JP2004169906A - シリンダ用パッキン - Google Patents
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Abstract
【課題】長時間、稼動してもグリス切れのないものであり、さらに、シリンダの内周面に対するパッキンの面圧を小さくして、摺動シール面の摺動抵抗を小さくしたシリンダ用パッキンの提供。
【解決手段】断面が半円状の摺動シール部4と、この摺動シール部の近傍の両側面に、等間隔にかつ千鳥状に設けたグリス溜5A、5Bと、このグリス溜5A、5Bに連結して側面に設けた肉厚部6とを備えたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】断面が半円状の摺動シール部4と、この摺動シール部の近傍の両側面に、等間隔にかつ千鳥状に設けたグリス溜5A、5Bと、このグリス溜5A、5Bに連結して側面に設けた肉厚部6とを備えたものである。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストン部分に取付けられ、空気圧あるいは液体圧をシールするシリンダ用パッキンに関し、特に、両方向からの圧力をシールする低摩擦特性に優れたワンリングタイプのシリンダ用パッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、O−リング、Xリングに代表されるシリンダ用パッキンは、図7に示すように、シリンダ1内を往復運動するピストン2の外周面に設けた環状溝2Aに嵌合する。そして、このシリンダ用パッキン3は、上記シリンダ1と上記ピストン2の間を気密を保持しながら摺動自在に滑動する。
そして、上記シリンダ用パッキン3の非装着状態の平面図を図8に示し、そのA1−A2断面を図9に示すように、両側面に薄肉部3Aを設けることにより、圧縮によるパッキンの変形を吸収する。また、この薄肉部3Aを中心にして曲がり、つぶし量を一時的に減少することができ、摺動シール面3Bの摩擦力を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシリンダ用パッキンは、▲1▼シリンダの内周面とパッキンの外周面との間のグリス(図示せず)が切れ易いこと、▲2▼シリンダの内周面に対するパッキンの面圧が大きいので、摺動シール面の摺動抵抗が大きいこと、などの問題点があった。
したがって、本発明の第1の目的は、長時間、稼動してもグリス切れのないシリンダ用パッキンの提供にある。
本発明の第2の目的は、シリンダの内周面に対するパッキンの面圧を小さくして、摺動シール面の摺動抵抗を小さくしたシリンダ用パッキンの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、断面が半円状の摺動シール部と、この摺動シール部の近傍の両側面に、等間隔にかつ千鳥状に設けたグリス溜と、このグリス溜に連結して側面に設けた肉厚部とを備えたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るシリンダ用パッキンの一実施例を示す側面図で、特に図2の左側面を示す図、図2は図1のA1−A2断面を示す図、図3は図2の右側面を示す図、図4は図2の点線で示す円内を拡大した図、図5は図1のB1−B2断面およびC1−C2断面を示す図、図6は図1のD1−D2断面を示す図である。
これらの図において、4は断面が半円状の摺動シール部、5Aおよび5Bはグリス溜であり、このグリス溜5Aおよび5Bは摺動シール部4の近傍でかつシリンダ1(図5参照)に摺接しないように等間隔にかつ交互に側面に設ける。特に、グリス溜5Aは摺動シール部4の左側面に等間隔に24個設け、グリス溜5Bは摺動シール部の右側面に等間隔に24個設ける。6は肉厚部であり、この肉圧部6は上記オイル溜5Aおよびオイル溜5Bにそれぞれ連結して設け、パッキンの倒れに対する剛性を上げることができる。7は内周面側シール面であり、この内周面側シール面7の中心にはビード部8を設ける。
【0006】
次に、このグリス溜5Aおよびグリス溜5Bの機能について説明する。
まず、グリス溜5Aに溜められているグリス(図示せず)は、シリンダ用パッキンが図4に示す実線の矢印方向に移動するとき、常に摺動シール部4に供給することができる。
また、グリス溜5Bに溜められているグリス(図示せず)は、シリンダ用パッキンが図6に示す点線の矢印方向に移動するとき、常に摺動シール部4に供給することができる。
なお、上記実施例では、グリス溜5Aおよびグリス5Bを両側面にそれぞれ24個設けたが、これに限定せず、パッキンの大きさ(直径)によりその数を任意に調整してもよいことはもちろんである。
【0007】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係るシリンダ用パッキンは、長時間、稼動してもグリス切れの心配がなく、しかも、シリンダの内周面に対するパッキンの面圧を小さくできるので、摺動シール面の摺動抵抗を小さくすることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリンダ用パッキンの一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のA1−A2断面を示す図である。
【図3】図2の右側面を示す図である。
【図4】図2の点線で示す円内を拡大した図である。
【図5】図1のB1−B2断面およびC1−C2断面を示す図である。
【図6】図1のD1−D2断面を示す図であ
【符号の説明】
4・・・摺動シール部
5A、5B・・・グリス溜
6・・・肉厚部
7・・・内周面側シール面
8・・・ビード
【発明の属する技術分野】
本発明は、ピストン部分に取付けられ、空気圧あるいは液体圧をシールするシリンダ用パッキンに関し、特に、両方向からの圧力をシールする低摩擦特性に優れたワンリングタイプのシリンダ用パッキンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、O−リング、Xリングに代表されるシリンダ用パッキンは、図7に示すように、シリンダ1内を往復運動するピストン2の外周面に設けた環状溝2Aに嵌合する。そして、このシリンダ用パッキン3は、上記シリンダ1と上記ピストン2の間を気密を保持しながら摺動自在に滑動する。
そして、上記シリンダ用パッキン3の非装着状態の平面図を図8に示し、そのA1−A2断面を図9に示すように、両側面に薄肉部3Aを設けることにより、圧縮によるパッキンの変形を吸収する。また、この薄肉部3Aを中心にして曲がり、つぶし量を一時的に減少することができ、摺動シール面3Bの摩擦力を低減することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のシリンダ用パッキンは、▲1▼シリンダの内周面とパッキンの外周面との間のグリス(図示せず)が切れ易いこと、▲2▼シリンダの内周面に対するパッキンの面圧が大きいので、摺動シール面の摺動抵抗が大きいこと、などの問題点があった。
したがって、本発明の第1の目的は、長時間、稼動してもグリス切れのないシリンダ用パッキンの提供にある。
本発明の第2の目的は、シリンダの内周面に対するパッキンの面圧を小さくして、摺動シール面の摺動抵抗を小さくしたシリンダ用パッキンの提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、断面が半円状の摺動シール部と、この摺動シール部の近傍の両側面に、等間隔にかつ千鳥状に設けたグリス溜と、このグリス溜に連結して側面に設けた肉厚部とを備えたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
図1は本発明に係るシリンダ用パッキンの一実施例を示す側面図で、特に図2の左側面を示す図、図2は図1のA1−A2断面を示す図、図3は図2の右側面を示す図、図4は図2の点線で示す円内を拡大した図、図5は図1のB1−B2断面およびC1−C2断面を示す図、図6は図1のD1−D2断面を示す図である。
これらの図において、4は断面が半円状の摺動シール部、5Aおよび5Bはグリス溜であり、このグリス溜5Aおよび5Bは摺動シール部4の近傍でかつシリンダ1(図5参照)に摺接しないように等間隔にかつ交互に側面に設ける。特に、グリス溜5Aは摺動シール部4の左側面に等間隔に24個設け、グリス溜5Bは摺動シール部の右側面に等間隔に24個設ける。6は肉厚部であり、この肉圧部6は上記オイル溜5Aおよびオイル溜5Bにそれぞれ連結して設け、パッキンの倒れに対する剛性を上げることができる。7は内周面側シール面であり、この内周面側シール面7の中心にはビード部8を設ける。
【0006】
次に、このグリス溜5Aおよびグリス溜5Bの機能について説明する。
まず、グリス溜5Aに溜められているグリス(図示せず)は、シリンダ用パッキンが図4に示す実線の矢印方向に移動するとき、常に摺動シール部4に供給することができる。
また、グリス溜5Bに溜められているグリス(図示せず)は、シリンダ用パッキンが図6に示す点線の矢印方向に移動するとき、常に摺動シール部4に供給することができる。
なお、上記実施例では、グリス溜5Aおよびグリス5Bを両側面にそれぞれ24個設けたが、これに限定せず、パッキンの大きさ(直径)によりその数を任意に調整してもよいことはもちろんである。
【0007】
【発明の効果】
以上、詳細に説明したように、本発明に係るシリンダ用パッキンは、長時間、稼動してもグリス切れの心配がなく、しかも、シリンダの内周面に対するパッキンの面圧を小さくできるので、摺動シール面の摺動抵抗を小さくすることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシリンダ用パッキンの一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のA1−A2断面を示す図である。
【図3】図2の右側面を示す図である。
【図4】図2の点線で示す円内を拡大した図である。
【図5】図1のB1−B2断面およびC1−C2断面を示す図である。
【図6】図1のD1−D2断面を示す図であ
【符号の説明】
4・・・摺動シール部
5A、5B・・・グリス溜
6・・・肉厚部
7・・・内周面側シール面
8・・・ビード
Claims (1)
- ワンリングタイプのシリンダ用パッキンであって、断面が半円状の摺動シール部と、この摺動シール部の近傍の両側面に、等間隔にかつ千鳥状に設けたグリス溜と、このグリス溜に連結して側面に設けた肉厚部とを備えたことを特徴とするシリンダ用パッキン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002378387A JP2004169906A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | シリンダ用パッキン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002378387A JP2004169906A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | シリンダ用パッキン |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004169906A true JP2004169906A (ja) | 2004-06-17 |
Family
ID=32708329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002378387A Pending JP2004169906A (ja) | 2002-11-20 | 2002-11-20 | シリンダ用パッキン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004169906A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027127A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Smc Corp | パッキン |
-
2002
- 2002-11-20 JP JP2002378387A patent/JP2004169906A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011027127A (ja) * | 2009-07-21 | 2011-02-10 | Smc Corp | パッキン |
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