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JP2004166296A - 自動同調装置 - Google Patents

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JP2004166296A JP2003430178A JP2003430178A JP2004166296A JP 2004166296 A JP2004166296 A JP 2004166296A JP 2003430178 A JP2003430178 A JP 2003430178A JP 2003430178 A JP2003430178 A JP 2003430178A JP 2004166296 A JP2004166296 A JP 2004166296A
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Noboru Arikane
登 有兼
Tetsuo Sugano
哲生 菅野
Kimitoshi Hongo
公敏 本郷
Isamu Okugawa
勇 奥川
Katsushi Shimamoto
勝史 島本
Junichi Hamada
順一 濱田
Keiichiro Shirakashi
啓一郎 白樫
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Abstract

【課題】 チューナー回路のチューニングモードの自動切替え、およびチューニング時あるいはチューニング完了後における種々の信号情報の自動配置、およびユーザーが任意に種々の信号情報を自動的に配置することが可能な自動同調装置を得る。
【解決手段】 映像信号方式がNTSC方式かその他の方式かを判別するSYNC判別回路11および、チューニングモードの切換えを行うチューニングモード切換回路12、カラーバースト信号(アイデント信号)S8を受け、映像信号方式がPAL方式かSECAM方式かを判別するカラー判別回路13を備えている。NTSC方式、PAL方式、SECAM方式、SECAM−L方式については、ユーザーが同調手段の同調モードを設定する必要がなくなるので、ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
【選択図】図14

Description

本発明は自動同調装置に関し、特にVTRの自動同調装置において自動同調時の信号方式の判別および、記憶した信号情報の処理を行う自動同調装置に関するものである。
従来のVTR(VIDEO TAPE RECORDER)の自動同調装置について図51〜図53を用いて説明する。図51は、従来のVTRの自動同調装置における主要部分のブロック図であり、図52は、その動作についてのフローチャートである。また、図53は、チューニング時のステーション番号(便宜的な放送局番号)とチューニング完了後のポジション番号(放送局を選択するためのVTR装置上の便宜的な番号)の関係を示す。
図51において、2は外部からの制御信号により映像信号方式に対応した切替えが可能なチューナー回路、3はチューナー回路2からコンポジットの映像信号S1を受けて、信号処理を行う同期信号(SYNCHRONIZING SIGNAL:SYNCと略記)分離回路を含む映像信号処理回路(図中ではY/Cと略記)、4はチューナー回路2からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチューニングコントロール回路、6はメモリ回路であり、チューニングコントロール回路5とメモリ回路6を備えてシステムコントローラ7が構成されている。8は入力信号の搬送方式に合わせてチューニングコントロール回路5の動作を切換えるための入力信号方式切換えスイッチである。
次に図52および図53を用いて動作について説明する。まず、自動同調(以下オートチューニングと呼称)の動作を図53のフローチャートを用いて説明する。ユーザーから、自動同調(以下オートチューニングと呼称)のコマンドをシステムコントローラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2に対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT(AUTOMATICFINETUNING:自動微同調)信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。ここで、チューニングデータとは周波数に関するデータを示す。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST5)。
一方、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST6)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合はステップST2の動作を再び行う。ステップST2〜ST6までの動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
以上説明したオートチューニングにより得られた結果は図53のように表される。図53は、メモリ6のアドレスのステーション番号と、そこに記憶されたチューニングデータを示し、かつ、ステーション番号と選局のためのポジション番号との関係を示している。
図53において、ステーション番号「0」〜「3」には、チューニングデータとしてそれぞれ「B局」、「D局」、「C局」、「A局」の発信周波数に相当する周波数データが記憶されていることを示している。一方、ステーション番号「4」〜「99」には、記憶されるべきデータが存在しない、すなわち放送局が存在していないことを示している。
これらは、選局のためのシステムにおいては、ポジション番号「0」〜「3」には、それぞれ「B局」、「D局」、「C局」、「A局」の発信周波数に相当する周波数データが記憶され、ポジション番号「4」〜「99」は、データの読み出しをする必要がないのでスキップされている。
ユーザーは、オートチューニングを終了した時点から、VTRの選局システムを使用することができ、ポジション番号に対応するスイッチを選択することで、チューニングされた信号を得ることができる。ただし、オートチューニングにおいてはPAL方式で伝送される信号のみについてチューニング動作がなされているので、PAL方式以外の伝送方式で伝送される信号は得ることができない。PAL方式以外の伝送方式の信号をチューニングしたい場合は、チューニングコントロール回路5に接続された入力信号方式切換えスイッチ8を切り換えることで、チューニングコントロール回路5は入力信号方式切換えのための制御信号SCONをチューナー回路2に与えることになる。
従来の自動同調装置は以上のように構成されているので、入力信号の伝送方式については、初期設定でPAL方式に設定されており、PAL方式以外の伝送方式の信号をチューニングする場合は、オートチューニング完了後に、ユーザーが入力信号方式切換えスイッチ8を手動で切替えて、再チューニングを行なわなくてはならないという問題があった。
また、オートチューニング時には、周波数に関するデータのみが記憶されるので、チューニングされた放送局の種類や信号の強弱、国によって異なる音声信号方式や映像信号方式に関してのデータがないために、オートチューニング完了後、これらの相違によるポジションの選択をユーザーに強いることになるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、チューナー回路のチューニングモードを、自動的に音声信号方式および映像信号方式に対応させて切替えたり、チューニング時あるいはチューニング完了後に、予め設定されたポジション番号に対応させて種々の信号情報を自動的に配置したり、あるいはユーザーの欲するポジション番号に対応させて種々の信号情報を自動的に配置したりすることが可能な自動同調装置を得ることを目的とする。
本発明に係る請求項1記載の自動同調装置は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であって、前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号に含まれるランダムノイズを検出してノイズデータとして出力するノイズ検出手段を備え、前記同調制御手段を介して、前記ノイズデータを前記同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
本発明に係る請求項1記載の自動同調装置によれば、ノイズデータを同調周波数に関するデータと共に記憶手段に記憶することにより、自動同調中および自動同調終了後に、必要に応じて放送電波の受信状況を知ることができる。
本発明に係る請求項2記載の自動同調装置は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であって、前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の信号品位を検出し、信号品位データを出力する信号品位検出手段を備え、前記同調制御手段を介して、前記信号品位データを前記同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とする。
本発明に係る請求項2記載の自動同調装置によれば、自動同調中および自動同調終了後に必要に応じて、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴースト電波なども含めて放送電波の受信状況を知ることができる。
本発明に係る請求項3記載の自動同調装置は、少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であって、前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の映像品位度を判別するとともに、判別結果を映像品位度情報として前記同調制御手段に与える映像品位度判別手段と、前記記憶手段に記憶された少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを含む記憶内容を、所定の法則に従って順に自動的に並べ替える、ソーティング制御手段とを備え、前記同調制御手段を介して、前記映像品位度情報を前記同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に記憶するとともに、前記映像品位度情報および対応する前記同調周波数に関するデータを、前記映像品位度の良好な順に自動的に並べ替えることを特徴とする。
本発明に係る請求項3記載の自動同調装置によれば、同調制御手段を介して、映像品位度情報を同調周波数に関するデータとともに記憶手段に記憶するとともに、映像品位度情報および対応する同調周波数に関するデータを、映像品位度の良好な順に自動的に並べ替えることにより、ユーザーが映像品位度の良好な順に対応させて、呼出番号を設定するなどの作業が不要となる。
本発明に係る請求項4記載の自動同調装置は、前記映像品位度判別手段は、前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の信号品位を検出する映像品位検出手段を有し、前記映像品位度情報は、判別結果として前記映像品位検出手段から出力される映像品位信号である。
本発明に係る請求項4記載の自動同調装置によれば、映像品位度判別手段が、同調手段から出力される映像信号を受けて、映像信号の信号品位を検出する映像品位検出手段を有し、映像品位度情報を、判別結果として出力される映像品位信号とするので、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴースト電波なども含めて映像品位度を判別することができる。
本発明に係る請求項1記載の自動同調装置によれば、自動同調中および自動同調終了後に、必要に応じて放送電波の受信状況を知ることができるので、ユーザーにとって使い勝手のよい自動同調装置が得られる。
本発明に係る請求項2記載の自動同調装置によれば、自動同調中および自動同調終了後に必要に応じて、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴースト電波なども含めて放送電波の受信状況を知ることができるので、ユーザーにとって使い勝手のよい自動同調装置が得られる。
本発明に係る請求項3記載の自動同調装置によれば、ユーザーが映像品位度の良好な順に対応させて、呼出番号を設定するなどの作業が不要となるので、ユーザーに負担をかけない自動同調装置が得られる。
本発明に係る請求項4記載の自動同調装置によれば、単純なノイズだけでなく、妨害電波やゴースト電波なども含めて映像品位度を判別することができるので、ユーザーにとって使い勝手のよい自動同調装置が得られる。
<第1の実施例>
図1に本発明に係る第1の実施例としてVTRの自動同調装置A1の構成を示す。図1において、2Aはアンテナ1に接続されたチューナー回路、3はチューナー回路2Aからコンポジットの映像信号S1を受けて、信号処理を行うSYNC分離回路を含む映像信号処理回路、4はチューナー回路2Aからの受信信号を受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチューナー回路2Aのチューニング動作を制御するチューニングコントロール回路、6はチューニングコントロール回路に接続されるメモリ回路であり、チューニングコントロール回路5とメモリ回路6を備えてシステムコントローラ7が構成されている。また、10は映像信号S1を受け、放送局からの情報であるテレテキスト信号S5を映像信号S1から取り出し、チューニングコントロール回路5に与えるテキストデータデコーダ回路である。
次に、図2を用いてテキストデータデコーダ回路10の構成について説明する。図2において、テキストデータデコーダ回路10は、映像信号S1が与えられるブランキング検知回路101とブランキングゲート回路102、およびブランキングゲート回路102に接続されテレテキスト信号S5を出力するテキストデータ検出回路103で構成される。
次に動作について説明する。ブランキング検知回路101は、映像信号S1の同期信号近傍の映像等の実信号のない部分(垂直帰線期間)を検知し、ブランキング信号S101をブランキングゲート回路102に与える。ブランキングゲート回路102に与えられた映像信号S1は、ブランキング信号S101に応じて、同期信号近傍の映像等の実信号のない部分のみが取り出され、テキストデータ検出回路103与えられ、テキストデータ検出回路103において、その部分に含まれるテキストデータが読み出されて、テレテキスト信号S5として出力される。
次に図3に示すフローチャートを用いて自動同調装置A1の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2AのチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT(AUTOMATIC FINE TUNING:自動微同調)信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時にテキストデータデコーダ回路10において、コンポジットの映像信号S1から、信号のブランキング期間に重畳されているテキスト情報をデコードし、デコードされたテレテキスト(文字放送)信号S5がチューニングコントロール回路5へ入力される(ステップST5)。
チューニングコントロール回路5において、テレテキスト信号S5の中の放送局情報を取り出して、周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST6)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST7)。
一方、ステップST3において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合はステップST2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
本発明に係るVTRの自動同調装置A1は、テキストデータデコーダ回路10を備え、システムコントローラ7のメモリ6には、周波数に関するデータと共に放送局情報も記憶されているので、オートチューニング動作時および動作終了後に、放送局情報としてのテレテキスト信号S5を利用して放送局の判別を行うことができる。
なお、上記自動同調装置A1では、チューニングコントロール回路5において、テレテキスト信号S5の中の放送局情報を取り出す例を示したが、放送局情報以外の情報でも良く、テレテキスト信号の全てを取り出して記憶しても良い。一例として、テキストデータのエラーレートを計算して受信電界の状態を判別しても良い。
また、上記自動同調装置A1では、オートチューニング動作時のみ周波数に関するデータおよびテレテキスト信号の記憶を行なっているが、オートチューニング終了後、現時点で受信している映像信号のテレテキスト信号をシステムコントローラ7に記憶させ、オートチューニング時のデータとの比較やデータの更新等を行なっても良い。これにより、オートチューニング後に受信電界の変化や、放送局の変化が起きた場合にも対応することができる。
また、上記自動同調装置A1では、オートチューニング動作における放送局の有無は、AFT信号S4とSYNC信号S2との両方をシステムコントローラ7に入力して判断しているが、例えばテレテキスト信号S5の有無のみで判断してもよく、AFT信号S4のみまたはSYNC信号S2のみで判断してもよい。
また、受信局の中でテレテキスト信号S5を持たない放送局があった場合は、その旨をシステムコントローラ7が記憶することができる。
なお、上記自動同調装置A1ではオートチューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なってもかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(BAND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わってもよい。
また、チューニングコントロール回路5から出力されるチューニングコントロール信号S3は、直流電圧あるいはPWMパルス、あるいはシリアルデータなどである。
<第2の実施例>
図4に本発明に係る第2の実施例としてVTRの自動同調装置A2の構成を示す。図4において、第1の実施例として図1に示した自動同調装置A1のテキストデータデコーダ回路10の代わりに、受信信号のノイズ量を検知してノイズデータS6として出力するノイズ検出回路20が設けられている。なお、図1に示した自動同調装置A1と同一の構成については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に、図5を用いてノイズ検出回路20の構成について説明する。図5において、ノイズ検出回路20は映像信号S1を反転して遅延させる反転遅延回路201と、映像信号S1と映像信号S1の反転遅延信号S201を受けてノイズを増幅するノイズ増幅回路202とで構成されている。反転遅延回路201は映像信号のラインに並列に設けられ、1水平走査期間(以後1Hと略記)分の遅延(64μs)を与え、反転させて反転遅延信号S201として映像信号S1に与える。
映像信号S1は1Hごとに相関関係があるため、反転遅延信号S201が与えられると、映像信号S1自体が消滅し、ランダムノイズのみが残ることになる。このランダムノイズをノイズ増幅回路202で増幅することで、ノイズデータS6が得られる。
次に、図6に示すフローチャートを用いて自動同調装置A2の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2AのチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時にノイズ検出回路20の出力であるノイズデータS6がチューニングコントロール回路5へ入力される(ステップST5)。
チューニングコントロール回路5において、ノイズデータS6を周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST6)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST7)。
一方、ステップST3において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合はステップST2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
本発明に係るVTRの自動同調装置A2は、ノイズ検出回路20を備え、システムコントローラ7のメモリ6には、周波数に関するデータと共に受信状況の情報としてノイズデータS6も記憶されているので、オートチューニング動作時および動作終了後に、受信局の受信状況を知ることができ、更に他の受信局との比較や受信電界の判別を行なうことができる。
なお、以上説明した自動同調装置A2は、ノイズ検出回路20において、一般的な振幅方向のノイズを増幅するノイズ増幅器202を備え、コンポジットの映像信号S1に対するノイズ量を検知する構成を示したが、ノイズ増幅器202の代わりに音声信号のノイズレベルを検知する手段や、復調前の映像信号や音声信号のノイズレベルを検知する手段や、受信電界により変化するRF−AGC(チューナー系の感度を一定とするAutomatic Gain Cntrol)のレベルを検知する手段を用いても良く、また、SYNC信号S2のエッジを検出して、これのS/N比を計算する手段や、垂直同期信号のみ検出して、これのS/N比を検知する手段を用いても良い。
また、上記自動同調装置A2では、オートチューニング動作時のみ周波数に関するデータおよびノイズデータの記憶を行なっているが、オートチューニング終了後、現時点で受信している映像信号のノイズデータをシステムコントローラ7に記憶させ、オートチューニング時のデータとの比較やデータの更新等を行なっても良い。これにより、オートチューニング後に受信電界の変化や、放送局の変化が起きた場合にも対応することができる。
また、上記自動同調装置A2ではオートチューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なってもかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(BAND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わってもよい。
また、チューニングコントロール回路5から出力されるチューニングコントロール信号S3は、直流電圧あるいはPWMパルス、あるいはシリアルデータなどである。
<第3の実施例>
図7に本発明に係る第3の実施例としてVTRの自動同調装置A3の構成を示す。図7において、第1の実施例として図1に示した自動同調装置A1のテキストデータデコーダ回路10の代わりに、映像品位検出回路30が設けられている。なお、図1に示した自動同調装置A1と同一の構成については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
ここで、映像品位検出回路30について説明する。図8は映像品位検出回路30の構成を示すブロック図である。図8において301はチューナー回路2Aから出力される映像信号S1の中の実信号のないブランキング部分を検知するブランキング検知回路であり、302はブランキング検出回路301により検知されたブランキング信号S301に応じて、映像信号S1に対してブランキング部分を通過させるブランキングゲート回路であり、303はブランキング部分のみのノイズ成分を検波するノイズ検波回路である。ノイズ検波回路303は、映像信号S1の実信号のないブランキング部分のノイズ量に比例した映像品位データS7を出力する。
次にその動作について説明する。まず、ブランキング検出回路301は、得られた映像信号S1に対して、ブランキング部分の検知を行ない、その部分に対応させてブランキング信号S301を出力する。さらに映像信号S1は、ブランキング信号S301に応じてゲートを開閉し、ブランキング部分のみを通過させるブランキングゲート回路302によって、ブランキング部分のみが取り出されて、ノイズ検波回路303により、ブランキング部分のみのノイズ検波が行なわれる。このように、映像信号S1のブランキング部分のみのノイズ検波出力を、受信信号の映像品位データS7とすることにより、単純なノイズ検知の他に妨害信号等の有無も検知でき、またゴースト等の判定が可能となり、受信信号の品位を正確に判別することができる。
次に図9に示すフローチャートを用いて自動同調装置A3の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7が受けると、初期設定として、チューナー回路2AのチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時に、映像品位検出回路30において、この時点で受信されているコンポジットの映像信号S1の映像品位を検知して、映像品位データS7として出力し、チューニングコントロール回路5に与える(ステップST5)。
この映像品位データS7を、周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST6)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST7)。
一方、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合はステップST2の動作を再び行う。
ステップST2〜ST7までの動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
本発明に係るVTRの自動同調装置A3は、映像品位検出回路30を備え、システムコントローラ7のメモリ6には、周波数に関するデータと共に受信状況の情報として映像品位データS7も記憶されているので、オートチューニング動作時および動作終了後に、受信局の受信状況を知ることができ、更に他の受信局との比較や受信電界の判別を行なうことができる。
なお、以上説明した自動同調装置A3は、映像品位検出回路30において、ノイズ検波回路303を用いて映像信号S1のブランキング部分のみのノイズ成分を検波する例を示したが、チューナー回路から出力される映像中間周波信号(Video Intermediate Freqency:以後VIF信号と呼称)を検知する手段を用いても良く、あるいはRF−AGCのレベルにて検知する手段を用いてもよい。
また、上記自動同調装置A3では、オートチューニング動作時のみ周波数に関するデータおよび映像品位データの記憶を行なっているが、オートチューニング終了後、現時点で受信している映像信号の映像品位データをシステムコントローラ7に記憶させ、オートチューニング時のデータとの比較やデータの更新等を行なっても良い。これにより、オートチューニング後に受信電界の変化や、放送局の変化が起きた場合にも対応することができる。
なお、上記自動同調装置A3ではオートチューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なってもかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(BAND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わってもよい。
また、チューニングコントロール回路5から出力されるチューニングコントロール信号S3は、直流電圧あるいはPWMパルス、あるいはシリアルデータなどである。
<第4の実施例>
図10に本発明に係る第4の実施例としてVTRの自動同調装置A4の構成を示す。図10において、画面上に文字などを表示させるため、映像信号S1に対してデータを重畳させるキャラクタゼネレータ回路(以後、CG回路と呼称)40が映像信号処理回路3に接続され、CG回路40の出力は映像信号出力端子9に与えられる。その他の構成は第1の実施例として図1に示した自動同調装置A1と同様であり、自動同調装置A1と同一の構成については、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
次に自動同調装置A4の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドを受けると、図3に示すフローチャートに従って自動同調装置A1と同様のチューニング動作を行うと共に、テキストデータデコーダ回路10を用いて、受信された放送局信号から、テレテキスト信号S5を取り出し、システムコントローラ7のメモリ6に、周波数に関するデータと共に放送局情報を記憶する。
そして、オートチューニング完了後に、再び周波数に関するデータと共に、メモリ6から放送局情報を読み出した時に、CG回路40を通して映像信号にその放送局情報を重畳して受像画面に表示させる。
CG回路40は、ROMで構成される回路であり、所定のドットのマトリクスからなる文字および記号などが記憶されている。その構成は一般的であり、周知であるので、詳細な説明は省略する。
図11に、受像画面SCに放送局情報を表示する一例を示す。図11において、受像画面SCに現在受信中の放送局の名称が「BBC1」として示されている。これにより、ユーザーが受信された放送局情報を知ることができる。
なお、本実施例では、オートチューニング完了後、放送局情報を受像画面に出力しているが、オートチューニング時に表示させてもよい。また、受像画面に出力させなくても、たとえば受像画面外の部分に蛍光表示管や発光ダイオード、液晶表示等を設け、それらを用いて放送局情報を表示させてもよい。
また、図10に示した自動同調装置A4では、テキストデータデコーダ回路10を用いて放送局信号から、テレテキスト信号S5を取り出しているため、画面表示内容が放送局情報となっているが、テキストデータデコーダ回路10の代わりに、例えば第2の実施例において説明した受信信号のノイズ量を検知するノイズ検出回路20を設けることで、その出力であるノイズデータS6が周波数に関するデータと共にメモリ6に記憶されることになり、必要に応じてメモリ6からノイズデータ106を読み出し、受像画面に表示することができる。
図12に、受像画面SCにノイズデータを表示する一例を示す。図12において、受像画面SCに受信信号のノイズレベルが数値およびグラフで示されている。これにより、ユーザーが受信信号のノイズレベルを知ることができる。
また、テキストデータデコーダ回路10の代わりに、例えば第3の実施例において説明した受信信号のノイズ量を検知する映像品位検出回路30を設けることで、その出力である映像品位データS7が周波数に関するデータと共にメモリ6に記憶されることになり、必要に応じてメモリ6から映像品位データS7を読み出し、受像画面に表示することができる。
図13に、受像画面SCに映像品位データを表示する一例を示す。図13において、受像画面SCに受信信号の映像品位が数値およびグラフで示されている。これにより、ユーザーが映像信号の映像品位(CLEAR LEVEL)を知ることができ、例えばこの映像品位データの画面表示を参考にしながら、室内/室外の空中線の最適方向を知ることができる。
<第5の実施例>
図14に本発明に係る第5の実施例としてVTRの自動同調装置A5の構成を示す。図14において、2はアンテナ1に接続され、外部からの制御信号により入力信号方式に対応した切替えが可能なチューナー回路、3はチューナー回路2からコンポジットの映像信号S1を受けて、信号処理を行うSYNC分離回路を含む映像信号処理回路、4はチューナー回路2からの受信信号を受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチューナー回路2のチューニング動作を制御するチューニングコントロール回路、6はチューニングコントロール回路に接続されるメモリであり、11は映像信号処理回路3の出力であるSYNC信号S2を受け、SYNC信号の数により映像信号方式がNTSC方式かその他の方式かを判別するSYNC判別回路、12はSYNC判別回路11の出力であるモード切換回路第1制御信号S9を受け、チューナー回路2に対してモード切換え信号S11を出力してチューニングモードの切換えを行うチューニングモード切換回路であり、チューニングコントロール回路5、メモリ6、SYNC判別回路11、チューニングモード切換回路12を備えてシステムコントローラ7Aが構成されている。また、映像信号処理回路3の出力の1つである、カラーバースト信号(アイデント信号)S8を受け、映像信号方式がPAL方式かSECAM方式かを判別し、その結果をモード切換回路第2制御信号S10としてチューニングモード切換回路12に与えるカラー判別回路13が設けられている。
ここで、SYNC判別回路11はマイクロコンピュータなどにより1秒間当たりのSYNCの数(パルス数)を計数する構成を有し、1秒間に60のSYNCが計数された場合(60Hz)はNTSC方式、1秒間に50のSYNCが計数された場合(50Hz)はSECAM方式あるいはPAL方式であると判別する。
次に、カラー判別回路13について説明する。図15はカラー判別回路13の構成を示すブロック図である。図15において、カラー判別回路13は1Hごとにカラーバースト信号S8を通過させるバーストゲート回路131と、バーストゲート回路131に接続され、4.43MHzの周波数のカラーバースト信号S8のみを抜き取る周波数フィルタ132と、周波数フィルタ132を通過した信号をDC変換するDC変換回路133と、DC変換回路133から出力されたままのDC信号、および遅延回路134を介してDC変換回路133の出力を1H遅らせたDC信号とを比較する比較器135とを備えて構成される。
次に、動作について説明する。図15に示すように、一般的にSECAM方式およびPAL方式ともにSYNC信号S2の後にカラーバースト信号(SECAM方式ではアイデント信号)S8が存在し、その周波数はPAL方式の場合は全て4.43MHzであるのに対し、SECAM方式の場合は1Hごとに4.25MHzと4.41MHzの信号が交互に現れる。従って、バーストゲート回路131と周波数フィルタ132を用いて、1Hごとのカラーバースト信号S8の周波数をフィルターで抜き取り、DC変換回路133によりDC値に変換し、比較器135により1HごとのDCレベルを比較することで、1HごとのDCレベルが同じであればPAL方式、1HごとのDCレベルが異なればSECAM方式であると判別する。
次に図16および図17に示すフローチャートを用いて自動同調装置A5の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Aが受けると、初期設定として、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2に対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
このとき現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合は、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力する(ステップST4)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、次のステップST5を実行するが、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合にはステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げる。
ステップST5において、映像信号処理回路3からのSYNC信号S2を、システムコントローラ7A内のSYNC判別回路11に送り、SYNC判別回路11はSYNC信号S2が60Hzで与えられるときは、モード切換回路第1制御信号S9を出力してチューニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S11によりチューナー回路2をNTSCモードに変更する(ステップST6)。またSYNC信号S2が50Hzで与えられるときは、NTSC方式以外であると判別する。
チューナー回路2がNTSCモードにセットされると、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がNTSC方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。
次にステップST8において、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST8の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
ステップST5においてNTSC方式以外であると判別された場合には、映像信号処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13がカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以外の方式とに判別する(ステップST9)。ここで、SECAM−L方式の場合は、映像信号S1がPALモードでチューニングされているのでハンチングしており、カラーバースト信号S8の周波数変化が正確に判別できないので、SECAM方式以外の方式とされる。
ステップST9においてSECAM方式であると判別された場合は、チューニングモードをPALモードに保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。なお、SECAM方式の場合はPALモードでチューニング可能である。
ここでチューナー回路2のチューニングモードはPALモードであるので、ステップST8において、再設定する必要はなく、次にステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST9、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
一方、ステップST9においてSECAM方式以外であると判別された場合は、映像信号処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13が再びカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以外の方式とに判別する(ステップST10)。このステップST10における判別は、カラーバースト信号S8が4.43MHzである場合はPAL方式、そうでない場合はPAL方式以外の方式として判別する。
ステップST10においてPAL方式であると判別されると、チューナー回路2はPALモードに保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がPAL方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。
ここでチューナー回路2のチューニングモードはPALモードであるので、ステップST8において、再設定する必要はなく、次にステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST9、ST10、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
一方、ステップST10においてPAL方式以外であると判別されると、カラー判別回路13はモード切換回路第2制御信号S10を出力してチューニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S11によりチューナー回路2をSECAM−Lモードに変更する(ステップST11)。
次に、ステップST12において映像信号処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13がカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以外の方式とに再度判別する。
ステップST12においてSECAM方式と判別した場合、チューニングモードをSECAM−Lモードに保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。
次にステップST8において、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST9、ST10、ST11、ST12、ST7、ST8の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
一方、ステップST12においてSECAM方式以外の方式であると判別した場合、チューニングモードをSECAM−Lモードに保ち(ステップST13)、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式が判別不可のその他の方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。
次にステップST8において、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST9、ST10、ST11ST12、ST7、ST8の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
ここで、ステップST12以後の動作は、ゴースト信号などの判別不可能な信号を受けた場合にもチューニング動作を停止させないためのシステムであり、判別不可能な信号を記憶させることで、チューニング後ユーザーが任意で映像信号方式を指定することが可能となる。また、信号電界が弱く、カラー判別回路13が映像信号方式を判別できない場合にも有効である。
以上説明したように、図14に示した自動同調装置A5によれば、SYNC判別回路11およびカラー判別回路13を備えることにより、受信信号がPAL方式、SECAM方式、SECAM−L方式、NTSC方式のいずれの映像信号方式であるかを判別し、自動的にチューナー回路2のチューニングモードを切換えることができるので、ユーザーが自ら映像信号方式に合わせて切り換え操作を行う必要がなくなる。
また、ゴースト信号などの判別不可能な信号を受けた場合や、信号電界が弱く、カラー判別回路13が映像信号方式を判別できない場合にもチューニング動作が停止することのない自動同調装置が得られる。
また、メモリ6に記憶された映像信号方式のデータは、オートチューニング時およびオートチューニング終了後、必要に応じてメモリ6から読み出して、例えばクロマ回路やチューナー回路の切替えやチャンネルポジションの並び換えなどに利用してもよい。
なお、上記自動同調装置A5ではオートチューニング動作は周波数の低い方から高い方に周波数を上げる例を示したが、逆に高い方から低い方へ行なってもかまわない。また、VHF、UHF等の周波数帯(BAND)が種々ある場合に、どの周波数帯からチューニングを行なってもよく、特定の周波数帯のみのチューニングでもよく、周波数帯ごとにチューニング方向が変わってもよい。
<第6の実施例>
図18に本発明に係る第6の実施例としてVTRの自動同調装置A6の構成を示す。図18において、図14を用いて説明した自動同調装置A5と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図18からわかるように、自動同調装置A6は自動同調装置A5からカラー判別回路13を除去した構成となっている。従って、自動同調装置A6は受信信号がPAL方式、NTSC方式のいずれの映像信号方式であるかを判別する機能を有した装置となっている。
以下、図19に示すフローチャートを用いて自動同調装置A6の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Aが受けると、初期設定として、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2に対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
このとき現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合は、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力する(ステップST4)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、次のステップST5を実行するが、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合にはステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げる。
ステップST5において、映像信号処理回路3からのSYNC信号S2を、システムコントローラ7A内のSYNC判別回路11に送り、SYNC判別回路11はSYNC信号S2が60Hzで与えられるときは、モード切換回路第1制御信号S9を出力してチューニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S11によりチューナー回路2をNTSCモードに変更する(ステップST6)。またSYNC信号S2が50Hzで与えられるときは、NTSC方式以外であると判別する。
チューナー回路2がNTSCモードにセットされると、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がNTSC方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。
次に、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
ステップST5においてNTSC方式以外であると判別された場合には、モード切換回路第1制御信号S9を出力してチューニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S11によりチューナー回路2をPALモードに変更する。(ステップST6)。なお、初期設定として、チューナー回路2のチューニングモードがPALモードに設定されているので、チューニングモードがNTSCモードに変更されていない場合は、このステップST6は必要ない。
チューナー回路2がPALモードにセットされると、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がPAL方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST7)。
次に、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
以上説明したように、図18に示した自動同調装置A6によれば、SYNC判別回路11を備えることにより、受信信号がPAL方式、NTSC方式のいずれの映像信号方式であるかを判別し、自動的にチューナー回路2のチューニングモードを切換えることができるので、ユーザーが自ら映像信号方式に合わせて切り換え操作を行う必要がなくなる。
なお、その他の機能については自動同調装置A5と同様であるので重複する説明は省略する。
<第7の実施例>
図20に本発明に係る第7の実施例としてVTRの自動同調装置A7の構成を示す。図20において、図14を用いて説明した自動同調装置A5のシステムコントローラ7Aの代わりに、チューニングコントロール回路5、メモリ回路6、チューニングモード切換回路12を備えたシステムコントローラ7Bが設けられている。その他、自動同調装置A5と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図20からわかるように、自動同調装置A7は自動同調装置A5からSYNC判別回路11を除去した構成となっている。従って、自動同調装置A7は受信信号がPAL方式、SECAM方式、SECAM−L方式のいずれの映像信号方式であるかを判別する機能を有した装置となっている。
以下、図21に示すフローチャートを用いて自動同調装置A7の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Aが受けると、初期設定として、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2に対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
このとき現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合は、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力する(ステップST4)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、次のステップST5を実行するが、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合にはステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げる。
ステップST5において、映像信号処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13がカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以外の方式とに判別する。ここで、ECAM−L方式の場合は、映像信号S1がPALモードでチューニングされているのでハンチングしており、カラーバースト信号S8の周波数変化が正確に判別できないので、SECAM方式以外の方式とされる。
ステップST5においてSECAM方式であると判別された場合は、チューニングモードをPALモードに保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST6)。なお、SECAM方式の場合はPALモードでチューニング可能である。
ここでチューナー回路2のチューニングモードはPALモードであるので、ステップST7において、再設定する必要はなく、次にステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
一方、ステップST5においてSECAM方式以外であると判別された場合は、映像信号処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13が再びカラー判別を行い、PAL方式とそれ以外の方式とに判別する(ステップST8)。このステップST8における判別は、カラーバースト信号S8が4.43MHzである場合はPAL方式、そうでない場合はPAL方式以外の方式として判別する。
ステップST8においてPAL方式であると判別されると、チューナー回路2はPALモードに保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がPAL方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST6)。
ここでチューナー回路2のチューニングモードはPALモードであるので、ステップST7において、再設定する必要はなく、次にステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST8、ST6、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。
一方、ステップST8においてPAL方式以外であると判別されると、カラー判別回路13はモード切換回路第2制御信号S10を出力してチューニングモード切換回路12に与え、モード切換信号S11によりチューナー回路2をSECAM−Lモードに変更する(ステップST9)。
次に、ステップST10において映像信号処理回路3からのカラーバースト信号S8を受けたカラー判別回路13がカラー判別を行い、SECAM方式とそれ以外の方式とに再度判別する。
ステップST10においてSECAM方式と判別した場合、チューニングモードをSECAM−Lモードに保った状態で、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式がSECAM方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST6)。
次にステップST7において、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST8、ST9、ST10、ST6、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
一方、ステップST10においてSECAM方式以外の方式であると判別した場合、チューニングモードをSECAM−Lモードに保ち(ステップST11)、その時のチューニングデータ(周波数に関するデータ)をメモリ6のステーション番号「0」のアドレスに記憶させると共に、現在の映像信号方式が判別不可のその他の方式であるという情報も記憶させ、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」とする(ステップST6)。
次にステップST7において、チューナー回路2のチューニングモードをPAL方式に設定し、ステップST2において一定量だけチューニング周波数を上げて次のチューニング動作に入り、ステップST2〜ST5、ST8、ST9、ST10、ST6、ST7の動作を繰り返し、チューニング周波数の上限に達するとチューニングを終了する。チューニングにより得られたチューニングデータは、メモリ6内のアドレスから、選局のためのシステムに与えられ、選局のためのポジション番号が振り当てられチューニングモードが終了する。
ここで、ステップST10以後の動作は、ゴースト信号などの判別不可能な信号を受けた場合にもチューニング動作を停止させないためのシステムであり、判別不可能な信号を記憶させることで、チューニング後ユーザーが任意で映像信号方式を指定することが可能となる。また、信号電界が弱く、カラー判別回路13が映像信号方式を判別できない場合にも有効である。
以上説明したように、図20に示した自動同調装置A7によれば、カラー判別回路13を備えることにより、受信信号がPAL方式、SECAM方式、SECAM−L方式のいずれの映像信号方式であるかを判別し、自動的にチューナー回路2のチューニングモードを切換えることができるので、ユーザーが自ら映像信号方式に合わせて切り換え操作を行う必要がなくなる。
また、ゴースト信号などの判別不可能な信号を受けた場合や、信号電界が弱く、カラー判別回路13が映像信号方式を判別できない場合にもチューニング動作が停止することのない自動同調装置が得られる。
なお、その他の機能については自動同調装置A5と同様であるので重複する説明は省略する。
<変形例>
以上説明した本発明に係る第5〜第7の実施例である自動同調装置A5〜A7には、本発明に係る第1〜第4の実施例である自動同調装置A1〜A4の構成を付加して、放送局情報、ノイズデータ、映像品位データをメモリに記憶させ、受像画面に表示させてもよい。
そのための構成は、テキストデータデコーダ回路10、ノイズ検出回路20、映像品位検出回路30は、チューナー回路2から出力される映像信号S1を受け、出力がチューニングコントロール回路5に与えられるように設けられ、CG回路40は、映像信号処理回路3の出力と映像信号出力端子9との間に設けられる。
<第8の実施例>
図22に本発明に係る第8の実施例としてVTRの自動同調装置A8の構成を示す。図22において、2Aはアンテナ1に接続されたチューナー回路、4はチューナー回路2Aからの受信信号を受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチューナー回路2Aのチューニング動作を制御するチューニングコントロール回路、6はチューニングコントロール回路に接続されるメモリであり、チューニングコントロール回路5Aとメモリ6とでシステムコントロール回路7Cが構成されている。また、チューナー回路2Aには音声処理装置60が接続されている。
音声処理装置60は、チューナー回路2Aから出力される音声中間周波信号(Sound Intermediate Freqency:以後SIF信号と呼称)S12を受け、音声に復調する音声復調回路と、電圧制御発振器(Voltage Controlled Oscllator:以後VCOと呼称)とで構成されている。
音声処理装置60内にはFM検波を行うFM音声復調回路61、62、63、64とAM検波を行うAM音声復調回路65がそれぞれSIF信号が並列に与えられるように設けられ、FM音声復調回路61には4.5MHzの発振周波数を有するVCO610、FM音声復調回路62には5.5MHzの発振周波数を有するVCO620、FM音声復調回路63には6.0MHzの発振周波数を有するVCO630、FM音声復調回路64およびAM音声復調回路65には6.5MHzの発振周波数を有するVCO640が接続されており、FM音声復調回路61、62、63、64およびAM音声復調回路65の出力は、チューニングコントロール回路5Aに与えられる。
ここで、FM音声復調回路61、62、63、64はクォードラチャー方式などのFM検波回路で構成され、AM音声復調回路65はAM検波回路で構成されており、どちらも周知の回路であるので詳細説明は省略する。またVCOも一般的な構成であるので詳細説明は省略する。
次に図23および図24に示すフローチャートを用いて自動同調装置A8の動作について説明する。ユーザーから、自動同調の命令を受けたチューニングコントロール回路5Aは、チューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST1)。
アンテナ1で受信する放送局の音声信号(音声キャリア)の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4を、チューニングコントロール回路5に入力する(ステップST2)。
ステップST2においてAFT信号S4が与えられていない場合には、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行い(ステップST3)、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達していればチューニングを終了するが、そうでない場合は、再度ステップST1の動作を行う。
ステップST2においてAFT信号S4が与えられている場合には、チューナー回路2Aから出力されるSIF信号S12をFM音声復調回路61に与える(ステップST4)。FM音声復調回路61には4.5MHzの発振周波数を有するVCO610が接続されており、与えられたSIF信号S12中にVCO610の周波数4.5MHzにあった音声キャリアがあれば、音声信号を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときのVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST6)、ステップST1以降の動作を行う。
ここで、与えられたSIF信号S12中にVCO610の周波数4.5MHzにあった音声キャリアが無い場合は、FM音声復調回路62において、与えられたSIF信号S12中にVCO620の周波数5.5MHzにあった音声キャリアの有無について判定され(ステップST7)、音声キャリアがあれば、音声信号を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときのVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST6)、ステップST1以降の動作を行う。
同様に、与えられたSIF信号S12中にVCO620の周波数5.5MHzにあった音声キャリアが無い場合は、FM音声復調回路63において、与えられたSIF信号S12中にVCO630の周波数6.0MHzにあった音声キャリアの有無について判定され(ステップST8)、音声キャリアがあれば、音声信号を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときのVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST6)、ステップST1以降の動作を行う。
同様に与えられたSIF信号S12中にVCO630の周波数6.0MHzにあった音声キャリアが無い場合は、FM音声復調回路64において、与えられたSIF信号S12中にVCO640の周波数6.5MHzにあった音声キャリアの有無について判定され(ステップST9)、音声キャリアがあれば、音声信号を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときのVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST6)、ステップST1以降の動作を行う。
同様に与えられたSIF信号S12中にVCO640の周波数6.5MHzにあった音声キャリアが無い場合は、AM音声復調回路65において、与えられたSIF信号S12中にVCO640の周波数6.5MHzに合った音声キャリアの有無について判定され(ステップST10)、音声キャリアがあれば、音声信号を復調し(ステップST5)、システムコントローラ7Cに伝達されチューニングデータとともに、そのときのVCOの周波数をメモリ6に記憶し(ステップST6)、ステップST1以降の動作を行う。
また、ステップST4〜ステップST8において、各々のVCOの周波数にあった音声キャリアが無い場合は、チューニング周波数が上限に達しているか否かを判定し(ステップST11)、チューニング周波数が上限に達している場合にはチューニング動作を終了し、上限に達していない場合にはステップST1の動作を繰り返す。
このように、SIF信号S12がFM音声復調回路61〜64およびAM音声復調回路65のいずれに合った周波数を有しているかによって、その受信信号の音声信号方式が検知できるものである。たとえば、映像信号方式がPAL方式およびSECAM方式においては、6.0MHzの出力が現れる場合は、音声信号方式はI方式であり、5.5MHzの出力が現れる場合は、音声信号方式はB/G方式であり、6.5MHzの出力が現れる場合は、音声信号方式はD/K方式である。また、4.5MHzの出力が現れる場合は、音声信号方式はM方式であり、このときの映像信号方式はNTSC方式である。
従って本実施例の自動同調装置A8によれば、映像信号方式だけでなく音声信号方式を判別することで受信信号をさらに細かく分類できることになる。このような機能は、同じ映像信号方式の放送局が複数存在し、かつ、各々の音声信号方式が異なっている場合、例えば国境周辺での受信において、自動的にそれぞれの放送局に対応することができる。
また、複数の音声復調回路と、音声復調回路のそれぞれに発振周波数の異なるVCOを備えることにより、音声信号方式の方式の判別が並列処理されることになり、判別に費やす時間を短縮することができる。
なお、以上説明した自動同調装置A8では映像信号方式の判別については言及していないが、本発明に係る第5〜第7の実施例に示した自動同調装置A5〜A7と組み合わせることで映像信号方式の判別が可能となる。
また、音声信号方式の判別結果は、オートチューニング時あるいはオートチューニング完了後、メモリ6より読み出して、例えばクロマ回路やビデオ系のチューナー回路の切換えや、チャンネルポジションの並び換えなどに利用してもよく、更にこの判別動作はオートチューニング中のみに限らず必要ならばいつ行なってもよい。
<第9の実施例>
図25に本発明に係る第9の実施例としてVTRの自動同調装置A9の構成を示す。図25において、2Aはアンテナ1に接続されたチューナー回路、4はチューナー回路2Aからの受信信号を受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチューナー回路2のチューニング動作を制御するチューニングコントロール回路、6はチューニングコントロール回路に接続されるメモリ回路であり、チューニングコントロール回路5とメモリ6とでシステムコントローラ7が構成されている。また、チューナー回路2AにはSIF信号S12を受け、音声に復調する音声復調回路70が接続され、音声復調回路70にはチューニングコントロール回路5から出力されるVCO制御信号S13により制御され、所定の周波数のクロック信号S14を出力するVCO80が接続されている。音声復調回路70の出力である音声信号S15は音声検波回路90に与えられ、検波された音声検波信号S16は、チューニングコントロール回路5に与えられる。
ここで、音声復調回路70はクォードラチャー方式などのFM検波回路で構成され、周知の回路であるので詳細説明は省略する。VCO80は5.5MHzから7.0MHzまでのクロック信号S14を出力するが、その構成は一般的であるので詳細説明は省略する。
音声検波回路90の構成を図26に示す。図26に示すように音声検波回路90は半波整流回路901とパルス整形回路902とで構成され、(復調済)音声信号S15は半波整流回路901で半波整流されパルス整形回路902に与えられる。パルス整形回路902は半波整流された音声信号をパルス化して、“High”と“Low”の直流電圧信号(音声検波信号S16)として出力する。
次に図27に示すフローチャートを用いて自動同調装置A9の動作について説明する。ユーザーから、自動同調の命令を受けたチューニングコントロール回路5は、まず初期設定としてVCO80の発振周波数を5.5MHzにセットする(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量チューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。
次に、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4をチューニングコントロール回路5に入力する(ステップST3)。
AFT信号S4が与えられている場合には、チューニング周波数を保持した状態で、与えられたSIF信号S12中にVCO80の周波数5.5MHzにあった音声キャリアがあれば、音声信号S15に復調され出力される(ステップST4)。
復調された音声信号S15は、音声検波回路90に送られ、パルス化されて音声検波信号S16としてシステムコントローラ7に送られる(ステップST5)。
音声検波信号S16が“High”であれば、その時のチューニングデータとVCO80の発振周波数をアドレスデータとしてシステムコントローラ7内のメモリ6に記憶し、次に記憶するアドレスを1つインクリメントして更にチューニング動作を続行する(ステップST6)。
ステップST1〜ST6の動作をチューニング周波数上限に達するまで行い、上限に達すれば、チューニングモードを終了する(ステップST7)。
また、ステップST5において音声検波信号S16が“Low”であれば、VCO80の発振周波数を0.5MHz上げ(ステップST8)、そのときのVCO80の発振周波数が7.0MHzでなければ音声復調回路70で復調された音声信号S15を音声検波回路90に送り(ステップST9)、音声信号S15をパルス化する。VCO80の発振周波数を変更することによって音声検波信号S16が“High”に転じれば、その時のチューニングデータとVCO80の発振周波数をアドレスデータとしてシステムコントローラ7内のメモリ6に記憶し、次に記憶するアドレスを1つインクリメントして更にチューニング動作を続行する(ステップST6)。
なお、VCO80の発振周波数を変更しても、音声検波信号S16が“Low”のままであれば、VCOの周波数が7.0MHzに達した時点でステップST1に戻ってチューニングを終了する。
以上説明したように自動同調装置A9は、5.5MHzから7.0MHzまでのクロック信号S14を出力するVCO80と、音声検波回路90を備えることにより、音声復調回路70を複数設けることなく音声信号の方式の違いを判別することができるので、構成要素が少なくて済むので小型化に適している。
また、本発明に係る第5〜第7の実施例に示した自動同調装置A5〜A7と組み合わせることで映像信号方式の判別が併せて可能となる。
なお、上記実施例では放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4を用いる例を示したが、チューナー回路2Aから出力されるSIF信号S12を用いることで、チューニング時の判定精度を向上させることができる。
また、音声キャリア方式の判別結果は、オートチューニング時あるいはオートチューニング完了後、メモリ6より読み出して、例えばクロマ回路やビデオ系のチューナー回路の切換えや、チャンネルポジションの並び換えなどに利用してもよく、更にこの判別動作はオートチューニング中のみに限らず必要ならばいつ行なってもよい。
<第10の実施例>
図28に本発明に係る第10の実施例としてVTRの自動同調装置A10の構成を示す。図28において、2Aはアンテナ1に接続されたチューナー回路、3はチューナー回路2Aからコンポジットの映像信号S1を受けて、信号処理を行うSYNC分離回路を含む映像信号処理回路、4はチューナー回路2Aからの受信信号を受け放送局の有無を検知するAFT検出回路、5はチューナー回路2Aのチューニング動作を制御するチューニングコントロール回路、6はチューニングコントロール回路に接続されるメモリであり、100はメモリ6に記憶されたチューニングデータを所定のポジション番号に従って並べるソーティングコントロール回路であり、映像信号処理回路3からのSYNC信号S2により制御される。
チューニングコントロール回路5とメモリ6およびソーティングコントロール回路を備えてシステムコントローラ7Dが構成されている。また、10は映像信号S1を受け、放送局からの情報であるテレテキスト信号S5を映像信号S1から取り出し、メモリ6に与えるテキストデータデコーダ回路である。また、8は入力信号の映像信号方式に合わせてチューニングコントロール回路5の動作を切換えるための入力信号方式切換えスイッチである。
ここで、図29を用いてソーティングコントロール回路100の構成について説明する。ソーティングコントロール回路100はソフトウェアで構成される回路であるが、図29においてはハードウェアとして示す。
図29において、ソーティングコントロール回路100は、選局のためのポジション番号を付与するためのポジション番号ポインタ110と、放送局番号(ステーション番号)を付与するためのステーション番号ポインタ120と、メモリ6内に予め設けられたソート基準メモリ61から放送局情報(ステーションID)を読み出す第1レジスタ130と、チューニング動作によってメモリ6に記憶されたチューニングデータメモリ62からステーションIDを読み出す第2レジスタ140と、第1レジスタ130および第2レジスタ140にそれぞれ読み出されたステーションIDの比較を行う比較部150と、比較結果を判定し、ポジション番号ポインタ110およびステーション番号ポインタ120に付与番号を指示する判定部160とを備え、ソーティングによりポジション番号とステーション番号とが対応したソート結果を、メモリ6内のソート結果メモリ63に記憶させる。
次に図30および図31に示すフローチャートを用いて自動同調装置A10の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時にテキストデータデコーダ回路10において、コンポジットの映像信号S1から、信号のブランキング期間に重畳されているテキスト情報をデコードし、デコードされたテレテキスト(文字放送)信号S5がチューニングコントロール回路5へ入力される(ステップST5)。
チューニングコントロール回路5において、テレテキスト信号S5の中の放送局情報(ステーションID)を取り出して判別し(ステップST6)、周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST7)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST8)。
一方、ステップST3において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST9)。
このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST2の動作を再び行い、ステップST2〜ST8までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST9においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、メモリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予め設定したポジション番号に対応するステーションIDを読み出し(ステップST10)、ポジション番号ポインタ110の示すステーションIDを第1レジスタ130にロードする(ステップST11)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応するステーションIDを読み出し、ステーション番号ポインタ120の示すステーションIDを第2レジスタ140にロードし、比較部150において、第1および第2レジスタ130および140にロードされたそれぞれのステーションIDの比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST12)。
ステップST12において、ステーションIDが一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST13)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST14)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST15)。
一方、ステップST12においてステーションIDが一致していない場合にも、ステップST15の動作を行う。
ステップST15において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作を行う(ステップST16)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、全てのステーションIDをソートしたか否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否かについてポジション番号ポインタ110において判定する(ステップST17)。
ステップST17において全てのステーションIDがソートされたと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、全てのステーションIDがソートされていない場合には、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST18)。
以上説明した自動同調回路A10は、ソーティングコントロール回路100を備え、ソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号には予め決められたステーションIDの放送局が自動的に設定され、ユーザーがポジション番号に対応させて放送局を設定する必要がなくなり、ユーザーにかける負担を軽減することができる。
なお、以上のソーティング動作において、ステーション番号に対応するステーションIDが発見されない場合は、そのポジション番号を選局せず、スキップ等の処理を行なう。
<第11の実施例>
図32に本発明に係る第11の実施例としてVTRの自動同調装置A11の構成を示す。図32において、図28を用いて説明した自動同調装置A10と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図32において、メモリ6にはユーザーが並べ替え順序の設定を行うためのユーザー入力コントロール回路200が接続され、チューニングコントロール回路5とメモリ6およびソーティングコントロール回路100、ユーザー入力コントロール回路200を備えてシステムコントローラ7Eが構成されている。また、ユーザー入力コントロール回路200には、ユーザーが設定を入力するためのキー入力装置300が接続されている。
ここで、図33を用いてユーザー入力コントロール回路200の構成について説明する。図33において、ユーザー入力コントロール回路200は、キー入力装置300との間で信号の授受を行うキーインターフェース回路210と、キーインターフェース回路210に接続されるポジション番号レジスタ220およびステーション名レジスタ230と、ステーション名レジスタ230に接続されるステーションID変換回路240および表示装置250とを備え、ポジション番号レジスタ220は、ソーティングコントロール回路100のポジション番号ポインタ110を介してメモリ6のソート基準メモリ61に接続され、ステーションID変換回路240もソート基準メモリ61に接続されている。
次に、ユーザー入力コントロール回路200の動作について説明する。ユーザーがキー入力装置300からポジション番号に対応させて放送局情報(放送局名や放送局名コードなど)を入力すると、ポジション番号はポジション番号レジスタ220に、放送局情報はステーション名レジスタ230に与えられ、ポジション番号はポジション番号ポインタ110により、ソート基準メモリ61に与えられ、放送局情報はステーションID変換回路240でステーションIDに変換されてソート基準メモリ61に与えられ、記憶される。ここで、放送局情報は表示装置250に表示される。
次に図34および図35に示すフローチャートを用いて自動同調装置A11の動作について説明する。まずユーザーがキー入力装置300によりポジション番号に対応させて放送局情報(放送局名や放送局名コードなど)を入力し、ソート順序を設定する(ステップST1)。
次に、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Eが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST2)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST3)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST4)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST5)。
また、同時にテキストデータデコーダ回路10において、コンポジットの映像信号S1から、信号のブランキング期間に重畳されているテキスト情報をデコードし、デコードされたテレテキスト(文字放送)信号S5がチューニングコントロール回路5へ入力される(ステップST6)。
チューニングコントロール回路5において、テレテキスト信号S5の中の放送局情報(ステーションID)を取り出して判別し(ステップST7)、周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST8)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST9)。
一方、ステップST4において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST10)。
このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST3の動作を再び行い、ステップST3〜ST9までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST10においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、メモリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予め設定したポジション番号に対応するステーションIDを読み出し(ステップST11)、ポジション番号ポインタ110の示すステーションIDを第1レジスタ130にロードする(ステップST12)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応するステーションIDを読み出し、ステーション番号ポインタ120の示すステーションIDを第2レジスタ140にロードし、比較部150において、第1および第2レジスタ130および140にロードされたそれぞれのステーションIDの比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST13)。
ステップST13において、ステーションIDが一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST14)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST15)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST16)。
一方、ステップST13においてステーションIDが一致していない場合にも、ステップST16の動作を行う。
ステップST16において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作を行う(ステップST17)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、全てのステーションIDをソートしたか否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否かについてポジション番号ポインタ110において判定する(ステップST18)。
ステップST18において全てのステーションIDがソートされたと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、全てのステーションIDがソートされていない場合には、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作を行う(ステップST19)。
以上説明した自動同調回路A11は、ユーザー入力コントロール回路200を備えることで、ユーザーが望む放送局を、ユーザーが設定したソート順序に従ってソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号にはユーザーが望むステーションIDの放送局が自動的に設定されることになる。これは、ユーザーがポジション番号と放送局情報を設定しなければならないという点ではユーザーに負担をかけることになるが、受信可能な放送局が限定されているような地域において、受信可能な放送局の中からユーザーの必要に応じて自動同調させる放送局を設定できるという利点がある。
<第12の実施例>
図36に本発明に係る第12の実施例としてVTRの自動同調装置A12の構成を示す。図36において、図28を用いて説明した自動同調装置A10と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図36において、メモリ6には映像信号処理回路3から出力されるSYNC信号S2およびカラーバースト信号(アイデント信号)S8を受けて、映像信号方式がNTSC方式、PAL方式、SECAM方、SECAM−L方式のいずれであるかを判別する映像信号方式判別回路400が接続されている。
また、チューニングコントロール回路5とメモリ6およびソーティングコントロール回路100を備えてシステムコントローラ7Dが構成されている。
ここで、映像信号方式判別回路400は、本発明に係る第5の実施例で説明した自動同調装置A5に示す、SYNC信号の数により映像信号方式がNTSC方式かその他の方式かを判別するSYNC判別回路11および、映像信号処理回路3の出力の1つである、カラーバースト信号(アイデント信号)S8を受け、映像信号方式がPAL方式かSECAM方式かを判別するカラー判別回路13を備えた構成となっており、SYNC判別回路11およびカラー判別回路13の詳細については説明済みであるので重複する説明は省略し、以後の説明においては映像信号方式判別回路400の出力を「映像信号方式の判別結果」と呼称する。また、ソーティングコントロール回路100においては、放送局情報(ステーションID)の代わりに映像信号方式を用いることになるので、本発明に係る第10の実施例で説明した自動同調装置A10における「ステーションID」を「映像信号方式」と読み替える。
次に図37および図38に示すフローチャートを用いて自動同調装置A12の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時に映像信号方式判別回路400から映像信号方式の判別結果を得る(ステップST5)。
映像信号方式の判別結果を周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST6)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST7)。
一方、ステップST3において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST8においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、メモリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予め設定したポジション番号に対応する映像信号方式を読み出し(ステップST9)、ポジション番号ポインタ110の示す映像信号方式を第1レジスタ130にロードする(ステップST10)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応する映像信号方式を読み出し、ステーション番号ポインタ120の示す映像信号方式を第2レジスタ140にロードし、比較部150において、第1および第2レジスタ130および140にロードされたそれぞれの映像信号方式の比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST11)。
ステップST11において、映像信号方式が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST12)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST13)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST14)。
一方、ステップST11において映像信号方式が一致していない場合にも、ステップST14の動作を行う。
ステップST14において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST15)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、全ての映像信号方式をソートしたか否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否かについてポジション番号ポインタ110において判定する(ステップST16)。
ステップST16において全ての映像信号方式がソートされたと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、全ての映像信号方式がソートされていない場合には、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST17)。
以上説明した自動同調回路A12は、ソーティングコントロール回路100と映像信号方式判別回路400を備え、ソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号には予め決められた映像信号方式の放送局が自動的に設定され、ユーザーがポジション番号に対応させて映像信号方式を入力する必要がなくなり、ユーザーにかける負担を軽減することができる。
<第13の実施例>
図39に本発明に係る第13の実施例としてVTRの自動同調装置A13の構成を示す。図39において、図36を用いて説明した自動同調装置A12と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図39において、メモリ6にはユーザーが設定を行うためのユーザー入力コントロール回路200が接続され、チューニングコントロール回路5とメモリ6およびソーティングコントロール回路100、ユーザー入力コントロール回路200を備えてシステムコントローラ7Eが構成されている。また、ユーザー入力コントロール回路200には、ユーザーが設定を入力するためのキー入力装置300が接続されている。ここで、ユーザー入力コントロール回路200とキー入力装置300の構成は第11の実施例で説明しているので重複する説明は省略する。また、ソーティングコントロール回路100およびユーザー入力コントロール回路200においては、放送局情報(ステーションID)の代わりに映像信号方式を用いることになるので、本発明に係る第11の実施例で説明した自動同調装置A11における「ステーションID」を「映像信号方式」と読み替える。
次に図40および図41に示すフローチャートを用いて自動同調装置A13の動作について説明する。まずユーザーがキー入力装置300によりポジション番号に対応させて映像信号方式を入力し、ソート順序を設定する(ステップST1)。
次に、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Eが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST2)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST3)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST4)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST5)。
また、同時に映像信号方式判別回路400から映像信号方式の判別結果を得る(ステップST6)。
映像信号方式の判別結果を周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST7)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST8)。
一方、ステップST4において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST2の動作を再び行い、ステップST3〜ST8までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST9においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、メモリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予め設定したポジション番号に対応する映像信号方式を読み出し(ステップST10)、ポジション番号ポインタ110の示す映像信号方式を第1レジスタ130にロードする(ステップST11)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応する映像信号方式を読み出し、ステーション番号ポインタ120の示す映像信号方式を第2レジスタ140にロードし、比較部150において、第1および第2レジスタ130および140にロードされたそれぞれの映像信号方式の比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST12)。
ステップST12において、映像信号方式が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST13)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST14)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST15)。
一方、ステップST12において映像信号方式が一致していない場合にも、ステップST15の動作を行う。
ステップST15において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST12以後の動作を行う(ステップST16)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、全ての映像信号方式をソートしたか否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否かについてポジション番号ポインタ110において判定する(ステップST17)。
ステップST17において全ての映像信号方式がソートされたと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、全ての映像信号方式がソートされていない場合には、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST18)。
以上説明した自動同調回路A13は、ソーティングコントロール回路100と映像信号方式判別回路400に加えてユーザー入力コントロール回路200を備えることで、ユーザーが望む放送局を、ユーザーが設定したソート順序に従ってソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号にはユーザーが望む映像信号方式が自動的に設定されることになる。これは、ユーザーがポジション番号と映像信号方式を設定しなければならないという点ではユーザーに負担をかけることになるが、種々の映像信号方式が混在しているような地域において、ユーザーの必要に応じた映像信号方式のを放送局を設定できるという利点がある。
<第14の実施例>
図42に本発明に係る第14の実施例としてVTRの自動同調装置A14の構成を示す。図42において、図28に示した自動同調装置A10と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。自動同調装置A14においては図28に示した自動同調装置A10のテキストデータデコーダ回路10の代わりにチューナー回路2Aに接続された音声信号方式判別回路500が設けられている。
ここで、音声信号方式判別回路500は、図22を用いて説明した自動同調装置A8の音声処理装置60、あるいは図25を用いて説明した自動同調装置A9の音声復調回路70、VCO80、音声検波回路90からなる音声信号処理手段で構成されている。これらの詳細については説明済みであるので重複する説明は省略し、以後の説明においては音声信号方式判別回路500の出力を「音声方式の判別結果」と呼称する。また、ソーティングコントロール回路100においては、放送局情報(ステーションID)の代わりに音声方式を用いることになるので、本発明に係る第10の実施例で説明した自動同調装置A10における「ステーションID」を「音声方式」と読み替える。
次に図43および図44に示すフローチャートを用いて自動同調装置A14の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時に音声信号方式判別回路500から音声方式の判別結果を得る(ステップST5)。
音声方式の判別結果を周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST6)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST7)。
一方、ステップST3において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST8においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、メモリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予め設定したポジション番号に対応する音声方式を読み出し(ステップST9)、ポジション番号ポインタ110の示す音声方式を第1レジスタ130にロードする(ステップST10)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応する音声方式を読み出し、ステーション番号ポインタ120の示す音声方式を第2レジスタ140にロードし、比較部150において、第1および第2レジスタ130および140にロードされたそれぞれの音声方式の比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST11)。
ステップST11において、音声方式が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST12)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST13)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST14)。
一方、ステップST11において音声方式が一致していない場合にも、ステップST14の動作を行う。
ステップST14において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST15)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、全ての音声方式をソートしたか否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否かについてポジション番号ポインタ110において判定する(ステップST16)。
ステップST16において全ての音声方式がソートされたと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、全ての音声方式がソートされていない場合には、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST10以後の動作を行う(ステップST17)。
以上説明した自動同調回路A14は、ソーティングコントロール回路100と音声信号方式判別回路500を備え、ソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号には予め決められた音声方式の放送局が自動的に設定される。これは、国境周辺などで他国の異なる音声方式の放送局が混在する場合に、ユーザーに必要な放送局(例えば自国の放送局)を自動的に受信することができるという利点がある。
<第15の実施例>
図45に本発明に係る第15の実施例としてVTRの自動同調装置A15の構成を示す。図45において、図42を用いて説明した自動同調装置A14と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
図45において、メモリ6にはユーザーが設定を行うためのユーザー入力コントロール回路200が接続され、チューニングコントロール回路5とメモリ6およびソーティングコントロール回路100、ユーザー入力コントロール回路200を備えてシステムコントローラ7Eが構成されている。また、ユーザー入力コントロール回路200には、ユーザーが設定を入力するためのキー入力装置300が接続されている。ここで、ユーザー入力コントロール回路200とキー入力装置300の構成は第11の実施例で説明しているので重複する説明は省略する。また、ソーティングコントロール回路100およびユーザー入力コントロール回路200においては、放送局情報(ステーションID)の代わりに音声方式を用いることになるので、本発明に係る第11の実施例で説明した自動同調装置A11における「ステーションID」を「音声方式」と読み替える。
次に図46および図47に示すフローチャートを用いて自動同調装置A15の動作について説明する。まずユーザーがキー入力装置300によりポジション番号に対応させて音声方式を入力し、ソート順序を設定する(ステップST1)。
次に、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Eが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST2)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST3)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST4)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST5)。
また、同時に音声信号方式判別回路500から音声方式の判別結果を得る(ステップST6)。
音声方式の判別結果を周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST7)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST8)。
一方、ステップST4において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST9)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST3の動作を再び行い、ステップST3〜ST8までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST9においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、メモリ6内のソート基準メモリ61をアクティブにして、予め設定したポジション番号に対応する音声方式を読み出し(ステップST10)、ポジション番号ポインタ110の示す音声方式を第1レジスタ130にロードする(ステップST11)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応する音声方式を読み出し、ステーション番号ポインタ120の示す音声方式を第2レジスタ140にロードし、比較部150において、第1および第2レジスタ130および140にロードされたそれぞれの音声方式の比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST12)。
ステップST12において、音声方式が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST13)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST14)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST15)。
一方、ステップST12において音声方式が一致していない場合にも、ステップST15の動作を行う。
ステップST15において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST16)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、全ての音声方式をソートしたか否か、すなわちポジション番号が上限に達しているか否かについてポジション番号ポインタ110において判定する(ステップST17)。
ステップST17において全ての音声方式がソートされたと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、全ての音声方式がソートされていない場合には、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST11以後の動作を行う(ステップST18)。
以上説明した自動同調回路A15は、ソーティングコントロール回路100と音声信号方式判別回路500に加えてユーザー入力コントロール回路200を備えることで、ユーザーが望む放送局を、ユーザーが設定したソート順序に従ってソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号にはユーザーが望む音声方式が自動的に設定されることになる。これは、ユーザーがポジション番号と音声方式を設定しなければならないという点ではユーザーに負担をかけることになるが、国境周辺などで他国の異なる音声方式の放送局が混在する場合に、ユーザーに必要な放送局(例えば自国の放送局)のみを設定できるという利点がある。
<第16の実施例>
図48に本発明に係る第16の実施例としてVTRの自動同調装置A16の構成を示す。図48において、図28に示した自動同調装置A10と同一の構成については同一の符号を付し、重複する説明は省略する。自動同調装置A16においては図28に示した自動同調装置A10のテキストデータデコーダ回路10の代わりに映像品位判別回路600が設けられている。
ここで、映像品位判別回路600は、第3の実施例として図7を用いて説明した自動同調装置A3の映像品位検出回路30と同様の構成であり、映像信号S1の実信号のないブランキング部分のノイズ量に比例した映像品位データS7を出力する。なお、映像品位検出回路30の詳細については説明済みであるので重複する説明は省略し、以後の説明においては映像品位判別回路600の出力を「映像品位度の判別結果」と呼称する。また、ソーティングコントロール回路100においては、放送局情報(ステーションID)の代わりに映像品位度情報を用いることになるので、本発明に係る第10の実施例で説明した自動同調装置A10における「ステーションID」を「映像品位度」と読み替える。
次に図49および図50に示すフローチャートを用いて自動同調装置A16の動作について説明する。ユーザーから、オートチューニングのコマンドをシステムコントローラ7Dが受けると、メモリ6のメモリーのアドレスをステーション番号「0」に設定する(ステップST1)。
次にチューナー回路2Aに対してチューニングコントロール信号S3を送り、一定量だけチューニング周波数を上げる方向へ制御する(ステップST2)。この時、その周波数の信号を発信している放送局の有無を検知するため、AFT検出回路4の出力であるAFT信号S4と、映像信号処理回路3にて分離された信号の有無を示すSYNC信号S2とを、チューニングコントロール回路5に入力し、判別を行なう(ステップST3)。
この時点で、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていれば、チューニングコントロール回路5は放送局からの信号を受信できたと判断し、その時のチューニングデータをメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST4)。
また、同時に映像品位判別回路600から映像品位度の判別結果を得る(ステップST5)。
映像品位度の判別結果を周波数に関するデータと同様にメモリ6内のステーション番号「0」のアドレスに記憶する(ステップST6)。
続いて、次のチューニングデータを記憶するために、メモリ6のアドレスを1つインクリメントして、ステーション番号「1」として次のチューニング動作に入る(ステップST7)。
一方、ステップST3において、AFT信号S4とSYNC信号S2が共に与えられていない場合は、現在の周波数がチューニング周波数の上限に達しているか、すなわちチューニングが終了したか否かの判別を行う(ステップST8)。このときの周波数がチューニング周波数の上限に達していなければ、ステップST2の動作を再び行い、ステップST2〜ST7までの動作をチューニング周波数の上限に達するまで繰り返して行う。
ステップST8においてチューニング周波数の上限に達している場合には、ソーティングコントロール回路100のソーティング動作となる。まず、受信された各放送局の画面品位度を比較するための基準レベルを設定する。ここでは、映像品位度の検出し得る最大レベルを設定する(ステップST9)。
次に、メモリ6内のチューニングデータメモリ62をアクティブにして、ステーション番号に対応する映像品位度を読み出し、基準レベルとの比較を行い、判定部160において判定を行う(ステップST10)。
ステップST10において、映像品位度が一致した場合は、メモリ6内のソート結果メモリ63に、ポジション番号に対応させてステーション番号を記憶する(ステップST11)。
次に、ポジション番号ポインタ110においてポジション番号を1つインクリメントさせる(ステップST12)。
次に、現在のステーション番号が上限に達しているか否かについてステーション番号ポインタ120において判定する(ステップST13)。
一方、ステップST10において映像品位度が一致していない場合にも、ステップST13の動作を行う。
ステップST13において、現在のステーション番号が上限に達していない場合には、ステーション番号ポインタ120においてステーション番号を1つインクリメントさせ、再度ステップST10以後の動作を行う(ステップST14)。
一方、現在のステーション番号が上限に達している場合には、基準レベルが映像品位度の検出し得る最少レベルであるか否かについて判別する(ステップST15)。
ステップST15において、基準レベルが映像品位度の検出し得る最少レベルに達したと判定されるとソーティング動作を終了する。
一方、基準レベルが映像品位度の検出し得る最少レベルに達していない場合には、基準レベルをデクリメントして再度ステップST10以後の動作を行う(ステップST16)。
以上説明した自動同調回路A16は、ソーティングコントロール回路100と映像品位度判別回路600を備え、ソーティング動作を行うことにより、各ポジション番号には、映像品位度の高い放送局から順に自動的に設定されることになる。従って、同じ放送局が違う周波数で受信される場合などにおいて、映像品位の良好な放送局が優先的に記憶されるので、ユーザーはポジション番号の若い順に放送局を選択すれば、良好な放送を受信できるという利点がある。
なお、映像品位度が同レベルの放送局が複数受信された場合はレベル比較された順番、すなわち放送周波数の低い順番もしくは高い順番にポジション番号に設定される。
また、ステップST9において、最初に設定する基準レベルを最小レベルに設定しても良い。
また、以上説明した自動同調回路A16では、映像品位度によってソーティングの順序を決めているが、単なるノイズ検波器によって検出されたノイズ量によってソーティングを行ってもよい。
本発明に係る自動同調装置の第1の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第1の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第1の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第2の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第2の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第2の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第3の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第3の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第3の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例の動作の一例を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例の変形例の動作の一例を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第4の実施例の変形例の動作の一例を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第5の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第6の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第6の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第7の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第7の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第8の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第8の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第8の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第9の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第9の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第9の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第10の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第10の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第10の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第10の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第11の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第11の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第11の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第11の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第12の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第12の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第12の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第13の実施例の部分構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第13の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第13の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第14の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第14の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第14の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第15の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第15の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第15の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第16の実施例の構成を示す図である。 本発明に係る自動同調装置の第16の実施例の動作を説明するフローチャートである。 本発明に係る自動同調装置の第16の実施例の動作を説明するフローチャートである。 従来の自動同調装置の構成を示す図である。 従来の自動同調装置の動作を説明するフローチャートである。 従来の自動同調装置の動作を説明する図である。
符号の説明
40 キャラクタゼネレータ回路、SC 受像画面、60 音声処理装置、610〜640 電圧制御発振器、61 ソート基準メモリ、62 チューニングデータメモリ、63 ソート結果メモリ、キー入力装置。

Claims (4)

  1. 少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であって、
    前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号に含まれるランダムノイズを検出してノイズデータとして出力するノイズ検出手段を備え、
    前記同調制御手段を介して、前記ノイズデータを前記同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とする自動同調装置。
  2. 少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であって、
    前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の信号品位を検出し、信号品位データを出力する信号品位検出手段を備え、
    前記同調制御手段を介して、前記信号品位データを前記同調周波数に関するデータと共に前記記憶手段に記憶することを特徴とする自動同調装置。
  3. 少なくとも映像信号を含む放送電波から所定のチャネルを同調選択する同調手段と、該同調手段から出力される前記映像信号を受けて前記映像信号に含まれる同期信号を分離する映像信号処理手段と、前記同調手段からの受信信号により放送局の有無を検知するAFT検出手段と、映像信号処理手段からの前記同期信号および前記AFT検出手段からのAFT信号を受けて、前記同調手段の同調動作を制御する同調制御手段と、該同調制御手段に接続され、少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを記憶する記憶手段とを備える自動同調装置であって、
    前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の映像品位度を判別するとともに、判別結果を映像品位度情報として前記同調制御手段に与える映像品位度判別手段と、
    前記記憶手段に記憶された少なくとも前記同調手段の同調周波数に関するデータを含む記憶内容を、所定の法則に従って順に自動的に並べ替える、ソーティング制御手段とを備え、
    前記同調制御手段を介して、前記映像品位度情報を前記同調周波数に関するデータとともに前記記憶手段に記憶するとともに、
    前記映像品位度情報および対応する前記同調周波数に関するデータを、前記映像品位度の良好な順に自動的に並べ替えることを特徴とする自動同調装置。
  4. 前記映像品位度判別手段は、前記同調手段から出力される前記映像信号を受けて、前記映像信号の信号品位を検出する映像品位検出手段を有し、
    前記映像品位度情報は、判別結果として前記映像品位検出手段から出力される映像品位信号である請求項3記載の自動同調装置。
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