JP2004180225A - 無線通信印刷システム - Google Patents
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Abstract
【課題】単一の携帯情報端末が複数の無線インターフェースを持つ場合に、携帯情報端末からプリンタに印刷するときにどの無線インターフェースを使用するかを適切に選択することが可能な無線通信印刷システムを提供する。
【解決手段】複数の無線送受信装置11、12を備える携帯情報端末1と、複数の無線送受信装置を備えかつ有線ネットワーク3に接続されているプリンタ2とを備えた無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末1は、自身から無線にて印刷を行う場合に、データ通信の通信経路として、複数の無線通信経路の中から最適の通信経路を自動選択する通信経路制御手段13を備えた。
【選択図】 図2
【解決手段】複数の無線送受信装置11、12を備える携帯情報端末1と、複数の無線送受信装置を備えかつ有線ネットワーク3に接続されているプリンタ2とを備えた無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末1は、自身から無線にて印刷を行う場合に、データ通信の通信経路として、複数の無線通信経路の中から最適の通信経路を自動選択する通信経路制御手段13を備えた。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯情報端末から印刷装置に出力する無線通信印刷シシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、モバイルコンピューティング環境の普及にともない携帯情報端末が急速に普及しはじめている。これら携帯情報端末の中には携帯電話の機能を備えたものがあり、主な使用目的としては、ユーザのスケジュール管理、電子メイル、インターネットを利用した情報検索等がある。これら携帯情報端末内の情報をプリンターに印刷する方式としては、シリアルケーブルや赤外線無線を用いて携帯情報端末とパソコンと接続し、一度データをパソコンに蓄積してから、パソコンから印刷する方式があげられる。
一方、モバイルコンピューティングの普及にともない、オフィス機器を無線で接続する、無線化技術も急速に進歩している。現在、主に使用されている無線規格としては、赤外線通信(IrDA)や、従来のLAN(IEEE802.3)の無線化を目的としたIEEE802.11b規格等があげられる。また、最近ではこれらに追加して10m〜20mの範囲内の無線化を目的としたBluetooth規格に準拠した製品が普及しはじめている。近い将来、これら利用目的の異なる複数の無線規格に準拠した無線インターフェースが、単一の携帯情報端末に搭載されることが予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような複数の無線規格のインターフェースを持った携帯情報端末は、多様な無線インフラ環境に適応できる利便性があるが、複数の無線インターフェースを備える分、新たな問題が発生する。その一例として、例えば携帯情報端末から無線にてデータを印刷したい場合、どの無線インターフェースを使用するかを決定する際に必要となる効果的なアルゴリズムを開発しなければならない点があげられる。
本発明は、上記課題を解決すべく、単一の携帯情報端末が複数の無線インターフェースを持つ場合に、携帯情報端末からプリンタに印刷するときにどの無線インターフェースを使用するかを適切に選択することが可能な無線通信印刷システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の無線送受信装置を備える携帯情報端末と、複数の無線送受信装置を備えかつ有線ネットワークに接続されているプリンタとを備えた無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末は、該携帯情報端末自から無線にて印刷を行う場合に、データ通信の通信経路として、複数の無線通信経路の中から最適の通信経路を自動選択する通信経路制御手段を備えた無線通信印刷システムを最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末は、無線LANのアクセスポイントに通信可能な無線LAN用送受信装置と、プリンタに無線にて直接通信可能な直接接続用無線送受信装置と、通信経路を選択するためのCPU、メモリおよび表示部を備え、プリンタは、携帯情報端末と直接通信可能な無線送受信装置を備え、携帯情報端末とプリンタ間でデータの送受信をするときの通信経路として、無線LANを使用した通信経路かあるいは無線にて直接接続した通信経路かのいずれかを、あらかじめ設定可能とした無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路についておのおの印刷が完了するまでの時間を算出し、その結果早く印刷が完了する方を選択する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の無線通信印刷システムにおいて、印刷完了時間の算出に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路について実効転送速度用パケットを用いて、おのおの現在の通信経路の実効転送速度を計測し、その結果を用いて印刷完了時間を算出する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
【0005】
請求項5記載の発明は、請求項3記載の無線通信印刷システムにおいて、印刷完了時間の算出に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の場合はプリンタサーバに蓄積されているプリンタの印刷キューに蓄積されているデータ量情報を取得し、このデータ量を用いて印刷完了時間を算出する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路について携帯情報端末のバッテリ残量を確認し、残量があらかじめ設定された規定値を下回った場合は消費電力の最も低い無線送受信機の通信経路を選択し、残量が規定値を上回った場合は印刷完了時間が短い方を選択する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路についておのおのの通信経路を使用した場合の印刷完了時間、および消費電力情報を表示し、希望の通信経路を選択可能とした無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明は、ユーザが携帯情報端末からプリンタに印刷をしたい場合に、携帯情報端末がプリンタに対して印刷データを送信する際に、どの無線インターフェースを使用するかを決めるアルゴリズムがその要部となる。
図1は本発明の実施の形態に係る無線通信印刷システムの構成図である。本無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末1は、無線LANに接続可能な無線インターフェースと、プリンタ2に直接に接続可能な無線インターフェースを備える。無線LANに接続可能な無線インターフェースとは例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線インターフェースであり、アクセスポイント4を介して有線LAN3にも接続可能である。プリンタ2に直接接続可能な無線インターフェースとは、例えばBluetooth規格に準拠した無線インターフェースであったり、あるいは赤外線(IrDA規格準拠)であったりする。
前記プリンタ2は、携帯情報端末1と直接接続可能な無線インターフェースおよび有線LAN3に接続するためのインターフェース(例えばIEEE802.3規格準拠のLANカード)を備える。前記アクセスポイント4は、有線LAN3に無線で接続するためのものである。 プリンタサーバ5はプリンタ2に有線LAN3経由で印刷する場合にデータが蓄積される。
図2は携帯情報端末における通信経路制御部のブロック図であり、本発明により追加される部分である。以下、図2の説明をする。無線インターフェース(無線送受信装置)11は、無線LANに接続可能である。無線インターフェース11は、例えばIEEE802.11b規格に準拠している。無線インターフェース(無線送受信装置)12は、プリンタ2に直接接続可能である。無線インターフェース12は、例えばBluetooth規格に準拠しており、あるいはIrDA規格に準拠している。
通信経路制御部13は、携帯情報端末1におけるCPUにおいて実装する。通信経路選択方法記憶部14は、ユーザが設定した内容を記憶保持する。ユーザインターフェース15は、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイ等を用いて実装する。無線アンテナ16および17は、各々無線インターフェース11および12のためのものである。無線アンテナ16および17は可能であれば1つにまとめてもよい。バッテリ18は携帯情報端末1を駆動する.。
【0007】
次に携帯情報端末1からプリンタ2を用いて印刷を行うときの流れを説明する。図3は本発明の印刷処理のながれである。以下、印刷処理のながれを説明する。ユーザは携帯情報端末1から印刷命令を実行すると(S1)、携帯情報端末1はあらかじめユーザにより設定された通信経路選択方法設定内容を確認する(S2)。この通信経路選択方法は3通りあり、それぞれモード1、モード2、モード3と呼ばれる。各々のモードの説明に関しては後述する。
よってユーザは前もって、このモードを設定しておく必要があり、ユーザにより設定された通信経路選択方法(モード1、モード2、モード3のいずれか)は携帯情報端末1内の記憶部14に保存される。携帯情報端末1はあらかじめ設定されている通信経路選択方法を確認したら、設定内容にしたがった処理を行い(S3〜S6)、どの無線インターフェース11、12を使用するかを決定する。次に選択した無線インターフェース11、12を用いてプリンタ2へデータを送信し印刷を開始する(S7)。以上で、印刷処理が終わる。
【0008】
次に各々のモード処理内容について説明する。モード1は、各々の無線インターフェース11、12を選択した場合の印刷処理に費やす時間を算出し、最も短い印刷処理時間の無線インターフェース11、12を選択するものである。モード1処理のフローチャートを図4に示す。以下、具体的に説明する。
モード1に設定されている場合、携帯情報端末1は自身で使用可能な全ての無線インターフェース11、12について印刷処理に費やす時間を算出する。例えば、携帯情報端末1が無線LAN(802.11b)送受信機とBluetooth無線送受信機を備えている場合は以下のながれとなる。
携帯情報端末1はまず無線LANの場合の所要時間を算出する(S11、S12)。無線LANの場合の所要時間算出には、「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」(S13)と「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」(S15)の2つの処理を行い、2つの処理結果から最終的に所要時間を算出する。
「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」について説明する。図5に「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」のフローチャートを示す。はじめに無線LAN経由でプリンタ2に対して、実効通信速度測定用ダミーデータを送信する(S21)。
実効速度測定用ダミーデータは実効通信速度を測定することを目的としており、複数の実効通信速度測定パケットから構成される。実効通信速度測定パケットの概念図を図6に示す。実効通信速度測定パケットは、ヘッダ部とデータ部から構成される。ヘッダ部には、このパケットが実効通信速度測定パケットの中で何番目のパケットか?(何番目/全てのパケット数)という情報と、パケットに含まれるデータの長さが示されている。
データ部の内容については、本パケットは実効通信速度測定用なので、どのような内容でも可能なダミーデータとする。例えば0xFFを連続させたデータでよい。また、全ての実効通信速度算出パケットの長さの合計値は、無線通信経路を介して全て送信し終えるのに数秒かかる程度の長さでよく、例えば、200〜300Kバイト程度がよい。
【0009】
一方、プリンタ2側では実効速度測定用パケットを受信したら(S27)、内部のタイマーをスタートする(S30)と同時に、引き続き受信されてくる実効速度測定用パケットを受信し続ける(S31、S32)。受信されたパケットについては、最後のパケットを受信するまで受信し続ける。最後のパケットを受信したら内部のタイマーをストップする(S33)。この時点のタイマーの値、つまりデータを受信するのに費やした時間と、全てのパケットの長さを合計した長さを用いて以下の式より実効通信速度を算出し(S34)、携帯情報端末1に実効通信速度情報を無線通信経路を介して送信する(S35)。
(実効通信速度[bit/sec])=
(全てのパケットの長さの合計[bit])/(データ受信に費やした時間[sec])
実効通信速度情報を携帯情報端末1に送信したら、受信したパケットについては印刷処理は行わず全て破棄する。携帯情報端末1は、全ての実効通信速度算出パケットを送信し終えたら(S22)、プリンタ2側から実効通信速度情報の待ち状態となる(S23)。プリンタ2側から実効通信速度情報を受信したら(S24)、この情報とこれから送信するデータの長さから以下の式を用いて送信処理時間を算出する(S25)。
(データ送信処理時間[sec])=
(送信データサイズ[bit])/(実効通信速度[bit/sec])
【0010】
次に携帯情報端末1は、「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」を行う。図7に「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」のフローチャートを示す。携帯情報端末1は、無線LANおよび有線LANを3介してプリンタサーバ5に対して、該当プリンタ2の印刷キューに現在スプールされている印刷データのトータルサイズを示す印刷キュー情報を要求する(S41)。プリンタサーバ5から印刷キュー情報を受信したら(S42)、取得した印刷キュー情報より、これから印刷命令を開始した場合に、印刷が開始されるまでの待ち時間を以下の式より算出する(S43)。
(印刷が開始されるまでの待ち時間[sec])=
(印刷キューにスプールされている印刷データ総量[byte])/(プリンタの処理能力[byte/sec]
これらの処理が終了したら、携帯情報端末は以下の式より最終的な所要時間を算出する。
(無線LANを使用した場合の所要時間)=
(データ送信処理時間[sec])+(印刷が開始されるまでの待ち時間[sec])
【0011】
次に携帯情報端末1はBluetooth送受信機の場合の所要時間を算出する。Bluetooth送受信機の場合も無線LANのときと同様に「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」を行う(S14)。しかし、無線LANの場合とは異なり、ネットワーク上のプリンタサーバ5にデータが蓄積されていることはないので、「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」は行わない。
無線LANおよびBluetoothの両方の所要時間が算出されたら、両者のうちで所要時間の短いインターフェースを選択する(S18)。ここで選択された無線インターフェース11、12を用いた通信経路が最終的にモード1で選択された無線通信インターフェース11、12、つまり無線通信経路となる。以上がモード1の処理のながれである。 次にモード2の処理について説明する。
【0012】
モード2の処理は、携帯情報端末1のバッテリ残量に応じて、消費電力の低い無線インターフェースが使用する無線通信経路を選択するというものである。以下、具体的に説明する。
図8にモード2の処理のフローチャートを示す。モード2に設定した場合、携帯情報端末1は現在の携帯情報端末1のバッテリ残量を調べる(S51)。その結果、バッテリ残量があらかじめ設定された値よりも小さい場合(S52でY)は消費電力の低い無線インターフェースを選択する(S53)。例えば、無線LANとBluetoothの場合は、Bluetooth無線送受信機の方がデータ通信に費やす消費電力が低い。つまり、このときはBluetoothを選択するのである。
バッテリ残量があらかじめ設定された値よりも大きい場合(S52でN)は、モード1と同じ手順で無線インターフェースを選択するようにしておく(S54)。あらかじめ設定されたバッテリ残量の閾値については、例えば、この閾値を50%に設定したとき、バッテリ残量が50%を下回った場合は、Bluetoothインターフェースを選択し、50%を上回った場合はモード1の処理で使用する無線インターフェースを選択するということになる。この設定値は携帯情報端末1のユーザが自由に設定できるようにしておくことが望ましい。以上がモード2の処理のながれである。次にモード3の処理について説明する。
【0013】
モード3の処理は、モード1およびモード2の算出結果にもとづいたデータをユーザに提示し、その結果より、ユーザが自分で無線インターフェースを選択するというものである。以下、具体的に説明する。
図9にモード3の処理のフローチャートを示す。モード3に設定されていると、携帯情報端末1ははじめに自身の現在のバッテリ残量を検出する(S61)。次にモード1の処理を行い、各々の無線インターフェース11、12を使用した場合の所要時間を算出する(S62)。
次に携帯情報端末1は、ユーザインターフェース15を介して、ユーザに対して、各々の無線インターフェースを使った場合の、印刷処理時間、消費電力、および現在の携帯情報端末のバッテリ残量を通知する(S63)。ユーザは画面より、所望の無線インターフェース11、12を選択し(S64)、選択された無線インターフェース11、12が使用される(S65)。以上がモード3の処理の流れである。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、複数の無線インターフェース(無線通信経路)の中からユーザにとって最適の無線インターフェースを自動で選択することにより、ユーザにとっての印刷設定時のわずらわしさを解消するとともに、効率的な無線データ送信が可能となる。
請求項2によれば、無線LANおよび直接接続の無線インターフェースの中から、ユーザがあらかじめ設定した方法にしたがって無線インターフェースを選択するため、ユーザにとっての印刷設定時のわずらわしさを解消するとともに、ユーザの立場に立った効率的な無線データ送信が可能となる。
請求項3によれば、携帯情報端末は、印刷処理に費やす時間が短い無線インターフェースを選択することにより、ユーザにとって効率のよい無線インターフェースが選択される。
請求項4によれば、携帯情報端末は、実効通信速度を算出して、その結果よりデータ送信時間を見積もるため、よりリアルな印刷処理時間を見積もることが可能となる。
請求項5によれば、携帯情報端末は、印刷キュー情報を取得して、その結果よりデータ印刷開始時間を見積もるため、よりリアルな印刷処理時間を見積もることが可能となる。
請求項6によれば、携帯情報端末は、携帯情報端末のバッテリ残量により、無線インターフェースを選択することにより、ユーザにとって最適な無線インターフェースを選択することが可能となる。
請求項7によれば、携帯情報端末は、携帯情報端末のバッテリ残量、印刷所要時間、印刷に消費する電力情報をユーザに提示して、ユーザはその情報により、使用する無線インターフェースを選択することにより、ユーザにとって最適な無線インターフェースを選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信印刷システムの構成図である。
【図2】携帯情報端末のブロック図である。
【図3】印刷処理のフロー図である。
【図4】モード1処理のフロー図である。
【図5】携帯情報端末およびプリンタの実効速度算出処理のフロー図である。
【図6】実効速度算出用パケットの概念図である。
【図7】印刷キュー情報を用いた所用時間算出処理のフロー図である。
【図8】モード2処理のフロー図である。
【図9】モード3処理のフロー図である。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
2 プリンタ
3 有線LAN(有線ネットワーク)
11、12 無線送受信装置
13 通信経路制御部(通信経路制御手段)
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯情報端末から印刷装置に出力する無線通信印刷シシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、モバイルコンピューティング環境の普及にともない携帯情報端末が急速に普及しはじめている。これら携帯情報端末の中には携帯電話の機能を備えたものがあり、主な使用目的としては、ユーザのスケジュール管理、電子メイル、インターネットを利用した情報検索等がある。これら携帯情報端末内の情報をプリンターに印刷する方式としては、シリアルケーブルや赤外線無線を用いて携帯情報端末とパソコンと接続し、一度データをパソコンに蓄積してから、パソコンから印刷する方式があげられる。
一方、モバイルコンピューティングの普及にともない、オフィス機器を無線で接続する、無線化技術も急速に進歩している。現在、主に使用されている無線規格としては、赤外線通信(IrDA)や、従来のLAN(IEEE802.3)の無線化を目的としたIEEE802.11b規格等があげられる。また、最近ではこれらに追加して10m〜20mの範囲内の無線化を目的としたBluetooth規格に準拠した製品が普及しはじめている。近い将来、これら利用目的の異なる複数の無線規格に準拠した無線インターフェースが、単一の携帯情報端末に搭載されることが予想される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このような複数の無線規格のインターフェースを持った携帯情報端末は、多様な無線インフラ環境に適応できる利便性があるが、複数の無線インターフェースを備える分、新たな問題が発生する。その一例として、例えば携帯情報端末から無線にてデータを印刷したい場合、どの無線インターフェースを使用するかを決定する際に必要となる効果的なアルゴリズムを開発しなければならない点があげられる。
本発明は、上記課題を解決すべく、単一の携帯情報端末が複数の無線インターフェースを持つ場合に、携帯情報端末からプリンタに印刷するときにどの無線インターフェースを使用するかを適切に選択することが可能な無線通信印刷システムを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、複数の無線送受信装置を備える携帯情報端末と、複数の無線送受信装置を備えかつ有線ネットワークに接続されているプリンタとを備えた無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末は、該携帯情報端末自から無線にて印刷を行う場合に、データ通信の通信経路として、複数の無線通信経路の中から最適の通信経路を自動選択する通信経路制御手段を備えた無線通信印刷システムを最も主要な特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末は、無線LANのアクセスポイントに通信可能な無線LAN用送受信装置と、プリンタに無線にて直接通信可能な直接接続用無線送受信装置と、通信経路を選択するためのCPU、メモリおよび表示部を備え、プリンタは、携帯情報端末と直接通信可能な無線送受信装置を備え、携帯情報端末とプリンタ間でデータの送受信をするときの通信経路として、無線LANを使用した通信経路かあるいは無線にて直接接続した通信経路かのいずれかを、あらかじめ設定可能とした無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路についておのおの印刷が完了するまでの時間を算出し、その結果早く印刷が完了する方を選択する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の無線通信印刷システムにおいて、印刷完了時間の算出に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路について実効転送速度用パケットを用いて、おのおの現在の通信経路の実効転送速度を計測し、その結果を用いて印刷完了時間を算出する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
【0005】
請求項5記載の発明は、請求項3記載の無線通信印刷システムにおいて、印刷完了時間の算出に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の場合はプリンタサーバに蓄積されているプリンタの印刷キューに蓄積されているデータ量情報を取得し、このデータ量を用いて印刷完了時間を算出する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路について携帯情報端末のバッテリ残量を確認し、残量があらかじめ設定された規定値を下回った場合は消費電力の最も低い無線送受信機の通信経路を選択し、残量が規定値を上回った場合は印刷完了時間が短い方を選択する無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路についておのおのの通信経路を使用した場合の印刷完了時間、および消費電力情報を表示し、希望の通信経路を選択可能とした無線通信印刷システムを主要な特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図面により本発明の実施の形態を詳細に説明する。本発明は、ユーザが携帯情報端末からプリンタに印刷をしたい場合に、携帯情報端末がプリンタに対して印刷データを送信する際に、どの無線インターフェースを使用するかを決めるアルゴリズムがその要部となる。
図1は本発明の実施の形態に係る無線通信印刷システムの構成図である。本無線通信印刷システムにおいて、携帯情報端末1は、無線LANに接続可能な無線インターフェースと、プリンタ2に直接に接続可能な無線インターフェースを備える。無線LANに接続可能な無線インターフェースとは例えばIEEE802.11b規格に準拠した無線インターフェースであり、アクセスポイント4を介して有線LAN3にも接続可能である。プリンタ2に直接接続可能な無線インターフェースとは、例えばBluetooth規格に準拠した無線インターフェースであったり、あるいは赤外線(IrDA規格準拠)であったりする。
前記プリンタ2は、携帯情報端末1と直接接続可能な無線インターフェースおよび有線LAN3に接続するためのインターフェース(例えばIEEE802.3規格準拠のLANカード)を備える。前記アクセスポイント4は、有線LAN3に無線で接続するためのものである。 プリンタサーバ5はプリンタ2に有線LAN3経由で印刷する場合にデータが蓄積される。
図2は携帯情報端末における通信経路制御部のブロック図であり、本発明により追加される部分である。以下、図2の説明をする。無線インターフェース(無線送受信装置)11は、無線LANに接続可能である。無線インターフェース11は、例えばIEEE802.11b規格に準拠している。無線インターフェース(無線送受信装置)12は、プリンタ2に直接接続可能である。無線インターフェース12は、例えばBluetooth規格に準拠しており、あるいはIrDA規格に準拠している。
通信経路制御部13は、携帯情報端末1におけるCPUにおいて実装する。通信経路選択方法記憶部14は、ユーザが設定した内容を記憶保持する。ユーザインターフェース15は、例えばタッチパネル式の液晶ディスプレイ等を用いて実装する。無線アンテナ16および17は、各々無線インターフェース11および12のためのものである。無線アンテナ16および17は可能であれば1つにまとめてもよい。バッテリ18は携帯情報端末1を駆動する.。
【0007】
次に携帯情報端末1からプリンタ2を用いて印刷を行うときの流れを説明する。図3は本発明の印刷処理のながれである。以下、印刷処理のながれを説明する。ユーザは携帯情報端末1から印刷命令を実行すると(S1)、携帯情報端末1はあらかじめユーザにより設定された通信経路選択方法設定内容を確認する(S2)。この通信経路選択方法は3通りあり、それぞれモード1、モード2、モード3と呼ばれる。各々のモードの説明に関しては後述する。
よってユーザは前もって、このモードを設定しておく必要があり、ユーザにより設定された通信経路選択方法(モード1、モード2、モード3のいずれか)は携帯情報端末1内の記憶部14に保存される。携帯情報端末1はあらかじめ設定されている通信経路選択方法を確認したら、設定内容にしたがった処理を行い(S3〜S6)、どの無線インターフェース11、12を使用するかを決定する。次に選択した無線インターフェース11、12を用いてプリンタ2へデータを送信し印刷を開始する(S7)。以上で、印刷処理が終わる。
【0008】
次に各々のモード処理内容について説明する。モード1は、各々の無線インターフェース11、12を選択した場合の印刷処理に費やす時間を算出し、最も短い印刷処理時間の無線インターフェース11、12を選択するものである。モード1処理のフローチャートを図4に示す。以下、具体的に説明する。
モード1に設定されている場合、携帯情報端末1は自身で使用可能な全ての無線インターフェース11、12について印刷処理に費やす時間を算出する。例えば、携帯情報端末1が無線LAN(802.11b)送受信機とBluetooth無線送受信機を備えている場合は以下のながれとなる。
携帯情報端末1はまず無線LANの場合の所要時間を算出する(S11、S12)。無線LANの場合の所要時間算出には、「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」(S13)と「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」(S15)の2つの処理を行い、2つの処理結果から最終的に所要時間を算出する。
「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」について説明する。図5に「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」のフローチャートを示す。はじめに無線LAN経由でプリンタ2に対して、実効通信速度測定用ダミーデータを送信する(S21)。
実効速度測定用ダミーデータは実効通信速度を測定することを目的としており、複数の実効通信速度測定パケットから構成される。実効通信速度測定パケットの概念図を図6に示す。実効通信速度測定パケットは、ヘッダ部とデータ部から構成される。ヘッダ部には、このパケットが実効通信速度測定パケットの中で何番目のパケットか?(何番目/全てのパケット数)という情報と、パケットに含まれるデータの長さが示されている。
データ部の内容については、本パケットは実効通信速度測定用なので、どのような内容でも可能なダミーデータとする。例えば0xFFを連続させたデータでよい。また、全ての実効通信速度算出パケットの長さの合計値は、無線通信経路を介して全て送信し終えるのに数秒かかる程度の長さでよく、例えば、200〜300Kバイト程度がよい。
【0009】
一方、プリンタ2側では実効速度測定用パケットを受信したら(S27)、内部のタイマーをスタートする(S30)と同時に、引き続き受信されてくる実効速度測定用パケットを受信し続ける(S31、S32)。受信されたパケットについては、最後のパケットを受信するまで受信し続ける。最後のパケットを受信したら内部のタイマーをストップする(S33)。この時点のタイマーの値、つまりデータを受信するのに費やした時間と、全てのパケットの長さを合計した長さを用いて以下の式より実効通信速度を算出し(S34)、携帯情報端末1に実効通信速度情報を無線通信経路を介して送信する(S35)。
(実効通信速度[bit/sec])=
(全てのパケットの長さの合計[bit])/(データ受信に費やした時間[sec])
実効通信速度情報を携帯情報端末1に送信したら、受信したパケットについては印刷処理は行わず全て破棄する。携帯情報端末1は、全ての実効通信速度算出パケットを送信し終えたら(S22)、プリンタ2側から実効通信速度情報の待ち状態となる(S23)。プリンタ2側から実効通信速度情報を受信したら(S24)、この情報とこれから送信するデータの長さから以下の式を用いて送信処理時間を算出する(S25)。
(データ送信処理時間[sec])=
(送信データサイズ[bit])/(実効通信速度[bit/sec])
【0010】
次に携帯情報端末1は、「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」を行う。図7に「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」のフローチャートを示す。携帯情報端末1は、無線LANおよび有線LANを3介してプリンタサーバ5に対して、該当プリンタ2の印刷キューに現在スプールされている印刷データのトータルサイズを示す印刷キュー情報を要求する(S41)。プリンタサーバ5から印刷キュー情報を受信したら(S42)、取得した印刷キュー情報より、これから印刷命令を開始した場合に、印刷が開始されるまでの待ち時間を以下の式より算出する(S43)。
(印刷が開始されるまでの待ち時間[sec])=
(印刷キューにスプールされている印刷データ総量[byte])/(プリンタの処理能力[byte/sec]
これらの処理が終了したら、携帯情報端末は以下の式より最終的な所要時間を算出する。
(無線LANを使用した場合の所要時間)=
(データ送信処理時間[sec])+(印刷が開始されるまでの待ち時間[sec])
【0011】
次に携帯情報端末1はBluetooth送受信機の場合の所要時間を算出する。Bluetooth送受信機の場合も無線LANのときと同様に「実効通信速度情報を用いた所要時間算出処理」を行う(S14)。しかし、無線LANの場合とは異なり、ネットワーク上のプリンタサーバ5にデータが蓄積されていることはないので、「印刷キュー情報を用いた所要時間算出処理」は行わない。
無線LANおよびBluetoothの両方の所要時間が算出されたら、両者のうちで所要時間の短いインターフェースを選択する(S18)。ここで選択された無線インターフェース11、12を用いた通信経路が最終的にモード1で選択された無線通信インターフェース11、12、つまり無線通信経路となる。以上がモード1の処理のながれである。 次にモード2の処理について説明する。
【0012】
モード2の処理は、携帯情報端末1のバッテリ残量に応じて、消費電力の低い無線インターフェースが使用する無線通信経路を選択するというものである。以下、具体的に説明する。
図8にモード2の処理のフローチャートを示す。モード2に設定した場合、携帯情報端末1は現在の携帯情報端末1のバッテリ残量を調べる(S51)。その結果、バッテリ残量があらかじめ設定された値よりも小さい場合(S52でY)は消費電力の低い無線インターフェースを選択する(S53)。例えば、無線LANとBluetoothの場合は、Bluetooth無線送受信機の方がデータ通信に費やす消費電力が低い。つまり、このときはBluetoothを選択するのである。
バッテリ残量があらかじめ設定された値よりも大きい場合(S52でN)は、モード1と同じ手順で無線インターフェースを選択するようにしておく(S54)。あらかじめ設定されたバッテリ残量の閾値については、例えば、この閾値を50%に設定したとき、バッテリ残量が50%を下回った場合は、Bluetoothインターフェースを選択し、50%を上回った場合はモード1の処理で使用する無線インターフェースを選択するということになる。この設定値は携帯情報端末1のユーザが自由に設定できるようにしておくことが望ましい。以上がモード2の処理のながれである。次にモード3の処理について説明する。
【0013】
モード3の処理は、モード1およびモード2の算出結果にもとづいたデータをユーザに提示し、その結果より、ユーザが自分で無線インターフェースを選択するというものである。以下、具体的に説明する。
図9にモード3の処理のフローチャートを示す。モード3に設定されていると、携帯情報端末1ははじめに自身の現在のバッテリ残量を検出する(S61)。次にモード1の処理を行い、各々の無線インターフェース11、12を使用した場合の所要時間を算出する(S62)。
次に携帯情報端末1は、ユーザインターフェース15を介して、ユーザに対して、各々の無線インターフェースを使った場合の、印刷処理時間、消費電力、および現在の携帯情報端末のバッテリ残量を通知する(S63)。ユーザは画面より、所望の無線インターフェース11、12を選択し(S64)、選択された無線インターフェース11、12が使用される(S65)。以上がモード3の処理の流れである。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1によれば、複数の無線インターフェース(無線通信経路)の中からユーザにとって最適の無線インターフェースを自動で選択することにより、ユーザにとっての印刷設定時のわずらわしさを解消するとともに、効率的な無線データ送信が可能となる。
請求項2によれば、無線LANおよび直接接続の無線インターフェースの中から、ユーザがあらかじめ設定した方法にしたがって無線インターフェースを選択するため、ユーザにとっての印刷設定時のわずらわしさを解消するとともに、ユーザの立場に立った効率的な無線データ送信が可能となる。
請求項3によれば、携帯情報端末は、印刷処理に費やす時間が短い無線インターフェースを選択することにより、ユーザにとって効率のよい無線インターフェースが選択される。
請求項4によれば、携帯情報端末は、実効通信速度を算出して、その結果よりデータ送信時間を見積もるため、よりリアルな印刷処理時間を見積もることが可能となる。
請求項5によれば、携帯情報端末は、印刷キュー情報を取得して、その結果よりデータ印刷開始時間を見積もるため、よりリアルな印刷処理時間を見積もることが可能となる。
請求項6によれば、携帯情報端末は、携帯情報端末のバッテリ残量により、無線インターフェースを選択することにより、ユーザにとって最適な無線インターフェースを選択することが可能となる。
請求項7によれば、携帯情報端末は、携帯情報端末のバッテリ残量、印刷所要時間、印刷に消費する電力情報をユーザに提示して、ユーザはその情報により、使用する無線インターフェースを選択することにより、ユーザにとって最適な無線インターフェースを選択することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る無線通信印刷システムの構成図である。
【図2】携帯情報端末のブロック図である。
【図3】印刷処理のフロー図である。
【図4】モード1処理のフロー図である。
【図5】携帯情報端末およびプリンタの実効速度算出処理のフロー図である。
【図6】実効速度算出用パケットの概念図である。
【図7】印刷キュー情報を用いた所用時間算出処理のフロー図である。
【図8】モード2処理のフロー図である。
【図9】モード3処理のフロー図である。
【符号の説明】
1 携帯情報端末
2 プリンタ
3 有線LAN(有線ネットワーク)
11、12 無線送受信装置
13 通信経路制御部(通信経路制御手段)
Claims (7)
- 複数の無線送受信装置を備える携帯情報端末と、複数の無線送受信装置を備え且つ有線ネットワークに接続されているプリンタと、を備えた無線通信印刷システムにおいて、前記携帯情報端末は、該携帯情報端末自から無線にて印刷を行う場合に、データ通信の通信経路として、複数の無線通信経路の中から最適の通信経路を自動選択する通信経路制御手段を備えたことを特徴とする無線通信印刷システム。
- 請求項1記載の無線通信印刷システムにおいて、前記携帯情報端末は、無線LANのアクセスポイントに通信可能な無線LAN用送受信装置と、 プリンタに無線にて直接通信可能な直接接続用無線送受信装置と、通信経路を選択するためのCPU、メモリおよび表示部と、を備え、
前記プリンタは、前記携帯情報端末と直接通信可能な無線送受信装置を備え、前記携帯情報端末とプリンタ間でデータの送受信をするときの通信経路として、無線LANを使用した通信経路かあるいは無線にて直接接続した通信経路のいずれかを、あらかじめ設定可能としたことを特徴とする無線通信印刷システム。 - 請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、前記携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路についておのおの印刷が完了するまでの時間を算出し、その結果早く印刷が完了する方を選択することを特徴とする無線通信印刷システム。
- 請求項3記載の無線通信印刷システムにおいて、印刷完了時間の算出に際し、前記携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路について実効転送速度用パケットを用いて、おのおの現在の通信経路の実効転送速度を計測し、その結果を用いて印刷完了時間を算出することを特徴とする無線通信印刷システム。
- 請求項3記載の無線通信印刷システムにおいて、印刷完了時間の算出に際し、前記携帯情報端末は、無線LAN経由の場合はプリンタサーバに蓄積されているプリンタの印刷キューに蓄積されているデータ量情報を取得し、このデータ量を用いて印刷完了時間を算出することを特徴とする無線通信印刷システム。
- 請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、前記携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路について当該携帯情報端末のバッテリ残量を確認し、残量があらかじめ設定された規定値を下回った場合は、消費電力の最も低い無線送受信機の通信経路を選択し、残量が規定値を上回った場合は、印刷完了時間が短い方を選択することを特徴とする無線通信印刷システム。
- 請求項2記載の無線通信印刷システムにおいて、通信経路選択に際し、前記携帯情報端末は、無線LAN経由の通信経路および直接接続の通信経路についておのおのの通信経路を使用した場合の印刷完了時間、および消費電力情報を表示し、希望の通信経路を選択可能としたことを特徴とする無線通信印刷システム。
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