JP2004176969A - 吸収式ヒートポンプ - Google Patents
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Abstract
【課題】蒸発器14や吸収器15の伝熱管群14a,15aに対して上部から滴下された冷媒等を有効に伝熱に寄与させて、伝熱管群14a,15aに対する伝熱効率を向上させるために、冷媒等が伝熱管群14a,15aの各管に対して均一に濡れる状態にする。
【解決手段】蒸発器14と吸収器15の少なくとも一方において、内部に設置された伝熱管群14a,15aのうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板16,17をその整流板の下面が下部管群の伝熱管14a,15aの上面と接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置した。
【選択図】 図2
【解決手段】蒸発器14と吸収器15の少なくとも一方において、内部に設置された伝熱管群14a,15aのうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板16,17をその整流板の下面が下部管群の伝熱管14a,15aの上面と接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置した。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は蒸発器、吸収器、再生器及び凝縮器を備えた吸収式ヒートポンプに関し、詳しくは、蒸発器及び吸収器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の吸収式ヒートポンプにおいては、例えば図6に示すように、冷媒蒸気が通過可能な仕切り部23を間にして蒸発器と吸収器が隣接配置され、蒸発器では凝縮器で凝縮された冷媒Rを、吸収器では再生器で濃縮再生された吸収液Lc(例えば、LiBr水溶液)を上方からスプレー噴射方式などにより夫々の伝熱管群14a,15aへ滴下している。そして、蒸発器では冷媒Rの蒸発熱により伝熱管14a内を流れる熱媒を冷却し、吸収器では蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を吸収液に吸収させ、冷媒蒸気を吸収して濃度が低くなった吸収液Laを再生器に送出している(これを第1の従来技術とする)。 また、別の吸収式ヒートポンプの技術として、蒸発器及び吸収器内を上下2段に分割して、上段部の伝熱管群を流れてきた冷媒等を上下の境界箇所に設けた受け皿にいったん収容した後、その受け皿の底部に開けた滴下孔から下段部の伝熱管群に滴下させるようにした構造が開示されている(これを第2の従来技術とする)(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−179975号公報(第2−8頁、図1〜図7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記第1の従来技術では、冷媒や吸収液が伝熱管群に滴下する際、伝熱管群と周囲の壁との間には少なからずデッドスペースが存在するため、滴下状況によってはそのデッドスペースへ冷媒等が流れ込み、伝熱管に当ることなく下部の液溜りまで落下して、伝熱に寄与しない場合があった。さらに、冷媒等が伝熱管をつたって流れていても、伝熱管の端部等においては濡れていない部分があり、濡れ方が不均一な場合もあった。その結果、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率が低下して、吸収式ヒートポンプの性能の低下を招くおそれがあった。
また、上記第2の従来技術では、上段部の伝熱管群と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ冷媒等を受け皿に集めて、下段部の伝熱管群に滴下させているので、冷媒等が伝熱管に全く当らずに落下するということはないが、伝熱管に対する冷媒等の濡れ方で不均一が発生するおそれはあった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸発器や吸収器の伝熱管群に対して上部から滴下された冷媒等を有効に伝熱に寄与させて、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率を向上させるために、冷媒等が伝熱管群の各管に対して均一に濡れる状態にすることにある。
さらには、伝熱管群と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ冷媒等を伝熱管群の方に戻して、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率の一層の向上を実現させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するための吸収式ヒートポンプの請求項1に係る発明の特徴は、前記蒸発器と前記吸収器の少なくとも一方において、内部に設置された伝熱管群のうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板をその整流板の下面が前記下部管群の伝熱管の上面と接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置した点にある。
【0007】
すなわち、この構成によれば、蒸発器と吸収器の少なくとも一方の内部に設置された伝熱管群の上部管群を伝って落下してきた冷媒や吸収液が、上部管群と下部管群の間に配置した整流板に達すると、整流板に形成されたメッシュに触れた冷媒等がメッシュの隙間に浸透して、伝熱管群の端部等の流れの悪い箇所にも流れて広がるため、滴下範囲を横方向に均一に広げることができる。さらに、メッシュで広げられ保持された冷媒等が、整流板の下面に接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置された下部管群の伝熱管の上面に伝って落下するため、孔等による場合の点による滴下から線あるいは面による滴下が可能となる。
【0008】
従って、例えば前記第2の従来技術のように滴下孔付きの板状の受け皿で冷媒等を受けるものでは、液量や板の傾斜等によって液が偏った状態で滴下されるおそれがあるのに対して、本発明のメッシュを備えた整流板では浸透作用によって液が迅速かつ均一に広がり、冷媒等が伝熱管群の各管に対して均一に濡れる状態で滴下することができる。これにより、蒸発器や吸収器の伝熱管群に対して上部から滴下された冷媒等を有効に伝熱に寄与させて、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率を向上させることが可能となる。
【0009】
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1に係る発明に加えて、前記伝熱管群と周囲の壁との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群の端に位置する斜板を配置した点にある。
【0010】
すなわち、この構成によれば、上方から滴下された冷媒液等が伝熱管群と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ場合に、そのデッドスペースに配置した斜板によって受止められるとともに、壁側から内側に向かって高さが低くなった斜板によって、壁側から内側端部の伝熱管群の端の位置まで戻される。これにより、デッドスペースに流れ込んだ冷媒等を内側に戻して伝熱管群に当てて伝熱に有効に寄与させ、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率の一層の向上を実現することができる。
【0011】
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1又は2に係る発明に加えて、前記伝熱管群の上方から冷媒液又は溶液を落下供給する液供給部と周囲の壁との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群の端に位置する斜板を配置した点にある。
【0012】
すなわち、この構成によれば、伝熱管群の上方から冷媒液又は溶液を落下供給する液供給部の横側方に飛散した冷媒液等が液供給部と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ場合に、そのデッドスペースに配置した斜板によって受止められるとともに、壁側から内側に向かって高さが低くなった斜板によって、壁側から内側端部の伝熱管群の端の位置まで戻される。これにより、上記液供給部から横側方に飛散した冷媒液等を伝熱管群に当てて伝熱に有効に寄与させ、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率の一層の向上を実現することができる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記斜板の内側端部を前記整流板の周縁部に連なるように接続した点にある。
【0014】
すなわち、この構成によれば、斜板によって受止められ斜板の内側端部に戻された冷媒液等が、斜板の内側端部に連なるように接続された整流板の周縁部にスムーズに移行して、整流板の全体に広がるので、上記斜板で戻された冷媒液等を伝熱管群の端部の伝熱管のみでなく、全体の管群に触れる状態にして、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率を一層向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用した吸収式冷温水機(吸収式ヒートポンプの一例)を備えたガスタービン・コージェネレーションシステムを示し、1はガスタービン、2はガスタービン1の出力軸1aに連結した圧縮機であり、この圧縮機2により吸気路3から燃焼用空気Aを吸入して、その吸入した燃焼用空気Aを送気路4を通じガスタービン1の燃焼器5に加圧供給し、この燃焼器5で燃料路6からの供給燃料Fを燃焼させることによりガスタービン1の運転を継続する。
【0016】
7は排ガス路8へ送出されたガスタービン1の排ガスEと送気路4の燃焼用空気Aとを熱交換させて燃焼用空気Aを予熱する再生熱交換器であり、この再生熱交換器7による空気予熱により、所要のタービン作動温度を得るのに要する燃料量を低減してガスタービン1の燃料消費量を節減する。
9は圧縮機2とともにガスタービン1の出力軸1aに連結した発電機であり、ガスタービン1の発生動力により発電機9を駆動することでコージェネレーションシステムとしての電力出力(タービン出力G)を得る。
【0017】
一方、10は二重効用型の吸収式冷温水機であり、この吸収式冷温水機10の高温再生器11において吸収液Laを加熱する加熱管11aを再生熱交換器7よりも下流側で排ガス路8に介装して、この加熱管11aに対し再生熱交換器7を通過した後のタービン排ガスEを熱源熱媒として供給する構成にし、これにより、再生熱交換器7を通過した後のタービン排ガスEの保有熱を駆動熱源として吸収式冷温水機10を運転することで、コージェネレーションシステムとしての熱出力を得る。
【0018】
12は高温再生器11において加熱管11aによる加熱で冷媒Rを蒸発分離させた後の中濃度吸収液Lbを導入する低温再生器、12aは高温再生器11で発生した冷媒蒸気Rを熱源熱媒とする低温再生器用の加熱管であり、この加熱管12aによる低温再生器12での吸収液加熱により低温再生器12において中濃度吸収液Lbから更に冷媒蒸気Rを発生させる。
【0019】
13は低温再生器12で発生した冷媒蒸気R及び低温再生器12の加熱管12aを通過した冷媒Rを冷却器13aの通過冷却水Cにより冷却して凝縮させる凝縮器であり、14は凝縮器13から送られる液冷媒Rを低圧雰囲気下で蒸発させて、出力熱交換器を構成する伝熱管14aにおける通過水Wをそれからの気化熱奪取により冷却する蒸発器であり、15は冷却用の伝熱管15aの通過冷却水Cによる冷却下において低温再生器12から送られる濃吸収液Lcに蒸発器14での蒸発冷媒Rを吸収させる吸収器である。そして、上記蒸発器14により通過水Wを冷却して冷熱出力Qを得る。
【0020】
また、16aは吸収器15から高温再生器11に戻す希吸収液Laを低温再生器12から吸収器15に送る濃吸収液Lcと熱交換させて予熱する低温熱交換器であり、16bは低温熱交換器16aで予熱した希吸収液Laを高温再生器11から低温再生器12に送る中濃度吸収液Lbによりさらに予熱する高温熱交換器であり、p1は冷媒循環ポンプ、p2は吸収液循環ポンプである。
【0021】
そして、この吸収式冷温水機10では、高温熱交換器16bで予熱した希吸収液Laを高温再生器11に戻す前段で、その希吸収液Laを加熱管11aから送出されるタービン排ガスEと熱交換させてさらに高温に予熱する最終予熱用の予熱熱交換器16cを設けてあり、これにより、加熱管11aの出口におけるタービン排ガスEの温度を高く設定して高温再生器11における冷媒Rの蒸発温度(蒸発圧力)を高く確保しながらも、予熱熱交換器16cでの希吸収液Laの予熱により冷凍機全体としてのタービン排ガスEからの取り入れ熱量を大きく確保して、未利用のままで機外へ排出するタービン排ガスEの残存熱量を効果的に低減するようにしている。
なお、吸収式冷温水機10の温水発生運転では、高温再生器11において加熱管11aにより加熱した冷媒Rを短絡的に蒸発器14に導いて、その加熱冷媒Rにより伝熱管14aにおける通過水Wを加熱する。これにより、蒸発器14により通過水Wを加熱する温熱出力Qが得られる。
【0022】
次に、前記蒸発器14と前記吸収器15の構造について説明すると、図2に示すように、蒸発器14と吸収器15において、内部に設置された伝熱管群14a,15aのうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板16,17をその整流板16,17の下面が前記下部管群の伝熱管の上面と接触もしくは微少間隙を開ける状態で配置している。
具体的には、伝熱管群14a,15aを上下3群に分けて、一番上の管群14a1,15a1が上から2番目の管群14a2,15a2との関係では上部管群になるとともに、上から2番目の管群14a2,15a2が下部管群になり、また、上から2番目の管群14a2,15a2が上から3番目の管群14a3,15a3との関係では上部管群になるとともに、上から3番目の管群14a3,15a3が下部管群になる。ただし、伝熱管群14a,15aの上部管群及び下部管群への群分けは適宜変更することができ、例えば、上記3群の各群内で上下方向に並ぶ各管の間に、さらに整流板16,17を配置する構成も可能である。
【0023】
なお、上記蒸発器14と吸収器15は、蒸発器14で蒸発した冷媒蒸気を吸収器15に通過させる通過開口を備えた仕切り部23で仕切られている。また、図では、伝熱管群14a,15aを構成する各伝熱管が格子状に配列されたものを示すが、上下左右で隣接する各伝熱管同士の位置を半ピッチずらせた千鳥状に配列してもよい。
【0024】
また、前記伝熱管群14a,15aと周囲の壁22との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群14a,15aの端に位置する斜板18,19を配置している。そして、上記斜板18,19の内側端部を前記整流板16,17の周縁部に連なるように接続している。尚、図2には、斜板18,19の内側端部が上から2番目の管群14a2,15a2と上から3番目の管群14a3,15a3との間の整流板16,17に連なるものを示す。
さらに、蒸発器14において前記伝熱管群14aの上方から冷媒液を落下供給する液供給部としての冷媒スプレー噴射装置20及び吸収器15において前記伝熱管群15aの上方からLiBr溶液(吸収液)を落下供給する液供給部としてのLiBr溶液スプレー噴射装置21の夫々と周囲の壁22との間にも、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群14a,15aの端に位置する斜板18,19を配置している。なお、上記液供給部は、スプレー噴射式の他に、底に滴下孔を開けたトレー(受け皿)式のものでもよい。
【0025】
本実施形態では、蒸発器14と吸収器15を1つの壁体内に仕切り部23で仕切って隣接設置しているため、斜板18,19のうち、仕切り部23側の斜板18,19は、仕切り部23との間のデッドスペースに流れ込んだ冷媒液等を伝熱管14a,15aの方に戻す。この結果、斜板18,19は、蒸発器14と吸収器15との間での液の混入(吸収器15の溶液が蒸発器14に混入する、あるいは、蒸発器14の冷媒が吸収器15に混入すること)を防止する働きもする。
【0026】
前記整流板16,17は、図3に示すように、中央のメッシュ部分16b,17bと、これを保持する周囲の枠部分16a,17aで構成される。なお、図3では、前記斜板18,19の内側端部が上記枠部分16a,17aの縁部に接続されたものを示している。
【0027】
図4に、上記整流板16,17と斜板18,19が一体に接続されたものを、上下3群の伝熱管群14a,15aの間に配置した例を示す。なお、上記整流板16,17と斜板18,19を接続せず、分離状態で端部同士を近接配置するようにしてもよい。また、図5には、上記整流板16,17単体を、上下3群の伝熱管群14a,15aの間に配置した例を示す。
【0028】
上記整流板16,17と斜板18,19の材質としては、鋼材が使用される。ただし、強度及び腐食に問題が無ければ、樹脂材等で構成してもよい。また、整流板16,17のメッシュサイズは、冷媒や吸収液が通過できる範囲で種々のサイズを選択することができる。
【0029】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
上記実施形態では、蒸発器14と吸収器15の両方において、メッシュが形成された整流板16,17、及び、斜板18,19を配置したが、蒸発器14と吸収器15の少なくとも一方において、整流板16,17、及び、斜板18,19を配置するようにしてもよい。
【0030】
上記実施形態では、蒸発器14と吸収器15を1つの壁体内に仕切り部23で仕切って隣接設置したが、蒸発器14と吸収器15を別々の壁体内に配置して、蒸発器14と吸収器15を配管で接続するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した吸収式冷温水機を備えたガスタービン・コージェネレーションシステムの全体構成図
【図2】本発明に係る蒸発器と吸収器の構造を示す側面図
【図3】本発明に係る整流板及び斜板の構造を示す斜視図
【図4】本発明に係る蒸発器と吸収器の構造の変形例を示す側面図
【図5】本発明に係る蒸発器と吸収器の構造の変形例を示す側面図
【図6】従来例の蒸発器と吸収器の構造を示す側面図
【符号の説明】
11,12 再生器
14 蒸発器
14a 伝熱管群
15 吸収器
15a 伝熱管群
16 整流板
17 整流板
18 斜板
19 斜板
20 液供給部
21 液供給部
【発明の属する技術分野】
本発明は蒸発器、吸収器、再生器及び凝縮器を備えた吸収式ヒートポンプに関し、詳しくは、蒸発器及び吸収器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の吸収式ヒートポンプにおいては、例えば図6に示すように、冷媒蒸気が通過可能な仕切り部23を間にして蒸発器と吸収器が隣接配置され、蒸発器では凝縮器で凝縮された冷媒Rを、吸収器では再生器で濃縮再生された吸収液Lc(例えば、LiBr水溶液)を上方からスプレー噴射方式などにより夫々の伝熱管群14a,15aへ滴下している。そして、蒸発器では冷媒Rの蒸発熱により伝熱管14a内を流れる熱媒を冷却し、吸収器では蒸発器で蒸発した冷媒蒸気を吸収液に吸収させ、冷媒蒸気を吸収して濃度が低くなった吸収液Laを再生器に送出している(これを第1の従来技術とする)。 また、別の吸収式ヒートポンプの技術として、蒸発器及び吸収器内を上下2段に分割して、上段部の伝熱管群を流れてきた冷媒等を上下の境界箇所に設けた受け皿にいったん収容した後、その受け皿の底部に開けた滴下孔から下段部の伝熱管群に滴下させるようにした構造が開示されている(これを第2の従来技術とする)(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2000−179975号公報(第2−8頁、図1〜図7)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記第1の従来技術では、冷媒や吸収液が伝熱管群に滴下する際、伝熱管群と周囲の壁との間には少なからずデッドスペースが存在するため、滴下状況によってはそのデッドスペースへ冷媒等が流れ込み、伝熱管に当ることなく下部の液溜りまで落下して、伝熱に寄与しない場合があった。さらに、冷媒等が伝熱管をつたって流れていても、伝熱管の端部等においては濡れていない部分があり、濡れ方が不均一な場合もあった。その結果、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率が低下して、吸収式ヒートポンプの性能の低下を招くおそれがあった。
また、上記第2の従来技術では、上段部の伝熱管群と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ冷媒等を受け皿に集めて、下段部の伝熱管群に滴下させているので、冷媒等が伝熱管に全く当らずに落下するということはないが、伝熱管に対する冷媒等の濡れ方で不均一が発生するおそれはあった。
【0005】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、蒸発器や吸収器の伝熱管群に対して上部から滴下された冷媒等を有効に伝熱に寄与させて、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率を向上させるために、冷媒等が伝熱管群の各管に対して均一に濡れる状態にすることにある。
さらには、伝熱管群と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ冷媒等を伝熱管群の方に戻して、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率の一層の向上を実現させることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するための吸収式ヒートポンプの請求項1に係る発明の特徴は、前記蒸発器と前記吸収器の少なくとも一方において、内部に設置された伝熱管群のうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板をその整流板の下面が前記下部管群の伝熱管の上面と接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置した点にある。
【0007】
すなわち、この構成によれば、蒸発器と吸収器の少なくとも一方の内部に設置された伝熱管群の上部管群を伝って落下してきた冷媒や吸収液が、上部管群と下部管群の間に配置した整流板に達すると、整流板に形成されたメッシュに触れた冷媒等がメッシュの隙間に浸透して、伝熱管群の端部等の流れの悪い箇所にも流れて広がるため、滴下範囲を横方向に均一に広げることができる。さらに、メッシュで広げられ保持された冷媒等が、整流板の下面に接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置された下部管群の伝熱管の上面に伝って落下するため、孔等による場合の点による滴下から線あるいは面による滴下が可能となる。
【0008】
従って、例えば前記第2の従来技術のように滴下孔付きの板状の受け皿で冷媒等を受けるものでは、液量や板の傾斜等によって液が偏った状態で滴下されるおそれがあるのに対して、本発明のメッシュを備えた整流板では浸透作用によって液が迅速かつ均一に広がり、冷媒等が伝熱管群の各管に対して均一に濡れる状態で滴下することができる。これにより、蒸発器や吸収器の伝熱管群に対して上部から滴下された冷媒等を有効に伝熱に寄与させて、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率を向上させることが可能となる。
【0009】
請求項2に係る発明の特徴は、請求項1に係る発明に加えて、前記伝熱管群と周囲の壁との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群の端に位置する斜板を配置した点にある。
【0010】
すなわち、この構成によれば、上方から滴下された冷媒液等が伝熱管群と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ場合に、そのデッドスペースに配置した斜板によって受止められるとともに、壁側から内側に向かって高さが低くなった斜板によって、壁側から内側端部の伝熱管群の端の位置まで戻される。これにより、デッドスペースに流れ込んだ冷媒等を内側に戻して伝熱管群に当てて伝熱に有効に寄与させ、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率の一層の向上を実現することができる。
【0011】
請求項3に係る発明の特徴は、請求項1又は2に係る発明に加えて、前記伝熱管群の上方から冷媒液又は溶液を落下供給する液供給部と周囲の壁との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群の端に位置する斜板を配置した点にある。
【0012】
すなわち、この構成によれば、伝熱管群の上方から冷媒液又は溶液を落下供給する液供給部の横側方に飛散した冷媒液等が液供給部と周囲の壁との間のデッドスペースに流れ込んだ場合に、そのデッドスペースに配置した斜板によって受止められるとともに、壁側から内側に向かって高さが低くなった斜板によって、壁側から内側端部の伝熱管群の端の位置まで戻される。これにより、上記液供給部から横側方に飛散した冷媒液等を伝熱管群に当てて伝熱に有効に寄与させ、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率の一層の向上を実現することができる。
【0013】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に係る発明の実施に好適な実施形態を特定するものであり、その特徴は、前記斜板の内側端部を前記整流板の周縁部に連なるように接続した点にある。
【0014】
すなわち、この構成によれば、斜板によって受止められ斜板の内側端部に戻された冷媒液等が、斜板の内側端部に連なるように接続された整流板の周縁部にスムーズに移行して、整流板の全体に広がるので、上記斜板で戻された冷媒液等を伝熱管群の端部の伝熱管のみでなく、全体の管群に触れる状態にして、蒸発器での蒸発効率及び吸収器での吸収効率を一層向上させることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
図1は本発明を適用した吸収式冷温水機(吸収式ヒートポンプの一例)を備えたガスタービン・コージェネレーションシステムを示し、1はガスタービン、2はガスタービン1の出力軸1aに連結した圧縮機であり、この圧縮機2により吸気路3から燃焼用空気Aを吸入して、その吸入した燃焼用空気Aを送気路4を通じガスタービン1の燃焼器5に加圧供給し、この燃焼器5で燃料路6からの供給燃料Fを燃焼させることによりガスタービン1の運転を継続する。
【0016】
7は排ガス路8へ送出されたガスタービン1の排ガスEと送気路4の燃焼用空気Aとを熱交換させて燃焼用空気Aを予熱する再生熱交換器であり、この再生熱交換器7による空気予熱により、所要のタービン作動温度を得るのに要する燃料量を低減してガスタービン1の燃料消費量を節減する。
9は圧縮機2とともにガスタービン1の出力軸1aに連結した発電機であり、ガスタービン1の発生動力により発電機9を駆動することでコージェネレーションシステムとしての電力出力(タービン出力G)を得る。
【0017】
一方、10は二重効用型の吸収式冷温水機であり、この吸収式冷温水機10の高温再生器11において吸収液Laを加熱する加熱管11aを再生熱交換器7よりも下流側で排ガス路8に介装して、この加熱管11aに対し再生熱交換器7を通過した後のタービン排ガスEを熱源熱媒として供給する構成にし、これにより、再生熱交換器7を通過した後のタービン排ガスEの保有熱を駆動熱源として吸収式冷温水機10を運転することで、コージェネレーションシステムとしての熱出力を得る。
【0018】
12は高温再生器11において加熱管11aによる加熱で冷媒Rを蒸発分離させた後の中濃度吸収液Lbを導入する低温再生器、12aは高温再生器11で発生した冷媒蒸気Rを熱源熱媒とする低温再生器用の加熱管であり、この加熱管12aによる低温再生器12での吸収液加熱により低温再生器12において中濃度吸収液Lbから更に冷媒蒸気Rを発生させる。
【0019】
13は低温再生器12で発生した冷媒蒸気R及び低温再生器12の加熱管12aを通過した冷媒Rを冷却器13aの通過冷却水Cにより冷却して凝縮させる凝縮器であり、14は凝縮器13から送られる液冷媒Rを低圧雰囲気下で蒸発させて、出力熱交換器を構成する伝熱管14aにおける通過水Wをそれからの気化熱奪取により冷却する蒸発器であり、15は冷却用の伝熱管15aの通過冷却水Cによる冷却下において低温再生器12から送られる濃吸収液Lcに蒸発器14での蒸発冷媒Rを吸収させる吸収器である。そして、上記蒸発器14により通過水Wを冷却して冷熱出力Qを得る。
【0020】
また、16aは吸収器15から高温再生器11に戻す希吸収液Laを低温再生器12から吸収器15に送る濃吸収液Lcと熱交換させて予熱する低温熱交換器であり、16bは低温熱交換器16aで予熱した希吸収液Laを高温再生器11から低温再生器12に送る中濃度吸収液Lbによりさらに予熱する高温熱交換器であり、p1は冷媒循環ポンプ、p2は吸収液循環ポンプである。
【0021】
そして、この吸収式冷温水機10では、高温熱交換器16bで予熱した希吸収液Laを高温再生器11に戻す前段で、その希吸収液Laを加熱管11aから送出されるタービン排ガスEと熱交換させてさらに高温に予熱する最終予熱用の予熱熱交換器16cを設けてあり、これにより、加熱管11aの出口におけるタービン排ガスEの温度を高く設定して高温再生器11における冷媒Rの蒸発温度(蒸発圧力)を高く確保しながらも、予熱熱交換器16cでの希吸収液Laの予熱により冷凍機全体としてのタービン排ガスEからの取り入れ熱量を大きく確保して、未利用のままで機外へ排出するタービン排ガスEの残存熱量を効果的に低減するようにしている。
なお、吸収式冷温水機10の温水発生運転では、高温再生器11において加熱管11aにより加熱した冷媒Rを短絡的に蒸発器14に導いて、その加熱冷媒Rにより伝熱管14aにおける通過水Wを加熱する。これにより、蒸発器14により通過水Wを加熱する温熱出力Qが得られる。
【0022】
次に、前記蒸発器14と前記吸収器15の構造について説明すると、図2に示すように、蒸発器14と吸収器15において、内部に設置された伝熱管群14a,15aのうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板16,17をその整流板16,17の下面が前記下部管群の伝熱管の上面と接触もしくは微少間隙を開ける状態で配置している。
具体的には、伝熱管群14a,15aを上下3群に分けて、一番上の管群14a1,15a1が上から2番目の管群14a2,15a2との関係では上部管群になるとともに、上から2番目の管群14a2,15a2が下部管群になり、また、上から2番目の管群14a2,15a2が上から3番目の管群14a3,15a3との関係では上部管群になるとともに、上から3番目の管群14a3,15a3が下部管群になる。ただし、伝熱管群14a,15aの上部管群及び下部管群への群分けは適宜変更することができ、例えば、上記3群の各群内で上下方向に並ぶ各管の間に、さらに整流板16,17を配置する構成も可能である。
【0023】
なお、上記蒸発器14と吸収器15は、蒸発器14で蒸発した冷媒蒸気を吸収器15に通過させる通過開口を備えた仕切り部23で仕切られている。また、図では、伝熱管群14a,15aを構成する各伝熱管が格子状に配列されたものを示すが、上下左右で隣接する各伝熱管同士の位置を半ピッチずらせた千鳥状に配列してもよい。
【0024】
また、前記伝熱管群14a,15aと周囲の壁22との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群14a,15aの端に位置する斜板18,19を配置している。そして、上記斜板18,19の内側端部を前記整流板16,17の周縁部に連なるように接続している。尚、図2には、斜板18,19の内側端部が上から2番目の管群14a2,15a2と上から3番目の管群14a3,15a3との間の整流板16,17に連なるものを示す。
さらに、蒸発器14において前記伝熱管群14aの上方から冷媒液を落下供給する液供給部としての冷媒スプレー噴射装置20及び吸収器15において前記伝熱管群15aの上方からLiBr溶液(吸収液)を落下供給する液供給部としてのLiBr溶液スプレー噴射装置21の夫々と周囲の壁22との間にも、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群14a,15aの端に位置する斜板18,19を配置している。なお、上記液供給部は、スプレー噴射式の他に、底に滴下孔を開けたトレー(受け皿)式のものでもよい。
【0025】
本実施形態では、蒸発器14と吸収器15を1つの壁体内に仕切り部23で仕切って隣接設置しているため、斜板18,19のうち、仕切り部23側の斜板18,19は、仕切り部23との間のデッドスペースに流れ込んだ冷媒液等を伝熱管14a,15aの方に戻す。この結果、斜板18,19は、蒸発器14と吸収器15との間での液の混入(吸収器15の溶液が蒸発器14に混入する、あるいは、蒸発器14の冷媒が吸収器15に混入すること)を防止する働きもする。
【0026】
前記整流板16,17は、図3に示すように、中央のメッシュ部分16b,17bと、これを保持する周囲の枠部分16a,17aで構成される。なお、図3では、前記斜板18,19の内側端部が上記枠部分16a,17aの縁部に接続されたものを示している。
【0027】
図4に、上記整流板16,17と斜板18,19が一体に接続されたものを、上下3群の伝熱管群14a,15aの間に配置した例を示す。なお、上記整流板16,17と斜板18,19を接続せず、分離状態で端部同士を近接配置するようにしてもよい。また、図5には、上記整流板16,17単体を、上下3群の伝熱管群14a,15aの間に配置した例を示す。
【0028】
上記整流板16,17と斜板18,19の材質としては、鋼材が使用される。ただし、強度及び腐食に問題が無ければ、樹脂材等で構成してもよい。また、整流板16,17のメッシュサイズは、冷媒や吸収液が通過できる範囲で種々のサイズを選択することができる。
【0029】
〔別実施形態〕
次に別実施形態を列記する。
上記実施形態では、蒸発器14と吸収器15の両方において、メッシュが形成された整流板16,17、及び、斜板18,19を配置したが、蒸発器14と吸収器15の少なくとも一方において、整流板16,17、及び、斜板18,19を配置するようにしてもよい。
【0030】
上記実施形態では、蒸発器14と吸収器15を1つの壁体内に仕切り部23で仕切って隣接設置したが、蒸発器14と吸収器15を別々の壁体内に配置して、蒸発器14と吸収器15を配管で接続するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した吸収式冷温水機を備えたガスタービン・コージェネレーションシステムの全体構成図
【図2】本発明に係る蒸発器と吸収器の構造を示す側面図
【図3】本発明に係る整流板及び斜板の構造を示す斜視図
【図4】本発明に係る蒸発器と吸収器の構造の変形例を示す側面図
【図5】本発明に係る蒸発器と吸収器の構造の変形例を示す側面図
【図6】従来例の蒸発器と吸収器の構造を示す側面図
【符号の説明】
11,12 再生器
14 蒸発器
14a 伝熱管群
15 吸収器
15a 伝熱管群
16 整流板
17 整流板
18 斜板
19 斜板
20 液供給部
21 液供給部
Claims (4)
- 蒸発器、吸収器、再生器及び凝縮器を備えた吸収式ヒートポンプであって、
前記蒸発器と前記吸収器の少なくとも一方において、内部に設置された伝熱管群のうち上側に位置する上部管群と下側に位置する下部管群の間に、メッシュが形成された整流板をその整流板の下面が前記下部管群の伝熱管の上面と接触もしくは微小間隙を開ける状態で配置した吸収式ヒートポンプ。 - 前記伝熱管群と周囲の壁との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群の端に位置する斜板を配置した請求項1記載の吸収式ヒートポンプ。
- 前記伝熱管群の上方から冷媒液又は溶液を落下供給する液供給部と周囲の壁との間に、壁側から内側に向かって高さが低くなり且つ内側端部が前記伝熱管群の端に位置する斜板を配置した請求項1又は2記載の吸収式ヒートポンプ。
- 前記斜板の内側端部を前記整流板の周縁部に連なるように接続した請求項2又は3記載の吸収式ヒートポンプ。
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