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JP2004186350A - Cmpプロセス用研磨組成物 - Google Patents

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Chuichi Miyazaki
忠一 宮崎
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Abstract

【課題】段差緩和性能に優れたCMPプロセス用研磨組成物を提供する。
【解決手段】微少サイズ砥粒(A)、多価金属イオン(B)、アンモニア、珪酸イオン、研磨材、及び水からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物である。
【選択図】 なし

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CMPプロセス用研磨液組成物に関する。さらに詳しくはデバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に最適な研磨組成物に関するものである。なお、CMPプロセスとは、化学研磨と機械研磨とを組み合わせたメカノケミカル研磨(Chemical Mechanical Planarization)を意味する。
【0002】
【従来の技術】
従来、CMPプロセス用研磨液としては、被研磨体の平坦性の向上を目的として有機高分子型陰イオン性界面活性剤を含有するもの等が知られている(例えば、特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−57353号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の陰イオン性界面活性剤をCMPプロセス用研磨液と配合すると経時的に凝集が起こるため、研磨する直前に陰イオン性界面活性剤を混合する必要があり、作業性に劣り、研磨特性にもばらつきが発生するという問題があった。
本発明は、優れた研磨特性(平坦性等)を安定して発揮しうるCMPプロセス用研磨液を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意検討した結果、本発明に到達した。
すなわち本発明は、微少サイズ砥粒(A)、多価金属イオン(B)、アンモニア、珪酸イオン、研磨材、及び水からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物;及び本CMPプロセス用研磨組成物を用いて研磨する工程を含むことを特徴とするデバイスウエハの生産方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明における微少サイズ砥粒(A)の粒子としては、平均粒子径1〜30nmの粒子が好ましく、より好ましくは5〜25nmである。平均粒子径が1nm以上であると平坦性が良好となり、30nm未満であると研磨速度が向上する。平均粒子径はMATEC APPLIED SCIENCES社製粒度分布計 CHDF−2000を使って測定できる。平均粒子径は質量平均粒子径を意味し、質量平均粒子径は、砥粒の各粒度分布を横軸が粒子径、縦軸が質量基準の含有量の対数確率紙にプロットし、全体の質量の50%をしめるところの粒子径を求める方法により測定する。
砥粒の材質としては、特に限定されず、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機化合物が好ましく、より好ましくは二酸化珪素である。主成分である研磨材の材質と同じであっても異なっていてもよい。本発明のCMPプロセス用研磨組成物中の微少サイズ砥粒(A)の含量は、組成物に基づいて0.01〜10重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜5重量%である。0.01%以上であると平坦性が良好となり、10重量%以下であると研磨速度が向上する。
【0007】
本発明における多価金属イオン(B)は、鉄、アルミ、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、クロム、銅、マンガン、ニッケル、鉛、チタン、ジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の金属のイオンである。好ましくは 鉄、アルミ、マグネシウムの金属のイオンである。本発明のCMPプロセス用研磨組成物中の該(B)の含量は、組成物の重量に基づいて0.01〜20ppmが好ましく、0.02〜10ppmがさらに好ましい。0.01ppm以上であると平坦性が向上し、20ppm以下であると研磨速度が向上する。
【0008】
アンモニアとしては、気体のアンモニア、アンモニア水が使用できる。好ましくはアンモニア水である。本発明のCMPプロセス用研磨組成物中のアンモニアの含量は、組成物に基づいて0.01〜3重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜2重量%である。0.01%以上であると平坦性が良好となり、3重量%以下であると研磨速度が向上する。
【0009】
珪酸イオンとしては、珪酸アンモニウム、珪酸ソーダが使用できる。好ましくは珪酸アンモニウムである。本発明のCMPプロセス用研磨組成物中の珪酸イオンの含量は、組成物に基づいて0.01〜1重量%が好ましく、より好ましくは0.1〜0.5重量%である。0.01%以上であると平坦性が良好となり、1重量%以下であると研磨速度が向上する。
【0010】
本発明の研磨材は、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれるものを使用する。好ましくは二酸化珪素である。また、これらの中から2種以上のものを選んで併用してもよい。
二酸化珪素としては、コロイダルシリカ、フュームドシリカ、及びその他の製造法の異なるものが挙げられる。二酸化珪素は、平均粒子径で好ましくは31〜500nm、より好ましくは40〜200nmである。平均粒子径が、31nm以上であると研磨速度も大きく実用的であり、500nm以下であると被研磨表面も粗くなく良好であり、また、スクラッチが発生する等の問題もなく実用的である。平均粒子径はMATEC APPLIED SCIENCES社製粒度分布計 CHDF−2000により測定できる。
【0011】
酸化アルミニウムとしては、α−アルミナ、δ−アルミナ、θ−アルミナ、κ−アルミナ、その他の形態的に異なるもの、及び製造法からフュームドアルミナと呼ばれるもの等が挙げられる。好ましくはα−アルミナである。
窒化珪素としては、α−窒化珪素、β−窒化珪素、アモルファス窒化珪素、およびその他の形態的に異なるものが挙げられる。
酸化ジルコニウムとしては、結晶系からみて単斜晶系、正方晶系、非晶質のもの、及び製造法からフュームドジルコニアと呼ばれるもの等が挙げられる。
酸化アルミニウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムの平均粒子径は、好ましくは31〜10,000nmであり、より好ましくは50〜3,000nmである。平均粒子径が31nm以上であると研磨速度が大きく実用的であり、10,000nm以下であると被研磨表面も粗くなく良好であり、また、スクラッチが発生する等の問題もなく実用的である。
【0012】
酸化セリウムとしては、酸化数から3価のものと4価のもの、また結晶系からみて、六方晶系、等軸晶系、および面心立方晶系のものが挙げられる。酸化セリウムの平均粒子径は、好ましくは31nm以上10000nm以下、より好ましくは40nm以上3,000nm以下である。平均粒子径が31nm以上であると研磨速度が大きく実用的であり、3,000nm以下であると被研磨表面も粗くなく良好であり、また、スクラッチが発生する等の問題もなく実用的である。上記のいずれの研磨材においても粒度分布が重要であり、中心粒径の±20%以内に、重量に換算して99.9%以上の砥粒が含まれるのが好ましい。
本発明の組成物には、これらの研磨材を任意に、必要に応じて組み合わせて用いることができる。その組み合わせや使用する割合は特に限定されない。
【0013】
研磨組成物中の研磨材の含有量は、組成物に基づいて好ましくは0.1〜50重量%であり、より好ましくは1〜40%である。研磨材の含有量が0.1重量%以上であると研磨速度が大きくなり、50重量%以下であると組成物の粘度が大きすぎず、分散性も良好であり取り扱い易い。
【0014】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物には、さらに必要により公知の防錆剤を加えることができる。防錆剤としては、特に限定されないが、例えば、炭素数2〜16の脂肪族又は脂環族アミン類(オクチルアミン等のアルキルアミン;オレイルアミン等;シクロヘキシルアミン等のシクロアルキルアミン等)及びそのエチレンオキシド(以下EOという)(1〜2モル)付加物;アルカノールアミン類(モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノプロパノールアミン等)及びそのEO(1〜2モル)付加物;脂肪族カルボン酸類(オレイン酸、ステアリン酸等)とアルカリ金属又はアルカリ土類金属との塩;スルホン酸類(石油スルホネート等);りん酸エステル類(ラウリルホスフェート等)、リン酸ナトリウム、リン酸カリウム、ポリリン酸ナトリウム等のリン酸塩類、亜硝酸ナトリウム等の亜硝酸塩類等がある。具体的には、[石油製品添加剤](昭和49年8月10日幸書房発行)に記載のさび止め剤が使用できる。又、これらは2種以上を併用してもよい。
【0015】
本発明CMPプロセス用研磨組成物には、粘度を調整する目的で、メタノール、エタノール、プロパノール等の1価の水溶性アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール(重合度2〜50)等の2価以上の水溶性アルコールを、性能に悪影響のない範囲の量で配合してもよい。またこれらは2種以上を併用してもよい。好ましくはCMPプロセス用研磨組成物100重量部に対して40重量部以下である。
【0016】
本発明CMPプロセス用研磨組成物には、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤を配合してもよい。また、さらに、公知のキレート剤、pH調整剤、消泡剤等の添加剤を配合することができる。
具体的には、アニオン性界面活性剤としては、炭素数8〜24の炭化水素系カルボン酸またはその塩、[ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルエーテル酢酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリルスルホコハク酸2ナトリウム等]、炭素数8〜24の炭化水素系硫酸エステル塩[ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウリル硫酸トリエタノールアミン、ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸ナトリウム、]、炭素数8〜24の炭化水素系スルホン酸塩[ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム等]及び炭素数8〜24の炭化水素系リン酸エステル塩[ラウリルリン酸ナトリウム等]、その他[スルホコハク酸ポリオキシエチレン(重合度=1〜100)ラウロイルエタノールアミド2ナトリウム、ヤシ油脂肪酸メチルタウリンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシンナトリウム、ヤシ油脂肪酸サルコシントリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸トリエタノールアミン、N−ヤシ油脂肪酸アシル−L−グルタミン酸ナトリウム、ラウロイルメチル−β−アラニンナトリウム等]等が挙げられる。
【0017】
カチオン性界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩型[塩化ステアリルトリメチルアンモニウム、塩化ベヘニルトリメチルアンモニウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、エチル硫酸ラノリン脂肪酸アミノプロピルエチルジメチルアンモニウム等]、アミン塩型[ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド乳酸塩、ジラウリルアミン塩酸塩、オレイルアミン乳酸塩等]等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、ベタイン型両性界面活性剤[ヤシ油脂肪酸アミドプロピイルジメチルアミノ酢酸ベタイン、ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン、2−アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルヒドロキシスルホベタイン、ラウロイルアミドエチルヒドロキシエチルカルボキシメチルベタインヒドロキシプロピル等]、アミノ酸型両性界面活性剤[β−ラウリルアミノプロピオン酸ナトリウム等]が挙げられる。
これらの1種または2種以上が使用出来る。
キレート剤としてはポリアクリル酸ナトリウム、エチレンジアミン四酢酸ナトリウム、コハク酸ナトリウム、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸ナトリウム等が挙げられる。
pH調整剤としては酢酸、ほう酸、クエン酸、蓚酸、燐酸、塩酸等の酸;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア等のアルカリが挙げられる。
これらの添加剤の配合量は目的により種々変えることができるが、好ましくは組成物に基づいて0.01〜40重量%、特に好ましくは0.01〜20重量%である。
本発明のCMPプロセス用研磨組成物中の水の量は任意に変えることができるが、組成物に基づいて好ましくは5〜95重量%、特に好ましくは10〜90重量%である。
【0018】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物の製造方法は上記の各原料を配合すればよく、通常の混合装置により製造することができる。混合温度、混合時間等も任意でよい。
CMPプロセス用研磨組成物は、その貯蔵タンクからポンプを使って、研磨装置の定盤上の研磨ヘッド付近へ供給され、好ましくは1分間に100〜500ml使用される。ここで定盤は、温度調節された水をその内部に循環させることによって温度が調整される。また、研磨パッドは通常のポリウレタン発泡体等が使用可能である。研磨後は、ウェハ上に残ったCMPプロセス用研磨組成物や研磨屑等が洗浄により除去される。洗浄装置は通常のバッチ式、枚葉式のいずれも使用可能である。
【0019】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物を用いて研磨したものは段差緩和性能に優れるので、半導体産業等におけるデバイスウェハや液晶ディスプレー用基板の表面平坦化加工に使用できる。
【0020】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。以下において、部および%はそれぞれ重量部または重量%を示す。
【0021】
合成例1
1Lの攪拌機つきガラス製反応容器に、トルエン 360ml、ソルビタンモノオレート 10.8g、イオン交換水 120ml、酢酸 1mlを仕込み50℃で10分間激しく攪拌して乳化した。この中にテトラエトキシシシラン 140mlを一気に投入し、50℃で3時間反応させてシリカゾルを得た。室温に冷却後このシリカゾルを濾紙(No.2 )で濾過し、濾紙上のシリカゾルをメタノール及びイオン交換水各1Lずつでこの順に洗浄後、イオン交換水に分散してシリカ濃度25%のスラリー(1)を得た。このスラリーを粒度分布測定装置CHDF−2000で粒度分布を測定したところ、平均粒子径が62nmで、重量換算で99.9%以上の粒子が、62nm±20%の範囲に入っていることを確認した。
【0022】
合成例2
合成例1と同様に、トルエン 400ml、ポリオキシエチレン(モル)ノニルフェノールエーテル 10g、イオン交換水 120ml、蟻酸0.1mlを仕込み、30℃で10分間激しく攪拌して乳化した。この中にテトラエトキシシシラン 140mlを一気に投入し、30℃で6時間反応させて、シリカゾルを得た。合成例1と同様にして濾過、洗浄してシリカ濃度12%のスラリー(2)を得た。このスラリーを粒度分布測定装置CHDF−2000で粒度分布を測定したところ、平均粒子径が11nmで、重量換算で99.9%以上の粒子が11nm±20%の範囲に入っていることを確認した。
【0023】
実施例1
プラネタリーミキサーにスラリー1 1,000g、30%アンモニア水溶液6.7g、メタ珪酸ナトリウム・9水和物 7.5g、スラリー2 166.7g、硫酸鉄を0.0136g投入し、15分間攪拌してCMPプロセス用研磨組成物を得た。
【0024】
実施例2〜4,比較例1〜4
下記表1の組成で実施例1と同様にして混合して、実施例2〜4及び比較例1〜4のCMPプロセス用研磨組成物を得た。
【0025】
【表1】
Figure 2004186350
【0026】
<評価>
実施例1〜4及び比較例1〜4で作成したCMPプロセス用研磨組成物による表面に凹凸を有するパターンウェハーの研磨試験を行った。被加工物としては、SKW7−2(SKW社製)パターンウェハーを使用した。
研磨は片面研磨機MAT−ARW681M(MAT社)を使用し、研磨パッドは、IC1000(050)K−Groove(Rodel社製)を用いた。
研磨条件は、研磨時の研磨ヘッド圧力40kPa、研磨ヘッド回転速度を58rpm、研磨定盤の回転速度を60rpm、研磨液流量を200ml/分、研磨時間1分とした。
研磨後のパターンウェハーを流水中でよく洗浄後、スピンドライヤ等を用いて半導体基板上に付着した水滴を払い落としてから乾燥させ、光干渉式膜厚測定機(ナノスペック/AFT 6100A ナノメトリクス社製)を用いて、ウェハーの中心、6時方向へ半径の1/2、9時方向へ半径の1/2、12時方向へ半径の1/2及び3時方向のエッジ部に存在する合計5つのダイ中の、凸部と凹部の線幅の比が10:90、30:70、40:60、50:50、60:40、70:30及び90:10の7点を測定し、各点における凸部と凹部の膜厚の差の平均値をウェハーの残存段差として算出し、以下の基準で判定した結果を表2に示した。
◎: 2,000Å未満
○: 2,000Å以上3,000Å未満
△: 3,000Å以上5,000Å未満
×: 5,000Å以上
【0027】
【表2】
Figure 2004186350
【0028】
表2の結果から、本発明のCMPプロセス用研磨組成物を用いて加工を行うと、表面に凹凸を有するデバイスウェハーの段差緩和性能に優れていることが判る。
【0029】
【発明の効果】
本発明のCMPプロセス用研磨組成物は、従来使用されていたCMPプロセス用研磨組成物に比較して段差緩和性能に格段に優れる。

Claims (5)

  1. 微少サイズ砥粒(A)、多価金属イオン(B)、アンモニア、珪酸イオン、研磨材、及び水からなることを特徴とするCMPプロセス用研磨組成物。
  2. 前記(A)が、平均粒子径が30nm以下の砥粒である請求項1記載の組成物。
  3. 前記(B)が、鉄、アルミニウム、マグネシウム、亜鉛、カルシウム、クロム、銅、マンガン、ニッケル、鉛、チタン、ジルコニウムからなる群より選ばれる1種又は2種以上の金属のイオンである請求項1又は2記載の組成物。
  4. 前記研磨材が、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、窒化珪素、及び酸化ジルコニウムからなる群より選ばれる少なくとも1種の無機化合物である請求項1〜3のいずれか記載の組成物。
  5. 請求項1〜4のいずれか記載のCMPプロセス用研磨組成物を用いて研磨する工程を含むことを特徴とするデバイスウエハの生産方法。
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