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JP2004185354A - プリンタドライバ、記憶媒体及び画像処理装置 - Google Patents

プリンタドライバ、記憶媒体及び画像処理装置 Download PDF

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JP2004185354A
JP2004185354A JP2002351971A JP2002351971A JP2004185354A JP 2004185354 A JP2004185354 A JP 2004185354A JP 2002351971 A JP2002351971 A JP 2002351971A JP 2002351971 A JP2002351971 A JP 2002351971A JP 2004185354 A JP2004185354 A JP 2004185354A
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JP2002351971A
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Yutaka Saito
裕 斎藤
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】本文データに対して異なるアプリケーションプログラムで作成された合成データを合成印刷する上での不具合を解消する。
【解決手段】プリンタドライバに合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能、例えば、変倍機能を持たせることにより、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのかたまりをそのままプリンタに送信出力させる一方(S12)、合成データに関しては本文データに合うように変倍処理してから(S5〜S15)、プリンタに送信出力させ(S16)、合成印刷させることで、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合が解消されるようにした。
【選択図】 図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ページ単位の描画データについて合成印刷が可能なプリンタドライバ、記憶媒体及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ホストコンピュータ等の画像処理装置で作成した描画データをプリンタで印刷出力する際に、予め用意しておいたロゴマーク、罫線枠等の描画データによる合成データ(定型フォーム、オーバレイ等)を重ね合わせて印刷出力させる合成印刷方式は広く知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この場合、これらの描画データを作成するアプリケーションプログラムが異なることが多い。例えば、本文データなる描画データには文書作成に適したアプリケーションプログラムが用いられ、ロゴマーク等の合成データなる描画データには図形(イメージ)作成に適したアプリケーションプログラムが用いられる。このように異なるアプリケーションプログラムで作成された描画データ同士は一方のアプリケーションプログラム上では合成できないので、合成印刷する際には、
▲1▼ プリンタ本体側に描画データを転送しておき、プリンタ側で合成印刷を行う方法
▲2▼ 描画データをホストコンピュータ側にファイルとして保存しておき、プリンタドライバで合成印刷を行う方法
との何れかが採られている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−259380公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、▲1▼▲2▼の何れの方法であっても、合成可能な合成データは本文データと同一サイズであり、かつ、合成データと本文データとが1:1であることを想定しているものであり、異なるサイズの場合の不都合や複数の合成データを合成印刷したい場合については考慮されていない現状にある。
【0006】
例えば、サイズに注目した場合、プリンタドライバは本来的にアプリケーションプログラムから来た描画データをそのまま忠実にプリンタ側に送信出力するだけであり、プリンタドライバで扱う描画データの領域情報はピクセル単位であるので、本文データと合成データとの用紙サイズが同じであってもその解像度が異なると同一サイズとはならず、本文データ側の解像度に従い拡大又は縮小された状態で合成データが合成印刷されてしまうこととなる。このような不具合を避けるためには、用紙サイズ、解像度毎に合成データを用意しておき、本文データと同一サイズとなるものを選択指定すればよいが、合成データの作成、選択が面倒な上に、メモリ容量を必要以上に要するものとなり、得策とはいえない。
【0007】
また、現実問題として、アプリケーションプログラム上では、例えば、解像度が600dpiでも1200dpiでも描画データは同じ大きさに見えるものの、プリンタで印刷する解像度によって、当該プリンタに送信出力された描画データの大きさが異なってしまうことから、プリンタドライバ上で合成しようとすると、上述したように合成データが拡大又は縮小されてサイズがおかしいまま印刷されてしまう不具合が生ずるものであるが、ユーザが合成データを作成する場合にはあまり解像度は意識せず、従って、本文データを作成する上でも合成データの解像度をあまり意識しないことから、上述の不具合は発生し得る環境にある。
【0008】
また、合成データに着目した場合、そのデータの内容によっては、各々別のアプリケーションプログラムで作成した方が都合がよいことも多々あり、アプリケーションプログラムの異なる複数の合成データが存在し得る。そこで、合成データと本文データとが1:1である点に注目した場合、罫線枠データとロゴマークデータとを各々合成データとして1つの本文データに重ね合わせて合成印刷しようとする場合には、罫線枠データとロゴマークデータとを予め1つの合成ファイルに格納しておく必要があり、その両者を扱えるアプリケーションプログラムが必要で、制約の多いものとなってしまう。即ち、複数の合成データを合成印刷させたいというユーザの要望はあるものの、現実には、1つの合成データの合成指定しかできず、上述のようなアプリケーションプログラム側での工夫による対処が要求されている現状にある。この結果、アプリケーションプログラムが異なることから、合成印刷において、相互の位置関係がユーザの思惑通りぴったり合うとは限らず、画像同士が重なり合って見にくい印刷結果となってしまうことも生ずる。
【0009】
本発明の目的は、本文データに対して異なるアプリケーションプログラムで作成された合成データを合成印刷する上での不具合を解消することである。
【0010】
本発明の目的は、複数の合成データを用いた合成印刷を可能にすることである。
【0011】
本発明の目的は、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合を解消することである。
【0012】
本発明の目的は、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷を可能にすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明のプリンタドライバは、プリンタに接続されたコンピュータにインストールされ、前記コンピュータに、或るアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データを合成データとしてファイルに保存する合成データ保存機能と、前記合成データとは異なるアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データによる本文データに対して前記ファイル中から選択された合成データの重ね合わせ印刷を指定する合成印刷指定機能と、重ね合わせ印刷の指定に伴い選択された前記合成データに対して前記ページ単位で前記本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能と、前記本文データ及び編集処理後の前記合成データを順次前記プリンタに対して送信出力するデータ送信機能と、を実行させる。
【0014】
従って、プリンタドライバに合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能を持たせることにより、本文データのかたまりをそのままプリンタに送信出力させる一方、合成データに関しては本文データに合うように編集処理してからプリンタに送信出力させて合成印刷させることができ、本文データに対して異なるアプリケーションプログラムで作成された合成データを合成印刷する上での不具合を、編集処理の段階で、解消することができる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプリンタドライバにおいて、前記合成印刷指定機能は、1つの前記本文データに対して、各々異なるアプリケーションプログラムにより作成された複数個の合成データの選択指定が可能である。
【0016】
従って、プリンタドライバに合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能を持たせることにより、合成データが複数の場合でも支障なくなり、複数の合成データを用いた合成印刷が可能となる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、前記本文データと選択された前記合成データとのサイズが異なる場合、編集処理として、前記本文データのサイズに合わせて前記合成データに変倍処理を施す。
【0018】
従って、合成データ編集機能として、変倍機能を持たせることにより、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのサイズに合わせて合成データに変倍処理を施すことにより、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合が解消される。
【0019】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、前記本文データの解像度に合わせて前記合成データに変倍処理を施す解像度優先モードを有する。
【0020】
従って、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合の態様として、ピクセル数に影響する解像度が異なる場合と、用紙サイズが異なる場合とがあるが、本文データの解像度に合わせて合成データに変倍処理を施す解像度優先モードを有することで、解像度優先の状況ないしはユーザの要望に応えることができる。
【0021】
請求項5記載の発明は、請求項4記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、前記解像度優先モードが指定された場合、前記本文データの解像度と前記合成データの解像度とによって算出された変倍率に基づき前記合成データに対して変倍処理を施す。
【0022】
従って、本文データの解像度に一致する状態で合成データが合成印刷される結果物が得られる。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項3記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、前記本文データの用紙サイズに合わせて前記合成データに変倍処理を施す用紙サイズ優先モードを有する。
【0024】
従って、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合の態様として、ピクセル数に影響する解像度が異なる場合と、用紙サイズが異なる場合とがあるが、本文データの用紙サイズに合わせて合成データに変倍処理を施す用紙サイズ優先モードを有することで、用紙サイズ優先の状況ないしはユーザの要望に応えることができる。
【0025】
請求項7記載の発明は、請求項6記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、前記用紙サイズ優先モードが指定された場合、前記本文データの用紙サイズと前記合成データの用紙サイズとによって算出された変倍率に基づき前記合成データに対して変倍処理を施す。
【0026】
従って、本文データの用紙サイズに一致する状態で合成データが合成印刷される結果物が得られる。
【0027】
請求項8記載の発明は、請求項3記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、ユーザにより指定された変倍率に基づき前記合成データに対して変倍処理を施す。
【0028】
従って、ユーザ所望の変倍率で合成データが合成印刷される結果物が得られる。
【0029】
請求項9記載の発明は、請求項1ないし8の何れか一記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データに対して前記合成データ編集機能により変倍処理を行うか否かが選択自在である。
【0030】
従って、合成データの内容、状況、或いはユーザによっては、合成印刷に際して合成データのサイズを合わせることを要しない場合もあるが、変倍処理を選択しないことにより、容易に対処できる。
【0031】
請求項10記載の発明は、請求項1又は2記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、編集処理として、前記本文データと前記合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ前記合成データの位置を前記本文データの位置に対して前記ページ単位でずらす処理を施す。
【0032】
従って、合成データ編集機能として、合成データの位置をずらす機能を持たせることにより、本文データと合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ合成データの位置を本文データの位置に対してページ単位でずらす処理を施すことにより、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷が可能となる。
【0033】
請求項11記載の発明は、請求項10記載のプリンタドライバにおいて、前記合成データ編集機能は、前記合成データの原点位置のずらし量をユーザに指定させる。
【0034】
従って、本文データと合成データとの印刷結果に基づきユーザに合成データの原点位置のずらし量を指定させることにより、簡単に、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷が可能となる。
【0035】
請求項12記載の発明のコンピュータ読取り可能な記憶媒体は、請求項1ないし11の何れか一記載のプリンタドライバが格納されている。
【0036】
従って、請求項1ないし11の何れか一記載の発明と同様な作用を奏する。
【0037】
請求項13記載の発明は、プリンタに接続されて使用される画像処理装置において、或るアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データを合成データとしてファイルに保存する合成データ保存手段と、前記合成データとは異なるアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データによる本文データに対して前記ファイル中から選択された合成データの重ね合わせ印刷を指定する合成印刷指定手段と、重ね合わせ印刷の指定に伴い選択された前記合成データに対して前記ページ単位で前記本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集手段と、前記本文データ及び編集処理後の前記合成データを順次前記プリンタに対して送信出力するデータ送信手段と、を備える。
【0038】
従って、合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集手段を備えることにより、本文データのかたまりをそのままプリンタに送信出力させる一方、合成データに関しては本文データに合うように編集処理してからプリンタに送信出力させて合成印刷させることができ、本文データに対して異なるアプリケーションプログラムで作成された合成データを合成印刷する上での不具合を、編集処理の段階で、解消することができる。
【0039】
請求項14記載の発明は、請求項13記載の画像処理装置において、前記合成印刷指定手段は、1つの前記本文データに対して、各々異なるアプリケーションプログラムにより作成された複数個の合成データの選択指定が可能である。
【0040】
従って、合成印刷指定手段として、1つの前記本文データに対して、各々異なるアプリケーションプログラムにより作成された複数個の合成データの選択指定を可能としたので、合成データが複数の場合でも支障なくなり、複数の合成データを用いた合成印刷が可能となる。
【0041】
請求項15記載の発明は、請求項13又は14記載の画像処理装置において、前記合成データ編集手段は、前記本文データと選択された前記合成データとのサイズが異なる場合、編集処理として、前記本文データのサイズに合わせて前記合成データに変倍処理を施す。
【0042】
従って、合成データ編集手段として、変倍機能を持たせることにより、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのサイズに合わせて合成データに変倍処理を施すことにより、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合が解消される。
【0043】
請求項16記載の発明は、請求項13又は14記載の画像処理装置において、前記合成データ編集手段は、編集処理として、前記本文データと前記合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ前記合成データの位置を前記本文データの位置に対して前記ページ単位でずらす処理を施す。
【0044】
従って、合成データ編集手段として、合成データの位置をずらす機能を持たせることにより、本文データと合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ合成データの位置を本文データの位置に対してページ単位でずらす処理を施すことにより、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷が可能となる。
【0045】
【発明の実施の形態】
本発明の第一の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。
【0046】
本実施の形態の画像処理装置は、図1に示す印刷システムのブロック図のように、プリンタ1がネットワーク2等を介して間接的又は直接的に接続されたホストコンピュータ(パーソナルコンピュータ)3への適用例を示す。プリンタ1の印刷方式は任意であるが、例えば、レーザプリンタが用いられている。
【0047】
このホストコンピュータ3は、コンピュータの主要部であって各部を集中的に制御するCPU(Central Processing Unit)4を備えており、このCPU4には、各種のROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)からなる記憶媒体であるメモリ5と、ネットワーク2と通信を行う所定の通信インターフェイス6と、ユーザから各種の操作を受付ける操作パネル7とが、バス8を介して接続されている。
【0048】
さらには、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等の表示装置であるディスプレイ9と、外部記憶装置であるHDD(Hard Disk Drive)10と、配布されたプログラムであるコンピュータソフトウェアを記憶した記憶媒体11からコンピュータソフトウェアを読み取るための機構であるドライブ12と、を備えており、これらのディスプレイ9、HDD10、ドライブ12も、バス8を介してCPU4に接続されている。
【0049】
このような構成のホストコンピュータ3のメモリ5(のROM)には、制御プログラムの他、アプリケーションプログラムやプリンタドライバなるソフトウェアが記憶されている。
【0050】
なお、記憶媒体11としては、CDやDVDなどの各種の光ディスク、各種光磁気ディスク、フレキシブルディスクなどの各種磁気ディスク、半導体メモリ等、各種方式のメディアを用いることができる。また、ネットワーク2からプログラムをダウンロードし、メモリ5にインストールするようにしてもよい。なお、プログラムは、所定のOS(Operating System)上で動作するものであってもよいし、その場合に後述の各種処理の一部の実行をOSに肩代わりさせるものであってもよいし、所定のアプリケーションソフトやOSなどを構成する一群のプログラムファイルの一部として含まれているものであってもよい。
【0051】
図2は、図1に示した印刷システムのソフトウェア構成図を示す。図2に示すように、ホストコンピュータ3内のソフトウェアは、各種描画データ用の複数のアプリケーションプログラム21と、プリンタドライバ22とからなり、プリンタ1はプリンタエンジン23と記憶部24とプリンタコントローラ25とからなる。
【0052】
ここに、アプリケーションプログラム21上での印刷指示からプリンタ1で通常印刷が行われるまでの基本的な動作について簡単に説明する。ユーザがホストコンピュータ3上で稼動しているアプリケーションプログラム21に対して印刷指示を与えると、アプリケーションプログラム21はそのソフトウェアに依存しない共通の手続きを通じて、そこに保持されている描画データを本文データとしてピクセル毎にプリンタドライバ22に出力する。プリンタドライバ22はアプリケーションプログラム21から入力された指示及び描画データをプリンタ1が理解できるコード形式に変換し、これをプリンタコントローラ25に出力する。プリンタコントローラ25はプリンタドライバ22から入力された描画データを順次解釈し、データに応じたビットマップ画像を形成し、プリンタエンジン23に出力することにより印刷動作を行わせる。
【0053】
このような前提の下、異なるアプリケーションプログラム21により作成された本文データと合成データとの合成印刷を考慮した本実施の形態のプリンタドライバ22の機能ブロック図を図3に示す。なお、ここでは、或るアプリケーションプログラム21により任意に作成されたロゴマーク等によるページ単位の描画データが合成データとしてメモリ30中のファイルに予め保存されているものとする(合成データ保存機能)。このプリンタドライバ22は、機能的には、アプリケーションプログラム21側からページ単位の描画データを受け取るデータ受信機能部31と、受信したデータ中に含まれる印刷条件に関する情報を解析する印刷条件解析機能部32と、描画データをそのページ単位に従い管理するページ制御機能部33と、印刷条件として合成印刷の指定があり、用いる合成データが指定された場合にメモリ30中から読込む合成データ読込み機能部34と、印刷条件に従い選択的に機能して合成データに対して必要な編集処理、ここでは、変倍処理を行う合成データ編集機能部35と、本文データや合成データについてプリンタ1が理解できるコード形式に変換する印刷データ作成機能部36と、本文データや合成データをプリンタ1側に送信出力するデータ送信機能部37とを備えている。本実施の形態では、特に合成データ編集機能部35を備え、プリンタドライバ22において合成データに編集処理を施し得る点を特徴としている。
【0054】
ここで、本実施の形態では、異なるアプリケーションプログラム21により作成された本文データと合成データとの合成印刷が可能であるが、合成印刷に際しては、印刷オプションとしてホストコンピュータ3のディスプレイ9に表示される図4に簡略化して示すようなプリンタドライバ22の設定画面により設定する。即ち、印刷モードとして、通常印刷設定欄41と、保存されている合成データとの重ね合わせ印刷設定欄42とを有し、重ね合わせ印刷に際してはその合成データ指定欄43と、本文データに合わせて変倍設定欄44とを有する。この他、任意の描画データを合成データとして保存設定するための保存指定欄45と、その保存名設定欄46とを有し、さらに、設定内容を実行させるOKキー47や設定内容をキャンセルするためのキャンセルキー48も操作自在に出現する画面とされている。
【0055】
このような構成において、或るアプリケーションプログラム21に従い作成された描画データを本文データとしてプリンタ1により印刷出力する際のプリンタドライバ22の動作制御例を図5に示す概略フローチャート及び図6に示す画像データの模式図を参照して説明する。なお、描画データのサイズを表す情報としては、用紙サイズと解像度とがあるが、ここでは、例えば解像度が同一であるものとし、用紙サイズ(幅、高さ)に着目して説明する。
【0056】
プリンタドライバ22では、まず、重ね合わせ印刷設定欄42のチェックにより合成印刷が指定され(ステップS1のY)(合成印刷指定機能又は合成印刷指定手段)、合成データ指定欄43により合成データが指定されると、そのファイル名に従いメモリ30から該当する合成データの描画データを合成データ読込み機能部34により読込み、一旦、RAM中のワークメモリに格納する(S2)。この時、当該合成データの用紙サイズ(幅、高さ)の情報も読込み、各々フォーマット幅FW、フォーマット高さFHとしてワークメモリ上にセットする(S3)。
【0057】
このようにして合成データに関する読込みが終了したら、アプリケーションプログラム21から送られてきた本文データなる描画データの用紙サイズ(幅、高さ)の情報も読込み、各々ドキュメント幅DW、ドキュメント高さDHとしてワークメモリ上にセットする(S4)。
【0058】
この後、合成印刷の態様として、本文データに合わせて変倍設定欄44のチェックの有無により、本文データに合わせて変倍が指定されているか否かを判定する(S5)。変倍が指定されていなければ(S5のN)、合成データに対して変倍処理を施さないので、変倍率を規定するフォームスケールFSCを1(等倍=変倍せず)に設定する(S6)。一方、変倍が指定されていれば(S5のY)、幅に関する変倍率SCW、高さに関する変倍率SCHを各々の幅比DW/FW、高さ比DH/FHにより算出する(S7)。算出結果に関して、SCW=1、かつ、SCH=1であれば(S8のY)、本文データと合成デートとが用紙サイズ的に同一サイズであり、変倍を要しないため、変倍率を規定するフォームスケールFSCを1(等倍=変倍せず)に設定する(S6)。一方、SCW,SCHに関して、少なくとも一方が1でなければ(S8のN)、SCW,SCHの大小関係をチェックし(S9)、SCW>SCHであれば(S9のY)、変倍率を規定するフォームスケールFSCをSCHに設定し(S10)、SCW<SCHであれば(S9のN)、変倍率を規定するフォームスケールFSCをSCDに設定する(S11)。これは、通常はSCW=SCHであるが、用紙によっては、縦長変倍や横長変倍となることがあり、全体が本文データのサイズに収まるように変倍率の小さい方を選択させるためである。
【0059】
この後、本文データとしての描画データをそのままプリンタ1側に送信出力させ(S12)(データ送信機能又はデータ送信手段)、再度、合成印刷が指定されているか否かをチェックし(S13)、合成印刷が指定されていない場合には(S13のN)、処理を終える。一方、合成印刷が指定されている場合には(S13のY)、変倍率を規定するフォームスケールFSCの値が1(等倍=変倍せず)に設定されているか否かをチェックする(S14)。1であれば(S14のY)、合成データとしての描画データもそのままプリンタ1側に送信出力させる(S16)。1でなければ(S14のN)、ワークメモリに格納されている1ページ分1かたまりの合成データに対してフォームスケールFSCの倍率で変倍処理を施す(S15)(合成データ編集機能又は合成データ編集手段)。この変倍処理後の合成データとしての描画データもプリンタ1側に送信出力させる(S16)(データ送信機能又はデータ送信手段)。
【0060】
従って、例えば図6(a)に示すようなロゴマーク情報を有する用紙サイズがB5サイズ1ページ分の合成データを、例えば図6(b)に示すような文章情報等を有する用紙サイズがA4サイズ1ページ分の本文データに対して重ね合わせて合成印刷しようとする場合、本文データに合わせて変倍を指定せずに印刷を行わせると、図6(c)に示すように合成データがB5サイズのままAサイズ用紙上に本文データとともに印刷されることとなるが、本文データに合わせて変倍を指定して印刷を行わせると、図6(d)に示すようにB5サイズの合成データがA4サイズに拡大されてAサイズ用紙上に本文データとともに印刷されることとなる。縮小の場合も同様である。この場合の変倍処理は、領域指定等を伴う部分的な変倍処理でなく、1ページ分の合成データを全体的に変倍する簡易編集処理であり、極めて簡単な処理で済む。
【0061】
このように、本実施の形態によれば、プリンタドライバ22に、合成データ編集機能として変倍機能を持たせることにより、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのサイズに合わせて合成データに変倍処理を施すことにより、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合が解消される。特に、本文データの用紙サイズに一致する状態で合成データが合成印刷される結果物を得ることができる。さらには、合成データの内容、状況、或いはユーザの好み等によっては、合成印刷に際して合成データのサイズを合わせることを要しない場合もあるが、変倍処理を選択しない(本文データに合わせて変倍を指定せず)ことにより、容易に対処することもできる。
【0062】
本発明の第二の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。第一の実施の形態で示した部分と同一部分は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実施の形態でも同様とする)。
【0063】
本実施の形態は、描画データのサイズを表す情報としては、用紙サイズと解像度とがあるが、ここでは、例えば用紙サイズが同一であるものとし、解像度に着目して説明する。なお、解像度に関する情報もアプリケーションプログラム21から送信されてくる描画データ中にその作成条件の一つとして含まれており、印刷条件解析機能部32により認識可能である。
【0064】
そこで、或るアプリケーションプログラム21に従い作成された描画データを本文データとしてプリンタ1により印刷出力する際の本実施の形態のプリンタドライバ22の動作制御例を図7に示す概略フローチャート及び図8に示す画像データの模式図を参照して説明する。
【0065】
プリンタドライバ22では、まず、重ね合わせ印刷設定欄42のチェックにより合成印刷が指定され(ステップS21のY)(合成印刷指定機能又は合成印刷指定手段)、合成データ指定欄43により合成データが指定されると、そのファイル名に従いメモリ30から該当する合成データの描画データを合成データ読込み機能部34により読込み、一旦、RAM中のワークメモリに格納する(S22)。この時、当該合成データの解像度の情報も読込み、各々フォーマット解像度FDとしてワークメモリ上にセットする(S23)。
【0066】
このようにして合成データに関する読込みが終了したら、アプリケーションプログラム21から送られてきた本文データなる描画データの解像度の情報も読込み、各々ドキュメント解像度DDとしてワークメモリ上にセットする(S24)。
【0067】
この後、合成印刷の態様として、本文データに合わせて変倍設定欄44のチェックの有無により、本文データに合わせて変倍が指定されているか否かを判定する(S25)。変倍が指定されていなければ(S25のN)、合成データに対して変倍処理を施さないので、変倍率を規定するフォームスケールFSCを1(等倍=変倍せず)に設定する(S26)。一方、変倍が指定されていれば(S25のY)、解像度に関する変倍率SCDを比DD/FDにより算出する(S27)。算出結果に関して、SCD=1であれば(S28のY)、本文データと合成デートとが解像度的に同一サイズであり、変倍を要しないため、変倍率を規定するフォームスケールFSCを1(等倍=変倍せず)に設定する(S26)。一方、SCDが1でなければ(S28のN)、変倍率を規定するフォームスケールFSCをSCDに設定する(S29)。
【0068】
この後、本文データとしての描画データをそのままプリンタ1側に送信出力させ(S30)(データ送信機能又はデータ送信手段)、再度、合成印刷が指定されているか否かをチェックし(S31)、合成印刷が指定されていない場合には(S31のN)、処理を終える。一方、合成印刷が指定されている場合には(S31のY)、変倍率を規定するフォームスケールFSCの値が1(等倍=変倍せず)に設定されているか否かをチェックする(S32)。1であれば(S32のY)、合成データとしての描画データもそのままプリンタ1側に送信出力させる(S34)。1でなければ(S32のN)、ワークメモリに格納されている1ページ分1かたまりの合成データに対してフォームスケールFSCの倍率で変倍処理を施す(S33)(合成データ編集機能又は合成データ編集手段)。この変倍処理後の合成データとしての描画データもプリンタ1側に送信出力させる(S34)(データ送信機能又はデータ送信手段)。
【0069】
従って、例えば図8(a)に示すようなロゴマーク情報を有する解像度が600dpiでA4サイズ1ページ分の合成データを、例えば図8(b)に示すような文章情報等を有する解像度が1200dpiでA4サイズ1ページ分の本文データに対して重ね合わせて合成印刷しようとする場合、本文データに合わせて変倍を指定せずに印刷を行わせると、図8(c)に示すように合成データが600dpi相当のサイズのままAサイズ用紙上に本文データとともに印刷されることとなり、ロゴマーク情報部分が小さくなってしまうが、本文データに合わせて変倍を指定して印刷を行わせると、図8(d)に示すように600dpiの合成データが1200dpi相当のサイズに拡大されてAサイズ用紙上に本文データとともに同一の解像度で同じサイズで印刷されることとなる。縮小の場合も同様である。この場合の変倍処理は、領域指定等を伴う部分的な変倍処理でなく、1ページ分の合成データを全体的に変倍する簡易編集処理であり、極めて簡単な処理で済む。
【0070】
このように、本実施の形態によれば、プリンタドライバ22に、合成データ編集機能として変倍機能を持たせることにより、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのサイズに合わせて合成データに変倍処理を施すことにより、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合が解消される。特に、本文データの解像度に一致する状態で合成データが合成印刷される結果物を得ることができる。さらには、合成データの内容、状況、或いはユーザの好み等によっては、合成印刷に際して合成データのサイズを合わせることを要しない場合もあるが、変倍処理を選択しない(本文データに合わせて変倍を指定せず)ことにより、容易に対処することもできる。
【0071】
本発明の第三の実施の形態を図9に基づいて説明する。
【0072】
本実施の形態では、本文データのサイズに合わせて合成データを変倍処理する上で、その変倍率の指定をユーザが任意に行えるようにしたものである。
【0073】
そこで、或るアプリケーションプログラム21に従い作成された描画データを本文データとしてプリンタ1により印刷出力する際の本実施の形態のプリンタドライバ22の動作制御例を図9に示す概略フローチャートを参照して説明する。
【0074】
プリンタドライバ22では、まず、重ね合わせ印刷設定欄42のチェックにより合成印刷が指定され(ステップS41のY)(合成印刷指定機能又は合成印刷指定手段)、合成データ指定欄43により合成データが指定されると、そのファイル名に従いメモリ30から該当する合成データの描画データを合成データ読込み機能部34により読込み、一旦、RAM中のワークメモリに格納する(S42)。そして、特に図示しないが、ディスプレイ9の設定画面を通じて合成データの変倍率の指定があるか否かをチェックし(S43)、変倍率の指定がなければ(S43のN)、合成データに対して変倍処理を施さないので、変倍率を規定するフォームスケールFSCを1(等倍=変倍せず)に設定する(S44)。一方、変倍率が指定されていれば(S43のY)、変倍率を規定するフォームスケールFSCをユーザ指定の設定値に設定する(S45)。
【0075】
この後、本文データとしての描画データをそのままプリンタ1側に送信出力させ(S46)(データ送信機能又はデータ送信手段)、再度、合成印刷が指定されているか否かをチェックし(S47)、合成印刷が指定されていない場合には(S47のN)、処理を終える。一方、合成印刷が指定されている場合には(S47のY)、変倍率を規定するフォームスケールFSCの値が1(等倍=変倍せず)に設定されているか否かをチェックする(S48)。1であれば(S48のY)、合成データとしての描画データもそのままプリンタ1側に送信出力させる(S50)。1でなければ(S48のN)、ワークメモリに格納されている1ページ分1かたまりの合成データに対してフォームスケールFSCの倍率で変倍処理を施す(S49)(合成データ編集機能又は合成データ編集手段)。この変倍処理後の合成データとしての描画データもプリンタ1側に送信出力させる(S50)(データ送信機能又はデータ送信手段)。
【0076】
従って、ユーザが変倍率を指定して合成印刷を行わせると、合成データがその変倍率に従い拡大又は縮小されて本文データとともに印刷されることとなる。この場合の変倍処理は、領域指定等を伴う部分的な変倍処理でなく、1ページ分の合成データを全体的に変倍する簡易編集処理であり、極めて簡単な処理で済む。
【0077】
このように、本実施の形態によれば、ユーザ所望の変倍率で合成データが合成印刷される結果物を得ることができる。
【0078】
なお、これらの第一ないし第三の実施の形態に関して、ディスプレイ9の設定画面上に合成印刷モードの態様として、「用紙サイズ優先モード」、「解像度優先モード」「変倍率ユーザ設定モード」を選択自在に用意しておき、「用紙サイズ優先モード」が選択された場合には解像度の異同を問わず第一の実施の形態で示した合成印刷処理を行わせ、「解像度優先モード」が選択された場合には用紙サイズの異同を問わず第二の実施の形態で示した合成印刷処理を行わせ、「変倍率ユーザ設定モード」が選択された場合には解像度、用紙サイズの異同を問わず第三の実施の形態で示した合成印刷処理を行わせるようにしてもよい。
【0079】
これによれば、例えば、図10(a)に示すようにロゴマーク情報を有する解像度が600dpiでA3サイズ1ページ分の合成データを、例えば図10(b)に示すような文章情報等を有する解像度が600dpiでA4サイズ1ページ分の本文データに対して重ね合わせて合成印刷しようとする場合に、「解像度優先モード」を選択して第二の実施の形態の如く合成印刷処理を行わせると、用紙サイズが違うにも関わらず、図10(c)に示すように合成データ側も600dpiで本文データと同一の解像度となる状態で印刷出力させることができる。
【0080】
本発明の第四の実施の形態を図11ないし図13に基づいて説明する。本実施の形態は、或るアプリケーションプログラム21により作成された1ページ分の本文データの印刷に際して、各々異なるアプリケーションプログラム21により作成された複数の合成データの指定及びそれらの合成印刷を可能とし、かつ、その印刷結果に基づき、合成データの位置をずらす編集機能をプリンタドライバ22に持たせたものである。
【0081】
このため、本実施の形態では、ディスプレイ9の設定画面において、合成印刷が指定された場合、図11に示すように、複数の合成データを指定し得る選択指定画面49が出現し、複数の合成データの指定が可能とされている。この画面においては、選択指定する1ページ分の合成データ毎にその原点位置のずらし量が印字位置の調整x,yとして任意に入力指定可能とされている。また、「本文にフィット」は前述した実施の形態の「本文データに合わせて変倍」に相当する。
【0082】
そこで、或るアプリケーションプログラム21に従い作成された描画データを本文データとしてプリンタ1により印刷出力する際の本実施の形態のプリンタドライバ22の動作制御例を図12に示す概略フローチャートを参照して説明する。
【0083】
プリンタドライバ22では、まず、重ね合わせ印刷設定欄42のチェックにより合成印刷が指定され(ステップS51のY)(合成印刷指定機能又は合成印刷指定手段)、選択指定画面49により合成データが指定されると、そのファイル名に従いメモリ30から該当する合成データの描画データを合成データ読込み機能部34により読込み、一旦、RAM中のワークメモリに格納する(S54)。この際、複数の合成データが指定された場合には、指定された合成データの数を変数Nにセットし(S52)、変数nを1に設定してから(S53)、複数のワークメモリを確保し、合成データnを対応するワークメモリM(n)に格納する(S54)。合成印刷の指定がなければ(S51のN)、合成データ数Nを0にセットする(S55)。
【0084】
この後、各合成データ毎に合成印字位置が指定されているか否かをチェックし(S56)、指定されていなければ(S56のN)、合成データの原点位置をPx(n)=0、Py(n)=0にセットする(S57)。一方、指定されていれば(S56のY)、指定された合成データの位置情報をPx(n),Py(n)に各々格納する(S58)。変数nを1ずつインクリメントして(S59)、変数nがNになるまで(S60のY)、同様に繰返す。
【0085】
合成データの数N分の位置情報に関する処理が終了すると、本文データをそのままプリンタ1側に送信出力する(S61)(データ送信機能又はデータ送信手段)。
【0086】
その後、合成データの数Nが0であるか否か(即ち、合成印刷が指定されているか否か)をチェックし(S62)、N=0であれば(S62のY)、そのまま処理を終了する。一方、N=0でなければ(S62のN)、変数nを1にセットし(S63)、合成位置情報Px(n),Py(n)の値が各々0,0であるか否かをチェックする(S64)。合成位置情報Px(n),Py(n)の値が各々0,0であれば(S64のY)、合成データに関して位置をずらす処理を必要としないので、そのまま、ワークメモリM(n)に格納されている合成データnをプリンタ1側に送信出力する(S65)。一方、合成位置情報Px(n),Py(n)の値が各々0,0でなく、ユーザ指定による値が設定されていれば(S64のN)、ワークメモリM(n)に格納されている対応する合成データnを合成位置情報Px(n),Py(n)で指定された位置に移動させる処理を行う(S66)(合成データ編集機能又は合成データ編集手段)。即ち、本文データの原点位置に対して当該合成データの原点位置が合成位置情報Px(n),Py(n)分だけずらす編集処理を行う。このようにずらし処理された合成データnをプリンタ1側に送信出力する(S65)(データ送信機能又はデータ送信手段)。変数nを1ずつインクリメントして(S67)、変数nがNになるまで(S68のY)、同様に繰返す。
【0087】
例えば、図13(a)に示すように各々異なるアプリケーションプログラム21により作成されたロゴマークのような合成データ1と罫線枠のような合成データ2とを、図13(b)に示すような本文データに重ね合わせて合成印刷しようとする場合、そのまま合成印刷を行わせると(S56のN,S57)、合成データ1,2間の調整が一切とられていないため、例えば、図13(c)に示す合成結果1のようにロゴマーク情報と罫線枠とが重なって合成印刷されてしまうことがある。
【0088】
このような印刷結果が得られた場合、ユーザは合成データ1,2の重なり具合を測定し、図12のフローチャートに従う2度目の合成印刷として、選択指定画面49において、例えば、合成データ1用の合成位置情報Px(1)=−5mm,Py(1)=−5mm、合成データ2用の合成位置情報Px(2)=0mm,Py(2)=5mm、の如く合成位置を指定することで、合成データ1の原点位置を本文データの原点位置に対して左上方向に5mmずつずらし、合成データ2の原点位置を本文データの原点位置に対して下方向に5mmずらす編集処理が施されて、これらの合成データ1,2がプリンタ1側に送信出力されるので、これらの合成印刷の結果として例えば図13(d)に示す合成結果2のような重なりのない結果物が得られる。この場合のずらし処理は、領域指定等を伴う部分的なずらし処理でなく、1ページ分の合成データを全体的にずらす簡易編集処理であり、極めて簡単な処理で済む。
【0089】
このように、プリンタドライバ22の合成データ編集機能として、合成データの位置をずらす機能を持たせることにより、本文データと合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ合成データの位置を本文データの位置に対してページ単位でずらす処理を施すことにより、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷が可能となる。この際、本文データと合成データとの印刷結果に基づき合成データの原点位置のずらし量をユーザに指定させることにより、簡単に、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷が可能となる。
【0090】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のプリンタドライバによれば、プリンタドライバに合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能を持たせたので、本文データのかたまりをそのままプリンタに送信出力させる一方、合成データに関しては本文データに合うように編集処理してからプリンタに送信出力させて合成印刷させることができ、本文データに対して異なるアプリケーションプログラムで作成された合成データを合成印刷する上での不具合を、編集処理の段階で、解消することができる。
【0091】
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載のプリンタドライバにおいて、プリンタドライバに合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能を持たせたので、合成データが複数の場合でも支障なくなり、複数の合成データを用いた合成印刷を行わせることができる。
【0092】
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載のプリンタドライバにおいて、合成データ編集機能として、変倍機能を持たせたので、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのサイズに合わせて合成データに変倍処理を施すことにより、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合を解消することができる。
【0093】
請求項4記載の発明によれば、請求項3記載のプリンタドライバにおいて、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合の態様として、ピクセル数に影響する解像度が異なる場合と、用紙サイズが異なる場合とがあるが、本文データの解像度に合わせて合成データに変倍処理を施す解像度優先モードを有するので、解像度優先の状況ないしはユーザの要望に応えることができる。
【0094】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載のプリンタドライバにおいて、本文データの解像度に一致する状態で合成データが合成印刷される結果物を得ることができる。
【0095】
請求項6記載の発明によれば、請求項3記載のプリンタドライバにおいて、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合の態様として、ピクセル数に影響する解像度が異なる場合と、用紙サイズが異なる場合とがあるが、本文データの用紙サイズに合わせて合成データに変倍処理を施す用紙サイズ優先モードを有するので、用紙サイズ優先の状況ないしはユーザの要望に応えることができる。
【0096】
請求項7記載の発明によれば、請求項6記載のプリンタドライバにおいて、本文データの用紙サイズに一致する状態で合成データが合成印刷される結果物を得ることができる。
【0097】
請求項8記載の発明によれば、請求項3記載のプリンタドライバにおいて、ユーザ所望の変倍率で合成データが合成印刷される結果物を得ることができる。
【0098】
請求項9記載の発明によれば、請求項1ないし8の何れか一記載のプリンタドライバにおいて、合成データの内容、状況、或いはユーザによっては、合成印刷に際して合成データのサイズを合わせることを要しない場合もあるが、変倍処理を選択しないことにより、容易に対処することができる。
【0099】
請求項10記載の発明によれば、請求項1又は2記載のプリンタドライバにおいて、合成データ編集機能として、合成データの位置をずらす機能を持たせたので、本文データと合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ合成データの位置を本文データの位置に対してページ単位でずらす処理を施すことにより、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷を行わせることができる。
【0100】
請求項11記載の発明によれば、請求項10記載のプリンタドライバにおいて、本文データと合成データとの印刷結果に基づきユーザに合成データの原点位置のずらし量を指定させることにより、簡単に、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷を行わせることができる。
【0101】
請求項12記載の発明のコンピュータ読取り可能な記憶媒体によれば、請求項1ないし11の何れか一記載の発明と同様な効果を奏する。
【0102】
請求項13記載の発明の画像処理装置によれば、合成データに対してページ単位で本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集手段を備えるので、本文データのかたまりをそのままプリンタに送信出力させる一方、合成データに関しては本文データに合うように編集処理してからプリンタに送信出力させて合成印刷させることができ、本文データに対して異なるアプリケーションプログラムで作成された合成データを合成印刷する上での不具合を、編集処理の段階で、解消することができる。
【0103】
請求項14記載の発明によれば、請求項13記載の画像処理装置において、合成印刷指定手段として、1つの前記本文データに対して、各々異なるアプリケーションプログラムにより作成された複数個の合成データの選択指定を可能としたので、合成データが複数の場合でも支障なくなり、複数の合成データを用いた合成印刷を行わせることができる。
【0104】
請求項15記載の発明によれば、請求項13又は14記載の画像処理装置において、合成データ編集手段として、変倍機能を持たせたので、本文データと選択された合成データとのサイズが異なる場合、本文データのサイズに合わせて合成データに変倍処理を施すことにより、本文データと合成データとのサイズが異なる状況下で合成印刷する場合の不具合を解消することができる。
【0105】
請求項16記載の発明によれば、請求項13又は14記載の画像処理装置において、合成データ編集手段として、合成データの位置をずらす機能を持たせたので、本文データと合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ合成データの位置を本文データの位置に対してページ単位でずらす処理を施すことにより、本文データと合成データとの位置関係のよい合成印刷を行わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す印刷システムの概略ブロック図である。
【図2】そのソフトウェア構成例を示す概略ブロック図である。
【図3】プリンタドライバの機能ブロック図である。
【図4】合成印刷設定画面例を示す正面図である。
【図5】合成印刷処理例を示す概略フローチャートである。
【図6】画像データ例を示す模式図である。
【図7】本発明の第二の実施の形態の合成印刷処理例を示す概略フローチャートである。
【図8】画像データ例を示す模式図である。
【図9】本発明の第三の実施の形態の合成印刷処理例を示す概略フローチャートである。
【図10】画像データ例を示す模式図である。
【図11】本発明の第四の実施の形態の選択指定画面例を示す正面図である。
【図12】合成印刷処理例を示す概略フローチャートである。
【図13】画像データ例を示す模式図である。
【符号の説明】
1 プリンタ
3 画像処理装置
4 コンピュータ
11 記憶媒体
21 アプリケーションプログラム
22 プリンタドライバ

Claims (16)

  1. プリンタに接続されたコンピュータにインストールされ、前記コンピュータに、
    或るアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データを合成データとしてファイルに保存する合成データ保存機能と、
    前記合成データとは異なるアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データによる本文データに対して前記ファイル中から選択された合成データの重ね合わせ印刷を指定する合成印刷指定機能と、
    重ね合わせ印刷の指定に伴い選択された前記合成データに対して前記ページ単位で前記本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集機能と、
    前記本文データ及び編集処理後の前記合成データを順次前記プリンタに対して送信出力するデータ送信機能と、
    を実行させるプリンタドライバ。
  2. 前記合成印刷指定機能は、1つの前記本文データに対して、各々異なるアプリケーションプログラムにより作成された複数個の合成データの選択指定が可能である、請求項1記載のプリンタドライバ。
  3. 前記合成データ編集機能は、前記本文データと選択された前記合成データとのサイズが異なる場合、編集処理として、前記本文データのサイズに合わせて前記合成データに変倍処理を施す、請求項1又は2記載のプリンタドライバ。
  4. 前記合成データ編集機能は、前記本文データの解像度に合わせて前記合成データに変倍処理を施す解像度優先モードを有する、請求項3記載のプリンタドライバ。
  5. 前記合成データ編集機能は、前記解像度優先モードが指定された場合、前記本文データの解像度と前記合成データの解像度とによって算出された変倍率に基づき前記合成データに対して変倍処理を施す、請求項4記載のプリンタドライバ。
  6. 前記合成データ編集機能は、前記本文データの用紙サイズに合わせて前記合成データに変倍処理を施す用紙サイズ優先モードを有する、請求項3記載のプリンタドライバ。
  7. 前記合成データ編集機能は、前記用紙サイズ優先モードが指定された場合、前記本文データの用紙サイズと前記合成データの用紙サイズとによって算出された変倍率に基づき前記合成データに対して変倍処理を施す、請求項6記載のプリンタドライバ。
  8. 前記合成データ編集機能は、ユーザにより指定された変倍率に基づき前記合成データに対して変倍処理を施す、請求項3記載のプリンタドライバ。
  9. 前記合成データに対して前記合成データ編集機能により変倍処理を行うか否かが選択自在である、請求項1ないし8の何れか一記載のプリンタドライバ。
  10. 前記合成データ編集機能は、編集処理として、前記本文データと前記合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ前記合成データの位置を前記本文データの位置に対して前記ページ単位でずらす処理を施す、請求項1又は2記載のプリンタドライバ。
  11. 前記合成データ編集機能は、前記合成データの原点位置のずらし量をユーザに指定させる、請求項10記載のプリンタドライバ。
  12. 請求項1ないし11の何れか一記載のプリンタドライバが格納されているコンピュータ読取り可能な記憶媒体。
  13. プリンタに接続されて使用される画像処理装置において、
    或るアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データを合成データとしてファイルに保存する合成データ保存手段と、
    前記合成データとは異なるアプリケーションプログラムにより作成されたページ単位の描画データによる本文データに対して前記ファイル中から選択された合成データの重ね合わせ印刷を指定する合成印刷指定手段と、
    重ね合わせ印刷の指定に伴い選択された前記合成データに対して前記ページ単位で前記本文データに対応させる編集処理を施す合成データ編集手段と、
    前記本文データ及び編集処理後の前記合成データを順次前記プリンタに対して送信出力するデータ送信手段と、
    を備える画像処理装置。
  14. 前記合成印刷指定手段は、1つの前記本文データに対して、各々異なるアプリケーションプログラムにより作成された複数個の合成データの選択指定が可能である、請求項13記載の画像処理装置。
  15. 前記合成データ編集手段は、前記本文データと選択された前記合成データとのサイズが異なる場合、編集処理として、前記本文データのサイズに合わせて前記合成データに変倍処理を施す、請求項13又は14記載の画像処理装置。
  16. 前記合成データ編集手段は、編集処理として、前記本文データと前記合成データとの印刷結果に応じてユーザにより指定された分だけ前記合成データの位置を前記本文データの位置に対して前記ページ単位でずらす処理を施す、請求項13又は14記載の画像処理装置。
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