JP2004195111A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】新たな構成によるハーフミラーを提案し、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供すること。
【解決手段】ハーフミラー1は、ガラス、合成樹脂等で作られ、その透光面10に反射膜11が形成されると共に、光の透過率が低い低透光部12及び光の透過率が高い高透光部13が前記反射膜11に形成されている。
そして、前記透光面10側に配置された光源2がオフの場合には、恰も通常の鏡の如く、反射面14の反射光が遊技者の目に入るが、光源2がオンの場合には、その光束が前記高透光部13を通過し、それ以外の光束は前記低透光部12で反射或いは吸収される。
【選択図】 図2
【解決手段】ハーフミラー1は、ガラス、合成樹脂等で作られ、その透光面10に反射膜11が形成されると共に、光の透過率が低い低透光部12及び光の透過率が高い高透光部13が前記反射膜11に形成されている。
そして、前記透光面10側に配置された光源2がオフの場合には、恰も通常の鏡の如く、反射面14の反射光が遊技者の目に入るが、光源2がオンの場合には、その光束が前記高透光部13を通過し、それ以外の光束は前記低透光部12で反射或いは吸収される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、特に光の透過度を変化させることによって遊技者の視覚に訴えるハーフミラーを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機をはじめとする遊技機の遊技盤には、遊技者の目を通じて遊技状態を楽しませるハーフミラーが取付けられている。
例えば、特許文献1は、遊技機本体のハウジング7の内部に、ハーフミラー2が45度に傾斜して設置されている。このハーフミラー2によって液晶表示器1で作られた表示光が反射されて、盤面奥側に取付けられた凹面鏡3に反射され集光され、その反射された表示光は、ハーフミラー2を透過し、盤面5の前面に出射されるとともに、盤面5から出射後の位置で実像4を結ぶような構成を開示している。この特許文献1では、遊技者は表示光が実像4から出射されているように錯覚させられるため、立体視的な効果が奏される。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−151352号公報(第2頁段落0006、0007、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のように、ハーフミラーを立体視的に使用するものは、当初、遊技者に与えた視覚的な刺激としては大きいものがあった。
しかし、このようなハーフミラーの使用例が定着するに従い、遊技者に飽きられる傾向にあった。
【0005】
そこで、本願発明は、新たな構成を含むハーフミラーを提案し、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、装飾部材に反射面と透光面とを有するハーフミラーを用いた遊技機であって、前記透光面側に、光の透過率の高い高透光部と、光の透過率の低い低透光部が形成されていることを特徴とする(請求項1の発明)。
従来のハーフミラーは、反射光と透過光との強度等が略同程度であったが、本願発明のハーフミラーは、透過光の強度が異なるように構成し、その透過光の強弱や、その透過光の遮蔽、その透過光の有無等により、独特の光の明暗、影模様を形成し、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できるようにしている。
よって、新たな構成を含むハーフミラーにより、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することができる。
ここでハーフミラーは、ガラス、合成樹脂等、光が透過する素材の一面に反射膜等を付けたものである。
【0007】
上記発明において、前記低透光部は、文字及び/又は模様等が、印刷及び/又は貼着され、形成されていることを特徴とする(請求項2に記載の発明)。
文字及び/又は模様等の影がハーフミラーの反射面に形成され、印刷及び/又は貼着により形成される独特の光の明暗、影により、遊技者にインパクトある光の演出効果を与え、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できる。
【0008】
上記発明において、前記透光面には、反射膜の厚さを変化させることにより、高透光部及び低透光部とが形成されることを特徴とする(請求項3に記載の発明)。
この発明は、ハーフミラーに形成される反射膜の厚薄(反射膜を形成する蒸着膜の濃淡)を変化させることにより、高透光部及び低透光部を形成したもので、その光の透過により形成される蒸着膜の濃淡による独特の光の明暗、影により、遊技者に光の演出効果を与え、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できる。
【0009】
上記発明において、前記反射膜に文字及び/又は模様等の彫刻が施されていることを特徴とする(請求項4に記載の発明)。
この発明では、文字及び/又は模様等の彫刻により、上記発明と同様な高透光部及び低透光部が形成され、その彫刻による独特の光の透過により形成される光の明暗、影により、遊技者にインパクトある光の演出効果を与え、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記各発明の実施の形態に係る構成例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、実施形態に係るハーフミラーの斜視図、図3及び図4は同ハーフミラーの取付説明図、図5は同ハーフミラーの配置説明図である。
なお、これらの各図、後述の各図において、同一の構成については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
【0011】
実施形態に係るハーフミラー1は、ガラス、合成樹脂等の素材を用い、図1及び図2に示したように、透光面10に反射膜11を形成すると共に、透過させ難い部分(低透光部)12及び光を透過させ易い部分(高透光部)13を前記反射膜11に形成して構成されている。なお、ハーフミラー1は、平面であっても、曲面であっても、さらに立体的であってもよい。
そして、前記透光面10側に配置された光源2がオフの場合には、図1のように、恰も通常の鏡の如く、反射面14の反射光が遊技者の目に入るが、光源2がオンの場合には、その光束が前記高透光部13を通過し、それ以外の光束は前記低透光部12を通過し難く、反射或いは吸収される。なお、光源2としては、電球のほか、LED等が挙げられる。
よって、遊技状態に応じて、遊技者に所定の情報を表示したり、低透光部12と高透光部13により形成される特有の光の明暗、影の様子により、遊技者が予期できないような光の演出効果を得ることができる。
【0012】
前記反射膜11は、例えば銀メッキにより、或いはアルミニウムの蒸着により形成され、鏡面加工されるので、透光面10側から光が照射されていない状態では、通常の鏡のような外観である。また蒸着する金属メッキに赤や青などの塗料をまぜあわせ、それぞれ赤色メタリック色、青色メタリック色として鏡面加工することもできる。あるいはシール材の透光面に銀色に印刷を施して貼着してもよい。
【0013】
このように構成された前記ハーフミラー1につき、前記反射膜11の厚さを一定にして光の一部が反射し、一部が透過する半透鏡等を利用する場合と、前記反射膜11の厚薄を利用する場合の実施形態について以下に説明する。
【0014】
まず、半透鏡等を利用する場合の構成例を説明する。
このハーフミラー1の透光面10側には、図2のような「当たり」のほか、「確変中」、「チャンス」等の文字や模様等のシール等が貼られ、前記低透光部12を構成している。これらの低透光部12により、光の明暗が明瞭に現れる。
【0015】
遊技に登場させるキャラクターの外形型を透光面10側に貼付けたり、立設させたりしてもよい。また遊技状態に応じて、キャラクターの表情を変えた型を機械的に入替えてもよい。これらの場合には、影絵的な面白みが発揮される。
また、文字や模様等のキャラクターをハーフミラー1の透光面10に印刷してもよい。
【0016】
前記シール等や印刷によって、高低透光部12,13が形成されが、高低透光部12,13の構成は、これら平面的なものに限定されるものではなく、立体的なもの、例えばキャラクター人形でもよいし、また、静的なもののほかに、遊技状態によって動くものでもよい。
【0017】
次に、前記反射膜11の厚薄を利用したハーフミラー1の構成例を説明する。
その1例は、光を透過させないように厚く反射膜11を形成した部分(低透光部12)と、光を透過させるように反射膜11を薄く形成した部分(高透光部13)を形成し、その低透光部12と高透光部13によって文字やキャラクター等の模様等を構成する。
このような構成では、低透光部12と高透光部13の境界でボンヤリした影が作られることにより、独特の光の明暗を作ることができる。
【0018】
他例は、厚く反射膜11を形成した後、その反射膜11に文字、模様等の彫刻を施すようにする。
これらの実施形態においても、彫刻された部分が高透光部13となり、それ以外が低透光部12となり、彫刻を透過する独特の光の透過(ギザギザ感)により、独特の光の明暗を作ることができる。
【0019】
前記ハーフミラー1につき、その全体の透光面10にハーフミラー状の反射膜11が形成されている必要はなく、一部の領域にハーフミラー状の反射膜11が形成され、その反射膜11に前記低透光部12及び高透光部13を形成してもよい。
蒸着率の厚薄により、形成されたハーフミラー1についても、同様である。
また、前記反射膜11のハガレを防ぐため、保護コート膜を形成するようにしてもよい。
また、マジックミラーのように前記ハーフミラー1の反射膜11側にもう一枚のガラス等を合わせ、反射膜11をサンドイッチ状にしたものでもよい。
【0020】
次に、図3乃至図5に基づいて、前記ハーフミラー1の光演出装置3への取付状態を説明すると共に、その動作例を説明する。
図3に示したように、前記ハーフミラー1は、例えば奥部に光源2が、上部に表示器4が配置された光演出装置3に、略45度に傾斜されて取付けられている。
この光演出装置3は、図5では遊技機としてのパチンコ機5の遊技盤6の中心部等に配置されているが、遊技盤6の中心部に限らず、パチンコ機5の機枠前面に配置してもよい。
なお、図示は省略するが、前記パチンコ機5には、遊技の主制御を行う遊技制御手段、主制御に基づいて光演出装置3等の表示の制御を行う表示制御手段、主制御に基づいて音声の制御を行う音声制御手段等が備えられている。
そして、図示しない入賞口に打球が入賞したときに、液晶などに構成された可変表示装置により、図柄を変動させ、その図柄が一致したときに「当たり」となる可変表示ゲームが行われる。
当たりの場合には、賞球され、特定の当たり図柄では「当たり」確率が高くなり、さらに賞球されるようになっている。
【0021】
このパチンコ機5の発射装置50が作動し、遊技盤6に打球され遊技が開始されるが、打球が例えば入賞口に入賞されても、図柄が一致するまでは、前記表示器4から遊技のキャラクターの動画等が表示され、前記ハーフミラー1の反射面14に反射されて遊技者の目に届くようになっている。
一方、図柄が一致した場合には、前記表示器4が停止されるとともに、前記光源がオンされ、「当たり」の文字が浮かびあがるようになっている。
【0022】
前記ハーフミラー1は、前記光演出装置3に約45度に傾けて取付けられていたが、取付け角度は、所定の演出効果を出せるように設定すればよく、例えば略90度でもよい。また、前記表示器4と共に両面表示を行っても良い。
なお、上記実施形態では、ハーフミラー1が光演出装置3にセットされているが、そのような構成に限定されることはなく、装飾部材として単独で遊技盤6の内外、その他の場所に配置してもよい。
【0023】
前記実施形態では、弾球遊技機のパチンコ機について説明したが、パチスロ機、その他の遊技機に上記ハーフミラー1を取付けることにより、遊技の興趣を高めることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、高透光部、低透光部により、それぞれ独特の光の明暗、影が形成され、遊技者にインパクトある光の演出効果を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る遊技機に用いられるハーフミラーの斜視図、
【図2】同ハーフミラー斜視図、
【図3】同ハーフミラーの使用例図、
【図4】同ハーフミラーの使用例図、
【図5】同ハーフミラーの配置説明図。
【符号の説明】
1 ハーフミラー 10 透光面
11 反射膜 12 低透光部
13 高透光部 14 反射面
2 光源
3 光演出装置(役物)
4 表示器
5 パチンコ機 50 発射装置
6 遊技盤
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ機等の遊技機に関し、特に光の透過度を変化させることによって遊技者の視覚に訴えるハーフミラーを備えた遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ機をはじめとする遊技機の遊技盤には、遊技者の目を通じて遊技状態を楽しませるハーフミラーが取付けられている。
例えば、特許文献1は、遊技機本体のハウジング7の内部に、ハーフミラー2が45度に傾斜して設置されている。このハーフミラー2によって液晶表示器1で作られた表示光が反射されて、盤面奥側に取付けられた凹面鏡3に反射され集光され、その反射された表示光は、ハーフミラー2を透過し、盤面5の前面に出射されるとともに、盤面5から出射後の位置で実像4を結ぶような構成を開示している。この特許文献1では、遊技者は表示光が実像4から出射されているように錯覚させられるため、立体視的な効果が奏される。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−151352号公報(第2頁段落0006、0007、図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1のように、ハーフミラーを立体視的に使用するものは、当初、遊技者に与えた視覚的な刺激としては大きいものがあった。
しかし、このようなハーフミラーの使用例が定着するに従い、遊技者に飽きられる傾向にあった。
【0005】
そこで、本願発明は、新たな構成を含むハーフミラーを提案し、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、装飾部材に反射面と透光面とを有するハーフミラーを用いた遊技機であって、前記透光面側に、光の透過率の高い高透光部と、光の透過率の低い低透光部が形成されていることを特徴とする(請求項1の発明)。
従来のハーフミラーは、反射光と透過光との強度等が略同程度であったが、本願発明のハーフミラーは、透過光の強度が異なるように構成し、その透過光の強弱や、その透過光の遮蔽、その透過光の有無等により、独特の光の明暗、影模様を形成し、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できるようにしている。
よって、新たな構成を含むハーフミラーにより、遊技の興趣を高めることができる遊技機を提供することができる。
ここでハーフミラーは、ガラス、合成樹脂等、光が透過する素材の一面に反射膜等を付けたものである。
【0007】
上記発明において、前記低透光部は、文字及び/又は模様等が、印刷及び/又は貼着され、形成されていることを特徴とする(請求項2に記載の発明)。
文字及び/又は模様等の影がハーフミラーの反射面に形成され、印刷及び/又は貼着により形成される独特の光の明暗、影により、遊技者にインパクトある光の演出効果を与え、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できる。
【0008】
上記発明において、前記透光面には、反射膜の厚さを変化させることにより、高透光部及び低透光部とが形成されることを特徴とする(請求項3に記載の発明)。
この発明は、ハーフミラーに形成される反射膜の厚薄(反射膜を形成する蒸着膜の濃淡)を変化させることにより、高透光部及び低透光部を形成したもので、その光の透過により形成される蒸着膜の濃淡による独特の光の明暗、影により、遊技者に光の演出効果を与え、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できる。
【0009】
上記発明において、前記反射膜に文字及び/又は模様等の彫刻が施されていることを特徴とする(請求項4に記載の発明)。
この発明では、文字及び/又は模様等の彫刻により、上記発明と同様な高透光部及び低透光部が形成され、その彫刻による独特の光の透過により形成される光の明暗、影により、遊技者にインパクトある光の演出効果を与え、また遊技者の視覚に所定の情報、メッセージ等を伝達できる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記各発明の実施の形態に係る構成例を図面に基づいて説明する。
図1及び図2は、実施形態に係るハーフミラーの斜視図、図3及び図4は同ハーフミラーの取付説明図、図5は同ハーフミラーの配置説明図である。
なお、これらの各図、後述の各図において、同一の構成については、同一の符号を付して、重複した説明を省略する。
【0011】
実施形態に係るハーフミラー1は、ガラス、合成樹脂等の素材を用い、図1及び図2に示したように、透光面10に反射膜11を形成すると共に、透過させ難い部分(低透光部)12及び光を透過させ易い部分(高透光部)13を前記反射膜11に形成して構成されている。なお、ハーフミラー1は、平面であっても、曲面であっても、さらに立体的であってもよい。
そして、前記透光面10側に配置された光源2がオフの場合には、図1のように、恰も通常の鏡の如く、反射面14の反射光が遊技者の目に入るが、光源2がオンの場合には、その光束が前記高透光部13を通過し、それ以外の光束は前記低透光部12を通過し難く、反射或いは吸収される。なお、光源2としては、電球のほか、LED等が挙げられる。
よって、遊技状態に応じて、遊技者に所定の情報を表示したり、低透光部12と高透光部13により形成される特有の光の明暗、影の様子により、遊技者が予期できないような光の演出効果を得ることができる。
【0012】
前記反射膜11は、例えば銀メッキにより、或いはアルミニウムの蒸着により形成され、鏡面加工されるので、透光面10側から光が照射されていない状態では、通常の鏡のような外観である。また蒸着する金属メッキに赤や青などの塗料をまぜあわせ、それぞれ赤色メタリック色、青色メタリック色として鏡面加工することもできる。あるいはシール材の透光面に銀色に印刷を施して貼着してもよい。
【0013】
このように構成された前記ハーフミラー1につき、前記反射膜11の厚さを一定にして光の一部が反射し、一部が透過する半透鏡等を利用する場合と、前記反射膜11の厚薄を利用する場合の実施形態について以下に説明する。
【0014】
まず、半透鏡等を利用する場合の構成例を説明する。
このハーフミラー1の透光面10側には、図2のような「当たり」のほか、「確変中」、「チャンス」等の文字や模様等のシール等が貼られ、前記低透光部12を構成している。これらの低透光部12により、光の明暗が明瞭に現れる。
【0015】
遊技に登場させるキャラクターの外形型を透光面10側に貼付けたり、立設させたりしてもよい。また遊技状態に応じて、キャラクターの表情を変えた型を機械的に入替えてもよい。これらの場合には、影絵的な面白みが発揮される。
また、文字や模様等のキャラクターをハーフミラー1の透光面10に印刷してもよい。
【0016】
前記シール等や印刷によって、高低透光部12,13が形成されが、高低透光部12,13の構成は、これら平面的なものに限定されるものではなく、立体的なもの、例えばキャラクター人形でもよいし、また、静的なもののほかに、遊技状態によって動くものでもよい。
【0017】
次に、前記反射膜11の厚薄を利用したハーフミラー1の構成例を説明する。
その1例は、光を透過させないように厚く反射膜11を形成した部分(低透光部12)と、光を透過させるように反射膜11を薄く形成した部分(高透光部13)を形成し、その低透光部12と高透光部13によって文字やキャラクター等の模様等を構成する。
このような構成では、低透光部12と高透光部13の境界でボンヤリした影が作られることにより、独特の光の明暗を作ることができる。
【0018】
他例は、厚く反射膜11を形成した後、その反射膜11に文字、模様等の彫刻を施すようにする。
これらの実施形態においても、彫刻された部分が高透光部13となり、それ以外が低透光部12となり、彫刻を透過する独特の光の透過(ギザギザ感)により、独特の光の明暗を作ることができる。
【0019】
前記ハーフミラー1につき、その全体の透光面10にハーフミラー状の反射膜11が形成されている必要はなく、一部の領域にハーフミラー状の反射膜11が形成され、その反射膜11に前記低透光部12及び高透光部13を形成してもよい。
蒸着率の厚薄により、形成されたハーフミラー1についても、同様である。
また、前記反射膜11のハガレを防ぐため、保護コート膜を形成するようにしてもよい。
また、マジックミラーのように前記ハーフミラー1の反射膜11側にもう一枚のガラス等を合わせ、反射膜11をサンドイッチ状にしたものでもよい。
【0020】
次に、図3乃至図5に基づいて、前記ハーフミラー1の光演出装置3への取付状態を説明すると共に、その動作例を説明する。
図3に示したように、前記ハーフミラー1は、例えば奥部に光源2が、上部に表示器4が配置された光演出装置3に、略45度に傾斜されて取付けられている。
この光演出装置3は、図5では遊技機としてのパチンコ機5の遊技盤6の中心部等に配置されているが、遊技盤6の中心部に限らず、パチンコ機5の機枠前面に配置してもよい。
なお、図示は省略するが、前記パチンコ機5には、遊技の主制御を行う遊技制御手段、主制御に基づいて光演出装置3等の表示の制御を行う表示制御手段、主制御に基づいて音声の制御を行う音声制御手段等が備えられている。
そして、図示しない入賞口に打球が入賞したときに、液晶などに構成された可変表示装置により、図柄を変動させ、その図柄が一致したときに「当たり」となる可変表示ゲームが行われる。
当たりの場合には、賞球され、特定の当たり図柄では「当たり」確率が高くなり、さらに賞球されるようになっている。
【0021】
このパチンコ機5の発射装置50が作動し、遊技盤6に打球され遊技が開始されるが、打球が例えば入賞口に入賞されても、図柄が一致するまでは、前記表示器4から遊技のキャラクターの動画等が表示され、前記ハーフミラー1の反射面14に反射されて遊技者の目に届くようになっている。
一方、図柄が一致した場合には、前記表示器4が停止されるとともに、前記光源がオンされ、「当たり」の文字が浮かびあがるようになっている。
【0022】
前記ハーフミラー1は、前記光演出装置3に約45度に傾けて取付けられていたが、取付け角度は、所定の演出効果を出せるように設定すればよく、例えば略90度でもよい。また、前記表示器4と共に両面表示を行っても良い。
なお、上記実施形態では、ハーフミラー1が光演出装置3にセットされているが、そのような構成に限定されることはなく、装飾部材として単独で遊技盤6の内外、その他の場所に配置してもよい。
【0023】
前記実施形態では、弾球遊技機のパチンコ機について説明したが、パチスロ機、その他の遊技機に上記ハーフミラー1を取付けることにより、遊技の興趣を高めることができる。
【0024】
【発明の効果】
本発明によれば、高透光部、低透光部により、それぞれ独特の光の明暗、影が形成され、遊技者にインパクトある光の演出効果を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態に係る遊技機に用いられるハーフミラーの斜視図、
【図2】同ハーフミラー斜視図、
【図3】同ハーフミラーの使用例図、
【図4】同ハーフミラーの使用例図、
【図5】同ハーフミラーの配置説明図。
【符号の説明】
1 ハーフミラー 10 透光面
11 反射膜 12 低透光部
13 高透光部 14 反射面
2 光源
3 光演出装置(役物)
4 表示器
5 パチンコ機 50 発射装置
6 遊技盤
Claims (4)
- 装飾部材に反射面と透光面とを有するハーフミラーを用いた遊技機であって、
前記透光面側には、光の透過率の高い高透光部と、光の透過率の低い低透光部が形成されていることを特徴とする遊技機。 - 前記低透光部は、文字及び/又は模様等が、印刷及び/又は貼着されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記透光面には、反射膜の厚さを変化させることにより、高透光部と低透光部とが形成されることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記反射膜に文字及び/又は模様等の彫刻が施されていることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
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JP2002370523A JP2004195111A (ja) | 2002-12-20 | 2002-12-20 | 遊技機 |
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Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009066084A (ja) * | 2007-09-11 | 2009-04-02 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
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2002
- 2002-12-20 JP JP2002370523A patent/JP2004195111A/ja active Pending
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