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JP2004171013A - 定着装置 - Google Patents

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JP2004171013A
JP2004171013A JP2004005452A JP2004005452A JP2004171013A JP 2004171013 A JP2004171013 A JP 2004171013A JP 2004005452 A JP2004005452 A JP 2004005452A JP 2004005452 A JP2004005452 A JP 2004005452A JP 2004171013 A JP2004171013 A JP 2004171013A
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fan
temperature
coil
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roller
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Akiko Miyahara
明子 宮原
Hiroshi Yokoyama
博司 横山
Masae Sugawara
正栄 菅原
Jiro Ouchi
二郎 大内
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
Ricoh Co Ltd
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Abstract

【課題】 冷却ファンの寿命を長くするとともに装置全体の消費電力をなるべく小さくすることのできる定着装置を提供する。
【解決手段】 時間t=0でローラON(誘導コイルへの通電開始)した後、t=tでローラ温度がTaに達したら冷却ファンの電源をオンにする。t=tでローラOFF後、t=tでローラ温度がTaまで下降したら冷却ファンをOFFする。定着ローラ温度が所定の温度以上のとき冷却ファンをオンし、冷却する必要のないときにはファンをオフすることにより、ファンの寿命を延長させ、装置全体の消費電力を小さくする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、誘導加熱方式の定着ローラを有する定着装置に関するものである。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に用いられる定着装置として、誘導加熱(発熱)方式の定着ローラを備えるものは周知である。
一般に、誘導加熱方式においては、定着ローラ内部に誘導コイルを配備し、その誘導コイルに交番電流(高周波電流)を流して誘導磁束を発生させ、この誘導磁束によりローラ外周部の導電層に誘導電流を発生させ、誘導電流に伴うジュール熱により定着ローラを発熱させるようにしている。
ところが、誘導コイルが定着ローラ内部に設けられているため、発熱したローラ芯金からの輻射熱及びコイルの自己発熱により誘導コイルの温度が上昇し、場合によってはコイルの絶縁被覆の耐熱温度を超えてしまい、装置が破損することがあるという問題があった。
このコイル温度上昇による破損防止対策として、高コストの耐熱コイルを使用し、さらにはファンを用いてコイルを冷却するなどの対策が知られている。
図11は、コイル冷却用のファンを設けた定着装置の一例における、定着ローラ温度とコイル温度の関係を示すグラフである。
このグラフにおいて、縦軸は温度、横軸は時間である。線aは定着ローラの温度を示し、線bは誘導コイルの温度を示す。このグラフに示すように、時間t=0で定着ローラの電源がオンになると定着ローラの温度は上昇し、定着に必要な温度Taで一定になるように制御される。誘導コイルの温度も電源オンとともに上昇するが、ファンにより冷却されているので、コイル温度は、コイルの発熱とファンの冷却能力とのバランスによりTbで一定となる。温度Tbがコイルの絶縁被覆を破壊しない温度に設定されていることは言うまでもない。そして、時間tで定着ローラの電源がオフになると、ローラ温度及びコイル温度は低下していく。ここに示す例では、冷却ファンは装置稼動中は常にオンされているものである。
しかしながら、装置稼動中に常に冷却ファンの電源をオンしていたのでは、ファンの寿命が短くなり、また、装置全体の消費電力も多くなるという問題があった。
本発明は、従来の誘導加熱方式の定着ローラを有する定着装置における上述の問題を解決し、冷却ファンの寿命を長くするとともに装置全体の消費電力をなるべく小さくすることのできる定着装置を提供することを課題とする。
前記の課題は本発明により、誘導加熱装置により加熱される定着ローラを具備する定着装置において、前記定着ローラ内に配設された誘導コイルを冷却するためのファンと、前記誘導コイルを冷却する必要を検知する手段とを設け、該検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することにより解決される。
また、本発明は前記の課題を解決するため、前記検知手段が定着ローラの温度を検知する温度検知手段であり、該温度検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを提案する。
さらに、本発明は前記の課題を解決するため、前記検知手段が前記誘導加熱装置の電源オンまたはオフからの経過時間を検知する手段であり、該経過時間検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを提案する。
さらに、本発明は前記の課題を解決するため、前記検知手段が通紙開始または終了からの経過時間を検知する手段であり、該経過時間検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを提案する。
さらに、本発明は前記の課題を解決するため、前記検知手段が誘導コイルに流れる電流を検知する手段であり、該電流検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを提案する。
さらに、本発明は前記の課題を解決するため、前記検知手段が誘導コイルを駆動する周波数を検知する手段であり、該周波数検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを提案する。
さらに、本発明は前記の課題を解決するため、前記検知手段が連続通紙枚数を検知する手段であり、該通紙枚数検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを提案する。
本発明の定着装置によれば、誘導コイルを冷却する必要を検知する手段を設けて、その検知結果に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
請求項2の構成により、定着ローラの温度に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
請求項3の構成により、誘導加熱装置の電源オンまたはオフからの経過時間に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
請求項4の構成により、通紙開始または終了からの経過時間に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
請求項5の構成により、誘導コイルに流れた電流値に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
請求項6の構成により、誘導コイルの駆動周波数に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
請求項7の構成により、連続通紙枚数に応じてファンの回転を制御するので、誘導コイルを確実に冷却しながら、ファンの寿命を延ばすとともに装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の定着装置主要部を示す概略構成図である。この図において、定着ローラ1の内部に誘導コイル2が配設されている。また、定着ローラ1の表面に接触してサーミスタ4が配設されている。コイル2とサーミスタ4は図示しない定着制御部に接続されている。定着ローラ1の側方には冷却ファン3が配置され、定着ローラ内に風を送り込んでコイル2を冷却するようになっている。
なお、本発明に係る部分を中心に説明するため、主として定着ローラ1の構成と冷却ファン3の制御について説明を行い、それ以外の部分、例えば加圧ローラや加圧機構あるいはオイル塗布機構や定着装置の本体ケース等については説明を省略する。
定着ローラ1はサーミスタ4でその温度を検知され、転写材にトナーを定着するのに必要な温度になるように、図示しない定着制御部で制御される。
本実施形態の定着装置は、複写機,プリンタ等の画像形成装置に搭載され、本体装置からの要求に応じて、図示しない定着制御部がコイル2に流れる電流を変化させる。コイル2に流れる電流の変化により定着ローラ1に生じる磁束が変化し、渦電流が発生して定着ローラ1の温度が上昇する。このとき、定着ローラ芯金からの輻射熱や自己発熱等によりコイル2の温度も上昇する。温度上昇による絶縁破壊(絶縁被服層の破壊)を防ぐために、ファン3が回転してコイル2を冷却する。
本実施形態においては、ファン3は本体装置の稼動中に常にオンされているのではなく、コイルの冷却が必要であることを検知された場合にファンを回転させるように制御している。具体的には、サーミスタ4で検知した定着ローラ1の温度が所定の温度以上のときにファン3を回転させ、所定の温度未満のときにはファンをオフするように制御している。
図2は、本実施形態における冷却ファン制御と定着ローラ温度及び誘導コイル温度の関係を示すグラフである。このグラフにおいて、縦軸は温度、横軸は時間である。また、線aは定着ローラ温度、線bは誘導コイルの温度を示す。
図2に示すように、本実施形態では、定着ローラ1の温度が所定の温度:Ta 以上のときにファン3の電源をオンするように制御している。t=0で定着ローラの電源がオン(コイル2への通電が開始)し、このときは定着ローラ1の温度はTa より低いのでファンの電源はオフになっている。t=t で定着ローラ1の温度がTa に達するとファン3の電源がオンになる。
ここで、冷却ファン3の回転をオン/オフさせる所定の温度:Ta の温度設定が高すぎると、定着装置立ち上がり時にファンをオフにしているのと変わらないし、温度設定が低すぎるとファンを常にオンにしているのと消費電力が変わらないので、温度を設定してファンをオン/オフする意味がなくなってしまう。したがって、誘導コイルの種類や、コイルとローラのギャップ、冷却ファンの能力等を考慮して適切な値に決めるものとする。
さて、時間t=t でファン3の電源がオンになると、ファン3によりコイル2が冷却されるのでコイル2の温度上昇は緩やかになり([1])、定着ローラ1の温度がTaで一定になるように制御されると、コイル温度は、コイルの発熱とファンの冷却能力とのバランスによって温度Tbで一定となる。
そして、時間t=t で定着ローラ1の電源がオフになる(コイル2への通電がオフされる)と、定着ローラ1の温度は下降していく。ローラ温度がTa になるまではファンの電源がオンになっているので、コイルの温度は従来例と同様に下降していく。
t=t でローラ温度がTa まで下降してファンの電源がオフになると、コイル2の温度はいったん上昇する([2])が、自然冷却によりやがて下降する。つまり、t=t で定着ローラ1の電源をオフしてからt=t でローラ温度がTa へ下降するまでの(t−t)の間は、定着ローラ1(コイル2)の電源はオフであるがファン3の電源はオンになっている。なお、破線で示す部分[3],[4]は、本実施形態におけるコイルの温度変化と対比するための従来例(ファンを常に回転させた場合)の温度変化である。
このように、定着ローラ温度が所定の温度以上のときに冷却ファンの電源をオンにし、冷却する必要のないときにはファンの電源をオフすることにより、ファンの寿命を延長させるとともに、装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
本実施形態では、定着ローラ1の温度が所定の温度以上でファンの電源をオンにし所定の温度未満ではオフにしたが、ファンの回転をオン/オフするのではなく、ファンの回転数を制御してもよい。例えば、定着ローラ1の温度が所定の温度以上ではファンを高速回転にして、所定の温度未満では低速回転させるようにしてもよい。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。この実施形態の定着ローラの構成は図1に示したものと同様であり、前記実施形態とは異なる制御の部分についてのみ説明する。
この実施形態では、定着ローラ1の電源をオンしてから、すなわち、誘導加熱装置の電源をオン(コイル2への通電を開始)してから所定の時間:t が経過したらファン3の電源をオンにし、誘導加熱装置の電源をオフにしてから所定の時間:t が経過したらファン3の電源をオフにするものである。誘導加熱装置の電源オンまたはオフからの経過時間は、定着制御部において検知することが可能である。
前記実施形態においては、図2において、定着ローラ1の電源をオンしてから時間t が経過したらファン3の電源をオンにし、定着ローラ1の電源をオフにしてから(t−t)の時間が経過したらファン3の電源をオフにしていた。このt やt という時間は、定着ローラ1の温度がTa になるまでの温度であり、変化する時間であった。
一方、本実施形態における所定の時間:t 及びt は固定された時間である。ここで、本実施形態における所定の時間:t を図2におけるt と見なし、時間:t を図2における(t−t)と見なせば、誘導コイル2の温度変化は図2と同様である。
そして、所定の時間:t 及びt は、定着ローラ1の熱容量や、誘導コイル2の種類、定着ローラ1とコイル2のギャップ、入力電力、ファン3の能力等を考慮して決める値とする。
本実施形態におけるように、定着ローラの電源をオン/オフしてから(誘導加熱装置の電源をオン/オフしてから)経過した時間(固定された所定の時間)によりファンの回転を制御することにより、ファンの寿命を延長させるとともに、装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。この実施形態の定着ローラの構成は図1に示したものと同様であり、前記実施形態とは異なる制御の部分についてのみ説明する。
本実施形態においては、通紙開始から所定の時間が経過したらファン3の電源をオンし、通紙終了から所定の時間が経過したらファン3の電源をオフするようにしている。通紙開始または終了からの経過時間は、定着装置が搭載される画像形成装置(本体装置)において検知することが可能である。
本実施形態におけるファン3の制御と定着ローラ1及びコイル2の温度変化を図3に示す。なお、図3のグラフにおいて、縦軸は温度、横軸は時間である。また、線aは定着ローラ温度、線bは誘導コイルの温度を示す。
図3のグラフにおいて、t=0で定着ローラ(誘導加熱装置)の電源がオンし、t=t10で定着ローラ1の温度がTa(定着に必要な温度)に達して通紙可能となり、ローラ温度が一定になるように制御される。ここでは、t=t10で画像形成装置は待機状態であり、ファン3はオフのままなのでコイル2の温度は上昇を続ける。t=t11で通紙が開始され、所定の時間(t12−t11)経過後のt=t12でファン3の電源をオンにする。この所定の時間(t12−t11)は、コイル2の種類、ローラ1とコイル2のギャップ、入力電力、ファン3の能力等を考慮して決めればよく、(t12−t11)=0でもかまわない。ファン3がオンされるとコイル2の温度上昇は緩やかになり([1])、温度Tbで一定となる。時間t=t13で通紙が終了して待機状態となり、時間t=t14で定着ローラ1の電源をオフにする。定着ローラの電源オフに伴いコイル2の温度は下降する。通紙してから所定の時間(t15−t13)経過後のt=t15でファン3の電源をオフにする。するとコイル2の温度は一旦上昇する([2])が、自然冷却によりやがて下降する。この時間(t15−t13)は、コイル2の種類、ローラ1とコイル2のギャップ、入力電力、ファン3の能力等を考慮して決めればよい。
このように、通紙開始及び通紙終了からの所定時間の経過により冷却ファン3の回転を制御することにより、ファンの寿命を延長させるとともに、装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。
ハロゲンヒータにより定着ローラを加熱する方式とは違い、誘導加熱方式では、誘導コイルに流れる電流をON/OFFのどちらかではなく、必要に応じて制御できるという利点がある。この利点を使って、本実施形態では、誘導コイルに流れる電流値に応じて冷却ファンの回転を制御するようにしている。
図4は、本実施形態の定着装置主要部を示す概略構成図である。この図において、定着ローラ1の内部に誘導コイル2が配設されている。コイル2は図示しないインバータ回路に接続されている。定着ローラ1の側方には冷却ファン3が配置され、定着ローラ内に風を送り込んでコイル2を冷却するようになっている。そして、コイル2には、コイルに流れる電流値(実効値)を検知する検知手段5が接続されている。この電流検知手段5については後述する。
本実施形態における、コイル電流値とコイルの温度上昇及びファンの回転速度の関係を次の表1に示す。
Figure 2004171013
この表に示すように、誘導コイル2に流れる電流値(実効値)は、定着装置が搭載される本体装置(複写機、プリンタなど)の状態が、立ち上がり時及び通紙時の場合は最大出力となるので大きく、待機時の場合は通紙時に比べると記録材に熱を奪われないために小さく、オフ時には電流が流れないのでほぼゼロに等しい。コイルに流れる電流値に対応して、コイル2の温度上昇も表1に示すように、大・小・なしとなる。そこで、この3つの状態に対応して、ファン3を高速回転・低速回転・オフに制御する。すなわち、最もコイル2の温度上昇が大きい本体装置の立ち上がり時及び通紙時には、ファン3を高速回転することによりコイル2を確実に冷却し、立ち上がり時及び通紙時に比べると温度上昇が小さい待機時にはファン3を低速回転とし、本体装置の電源オフ時にはファン3の回転を停止するように制御する。
具体的なファンの制御と定着ローラ温度及びコイル温度の変化を図5に示す。
図5のグラフにおいて、左側の縦軸は温度、右側の縦軸はコイルに流れる電流(実効値)、横軸は時間である。また、線aは定着ローラ温度、線bは誘導コイルの温度を示す。
この図に示すように、本体装置の立ち上がり時(A)は、室温(または、それに近い温度)のローラ温度を定着に必要な温度:Taまで上げるためにコイル2に大きな電流を流す。このときの電流値をIaとする。コイル2に大きな電流を流すと、コイルの温度上昇も大きいため、コイル2の絶縁破壊を防げるようにファン3を高速回転させる。
本体装置の待機時(B)は、ローラ温度がTaに達するとそれ以上ローラ温度を上げる必要がないので、コイル2に流れる電流は立上がり時よりも小さくなる。このときの電流値をIbとする。IbはIaに比べて小さく、コイル2の温度上昇はそれほど大きくないので、ファン3を低速回転させる。コイル2の温度は、コイルの発熱とファンの冷却能力とのバランスにより、Tbbで一定となる。
本体装置の通紙時(C)は、通紙時には記録材に多量の熱を奪われるので、これを補うためにコイル2に大きな電流を流し、ローラ1の発熱量を増やしてローラ温度の低下を防ぐ必要がある。このとき、コイル2の温度上昇も大きいため、ファン3を高速回転させる。このグラフに示す例では、通紙時においてコイル発熱とファン冷却能力とのバランスによりコイル温度が一定となる温度:Tbaは、待機時における温度:Tbbよりも高くなっているが、高速および低速回転時のファンの冷却能力の差をどの程度にするかによって、TbaとTbbを同じ位の温度にすることもできる。TbaとTbbはコイルの絶縁破壊温度よりも充分低ければよいのであって、どちらかが大きくてもよいし、同じでもかまわない。
本体装置の待機時(D)は、待機時(B)と同様である。通紙終了直後にファン3を低速回転させると、一時的にコイル2の温度がTbaを超えることもあるが、コイルの温度上昇は通紙時よりも小さいので、コイルの発熱とファンの冷却能力のバランスによってTbbに近づいていく。
装置のオフ時(E)は、定着ローラ1の電源をオフにするとコイル2へは電流が流れず、コイルの温度上昇も起こらない。よって、ファン3を停止させる。ローラ電源オフと同時にファンを停止すると、コイル温度は一旦上昇するが、やがて自然冷却する。ローラ電源オフとファン停止は同時である必要はなく、図3に示す実施形態のようにローラ電源オフよりも後にファン3を停止させてもよい。
このように、誘導加熱方式の定着装置において、誘導コイルに流れる電流値(実効値)に応じてファンの回転を制御することにより、ファンの寿命を延長させるとともに、装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
ここで、前述の、コイル2に流れる電流値(実効値)を検知する手段について説明する。
図6は、本実施形態の定着装置における、誘導発熱部とその誘導コイルの電流値検出回路を示す回路図である。この回路において、IH(induction heating:誘導加熱)ローラは定着ローラ1に相当し、コイルL1は誘導加熱用コイル2に相当するものである。商用電源入力acを整流手段DIで整流された電圧は、フィルタFILを通してコイルL1に与えられる。コイルL1はスイッチング素子Q1により高周波駆動され、IHローラに渦電流が流れて定着ローラ1が加熱する。
このようなコイルL1の実効電流を検出する回路としては、整流回路からの平均値を実効値換算する回路、あるいは、熱電体やADコンバータを用いる回路、さらには、専用のRMS−DC変換ICを用いて構成することが可能である。これらのどの構成を使用した回路でも良いのはもちろんであるが、本実施形態では、もっとも簡易な整流回路からの平均値を実効値換算する回路を用いている。
すなわち、図6に示すように、誘導コイルL1に直列に挿入された電流トランスCTでコイルの電流を検出し、電流検出回路部に示すように、整流回路で電流の平均値を出し、これを抵抗値で実効換算した信号をオペアンプOP1に入力し、その出力IrmsをコイルL1の実効電流検出値としている。
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。
この実施形態は、定着ローラの誘導コイルを駆動する周波数を検出する手段を設け、その検出した周波数に応じて冷却ファンの回転を制御するようにしたものである。
図7は、本実施形態の定着装置における、誘導発熱部とその誘導コイルを駆動する周波数検出回路を示す回路図である。この図において、IHローラは定着ローラである。また、その下部に図示されたコイルL1は、実際には定着ローラ内部に配設された誘導コイルである。この図には冷却ファンは省略されている。
周波数検出回路は色々な回路が考えられるが、本実施形態では、図7に示すような回路構成で、IHインバータの制御回路CONTより出力信号をワンショットマルチバイブレータに入力して周波数をカウントし、その出力を積分してオペアンプなどで整形してその出力(図では、F.センス出力)とすれば良い。
この他、1個のICでこのような機能を備えたものとして、アナログ・デバイス社製のAD650などのF/Vコンバーター(周波数電圧変換用IC)などもあり、このようなICを使用することも可能で、周波数を電圧に変換できるものであれば、ここに例示したものに限らずどんな回路でも、本実施形態の誘導コイルを駆動する周波数を検出する手段として用いることができる。
また、図8は、IHインバータ周波数と電力の関係を示すグラフであり、縦軸はインバータ供給電力、横軸は周波数である。
さて、本実施形態では、図7に示すような誘導コイルを駆動する周波数を検出する手段が設けられている。そして、その検出した周波数に応じて冷却ファンの回転を制御している。その態様を次の表2に示す。
Figure 2004171013
この表に示すように、本体装置の状態が立上がり時および通紙時の場合はインバータの供給電力が最大となるので、図8に示すように駆動周波数は小さくなる。本体装置の待機時は、電力が立上がり時・通紙時よりも下がるので、図8から駆動周波数は大きくなる。本体装置のオフ時は、電流が流れないので周波数は検知しない(OFFである)。この3つの状態それぞれに対し、冷却ファンの回転を高速回転,低速回転,OFFとなるように制御する。
すなわち、最もコイルの温度上昇が大きい本体装置の立上がり時および通紙時は、冷却ファンを高速回転させることにより誘導コイルを確実に冷却する。また、立上がり時・通紙時に比べると温度上昇が小さい本体装置の待機時には冷却ファンを低速回転させ、本体装置の電源オフの場合にはファンの回転を停止するように制御する。
具体的なファンの制御を定着ローラ温度及びコイル温度と共に示すと図9のようである。図9のグラフにおいて,左側の縦軸は温度であり,右側の縦軸は駆動周波数である。横軸は時間である。また、線aは定着ローラ温度、線bは誘導コイルの温度を示す。そして、線dは駆動周波数を示す。
図9に示すように、本体装置の立上がり時(A)は、室温(または、それに近い温度)のローラ温度を定着に必要な温度:Taまで上げるために、インバータの供給電力を最大とする。このときの駆動周波数をfaとする。誘導コイルに大きな電流を流すとコイルの温度上昇も大きいため、コイルの絶縁破壊を防げるように、冷却ファンを高速回転させる。
本体装置の待機時(B)は、ローラ温度がTaに達するとそれ以上ローラ温度を上げる必要がないので、インバータの供給電力は立上がり時よりも小さくする。このときの駆動周波数をfbとする。fbはfaに比べて大きく、コイルの温度上昇はそれほど大きくはないので、ファンを低速回転させる。誘導コイルの温度は、コイルの発熱とファンの冷却能力とのバランスにより、温度Tbbで一定となる。
通紙時(C)は、通紙時には記録材に多量の熱を奪われるので、これを補うためにインバータの供給電力を最大にして、定着ローラの発熱量を増やしてローラ温度の低下を防ぐ必要がある。このとき、誘導コイルの温度上昇も大きいため、ファンを高速回転させる。このグラフに示す例では、通紙時においてコイル発熱とファン冷却能力とのバランスによりコイル温度が一定となる温度:Tbaは、待機時における温度:Tbbよりも高くなっているが、高速および低速回転時のファンの冷却能力の差をどの程度にするかによって、TbaとTbbを同じ位の温度にすることもできる。TbaとTbbはコイルの絶縁破壊温度よりも充分低ければよいのであって、どちらかが大きくてもよいし、同じでもかまわない。
本体装置の待機時(D)は、待機時(B)と同様である。通紙終了直後に冷却ファンを低速回転させると、一時的にコイルの温度がTbaを超えることもあるが、コイルの温度上昇は通紙時よりも小さいので、コイルの発熱とファンの冷却能力のバランスによってTbbに近づいていく。
本体装置の電源オフ時(E)は、定着ローラの電源をオフにすると誘導コイルの温度上昇も起こらないので、冷却ファンを停止する。ローラ電源オフと同時にファンを停止すると、コイル温度は一旦上昇するが、やがて自然冷却する。ローラ電源オフとファン停止は同時である必要はなく、図3に示す実施形態のようにローラ電源オフよりも後にファンを停止させてもよい。
このように、本実施形態では、誘導加熱方式の定着装置において、誘導コイルの駆動周波数に応じて冷却ファンの回転を制御するので、ファンの寿命を延長させるとともに、装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。
これまで述べたように、誘導加熱方式の定着装置においては、本体装置の立上がり時及び通紙時に誘導コイルの温度上昇がもっとも大きくなる。そして、通紙時に、連続して通紙する枚数が多いほど(記録材により奪われた熱を補おうとして定着ローラを加熱するので)誘導コイルの温度上昇が大きくなる。そこで、本実施形態では、連続通紙枚数に応じて冷却ファンの回転を制御するようにしている。連続通紙枚数は、定着装置が搭載される画像形成装置(本体装置)において検知することが可能である。
次の表3は、本実施形態における、連続通紙枚数とファンの回転速度の関係を示すものである。
Figure 2004171013
この表に示すように、本実施形態では、連続通紙枚数がある一定の枚数(X枚)以上のときは冷却ファンを高速回転となるように制御し、連続通紙枚数がX枚未満のときは冷却ファンを低速回転となるように制御し、非通紙時にはファンの電源をオフしてファンを停止させるように制御する。ここで、通紙枚数は、本体装置で検知することが可能であり(例えば、コピー枚数の設定値等により)、図示しないインバータ回路へそのデータを送ってファンを制御するものとする。
具体的なファンの制御を定着ローラ温度及びコイル温度と共に示すと図10のようである。図10のグラフにおいて、縦軸は温度であり、横軸は時間である。また、線aは定着ローラ温度、線bは誘導コイルの温度を示す。
図10に示すように、本体装置の立上がり時(A)は、冷却ファンの回転をオフにする。このときコイル温度は[1]のように上昇する。
連続通紙X枚までの(B)は、通紙開始と同時にファンを低速回転させる。すると、ファンによる冷却効果で、コイルの温度上昇は立上がり時よりも緩やかになる([2])。
連続通紙時のX枚以降(C)は、コイルの温度上昇をさらに緩やかにするため、ファンの回転を高速にする。すると、誘導コイルの発熱とファンの冷却能力とのバランスにより、コイルの温度はTb´のように一定となる。
本体装置のオフ時(D)は、通紙終了後に定着ローラ及び冷却ファンを電源オフにする。するとコイルの温度は一時的に上昇するが、やがて自然に冷却する。
ここで、連続通紙枚数Xの値は、誘導コイルの種類、コイルと定着ローラとのギャップ、冷却ファンの能力などによって適切な値を決めるものとする。Xの設定値が小さすぎると、低速回転をする時間が短く、通紙中ずっとファンを高速回転させた場合と消費電力があまり変わらなくなってしまい、一方、Xの設定値が大きすぎると、コイルの温度上昇が大きくなってしまうので、どちらも好ましくない。
このように、本実施形態では、連続通紙枚数に応じて冷却ファンの回転を制御することにより、ファンの寿命を延長させるとともに、装置全体の消費電力を極力小さくすることができる。
本発明の一実施形態の定着装置主要部を示す概略構成図である。 その実施形態における冷却ファン制御と定着ローラ温度及び誘導コイル温度の関係を示すグラフである。 本発明の第3の実施形態における冷却ファン制御と定着ローラ温度及び誘導コイル温度の関係を示すグラフである。 本発明の第4の実施形態の定着装置主要部を示す概略構成図である。 その実施形態における冷却ファン制御と定着ローラ温度及び誘導コイル温度の関係を示すグラフである。 その実施形態における、誘導発熱部とその誘導コイルの電流値検出回路を示す回路図である。 本発明の第5の実施形態における、誘導発熱部とその誘導コイルを駆動する周波数検出回路を示す回路図である。 IHインバータ周波数と電力の関係を示すグラフである。 その実施形態における冷却ファン制御と定着ローラ温度及び誘導コイル温度の関係を示すグラフである。 本発明の第6の実施形態における冷却ファン制御と定着ローラ温度及び誘導コイル温度の関係を示すグラフである。 コイル冷却用のファンを設けた定着装置の従来例における、定着ローラ温度とコイル温度の関係を示すグラフである。
符号の説明
1 定着ローラ
2 誘導コイル
3 冷却ファン
4 サーミスタ(温度検知手段)
5 電流値検知手段

Claims (7)

  1. 誘導加熱装置により加熱される定着ローラを具備する定着装置において、
    前記定着ローラ内に配設された誘導コイルを冷却するためのファンと、前記誘導コイルを冷却する必要を検知する手段とを設け、該検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする定着装置。
  2. 前記検知手段が定着ローラの温度を検知する温度検知手段であり、該温度検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記検知手段が前記誘導加熱装置の電源オンまたはオフからの経過時間を検知する手段であり、該経過時間検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記検知手段が通紙開始または終了からの経過時間を検知する手段であり、該経過時間検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記検知手段が誘導コイルに流れる電流を検知する手段であり、該電流検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  6. 前記検知手段が誘導コイルを駆動する周波数を検知する手段であり、該周波数検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
  7. 前記検知手段が連続通紙枚数を検知する手段であり、該通紙枚数検知手段の検知結果に応じて前記ファンの回転を制御することを特徴とする、請求項1に記載の定着装置。
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