JP2004167377A - 超音波洗浄機 - Google Patents
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Abstract
【課題】超音波の減衰、洗浄液の圧力低下を防止して、洗浄効果を高めることができる超音波洗浄機を提供する。
【解決手段】洗浄液供給管3から洗浄液を供給しながら、超音波振動子2を超音波振動させると、超音波振動が付与された洗浄液がノズル本体1のノズル部bの下部の液体噴出口aから噴射される。このとき、ノズル部bの先端に液体噴出口aに向かって次第に内径が広がった拡張流路dが設けられており、ノズル部bの側面で反射された超音波は拡張流路dで広い角度で反射されるので、拡張流路dでの超音波の反射回数は多くとも1回程度に抑えることができ、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができる。さらに、洗浄液供給管3やノズル本体1の内部で発生した気泡は空気抜配管4から抜け出るが、空気抜配管4が洗浄液供給管3の上側に設けられ、空気抜配管4からの洗浄液の流出が減少するので、液体噴出口aから噴射される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】洗浄液供給管3から洗浄液を供給しながら、超音波振動子2を超音波振動させると、超音波振動が付与された洗浄液がノズル本体1のノズル部bの下部の液体噴出口aから噴射される。このとき、ノズル部bの先端に液体噴出口aに向かって次第に内径が広がった拡張流路dが設けられており、ノズル部bの側面で反射された超音波は拡張流路dで広い角度で反射されるので、拡張流路dでの超音波の反射回数は多くとも1回程度に抑えることができ、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができる。さらに、洗浄液供給管3やノズル本体1の内部で発生した気泡は空気抜配管4から抜け出るが、空気抜配管4が洗浄液供給管3の上側に設けられ、空気抜配管4からの洗浄液の流出が減少するので、液体噴出口aから噴射される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光ディスク用の基板、半導体ウェハなどを洗浄する洗浄機、特に、超音波洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液晶表示装置や半導体装置の製造工程においては、ガラス基板や半導体ウェハなどの基板を高い清浄度で洗浄することが要求される工程がある。このような工程では、基板面に付着したパーティクル等の汚染物を迅速かつ確実に除去するために、洗浄液を使用して基板の洗浄処理を行っているが、基板の洗浄効果を上げるため超音波洗浄機も使用されている。超音波洗浄機を使用し、振動が付与された洗浄液を基板に噴射すると、付着した微粒子の結合力が低下するため、振動を付与しない場合に比べて洗浄効果を向上させることができる。
【0003】
図2は従来の超音波洗浄機を示す概念図である。図2に示すように、ノズル本体11は液体噴出口a、およびこの噴出口aと連通し、噴出口aに近づくにつれて内径が小さくなった円錐状のノズル部bを有している。また、ノズル部bの上方には図に示すように超音波振動子12が設けられており、この超音波振動子12は洗浄液供給管13からノズル本体11内部に供給される洗浄液に対して超音波を付与する。超音波振動子12より付与された超音波は、洗浄液とともに液体噴出口aから放射されて基板に達する。このとき、基板を回転させることにより洗浄効果を高めることができる。このように超音波洗浄機を使用すると、洗浄液による洗浄効果と超音波による洗浄効果とを得ることができる。超音波洗浄機に供給される洗浄液としては、純水、アンモニア水(NH4OH)や過酸化水素水(H2O2)等を使用することができ、また、これらの洗浄液は80℃程度の高温で使用される場合もある。
【0004】
ところで、超音波洗浄機では、上記のように比較的気化しやすい薬液が洗浄液として使用されるとともに、高温で使用される場合もあるため、洗浄液供給管13やノズル本体11の内部で気泡が発生する。そして、発生した気泡は洗浄液とともにノズル本体11に到達し、ノズル本体11内において、洗浄液は液体噴出口aに向かって流れるが、気泡は洗浄液に対して比重が軽いために浮上して、超音波振動子12の付近に溜まることになる。このように気泡が溜まると、超音波振動子12から放射される超音波エネルギーが気泡に遮られて洗浄液に十分伝わらず、ノズル本体から放射される超音波が弱くなり十分な洗浄効果を得ることができない。
【0005】
また、気泡が占める面積が大きくなると、超音波振動子12からエネルギーの放出が行われずに、その寿命を縮めるばかりか超音波振動子の破損の原因にもなるという問題もあった。
このため、図2に示すようにノズル本体11の洗浄液供給管13と対向する側面に空気抜配管14を設け、発生した気泡が洗浄液とともに空気抜配管14から排出されるようにしている。
【0006】
しかしながら、図2に示す超音波洗浄機では、空気抜配管14が超音波振動子12の洗浄液との接液面より下にあるため、超音波振動子12の下部に気泡が溜まってしまうという問題があった。また、超音波洗浄機のノズル部bが液体噴出口aに近づくにつれて内径が小さくなる円錐状となっているため、噴射される洗浄液は液体噴出口aの中央では真直ぐ流れるが、端では内側に向かって流れるので、洗浄液がノズル本体外で集束し、その後分散する。そのため、液体噴出口aからの距離によって洗浄力が異なり、液体噴出口aから離れすぎると洗浄力が低下するという問題もあった。
【0007】
上記の気泡の滞留と洗浄液の集束の問題を解決するため、図3に示すような超音波洗浄機が提案されている。図3に示す超音波洗浄機では、ノズル本体21の洗浄液供給管23と対向する側面に設けられた空気抜配管24が、超音波振動子22の接液面より高くなる位置に設けられている。したがって、洗浄液供給管23から供給された洗浄液のうち噴射に必要な大部分は液体噴出口aから噴射され、残部が空気抜配管24から排出され、ノズル部b内の気泡は空気抜配管24から流出する液体によって押し出されるが、このとき、空気抜配管24の位置が超音波振動子22の接液面より高くなっているので、気泡の浮力が空気抜配管24の方向に働き、気泡が出やすくなる。
【0008】
また、ノズル本体21のノズル部bの下部には内径が一様な平行流路cが設けられおり、洗浄液供給口23からノズル本体21に供給された洗浄液はノズル部bの上部で加速されるとともに、平行流路cを通過することによって洗浄液全体が同じ方向に流れるように整えられるので、勢いを増した洗浄液が真直ぐに噴射され、噴射後に分散することがなく、液体噴出口aからの距離に拘らず、高い洗浄力を保つことができる(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−305248号公報
【特許文献2】
特開2001−62350号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の超音波洗浄機は上記のように構成されているが、図2に示す従来の超音波洗浄機では、超音波振動子12から出た超音波が平行に進み、ノズル部bの側面に当たると、ノズル部bの側面で反射されるので、超音波振動子12から発生した超音波の一部は真直ぐに液体噴出口aを通過し、また、他の超音波の一部はノズル部bの下部で反射されて液体噴出口aを通過し、さらにノズル部bの上部で反射された超音波の一部はノズル部bの下部でさらに反射されて液体噴出口aを通過し、これら液体噴出口aを通過した超音波は液体噴出口aの外側で集束される。図2に示す超音波洗浄機では、超音波のノズル部bでの反射回数は数回であるが、図3に示す超音波洗浄機では、内径が一様な平行流路cでほぼ45度の角度で超音波が反射するので、超音波の反射回数が多くなり、超音波が減衰して洗浄効果が落ちるという問題があった。
【0011】
また、図2、図3に示す従来の超音波洗浄機では、空気抜配管14、24がノズル本体11、21の側面に設けられているので、気泡とともに洗浄液もこの空気抜配管から排出されるため、液体噴出口aから噴射される洗浄液の圧力が低下し、洗浄効果が落ちるという問題もあった。
【0012】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、超音波の減衰、洗浄液の圧力低下を防止して、洗浄効果を高めることができる超音波洗浄機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項1に係る発明によれば、円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設け、この部分での超音波の反射角度を大きくすることにより、超音波の反射回数を少なくすることができるので、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができるとともに、液体噴出口から噴射される洗浄液がノズル本体外で集束することもないので、液体噴出口からの距離によって洗浄力が異なるという問題も解決することができる。
【0015】
請求項2に係る発明は、内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に空気抜配管を接続したことを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、空気抜配管を洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に設けることにより、洗浄液の空気抜配管からの流出を減少させることができるので、液体噴出口から噴出される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【0017】
請求項3に係る発明は、内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給口から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けるとともに、上記洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に空気抜配管を接続したことを特徴とする。
【0018】
請求項3に係る発明によれば、上記請求項1、請求項2に係る発明の効果の相乗効果により、さらに洗浄効果を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の超音波洗浄機の実施の形態について、図1を用いて説明する。図1において、1はノズル本体、2は超音波振動子、3は洗浄液供給管、4は空気抜配管、5は超音波振動子2の支持具である。
ノズル本体1は液体噴出口a、およびこの液体噴出口aと連通し、噴出口aに近づくにつれて内径が小さくなった円錐状のノズル部bを有し、このノズル部bの先端には、液体噴出口aに向かって次第に内径が広がった拡張流路dが設けられている。また、ノズル本体1内のノズル部bの上方には超音波振動子2が設けられている。この超音波振動子2は振動板(図示せず)に接着され、この振動板がノズル部b側に配置されて、洗浄液に接するようになっている。また、超音波振動子2の上部には、振動板が振動可能となるように板バネ等の弾性体(図示せず)が設けられ、この弾性体と支持具5の爪eにより振動板が固定されている。なお、支持具5の爪eは洗浄液供給管3が設けられる部分では切り欠かれている。
【0020】
一方、ノズル本体1の側面に接続された洗浄液供給管3は、超音波振動子2の接液面より高い位置に設けられている。この洗浄液供給管3の直径は6mmであり、ノズル部bの拡張流路dの上側部分の直径4mmよりも大きくなっている。また、この洗浄液供給管3のノズル本体1との接続箇所近傍の上側に空気抜配管4が接続されており、この空気抜配管4から洗浄液供給管3やノズル本体1の内部で発生した気泡が抜け出るようになっている。
【0021】
次に、この超音波洗浄機により一例として基板の洗浄を行う場合の作用について説明する。
洗浄時には洗浄液供給管3から純水等の洗浄液を供給しながら、高周波発振器の出力を超音波振動子2の表裏の電極に加えることにより、超音波振動子2が超音波振動する。この超音波振動子2の振動によって、超音波振動子2が接着された振動板が振動し、ノズル本体1内の洗浄液に超音波振動が付与される。超音波振動が付与された洗浄液がノズル本体1のノズル部bの下部の液体噴出口aから噴射し、超音波振動が付与された洗浄液が基板に衝突することにより、超音波振動によって基板に付着した微粒子が遊離し、除去される。
【0022】
このとき、洗浄液供給管3の直径がノズル本体1のノズル部bの拡張流路dの上側部分の直径よりも大きくなっているので、洗浄液の圧力が下がることがなく、洗浄液が液体噴出口aから勢いよく噴射される。また、ノズル部bの先端に液体噴出口aに向かって次第に内径が広がった拡張流路dが設けられており、ノズル部bの側面で反射された超音波は拡張流路dで広い角度で反射されるので、拡張流路dでの超音波の反射回数は多くとも1回程度に抑えることができ、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができる。さらに、拡張流路dは液体噴出口aに向かって次第に内径が広がっているので、液体噴出口aの端から噴射される洗浄液が内側に向かって流れることはなく、逆に外側に向かって噴射され、噴射された洗浄液は集束することがないので、液体噴出口aからの距離によって洗浄力が異なることはない。
【0023】
また、洗浄液供給管3が設けられる部分では、支持具5の爪eが切り欠かれているので、爪eが気泡の移動の妨げとなることはなく、洗浄液供給管3やノズル本体1の内部で発生した気泡は空気抜配管4から抜け出る。このとき、空気抜配管4が洗浄液供給管3の上側に設けられており、空気抜配管4からの洗浄液の流出が減少するので、液体噴出口aから噴射される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【0024】
なお、上記の実施の形態では、ノズル部bの先端に拡張流路dを設けるとともに、洗浄液供給管3の上側に空気抜配管4を設けたが、いずれか一方のみを設けても、洗浄効果を高めることができる。
また、上記の実施の形態では、超音波洗浄機により基板を洗浄する場合について説明したが、基板以外の他の種々の被洗浄物の洗浄を行うこともでき、さらに、上記の実施の形態で示した洗浄液供給管の直径、ノズル部の拡張流路の上側部分の直径の数値は一例であり、使用目的に応じて適宜変更することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の超音波洗浄機は、円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けることにより、この部分での超音波の反射角度が大きくなり、超音波の反射回数が少なくなるので、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができるとともに、液体噴出口から噴射される洗浄液がノズル本体外で集束することもないので、液体噴出口からの距離によって洗浄力が異なるという問題も解決することができる。
また、洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上部に空気抜配管を設ければ、洗浄液の空気抜配管からの流出を減少させることができるので、液体噴出口から噴出される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る超音波洗浄機を示す図である。
【図2】従来の超音波洗浄機を示す図である。
【図3】従来の他の超音波洗浄機を示す図である。
【符号の説明】
1、11、21 ノズル本体
2、12、22 超音波振動子
3、13、23 洗浄液供給管
4、14、24 空気抜配管
5 支持具
a 液体噴出口
b ノズル部
c 平行流路
d 拡張流路
e 爪
【発明の属する技術分野】
本発明は、液晶表示装置用のガラス基板、フォトマスク用のガラス基板、光ディスク用の基板、半導体ウェハなどを洗浄する洗浄機、特に、超音波洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、液晶表示装置や半導体装置の製造工程においては、ガラス基板や半導体ウェハなどの基板を高い清浄度で洗浄することが要求される工程がある。このような工程では、基板面に付着したパーティクル等の汚染物を迅速かつ確実に除去するために、洗浄液を使用して基板の洗浄処理を行っているが、基板の洗浄効果を上げるため超音波洗浄機も使用されている。超音波洗浄機を使用し、振動が付与された洗浄液を基板に噴射すると、付着した微粒子の結合力が低下するため、振動を付与しない場合に比べて洗浄効果を向上させることができる。
【0003】
図2は従来の超音波洗浄機を示す概念図である。図2に示すように、ノズル本体11は液体噴出口a、およびこの噴出口aと連通し、噴出口aに近づくにつれて内径が小さくなった円錐状のノズル部bを有している。また、ノズル部bの上方には図に示すように超音波振動子12が設けられており、この超音波振動子12は洗浄液供給管13からノズル本体11内部に供給される洗浄液に対して超音波を付与する。超音波振動子12より付与された超音波は、洗浄液とともに液体噴出口aから放射されて基板に達する。このとき、基板を回転させることにより洗浄効果を高めることができる。このように超音波洗浄機を使用すると、洗浄液による洗浄効果と超音波による洗浄効果とを得ることができる。超音波洗浄機に供給される洗浄液としては、純水、アンモニア水(NH4OH)や過酸化水素水(H2O2)等を使用することができ、また、これらの洗浄液は80℃程度の高温で使用される場合もある。
【0004】
ところで、超音波洗浄機では、上記のように比較的気化しやすい薬液が洗浄液として使用されるとともに、高温で使用される場合もあるため、洗浄液供給管13やノズル本体11の内部で気泡が発生する。そして、発生した気泡は洗浄液とともにノズル本体11に到達し、ノズル本体11内において、洗浄液は液体噴出口aに向かって流れるが、気泡は洗浄液に対して比重が軽いために浮上して、超音波振動子12の付近に溜まることになる。このように気泡が溜まると、超音波振動子12から放射される超音波エネルギーが気泡に遮られて洗浄液に十分伝わらず、ノズル本体から放射される超音波が弱くなり十分な洗浄効果を得ることができない。
【0005】
また、気泡が占める面積が大きくなると、超音波振動子12からエネルギーの放出が行われずに、その寿命を縮めるばかりか超音波振動子の破損の原因にもなるという問題もあった。
このため、図2に示すようにノズル本体11の洗浄液供給管13と対向する側面に空気抜配管14を設け、発生した気泡が洗浄液とともに空気抜配管14から排出されるようにしている。
【0006】
しかしながら、図2に示す超音波洗浄機では、空気抜配管14が超音波振動子12の洗浄液との接液面より下にあるため、超音波振動子12の下部に気泡が溜まってしまうという問題があった。また、超音波洗浄機のノズル部bが液体噴出口aに近づくにつれて内径が小さくなる円錐状となっているため、噴射される洗浄液は液体噴出口aの中央では真直ぐ流れるが、端では内側に向かって流れるので、洗浄液がノズル本体外で集束し、その後分散する。そのため、液体噴出口aからの距離によって洗浄力が異なり、液体噴出口aから離れすぎると洗浄力が低下するという問題もあった。
【0007】
上記の気泡の滞留と洗浄液の集束の問題を解決するため、図3に示すような超音波洗浄機が提案されている。図3に示す超音波洗浄機では、ノズル本体21の洗浄液供給管23と対向する側面に設けられた空気抜配管24が、超音波振動子22の接液面より高くなる位置に設けられている。したがって、洗浄液供給管23から供給された洗浄液のうち噴射に必要な大部分は液体噴出口aから噴射され、残部が空気抜配管24から排出され、ノズル部b内の気泡は空気抜配管24から流出する液体によって押し出されるが、このとき、空気抜配管24の位置が超音波振動子22の接液面より高くなっているので、気泡の浮力が空気抜配管24の方向に働き、気泡が出やすくなる。
【0008】
また、ノズル本体21のノズル部bの下部には内径が一様な平行流路cが設けられおり、洗浄液供給口23からノズル本体21に供給された洗浄液はノズル部bの上部で加速されるとともに、平行流路cを通過することによって洗浄液全体が同じ方向に流れるように整えられるので、勢いを増した洗浄液が真直ぐに噴射され、噴射後に分散することがなく、液体噴出口aからの距離に拘らず、高い洗浄力を保つことができる(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0009】
【特許文献1】
特開平10−305248号公報
【特許文献2】
特開2001−62350号公報
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の超音波洗浄機は上記のように構成されているが、図2に示す従来の超音波洗浄機では、超音波振動子12から出た超音波が平行に進み、ノズル部bの側面に当たると、ノズル部bの側面で反射されるので、超音波振動子12から発生した超音波の一部は真直ぐに液体噴出口aを通過し、また、他の超音波の一部はノズル部bの下部で反射されて液体噴出口aを通過し、さらにノズル部bの上部で反射された超音波の一部はノズル部bの下部でさらに反射されて液体噴出口aを通過し、これら液体噴出口aを通過した超音波は液体噴出口aの外側で集束される。図2に示す超音波洗浄機では、超音波のノズル部bでの反射回数は数回であるが、図3に示す超音波洗浄機では、内径が一様な平行流路cでほぼ45度の角度で超音波が反射するので、超音波の反射回数が多くなり、超音波が減衰して洗浄効果が落ちるという問題があった。
【0011】
また、図2、図3に示す従来の超音波洗浄機では、空気抜配管14、24がノズル本体11、21の側面に設けられているので、気泡とともに洗浄液もこの空気抜配管から排出されるため、液体噴出口aから噴射される洗浄液の圧力が低下し、洗浄効果が落ちるという問題もあった。
【0012】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたもので、超音波の減衰、洗浄液の圧力低下を防止して、洗浄効果を高めることができる超音波洗浄機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項1に係る発明によれば、円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設け、この部分での超音波の反射角度を大きくすることにより、超音波の反射回数を少なくすることができるので、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができるとともに、液体噴出口から噴射される洗浄液がノズル本体外で集束することもないので、液体噴出口からの距離によって洗浄力が異なるという問題も解決することができる。
【0015】
請求項2に係る発明は、内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に空気抜配管を接続したことを特徴とする。
【0016】
請求項2に係る発明によれば、空気抜配管を洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に設けることにより、洗浄液の空気抜配管からの流出を減少させることができるので、液体噴出口から噴出される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【0017】
請求項3に係る発明は、内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給口から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けるとともに、上記洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に空気抜配管を接続したことを特徴とする。
【0018】
請求項3に係る発明によれば、上記請求項1、請求項2に係る発明の効果の相乗効果により、さらに洗浄効果を高めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の超音波洗浄機の実施の形態について、図1を用いて説明する。図1において、1はノズル本体、2は超音波振動子、3は洗浄液供給管、4は空気抜配管、5は超音波振動子2の支持具である。
ノズル本体1は液体噴出口a、およびこの液体噴出口aと連通し、噴出口aに近づくにつれて内径が小さくなった円錐状のノズル部bを有し、このノズル部bの先端には、液体噴出口aに向かって次第に内径が広がった拡張流路dが設けられている。また、ノズル本体1内のノズル部bの上方には超音波振動子2が設けられている。この超音波振動子2は振動板(図示せず)に接着され、この振動板がノズル部b側に配置されて、洗浄液に接するようになっている。また、超音波振動子2の上部には、振動板が振動可能となるように板バネ等の弾性体(図示せず)が設けられ、この弾性体と支持具5の爪eにより振動板が固定されている。なお、支持具5の爪eは洗浄液供給管3が設けられる部分では切り欠かれている。
【0020】
一方、ノズル本体1の側面に接続された洗浄液供給管3は、超音波振動子2の接液面より高い位置に設けられている。この洗浄液供給管3の直径は6mmであり、ノズル部bの拡張流路dの上側部分の直径4mmよりも大きくなっている。また、この洗浄液供給管3のノズル本体1との接続箇所近傍の上側に空気抜配管4が接続されており、この空気抜配管4から洗浄液供給管3やノズル本体1の内部で発生した気泡が抜け出るようになっている。
【0021】
次に、この超音波洗浄機により一例として基板の洗浄を行う場合の作用について説明する。
洗浄時には洗浄液供給管3から純水等の洗浄液を供給しながら、高周波発振器の出力を超音波振動子2の表裏の電極に加えることにより、超音波振動子2が超音波振動する。この超音波振動子2の振動によって、超音波振動子2が接着された振動板が振動し、ノズル本体1内の洗浄液に超音波振動が付与される。超音波振動が付与された洗浄液がノズル本体1のノズル部bの下部の液体噴出口aから噴射し、超音波振動が付与された洗浄液が基板に衝突することにより、超音波振動によって基板に付着した微粒子が遊離し、除去される。
【0022】
このとき、洗浄液供給管3の直径がノズル本体1のノズル部bの拡張流路dの上側部分の直径よりも大きくなっているので、洗浄液の圧力が下がることがなく、洗浄液が液体噴出口aから勢いよく噴射される。また、ノズル部bの先端に液体噴出口aに向かって次第に内径が広がった拡張流路dが設けられており、ノズル部bの側面で反射された超音波は拡張流路dで広い角度で反射されるので、拡張流路dでの超音波の反射回数は多くとも1回程度に抑えることができ、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができる。さらに、拡張流路dは液体噴出口aに向かって次第に内径が広がっているので、液体噴出口aの端から噴射される洗浄液が内側に向かって流れることはなく、逆に外側に向かって噴射され、噴射された洗浄液は集束することがないので、液体噴出口aからの距離によって洗浄力が異なることはない。
【0023】
また、洗浄液供給管3が設けられる部分では、支持具5の爪eが切り欠かれているので、爪eが気泡の移動の妨げとなることはなく、洗浄液供給管3やノズル本体1の内部で発生した気泡は空気抜配管4から抜け出る。このとき、空気抜配管4が洗浄液供給管3の上側に設けられており、空気抜配管4からの洗浄液の流出が減少するので、液体噴出口aから噴射される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【0024】
なお、上記の実施の形態では、ノズル部bの先端に拡張流路dを設けるとともに、洗浄液供給管3の上側に空気抜配管4を設けたが、いずれか一方のみを設けても、洗浄効果を高めることができる。
また、上記の実施の形態では、超音波洗浄機により基板を洗浄する場合について説明したが、基板以外の他の種々の被洗浄物の洗浄を行うこともでき、さらに、上記の実施の形態で示した洗浄液供給管の直径、ノズル部の拡張流路の上側部分の直径の数値は一例であり、使用目的に応じて適宜変更することができる。
【0025】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の超音波洗浄機は、円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けることにより、この部分での超音波の反射角度が大きくなり、超音波の反射回数が少なくなるので、超音波の減衰を抑え、洗浄効果を高めることができるとともに、液体噴出口から噴射される洗浄液がノズル本体外で集束することもないので、液体噴出口からの距離によって洗浄力が異なるという問題も解決することができる。
また、洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上部に空気抜配管を設ければ、洗浄液の空気抜配管からの流出を減少させることができるので、液体噴出口から噴出される洗浄液の圧力低下を防止し、洗浄効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る超音波洗浄機を示す図である。
【図2】従来の超音波洗浄機を示す図である。
【図3】従来の他の超音波洗浄機を示す図である。
【符号の説明】
1、11、21 ノズル本体
2、12、22 超音波振動子
3、13、23 洗浄液供給管
4、14、24 空気抜配管
5 支持具
a 液体噴出口
b ノズル部
c 平行流路
d 拡張流路
e 爪
Claims (3)
- 内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けたことを特徴とする超音波洗浄機。
- 内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に空気抜配管を接続したことを特徴とする超音波洗浄機。
- 内部に円錐状のノズル部を有するノズル本体と、このノズル部の上方に設けられた超音波振動子と、ノズル本体の側面に接続された洗浄液供給管とを備え、上記洗浄液供給管から上記ノズル本体に供給された洗浄液に上記超音波振動子から超音波を付与し、上記ノズル部の下部の液体噴出口から洗浄液を噴射させる超音波洗浄機において、上記円錐状のノズル部の先端に液体噴出口に向かって次第に内径が広がった部分を設けるとともに、上記洗浄液供給管のノズル本体との接続箇所近傍の上側に空気抜配管を接続したことを特徴とする超音波洗浄機。
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