JP2004183906A - 空気調和機 - Google Patents
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Abstract
【課題】熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした空気調和機を提供する。
【解決手段】熱交換器3が、ヘアピン部3bを収容する収容部およびヒンジ部6bを備えて開閉する一対の挟持体6cからなる挟持部を備えると共に、底板1のフランジ1aに設けられた挿通孔に対応して前記挟持体6cの一方に設けられた透孔7aと、同透孔7aに対向して前記挟持体6cの他方に突設されたねじ孔7bとからなるねじ部を有する支柱体7cを備えた固定具8により、前記ヘアピン部3bを前記収容部に収容して挟持し、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ部に螺着して前記底板1上に固定されるようにした。
【選択図】 図5
【解決手段】熱交換器3が、ヘアピン部3bを収容する収容部およびヒンジ部6bを備えて開閉する一対の挟持体6cからなる挟持部を備えると共に、底板1のフランジ1aに設けられた挿通孔に対応して前記挟持体6cの一方に設けられた透孔7aと、同透孔7aに対向して前記挟持体6cの他方に突設されたねじ孔7bとからなるねじ部を有する支柱体7cを備えた固定具8により、前記ヘアピン部3bを前記収容部に収容して挟持し、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ部に螺着して前記底板1上に固定されるようにした。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機として、本体ベース(底板)の立上がり縁にスペーサの係止溝を係止し、しかる後スペーサの取付部の凹部に熱交換器のヘアピン部を懸架することにより熱交換器を本体ベース(底板)と熱的に遮断した形で取り付けることができるようにしてなる室外機の事例があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
これにより、例えば暖房運転時に本体ベース(底板)側からの吸熱をなくし、本体ベース(底板)の段凹部に残った除霜水が凍結、成長するのを防ぎ排水を助けるという効果を奏していた。
【0004】
しかしながら、上記構成でなる空気調和機の室外機においては、熱交換器を本体ベース(底板)と熱的に遮断できる一方、熱交換器を取り付ける取付部を備えたスペーサが、本体ベース(底板)の前後部の立上がり縁同士の間に架設される構成であるため大型化してしまうことになり、熱交換器を取り付けるための構成としてはコスト的に不利であり、取付の作業性においても作業が大掛かりになるため不便さが伴った。
【0005】
または、例えば図6で示すように、底板1上に熱交換器3を取り付ける際、同熱交換器3の側板3dに備えた取付用のねじ孔に、前記底板1のフランジ1aに設けられた挿通孔1bを通したねじを螺着して取り付けるものがあった。
【0006】
この場合、前提条件として前記熱交換器3に前記取付用のねじ孔を備えた側板3dが設けられている必要があるが、この側板3dを設けることなく、同側板3dよりも廉価な固定具によって簡便に取付できるようにすることが望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
実開昭60−14426号公報(第1頁および第2頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、底板上に等間隔で平行に並べられた多数のフィンと、これに直交し両側にヘアピン部を備えた伝熱管とからなる熱交換器を設けてなる空気調和機において、
前記熱交換器が、前記ヘアピン部を収容する収容部およびヒンジ部を備えて開閉する一対の挟持体からなる挟持部を備えると共に、前記底板のフランジに設けられた挿通孔に対応して前記挟持体の一方に設けられた透孔と、同透孔に対向して前記挟持体の他方に突設されたねじ孔とからなるねじ部を有する支柱体を備えた固定具により、前記ヘアピン部を前記収容部に収容して挟持し、前記挿通孔および前記透孔を通したねじを前記ねじ部に螺着して前記底板上に固定されるようにしてなる構成となっている。
【0010】
また、前記挟持部および前記支柱体を備えた前記固定具が合成樹脂製でなり、前記ヒンジ部が前記一対の挟持体を連結して薄肉状に形成されてなる構成となっている。
【0011】
また、前記一対の挟持体で前記ヘアピン部を挟持した際、前記支柱体が、前記ヘアピン部の内周部に収容されるようにしてなる構成となっている。
【0012】
また、前記一対の挟持体に、係脱可能に係止する係止部を設けてなる構成となっている。
【0013】
更に、前記熱交換器が、前記複数の固定具により複数箇所固定されるようにしてなる構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の平面図であり、図2は図1で示すA部の斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は固定具の斜視図、(B)は(A)で示すB−B断面図であり、図4は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持する前の状態を示す斜視図、(B)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持した状態を示す斜視図であり、図5は図4(B)で示すA−A断面図である。
【0015】
本発明による空気調和機の実施の形態を、空気調和機の室外機に適用した事例について以下に説明する。
図で示すように、底板上1を、同底板1上に立設した仕切板2により熱交換器室と圧縮機室とに区画して、前記熱交換器室には等間隔で平行に並べられた多数のフィン3aと、これに直交し両側がヘアピン部3bを備えた伝熱管3cとからなる熱交換器3を設けると共に、同熱交換器3に対向させた送風ファン4を設け、前記圧縮機室には圧縮機5を設けた構成になっている。
【0016】
上記構成により、前記熱交換器3を臨ませた吸込口から吸い込んだ空気を、前記熱交換器3で熱交換したのち前記送風ファン4を臨ませた吹出口から吹き出すようになっている。
【0017】
前記熱交換器3は、図2と、図3(A)および図3(B)と、図4(A)および図4(B)とで示すように、前記ヘアピン部3bを挟持する挟持部6と、前記底板1のフランジ1aに設けられた図6で示す挿通孔1bを通したねじを螺着するねじ部7とを備えた合成樹脂製の固定具8により前記底板1上に固定されるようにした構成になっている。
【0018】
これにより、前記熱交換器3には、上記従来技術において説明した側板3dを設ける必要がなくなり、前記側板3dよりも廉価に形成できる前記固定具8を介して前記熱交換器3を前記底板1上に簡便に固定できるようになる。
【0019】
ここで、前記固定具8の構成について、図3(A)および図3(B)と、図4(A)および図4(B)とに基づいて詳細に説明する。
前記挟持部6は、前記ヘアピン部3bを収容する収容部6aを備えると共に、ヒンジ部6bを備えて開閉する一対の挟持体6cからなる構成になっている。
【0020】
前記ねじ部7は、前記挿通孔1bに対応して前記挟持体6cの一方に設けられた透孔7aと、同透孔7aに対向して前記挟持体6cの他方に突設されたねじ孔7bを有する支柱体7cとからなる構成になっている。
【0021】
前記収容部6aに収容された前記ヘアピン部3bを、前記一対の挟持体6cを閉じることによって挟持すると共に、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ孔7bに螺着して、前記熱交換器3を前記底板1上に固定するようになっている。
【0022】
その際、相対向する前記一対の挟持体6cに係脱可能に係止する雄雌の係止部6dを設けることにより、前記一対の挟持体6cを閉じて前記ヘアピン部3bを挟持した状態に係止できるので、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ孔7bに螺着する時の作業性がよくなる。
【0023】
前記固定具8は、断熱性を有する合成樹脂により金型成形されてなり、前記ヒンジ部6bが前記一対の挟持体6cを連結して薄肉状に形成されているので、別部材からなるヒンジ部を用いるのに比してコスト的に有利な構成になり、寸法および形状が精度よく仕上がることになる。
【0024】
また、前記一対の挟持体6cにより前記ヘアピン部3bを挟持した際、同ヘアピン部3bと前記底板1のフランジ1aとの間を熱的に遮断できるので、前記ヘアピン部3b内を流通する冷媒に熱損失を生じさせることがない。
【0025】
前記固定具8は、図5で示すように、前記一対の挟持体6cで前記ヘアピン部3bを挟持した時、前記支柱体7cが前記ヘアピン部3bの内周部に収容されるように構成されており、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ孔7bに螺着した際、前記ヘアピン部3bを正確に、且つ強固に挟持できるようになっている。
【0026】
なお、前記固定具8を合成樹脂製により金型成形する際、前記ねじ孔7bを合金製でなるねじ孔をインサ−ト成形することにより、該個所に充分な強度をもたせるように構成してもよい。
【0027】
また、図1で示すように、前記固定具8を複数使用して前記熱交換器3の複数箇所が固定されるように構成することにより、同熱交換器3の両側部から上記従来技術で説明した側板3dを取り除いた状態で、同熱交換器3を前記底板1上に固定できるようになる。
【0028】
以上説明したとおり、図2乃至図5で示すように、前記固定具8の挟持部6をなす前記一対の挟持体6cで前記ヘアピン部3bを挟持し、前記ベース1のフランジ1aに設けられた挿通孔1bと、前記一方の挟持体6cに設けられた透孔7aとを通したねじを、前記他方の挟持体6cに突設された支柱体7cのねじ孔7bに螺着することにより、廉価な固定具によって前記熱交換器3を前記底板1上に固定できる。
【0029】
なお、以上説明した本発明の実施の形態は、空気調和機の室外機に適用した事例として説明されているが、例えば一体型空気調和機に適用された場合であっても、上記に説明したのと同様の構成により類似の作用効果を奏することができるものであることを付記しておく。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の平面図である。
【図2】図1で示すA部の斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は固定具の斜視図であり、(B)は(A)で示すB−B断面図であり。
【図4】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持する前の状態を示す斜視図であり、(B)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持した状態を示す斜視図である。
【図5】図4(B)で示すA−A断面図である。
【図6】従来例による空気調和機の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 底板
1a フランジ
1b 挿通孔
2 仕切板
3 熱交換器
3a フィン
3b ヘアピン部
3c 伝熱管
4 送風ファン
5 圧縮機
6 挟持部
6a 収容部
6b ヒンジ部
6c 挟持体
6d 係止部
7 ねじ部
7a 透孔
7b ねじ孔
7c 支柱部
8 固定具
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和機に係わり、より詳細には、熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機として、本体ベース(底板)の立上がり縁にスペーサの係止溝を係止し、しかる後スペーサの取付部の凹部に熱交換器のヘアピン部を懸架することにより熱交換器を本体ベース(底板)と熱的に遮断した形で取り付けることができるようにしてなる室外機の事例があった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
これにより、例えば暖房運転時に本体ベース(底板)側からの吸熱をなくし、本体ベース(底板)の段凹部に残った除霜水が凍結、成長するのを防ぎ排水を助けるという効果を奏していた。
【0004】
しかしながら、上記構成でなる空気調和機の室外機においては、熱交換器を本体ベース(底板)と熱的に遮断できる一方、熱交換器を取り付ける取付部を備えたスペーサが、本体ベース(底板)の前後部の立上がり縁同士の間に架設される構成であるため大型化してしまうことになり、熱交換器を取り付けるための構成としてはコスト的に不利であり、取付の作業性においても作業が大掛かりになるため不便さが伴った。
【0005】
または、例えば図6で示すように、底板1上に熱交換器3を取り付ける際、同熱交換器3の側板3dに備えた取付用のねじ孔に、前記底板1のフランジ1aに設けられた挿通孔1bを通したねじを螺着して取り付けるものがあった。
【0006】
この場合、前提条件として前記熱交換器3に前記取付用のねじ孔を備えた側板3dが設けられている必要があるが、この側板3dを設けることなく、同側板3dよりも廉価な固定具によって簡便に取付できるようにすることが望まれていた。
【0007】
【特許文献1】
実開昭60−14426号公報(第1頁および第2頁、第1図)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明においては、上記の問題点に鑑み、熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした空気調和機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、底板上に等間隔で平行に並べられた多数のフィンと、これに直交し両側にヘアピン部を備えた伝熱管とからなる熱交換器を設けてなる空気調和機において、
前記熱交換器が、前記ヘアピン部を収容する収容部およびヒンジ部を備えて開閉する一対の挟持体からなる挟持部を備えると共に、前記底板のフランジに設けられた挿通孔に対応して前記挟持体の一方に設けられた透孔と、同透孔に対向して前記挟持体の他方に突設されたねじ孔とからなるねじ部を有する支柱体を備えた固定具により、前記ヘアピン部を前記収容部に収容して挟持し、前記挿通孔および前記透孔を通したねじを前記ねじ部に螺着して前記底板上に固定されるようにしてなる構成となっている。
【0010】
また、前記挟持部および前記支柱体を備えた前記固定具が合成樹脂製でなり、前記ヒンジ部が前記一対の挟持体を連結して薄肉状に形成されてなる構成となっている。
【0011】
また、前記一対の挟持体で前記ヘアピン部を挟持した際、前記支柱体が、前記ヘアピン部の内周部に収容されるようにしてなる構成となっている。
【0012】
また、前記一対の挟持体に、係脱可能に係止する係止部を設けてなる構成となっている。
【0013】
更に、前記熱交換器が、前記複数の固定具により複数箇所固定されるようにしてなる構成となっている。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいた実施例として詳細に説明する。
図1は本発明による空気調和機の平面図であり、図2は図1で示すA部の斜視図であり、図3は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は固定具の斜視図、(B)は(A)で示すB−B断面図であり、図4は本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持する前の状態を示す斜視図、(B)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持した状態を示す斜視図であり、図5は図4(B)で示すA−A断面図である。
【0015】
本発明による空気調和機の実施の形態を、空気調和機の室外機に適用した事例について以下に説明する。
図で示すように、底板上1を、同底板1上に立設した仕切板2により熱交換器室と圧縮機室とに区画して、前記熱交換器室には等間隔で平行に並べられた多数のフィン3aと、これに直交し両側がヘアピン部3bを備えた伝熱管3cとからなる熱交換器3を設けると共に、同熱交換器3に対向させた送風ファン4を設け、前記圧縮機室には圧縮機5を設けた構成になっている。
【0016】
上記構成により、前記熱交換器3を臨ませた吸込口から吸い込んだ空気を、前記熱交換器3で熱交換したのち前記送風ファン4を臨ませた吹出口から吹き出すようになっている。
【0017】
前記熱交換器3は、図2と、図3(A)および図3(B)と、図4(A)および図4(B)とで示すように、前記ヘアピン部3bを挟持する挟持部6と、前記底板1のフランジ1aに設けられた図6で示す挿通孔1bを通したねじを螺着するねじ部7とを備えた合成樹脂製の固定具8により前記底板1上に固定されるようにした構成になっている。
【0018】
これにより、前記熱交換器3には、上記従来技術において説明した側板3dを設ける必要がなくなり、前記側板3dよりも廉価に形成できる前記固定具8を介して前記熱交換器3を前記底板1上に簡便に固定できるようになる。
【0019】
ここで、前記固定具8の構成について、図3(A)および図3(B)と、図4(A)および図4(B)とに基づいて詳細に説明する。
前記挟持部6は、前記ヘアピン部3bを収容する収容部6aを備えると共に、ヒンジ部6bを備えて開閉する一対の挟持体6cからなる構成になっている。
【0020】
前記ねじ部7は、前記挿通孔1bに対応して前記挟持体6cの一方に設けられた透孔7aと、同透孔7aに対向して前記挟持体6cの他方に突設されたねじ孔7bを有する支柱体7cとからなる構成になっている。
【0021】
前記収容部6aに収容された前記ヘアピン部3bを、前記一対の挟持体6cを閉じることによって挟持すると共に、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ孔7bに螺着して、前記熱交換器3を前記底板1上に固定するようになっている。
【0022】
その際、相対向する前記一対の挟持体6cに係脱可能に係止する雄雌の係止部6dを設けることにより、前記一対の挟持体6cを閉じて前記ヘアピン部3bを挟持した状態に係止できるので、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ孔7bに螺着する時の作業性がよくなる。
【0023】
前記固定具8は、断熱性を有する合成樹脂により金型成形されてなり、前記ヒンジ部6bが前記一対の挟持体6cを連結して薄肉状に形成されているので、別部材からなるヒンジ部を用いるのに比してコスト的に有利な構成になり、寸法および形状が精度よく仕上がることになる。
【0024】
また、前記一対の挟持体6cにより前記ヘアピン部3bを挟持した際、同ヘアピン部3bと前記底板1のフランジ1aとの間を熱的に遮断できるので、前記ヘアピン部3b内を流通する冷媒に熱損失を生じさせることがない。
【0025】
前記固定具8は、図5で示すように、前記一対の挟持体6cで前記ヘアピン部3bを挟持した時、前記支柱体7cが前記ヘアピン部3bの内周部に収容されるように構成されており、前記挿通孔1bおよび前記透孔7aを通したねじを前記ねじ孔7bに螺着した際、前記ヘアピン部3bを正確に、且つ強固に挟持できるようになっている。
【0026】
なお、前記固定具8を合成樹脂製により金型成形する際、前記ねじ孔7bを合金製でなるねじ孔をインサ−ト成形することにより、該個所に充分な強度をもたせるように構成してもよい。
【0027】
また、図1で示すように、前記固定具8を複数使用して前記熱交換器3の複数箇所が固定されるように構成することにより、同熱交換器3の両側部から上記従来技術で説明した側板3dを取り除いた状態で、同熱交換器3を前記底板1上に固定できるようになる。
【0028】
以上説明したとおり、図2乃至図5で示すように、前記固定具8の挟持部6をなす前記一対の挟持体6cで前記ヘアピン部3bを挟持し、前記ベース1のフランジ1aに設けられた挿通孔1bと、前記一方の挟持体6cに設けられた透孔7aとを通したねじを、前記他方の挟持体6cに突設された支柱体7cのねじ孔7bに螺着することにより、廉価な固定具によって前記熱交換器3を前記底板1上に固定できる。
【0029】
なお、以上説明した本発明の実施の形態は、空気調和機の室外機に適用した事例として説明されているが、例えば一体型空気調和機に適用された場合であっても、上記に説明したのと同様の構成により類似の作用効果を奏することができるものであることを付記しておく。
【0030】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、熱交換器の側板を用いることなく、同熱交換器を底板上に簡便に固定できるようにした空気調和機となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による空気調和機の平面図である。
【図2】図1で示すA部の斜視図である。
【図3】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)は固定具の斜視図であり、(B)は(A)で示すB−B断面図であり。
【図4】本発明による空気調和機の要部説明図で、(A)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持する前の状態を示す斜視図であり、(B)はヘアピン部を固定具の挟持部で挟持した状態を示す斜視図である。
【図5】図4(B)で示すA−A断面図である。
【図6】従来例による空気調和機の要部斜視図である。
【符号の説明】
1 底板
1a フランジ
1b 挿通孔
2 仕切板
3 熱交換器
3a フィン
3b ヘアピン部
3c 伝熱管
4 送風ファン
5 圧縮機
6 挟持部
6a 収容部
6b ヒンジ部
6c 挟持体
6d 係止部
7 ねじ部
7a 透孔
7b ねじ孔
7c 支柱部
8 固定具
Claims (5)
- 底板上に等間隔で平行に並べられた多数のフィンと、これに直交し両側にヘアピン部を備えた伝熱管とからなる熱交換器を設けてなる空気調和機において、
前記熱交換器が、前記ヘアピン部を収容する収容部およびヒンジ部を備えて開閉する一対の挟持体からなる挟持部を備えると共に、前記底板のフランジに設けられた挿通孔に対応して前記挟持体の一方に設けられた透孔と、同透孔に対向して前記挟持体の他方に突設されたねじ孔とからなるねじ部を有する支柱体を備えた固定具により、前記ヘアピン部を前記収容部に収容して挟持し、前記挿通孔および前記透孔を通したねじを前記ねじ部に螺着して前記底板上に固定されるようにしてなることを特徴とする空気調和機。 - 前記挟持部および前記支柱体を備えた前記固定具が合成樹脂製でなり、前記ヒンジ部が前記一対の挟持体を連結して薄肉状に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記一対の挟持体で前記ヘアピン部を挟持した際、前記支柱体が、前記ヘアピン部の内周部に収容されるようにしてなることを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
- 前記一対の挟持体に、係脱可能に係止する係止部を設けてなることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載の空気調和機。
- 前記熱交換器が、前記複数の固定具により複数箇所固定されるようにしてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
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