JP2004176423A - 開閉部材のロック装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】開閉部材を移動しないように止めるために開閉部材の移動方向端部を横切って配置される装置本体11と、装置本体11にその一方の支持点12に対して伸縮可能に設けた他方の支持点19を有する可動部17とを具備し、開閉部材の移動方向両側にある受け止め部の一方31に装置本体11の支持点12を当て、上記受け止め部の他方32に可動片18の支持点19を当て、可動部17の伸縮操作によって固定可能とし、可動部17を構成する締め付け手段15の操作部16を室内方向に向けて配置し、かつ操作に工具33を必要とするもの。
【選択図】 図4
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、引き戸式窓のような開閉部材を移動しないように阻止しておくためのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
いわゆるアルミサッシの窓から連想される引き戸式の窓枠には、クレセント錠などと称される締め金物が取り付けられており、簡単には開けられないようになっている。しかし、古くなると比較的容易に開けられる状態になる場合も少なくない。クレセント錠を持つサッシ枠には、同時に抜き差し式などの予備錠を持つものも多いが、戸閉まりを強化するには旧来の突っ支い棒を使用する以外に方法がない。なお、サッシ枠の固定装置もない訳ではないが、後付けするために工事を必要とし、買って来てすぐ使用できるものではない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記の点に着目してなされたもので、その課題は、特別の予備知識がなくても適切に使用することができ、かつ防犯上効果的な、開閉部材のロック装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本発明は、開閉部材を移動しないように止めるために開閉部材の移動方向端部を横切って配置される装置本体と、装置本体にその一方の支持点に対して伸縮可能に設けた他方の支持点を有する可動部とを具備し、開閉部材の移動方向両側にある受け止め部の一方に装置本体の支持点を当て、上記受け止め部の他方に可動部の支持点を当て、可動部の伸縮操作によって固定可能とし、可動部を構成する締め付け手段の操作部を内方操作のために室内方向に向けて配置し、かつ操作に工具を必要とするものとするという手段を講じたものである。
【0005】
このような本発明のロック装置は、引き戸式窓や引き違い戸のような開閉部材を移動しないように阻止するものであり、開閉部材は日本家屋に常用されているアルミサッシ枠などが主な対象となる。この引き戸式窓や引き違い戸は、開閉部材をスライドさせるレールを有する外枠とともに使用される。
【0006】
ロック装置は、開閉部材を移動しないように阻止するために、開閉部材の移動方向端部に横切って配置される装置本体を有する。装置本体は、開閉部材に外力が加えられたときにそれを阻止できるための構造強度を有していることが必要である。装置本体は、本案装置を目的位置に固定する手段の一つとして一方の支持点を有する。
【0007】
装置本体には、それに設けられている一方の支持点に対して伸縮可能に設けた、他方の支持点を持つ可動部を有している。可動部の伸縮移動により、両方の支持点の間隔が広狭変化するため、開閉部材の移動方向両側にある受け止め部の一方に装置本体の支持点を当て、上記受け止め部の他方に可動部の支持点を当て、可動部の伸縮操作によって固定可能とし、可動部を構成する締め付け手段の操作部を室内方向に向けて配置し、かつ操作に工具を必要とするものとする。これにより施錠部付近の窓ガラスが割られてもドライバー等必要な工具がない限り開けられず、防犯を有効なものとすることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図示の例を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は本案装置10を部品毎に分解して示したもので、ボックス状の装置本体11と、それに組み込まれた可動部とから成る。
【0009】
装置本体11は、金属製板材を加工し、必要な開口形状等を設けるとともに、ボックス状に形成されたもので、ボックス状の一端部に、一方の支持点12となる端片が設けられている。端片の外面には、摩擦を増す滑り止め13としてゴム片が設けられている。それと180度方向が異なるボックス状の他端部には、軸孔14が形成されていて、締め付け手段15としてのボルトを挿入することができるようになっており、ねじが細かいので、解錠操作に手間取る。ボルトは一方の支持点12に対して垂直な軸回りに回転し、かつその操作部16であるボルト頭のドライバー差し込み溝が室内方向に向くように配置される。
【0010】
可動部17は、ボックス状装置本体内において、締め付け手段15のボルト軸方向に移動可能な金属製の可動片18を有している。この可動片18は、前の一方の支持点12とほぼ同大の他方の支持点19としてとして端片を有しており、その外面には摩擦増大のための滑り止め21としてゴム片が設けられている。可動片18には、それ自体をボルト軸方向に移動させるために、ボルトと螺合可能なめねじ孔22を設けた設けた係合部分があり、係合部分は装置本体11のボックス内に入り込んで回転しないように係合している。
【0011】
23は、可動片18の内方に直角に設けられた移動の安定のためのガイド片、また24は、めねじ孔左右に設けられた耳片であり、装置本体11にボルト軸方向に設けた長溝25と係合し、ボルトからはずれた状態でも可動片18を本体11に保持可能にする。可動片18と装置本体11との間には、締め付け手段15により締め付け方向とは逆方向に作用する弾性部材が戻し手段26として介在しており、可動片18を取り扱い易い方向へ規定し、かつ締め付け手段15には影響しない程度の付勢力を及ぼしている。
【0012】
このロック装置10は、図4に引き戸式窓のサッシ枠として示された開閉部材27、28とその外枠29を利用して簡単に取り付けられる。図例の場合、移動を止めることを目的とする開閉部材27の移動方向端部を横切って装置本体10を配置し、他方の開閉部材27の側面を一方の受け止め部31として装置本体11の支持点12を当て、外枠29の側面を他方の受け止め部32として可動部17の支持点19を当て、締め付け手段15を工具33を用いて締め付け操作し、両方の支持点12、19を夫々の受け止め部31、32に押し付けている状態として取り付ける。
【0013】
斯くして、クレセント錠34が緩んだりして外され得る状態になっても、開閉部材27を移動しないように阻止することができる。図4のような一対の引き戸式開閉部材27、28の場合には、目的の開閉部材27とともにアンカー役の開閉部材28も移動しないように止められる。また本案装置10は開閉部材27、28を持ち上げて取り外そうとする外力に対抗することもできるので、より好都合である。なお可動片18と装置本体11とは、長溝25と係合する耳片24、本体内側に係合するガイド片23及び支持点19における装置本体11との係合により、プレス加工のようなレベルでも精密に組み上がるのでがたが少なく、外力によりはずされにくい。
【0014】
さらに、室内への侵入の意図を持って施錠部付近のガラスが破られた場合、本案装置は操作部16が室内方向に向いているので手が届かず、しかも操作にはドライバー等の専用工具33を必要とするので、簡単には解錠されることがない。また、本装置10は、窓を少し開けた状態で固定しておくためにも適しており、通風に好都合であるし、2個使用することで夫々の窓の開閉度合を変えることも可能である。
【0015】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、工事を必要とせずに取り付けられ、かつ特別の知識を有していなくとも適切に扱えるので使用しやすく、クレセント錠のような開閉部材に付属している錠が外れた状態になっても、開閉部材を移動しないように阻止するので防犯上有効であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉部材のロック装置の実施例を示す分解斜視図。
【図2】同上ロック装置の縦断面図。
【図3】図2のIII−III線断面図。
【図4】同じく使用状態の斜視図。
【符号の説明】
10 ロック装置
11 装置本体
12 一方の支持点
15 締め付け手段
16 操作部
17 可動部
18 可動片
19 他方の支持点
27、28 開閉部材
31 一方の受け止め枠
32 他方の受け止め枠
Claims (3)
- 引き戸式窓のような開閉部材を移動しないように阻止しておくためのロック装置であって、開閉部材を移動しないように止めるために開閉部材の移動方向端部を横切って配置される装置本体と、装置本体にその一方の支持点に対して伸縮可能に設けた他方の支持点を有する可動部とを具備し、開閉部材の移動方向両側にある受け止め部の一方に装置本体の支持点を当て、上記受け止め部の他方に可動部の支持点を当て、可動部の伸縮操作によって固定可能とし、可動部を構成する締め付け手段の操作部を内方操作のために室内方向に向けて配置し、かつ操作に工具を必要とするものとしたことを特徴とする開閉部材のロック装置。
- 可動部は、装置本体に回転可能を設けられている締め付け手段と、締め付け手段と螺合可能なめねじ孔を有する可動片とから成り、可動片に支持点が設けられている請求項1記載の開閉部材のロック装置。
- 可動片は、装置本体に形成された移動方向の長溝と係合し、この係合と支持点部分における装置本体との係合及びガイド片と装置本体との係合により移動可能に装置本体と組み合わせられている請求項1又は2記載の開閉部材のロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002344461A JP2004176423A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 開閉部材のロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002344461A JP2004176423A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 開閉部材のロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2004176423A true JP2004176423A (ja) | 2004-06-24 |
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ID=32705944
Family Applications (1)
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JP2002344461A Pending JP2004176423A (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 開閉部材のロック装置 |
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JP (1) | JP2004176423A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104612504A (zh) * | 2015-01-23 | 2015-05-13 | 王宗超 | 一种推拉式门窗扇定位器 |
CN106761215A (zh) * | 2017-01-12 | 2017-05-31 | 王宗超 | 一种推拉式门窗扇定位器 |
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2002
- 2002-11-27 JP JP2002344461A patent/JP2004176423A/ja active Pending
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CN104612504A (zh) * | 2015-01-23 | 2015-05-13 | 王宗超 | 一种推拉式门窗扇定位器 |
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