JP2004163644A - 三次元表示方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の奥行き標本化画像を奥行き方向にそれぞれ表示して三次元立体を表示する際に特異な三次元立体像が知覚可能な三次元表示方法を提供する。
【解決手段】表示対象物体を奥行き方向に標本化した2次元画像である複数の奥行き標本化画像を生成し、前記生成した複数の奥行き標本化画像を観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面にそれぞれ表示し、3次元立体像を表示する三次元表示方法において、前記複数の表示面に対して、前記標本化した際の奥行き位置の順番とは異なる順番で、前記奥行き標本化画像をそれぞれ表示する。例えば、前記複数の表示面にそれぞれ表示する前記奥行き標本化画像の順番は、前記標本化した際の順番の逆順である。
【選択図】 図1
【解決手段】表示対象物体を奥行き方向に標本化した2次元画像である複数の奥行き標本化画像を生成し、前記生成した複数の奥行き標本化画像を観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面にそれぞれ表示し、3次元立体像を表示する三次元表示方法において、前記複数の表示面に対して、前記標本化した際の奥行き位置の順番とは異なる順番で、前記奥行き標本化画像をそれぞれ表示する。例えば、前記複数の表示面にそれぞれ表示する前記奥行き標本化画像の順番は、前記標本化した際の順番の逆順である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元表示方法に係わり、特に、特異な三次元立体像を得ることが可能な三次元表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
三次元立体像を表示する装置として、例えば、図6に示す体積型方式が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
以下、この体積型方式の原理について説明する。
この体積型方式においては、図6(b)に示すように、三次元物体611を観察者から見て奥行き方向に標本化して二次元像(奥行き標本化画像)の集まり612とし、この二次元像の集まり612を、図6(a)に示す体積型三次元表示装置613を用いて、例えば、時分割で再び奥行き方向に配置して三次元の再現像614を再構成して、三次元立体像を表示する。
【0003】
前記体積型方式とは異なり、立体視の生理的要因間での矛盾を抑制し、かつ、眼鏡を用いないでカラー画像の三次元立体像が表示可能な三次元表示装置を、本発明者らは提案している(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
図7〜図10は、本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の原理を説明するための図である。
まず、図7に示すように、観察者100の前面に複数の表示面、例えば、表示面(101,102)(表示面101が表示面102より観察者100に近い)を設定し、これらの表示面(101,102)に複数の二次元像を表示するために、二次元表示装置と種々の光学素子を用いて光学系103を構築する。
次に、図8に示すように、観察者100に提示したい三次元物体104を、観察者100の両眼の視線方向から、前記の表示面(101,102)へ射影した像(以下、「2D化像」と呼ぶ)(105,106)を生成する。
この2D化像の生成方法としては、例えば、視線方向から物体104をカメラで撮影した二次元像を用いる方法、あるいは別の方向から撮影した複数枚の二次元像から合成する方法、あるいはコンピュータグラフィックによる合成技術やモデル化を用いる方法など種々の方法がある。
【0004】
図7に示すように、前記2D化像(105,106)を、各々表示面101と表示面102の双方に、観察者100の右眼と左眼とを結ぶ線上の一点から見て重なるように表示する。
これは、例えば、2D化像(105,106)の各々の中心位置や重心位置の配置と、各々の像の拡大・縮小を制御することで可能となる。
前記提案済みの三次元表示装置における重要な要点は、図7に示す構成を有する装置上で、2D化像(105,106)の各々の部位の輝度を、観察者100から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ、三次元物体104の各部位が有する奥行き位置に対応して変えることである。
その変え方の一実施の形態を、例えば、表示面を2面用いる場合を例として図9、図10を用いて以下に説明する。
図9が観察者100に近い表示面、例えば、表示面101に表示される2D化像の一例であり、図10が観察者100に遠い表示面、例えば、表示面102に表示される2D化像の一例である。
【0005】
例えば、三次元物体として、図9、図10に示したようなケーキを例に取ると、上に立てたロウソクを除き、ケーキ(三次元物体)の上面及び下面は、例えば、ほぼ平坦であり、かつその側面は、例えば、円柱状であり、ロウソクは、例えば、上面の円周近傍に配置する。
この場合の2D化像では、上面及び下面においては、上方の方が奥に位置し、かつ、その側面では真ん中が手前で端に行くに従って奥に位置し、さらに隠れている上方の真ん中は奥に位置することとなる。
この場合、上面及び下面における輝度変化は、観察者100に近い表示面、例えば、表示面101においては、図9に示すように、観察者100に近い部位(2D化像では、例えば下方)が輝度が高く、かつ遠い部位(2D化像では、例えば上方)が輝度が低くなるようにその奥行き位置に対応して徐々に変化させる。また、観察者に遠い表示面、例えば表示面102においては、図10に示すように、観察者に近い部位(2D化像では、例えば下方)が輝度が低く、かつ遠い部位(2D化像では、例えば上方)が輝度が高くなるようにその奥行き位置に対応して徐々に変化させる。
【0006】
次に、円柱部分の輝度変化もその奥行き位置に対応して、観察者100に近い表示面、例えば、表示面101においては、図9に示すように、観察者100に近い部位(例えば、真中付近)が輝度が高く、かつ遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が低くなるように徐々に変化させる。
また、観察者100に遠い表示面、例えば、表示面102においては、図10に示すように、観察者100に近い部位(例えば、真中付近)が輝度が低く、かつ遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が高くなるように徐々に変化させる。
このように表示することにより、観察者(人)100の生理的あるいは心理的要因あるいは錯覚により、表示しているのが二次元像であっても、観察者100にはあたかも上面、下面がほぼ平らな円柱状のケーキがあるように感じられる。
【0007】
なお、本願発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【特許文献1】
特許第3022558号公報
【特許文献2】
特願2000−124036号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した体積型方式では、二次元像の集まり612、即ち、複数の奥行き標本化画像を奥行き方向(観察者から見て奥行き方向)に配置(標本化した際の順番と同じ順番になるように配置)して、三次元立体像を表示する。
また、前記提案済みの三次元表示装置では、2D化像(105,106)を、観察者から見て奥行き方向に配置された表示面(101,102)に表示して、三次元立体像を表示する。
しかしながら、本発明者らは、前述した複数の奥行き標本化画像の表示順序(即ち、奥行き方向の配置順番)を、標本化した際の順番と異ならせることにより、あるいは、観察者から見て奥行き方向に配置された表示面(101,102)に表示される2D化像(105,106)の表示順序を異ならせることにより、特異な三次元立体像が得られることを見いだした。
本発明は、前記知見に基づき成されたものであり、本発明の目的は、複数の奥行き標本化画像を奥行き方向にそれぞれ表示して三次元立体を表示する際に特異な三次元立体像が知覚可能な三次元表示方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、観察者から見て奥行き方向に配置された複数の表示面にそれぞれ2D化像を表示して三次元立体を表示する際に特異な三次元立体像が知覚可能な三次元表示方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、表示対象物体を奥行き方向に標本化した2次元画像である複数の奥行き標本化画像を生成し、前記生成した複数の奥行き標本化画像を観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面にそれぞれ表示し、3次元立体像を表示する三次元表示方法において、前記標本化した際の奥行き位置の順番とは異なる順番で、前記奥行き標本化画像をそれぞれ表示することを特徴とする。本発明の好ましい実施の形態では、前記複数の表示面にそれぞれ表示する前記奥行き標本化画像の順番は、前記標本化した際の順番の逆順である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、前記観察者がその前後を絵柄により判断できる二次元像である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記複数の奥行き標本化画像を前記複数の表示面にそれぞれ表示する際に、前記観察者から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整する。
【0010】
また、本発明は、nを2以上の正の整数とするとき、観察者から見て異なった奥行き位置にある1番目からn番目の表示面に対して、表示対象物体を観察者の視線方向から射影したn個の二次元像を生成し、前記1番目からn番目の表示面に表示する第1番目から第n番目の二次元像として、前記生成したn個の二次元像であって、輝度あるいは透過度を前記各表示面毎に各々独立に変化させた二次元像を、前記1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示して三次元立体像を生成する三次元表示方法において、前記1番目からn番目の表示面に対して、前記第1番目から第n番目の順番とは異なる順番で前記二次元像をそれぞれ表示することを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態では、前記1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示する前記二次元像の順番は、第n番目から第1番目の順番である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、前記観察者がその前後を絵柄により判断できる二次元像である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記第1番目から第n番目の二次元像を前記n個の表示面にそれぞれ表示する際に、前記観察者から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
なお、本実施の形態では、像を配置する「表示面」という表現を用いるが、これは光学などで多用される像面などと同様な表現であり、かつこのような像面を実現する手段としては、例えば、レンズ、全反射鏡、部分反射鏡、曲鏡、プリズム、偏光素子、波長板などの種々の光学素子と、例えば、CRT(陰極線管)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、LED(Light Emission Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、FED(Field Emission Display)、DMD(Digital Mirror Display)、ELディスプレイ、プロジェクション型ディスプレイ、線描画型ディスプレイなどの二次元表示装置とを用いて、多くの光学的組み合わせ技術により、実現可能なことは明らかである。
【0012】
[実施の形態1]
本実施の形態は、前述の図6に示す体積型方式に本発明を適用した実施の形態である。
図1は、本発明の実施の形態1の三次元表示方法を説明するための図である。
同図において、101〜105は表示面、111〜115は、三次元物体を観察者100から見て奥行き方向に標本化した二次元像(以下、奥行き標本化画像という。)である。
ここで、奥行き標本化画像(111〜115)は、図6に示す二次元像の集まり612に相当する。
しかして、前述の図6に示す体積型方式では、この奥行き標本化画像(111〜115)を、例えば、時分割で再び奥行き方向に配置して三次元の再現像614を再構成して、三次元立体像を表示している。即ち、前述の図6に示す体積型方式では、奥行き標本化画像(111〜115)の奥行き位置の順序が、奥行き方向に標本化した際の順番と同じである。
【0013】
しかしながら、図1に示す奥行き標本化画像(111〜115)(ここでは、自動車)から分かるように、本実施の形態では、奥行き標本化画像(111〜115)の奥行き位置の順序を、奥行き方向に標本化した際の順番と異ならせることを特徴とする。
その具体例としては、例えば、図1に示すように、奥行き標本化画像(111〜115)の奥行き位置の順序を、奥行き方向に標本化した際の順番と逆順とする。
このように、表示することにより、表示面(101〜105)に表示される表示画像が静止画の場合には、静止画にもかかわらず、観察者100が動いたり装置を動かすと、表示画像が異様な感じで動いたように見える。
また、表示面(101〜105)に表示される表示画像が動画像の場合でも、観察者100の動きに応じて異様な感じで動いたように見える。
このように、本実施の形態の三次元表示方法によれば、特異な三次元立体像を得ることが可能であり、表示装置あるいは広告媒体などとして、アピール力を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態において、表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、観察者100がその前後を絵柄により判断できる二次元像であることが好ましい。
また、奥行き標本化画像(111〜115)は、各奥行き標本化画像(111〜115)を各表示面(101〜105)にそれぞれ表示する際に、観察者100から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整することが好ましい。
【0014】
[実施の形態2]
本実施の形態は、前述の図7〜図10に示す本発明者らによって提案済みの三次元表示装置に本発明を適用した実施の形態である。
以下、本実施の形態の三次元表示方法を、例えば、表示面を2面(例えば、図1の表示面101、102)用いる場合を例として以下に説明する。
前述した本発明者らによって提案済みの三次元表示装置では、図9に示す2D化像105が、図1の表示面101に表示され、図10に示す2D化像106が、図1の表示面102に表示される。
しかしながら、本実施の形態では、図10に示す2D化像106を、図1の表示面101に表示し、図9に示す2D化像105を、図1の表示面102に表示することを特徴とする。
本実施の形態においても、表示面(101,102)に表示される表示画像が静止画の場合には、静止画にもかかわらず、観察者100が動いたり装置を動かすと、表示画像が異様な感じで動いたように見える。
また、表示面(101,102)に表示される表示画像が動画像の場合でも、観察者100の動きに応じて異様な感じで動いたように見える。
このように、本実施の形態の三次元表示方法でも、特異な三次元立体像を得ることが可能であり、表示装置あるいは広告媒体などとして、アピール力を向上させることが可能となる。
【0015】
なお、本実施の形態において、表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、観察者100がその前後を絵柄により判断できる二次元像であることが好ましい。
また、2D化像(105,106)は、2D化像(105,106)を各表示面(101,102)にそれぞれ表示する際に、観察者100から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整することが好ましい。
なお、前述の説明では、表示面が2面の場合について説明したが、表示面は複数面あってもよい。
この場合、本発明者らによって提案済みの三次元表示装置では、nを2以上の正の整数とするとき、1番目からn番目の表示面に表示する第1番目から第n番目の二次元像として、例えば、図8に示す方法により生成したn個の二次元像であって、輝度あるいは透過度を各表示面毎に各々独立に変化させた二次元像を、1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示して三次元立体像を生成するものとすると、本実施の形態の三次元表示方法では、1番目からn番目の表示面に対して、第1番目から第n番目の順番とは異なる順番、例えば、第n番目から第1番目の順番で2D化像をそれぞれ表示すればよい。
【0016】
以下、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法について説明する。
図1に示すような表示面(101〜105)を設定する方法として、最も簡単な方法は、表示面として、例えば、奥行き標本化像(111〜115)、あるいは、2D化像(105,106)が印刷されたフィルム、またはプラスチック板などの表示板を用いる方法である。
この場合に、前述の実施の形態2の三次元表示方法では、2D化像(105,106)の輝度、あるいは透過度を、各表示面毎に独立に変化させて印刷する必要がある。
図2は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の一例を説明するための図である。
図2に示す方法は、観察者100の奥行き方向に、透明自発光型表示装置(例えば、ELディスプレイなど)を複数個配置したものである。
なお、図2では、5個の透明自発光型表示装置(201〜205)を配置した場合を図示している。なお、図2において、一番奥に配置される表示装置205は、透明自発光型表示装置でなく、一般の自発光型表示装置であってもよい。
【0017】
図3は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
図3に示す方法は、複数の二次元表示装置(141〜145)と、全反射鏡146(例えば、反射率/透過率=100/0)、部分反射鏡147(例えば、反射率/透過率=50/50)、148(例えば、反射率/透過率=33.3/66.7)、149(例えば、反射率/透過率=25/75)、150(例えば、反射率/透過率=20/80)を用いて、複数の二次元像を配置するための光学系を構成した例である。
各々の配置を変えることにより、二次元表示装置141の表示が全反射鏡146で反射して部分反射鏡(147〜150)を透過してできる像面151と、二次元表示装置(142〜145)の表示が各々部分反射鏡(147〜150)で反射して部分反射鏡と透過してできる像面(152〜155)を各々奥行き方向に異なる位置に配置することができる。
なお、二次元表示装置(141〜145)としては、例えば、CRT、液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、FEDディスプレイ、DMDディスプレイ、ELディスプレイ、プロジェクション型ディスプレイ、線描画型ディスプレイなどを用いる。
【0018】
図4は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
図4に示す方法は、複数のプロジェクタ型二次元表示装置(例えば、CRT型、LCD型、ILV型、DMD型など)(161〜165)と、散乱板(166〜170)を用いて、プロジェクタから散乱板に画像を投影することにより、複数の二次元像を配置するための光学系を構成した例である。
ここで、散乱板(166〜170)は、例えば、高分子分散型液晶素子、あるいはホログラフィック高分子分散型液晶素子、あるいは液晶とマルチレンズアレイの組合せ素子などのように散乱/透過、あるいは反射/透過を制御でき、またシャッタ(171〜175)は、例えば、ツイストネマティック液晶素子、あるいは強誘電液晶素子、あるいは機械的シャッタ素子などのように透過/遮断を制御できるものとする。
散乱板(166〜170)の奥行き位置を変えて配置し、これらの散乱板(166〜170)にプロジェクタ型二次元表示装置(161〜165)の各々のピント面を合わせて映像を投射し、かつ散乱板(166〜170)の散乱/透過のタイミングとシャッタ(171〜175)の透過/遮断のタイミングを合わせて駆動することにより、時分割で、散乱板(166〜170)上に形成される像面(171〜175)の奥行き位置を制御できる。
【0019】
図5は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
図5に示す方法は、可変焦点レンズ型三次元表示装置を使用する例である。
以下、奥行き標本化像(例えば、図1に示す101〜105)を表示する場合を例にとって、この可変焦点レンズ型三次元表示装置の動作を説明する。
奥行き標本化像を時分割で二次元表示装置601に表示し、同期装置607および駆動装置608により、二次元表示装置601に表示される二次元像と同期させて、可変焦点レンズ602の焦点距離を変化させる。
すると、光学の原理から、可変焦点レンズ602の焦点距離に対応して、二次元表示装置601に表示された奥行き標本化像612の像の結像位置が奥行き方向に変化する。
この変化を人の眼の残像時間以内に高速に行えば、残像効果により、観察者604から見て三次元像603が観察される。
なお、図5(a)は、二次元表示装置601を可変焦点レンズ602の焦点距離以内に配置し、虚像の三次元像603を表示する可変焦点レンズ型三次元表示装置を、また、図5(b)は、二次元表示装置601を可変焦点レンズ602の焦点距離より外に配置し、実像の三次元像603を表示する可変焦点レンズ型三次元表示装置を示している。
【0020】
前述実施の形態2の三次元表示方法に、この可変焦点レンズ型三次元表示装置を使用する場合は、二次元表示装置601に表示する二次元像として、前述の2D化像(例えば、図8の105,106)を表示すればよい。
なお、図2ないし図5に示す方法を、前述の実施の形態2の三次元表示方法に使用する場合には、各表示面に表示される2D化像の輝度は、各表示面毎にそれぞれ独立に設定されていることはいうまでもない。
なお、表示面の設定方法としては、前述した以外にも存在するが、その詳細については、前述の特許文献1、特許文献2を参照されたい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)本発明によれば、静止画にもかかわらず、観察者が動いたり装置を動かすと、表示画像が異様な感じで動いたように見える、あるいは、動画においても、観察者の動きに応じて異様な感じで動くという特異な三次元立体像を得ることが可能となる。
(2)本発明によれば、表示装置あるいは広告媒体などとして、アピール力を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の三次元表示方法を説明するための図である。
【図2】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
【図4】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
【図5】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
【図6】従来の体積型方式の三次元表示装置の概略構成を示す図である。
【図7】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の概略構成を示す図である。
【図8】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置において、各表示体に形成される2D化像の生成方法を説明するための図である。
【図9】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の前方の表示体に表示される2D化像の一例を示す図である。
【図10】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の後方の表示体に表示される2D化像の一例を示す図である。
【符号の説明】
101〜105,101,102…表示面、111〜115…奥行き標本化画像、100…観察者、103…光学系、104,611…三次元物体、105,106…2D化像、107…三次元立体像、141〜145,601…二次元表示装置、146…全反射鏡、147〜150…部分反射鏡、151〜155…像面、161〜165…プロジェクタ型二次元表示装置、166〜170…散乱板、171〜175…シャッタ、602…可変焦点装置、603…立体像、604…観察者の両眼球、606…二次元像、607…同期装置、608…駆動装置、606…液晶シャッタ眼鏡、612…奥行き標本化像の集まり、613…体積型三次元表示装置、614…三次元の再現像。
【発明の属する技術分野】
本発明は、三次元表示方法に係わり、特に、特異な三次元立体像を得ることが可能な三次元表示方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
三次元立体像を表示する装置として、例えば、図6に示す体積型方式が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
以下、この体積型方式の原理について説明する。
この体積型方式においては、図6(b)に示すように、三次元物体611を観察者から見て奥行き方向に標本化して二次元像(奥行き標本化画像)の集まり612とし、この二次元像の集まり612を、図6(a)に示す体積型三次元表示装置613を用いて、例えば、時分割で再び奥行き方向に配置して三次元の再現像614を再構成して、三次元立体像を表示する。
【0003】
前記体積型方式とは異なり、立体視の生理的要因間での矛盾を抑制し、かつ、眼鏡を用いないでカラー画像の三次元立体像が表示可能な三次元表示装置を、本発明者らは提案している(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
図7〜図10は、本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の原理を説明するための図である。
まず、図7に示すように、観察者100の前面に複数の表示面、例えば、表示面(101,102)(表示面101が表示面102より観察者100に近い)を設定し、これらの表示面(101,102)に複数の二次元像を表示するために、二次元表示装置と種々の光学素子を用いて光学系103を構築する。
次に、図8に示すように、観察者100に提示したい三次元物体104を、観察者100の両眼の視線方向から、前記の表示面(101,102)へ射影した像(以下、「2D化像」と呼ぶ)(105,106)を生成する。
この2D化像の生成方法としては、例えば、視線方向から物体104をカメラで撮影した二次元像を用いる方法、あるいは別の方向から撮影した複数枚の二次元像から合成する方法、あるいはコンピュータグラフィックによる合成技術やモデル化を用いる方法など種々の方法がある。
【0004】
図7に示すように、前記2D化像(105,106)を、各々表示面101と表示面102の双方に、観察者100の右眼と左眼とを結ぶ線上の一点から見て重なるように表示する。
これは、例えば、2D化像(105,106)の各々の中心位置や重心位置の配置と、各々の像の拡大・縮小を制御することで可能となる。
前記提案済みの三次元表示装置における重要な要点は、図7に示す構成を有する装置上で、2D化像(105,106)の各々の部位の輝度を、観察者100から見た総体的な輝度を一定に保ちつつ、三次元物体104の各部位が有する奥行き位置に対応して変えることである。
その変え方の一実施の形態を、例えば、表示面を2面用いる場合を例として図9、図10を用いて以下に説明する。
図9が観察者100に近い表示面、例えば、表示面101に表示される2D化像の一例であり、図10が観察者100に遠い表示面、例えば、表示面102に表示される2D化像の一例である。
【0005】
例えば、三次元物体として、図9、図10に示したようなケーキを例に取ると、上に立てたロウソクを除き、ケーキ(三次元物体)の上面及び下面は、例えば、ほぼ平坦であり、かつその側面は、例えば、円柱状であり、ロウソクは、例えば、上面の円周近傍に配置する。
この場合の2D化像では、上面及び下面においては、上方の方が奥に位置し、かつ、その側面では真ん中が手前で端に行くに従って奥に位置し、さらに隠れている上方の真ん中は奥に位置することとなる。
この場合、上面及び下面における輝度変化は、観察者100に近い表示面、例えば、表示面101においては、図9に示すように、観察者100に近い部位(2D化像では、例えば下方)が輝度が高く、かつ遠い部位(2D化像では、例えば上方)が輝度が低くなるようにその奥行き位置に対応して徐々に変化させる。また、観察者に遠い表示面、例えば表示面102においては、図10に示すように、観察者に近い部位(2D化像では、例えば下方)が輝度が低く、かつ遠い部位(2D化像では、例えば上方)が輝度が高くなるようにその奥行き位置に対応して徐々に変化させる。
【0006】
次に、円柱部分の輝度変化もその奥行き位置に対応して、観察者100に近い表示面、例えば、表示面101においては、図9に示すように、観察者100に近い部位(例えば、真中付近)が輝度が高く、かつ遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が低くなるように徐々に変化させる。
また、観察者100に遠い表示面、例えば、表示面102においては、図10に示すように、観察者100に近い部位(例えば、真中付近)が輝度が低く、かつ遠い部位(例えば、左右の端付近)が輝度が高くなるように徐々に変化させる。
このように表示することにより、観察者(人)100の生理的あるいは心理的要因あるいは錯覚により、表示しているのが二次元像であっても、観察者100にはあたかも上面、下面がほぼ平らな円柱状のケーキがあるように感じられる。
【0007】
なお、本願発明に関連する先行技術文献情報としては以下のものがある。
【特許文献1】
特許第3022558号公報
【特許文献2】
特願2000−124036号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前述した体積型方式では、二次元像の集まり612、即ち、複数の奥行き標本化画像を奥行き方向(観察者から見て奥行き方向)に配置(標本化した際の順番と同じ順番になるように配置)して、三次元立体像を表示する。
また、前記提案済みの三次元表示装置では、2D化像(105,106)を、観察者から見て奥行き方向に配置された表示面(101,102)に表示して、三次元立体像を表示する。
しかしながら、本発明者らは、前述した複数の奥行き標本化画像の表示順序(即ち、奥行き方向の配置順番)を、標本化した際の順番と異ならせることにより、あるいは、観察者から見て奥行き方向に配置された表示面(101,102)に表示される2D化像(105,106)の表示順序を異ならせることにより、特異な三次元立体像が得られることを見いだした。
本発明は、前記知見に基づき成されたものであり、本発明の目的は、複数の奥行き標本化画像を奥行き方向にそれぞれ表示して三次元立体を表示する際に特異な三次元立体像が知覚可能な三次元表示方法を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、観察者から見て奥行き方向に配置された複数の表示面にそれぞれ2D化像を表示して三次元立体を表示する際に特異な三次元立体像が知覚可能な三次元表示方法を提供することにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らかにする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本願において開示される発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下記の通りである。
即ち、本発明は、表示対象物体を奥行き方向に標本化した2次元画像である複数の奥行き標本化画像を生成し、前記生成した複数の奥行き標本化画像を観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面にそれぞれ表示し、3次元立体像を表示する三次元表示方法において、前記標本化した際の奥行き位置の順番とは異なる順番で、前記奥行き標本化画像をそれぞれ表示することを特徴とする。本発明の好ましい実施の形態では、前記複数の表示面にそれぞれ表示する前記奥行き標本化画像の順番は、前記標本化した際の順番の逆順である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、前記観察者がその前後を絵柄により判断できる二次元像である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記複数の奥行き標本化画像を前記複数の表示面にそれぞれ表示する際に、前記観察者から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整する。
【0010】
また、本発明は、nを2以上の正の整数とするとき、観察者から見て異なった奥行き位置にある1番目からn番目の表示面に対して、表示対象物体を観察者の視線方向から射影したn個の二次元像を生成し、前記1番目からn番目の表示面に表示する第1番目から第n番目の二次元像として、前記生成したn個の二次元像であって、輝度あるいは透過度を前記各表示面毎に各々独立に変化させた二次元像を、前記1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示して三次元立体像を生成する三次元表示方法において、前記1番目からn番目の表示面に対して、前記第1番目から第n番目の順番とは異なる順番で前記二次元像をそれぞれ表示することを特徴とする。
本発明の好ましい実施の形態では、前記1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示する前記二次元像の順番は、第n番目から第1番目の順番である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、前記観察者がその前後を絵柄により判断できる二次元像である。
本発明の好ましい実施の形態では、前記第1番目から第n番目の二次元像を前記n個の表示面にそれぞれ表示する際に、前記観察者から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整する。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
なお、実施の形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
なお、本実施の形態では、像を配置する「表示面」という表現を用いるが、これは光学などで多用される像面などと同様な表現であり、かつこのような像面を実現する手段としては、例えば、レンズ、全反射鏡、部分反射鏡、曲鏡、プリズム、偏光素子、波長板などの種々の光学素子と、例えば、CRT(陰極線管)ディスプレイ、液晶ディスプレイ、LED(Light Emission Diode)ディスプレイ、プラズマディスプレイ、FED(Field Emission Display)、DMD(Digital Mirror Display)、ELディスプレイ、プロジェクション型ディスプレイ、線描画型ディスプレイなどの二次元表示装置とを用いて、多くの光学的組み合わせ技術により、実現可能なことは明らかである。
【0012】
[実施の形態1]
本実施の形態は、前述の図6に示す体積型方式に本発明を適用した実施の形態である。
図1は、本発明の実施の形態1の三次元表示方法を説明するための図である。
同図において、101〜105は表示面、111〜115は、三次元物体を観察者100から見て奥行き方向に標本化した二次元像(以下、奥行き標本化画像という。)である。
ここで、奥行き標本化画像(111〜115)は、図6に示す二次元像の集まり612に相当する。
しかして、前述の図6に示す体積型方式では、この奥行き標本化画像(111〜115)を、例えば、時分割で再び奥行き方向に配置して三次元の再現像614を再構成して、三次元立体像を表示している。即ち、前述の図6に示す体積型方式では、奥行き標本化画像(111〜115)の奥行き位置の順序が、奥行き方向に標本化した際の順番と同じである。
【0013】
しかしながら、図1に示す奥行き標本化画像(111〜115)(ここでは、自動車)から分かるように、本実施の形態では、奥行き標本化画像(111〜115)の奥行き位置の順序を、奥行き方向に標本化した際の順番と異ならせることを特徴とする。
その具体例としては、例えば、図1に示すように、奥行き標本化画像(111〜115)の奥行き位置の順序を、奥行き方向に標本化した際の順番と逆順とする。
このように、表示することにより、表示面(101〜105)に表示される表示画像が静止画の場合には、静止画にもかかわらず、観察者100が動いたり装置を動かすと、表示画像が異様な感じで動いたように見える。
また、表示面(101〜105)に表示される表示画像が動画像の場合でも、観察者100の動きに応じて異様な感じで動いたように見える。
このように、本実施の形態の三次元表示方法によれば、特異な三次元立体像を得ることが可能であり、表示装置あるいは広告媒体などとして、アピール力を向上させることが可能となる。
なお、本実施の形態において、表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、観察者100がその前後を絵柄により判断できる二次元像であることが好ましい。
また、奥行き標本化画像(111〜115)は、各奥行き標本化画像(111〜115)を各表示面(101〜105)にそれぞれ表示する際に、観察者100から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整することが好ましい。
【0014】
[実施の形態2]
本実施の形態は、前述の図7〜図10に示す本発明者らによって提案済みの三次元表示装置に本発明を適用した実施の形態である。
以下、本実施の形態の三次元表示方法を、例えば、表示面を2面(例えば、図1の表示面101、102)用いる場合を例として以下に説明する。
前述した本発明者らによって提案済みの三次元表示装置では、図9に示す2D化像105が、図1の表示面101に表示され、図10に示す2D化像106が、図1の表示面102に表示される。
しかしながら、本実施の形態では、図10に示す2D化像106を、図1の表示面101に表示し、図9に示す2D化像105を、図1の表示面102に表示することを特徴とする。
本実施の形態においても、表示面(101,102)に表示される表示画像が静止画の場合には、静止画にもかかわらず、観察者100が動いたり装置を動かすと、表示画像が異様な感じで動いたように見える。
また、表示面(101,102)に表示される表示画像が動画像の場合でも、観察者100の動きに応じて異様な感じで動いたように見える。
このように、本実施の形態の三次元表示方法でも、特異な三次元立体像を得ることが可能であり、表示装置あるいは広告媒体などとして、アピール力を向上させることが可能となる。
【0015】
なお、本実施の形態において、表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、観察者100がその前後を絵柄により判断できる二次元像であることが好ましい。
また、2D化像(105,106)は、2D化像(105,106)を各表示面(101,102)にそれぞれ表示する際に、観察者100から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整することが好ましい。
なお、前述の説明では、表示面が2面の場合について説明したが、表示面は複数面あってもよい。
この場合、本発明者らによって提案済みの三次元表示装置では、nを2以上の正の整数とするとき、1番目からn番目の表示面に表示する第1番目から第n番目の二次元像として、例えば、図8に示す方法により生成したn個の二次元像であって、輝度あるいは透過度を各表示面毎に各々独立に変化させた二次元像を、1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示して三次元立体像を生成するものとすると、本実施の形態の三次元表示方法では、1番目からn番目の表示面に対して、第1番目から第n番目の順番とは異なる順番、例えば、第n番目から第1番目の順番で2D化像をそれぞれ表示すればよい。
【0016】
以下、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法について説明する。
図1に示すような表示面(101〜105)を設定する方法として、最も簡単な方法は、表示面として、例えば、奥行き標本化像(111〜115)、あるいは、2D化像(105,106)が印刷されたフィルム、またはプラスチック板などの表示板を用いる方法である。
この場合に、前述の実施の形態2の三次元表示方法では、2D化像(105,106)の輝度、あるいは透過度を、各表示面毎に独立に変化させて印刷する必要がある。
図2は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の一例を説明するための図である。
図2に示す方法は、観察者100の奥行き方向に、透明自発光型表示装置(例えば、ELディスプレイなど)を複数個配置したものである。
なお、図2では、5個の透明自発光型表示装置(201〜205)を配置した場合を図示している。なお、図2において、一番奥に配置される表示装置205は、透明自発光型表示装置でなく、一般の自発光型表示装置であってもよい。
【0017】
図3は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
図3に示す方法は、複数の二次元表示装置(141〜145)と、全反射鏡146(例えば、反射率/透過率=100/0)、部分反射鏡147(例えば、反射率/透過率=50/50)、148(例えば、反射率/透過率=33.3/66.7)、149(例えば、反射率/透過率=25/75)、150(例えば、反射率/透過率=20/80)を用いて、複数の二次元像を配置するための光学系を構成した例である。
各々の配置を変えることにより、二次元表示装置141の表示が全反射鏡146で反射して部分反射鏡(147〜150)を透過してできる像面151と、二次元表示装置(142〜145)の表示が各々部分反射鏡(147〜150)で反射して部分反射鏡と透過してできる像面(152〜155)を各々奥行き方向に異なる位置に配置することができる。
なお、二次元表示装置(141〜145)としては、例えば、CRT、液晶ディスプレイ、LEDディスプレイ、プラズマディスプレイ、FEDディスプレイ、DMDディスプレイ、ELディスプレイ、プロジェクション型ディスプレイ、線描画型ディスプレイなどを用いる。
【0018】
図4は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
図4に示す方法は、複数のプロジェクタ型二次元表示装置(例えば、CRT型、LCD型、ILV型、DMD型など)(161〜165)と、散乱板(166〜170)を用いて、プロジェクタから散乱板に画像を投影することにより、複数の二次元像を配置するための光学系を構成した例である。
ここで、散乱板(166〜170)は、例えば、高分子分散型液晶素子、あるいはホログラフィック高分子分散型液晶素子、あるいは液晶とマルチレンズアレイの組合せ素子などのように散乱/透過、あるいは反射/透過を制御でき、またシャッタ(171〜175)は、例えば、ツイストネマティック液晶素子、あるいは強誘電液晶素子、あるいは機械的シャッタ素子などのように透過/遮断を制御できるものとする。
散乱板(166〜170)の奥行き位置を変えて配置し、これらの散乱板(166〜170)にプロジェクタ型二次元表示装置(161〜165)の各々のピント面を合わせて映像を投射し、かつ散乱板(166〜170)の散乱/透過のタイミングとシャッタ(171〜175)の透過/遮断のタイミングを合わせて駆動することにより、時分割で、散乱板(166〜170)上に形成される像面(171〜175)の奥行き位置を制御できる。
【0019】
図5は、本実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
図5に示す方法は、可変焦点レンズ型三次元表示装置を使用する例である。
以下、奥行き標本化像(例えば、図1に示す101〜105)を表示する場合を例にとって、この可変焦点レンズ型三次元表示装置の動作を説明する。
奥行き標本化像を時分割で二次元表示装置601に表示し、同期装置607および駆動装置608により、二次元表示装置601に表示される二次元像と同期させて、可変焦点レンズ602の焦点距離を変化させる。
すると、光学の原理から、可変焦点レンズ602の焦点距離に対応して、二次元表示装置601に表示された奥行き標本化像612の像の結像位置が奥行き方向に変化する。
この変化を人の眼の残像時間以内に高速に行えば、残像効果により、観察者604から見て三次元像603が観察される。
なお、図5(a)は、二次元表示装置601を可変焦点レンズ602の焦点距離以内に配置し、虚像の三次元像603を表示する可変焦点レンズ型三次元表示装置を、また、図5(b)は、二次元表示装置601を可変焦点レンズ602の焦点距離より外に配置し、実像の三次元像603を表示する可変焦点レンズ型三次元表示装置を示している。
【0020】
前述実施の形態2の三次元表示方法に、この可変焦点レンズ型三次元表示装置を使用する場合は、二次元表示装置601に表示する二次元像として、前述の2D化像(例えば、図8の105,106)を表示すればよい。
なお、図2ないし図5に示す方法を、前述の実施の形態2の三次元表示方法に使用する場合には、各表示面に表示される2D化像の輝度は、各表示面毎にそれぞれ独立に設定されていることはいうまでもない。
なお、表示面の設定方法としては、前述した以外にも存在するが、その詳細については、前述の特許文献1、特許文献2を参照されたい。
以上、本発明者によってなされた発明を、前記実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可能であることは勿論である。
【0021】
【発明の効果】
本願において開示される発明のうち代表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである。
(1)本発明によれば、静止画にもかかわらず、観察者が動いたり装置を動かすと、表示画像が異様な感じで動いたように見える、あるいは、動画においても、観察者の動きに応じて異様な感じで動くという特異な三次元立体像を得ることが可能となる。
(2)本発明によれば、表示装置あるいは広告媒体などとして、アピール力を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の三次元表示方法を説明するための図である。
【図2】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の一例を説明するための図である。
【図3】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
【図4】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
【図5】本発明の各実施の形態の三次元表示における、各表示面の設定方法の他の例を説明するための図である。
【図6】従来の体積型方式の三次元表示装置の概略構成を示す図である。
【図7】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の概略構成を示す図である。
【図8】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置において、各表示体に形成される2D化像の生成方法を説明するための図である。
【図9】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の前方の表示体に表示される2D化像の一例を示す図である。
【図10】本発明者らによって提案済みの三次元表示装置の後方の表示体に表示される2D化像の一例を示す図である。
【符号の説明】
101〜105,101,102…表示面、111〜115…奥行き標本化画像、100…観察者、103…光学系、104,611…三次元物体、105,106…2D化像、107…三次元立体像、141〜145,601…二次元表示装置、146…全反射鏡、147〜150…部分反射鏡、151〜155…像面、161〜165…プロジェクタ型二次元表示装置、166〜170…散乱板、171〜175…シャッタ、602…可変焦点装置、603…立体像、604…観察者の両眼球、606…二次元像、607…同期装置、608…駆動装置、606…液晶シャッタ眼鏡、612…奥行き標本化像の集まり、613…体積型三次元表示装置、614…三次元の再現像。
Claims (8)
- 表示対象物体を奥行き方向に標本化した2次元画像である複数の奥行き標本化画像を生成し、
前記生成した複数の奥行き標本化画像を観察者から見て異なった奥行き位置にある複数の表示面にそれぞれ表示し、三次元立体像を表示する三次元表示方法において、
前記複数の表示面に対して、前記標本化した際の奥行き位置の順番とは異なる順番で、前記奥行き標本化画像をそれぞれ表示することを特徴とする三次元表示方法。 - 前記複数の表示面にそれぞれ表示する前記奥行き標本化画像の順番は、前記標本化した際の順番の逆順であることを特徴とする請求項1に記載の三次元表示方法。
- 前記表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、前記観察者がその前後を絵柄により判断できる二次元像であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の三次元表示方法。
- 前記複数の奥行き標本化画像を前記複数の表示面にそれぞれ表示する際に、前記観察者から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の三次元表示方法。
- nを2以上の正の整数とするとき、観察者から見て異なった奥行き位置にある1番目からn番目の表示面に対して、表示対象物体を観察者の視線方向から射影したn個の二次元像を生成し、
前記1番目からn番目の表示面に表示する第1番目から第n番目の二次元像として、前記生成したn個の二次元像であって、輝度あるいは透過度を前記各表示面毎に各々独立に変化させた二次元像を、前記1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示して三次元立体像を生成する三次元表示方法において、
前記1番目からn番目の表示面に対して、前記第1番目から第n番目の順番とは異なる順番で前記二次元像をそれぞれ表示することを特徴とする三次元表示方法。 - 前記1番目からn番目の表示面にそれぞれ表示する前記二次元像の順番は、第n番目から第1番目の順番であることを特徴とする請求項5に記載の三次元表示方法。
- 前記表示対象物体としては、これを二次元面に射影した二次元像を単独で表示した際に、前記観察者がその前後を絵柄により判断できる二次元像であることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の三次元表示方法。
- 前記第1番目から第n番目の二次元像を前記n個の表示面にそれぞれ表示する際に、前記観察者から見て全ての画像が重なるように、上下・左右位置並びに倍率を調整することを特徴とする請求項5ないし請求項7のいずれか1項に記載の三次元表示方法。
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Cited By (7)
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