JP2004202047A - Mri用受信コイルおよびmri装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】MRI用受信コイル10は、y方向(垂直方向)に静磁場が印加されている空間に入った被検体からのMR信号を受信するものであって、被検体の体軸方向をz方向とし、z方向およびy方向に直交する方向をx方向とするとき、z方向に中心軸Axを持つ円筒面Eの周方向または略円筒面の湾曲辺およびz方向の直線辺を持つ第1のサドルコイル1,第2のサドルコイル2,第3のサドルコイル4を円筒面Eの周方向に並べると共に、円筒面Eを1周以上するループからなるソレノイドコイル5をサドルコイル1〜4のz方向の中央位置に設置した構成である。
【効果】位相エンコード方向をAP方向でもRL方向でも選択してSENSEによる撮影を行うことが可能になる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)用受信コイルおよびMRI装置に関し、さらに詳しくは、SENSE(Sensitivity Encoding)を行う場合の位相エンコード方向をAP方向(腹背方向)にもRL方向(左右方向)にも設定可能なMRI用受信コイルおよびそのMRI用受信コイルを備えたMRI装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、MRI装置の静磁場空間に入った被検体のAP方向に対向させた一対のソレノイドコイルを用いてSENSEを行う技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−177245号公報(図2)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
AP方向に対向させた一対のソレノイドコイルを用いてSENSEを行う場合、AP方向だけに位相エンコード方向を設定でき、RL方向やSI方向(体軸方向)には位相エンコード方向を設定できなかった。
なお、一対のソレノイドコイルをRL方向に対向させればRL方向に位相エンコード方向を設定できるが、AP方向やSI方向には位相エンコード方向を設定できない。また、一対のソレノイドコイルをSI方向に対向させればSI方向に位相エンコード方向を設定できるが、AP方向やRL方向には位相エンコード方向を設定できない。
そこで、本発明の目的は、位相エンコード方向をAP方向にもRL方向にも設定可能なMRI用受信コイルおよびそのMRI用受信コイルを備えたMRI装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
第1の観点では、本発明は、MRI装置の静磁場空間に入った被検体からのMR信号を受信するためのMRI用受信コイルであって、静磁場空間に入った被検体の体軸方向をz方向とし、垂直方向をy方向とし、z方向およびy方向に直交する方向をx方向とするとき、z方向に中心軸を持つ円筒面または略円筒面の周方向の湾曲辺およびz方向の直線辺を持つ第1から第4のサドルコイルを前記円筒面または略円筒面の周方向に並べると共に、前記円筒面または略円筒面を1周以上するループからなるソレノイドコイルを前記サドルコイルのz方向の中央位置に設けたことを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第1の観点によるMRI用受信コイルでは、被検体を取り巻く円筒の周方向に第1から第4のサドルコイルを並べてあるため、これらサドルコイルが隣接する2方向、すなわち、第1と第2のサドルコイルの隣接方向(=第3と第4のサドルコイルの隣接方向)と第4と第1のサドルコイルの隣接方向(=第2と第3のサドルコイルの隣接方向)の2方向に位相エンコード方向を設定可能になる。従って、第1および第2のサドルコイルと第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルとを、yz面またはxz面に対して対称に配置すれば、位相エンコード方向をAP方向にもRL方向にも設定可能になる。
また、ソレノイドコイルによって、各サドルコイルの感度分布を求めることが出来る。
【0006】
第2の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルにおいて、前記ソレノイドコイルとは別個に、前記円筒面または略円筒面を1周以上するループからなるソレノイドコイルを、前記サドルコイルのz方向の中央位置から外して設けた設けたことを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第2の観点によるMRI用受信コイルでは、複数のソレノイドコイルがz方向に対向するため、位相エンコード方向をさらにSI方向にも設定可能になる。
【0007】
第3の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルにおいて、前記第1から第4のサドルコイルの湾曲辺のサイズが、前記円筒面または略円筒面の周方向の1/4または略1/4であることを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第3の観点によるMRI用受信コイルでは、第1から第4のサドルコイルで、円筒面または略円筒面の周方向を略覆うことが出来る。
【0008】
第4の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルにおいて、第1のサドルコイルおよび第2のサドルコイルは相互インダクタンスが実質的に0になるよう一部が重ね合わされ、第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルは相互インダクタンスが実質的に0になるよう一部が重ね合わされ、第1のサドルコイルおよび第2のサドルコイルと第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルとは重なりがないことを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第4の観点によるMRI用受信コイルでは、第1から第4のサドルコイルの相互干渉を抑制できる。
【0009】
第5の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルにおいて、前記第1および第2のサドルコイルと第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルとは、yz面またはxz面に対して対称に配置されていることを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第5の観点によるMRI用受信コイルでは、位相エンコード方向をAP方向にもRL方向にも設定可能になる。
【0010】
第6の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルにおいて、前記第1のサドルコイルの第1端と前記第2のサドルコイルの第1端とが共通化された接地端であり、前記第3のサドルコイルの第1端と前記第4のサドルコイルの第1端とが共通化された接地端であることを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第6の観点によるMRI用受信コイルでは、接地端を共通化することにより、配線の引き回しが簡単になり、電気的安定性を向上することも出来る。
【0011】
第7の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルを、z方向に複数個並べたことを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第7の観点によるMRI用受信コイルでは、z方向に撮影領域を拡大できる。また、SI方向にも位相エンコード方向を設定可能になる。
【0012】
第8の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルにおいて、z方向に複数個並べたMRI用受信コイルの相互インダクタンスが0になるように一部が重ね合わされていることを特徴とするMRI用受信コイルを提供する。
上記第8の観点によるMRI用受信コイルでは、z方向に複数個並べたMRI用受信コイルの相互干渉を抑制できる。
【0013】
第9の観点では、本発明は、上記構成のMRI用受信コイルを具備したことを特徴とするMRI装置を提供する。
上記第9の観点によるMRI装置では、位相エンコード方向をAP方向にもRL方向にも設定して撮影可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発明が限定されるものではない。
【0015】
−第1の実施形態−
図1は、第1の実施形態に係るMRI用受信コイルを示す斜視図である。
このMRI用受信コイル10は、y方向(垂直方向)に静磁場が印加されている空間に入った被検体からのMR信号を受信するものであって、被検体の体軸方向をz方向とし、z方向およびy方向に直交する方向をx方向とするとき、z方向に中心軸Axを持つ円筒面Eの周方向または略円筒面の湾曲辺およびz方向の直線辺を持つ第1のサドルコイル1,第2のサドルコイル2,第3のサドルコイル3,第4のサドルコイル4を円筒面Eまたは略円筒面の周方向に並べると共に、円筒面Eまたは略円筒面を1周以上するループからなるソレノイドコイル5の中央位置をサドルコイル1〜4のz方向の中央位置に合わせて設置した構成である。
【0016】
サドルコイル1〜4の湾曲辺のサイズは、円筒面Eまたは略円筒面の周方向の1/4または略1/4である。
【0017】
第1のサドルコイル1および第2のサドルコイル2は、相互インダクタンスが実質的に0になるよう一部が重ね合わされている。
第3のサドルコイル3および第4のサドルコイル4は、相互インダクタンスが実質的に0になるよう一部が重ね合わされている。
第1のサドルコイル1および第2のサドルコイル2と、第3のサドルコイル3および第4のサドルコイル4とは、重なりがない。
【0018】
第1のサドルコイル1および第2のサドルコイル2と、第3のサドルコイル3および第4のサドルコイル4とは、円筒面Eの内部に仰臥した被検体からのMR信号を受信することを想定して、yz面に対して対称に配置されている。しかし、xz面に対して対称に配置してもよい。
【0019】
図2は、第1のサドルコイル1と第2のサドルコイル2の端部の電気回路を示す説明図である。
第1のサドルコイル1の第1端と第2のサドルコイル2の第1端とが、共通化された接地端になっている。そして、第1のサドルコイル1の第2端は、共振コイルL1を介して、図示せぬプリアンプへ接続される端子a1になっている。また、第2のサドルコイル2の第2端は、共振コイルL2を介して、図示せぬプリアンプへ接続される端子a2になっている。
なお、共振コイルL1と共振コンデンサC1とダイオードD1とは、RFパルス信号に対するブロッキング回路を構成している。また、共振コイルL2と共振コンデンサC2とダイオードD2とは、RFパルス信号に対するブロッキング回路を構成している。
【0020】
図3は、第3のサドルコイル3と第4のサドルコイル4の端部の電気回路を示す説明図である。
第3のサドルコイル3の第1端と第4のサドルコイル4の第1端とが、共通化された接地端になっている。そして、第3のサドルコイル3の第2端は、共振コイルL3を介して、図示せぬプリアンプへ接続される端子a3になっている。また、第4のサドルコイル4の第2端は、共振コイルL4を介して、図示せぬプリアンプへ接続される端子a4になっている。
なお、共振コイルL3と共振コンデンサC3とダイオードD3とは、RFパルス信号に対するブロッキング回路を構成している。また、共振コイルL4と共振コンデンサC4とダイオードD4とは、RFパルス信号に対するブロッキング回路を構成している。
【0021】
図4は、ソレノイドコイル5の端部の電気回路を示す説明図である。
ソレノイドコイル5の第1端は、接地端になっている。そして、第2端は、共振コイルL5を介して、図示せぬプリアンプへ接続される端子a5になっている。
なお、共振コイルL5と共振コンデンサC5とダイオードD5とは、RFパルス信号に対するブロッキング回路を構成している。
【0022】
このMRI用受信コイル10のサドルコイル1〜4を用いてSENSEによる撮影を行う場合、サドルコイル1〜4はx方向にもy方向にも感度分布が異なるため、位相エンコード方向をRL方向にもAP方向にも設定することが出来る。
【0023】
サドルコイル1〜4の感度分布は、サドルコイル1〜4で撮影した各画像とソレノイドコイル5で撮影した画像とを比較することにより求めることが出来る。すなわち、サドルコイルi(=1,2,3,4)で撮影した画像のj番目のピクセルの画素値をai jとし、ソレノイドコイル5で撮影した画像のj番目のピクセルの画素値をa5 jとするとき、サドルコイルiで撮影した画像のj番目のピクセルに関する感度係数Si jは、
Si j=ai j/a5 j
で求められる。
なお、サドルコイル1〜4とソレノイドコイル5との間の相互インダクタンスは0であるため、ノイズ相関によるSNRの低下はない。
【0024】
サドルコイル1〜4およびソレノイドコイル5をフェーズドアレイコイルとして用いて撮影することも出来る。
この場合、まず、サドルコイル1〜4で得られた画像と感度係数Si jとを用いて感度補正画像を得る。すなわち、感度補正画像のj番目のピクセルの画素値をPj 1−4とするとき、
Pj 1−4=i=1Σ4{(Si j)*×ai j/i=1Σ4{|Si j|2}}
ここで、(Si j)*は、Si jの複素共役である。
【0025】
次に、感度補正画像とソレノイドコイル5で撮影した画像とを2乗和法(sum of square)により合成して最終的な画像を得る。すなわち、ソレノイドコイル5で撮影した画像のj番目のピクセルの画素値をPj 5とし、最終的な画像のj番目のピクセルの画素値をPj finalとするとき、
Pj final=√{(Pj 5)2+(Pj 1−4)2}
【0026】
−第2の実施形態−
図5に示すMRI用受信コイル20のように、z方向に2つ以上のソレノイドコイル5〜7を並べてもよい。
このMRI用受信コイル20では、2つ以上のソレノイドコイル5〜7を用いることで、位相エンコード方向をSI方向に設定したSENSEも可能となる。
【0027】
−第3の実施形態−
図6に示すMRI用受信コイル30のように、図1に示すMRI用受信コイル10をz方向に2つ以上並べてもよい。この場合、z方向に複数個並べたMRI用受信コイル10の相互インダクタンスが0になるように一部を重ね合わせるのが好ましい。
なお、図6では、2つのMRI用受信コイル10_1、10_2をz方向に並べている。そして、例えば、MRI用受信コイル10_1の第1のサドルコイル1−1とMRI用受信コイル10_2の第1のサドルコイル1−2とを一部重ね合わせて、相互インダクタンスが0になるようにしている。
このMRI用受信コイル30では、サドルコイル1_1〜4_2を用いることによっても、SI方向に設定したSENSEが可能となる。
【0028】
−第4の実施形態−
図7は、第4の実施形態にかかるMRI装置100を示す構成図である。
このMRI装置100において、マグネットアセンブリ10101は、内部に被検体を挿入するためのボア(空間部分)を有し、このボアを取りまくようにして、勾配磁場を形成する勾配コイル(勾配コイルはX軸,Y軸,Z軸の各コイルを備えており、これらの組み合わせによりスライス軸,ワープ軸,リード軸が決まる)101Gと、被検体内の原子核のスピンを励起するためのRFパルスを印加する送信コイル101Tと、被検体からのNMR信号を検出する受信コイル101Rと、静磁場を形成する静磁場電源102および静磁場コイル101Cとを具備して構成されている。
なお、静磁場電源102および静磁場コイル101C(超伝導磁石)の代わりに、永久磁石を用いてもよい。
【0029】
受信コイル101Rは、第1の実施形態にかかるMRI用受信コイル10または第2の実施形態にかかるMRI用受信コイル20または第3の実施形態にかかるMRI用受信コイル30である。
【0030】
勾配コイル101Gは、勾配コイル駆動回路103に接続されている。さらに、送信コイル101Tは、RF電力増幅器104に接続されている。また、受信コイル101Rは、前置増幅器105に接続されている。
【0031】
シーケンス記憶回路8は、計算機107からの指令に従い、記憶しているパルスシーケンスに基づいて、勾配コイル駆動回路103を操作し、勾配コイル101Gにより勾配磁場を形成させると共に、ゲート変調回路9を操作し、RF発振回路15からの高周波出力信号を所定タイミング・所定包絡線のパルス状信号に変調し、それを励起パルスとしてRF電力増幅器104に加え、RF電力増幅器104でパワー増幅した後、マグネットアセンブリ101の送信コイル101Tに印加し、RFパルスを送信する。
【0032】
前置増幅器105は、マグネットアセンブリ101の受信コイル101Rで検出された被検体からのNMR信号を増幅し、位相検波器12に入力する。位相検波器12は、RF発振回路15の出力を参照信号とし、前置増幅器105からのNMR信号を位相検波して、A/D変換器11に与える。A/D変換器11は、位相検波後のアナログ信号をデジタル信号のMRデータに変換して、計算機107に入力する。
【0033】
計算機107は、A/D変換器11からMRデータを読み込み、画像再構成処理を行ってMR画像を生成する。また、計算機107は、操作卓13から入力された情報を受け取るなどの全体的な制御を受け持つ。
表示装置106は、MR画像を表示する。
【0034】
以上のMRI装置100では、第1の実施形態にかかるMRI用受信コイル10または第2の実施形態にかかるMRI用受信コイル20または第3の実施形態にかかるMRI用受信コイル30を備えているため、MRI用受信コイル10,20,30で可能な方向に位相エンコード方向を設定して撮影することが可能となる。
【0035】
−他の実施形態−
第1,第2,第3の実施形態にかかるMRI用受信コイル10,20,30では、相互インダクタンスが0になるようにサドルコイルの一部を重ねているが、g−factorを最適化するために相互インダクタンスが0にならないようにサドルコイルの一部を重ねたり、重ね合わせ部分を無くしても良い。この場合、低入力インピーダンスのプリアンプにより、相互インダクタンスを無視できるレベルまで落とせばよい。また、公知の相互インダクタンス補償回路を付加して、コイル間カップリングを相殺すればよい。
【0036】
【発明の効果】
本発明のMRI用受信コイルおよびMRI装置によれば、AP方向およびRL方向を位相エンコード方向に選択してSENSEによる撮影を行うことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態に係るMRI用受信コイルを示す斜視図である。
【図2】第1のサドルコイルおよび第2のサドルコイルの端部の回路を示す説明図である。
【図3】第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルの端部の回路を示す説明図である。
【図4】ソレノイドコイルの端部の回路を示す説明図である。
【図5】第2の実施形態に係るMRI用受信コイルを示す斜視図である。
【図6】第3の実施形態に係るMRI用受信コイルを示す斜視図である。
【図7】第4の実施形態に係るMRI装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1,2,3,4 サドルコイル
1_1,2_1,3_1,4_1 サドルコイル
1_2,2_2,3_2,4_2 サドルコイル
5,6,7 ソレノイドコイル
5_1,5_2 ソレノイドコイル
10,20,30 MRI用受信コイル
10_1,10_2 MRI用受信コイル
100 MRI装置
Claims (9)
- MRI装置の静磁場空間に入った被検体からのMR信号を受信するためのMRI用受信コイルであって、静磁場空間に入った被検体の体軸方向をz方向とし、垂直方向をy方向とし、z方向およびy方向に直交する方向をx方向とするとき、z方向に中心軸を持つ円筒面または略円筒面の周方向の湾曲辺およびz方向の直線辺を持つ第1から第4のサドルコイルを前記円筒面または略円筒面の周方向に並べると共に、前記円筒面または略円筒面を1周以上するループからなるソレノイドコイルを前記サドルコイルのz方向の中央位置に設けたことを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項1に記載のMRI用受信コイルにおいて、前記ソレノイドコイルとは別個に、前記円筒面または略円筒面を1周以上するループからなるソレノイドコイルを、前記サドルコイルのz方向の中央位置から外して設けた設けたことを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項1または請求項2に記載のMRI用受信コイルにおいて、前記第1から第4のサドルコイルの湾曲辺のサイズが、前記円筒面または略円筒面の周方向の1/4または略1/4であることを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項1から請求項3のいずれかに記載のMRI用受信コイルにおいて、第1のサドルコイルおよび第2のサドルコイルは相互インダクタンスが実質的に0になるよう一部が重ね合わされ、第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルは相互インダクタンスが実質的に0になるよう一部が重ね合わされ、第1のサドルコイルおよび第2のサドルコイルと第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルとは重なりがないことを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項4に記載のMRI用受信コイルにおいて、前記第1および第2のサドルコイルと第3のサドルコイルおよび第4のサドルコイルとは、yz面またはxz面に対して対称に配置されていることを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項4または請求項5に記載のMRI用受信コイルにおいて、前記第1のサドルコイルの第1端と前記第2のサドルコイルの第1端とが共通化された接地端であり、前記第3のサドルコイルの第1端と前記第4のサドルコイルの第1端とが共通化された接地端であることを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項1から請求項6のいずれかに記載のMRI用受信コイルを、z方向に複数個並べたことを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項7に記載のMRI用受信コイルにおいて、z方向に複数個並べたMRI用受信コイルの相互インダクタンスが0になるように一部が重ね合わされていることを特徴とするMRI用受信コイル。
- 請求項1から請求項8のいずれかに記載のMRI用受信コイルを具備したことを特徴とするMRI装置。
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