴシエーションを対向装置との間で行い、フラグ監視機能の有効/無効を設定する。また、フラグ監視機能の無効を設定した場合には、LCP ECHO要求/応答フレームの送受信処理を行う。
【0106】
また、ファームウェア401は、リンク状態通知をトリガとして、リンク終了フェーズに移行する。さらに、ファームウェア401は、LCPリンク・クローズ状態への遷移を契機(トリガ)として、送信中断を示すPauseフレームの送信をMAC終端部402に指示し、LCPリンク・オープン状態への遷移(リンク切れ復旧)を契機(トリガ)として、送信再開を示すPauseフレームの送信をMAC終端部402に指示する。
【0107】
STS終端部403は、POS制御部400で生成されたPOSフレームをSTS Payloadにマッピングしてクロス・コネクト部404に渡す。また、STS終端部403は、クロス・コネクト部404からのSTS PayloadからPOSフレームを取り出してPOS制御部400に渡す。
【0108】
クロス・コネクト部404は、STS単位でのクロス・コネクトを実施し、STS Payloadを含む光信号を任意の位置に接続し、SONET/SDH信号406として対向装置に送信する。
【0109】
〔実施形態の作用〕
実施形態で説明した通信装置によれば、PPP over SONET/SDHのようなデータ・リンク層のリンク監視処理として、従来の手法(LCP ECHO要求/応答フレームの送受信)の代わりにフラグ監視処理を行う。これによって、リンク状態監視の為のメッセージ交換(LCP ECHO要求/応答フレームの送受信)に費やす負荷をゼロにすることができる。また、従来の手法に比べて、迅速かつ確実にリンク切れの判定を行うことが可能になる。これによって、課題で述べたような(1),(2),(3),(4)および(6)の問題を解決することができる。
【0110】
また、実施形態で説明した通信装置によれば、リンクが切れている間は、イーサネット・フレームを送信する装置に対して送信停止を要求することによりデータ喪失を防止し、リンクの復旧後に当該装置から送信できず蓄積されたデータ(イーサネット・フレーム)の送信を促す。これによって、課題で述べたような(5)の問題を解決でき、ユーザ・データの整合性を保証し、インターネットやイントラネット・アクセスを提供するサービスの品質を向上させることが可能になる。
【0111】
さらに、実施形態で説明した通信装置によれば、リンク監視機能を実装しない既存の通信装置との相互接続も、ユーザによる設定を必要とすることなく保証することが可能となる。
【0112】
〔その他〕
本実施形態は次の発明を開示する。各項に開示される発明は、必要に応じて可能な限り組み合わせることができる。
【0113】
(付記1) 対向装置との間で確立されるデータリンク層のリンクが正常な場合にこのリンクを通じて或る間隔内で順次到着するフラグを受信する受信手段と、
フラグの受信状態に基づいて前記リンクが正常か異常かを判定する判定手段と、
を含む通信装置。(1)
(付記2) 前記判定手段は、前記受信手段が前記リンクからフラグを受信した場合に所定時間を計時するタイマを起動し、次のフラグが前記受信手段で受信される前に前記タイマがタイムアウトになった場合には、前記リンクが異常と判定する
付記1記載の通信装置。
【0114】
(付記3) 前記判定手段は、前記タイマがタイムアウトになる前に前記受信手段で次のフラグが受信された場合には、前記タイマをリセットし、前記リンクが正常と判定する
付記2記載の通信装置。
【0115】
(付記4) 前記判定手段によって前記リンクが異常と判定された場合に、このリンクを終了させる(リンク制御手段をさらに含む)
付記1〜3のいずれかに記載の通信装置。(2)
(付記5) (前記リンク制御手段は、)前記リンクを終了させた後に、前記リンクの復旧が可能な状態になった場合には、前記リンクを再確立する
付記4記載の通信装置。
【0116】
(付記6) 前記判定手段を有効または無効に設定する設定手段をさらに含む付記1〜5のいずれかに記載の通信装置。
【0117】
(付記7) 前記判定手段の有効または無効を前記対向装置との間でネゴシエーションするネゴシエーション手段をさらに含む
付記1〜6のいずれかに記載の通信装置。(3)
(付記8) 前記ネゴシエーション手段は、前記判定手段の有効または無効を問い合わせるための情報を前記対向装置に送信し、問い合わせに対する応答を前記対向装置から受信する
付記7記載の通信装置。
【0118】
(付記9) 前記ネゴシエーション手段は、前記判定手段の有効を示す情報を前記対向装置に送信し、
前記設定手段は、前記ネゴシエーション手段が前記判定手段の有効を拒否することを示す応答を前記対向装置から受け取った場合には、前記判定手段を無効に設定する
付記8記載の通信装置。
【0119】
(付記10) 前記判定手段が無効に設定された場合に起動し、前記対向装置に前記リンクの正常を検査する検査フレームを送信し、前記対向装置から前記検査フレームに対する応答フレームを所定時間内に受信した場合に前記リンクが正常と判定するリンク監視手段をさらに含む
付記10記載の通信装置。
【0120】
(付記11) データの送信元から受信する送信対象のデータを前記リンクへ送出する手段と、
前記リンクの異常に従って前記リンクが終了される場合に、前記データの送信元にデータ送信を停止させるデータ送信制御手段と
をさらに含む付記4記載の通信装置。
【0121】
(付記12) 前記データ送信制御手段は、前記リンクが再確立される場合に、前記データの送信元にデータ送信を再開させる
付記11記載の通信装置。
【0122】
(付記13) 対向装置との間で確立しているデータ・リンク層のリンクに、データの送信元から受信する送信対象のデータを送出する手段と、
前記リンクの異常に従って前記リンクが終了される場合に、前記データの送信元にデータ送信を停止させるデータ送信制御手段と
を含む通信装置。(4)
(付記14) 前記データ送信制御手段は、前記リンクが再確立される場合に、前記データの送信元にデータ送信を再開させる
付記13記載の通信装置。
【0123】
(付記15) 対向装置との間で確立されるデータリンク層のリンクが正常な場合に、このリンクを通じて所定時間内で順次到着するフラグを受信するステップと、
フラグの受信状態に基づいて前記リンクが正常か異常かを判定するステップとを含む通信装置のデータリンク監視制御方法。(5)
(付記16) 前記リンクからフラグが受信された場合に所定時間を計時するタイマを起動し、次のフラグが受信される前に前記タイマがタイムアウトになった場合には、前記リンクが異常と判定する
付記15記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0124】
(付記17) 前記タイマがタイムアウトになる前に前記受信手段で次のフラグが受信された場合には、前記タイマをリセットし、前記リンクが正常と判定する
付記16記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0125】
(付記18) 前記リンクが異常と判定された場合に、このリンクを終了させる
付記15〜17のいずれかに記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0126】
(付記19) 前記リンクを終了させた後に、前記リンクの復旧が可能な状態となったときには、前記リンクを再確立する
付記19記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0127】
(付記20) 前記判定を行うか否かを前記対向装置との間でネゴシエーションする
付記15〜19のいずれかに記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0128】
(付記21) 前記判定を行うか否かを問い合わせるための情報を前記対向装置に送信し、問い合わせに対する応答を前記対向装置から受信する
付記20記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0129】
(付記22) 自装置で前記判定を行うことを示す情報を前記対向装置に送信し、自装置が前記判定を行うことを拒否することを示す応答を前記対向装置から受け取った場合には、前記判定を行わない
付記21記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0130】
(付記23) 前記判定を行わない場合には、前記対向装置に前記リンクの正常を検査する検査フレームを送信し、前記対向装置から前記検査フレームに対する応答フレームを所定時間内に受信した場合に前記リンクが正常と判定するリンク監視処理を行う
付記22記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0131】
(付記24) 送信対象のデータを前記リンクへ送出するステップと、
前記リンクの異常に従って前記リンクが終了される場合に、前記データの送信元にデータ送信を停止させるステップと
をさらに含む付記18記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0132】
(付記25) 前記リンクが再確立される場合に、前記データの送信元にデータ送信を再開させる
付記24記載の通信装置の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0133】
(付記26) 対向装置との間で確立しているデータ・リンク層のリンクに、データの送信元から受信する送信対象のデータを送出するステップと、
前記リンクの異常に従って前記リンクが終了される場合に、前記データの送信元にデータ送信を停止させるステップと、
を含む通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0134】
(付記27) 前記リンクが再確立される場合に、前記データの送信元にデータ送信を再開させる
付記26記載の通信装置のデータリンク監視制御方法。
【0135】
【発明の効果】
本発明によれば、迅速なリンク状態の判定が可能となる。また、本発明によれば、リンク状態の判定の確実性が向上する。また、本発明によれば、リンク状態に基づくフロー制御が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、PPP over SONET/SDH(POS)フレームの説明図であり、図1(B)は、フラグの説明図であり、図1(C)は、PPPのパケットがやりとりされている状態の説明図であり、図1(D)は、アイドル状態の説明図である。
【図2】図2は、本発明に係る通信装置の構成を示す図である。
【図3】図3は、POS制御部によるリンク断判定処理の手順を示す図である。
【図4】図4は、リンク制御部の状態遷移図である。
【図5】図5は、フラグ監視機能の有効/無効の設定をLCPに定義する場合のフォーマットを示す図である。
【図6】図6は、ネゴシエーションにおいてフラグ監視機能の有効設定が受諾されるケースを示すシーケンス図である。
【図7】図7は、ネゴシエーションにおいてフラグ監視機能の有効設定が拒否されるケースを示すシーケンス図である。
【図8】図8は、Pauseフレームのフォーマットを示す図である。
【図9】図9は、本発明の実施例に係る通信装置の構成例を示す図である。
【図10】図10は、従来技術の説明図である。
【図11】図11は、従来技術の説明図である。
【図12】図12は、従来技術の説明図である。
【符号の説明】
A,A2,X,Y 通信装置(SONET/SDH通信装置)
45 PPP部(設定手段,ネゴシエーション手段,リンク監視手段)
50 POS制御部(受信手段,判定手段)
51 リンク断監視タイマ(タイマ)
60 リンク制御部(データ送信制御手段)
61 MAC制御部

Claims (5)

  1. 対向装置との間で確立されるデータ・リンク層のリンクが正常な場合に、このリンクを通じて或る間隔内で順次到着するフラグを受信する受信手段と、
    フラグの受信状態に基づいて前記リンクが正常か異常かを判定する判定手段と、
    を含む通信装置。
  2. 前記判定手段によって前記リンクが異常と判定された場合に、このリンクを終了させる
    請求項1記載の通信装置。
  3. 前記判定手段の有効または無効を前記対向装置との間でネゴシエーションするネゴシエーション手段をさらに含む
    請求項1または2記載の通信装置。
  4. 対向装置との間で確立しているデータ・リンク層のリンクに、データの送信元から受信する送信対象のデータを送出する送出手段と、
    前記リンクの異常に従って前記リンクが終了される場合に、前記データの送信元にデータ送信を停止させるデータ送信制御手段と
    を含む通信装置。
  5. 対向装置との間で確立されるデータリンク層のリンクが正常な場合に、このリンクを通じて或る間隔内で順次到着するフラグを受信するステップと、
    フラグの受信状態に基づいて前記リンクが正常か異常かを判定するステップと、
    を含む通信装置のデータリンク監視制御方法。
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